JP2024060465A - シート給送装置、検査システム、及び画像形成システム - Google Patents

シート給送装置、検査システム、及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】欠陥の検査結果となったシートが発生した場合における作業工程の短縮化を図ること。【解決手段】シート給送装置は、シートにおける欠陥を検査する検査部にシートを給送する給送部と、給送部によるシートの給送を制御する制御部と、を備え、制御部は、給送部により、シートを検査部に給送した後、当該シートが検査部を通過する前に次のシートを給送する第1モード(S48~S50)と、給送部により、シートを検査部に給送した後、検査部による検査結果が欠陥ではない場合に次のシートを検査部に給送し、検査部による検査結果が欠陥である場合にシートの給送を停止する第2モード(S42~S46)と、を実行可能である。【選択図】図16

Description

本発明は、シートの欠陥を検査する検査部にシートを給送するシート給送装置、検査システム、及び画像形成システムに関する。
例えばプリンタ等の画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、画像形成装置で画像が形成されたシートの画像を読取って、画像抜け、ページ抜け、色ずれ、汚れ等の欠陥を検査する検査部を備えたものがある(特許文献1参照)。この特許文献1のものは、欠陥が検出された場合に、欠陥が検出されなかった正常のシートの排出先と異なる排出先に欠陥のシートを排出し、正常のシートに欠陥のシートが混入することを防いでいる。これにより、ユーザは容易に欠陥のシートだけを廃棄することができる。なお、このように画像形成を行いつつ検査を行うことをインライン検品という。
ところで、上記のような検査を行う検査部を備えると、コストが高くなるという問題がある。そのため、複数の画像形成システム(複数の印刷ライン)を備える設備にあっては、検査部を備えた画像形成システムと、検査部を備えていない画像形成システムとを配設することがある。このような場合に備え、検査部を備えた画像形成システムにおいて、検査部と画像形成装置との間にあるインサータから、画像形成済のシートを検査部に給送して検査を行うことも提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2のものも、欠陥が検出された場合に、欠陥が検出されなかった正常のシートの排出先と異なる排出先に欠陥のシートを排出し、正常のシートに欠陥のシートが混入することを防いでいる。なお、このように画像形成を行わずに検査を行うことをオフライン検品という。
特開2004-20650号公報 特開2020-189699号公報
ところで、上記のようなオフライン検品において、シートに欠陥が検出され、かつ後続のシートが正常のシートである場合に、後続のシートを正常なシートの排出先に排出すると、欠陥のシートが抜けてページ順に積載されないという問題がある。そのため、後続のシートも欠陥のシートと同じ排出先に排出することも考えられるが、そのシートを正常であるか欠陥であるか目視で判別することが難しいこともあり、それらのシートを全て再印刷して、インサータに再セットする必要が生じる。そのため、再印刷やインサータへの再セットのシート枚数が増えて、作業工程の短縮化の妨げとなっていた。
そこで本発明は、欠陥の検査結果となったシートが発生した場合における作業工程の短縮化を図ることが可能なシート給送装置、検査システム、及び画像形成システムを提供することを目的とするものである。
本発明の一態様は、シートの画像を検査する検査部にシートを給送する給送部を備え、前記給送部により、シートを前記検査部に給送した後、当該シートが前記検査部を通過する前に次のシートを給送する第1モードと、前記給送部により、シートを前記検査部に給送した後、前記検査部による検査結果が欠陥ではない場合に次のシートを前記検査部に給送し、前記検査部による検査結果が欠陥である場合にシートの給送を停止する第2モードと、を実行可能である、ことを特徴とするシート給送装置である。
本発明は、欠陥の検査結果となったシートが発生した場合における作業工程の短縮化を図ることができる。
本実施の形態に係る画像形成システムを示す模式断面図である。 本実施の形態に係る画像形成システム及び外部機器の制御系を示すブロック図である。 検品装置において正解画像を登録開始する前の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において正解画像を登録開始する際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において正解画像の読み取り中の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において正解画像の読み取りが完了した際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品スキップエリアを設定する際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品設定を行う際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において排紙先の設定を行う際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品結果を表示する際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品の判定結果がOKである際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品の判定結果がNGである際の表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態における画像登録の制御を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るオフライン検品の制御を示すフローチャートである。 (a)は欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。(b)は正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。 連続給紙モード及び検品確定給紙モードを含むオフライン検品の給紙の制御を示すフローチャートである。 検品装置において給紙モードを設定する際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品確定給紙モードで検品の判定結果がNGである際の表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[画像形成システム及び外部機器の接続環境]
まず、画像形成システム及び外部機器の接続環境について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施の形態に係る画像形成システムを示す模式断面図である。図2は本実施の形態に係る画像形成システム及び外部機器の制御系を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成システム101は、画像形成装置107、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、及びフィニッシャ111を備え、これらがシートの搬送方向として上流から下流に順に接続されている。また、画像形成システム101のうちの画像形成装置107を除いた部分、即ち、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、及びフィニッシャ111によってシートの欠陥を検査する検査システム112を構成している。また、インサータ110がシート給送装置を構成している。
さらに、画像形成システム101には、図2に示すように、外部コントローラ102が内部LAN105及びビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。さらに、外部コントローラ102には、外部LAN104を介してクライアントPC103が通信可能に接続されており、クライアントPC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。
なお、外部コントローラは、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。また、画像形成装置は、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。
上記クライアントPC103には、印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うオペレータは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、オペレータからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。この印刷データには、印刷動作に必要な情報や、印刷物の属性を示す情報などが含まれている。例えば、印刷物のサイズ、印刷に使用するシートの材質、印刷順序、などの情報である。外部コントローラ102は、クライアントPC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成システム101に対して印刷データを投入し印刷指示を行う。
[画像形成システム]
ここで、画像形成システム101の各装置の構成について図1を用いて説明する。
(画像形成装置)
画像形成システム101における画像形成装置107は、シートに印刷する画像を形成する印刷装置である。画像形成装置107は、第2給送部としての給紙デッキ301,302を有しており、各給紙デッキ301,302には、画像形成が可能な各種シートを積載して収容しておくことが可能である。各給紙デッキ301,302からは、図示を省略したシート給送部により、積載されたシートの最上位のシートを一枚ずつに分離し、シート搬送パス303へ給送(給紙)することが可能である。
また、画像形成装置107は、給紙デッキ301,302からシート搬送パス303に給送されて搬送されるシートに画像を形成する画像形成部107Aを有している。画像形成部107Aには、現像ステーション304,305,306,307、中間転写ベルト308、二次転写部309、第1定着ユニット311、第2定着ユニット313等が備えられている。
現像ステーション304~307は、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。即ち、画像データに応じて変調された、レーザ光などの光線をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射し、このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像される。ここで形成されたトナー像は中間転写ベルト308に一次転写される。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、中間転写ベルト308上にフルカラー画像が形成される。
中間転写ベルト308は図中の時計回りに回転し、二次転写部309でシート搬送パス303から搬送されてきたシートにトナー像を転写する。第1定着ユニット311は、加圧ローラ及び加熱ローラを備え、それらローラの間をトナー像が転写されたシートを通過させることで、トナー像をシートに溶融・圧着し、つまりシートにトナー像を定着する。第1定着ユニット311を抜けたシートは、シート搬送パス312を通ってシート排出パス315に搬送される。
また、シートの種類によって定着のためにさらに溶融・圧着が必要な場合は、第1定着ユニット311を通過した後のシートをシート搬送パス314を使って第2定着ユニット313に搬送する。第2定着ユニット313で追加の溶融・圧着が施されたシートは、シート搬送パス314を通ってシート排出パス315に搬送される。また、画像形成モードが両面印刷である場合は、シート反転パス316にシートを搬送し、シート反転パス316から反転して両面搬送パス317にシートを搬送し、二次転写部309で第一面とは反対の第二面にトナー像の転写が行われる。以降は同様にシートにトナー像の定着が行われ、トナー像が定着されたシートは、シート排出パス315に搬送される。なお、ディスプレイ225は、画像形成装置107における印刷状況や設定のための情報を表示する。
(インサータ)
画像形成装置107のシート排出パス315を通過したシートは、インサータ110へ搬送される。インサータ110でインサート動作を行わない場合、シートは搬送パス342を経由してそのまま下流の検品装置108へと搬送される。インサータ110でインサート動作が行われる場合、給送部或いは第1給送部としてのインサートトレイ341に積載されたシートの最上位のシートを、図示を省略したシート給送部により一枚ずつに分離して給送する。即ち、インサータ110は、画像形成部107Aを介さずにシートをシート搬送パス343に給送する。この際、インサートされるシートが、画像形成装置107で画像形成されて搬送されてくる複数のシートのうちの所望のシート間に挿入される。即ち、成果物において所望のシート順序(頁順)になるよう、インサートするシートの搬送と画像形成装置107から搬送されるシートとの搬送タイミングが調節される。なお、ここでは画像形成装置107から搬送されてくる複数のシートの間にインサートするシートを挿入する場合を説明しており、オフライン検品における検品するシートの搬送については後述する。
(検品装置)
インサータ110を通過したシートは検品装置108へ搬送される。検品装置108内には、シート搬送パス323を挟んで対向配置されたCISユニット321、322を有する検査部108Aが備えられている。カメラ321はシートの上面を、カメラ322はシートの下面を読み取るためのカメラである。検品装置108は、シート搬送パス323に搬送されたシートが所定に位置に到達したタイミングで、カメラ321、322を用いてシートの画像を読み取る。そして、予め登録された正解画像と比較することで、成果物が正常であるか異常であるか(欠陥でないか欠陥であるか)を判断する検品を行い、つまり欠陥を検査する。設定部としての表示部236には検査部108Aによって行われた検品結果などが表示される。この表示部236は、例えばタッチパネル等で構成され、詳しくは後述するように、連続給紙モードと検品確定給紙モードとを選択する設定(操作)が可能な表示画面が表示される。なお、本実施の形態では、シートを撮像するものとしてカメラを用いたものを説明しているが、これに限らず、単にCCDやCMOSなどの光学センサでもよく、また、CISユニット等であってもよい。また、検品動作を行わない場合、シートは検品装置108内を通過するのみである。なお、インライン検品やオフライン検品を実施する場合の動作詳細については後述する。
(大容量スタッカ)
検品装置108を通過したシートは大容量スタッカ109へ搬送される。大容量スタッカ109は大容量のシートを積載することが可能であり、シートを積載するスタックトレイ331を有する。また、大容量スタッカ109は、シフトソートのフィニッシング機能も有している。検品装置108を通過したシートは、シート搬送パス332を通して大容量スタッカ109に搬送されてくる。シートはシート搬送パス332からシート搬送パス333を経由して、スタックトレイ331のリフトテーブル339に積載される。シート束が積載されていない状態ではリフトテーブル339は図示する上側の位置にある。シート束の積載が進むとシート束の高さ分、リフトテーブル339は下降し、常に積載するシート束の上端が一定の高さになるように制御される。シート束の積載が完了するか満積載になった場合には、リフトテーブル339はイジェクトテーブル338の位置まで下降する。リフトテーブル339とイジェクトテーブル338はシート束を支持するバーが互い違いの位置に存在するように構成されている。そのためリフトテーブル339が下降してイジェクトテーブル338より低い位置に到達した時点で、シート束はイジェクトテーブル338に積み替えられた状態となる。
さらに大容量スタッカ109は、排紙トレイとしてスタックトレイ331と異なる位置に配置されたエスケープトレイ334を有する。エスケープトレイ334は、後述する検査画像の検品設定と検査モードの設定から検査部108Aが欠陥シートと判定した場合に、シートを排出するために使用される排紙トレイである。エスケープトレイ334に出力する場合は、シート搬送パス332からシート搬送パス335を経由してエスケープトレイ334へシートが搬送されて排出される。なお、大容量スタッカ109の後段のフィニッシャ111へシートを搬送する場合には、シート搬送パス336を経由してシートが搬送される。
また、反転部337はシートを反転するために設けられいる。反転部337は、シートをスタックトレイ331に積載する場合に使用される。即ち、検品装置108から搬送されたシートの向きとスタックトレイ331に積載されるシートの向きが同じとなるように、スタックトレイ331にシートを積載する場合には反転部337で一度シートを反転させる。また、エスケープトレイ334やフィニッシャ111にシートを排出する場合には、基本的に反転部337での反転動作は行わず、そのままシートを排出する。なお、本明細書において「排出」とは、装置の外部に排出されるものではなく、シート搬送パス(シートの搬送路)からトレイ等に積載され、搬送が終了することを言うものとする。
(フィニッシャ)
フィニッシャ111は、シートに対してステイプル処理を行う処理装置であり、第1排紙トレイ354と第2排紙トレイ355と処理部としてのステイプルユニット353とを有する。大容量スタッカ109を通過したシートは、シート搬送パス350を通して、フィニッシャ111に受け渡される。そして、そのシートは、シート搬送パス351とシート搬送パス352に分岐し、ステイプルユニット353によりステイプル処理を実施された後、第1排紙トレイ354又は第2排紙トレイ355に排出される。ステイプルユニット353は、シートが排出される排出先に応じて上下に移動して綴じ動作を行う。なお、本実施の形態においては、第1排紙トレイ354と第2排紙トレイ355との一方が、フィニッシャ111により処理されたシートが排出される第1排出部を構成する。また、第1排紙トレイ354と第2排紙トレイ355との他方が、第1排出部と異なる位置に配置され、検査部108Aによる検査結果が欠陥である場合に、検査部108Aを通過したシートが排出される第2排出部を構成する。
[画像形成システム及び外部機器の制御系]
続いて、画像形成システムの制御系の構成、及びそれに接続される外部機器の制御系の構成について図2を用いて説明する。
(画像形成装置の制御系)
まず、画像形成システム101の画像形成装置107の制御系の構成について説明する。画像形成装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225を有している。さらに画像形成装置107は、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230を備えている。それぞれの構成要素はシステムバス231を介して接続されている。
通信I/F217は、通信ケーブル254を介して、検品装置108、大容量スタッカ109、及びインサータ110と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。また、システムの電源投入時には初期通信を行い、どんな機器が接続されているか判定し、各装置へと機器接続構成を通達する。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。また、ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。
HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、オペレータからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225には、画像処理装置の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。
レーザ露光部227は、現像ステーション304~307において、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う制御を実行する。レーザ露光部227は、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行う。次にレーザドライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射させる。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部228は、現像ステーション304~307において、シートに対してトナーを転写する制御を実行し、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等を制御して、感光ドラム上のトナーをシートに転写させる。現像ユニットにおいては、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーをシートに転写する二次転写が行われる。
定着部229は、第1定着ユニット311と第2定着ユニット313とにおいて、シート上のトナーを熱と圧力でシートに溶解固着する制御を実行し、加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等を制御する。給紙部230は、給紙デッキ301,302において、シートを給紙する制御を実行し、ローラや各種センサによりシートの給紙動作、搬送動作を制御する。
(インサータの制御系)
続いて、画像形成システム101のインサータ110の制御系の構成について説明する。インサータ110は、通信I/F245、CPU246、メモリ247、インサート給紙部248を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス250を介して接続されている。通信I/F245は、通信ケーブル254を介して画像形成装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。インサート給紙部248は、インサートトレイ341に積載されたシートを給送する制御を実行し、ローラや各種センサによるシートの給送動作や搬送動作を制御する。CPU246は、メモリ247に格納された制御プログラムと、画像形成装置107との通信内容に応じて、インサート給紙部248を制御する。
(検品装置の制御系)
次に、画像形成システム101の検品装置108の制御系の構成について説明する。検品装置108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、画像読取部235、表示部236、操作部237、搬送制御部238を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス239を介して接続されている。通信I/F232は、通信ケーブル254を介して画像形成装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、検品に必要な各種制御を行う。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。検査部108Aの一部を構成する画像読取部235は、CPU233の指示に基づき、搬送されたシート上の画像を読み取る。CPU233は、画像読取部235によって読み取られた画像と、メモリ234に保存された正解画像と比較し、印刷された画像或いはシートの形状(欠損、コバ、カール等)が正常かどうか(欠陥か否か)を判断する。表示部236は、検品結果や設定画面などを表示する。操作部237は、オペレータによって操作され、検品装置108の設定変更や正解画像の登録などの指示を受け付ける。また、インサータ110から検品装置108に受け渡されたシートは、例えば搬送ローラ等を駆動するモータを制御するドライバ等で構成される搬送制御部238の制御により搬送され、検品装置108から大容量スタッカ109へと受け渡される。
なお、本実施の形態においては、制御部としてのCPU233は、詳しくは後述する図13に示す画像登録の制御を実行可能であり、また、詳しくは後述する図14に示す検品処理の制御を実行可能である。なお、制御部としてのCPU233は、上述した図16に示す連続給紙モード(第1モード)及び検品確定給紙モード(第2モード)を含むオフライン検品の給紙の制御を実行しても構わない。この場合、検品装置108とインサータ110との動作を統合的に制御可能である。
(大容量スタッカの制御系)
ついで、画像形成システム101の大容量スタッカ109の制御系の構成について説明する。大容量スタッカ109は、通信I/F240、CPU241、メモリ242、排紙制御部243を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス244を介して接続されている。通信I/F240は、通信ケーブル254を介して画像形成装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU241は、メモリ242に格納された制御プログラムに応じて、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ242は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部243は、CPU241からの指示に基づき(検品装置108のCPU233の制御による指令に基づき)、搬送されたシートを、スタックトレイ331、エスケープトレイ334、フィニッシャ111の何れかに搬送する制御を行う。
(フィニッシャの制御系)
次に、画像形成システム101のフィニッシャ111の制御系の構成について説明する。フィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙制御部252、処理制御部253で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス256を介して接続される。通信I/F249は、通信ケーブル254を介して、検品装置108と接続され、搬送された用紙に対するステイプル処理の有無や用紙の排紙先など制御に必要な通信が行われる。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、排紙と後処理に必要な各種制御を行う。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部252は、CPU250からの指示に基づき、搬送された用紙を第1排紙トレイ354と第2排紙トレイ355との何れかに選択的に排紙する制御を行う。処理制御部253は、CPU250からの指示に基づき、搬送された用紙に対するステイプル処理などの後処理を行う。
(外部コントローラの制御系)
次に、外部コントローラ102の制御系の構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を通して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてクライアントPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置107への印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD210には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置107と接続され、印刷指示などの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置107と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
(クライアントPCの制御系)
最後に、クライアントPC103の制御系の構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206を有しており、これらがシステムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204は、クライアントPC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
以上の制御系の構成において、外部コントローラ102と画像形成システム101とは、内部LAN105とビデオケーブル106とで接続されているものを説明した。しかし、これに限らず、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみの接続構成でもよい。また、メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ242、メモリ247は、それぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればどのようなものでも構わない。例えば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
[オフライン検品の表示画面及び動作]
ついで、画像形成システム101(検査システム112)によるオフライン検品の実行時において、検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例と、その際の画像形成システム101の動作について、図3乃至図12を用いて説明する。なお、図3乃至図12に示す表示画面の一例は、検品装置108のCPU233の指令に基づき表示される。検品装置108は予め設定された検査項目に従い、送られてきたシート画像を検査する。シート画像の検査は予め設定された正解画像と送られてきたシート画像とを比較して行われる。画像の比較方法には、画像位置ごとの画素値を比較する方法や、エッジ検出による物体の位置の比較、OCR(Optical Character Recognition)による文字データの抽出などによる方法がある。検査項目には、印刷位置のずれ、画像の色合い、画像の濃度、スジやカスレ、印刷抜けなどがある。
図3は検品装置108の起動時に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例であって、正解画像を登録開始する前の表示画面の一例を示す図である。表示エリア361には、正解画像が登録されていないので検品を開始するには正解画像の登録が必要である旨が表示されている。正解画像が登録済みの場合は、検品開始可能である旨が表示される。表示エリア362には、登録済みの正解画像が表示される。図3では正解画像が未登録のため、未登録である旨が表示されている。表示ボタン363は、正解画像の登録画面を呼び出すためのボタンである。正解画像は検品装置108で読み取る画像と比較対象とする画像であり、予め目視や検品装置108により正常に印刷された印刷シートを読み取った画像が使用される。表示ボタン364は、検品の設定画面を呼び出すためのボタンである。ユーザの検品目的に応じて検品の項目や検品の精度(正解画像との差異がどの程度で欠陥画像と判断するか)を設定する。表示ボタン365は、検品を行ったシートの排紙先を設定するためのボタンである。表示ボタン366は、検品結果の確認画面を呼び出すためのボタンである。過去の検品内容や検品結果を確認することができる。表示ボタン367は、検品の開始を指示するためのボタンである。検品を開始すると、検品装置108は、送られてきたシート画像の検査を開始する。
図4は正解画像を登録開始する際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図4の表示画面は、図3の表示ボタン363が選択操作された際に表示される。表示エリア401は検品を行う印刷ジョブの1部あたりの用紙枚数を設定するための設定部である。検品装置108には、1部あたり2枚以上のジョブである場合には、複数枚の画像を正解画像として登録することができる。表示エリア402は、検品を行う面を設定するための設定部である。検品装置108が行う検査を両面にするか、表面のみにするか、裏目のみにするかを選択的に設定することができる。なお、印刷面が片面だけの場合であっても、印刷されていない面にゴミがついていないことを検査するために、両面の検査を行うよう設定する場合もある。表示ボタン403は、正解画像の登録を指示するためのボタンである。表示ボタン403を押した後に、検品装置108は流れてきたシートの画像を読み取り、正解画像として登録する。
図5は正解画像の読み取り中に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図5の表示画面は図4の表示ボタン403を押した際に表示される。表示エリア401で設定された枚数の読み取りが完了するまでは、この画面が表示される。表示ボタン501は、正解画像の読み取り中止を指示するためのボタンである。表示ボタン501が押された場合には、正解画像の登録を行わずに図3の表示画面に戻る。
図6は正解画像の読み取りが完了した後に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。表示エリア601には検品装置108で読み取ったシートの画像が表示され、複数枚ある場合には表示エリア602の切り替えボタンで表示する画像を切り替えことができる。また、表と裏の両面の検品を行う場合には表示エリア603の切り替えボタンで表裏を切り替えることができる。表示ボタン604は検品スキップエリアの設定を指示するためのボタンである。ここでは、バリアブル印刷(Variable Data Printing)などの、1部ごとに特定エリアの内容を変える印刷の場合などのために、検品を行わないエリアを設定することができる。バリアブル印刷の例としては、部ごとに異なるIDを印刷する場合や、住所や名前のみを部ごとに変えるような場合がある。表示ボタン605は表示エリア601の読み取り画像の確認後に、正解画像の登録を指示するためのボタンである。表示ボタン605が押された場合には、検品装置108は正解画像の登録を行い、図3の表示画面に戻る。表示ボタン606は読み取りをキャンセルする場合のボタンである。表示ボタン606が押された場合には、検品装置108は正解画像の登録を行わずに、図3の表示画面に戻る。
図7は表示ボタン604が押された後に検品装置108の表示部236に表示される検品スキップエリアを設定する際の表示画面の一例である。表示エリア701は検品スキップエリアを示すための領域である。表示エリア702の位置設定部で表示エリア701の位置を変更することや、表示エリア703の大きさ設定部で表示エリア701の大きさを変更することができる。表示ボタン704は検品スキップエリアの設定を登録するためのボタンである。表示ボタン704が押された場合には検品装置108は検品スキップエリアを登録し、図6の表示画面に戻る。表示ボタン705は検品スキップエリアを登録し、さらに別の検品スキップエリアを登録するためのボタンである。検品装置108には、複数の検品スキップエリアを登録することができる。表示ボタン706は検品スキップエリアの設定をキャンセルさせる為のボタンである。表示ボタン706が押された場合には検品装置108は検品スキップエリアを登録せずに図6の表示画面に戻る。
図8は検品設定を行う際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図8の表示画面は、図3の表示ボタン364が押された際に表示される。表示エリア801は検品レベルを設定するための設定部である。ここでは検品の精度を変更することができる。検品装置108は、検品精度のレベルが高いほど、正解画像と読み取り画像のわずかな違いでも欠陥画像と判断する。表示エリア802は検品種別を設定するための設定部である。ユーザの検品目的に応じて検品の項目を設定することが可能である。図8の例では、位置、色合い、スジ、抜けは検品の対象とするが、濃度は検品の対象外とすることを示す。表示ボタン803は検品の設定を確定させるためのボタンである。表示ボタン803が押された場合には検品装置108は検品設定を登録し図3の表示画面に戻る。
図9は検品を行ったシートの排紙先を設定する際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図9の表示画面は、図3の表示ボタン365が押された際に表示される。表示エリア901には検品装置108に接続されている排紙先が表示される。表示アリア902は検品の結果欠陥なしと判断されたシートの排紙先を設定する領域である。ここでは、欠陥なしと判断されたシートの排紙先として、大容量スタッカ109のスタックトレイ331、フィニッシャ111の第1排紙トレイ354、又は第2排紙トレイ355(図1参照)を選択できるようになっている。表示エリア903は検品の結果欠陥があると判断されたシートの排紙先を設定する領域である。ここでは、欠陥ありと判断されたシートの排紙先として、大容量スタッカ109のエスケープトレイ346、フィニッシャ111の第1排紙トレイ354、又は第2排紙トレイ355(図1参照)を選択できるようになっている。図9の例では、正常シートの排紙先に大容量スタッカ109のスタックトレイ331、欠陥シートの排紙先に大容量スタッカ109のエスケープトレイ334を選択したことを示す。表示ボタン904が押された場合、検品装置108は排紙先を登録し図3の表示画面に戻る。
図10は検品結果を表示する際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図10の表示画面は、図3の表示ボタン366が押された際に表示される。表示エリア1001には検品を行ったジョブ全体の属性や、検品結果が表示される。表示エリア1002は、検品結果を表示するジョブの選択画面である。図10の例では履歴が保存されている9個のジョブのうち、1つ目のジョブ(1ジョブ目)の検品結果が表示されている。表示エリア1002の左右のボタンを操作することによって、表示するジョブを切り替えることができる。表示ボタン1003は検品結果の確認が完了したことを指示するボタンである。表示ボタン1003が押された場合には、図3の表示画面に戻る。
図11は検品開始後にあって検品の判定結果がOKである際の検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図11の表示画面は、図3の表示ボタン367が押された際に表示される。表示エリア1101には、検品装置108が最後に読み取った印刷シートの画像が表示される。表示エリア1102には、表示エリア1101の読み取り画像と正解画像を比較した判定結果が表示される。図11の例では、正常画像と判定されたため、判定結果がOKと表示されている。表示ボタン1103は検品の終了を指示するためのボタンである。表示ボタン1103が押された場合には、検品装置108は検品処理を終了し、図3の表示画面に戻る。表示ボタン1104はジョブ全体の検品結果の確認画面の表示を指示するためのボタンである。表示ボタン1104が押された場合には、図10の検品結果が表示される。
図12は例えば最後に読み取った画像が欠陥画像であり、検品結果がNGである際の検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。表示エリア1101の読み取り画像と正解画像を比較した結果欠陥画像と判定されたため、表示エリア1102には判定結果がNGと表示され、NGと判定した要因や位置が表示されている。図12の例では、スジ1205が検出されたため、欠陥画像と判断されたことが示されている。
なお、検品装置108は、スジ以外にも、シート印字位置検査、シート重複検査、シート抜け検査、色ずれ検査、色味検査、読み取った画像とオリジナルデータのフル画像比較検査など、様々な検査が可能である。しかしながら、本発明はこれらの検査内容に限定されるものではないため、その説明を省略する。
[画像登録の制御]
次に、検品装置108により検査する画像の登録を行う制御について、図13を用いて説明する。図13は本実施の形態における画像登録の制御を示すフローチャートである。なお、図13の制御は検品装置108のCPU233により演算処理されるものである。
例えばユーザが検品装置108の表示部236に表示されている正解画像の登録開始を行う表示ボタン403(図4参照)を押下すると、まず、CPU233は、画像登録枚数(i)をクリアする(S1)。次に、CPU233は、正解画像の登録画面(図4参照)で登録された1部あたりの用紙枚数(P)を取得し(S2)、さらに、画像登録を行う面を取得する(S3)。次に、CPU233は通信ケーブル254を介して、インサータ110に給紙を指示し(S4)、インサータ110より受け渡されたシートが搬送され、カメラ321,322の位置まで到達するまで待機する(S5のNO)。
そして、シートがカメラ321,322の位置まで到達したと判断すると(S5のYES)、CPU233は、画像登録面が両面か否かを判断する(S6)。画像登録面が両面の場合(S6のYES)、カメラ321とカメラ322とによりシートの両面の画像データを取得する(S8)。一方、画像登録面が表面のみの場合(S6のNO、S7のYES)、カメラ321により表面の画像データを取得する(S9)。画像登録面が裏面のみの場合(S6のNO、S7のNO)、カメラ322により裏面の画像データを取得する(S10)。
このように搬送されてきたシートに対する画像データの取得を完了すると、CPU233はメモリ234に画像データを保存する(S11)。画像データをメモリ234に保存した後、CPU233は、画像登録枚数iに1加算し(S12)、画像登録枚数iが1部あたりの用紙枚数P以上になったか否かを判断する(S13)。画像登録枚数iが1部あたりの用紙枚数P未満の場合(S13のNO)、ステップS4に戻り、同様にして、次の画像データを取得する。そして、画像登録枚数iが1部あたりの用紙枚数P以上になると(S13のYES)、以上で画像登録の制御を終了する。
[オフライン検品の制御]
続いて、画像形成システム101(検査システム112)におけるオフライン検品の制御について、図14を用いて説明する。図14は本実施の形態に係るオフライン検品の制御を示すフローチャートである。なお、図14の制御も検品装置108のCPU233により演算処理されるものである。また、図14のフローチャートは、検品装置108のCPU233が1枚のシートに対してオフライン検品の処理を実施するためのフローチャートである。そのため、複数枚連続してオフライン検品の処理を実施する場合は、次の紙が無くなるまで本フローチャートの処理を繰り返し実施するものである。
例えばオフライン検品の制御を開始すると、まず、CPU233は、排紙先の設定画面(図9参照)で登録された排紙先の情報を取得する(S21)。次に、CPU233は、通信ケーブル254を介して、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111に対して、シートの搬送を指示する(S22)。すると、インサータ110のインサートトレイ341から給送されたシートが検品装置108のカメラ321、カメラ322の位置に到達するまで待機する(S23のNO)。インサータ110から給送されたシートが検品装置108の検査部108Aのカメラ321、カメラ322の位置に到達すると(S23のYES)、CPU233は実質的な検品処理を開始する。即ち、搬送されたシートの画像を読み取り(S24)、読み取った画像と上述のように登録された正解画像(登録画像)との比較を行う(S25)。これにより、搬送されてきたシートに対する画像の検品処理が行われる。
その後、CPU233は画像の検査結果に基づき、搬送中のシートに欠陥があるか否かの判断を行う(S26)。搬送中のシートが欠陥シートではないと判断された場合(S26のNO)、ステップS21において取得した(操作部で指定された)正常のシートの排出先の情報を参照する。そして、指定された排紙先にシートを排出するように大容量スタッカ109とフィニッシャ111に指令し(S32)、1枚のシートに対するオフライン検品の処理を終了する。
一方、ステップS26において、検品装置108の検査部108Aによる画像検査の結果、欠陥のシートであると判断された場合(S26のYES)、CPU233は、ステップS21において取得した欠陥のシートの排出先の情報を参照する。続いて、排出先が大容量スタッカ109であるか否かを判断する(S27)。排出先が大容量スタッカ109であると判断した場合(S27のYES)、CPU233は通信ケーブル254を介して、大容量スタッカ109に対し、シートをエスケープトレイ334に排紙するように指令する(S28)。これにより、1枚のシートに対するオフライン検品の処理を終了する。
また、排出先が大容量スタッカ109ではないと判断した場合(S27のNO)、CPU233は、排出先がフィニッシャ111の第1排紙トレイ354であるか否か判断する(S29)。排出先が第1排紙トレイ354であると判断された場合(S29のYES)、CPU233は通信ケーブル254を介して、フィニッシャ111に対し、欠陥のシートを第1排紙トレイ354に排出するように指令する(S30)。これにより、1枚のシートに対するオフライン検品の処理を終了する。また、排出先が第1排紙トレイ354ではないと判断した場合(S29のNO)、CPU233は、通信ケーブル254を介して、フィニッシャ111に対し、欠陥のシートを第2排紙トレイ355に排出するように指令する(S31)。これにより1枚のシートに対するオフライン検品の処理を終了する。
[インライン検品について]
なお、図14のフローチャートの説明では、オフライン検品を行う場合の制御を説明した。しかし、本実施の形態における画像形成システムでは、画像形成装置107によりシートに画像を形成し、そのシートを検品する、第2検査モードとしてのインライン検品も実行可能である。このインライン検品の場合は、オフライン検品におけるインサータ110からのシートの給送に代えて、画像形成装置107からインサータ110を通過させる形で検品装置108に検品するシートが搬送されてくる。その後の検品処理や排出先へのシートの搬送は、上記オフライン検品と同様であるので、その説明は省略する。
[連続給紙モードで欠陥のシートを検出した場合の問題点]
次に、オフライン検品において、連続給紙モードを実行し、欠陥のシートを検出した場合のパージ動作における問題点について、図15を用いて説明する。図15(a)は欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。図15(b)は正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。なお、パージ動作とは、各シートに対して検品装置で画像検査を行い、欠陥のシートを検出すると、正常のシートとは異なる排紙先に欠陥のシートを排出する動作である。また、図15の動作例は、正常のシートの排出先を大容量スタッカ109のスタックトレイ331に、欠陥のシートの排出先を大容量スタッカ109のエスケープトレイ334に設定した場合の動作を示している。そして、この動作例では、5枚で1部を構成する複数のシートを所定の間隔で連続的に給紙するモード(以下、「連続給紙モード」という)で、オフライン検品する場合を説明する。
図15(a)に示すように、1枚目から3枚目までのシート1~シート3が正常のシートと判定されており、大容量スタッカ109のスタックトレイ331に排出されている。ここで、4枚目のシート4が欠陥のシートと判断されると、シート4を大容量スタッカ109のエスケープトレイ334に排出することを判断する。このとき、5枚目のシート5が正常のシートである場合、シート5をシート3に続けてスタックトレイ331に排出してしまうと、シートの並び順(ページ順序)が変わってしまう。従って、スタックトレイ331に排出されるシートの並び順を変えないために、既に給送を開始しているシート5は検品動作を行わずに、エスケープトレイ334に排出することを判断する。このため、図15(b)に示すように、大容量スタッカ109のスタックトレイ331には、シート1~シート3が積載され、シート4及びシート5が抜けた状態でオフライン検品のジョブが停止する。
このように連続給紙モードで欠陥のシートが検出されると、欠陥のシートと既に給紙が開始されていた未検品のシートがエスケープトレイ334に排紙される。従って、ユーザは、エスケープトレイ334に排紙されたシートから、欠陥のシートと未検品のシートとを仕分けする作業が必要になる。また、未検品のシートを再度検品するために検品装置108に再搬送させると、コバ傷やカール等が発生する可能性が上がり、つまりシートがダメージを受ける可能性がある。そこで、本実施の形態では、以下に説明する検品確定給紙モードを設けるものである。
[オフライン検品の給紙の制御]
ついで、上述したオフライン検品における給紙の制御について図16乃至図18を用いて説明する。図16は連続給紙モード及び検品確定給紙モードを含むオフライン検品の給紙の制御を示すフローチャートである。図17は検品装置において給紙モードを設定する際の表示画面の一例を示す図である。図18は検品装置において検品確定給紙モードで検品の判定結果がNGである際の表示画面の一例を示す図である。
図17の表示画面は、図3の検品開始の表示ボタン367が選択された際に表示される。欠陥のシートと未検品のシートが同じ排紙トレイに排紙されても構わない場合で、検品動作を停止させたくない場合などに連続給紙の表示ボタン1701を選択する。これにより、第1モードとしての連続給紙モードが選択される。この連続給紙モードでは、一定の間隔でシートが連続的に給紙され、つまりシートを検品装置108に給送した後、当該シートが検品装置108を通過する前に次のシートを給送することになる。例えば、連続給紙モードを選択するパターンとして、1部が1枚で構成されるジョブで、ページ順序を考慮しなくて良い場合が想定される。
それに対し、欠陥のシートのみを正常のシートとは別の排出先に排紙させたい場合に検品確定給紙の表示ボタン1702を選択する。これにより、第2モードとしての検品確定給紙モードが選択される。この検品確定給紙モードでは、インサータ110が検品装置108にシートを給紙して、その検査結果が出るまで次のシートの給紙を行わない。具体的には、インサータ110によりシートを検品装置108に給送した後、検査部108Aによる検査結果が欠陥ではない場合に次のシートを検品装置108に給送し、検査部108Aによる検査結果が欠陥である場合にシートの給送を停止する。例えば、検品確定給紙モードを選択するパターンとしては、1部N枚で構成されるジョブで、ページの順序を考慮する場合が想定される。
以上のように表示ボタン1703が選択されて操作されると、検品装置108は給紙モードを登録し、図10の検品結果の表示画面が表示されるようになる。本実施の形態では、このようにユーザが手動で検品時の給紙モードを設定することが可能となっている。
続いて、図16のフローチャートを用いて、連続給紙モード及び検品確定給紙モードを含む給紙の制御について、検品装置108のCPU233の動作を説明する。なお、図16において、ステップS48~S50が第1モードとしての連続給紙モードを構成し、ステップS42~S47が第2モードとしての検品確定給紙モードを構成している。
検品装置108のCPU233は、給紙の制御を開始すると、まず、検品確定給紙モードが選択された(ONされた)か否かを判断する(S41)。ここで、連続給紙モードが選択された場合(S41のNO)、検品装置108のCPU233は、通信ケーブル254を介して、インサータ110にシートを連続給紙するよう指示し(S48)、搬送されてきたシートに対し検品処理を行う(S49)。なお、検品処理については図14のフローチャートで説明したので、ここでの説明は省略する。次に、検品装置108のCPU233は、検品処理したシートが最終紙か否かを判断し(S50)、最終紙でない場合(S50のNO)は、ステップS49に戻って、次のシートに対して検品処理を行う(S49)。そして、シートが最終紙であることを判定し(S50のYES)、つまり全てのシートに対して検品処理を実施すると、以上で給紙の制御を終了する。
一方、検品確定給紙モードが選択された場合(S41のYES)、検品装置108のCPU233は、通信ケーブル254を介して、インサータ110にシートを1枚給紙するよう指示する(S42)。そして、搬送されてきたシートに対し検品処理を行う(S43、図14のS21~S32)。検品処理の結果、欠陥があると判断した場合は(S44のYES)、検品装置108のCPU233は、例えば図18に示す表示画面により、表示部236にシートに欠陥があったことを表示して、ユーザに欠陥のシートを通知する(S45)。これにより、ユーザは、欠陥ありと判断されたページの再印刷を行い、インサータ110にセットした後、図18に示す用紙再セット完了の表示ボタン1801を押すことになる。即ち、検品装置108のCPU233は、ユーザによって用紙再セット完了の表示ボタン1801が押下されるまで待機し(S46のNO)、用紙再セット完了の表示ボタン1801が押下されると(S46のYES)、ステップS47に進む。
また、上記ステップS44において欠陥がないと判断された場合(S44のNO)、又は、ステップS46でユーザにより用紙再セット完了の表示ボタン1801が押下されたと判断した場合(S46のYES)、ステップS47へ進む。ステップS47に進むと、検品装置108のCPU233は、検品処理したシートが最終紙か否かを判断する(S47)。シートが最終紙でない場合(S47のNO)は、ステップS42に戻り、次のシートを給紙し、検品処理を実施する。これのように、ステップS42からS47を繰り返し、全てのシートに対して検品処理を実施し、全てのシートに対して欠陥がない状態となって、シートが最終紙であることを判定すると(S47のYES)、以上で給紙の制御を終了する。
以上説明したように、本実施の形態においては、オフライン検品の給紙の制御に検品確定給紙モードを設け、前のシートの検品の判断後に、次のシートの給紙を開始することを可能とした。これにより、連続給紙モードのように、未検品のシートを欠陥のシートと同じ排出先に排出することが防がれ、欠陥のシートのみを正常のシートとは別の排出先に排紙することが可能となる。従って、ユーザは、欠陥のシートとして排紙された複数のシートの中から、欠陥シートと未検品シートとを仕分け作業が不要になる。また、検品のためのシート搬送回数は、何れのシートであっても、1枚につき1回となるので、シートにダメージを与えることも軽減することができる。
[他の実施の形態の可能性]
なお、以上説明した本実施の形態においては、検品確定給紙モードと連続給紙モードとをユーザが手動で選択して切り替える例を説明した。しかしながら、自動で検品確定給紙モードと連続給紙モードとを判断して実行するように構成することも考えられる。例えば、フィニッシャ111でステイプルの実行が設定されている場合には検品確定給紙モード、ステイプルの実行が設定されていない場合には連続給紙モード、というように制御部が判断して選択するものでもよい。つまり、検品装置108よりもシート搬送方向の下流において、処理装置で処理を実行する場合には検品確定給紙モード、処理装置で処理を実行しない場合には連続給紙モード、というように制御部が判断して選択するものでもよい。特に処理としてステイプルや製本処理が指定されている場合は、1部がN枚で構成されるジョブであると判断できる。従って、後処理でステイプル又は製本処理のような複数枚のシートに対する処理が指定されている場合は検品確定給紙モードで動作させるということが考えられる。これにより、ページ順序を守る必要があるジョブにおいて、未検品のシートが処理を施す排出先とは異なる排出先に排出されてしまうことを防ぐことができる。
また、本実施の形態においては、クライアントPC103、外部コントローラ102、画像形成装置107、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111のそれぞれの装置に制御部(CPU)を備えたものを説明した。即ち、これらの制御部が各制御を同時進行的に行うものであり、特にオフライン検品(検品処理、給紙)に関する制御については、検品装置108の制御部としてのCPU233が主体的に制御するものとして説明した。しかしながら、これに限らず、何れかの1つの制御部が全ての装置を制御したり、或いは2以上の制御部が複数の装置の何れかを横断的に制御したりするものであっても構わない。換言すると、それぞれの装置の中には、制御部を備えていない装置があっても構わない。要するに、本実施の形態で説明したオフライン検品の制御を同様に実行できれば、何れの制御部が何れの装置を制御するものであっても構わない。また特に、シート給送装置としてのインサータ110が検品装置108に対してシートの給送を行うものとして考えた場合、そのインサータ110の制御部(CPU246)が図16に示す給紙の制御を実行するものであっても構わない。
また、本実施の形態においては、欠陥が検出されなかったシートをスタックトレイ331に排出し、欠陥が検出されたシートをエスケープトレイ334に排出するものを説明した。また、欠陥が検出されなかったシートを第1排紙トレイ354と第2排紙トレイ355との一方に排出し、欠陥が検出されたシートをそれらの他方に排出するものも説明した。しかしながら、これに限らず、例えばオフライン検品で欠陥となったシートとインライン検品で欠陥となったシートと正常のシートとの排出先を3箇所のうちの何れかにする等しても構わない。
また、本実施の形態においては、欠陥が検出されなかったシートと欠陥が検出されたシートとを異なる排出先に排出するものを説明した。しかしながら、これに限らず、例えば検品確定給紙モードでは1枚ずつしか排出されないため、同じ排出先であっても最上位のシートが欠陥のシートとなる。従って、同じ排出先を用いてユーザに最上位のシートを取り除くように促すようなものであっても構わない。
また、本実施の形態においては、インサータ110と検品装置108と大容量スタッカ109とフィニッシャ111とを備えたもので検査システム112を構成する場合について説明した。しかしながら、これに限らず、検品システムとしては、例えば大容量ストッカとフィニッシャとの一方だけを備えるものでもよく、さらには、これら装置のうちの2以上の部分が一体的に1つの装置として構成されていてもよい。
また、本実施の形態においては、処理部としてステイプルユニット353を備えた処理装置としてフィニッシャを一例として説明した。しかしながら、これに限らず、画像形成システムは、例えば製本処理を行う処理部を備えた製本装置など、どのような処理装置を備えていても構わない。
[本実施の形態のまとめ]
(構成1)
シートの画像を検査する検査部にシートを給送する給送部を備え、
前記給送部により、シートを前記検査部に給送した後、当該シートが前記検査部を通過する前に次のシートを給送する第1モードと、
前記給送部により、シートを前記検査部に給送した後、前記検査部による検査結果が欠陥ではない場合に次のシートを前記検査部に給送し、前記検査部による検査結果が欠陥である場合にシートの給送を停止する第2モードと、を実行可能である、
ことを特徴とするシート給送装置。
(構成2)
構成1に記載のシート給送装置と、
前記検査部と、
前記第1モードと前記第2モードとを実行可能な制御部と、を備えた、
ことを特徴とする検査システム。
(構成3)
前記第1モードと前記第2モードとを選択する設定が可能な設定部を備えた、
ことを特徴とする構成2に記載の検査システム。
(構成4)
前記検査部による検査結果が欠陥ではないシートを受け入れて処理を施す処理部を備え、
前記制御部は、
前記処理部による処理の実行が設定されていない場合に前記第1モードを選択し、
前記処理部による処理の実行が設定されている場合に前記第2モードを選択する、
ことを特徴とする構成2又は3に記載の検査システム。
(構成5)
前記処理部により処理されたシートが排出される第1排出部と、
前記第1排出部と異なる位置に配置され、前記検査部による検査結果が欠陥である場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第2排出部と、を備えた、
ことを特徴とする構成4に記載の検査システム。
(構成6)
前記検査部は、シートの画像を読み取り、読み取った画像に基づきシートにおける欠陥を検査する、
ことを特徴とする構成2乃至5の何れか1つに記載の検査システム。
(構成7)
前記給送部は、第1給送部であり、
構成2乃至6の何れか1つに記載の検査システムと、
前記第1給送部と異なる位置に配置され、シートを給送する第2給送部と、
前記第2給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備え、
前記検査部は、前記画像形成部から搬送されたシートの画像と、前記画像形成部を介さずに前記第1給送部から搬送されたシートの画像と、を検査可能であり、
前記第1給送部から前記検査部にシートを給送して検査を行う第1検査モードと、
前記第2給送部から前記画像形成部にシートを給送して画像を形成し、前記検査部に画像を形成したシートを給送して検査を行う第2検査モードと、を実行可能である、
ことを特徴とする画像形成システム。
101…画像形成システム/107…画像形成部/108A…検査部/110…インサータ(シート給送装置)/112…検査システム/233…CPU(制御部)/236…表示部(設定部)/301,302…給紙デッキ(第2給送部)/341…インサートトレイ(給送部、第1給送部)/353…ステイプルユニット(処理部)/354…第1排紙トレイ(第1排出部又は第2排出部)/355…第2排紙トレイ(第2排出部又は第1排出部)

Claims (7)

  1. シートの画像を検査する検査部にシートを給送する給送部を備え、
    前記給送部により、シートを前記検査部に給送した後、当該シートが前記検査部を通過する前に次のシートを給送する第1モードと、
    前記給送部により、シートを前記検査部に給送した後、前記検査部による検査結果が欠陥ではない場合に次のシートを前記検査部に給送し、前記検査部による検査結果が欠陥である場合にシートの給送を停止する第2モードと、を実行可能である、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 請求項1に記載のシート給送装置と、
    前記検査部と、
    前記第1モードと前記第2モードとを実行可能な制御部と、を備えた、
    ことを特徴とする検査システム。
  3. 前記第1モードと前記第2モードとを選択する設定が可能な設定部を備えた、
    ことを特徴とする請求項2に記載の検査システム。
  4. 前記検査部による検査結果が欠陥ではないシートを受け入れて処理を施す処理部を備え、
    前記制御部は、
    前記処理部による処理の実行が設定されていない場合に前記第1モードを選択し、
    前記処理部による処理の実行が設定されている場合に前記第2モードを選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の検査システム。
  5. 前記処理部により処理されたシートが排出される第1排出部と、
    前記第1排出部と異なる位置に配置され、前記検査部による検査結果が欠陥である場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第2排出部と、を備えた、
    ことを特徴とする請求項4に記載の検査システム。
  6. 前記検査部は、シートの画像を読み取り、読み取った画像に基づきシートにおける画像の欠陥を検査する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の検査システム。
  7. 前記給送部は、第1給送部であり、
    請求項2乃至6の何れか1項に記載の検査システムと、
    前記第1給送部と異なる位置に配置され、シートを給送する第2給送部と、
    前記第2給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備え、
    前記検査部は、前記画像形成部から搬送されたシートの画像と、前記画像形成部を介さずに前記第1給送部から搬送されたシートの画像と、を検査可能であり、
    前記第1給送部から前記検査部にシートを給送して検査を行う第1検査モードと、
    前記第2給送部から前記画像形成部にシートを給送して画像を形成し、前記検査部に画像を形成したシートを給送して検査を行う第2検査モードと、を実行可能である、
    ことを特徴とする画像形成システム。
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