JP2024060466A - 画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検品の作業時間の短縮化を図ること。【解決手段】画像形成システムは、第1給送部から画像形成部にシートを給送して画像を形成する第1モードと、第2給送部から検査部にシートを給送して検査を行う第2モードと、を実行可能な制御部を備える。制御部は、第1モードの実行中に第2モードの実行が指示された場合(S22のYes、S23のYes)、画像形成部における画像形成動作が中断されている間に(S25のYes)、第1モードを中断して第2モードを実行し(S26)、画像形成部における画像形成動作が再開された際に(S27のYes)第2モードを中断して第1モードを再開する(S30)。【選択図】図19

Description

本発明は、シートの欠陥を検査する検査部を備えた画像形成システムに関する。
例えばプリンタ等の画像形成装置を備えた画像形成システムにおいて、画像形成装置で画像が形成されたシートの画像を読取って、画像抜け、ページ抜け、色ずれ、汚れ等の欠陥を検査する検査部を備えたものがある(特許文献1参照)。この特許文献1のものは、欠陥が検出された場合に、欠陥が検出されなかった正常のシートの排出先と異なる排出先に欠陥のシートを排出し、正常のシートに欠陥のシートが混入することを防いでいる。なお、このように画像形成を行いつつ検査を行うことをインライン検品という。
ところで、上記のような検査を行う検査部を備えると、コストが高くなるという問題がある。そのため、複数の画像形成システム(複数の印刷ライン)を備える設備にあっては、検査部を備えた画像形成システムと、検査部を備えていない画像形成システムとを配設することがある。このような場合に備え、検査部を備えた画像形成システムにおいて、検査部と画像形成装置との間にあるインサータから、画像形成済のシートを検査部に給送して検査を行うことも提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2のものも、欠陥が検出された場合に、欠陥が検出されなかった正常のシートの排出先と異なる排出先に欠陥のシートを排出し、正常のシートに欠陥のシートが混入することを防いでいる。なお、このように画像形成を行わずに検査を行うことをオフライン検品という。
特開2004-20650号公報 特開2020-189699号公報
ところで、上記検査部はインライン検品とオフライン検品とを実行可能となるように両方の検品でシートが通過する共有部分となっている。そのため、例えば多数のシートに画像形成を行って検品するインライン検品のジョブの実行中(検品しない場合は印刷ジョブの実行中)では、シートが検査部を通過するため、同時にオフライン検品が行えない。そのため、ユーザがオフライン検品を進めたくても、インライン検品の終了を待つ待機時間が発生し、作業時間の短縮化の妨げとなっていた。
そこで本発明は、検品の作業時間の短縮化を図ることが可能な画像形成システムを提供することを目的とするものである。
本発明の一態様は、シートを給送する第1給送部と、前記第1給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成動作を実行する画像形成部と、前記第1給送部と異なる位置に配置され、シートを給送する第2給送部と、前記画像形成部から搬送されたシートの画像と、前記画像形成部を介さずに前記第2給送部から搬送されたシートの画像と、を検査可能な検査部と、前記第1給送部から前記画像形成部にシートを給送して画像を形成する第1モードと、前記第2給送部から前記検査部にシートを給送して検査を行う第2モードと、を実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1モードの実行中に前記第2モードの実行が指示された場合、前記画像形成部における前記画像形成動作が中断されている間に、前記第1モードを中断して前記第2モードを実行し、前記画像形成部における前記画像形成動作が再開された際に前記第2モードを中断して前記第1モードを再開する、ことを特徴とする画像形成システムである。
本発明は、検品の作業時間の短縮化を図ることができる。
本実施の形態に係る画像形成システム及び外部機器の接続環境を示す模式図である。 本実施の形態に係る画像形成システム及び外部機器の制御系を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成システムを示す模式断面図である。 検品装置において正解画像を登録開始する前の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において正解画像を登録開始する際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において正解画像の読み取り中の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において正解画像の読み取りが完了した際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品スキップエリアを設定する際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品設定を行う際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品結果を表示する際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品の判定結果がOKである際の表示画面の一例を示す図である。 検品装置において検品の判定結果がNGである際の表示画面の一例を示す図である。 (a)検品装置においてジョブ設定画面の一例を示す図である。(b)検品装置において応用モードの選択画面の一例を示す図である。(c)検品装置においてインライン検品を選択した際の検品モード選択画面の一例を示す図である。(d)検品装置においてインライン検品の排出先選択画面の一例を示す図である。(e)検品装置においてオフライン検品を選択した際の検品モード選択画面の一例を示す図である。(f)検品装置においてオフライン検品の排出先選択画面の一例を示す図である。(g)検品装置において排出先選択後のジョブ設定画面の一例を示す図である。(h)検品装置においてインライン検品動作中の表示画面の一例を示す図である。(i)検品装置においてオフライン検品動作中の表示画面の一例を示す図である。 (a)シートの排出先を大容量スタッカに設定した場合において、欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。(b)シートの排出先を大容量スタッカに設定した場合において、正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。 (a)シートの排出先をフィニッシャの第1排出トレイに設定した場合において、欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。(b)シートの排出先をフィニッシャの第1排出トレイに設定した場合において、正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。 (a)シートの排出先をフィニッシャの第2排出トレイに設定した場合において、欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。(b)シートの排出先をフィニッシャの第2排出トレイに設定した場合において、正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。 インライン検品の制御を示すフローチャートである。 オフライン検品の制御を示すフローチャートである。 インライン検品のジョブとオフライン検品のジョブとを含むジョブ処理の制御を示すフローチャートである。 (a)インライン検品における登録処理の制御を示すフローチャートである。(b)オフライン検品における登録処理の制御を示すフローチャートである。 検品画像登録処理の制御を示すフローチャートである。 画像形成動作の中断期間と、定着温調制御、画像調整制御、処理部の処理との関係を示すタイムチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[画像形成システム及び外部機器の接続環境]
まず、画像形成システム及び外部機器の接続環境について図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システム及び外部機器の接続環境を示す模式図である。図1に示すように、画像形成システム101は、画像形成装置107、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、及びフィニッシャ111を備え、これらがシートの搬送方向として上流から下流に順に接続されている。さらに、画像形成システム101には、外部コントローラ102が内部LAN105及びビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。さらに、外部コントローラ102には、外部LAN104を介してクライアントPC103が通信可能に接続されており、クライアントPC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。
なお、外部コントローラは、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。また、画像形成装置は、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。
上記クライアントPC103には、印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うオペレータは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、オペレータからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。この印刷データには、印刷動作に必要な情報や、印刷物の属性を示す情報などが含まれている。例えば、印刷物のサイズ、印刷に使用するシートの材質、印刷順序、などの情報である。外部コントローラ102は、クライアントPC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成システム101に対して印刷データを投入し印刷指示を行う。
[画像形成システム]
ここで、画像形成システム101の構成について図3を用いて説明する。図3は本実施の形態に係る画像形成システムを示す模式断面図である。
(画像形成装置)
画像形成システム101における画像形成装置107は、シートに印刷する画像を形成する印刷装置である。画像形成装置107は、第1給送部としての給紙デッキ301,302を有しており、各給紙デッキ301,302には、画像形成が可能な各種シートを積載して収容しておくことが可能である。各給紙デッキ301,302からは、図示を省略したシート給送部により、積載されたシートの最上位のシートを一枚ずつに分離し、シート搬送パス303へ給送することが可能である。
また、画像形成装置107は、給紙デッキ301,302からシート搬送パス303に給送されて搬送されるシートに画像を形成する画像形成部107Aを有している。画像形成部107Aには、現像ステーション304,305,306,307、中間転写ベルト308、二次転写部309、定着部としての第1定着ユニット311及び第2定着ユニット313等が備えられている。
現像ステーション304~307は、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。即ち、画像データに応じて変調された、レーザ光などの光線をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射し、このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像される。ここで形成されたトナー像は中間転写ベルト308に一次転写される。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、中間転写ベルト308上にフルカラー画像が形成される。
中間転写ベルト308は図中の時計回りに回転し、二次転写部309でシート搬送パス303から搬送されてきたシートにトナー像を転写する。第1定着ユニット311は、加圧ローラ及び加熱ローラを備え、それらローラの間をトナー像が転写されたシートを通過させることで、トナー像をシートに溶融・圧着し、つまりシートにトナー像を定着する。第1定着ユニット311を抜けたシートは、シート搬送パス312を通ってシート排出パス315に搬送される。
また、シートの種類によって定着のためにさらに溶融・圧着が必要な場合は、第1定着ユニット311を通過した後のシートをシート搬送パス314を使って第2定着ユニット313に搬送する。第2定着ユニット313で追加の溶融・圧着が施されたシートは、シート搬送パス314を通ってシート排出パス315に搬送される。また、画像形成モードが両面印刷である場合は、シート反転パス316にシートを搬送し、シート反転パス316から反転して両面搬送パス317にシートを搬送し、二次転写部309で第一面とは反対の第二面にトナー像の転写が行われる。以降は同様にシートにトナー像の定着が行われ、トナー像が定着されたシートは、シート排出パス315に搬送される。なお、ディスプレイ225は、画像形成装置107における印刷状況や設定のための情報を表示する。
(インサータ)
画像形成装置107のシート排出パス315を通過したシートは、インサータ110へ搬送される。インサータ110でインサート動作を行わない場合、シートは搬送パス342を経由してそのまま下流の検品装置108へと搬送される。インサータ110でインサート動作が行われる場合、給送部或いは第2給送部としてのインサートトレイ341に積載されたシートの最上位のシートを、図示を省略したシート給送部により一枚ずつに分離して給送する。即ち、インサータ110は、画像形成部107Aを介さずにシートをシート搬送パス343に給送する。この際、インサートされるシートが、画像形成装置107で画像形成されて搬送されてくる複数のシートのうちの所望のシート間に挿入される。即ち、成果物において所望のシート順序(頁順)になるよう、インサートするシートの搬送と画像形成装置107から搬送されるシートとの搬送タイミングが調節される。なお、ここでは画像形成装置107から搬送されてくる複数のシートの間にインサートするシートを挿入する場合を説明しており、オフライン検品における検品するシートの搬送については後述する。
(検品装置)
インサータ110を通過したシートは検品装置108へ搬送される。検品装置108内には、シート搬送パス323を挟んで対向配置されたカメラ321、322を有する検査部108Aが備えられている。カメラ321はシートの上面を、カメラ322はシートの下面を読み取るためのカメラである。検品装置108は、シート搬送パス323に搬送されたシートが所定に位置に到達したタイミングで、カメラ321、322を用いてシートの画像を読み取る。そして、予め登録された正解画像と比較することで、成果物が正常であるか異常であるか(欠陥でないか欠陥であるか)を判断する検品を行い、つまり欠陥を検査可能である。設定部としての表示部236には検査部108Aによって行われた検品結果などが表示される。この表示部236は、例えばタッチパネル等で構成され、詳しくは後述するように、連続給紙モードと検品確定給紙モードとを選択する設定(操作)が可能な表示画面が表示される。なお、本実施の形態では、シートを撮像するものとしてカメラを用いたものを説明しているが、これに限らず、単にCCDやCMOSなどの光学センサでもよく、また、CISユニット等であってもよい。また、検品動作を行わない場合、シートは検品装置108内を通過するのみである。なお、インライン検品やオフライン検品を実行する場合の動作詳細については後述する。
(大容量スタッカ)
検品装置108を通過したシートは大容量スタッカ109へ搬送される。大容量スタッカ109は大容量のシートを積載することが可能であり、シートを積載するスタックトレイ331を有する。また、大容量スタッカ109は、シフトソートのフィニッシング機能も有している。検品装置108を通過したシートは、シート搬送パス332を通して大容量スタッカ109に搬送されてくる。シートはシート搬送パス332からシート搬送パス333を経由して、スタックトレイ331のリフトテーブル339に積載される。シート束が積載されていない状態ではリフトテーブル339は図示する上側の位置にある。シート束の積載が進むとシート束の高さ分、リフトテーブル339は下降し、常に積載するシート束の上端が一定の高さになるように制御される。シート束の積載が完了するか満積載になった場合には、リフトテーブル339はイジェクトテーブル338の位置まで下降する。リフトテーブル339とイジェクトテーブル338はシート束を支持するバーが互い違いの位置に存在するように構成されている。そのためリフトテーブル339が下降してイジェクトテーブル338より低い位置に到達した時点で、シート束はイジェクトテーブル338に積み替えられた状態となる。
さらに大容量スタッカ109は、排出トレイとしてスタックトレイ331と異なる位置に配置されたエスケープトレイ334を有する。エスケープトレイ334は、後述する検査画像の検品設定と検査モードの設定から検査部108Aが欠陥シートと判定した場合に、シートを排出するために使用される排出トレイである。エスケープトレイ334に出力する場合は、シート搬送パス332からシート搬送パス335を経由してエスケープトレイ334へシートが搬送されて排出される。なお、大容量スタッカ109の後段のフィニッシャ111へシートを搬送する場合には、シート搬送パス336を経由してシートが搬送される。
また、反転部337はシートを反転するために設けられいる。反転部337は、シートをスタックトレイ331に積載する場合に使用される。即ち、検品装置108から搬送されたシートの向きとスタックトレイ331に積載されるシートの向きが同じとなるように、スタックトレイ331にシートを積載する場合には反転部337で一度シートを反転させる。また、エスケープトレイ334やフィニッシャ111にシートを排出する場合には、基本的に反転部337での反転動作は行わず、そのままシートを排出する。なお、本明細書において「排出」とは、装置の外部に排出されるものではなく、シート搬送パス(シートの搬送路)からトレイ等に積載され、搬送が終了することを言うものとする。
(フィニッシャ)
フィニッシャ111は、シートに対してステイプル処理を行う処理装置であり、第1排出トレイ354と第2排出トレイ355と処理部としてのステイプルユニット353とを有する。大容量スタッカ109を通過したシートは、シート搬送パス350を通して、フィニッシャ111に受け渡される。そして、そのシートは、シート搬送パス351とシート搬送パス352に分岐し、ステイプルユニット353によりステイプル処理が実行された後、第1排出トレイ354又は第2排出トレイ355に排出される。ステイプルユニット353は、シートが排出される排出先に応じて上下に移動して綴じ動作を行う。なお、本実施の形態においては、第1排出トレイ354と第2排出トレイ355との一方が、フィニッシャ111により処理されたシートが排出される第1排出部を構成する。また、第1排出トレイ354と第2排出トレイ355との他方が、第1排出部と異なる位置に配置され、検査部108Aによる検査結果が欠陥である場合に、検査部108Aを通過したシートが排出される第2排出部を構成する。
[画像形成システム及び外部機器の制御系]
続いて、画像形成システムの制御系の構成、及びそれに接続される外部機器の制御系の構成について図2を用いて説明する。図2は本実施の形態に係る画像形成システム及び外部機器の制御系を示すブロック図である。
(画像形成装置の制御系)
まず、画像形成システム101の画像形成装置107の制御系の構成について説明する。画像形成装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225を有している。さらに画像形成装置107は、レーザ露光部227、作像部228、定着制御部229、給紙部230を備えている。それぞれの構成要素はシステムバス231を介して接続されている。
通信I/F217は、通信ケーブル254を介して、検品装置108、大容量スタッカ109、及びインサータ110と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。また、システムの電源投入時には初期通信を行い、どんな機器が接続されているか判定し、各装置へと機器接続構成を通達する。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。また、ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。
HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、オペレータからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225には、画像処理装置の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。
レーザ露光部227は、現像ステーション304~307において、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う制御を実行する。レーザ露光部227は、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行う。次にレーザドライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射させる。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部228は、現像ステーション304~307において、シートに対してトナーを転写する制御を実行し、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等を制御して、感光ドラム上のトナーをシートに転写させる。現像ユニットにおいては、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーをシートに転写する二次転写が行われる。
定着制御部229は、第1定着ユニット311と第2定着ユニット313とにおいて、シート上のトナーを熱と圧力でシートに溶解固着する制御を実行し、加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等を制御する。給紙部230は、給紙デッキ301,302において、シートを給紙する制御を実行し、ローラや各種センサによりシートの給紙動作、搬送動作を制御する。
(インサータの制御系)
続いて、画像形成システム101のインサータ110の制御系の構成について説明する。インサータ110は、通信I/F245、CPU246、メモリ247、インサート給紙部248を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス250を介して接続されている。通信I/F245は、通信ケーブル254を介して画像形成装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。インサート給紙部248は、インサートトレイ341に積載されたシートを給送する制御を実行し、ローラや各種センサによるシートの給送動作や搬送動作を制御する。CPU246は、メモリ247に格納された制御プログラムと、画像形成装置107との通信内容に応じて、インサート給紙部248を制御する。
(検品装置の制御系)
次に、画像形成システム101の検品装置108の制御系の構成について説明する。検品装置108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、画像読取部235、表示部236、操作部237、搬送制御部238を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス239を介して接続されている。通信I/F232は、通信ケーブル254を介して画像形成装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、検品に必要な各種制御を行う。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。検査部108Aの一部を構成する画像読取部235は、CPU233の指示に基づき、搬送されたシート上の画像を読み取る。CPU233は、画像読取部235によって読み取られた画像と、メモリ234に保存された正解画像と比較し、印刷された画像或いはシートの形状(欠損、コバ、カール等)が正常かどうか(欠陥か否か)を判断する。表示部236は、検品結果や設定画面などを表示する。操作部237は、オペレータによって操作され、検品装置108の設定変更や正解画像の登録などの指示を受け付ける。また、インサータ110から検品装置108に受け渡されたシートは、例えば搬送ローラ等を駆動するモータを制御するドライバ等で構成される搬送制御部238の制御により搬送され、検品装置108から大容量スタッカ109へと受け渡される。
(大容量スタッカの制御系)
ついで、画像形成システム101の大容量スタッカ109の制御系の構成について説明する。大容量スタッカ109は、通信I/F240、CPU241、メモリ242、排紙制御部243を有しており、それぞれの構成要素はシステムバス244を介して接続されている。通信I/F240は、通信ケーブル254を介して画像形成装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU241は、メモリ242に格納された制御プログラムに応じて、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ242は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部243は、CPU241からの指示に基づき(検品装置108のCPU233の制御による指令に基づき)、搬送されたシートを、スタックトレイ331、エスケープトレイ334、フィニッシャ111の何れかに搬送する制御を行う。
(フィニッシャの制御系)
次に、画像形成システム101のフィニッシャ111の制御系の構成について説明する。フィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙制御部252、処理制御部253で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス256を介して接続される。通信I/F249は、通信ケーブル254を介して、検品装置108と接続され、搬送された用紙に対するステイプル処理の有無や用紙の排紙先など制御に必要な通信が行われる。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、排紙と後処理に必要な各種制御を行う。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部252は、CPU250からの指示に基づき、搬送された用紙を第1排出トレイ354と第2排出トレイ355との何れかに選択的に排紙する制御を行う。処理制御部253は、CPU250からの指示に基づき、搬送された用紙に対するステイプル処理などの後処理を行う。
(外部コントローラの制御系)
次に、外部コントローラ102の制御系の構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を通して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてクライアントPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置107への印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD210には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置107と接続され、印刷指示などの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置107と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
(クライアントPCの制御系)
最後に、クライアントPC103の制御系の構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206を有しており、これらがシステムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204は、クライアントPC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
以上の制御系の構成において、外部コントローラ102と画像形成システム101とは、内部LAN105とビデオケーブル106とで接続されているものを説明した。しかし、これに限らず、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみの接続構成でもよい。また、メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ242、メモリ247は、それぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればどのようなものでも構わない。例えば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
なお、本実施の形態においては、画像形成装置107の制御部としてのCPU222が、詳しくは後述する図20(a)、20(b)、図21に示す画像登録の制御を実行可能である。また、制御部としてのCPU222が、詳しくは後述する図17、図18に示すインライン検品、オフライン検品の処理の制御を実行可能である。さらに、制御部としてのCPU222が、詳しくは後述する図19に示すジョブの処理の制御を実行可能である。しかしながら、これらの制御は、例えば検品装置108の制御部としてのCPU233等、何れのCPUで実行しても構わない。このような場合、制御を実行するCPUが、画像形成装置107と検品装置108とインサータ110と大容量スタッカ109とフィニッシャ111との動作を統合的に制御可能である。
[検品実行時の表示画面及び動作]
ついで、画像形成システム101による検品の実行時において、検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例と、その際の画像形成システム101の動作について、図4乃至図12を用いて説明する。なお、この表示画面の一例及びその際の動作は、インライン検品とオフライン検品とで同様であるので、まとめて「検品の実行時」として説明する。また、図4乃至図12に示す表示画面の一例は、検品装置108のCPU233の指令に基づき表示される。検品装置108は予め設定された検査項目に従い、送られてきたシート画像を検査する。シート画像の検査は予め設定された正解画像と送られてきたシート画像とを比較して行われる。画像の比較方法には、画像位置ごとの画素値を比較する方法や、エッジ検出による物体の位置の比較、OCR(Optical Character Recognition)による文字データの抽出などによる方法がある。検査項目には、印刷位置のずれ、画像の色合い、画像の濃度、スジやカスレ、印刷抜けなどがある。
図4は検品装置108の起動時に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例であって、正解画像を登録開始する前の表示画面の一例を示す図である。表示エリア401には、正解画像が登録されていないので検品を開始するには正解画像の登録が必要である旨が表示されている。正解画像が登録済みの場合は、検品開始可能である旨が表示される。表示エリア402には、登録済みの正解画像が表示される。図3では正解画像が未登録のため、未登録である旨が表示されている。表示ボタン403は、正解画像の登録画面を呼び出すためのボタンである。正解画像は検品装置108で読み取る画像と比較対象とする画像であり、予め目視や検品装置108により正常に印刷された印刷シートを読み取った画像が使用される。表示ボタン404は、検品の設定画面を呼び出すためのボタンである。ユーザの検品目的に応じて検品の項目や検品の精度(正解画像との差異がどの程度で欠陥画像と判断するか)を設定する。表示ボタン405は、検品結果の確認画面を呼び出すためのボタンであり、過去の検品内容や検品結果を確認することができる。表示ボタン406は、検品の開始を指示するためのボタンである。検品を開始すると、検品装置108は、送られてきたシート画像の検査を開始する。
図5は正解画像を登録開始する際に検品装置108の表示部236に表示される画面の一例である。図5の表示画面は、図4の表示ボタン403が選択された際に表示される。表示エリア501は、検品を行う印刷ジョブの1部あたりの用紙枚数を設定するための設定部である。検品装置108には、1部あたり2枚以上の印刷ジョブである場合には、複数枚の画像を正解画像として登録することができる。表示エリア502は、検品を行う面を設定するための設定部である。検品装置108が行う検品を両面にするか、表面のみにするか、裏目のみにするかを設定することができる。なお、印刷は片面の場合であっても、印刷されない面にゴミがついていないことを検査するために、両面の検査を行うよう設定する場合もある。表示ボタン503は正解画像の登録を指示するためのボタンである。表示ボタン503を押した後に、検品装置108は、搬送されてきたシートの画像を読み取り、正解画像として登録する。
図6は正解画像の読み取り中に検品装置108の表示部236に表示される画面の一例である。図6は図5の表示ボタン503を押した際に表示される。表示エリア501の設定部で設定された枚数の読み取りが完了するまではこの画面が表示される。表示ボタン601は正解画像の読み取り中止を指示するためのボタンである。表示ボタン601が押された場合には、正解画像の登録を行わずに図4の表示画面に戻る。
図7は正解画像の読み取りが完了した際に検品装置108の表示部236に表示される画面の一例である。表示エリア701には、検品装置108で読み取った印刷シートの画像が表示され、複数枚ある場合には表示エリア702の切り替えボタンで表示する画像を切り替えることができる。また、表と裏の両面の検品を行う場合には表示エリア703の切り替えボタンで表裏を切り替えることができる。表示ボタン704は、検品スキップエリアの設定を指示するためのボタンである。ここでは、バリアブル印刷(Variable Data Printing)などの、1部ごとに特定エリアの印刷内容を変える印刷の場合などのために、検品を行わないエリアを設定することができる。バリアブル印刷の例としては、部ごとに異なるIDを印刷する場合や、住所や名前のみを部ごとに変えるような場合がある。表示ボタン705は、表示エリア701の読み取り画像の確認後に、正解画像の登録を指示するためのボタンである。表示ボタン705が押された場合には、検品装置108は正解画像の登録を行い、図4の表示画面に戻る。表示ボタン706は、読み取りをキャンセルする場合のボタンである。表示ボタン706が押された場合には、検品装置108は正解画像の登録を行わずに、図4の表示画面に戻る。
図8は図7の表示ボタン704が押された際に表示される、検品スキップエリアを設定する際の表示画面の一例である。表示エリア801は、検品スキップエリアを示すための領域である。表示エリア802の位置設定部で表示エリア801の位置を変更することや、表示エリア803の大きさ設定部で表示エリア801の大きさを変更することができる。表示ボタン804は、検品スキップエリアの設定を登録するためのボタンである。表示ボタン804が押された場合には検品装置108は検品スキップエリアを登録し、図7の表示画面に戻る。表示ボタン805は、検品スキップエリアを登録し、さらに別の検品スキップエリアを登録するためのボタンである。検品装置108には、複数の検品スキップエリアを登録することができる。表示ボタン806は、検品スキップエリアの設定をキャンセルさせるためのボタンである。表示ボタン806が押された場合には、検品装置108は検品スキップエリアを登録せずに図7の表示画面に戻る。
図9は検品設定を行う際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図9の表示画面は、図4の表示ボタン404が押された際に表示される。表示エリア901は、検品レベルを設定するための設定部である。ここでは検品の精度を変更することができる。検品装置108は、検品精度のレベルが高いほど、正解画像と読み取り画像のわずかな違いでも欠陥画像と判断する。表示エリア902は、検品種別を設定するための設定部である。ユーザの検品目的に応じて検品の項目を設定することが可能である。図9の例では、位置、色合い、スジ、抜けは検品の対象とするが、濃度は検品の対象外とすることを示す。表示ボタン903は、検品の設定を確定させるためのボタンである。表示ボタン903が押された場合には、検品装置108は検品設定を登録し、図4の表示画面に戻る。
図10は検品結果を表示する際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図10の表示画面は、図4の表示ボタン405が押された際に表示される。表示エリア1001には、検品を行ったジョブ全体の属性や、検品結果が表示される。表示エリア1002には、用紙毎の検品結果が表示される。ここで、表示エリア1002の用紙枚数は、検品装置108が印刷シートを読み取った枚数が表示される。また、表示エリア1002の結果は、検品装置108が読み取ったシートが正常画像と判断された場合はOKと表示され、検品装置108が読み取ったシートが異常画像と判断された場合はNGと表示される。
図11は検品の判定結果がOKである際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。図11の表示画面は、図4の表示ボタン406が押された際に表示される。表示エリア1101には、検品装置108が最後に読み取ったシートの画像が表示される。表示エリア1102には、表示エリア1101の読み取り画像と正解画像を比較した判定結果が表示される。図11の例では、正常画像と判定されたため、OKと表示されている。表示ボタン1103は、検品の終了を指示するためのボタンである。表示ボタン1103が押された場合には、検品装置108は検品処理を終了し、図4の表示画面に戻る。表示ボタン1104は、ジョブ全体の検品結果の確認画面の表示を指示するためのボタンである。表示ボタン1104が押された場合には、図10の検品結果が表示される。
図12は検品の判定結果がNGである際に検品装置108の表示部236に表示される表示画面の一例である。表示エリア1101の読み取り画像と正解画像を比較した結果、欠陥画像と判定されたため、表示エリア1102にはNGの表示、及びNGと判定した要因や位置が表示されている。図12の例では、スジ1205が検出されたため、欠陥画像と判断されたことが示されている。
なお、検品装置108は、他にも、シート印字位置検査、シート重複検査、シート抜け検査、色ずれ検査、色味検査、読み取った画像とオリジナルデータのフル画像比較検査など、様々な検査が可能である。しかしながら、本発明はこれらの検査内容に限定されるものではないためその説明を省略する。
[検査モード設定画面及び動作]
次に検査モードの設定方法について、図13(a)~図13(i)を用いて説明する。図13(a)は検品装置においてジョブ設定画面の一例を示す図である。図13(b)は検品装置において応用モードの選択画面の一例を示す図である。図13(c)は検品装置においてインライン検品を選択した際の検品モード選択画面の一例を示す図である。図13(d)は検品装置においてインライン検品の排出先選択画面の一例を示す図である。図13(e)は検品装置においてオフライン検品を選択した際の検品モード選択画面の一例を示す図である。図13(f)は検品装置においてオフライン検品の排出先選択画面の一例を示す図である。図13(g)は検品装置において排出先選択後のジョブ設定画面の一例を示す図である。図13(h)は検品装置においてインライン検品動作中の表示画面の一例を示す図である。図13(i)は検品装置においてオフライン検品動作中の表示画面の一例を示す図である。
検査モードはユーザが検品装置108の表示部236から設定する。図13(a)に示す「ジョブ設定画面」で、ユーザが表示ボタン「応用モード」を選択すると、CPU233により図13(b)に示す「応用モードの選択画面」へ遷移する。ユーザが「応用モードの選択画面」で表示ボタン「検品」を選択した場合、CPU233により図13(c)又は図13(e)に示す「検品モード選択画面」へ遷移する。また、ユーザが図13(b)に示す「応用モードの選択画面」で表示ボタン「閉じる」を押下した場合、CPU233により図13(a)に示す「ジョブ設定画面」へ遷移する。
ユーザが図13(c)に示す「検品モード選択画面」で表示ボタン「インライン検品」を選択して表示ボタン「次へ」を押下すると、CPU233はメモリ223に「インライン検品モード設定」を記録する。その後、図13(d)に示す「インライン検品での排紙先選択画面」へ遷移する。また、ユーザが図13(c)に示す「検品モード選択画面」で「戻る」キーを押下した場合、CPU223により図13(b)に示す「応用モード選択画面」へ遷移する。
ユーザが図13(d)に示す「インライン検品での排紙先選択画面」で排紙先を設定後、表示ボタン「OK」を押下すると、CPU233はメモリ223に「インライン検品時における排紙先情報」を記録する。そして、インライン検品時の排紙先設定が完了し、図13(g)に示す「ジョブ設定画面」へ遷移する。また、ユーザが図13(d)に示す「インライン検品での排紙先選択画面」で表示ボタン「戻る」を押下した場合、CPU233により図13(c)に示す「検品モード選択画面」へ遷移する。
ユーザが図13(e)に示す「検品モード選択画面」で表示ボタン「オフライン検品」を選択して表示ボタン「次へ」を押下すると、CPU233はメモリ223に「インライン検品モード設定」を記録する。その後、図13(f)に示す「オフライン検品での排紙先選択画面」へ遷移する。また、ユーザが図13(e)に示す「検品モード選択画面」で「戻る」キーを押下した場合、CPU233により図13(b)に示す「応用モード選択画面」へ遷移する。
ユーザが図13(f)に示す「オフライン検品での排紙先選択画面」で排紙先を設定後、表示ボタン「OK」を押下すると、CPU233はメモリ223に「オフライン検品時における排紙先情報」を記録する。そして、オフライン検品時の排紙先設定が完了し、図13(g)に示す「ジョブ設定画面」へ遷移する。また、ユーザが図13(f)に示す「オフライン検品での排紙先選択画面」で表示ボタン「戻る」を押下した場合、CPU233により図13(c)に示す「検品モード選択画面」へ遷移する。
なお、本実施の形態において、インライン検品での排紙先選択画面で「スタッカー」を選択した場合、スタックトレイ331がインライン検品で正常のシートが排出される第1排出部となる。またこの場合は自動的に、エスケープトレイ334がインライン検品で欠陥のシートが排出される第2排出部となる。そして、この場合は、第1排出トレイ354又は第2排出トレイ355の一方をオフライン検品で正常のシートが排出される第3排出部とすることができる。さらにこの場合は、第1排出トレイ354又は第2排出トレイ355の他方をオフライン検品で欠陥のシートが排出される第4排出部とすることができる。
また、インライン検品での排紙先選択画面で第1排出トレイ354又は第2排出トレイ355の一方を選択した場合、第1排出トレイ354又は第2排出トレイ355の一方がインライン検品で正常のシートが排出される第1排出部となる。またこの場合、第1排出トレイ354又は第2排出トレイ355の他方がインライン検品で欠陥のシートが排出される第2排出部となる。そして、この場合は、スタックトレイ331をオフライン検品で正常のシートが排出される第3排出部とすることができる。さらにこの場合は、エスケープトレイ334をオフライン検品で欠陥のシートが排出される第4排出部とすることができる。
以上のように設定された設定内容は、画像形成システム101内で通知され、画像形成システム101において、設定された動作モードに応じた欠陥のシートの排紙先の設定を大容量スタッカ109又はフィニッシャ111に通知する。
その後、ユーザが図13(g)に示す開始キー(g-2)を押下すると、インライン検品動作モードが設定されている場合、CPU233は、画像形成装置107に対して画像形成の開始を指示する。また、図13(h)に示すように、表示部236にインライン検品動作中の旨を表示する。ユーザはインライン検品動作中画面で表示ボタン「自動オフライン検品モード有効」を押下すると、CPU233はメモリ223に自動オフライン検品モードが有効であることを記録する。また、表示ボタン「自動オフライン検品モード無効」を押下すると、CPU233はメモリ223に自動オフライン検品モードが無効であることを記録する。CPU222は、自動オフライン検品モードが有効である場合、インライン検品動作中にインサートトレイ341にシートが載置されていることを検知すると、詳しくは後述するタイミングで、インライン検品の中断を指示して、オフライン検品を実行する。この自動オフライン検品モードについての詳細は後述する。
詳しくは後述するように、インライン検品動作中に自動でオフライン検品を行うことを判断すると、CPU233はインサータ110に対して、載置されているシートの給紙開始を指示する。そして、表示部236に図13(i)に示すように、オフライン検品動作を実行している旨のメッセージ表示を行う。なお、検査モードの設定、検品モード時の排紙先、検品動作の開始は、表示部236以外にも、クライアントPC103或いは外部コントローラ102からでも設定可能である。また、図13(h)に示す表示ボタン「自動オフライン検品モード無効」の押下によって、自動オフライン検品モードが無効に設定されている場合は、インライン検品動作中にオフライン検品が実行されることはない。
[検査画像登録]
次に、検品装置108の検査画像登録動作について、図20(a)、図20(b)、及び図21を用いて説明を行う。図20(a)はインライン検品における登録処理の制御を示すフローチャートである。図20(b)はオフライン検品における登録処理の制御を示すフローチャートである。図21は検品画像登録処理の制御を示すフローチャートである。なお、図20(a)、図20(b)、及び図21に示す制御は、検品処理が実行される前に事前に行われるものである。また、図20(a)及び図20(b)に示す制御は、画像形成装置107のCPU222により実行されるものである。さらに、図21に示す制御は、検品装置108のCPU233により実行されるものである。
図20(a)に示すように、インライン検品における検査画像の登録処理を開始すると、CPU222は、システムバス231を介して、レーザ露光部227,作像部228,定着制御部229、給紙部230に対して、印刷動作を指示する。また、通信ケーブル254を介して、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111に対して、シートの搬送を指示し、検品画像登録用の正解のシートの印刷処理を開始する(S41)。その後、CPU222は通信ケーブル254を介して、検品装置108に対して、後述する図21に記載の検品画像登録処理を指示し(S42)、検品装置108の検品画像登録処理が完了するまで待機する(S43のNo)。検品装置108の検品画像登録処理が完了すると(S43のYes)、CPU222は次の登録画像があるか否かを判断し(S44)、次の登録画像がある場合は(S44のYes)、ステップS41からステップS43までの処理を繰り返す。そして、次の画像がないと判断した場合(S44のNo)、CPU222は、インライン検品における検査画像の登録処理を終了する。
図20(b)に示すように、オンライン検品における検査画像の登録処理を開始する。すると、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111に対して、インサータ110に積載されているシートの搬送開始を指示する(S51)。つまり、オフライン検品の正解画像のシートを給送するように指示する。その後、CPU222は通信ケーブル254を介して、検品装置108に対し、後述する図21に記載の検品画像登録処理を指示し(S52)、検品装置108の検品画像登録処理が完了するまで待機する(S53のNo)。検品装置108の検品画像登録処理が完了すると(S53のYes)、CPU222は、次の登録画像があるか否かを判断し(S54)、次の登録画像がある場合は、ステップS51からステップS53までの処理を繰り返す。そして、次の画像がないと判断した場合(S54のNo)、CPU222は、オフライン検品における検査画像の登録処理を終了する。
ついで、図21に示す検査画像登録処理における検品装置108のCPU233の制御(動作)を説明する。例えばユーザが検品装置108の表示部241に表示されている正解画像の登録開始ボタンを押下する。すると、CPU233は通信ケーブル254を介して、画像形成装置107から、図13(c)又は図13(e)においてメモリ223に記録した検品モード設定の情報を取得し、取得した結果をメモリ234に保存する(S61)。検品モード設定の情報の取得が完了すると、CPU233は、インサータ110より受け渡されたシートを搬送制御部238により搬送し、カメラ321、カメラ322の位置まで到達するまで待機する(S62のNo)。シートがカメラの位置まで到達したと判断すると(S62のYes)、CPU233は、カメラ321と322により画像データを取得する(S63)。画像データの取得を完了すると、CPU233は、メモリ234に記録された検品モード設定を参照し、検品モード設定がインライン検品か否かを判断する(S64)。
検品モード設定がインライン検品の場合(S64のYes)、CPU233はメモリ234のインライン検品用のデータ領域に画像データを保存する(S65)。検品モード設定がインライン検品ではなく、オフライン検品の場合(S64のNo)、CPU233はメモリ234のオフライン検品用のデータ領域に画像データを保存する(S66)。画像データをメモリ234に保存した後、CPU233は、次紙があるか否かを判断し(S67)、次紙がなくなるまで(S67のNo)ステップS62からステップS66までの処理を繰り返す。そして、次紙がなくなると(S67のYes)、検査画像登録処理を終了する。
以上説明したように、検査画像登録処理によって、検品装置108は、インライン検品用の正解画像とオフライン検品用の正解画像とを分けてメモリ234に保存することが可能となる。
[欠陥シート検出時の動作]
次に欠陥シートを検出した場合の動作モード(パージモード)について、図14乃至図16を用いて説明する。図14(a)はシートの排出先を大容量スタッカに設定した場合において、欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。図14(b)はシートの排出先を大容量スタッカに設定した場合において、正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。図15(a)はシートの排出先をフィニッシャの第1排出トレイに設定した場合において、欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。図15(b)はシートの排出先をフィニッシャの第1排出トレイに設定した場合において、正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。図16(a)はシートの排出先をフィニッシャの第2排出トレイに設定した場合において、欠陥のシートを検出した際のシートの振分けを示す図である。図16(b)はシートの排出先をフィニッシャの第2排出トレイに設定した場合において、正常のシートと欠陥のシートとの排出先を示す図である。
なお、以下の例では、排紙先を、大容量スタッカ109のスタックトレイ331に設定した場合、フィニッシャ111の第1排出トレイ354に設定した場合、フィニッシャ111の第2排出トレイ355を選択した場合、について説明する。また、パージモードは、各シートに対して検品装置108による画像検査を行って欠陥のシートを検出した際に、正常のシートとは異なる排紙先に欠陥のシートを排出するモードである。このパージモードでは、例えば4ページ目となるシート4が欠陥のシートと判断された場合、シート4に対するリカバリ印刷は行われない状態でジョブが終了することとなる。
図14(a)に示すように、シートの排出先が、大容量スタッカ109のスタックトレイ331に設定されている場合にあって、シート4が欠陥のシートと判断されたとする。この場合には、図14(b)に示すように、シート4のみが大容量スタッカ109のエスケープトレイ334に排出され、ジョブは継続される。そのため、大容量スタッカ109のスタックトレイ331にはシート1~3、5が積載され、シート4が抜けた状態でジョブが終了となる。
また、図15(a)に示すように、シートの排出先が、フィニッシャ111の第1排出トレイ354に設定されている場合にあって、シート4が欠陥のシートと判断されたとする。この場合には、図15(b)に示すように、シート4のみがフィニッシャ111の第2排出トレイ355に排出され、ジョブは継続される。そのため、フィニッシャ111の第1排出トレイ354にはシート1~3、5が積載され、シート4が抜けた状態でジョブが終了となる。
そして、図16(a)に示すように、シートの排出先が、フィニッシャ111の第2排出トレイ355に設定されている場合にあって、シート4が欠陥のシートと判断されたとする。この場合には、図16(b)に示すように、シート4のみがフィニッシャ111の第1排出トレイ354に排出され、ジョブは継続される。そのため、フィニッシャ111の第2排出トレイ355にはシート1~3、5が積載され、シート4が抜けた状態でジョブが終了となる。
[インライン検品の動作]
ついで、画像形成システム101における第1モードとしてのインライン検品の動作について図17を用いて説明する。図17はインライン検品の制御を示すフローチャートである。なお、図17のフローチャートは、CPU222が1枚のシートに対してインライン検品処理を実行するためのフローチャートである。そのため、複数枚連続してインライン検品処理を実行する場合は、次の紙がなくなるまで本フローチャートの処理を繰り返し実行する。
インライン検品の処理を開始すると、画像形成装置107において、CPU222はシステムバス231を介して、レーザ露光部227、作像部228、定着制御部229、給紙部230に対して、印刷動作を指示する。また、通信ケーブル254を介して、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111に対してシートの搬送を指示して、印刷処理を開始する(S1)。印刷処理を行ったシートが検品装置108に到達すると、CPU222は通信ケーブル254を介して、検品装置108に検品処理の開始を指示する(S2)。これにより、ステップS1において印刷されたシートに対して、画像の検査処理が行われる。
その後、CPU222は検品装置108による検品処理の完了を待機し(S3のNo)、検品処理が完了すると(S3のYes)、検品装置108の画像検査の結果をもとに、搬送中のシートが欠陥のシートか否かの判断を行う(S4)。搬送中のシートが欠陥のシートではないと判断すると(S4のNo)、CPU222はメモリ223に保存された排出先情報を参照し、指定された排紙先にシートを排出するように大容量スタッカ109とフィニッシャ111とに指示する。これにより、指定された排出先に検査された正常のシートが指定された排紙先に排紙され(S10)、1枚のシートに対するインライン検品の処理を終了する。
一方、上記ステップS4において搬送中のシートが欠陥のシートであると判断すると(S4にYes)、CPU222はメモリ223に保存された排出先情報を参照し、排出先がスタックトレイ331であるか否かの判断を行う(S5)。排出先がスタックトレイ331であると判断した場合(S5のYes)、CPU222は通信ケーブル254を介して、大容量スタッカ109に対して、シートをエスケープトレイ334に排紙するように指示する。これにより、検査された欠陥のシートがエスケープトレイ334に排紙され(S6)、1枚のシートに対するインライン検品の処理を終了する。
また、上記ステップS5において排出先がスタックトレイ331ではないと判断した場合(S5のNo)、CPU222は排出先が第1排出トレイ354であるか否かの判断を行う(S7)。排出先が第1排出トレイ354であった場合(S7のYes)、CPU222は通信ケーブル254を介して、フィニッシャ111に対して、欠陥シートを第2排出トレイ355に排出するように指示する。これにより、検査された欠陥のシートが第2排出トレイ355に排紙され(S8)、1枚のシートに対するインライン検品の処理を終了する。
さらに、上記ステップS7において排出先が第1排出トレイ354でないと判断した場合(S7のNo)、CPU222は通信ケーブル254を介して、フィニッシャ111に対して、欠陥シートを第1排出トレイ354に排出するように指示する。これにより、検査された欠陥のシートが第1排出トレイ354に排紙され(S9)、1枚のシートに対するインライン検品の処理を終了する。
[オフライン検品の動作]
続いて、画像形成システム101における第2モードとしてのオフライン検品の動作について図18を用いて説明する。図18はオフライン検品の制御を示すフローチャートである。なお、図18のフローチャートは、CPU222が1枚のシートに対してオフライン検品処理を実行するためのフローチャートである。そのため、複数枚連続してオフライン検品処理を実行する場合は、次の紙がなくなるまで本フローチャートの処理を繰り返し実行する。
オフライン検品の処理を開始すると、画像形成装置107において、CPU222は、通信ケーブル254を介して、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111に対して、シートの搬送を指示する。これにより、インサータ110のインサートトレイ341に積載されたシートの搬送が開始される(S11)。給送を開始したシートが検品装置108に到達すると、CPU222は通信ケーブル254を介して、検品装置108に検品処理の開始を指示する(S12)。これにより、インサートトレイ341から搬送されたシートに対して、画像の検査処理が行われる。
その後、CPU222は検品装置108による検品処理の完了を待機し(S13のNo)、検品処理が完了すると(S13のYes)、検品装置108の画像検査の結果をもとに、搬送中のシートが欠陥のシートか否かの判断を行う(S14)。搬送中のシートが欠陥のシートではないと判断すると(S14のNo)、CPU222はメモリ223に保存された排出先情報を参照し、指定された排紙先にシートを排出するように大容量スタッカ109とフィニッシャ111とに指示する。これにより、指定された排出先に検査された正常のシートが指定された排紙先に排紙され(S20)、1枚のシートに対するインライン検品の処理を終了する。
一方、上記ステップS4において搬送中のシートが欠陥のシートであると判断すると(S14にYes)、CPU222はメモリ223に保存された排出先情報を参照し、排出先がスタックトレイ331であるか否かの判断を行う(S15)。排出先がスタックトレイ331であると判断した場合(S15のYes)、CPU222は通信ケーブル254を介して、大容量スタッカ109に対して、シートをエスケープトレイ334に排紙するように指示する。これにより、検査された欠陥のシートがエスケープトレイ334に排紙され(S16)、1枚のシートに対するオフライン検品の処理を終了する。
また、上記ステップS15において排出先がスタックトレイ331ではないと判断した場合(S15のNo)、CPU222は排出先が第1排出トレイ354であるか否かの判断を行う(S17)。排出先が第1排出トレイ354であった場合(S17のYes)、CPU222は通信ケーブル254を介して、フィニッシャ111に対して、欠陥シートを第2排出トレイ355に排出するように指示する。これにより、検査された欠陥のシートが第2排出トレイ355に排紙され(S18)、1枚のシートに対するオフライン検品の処理を終了する。
さらに、上記ステップS17において排出先が第1排出トレイ354でないと判断した場合(S17のNo)、CPU222は通信ケーブル254を介して、フィニッシャ111に対して、欠陥シートを第1排出トレイ354に排出するように指示する。これにより、検査された欠陥のシートが第1排出トレイ354に排紙され(S19)、1枚のシートに対するオフライン検品の処理を終了する。
以上、図17及び図18のフローチャートで示したように、インライン検品とオフライン検品とは、いずれも検品装置108を使用するため、並列して処理を実行することが出来ない。そのため、インライン検品の動作中にオフライン検品を実行したいユーザは、インサータ110にシートをセットした後、実行中のインライン検品動作が完了するまで待たなければならないという課題があった。本課題を解決するために、本実施の形態では、以下に説明するように、画像形成装置107の画像形成動作の中断期間にオフライン検品を実行する自動オフライン検品モードを新たに設けたものである。
[画像形成動作の中断期間]
ここで、画像形成動作の中断期間について、図22を用いて説明する。図22は画像形成動作の中断期間と、定着温調制御、画像調整制御、処理部の処理との関係を示すタイムチャートである。
図22に示すように、例えばインライン検品や印刷動作を実行して画像形成動作を行っている途中に別の処理を行う必要が生じると、画像形成動作ができず、画像形成動作を中断しなければならない期間が生じる。例えば画像形成装置107において、画像形成速度が切り替わる際等に定着制御部229による定着温度の調整を行う定着温調制御や、画像形成条件を適切に保つために必要な画像調整制御等が実行される場合に、画像形成動作を中断する中断期間が生じる。また、例えばフィニッシャ111(処理部)において、ステイプルユニット353によるステイプル処理や、図示しない製本装置等で製本処理が実行される場合に、シートの搬送を中断する必要があり、画像形成動作を中断する中断期間が生じる。なお、これらの処理の終了後は、画像形成動作が実行可能となるので、中断したページから画像形成動作を再開することができ、これにより、画像形成動作の中断期間が終了となる。
[ジョブ処理の制御]
ついで、本実施の形態に係るインライン検品のジョブとオフライン検品のジョブと第1モードとしての印刷動作のジョブ(印刷ジョブ)とを含むジョブ処理の制御について図19を用いて説明する。図19はインライン検品のジョブとオフライン検品のジョブとを含むジョブ処理の制御を示すフローチャートである。なお、本実施の形態において、画像形成動作とは、画像形成装置107の画像形成部107Aによってシートに画像を形成する動作を指し、つまりトナー像を形成し、シートにトナー像を転写し、転写したトナー像を定着するまでの動作をいう。また、本実施の形態において、印刷動作とは、上記画像形成動作に加え、シートを所望の排出先に搬送して積載するまでの動作を指し、つまりインサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111の動作も含むものをいう。
例えばユーザがPC103から外部コントローラ102を介して(図2参照)、画像形成装置107に印刷開始を指示すると、CPU222はメモリ223に記録された検品モード設定を参照し、投入されたジョブが検品ジョブか否かを判断する(S21)。検品ジョブが投入されていないと判断した場合(S21のNo)、CPU222はシステムバス231を介して、レーザ露光部227,作像部228,定着制御部229、給紙部230に対して、画像形成動作の開始を指示する。また、通信ケーブル254を介して、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111に対して、シートの搬送の開始を指示して、印刷動作を実行する(S37)。この印刷動作の終了後は、ステップS22に進み、インサータ110にオフライン検品のシートが載置されているか判断するが、このように印刷動作の実行中にオフライン検品のシートが載置された場合の処理については後述する。
一方、投入されたジョブが検品ジョブ(オフライン検品のジョブ又はインライン検品のジョブ)であった場合は(S21のYes)、検品ジョブがオフライン検品であるかインライン検品であるかを判断する(S22)。オフライン検品であった場合は(S22のNo)、上記図18を用いて説明したオフライン検品の処理を実行し(S38)、オフライン検品のシートが引き続きあるか否かを判断する(S33)。オフライン検品のシートがある場合は(S33のYes)、再度、オフライン検品の処理を実行する(S34)。なお、ここで実行するオフライン検品ジョブの処理は、上述した図21の制御で予め登録された検品画像を用いる。
そして、オフライン検品の処理の実行している間に印刷ジョブ、もしくはインライン検品のジョブが投入されたか否かを判断する(S35)。ジョブが投入されていた場合はステップS21に戻り、投入されたジョブが検品ジョブであるか否かを判断する(S21)。一方、上記ステップS35でジョブが投入されていなかった場合は(S35のYes)オフライン検品の続きのシート(次紙)があるか否かを判断する(S36)。続きのシートがある場合(S36のNo)、ステップS34に戻り、オフライン検品のシートが終了するまで実行する。そして、オフライン検品のシートがなくなると(S36のYes)、本ジョブ処理の制御を終了する。
上記ステップS22において、オフライン検品のジョブではないと判断された場合(S22のYes)、CPU222は通信ケーブル254を介して、インサータ110にオフライン検品のシートが載置(セット)されているか否かを判断する(S23)。インサータ110にシートが載置されてなく、オフライン検品を実行する必要がない場合、インライン検品のジョブがあるか否か判断する(S29)。投入されたジョブがインライン検品のジョブではなかった場合(S29のNo)、つまり印刷ジョブが投入されたことになるため、印刷ジョブを継続するか否か(印刷する次紙があるか否か)を判断する(S32)。印刷ジョブを継続しない場合は(S32のYes)、印刷ジョブを終了するが、印刷ジョブを実行している間にオフライン検品のシートがインサータ110に載置されていることもあるため、オフライン検品のシートがあるか否か判断する(S33)。そして、オフライン検品のシートがない場合は(S33のNo)、本ジョブ処理の制御を終了する。
一方、オフライン検品のシートがインサータ110に載置されていた場合は(S33のYes)、上述した通り、オフライン検品のジョブが投入され、オフライン検品のシートが終了するまでオフライン検品の処理が実行される(S34~S36)。そして、オフライン検品のシートがなくなると(S36のYes)、本ジョブ処理の制御を終了する。
上記ステップS29において、インライン検品のジョブがあると判断された場合は(S29のYes)、つまり上記ステップS21で投入されたジョブがインライン検品のジョブであると判断された場合である。この場合、上記図17を用いて説明したインライン検品処理を実行する(S30)。そして、インライン検品のシートが引き続きあるか否かを判断する(S31)。インライン検品のシートがある場合は(S31のNo)、再度、ステップS22~S29を行い、インライン検品処理を実行する。なお、ここで実行するインライン検品のジョブの処理は、上述した図20の制御で予め登録された検品画像を用いる。
また、上記ステップS29において、インライン検品のシートがないと判断された場合は(S31のYes)、印刷ジョブの次紙があるか否か、つまり印刷ジョブがあるか否かを判断する(S32)。さらに、印刷ジョブがなければ場合は(S32のYes)、インライン検品のジョブを実行している間にオフライン検品のシートがインサータ110に載置されていることもあるため、オフライン検品のシートがあるか否か判断する(S33)。そして、オフライン検品のシートがない場合は(S33のNo)、本ジョブ処理の制御を終了する。
一方、オフライン検品のシートがインサータ110に載置されていた場合は(S33のYes)、上述した通り、オフライン検品のジョブが投入され、オフライン検品のシートが終了するまでオフライン検品の処理が実行される(S34~S36)。そして、オフライン検品のシートがなくなると(S36のYes)、本ジョブ処理の制御を終了する。また、オフライン検品のシートが終了する前に、インライン検品のジョブや印刷ジョブが投入された場合は(S35のNo)、上記ステップS21に戻り、上述したようにインライン検品のジョブや印刷ジョブを実行することになる。
このように、インライン検品の実行中にオフライン検品のシートがインサータ110に載置されていたとしても、インライン検品が終了してから、オフライン検品が実行されるように構成されている。しかしながら、ユーザがオフライン検品を行おうとした場合にインライン検品の終了まで待機する必要があると、オフライン検品の作業工程が進まず、作業時間の短縮化が図れない。そこで、以下のようにオフライン検品の制御を行うものである。
上記ステップS22において、検品ジョブがオフライン検品のジョブではないと判断された場合(S22のYes)は、つまりインライン検品のジョブであるとして、ステップS23に進む。また、印刷動作を実行している場合にもステップS23に進む。そして、このようにインライン検品又は印刷動作のジョブが判断されている状態で、オフライン検品のシートがインサータ110に載置されているか否かを判断し、つまりシートの有無を確認する(S23)。要するに、このステップS23では、インライン検品の実行中又は印刷動作の実行中にオフライン検品のジョブの実行が指示されたか否かを判断する。インサータ110にシートがない場合は(S23のNo)、そのまま上記ステップS29に進み、インライン検品のジョブや印刷ジョブがなければ、そのまま本ジョブ処理を終了する(S29~S36)。また、インライン検品や印刷ジョブがある場合は、上述した通りに実行されるので、その説明を省略する。
また、上記ステップS23において、オフライン検品のシートがインサータ110に載置されていた場合は(S23のYes)、印刷ジョブ、インライン検品のジョブで使用していない、オフライン検品で使用できる排紙口(排出先)があるか判断する(S24)。オフライン検品で使用できる排紙口が無い場合(S24のNo)、同様に上記ステップS29に進み、同様に、インライン検品のジョブや印刷ジョブがなければ、そのまま本ジョブ処理を終了する(S29~S36)。また、インライン検品や印刷ジョブがある場合は、上述した通りに実行されるので、その説明を省略する。
さらに、オフライン検品で使用できる排紙口がある場合(S24のYes)、画像形成装置107の画像形成部107Aが前述した画像形成動作の中断期間(図22参照)であるか否かを判断する(S25)。画像形成動作の中断期間ではない場合(S25のNo)、同様に上記ステップS29に進むが、ここでは画像形成動作中であり、つまりインライン検品のジョブ又は印刷ジョブの実行中である。そのため、インライン検品のジョブや印刷ジョブが終了していなければ(S31のNo、S32のNo)、再度ステップS25まで繰り返す。
そして、上記図22を用いて説明したように、画像形成動作が他の制御や処理により中断する状態となると、画像形成動作の中断期間であると判断される(S25のYes)。これにより、インライン検品のジョブや印刷ジョブの実行中に、インライン検品のジョブ又は印刷ジョブを中断し、オフライン検品の処理を実行する(S26)。また、1枚のシートについてオフライン検品の処理が終了すると、画像形成動作を再開するか否かを判断する(S27)。画像形成動作を再開せずに中断したままである場合は(S27のNo)、オフライン検品のジョブにおける次のシート(次紙)がインサータ110にあるか否か判断する(S28)。オフライン検品のシートがあると判断した場合(S28のNo)、次のシートについてオフライン検品の処理を行う(S26)。オフライン検品のジョブにおける次のシート(次紙)がない場合(S28のYes)、オフライン検品のジョブを終了し、ステップS29に進んで、インライン検品のジョブ又は印刷ジョブに復帰することになる(S29~S36)。
一方、オフライン検品の処理(S26)を継続している間に、画像形成動作を再開すると判断した場合には(S27のYes)、上記ステップS29に進む。ここで、再開したジョブがインライン検品のジョブと判断された場合(S29のYes)、インライン検品の処理を再開し(S30)、さらにインライン検品の次のシートがある場合には(S31のNo)ステップS22に戻る。そして、上述したようにインライン検品の処理を繰り返す(S22~S31)。また、再開したジョブが印刷ジョブと判断された場合(S29のNo、S32のNo)、ステップS21に戻って印刷ジョブを再開し(S37)、さらに印刷ジョブの次のシートがある場合には印刷ジョブの処理を繰り返す(S22~S32)。また、このようにインライン検品のジョブや印刷ジョブを行っている間に再び画像形成動作が中断期間となった場合は(S25のYes)、同様にオフライン検品を再開することになる(S26)。
さらに、インライン検品のジョブや印刷ジョブが終了した場合には(S31のYes、S32のYes)、オフライン検品の次のシートがあるか否か、つまりオフライン検品の残りのシートがインサータ110にあるか否かを判断する(S33)。残りのシートがある場合には(S33のYes)、オフライン検品の処理を全てのシートについて完了するまで繰り返し実行し(S34~S36)、上述したように他のジョブの投入がなければ(S35のYes)、そのまま本ジョブ処理を終了する。また、オフライン検品のシートが終了する前に、インライン検品のジョブや印刷ジョブが投入された場合は(S35のNo)、上記ステップS21に戻り、上述したようにインライン検品のジョブや印刷ジョブを実行することになる。
以上説明したように、本実施の形態においては、インライン検品の実行中又は印刷動作の実行中に、上述した定着温調制御、画像調整制御、処理部の処理等で画像形成部107Aの画像形成動作が中断している期間にオフライン検品を実行する。これにより、インライン検品や印刷動作を中断する必要がある期間にオフライン検品を実行することができ、インライン検品又は印刷動作の終了するまでオフライン検品のジョブを待機させる待ち時間を減らすことができる。従って、オフライン検品のジョブの稼働率を上げることができて、総じて作業時間の短縮化を図ることができる。
また、ステップS24では、インライン検品において検査結果が欠陥ではない場合と欠陥である場合とで排出する排出先に対し、オフライン検品において検査結果が欠陥ではない場合と欠陥である場合とで排出する排出先が異なる排出先がある場合を判断する。即ち、インライン検品の実行中に、インライン検品を中断してオフライン検品を実行しても、それぞれで正常のシートと欠陥のシートとを排出する排出先として、異なる排出先が確保されている場合に、オフライン検品を実行する。これにより、インライン検品の検査結果で排出された正常のシートと欠陥のシートと、オフライン検品の検査結果で排出された正常のシートと欠陥のシートと、が混ざることを防止することができる。
[他の実施の形態の可能性]
なお、以上説明した本実施の形態においては、インライン検品の実行中又は印刷動作の実行中にあって、画像形成動作が中断している期間にオフライン検品を実行する。そして、画像形成動作が再開された際に、オフライン検品を中断し、インライン検品又は印刷動作を再開するものを説明した。しかしながら、これに限らず、画像形成動作が中断している期間にオフライン検品の実行を開始し、そのオフライン検品の終了後に、インライン検品又は印刷動作を再開するようにしても構わない。これらは、何れにしても画像形成動作を中断している期間を有効にオフライン検品の実行期間として用いることができるので、総じて作業時間の短縮化を図ることができる。また、画像形成動作の再開が可能となった時点で、オフライン検品と、インライン検品又は印刷動作と、の何れを優先して実行するかは、その時点でジョブの残り枚数に応じて決める等、適宜に判断するようにしてもよい。特に残り枚数が少ない方を優先的に実行すれば、先に終了したジョブに代えて次のジョブの準備を、他のジョブの実行中に行うことができる。
また、本実施の形態においては、クライアントPC103、外部コントローラ102、画像形成装置107、インサータ110、検品装置108、大容量スタッカ109、フィニッシャ111のそれぞれの装置に制御部(CPU)を備えたものを説明した。即ち、これらの制御部が各制御を同時進行的に行うものであり、画像形成装置107の制御部としてのCPU222が主体的に制御するものとして説明した。しかしながら、これに限らず、何れかの1つの制御部が全ての装置を制御したり、或いは2以上の制御部が複数の装置の何れかを横断的に制御したりするものであっても構わない。換言すると、それぞれの装置の中には、制御部を備えていない装置があっても構わない。要するに、本実施の形態で説明したオフライン検品、インライン検品、印刷動作の制御を同様に実行できれば、何れの制御部が何れの装置を制御するものであっても構わない。
また、本実施の形態においては、欠陥が検出されなかったシートをスタックトレイ331に排出し、欠陥が検出されたシートをエスケープトレイ334に排出するものを説明した。また、欠陥が検出されなかったシートを第1排出トレイ354と第2排出トレイ355との一方に排出し、欠陥が検出されたシートをそれらの他方に排出するものも説明した。しかしながら、これに限らず、例えばオフライン検品で欠陥となったシートとインライン検品で欠陥となったシートと正常のシートとの排出先を3箇所のうちの何れかにする等しても構わない。また例えば排出先として5箇所以上の排出先を選択できる画像形成システムであってもよい。この場合、オフライン検品による正常のシートの排出先と欠陥のシートの排出先と、インライン検品による正常のシートの排出先と欠陥のシートの排出先と、印刷動作による成果物の排出先と、を区別して設定することができる。
また、本実施の形態においては、処理部としてステイプルユニット353を備えた処理装置としてフィニッシャを一例として説明した。しかしながら、これに限らず、画像形成システムは、例えば製本処理を行う処理部を備えた製本装置など、どのような処理装置を備えていても構わない。
[本実施の形態のまとめ]
(構成1)
シートを給送する第1給送部と、
前記第1給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成動作を実行する画像形成部と、
前記第1給送部と異なる位置に配置され、シートを給送する第2給送部と、
前記画像形成部から搬送されたシートの画像と、前記画像形成部を介さずに前記第2給送部から搬送されたシートの画像と、を検査可能な検査部と、
前記第1給送部から前記画像形成部にシートを給送して画像を形成する第1モードと、前記第2給送部から前記検査部にシートを給送して検査を行う第2モードと、を実行可能な制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1モードの実行中に前記第2モードの実行が指示された場合、前記画像形成部における前記画像形成動作が中断されている間に、前記第1モードを中断して前記第2モードを実行し、前記画像形成部における前記画像形成動作が再開された際に前記第2モードを中断して前記第1モードを再開する、
ことを特徴とする画像形成システム。
(構成2)
シートを給送する第1給送部と、
前記第1給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成動作を実行する画像形成部と、
前記第1給送部と異なる位置に配置され、シートを給送する第2給送部と、
前記画像形成部から搬送されたシートの画像と、前記画像形成部を介さずに前記第2給送部から搬送されたシートの画像と、を検査可能な検査部と、
前記第1給送部から前記画像形成部にシートを給送して画像を形成する第1モードと、前記第2給送部から前記検査部にシートを給送して検査を行う第2モードと、を実行可能な制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1モードの実行中に前記第2モードの実行が指示された場合、前記画像形成部における前記画像形成動作が中断された際に、前記第1モードを中断して前記第2モードを実行し、前記第2モードの終了後に前記第1モードを再開する、
ことを特徴とする画像形成システム。
(構成3)
前記制御部は、前記第1モードにおいて、前記検査部に画像を形成したシートを給送して検査を行う、
ことを特徴とする構成1又は2に記載の画像形成システム。
(構成4)
前記第1モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥ではない場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第1排出部と、
前記第1排出部と異なる位置に配置され、前記第1モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥である場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第2排出部と、
前記第1排出部及び前記第2排出部と異なる位置に配置され、前記第2モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥ではない場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第3排出部と、
前記第1排出部、前記第2排出部、及び前記第3排出部と異なる位置に配置され、前記第2モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥である場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第4排出部と、を備えた、
ことを特徴とする構成3に記載の画像形成システム。
(構成5)
前記画像形成部は、シートに転写した画像を加熱して定着させる定着部を有し、前記定着部における定着温度の調整を行う定着温調制御を実行する場合に、前記画像形成動作を中断する、
ことを特徴とする構成1乃至4の何れか1つに記載の画像形成システム。
(構成6)
前記画像形成部は、シートに形成する画像の調整を行う画像調整制御を実行する場合に、前記画像形成動作を中断する、
ことを特徴とする構成1乃至5の何れか1つに記載の画像形成システム。
(構成7)
前記第1モードにより検査されたシートに処理を施す処理部を備え、
前記画像形成部は、前記処理部がシートに処理を施す場合に、前記画像形成動作を中断する、
ことを特徴とする構成1乃至6の何れか1つに記載の画像形成システム。
(構成8)
前記検査部は、シートの画像を読み取り、読み取った画像に基づきシートにおける画像の欠陥を検査する、
ことを特徴とする構成1乃至7の何れか1つに記載の画像形成システム。
101…画像形成システム/107A…画像形成部/108A…検査部/222…制御部/301…給紙デッキ(第1給送部)/302…給紙デッキ(第1給送部)/311…第1定着ユニット(定着部)/313…第2定着ユニット(定着部)/331…スタックトレイ(第1排出部、第3排出部)/334…エスケープトレイ(第2排出部、第4排出部)/341…インサートトレイ(第2給送部)/353…ステイプルユニット(処理部)/354…第1排出トレイ(第1排出部、第3排出部)/355…第2排出トレイ(第2排出部、第4排出部)

Claims (8)

  1. シートを給送する第1給送部と、
    前記第1給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成動作を実行する画像形成部と、
    前記第1給送部と異なる位置に配置され、シートを給送する第2給送部と、
    前記画像形成部から搬送されたシートの画像と、前記画像形成部を介さずに前記第2給送部から搬送されたシートの画像と、を検査可能な検査部と、
    前記第1給送部から前記画像形成部にシートを給送して画像を形成する第1モードと、前記第2給送部から前記検査部にシートを給送して検査を行う第2モードと、を実行可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1モードの実行中に前記第2モードの実行が指示された場合、前記画像形成部における前記画像形成動作が中断されている間に、前記第1モードを中断して前記第2モードを実行し、前記画像形成部における前記画像形成動作が再開された際に前記第2モードを中断して前記第1モードを再開する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. シートを給送する第1給送部と、
    前記第1給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成動作を実行する画像形成部と、
    前記第1給送部と異なる位置に配置され、シートを給送する第2給送部と、
    前記画像形成部から搬送されたシートの画像と、前記画像形成部を介さずに前記第2給送部から搬送されたシートの画像と、を検査可能な検査部と、
    前記第1給送部から前記画像形成部にシートを給送して画像を形成する第1モードと、前記第2給送部から前記検査部にシートを給送して検査を行う第2モードと、を実行可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1モードの実行中に前記第2モードの実行が指示された場合、前記画像形成部における前記画像形成動作が中断された際に、前記第1モードを中断して前記第2モードを実行し、前記第2モードの終了後に前記第1モードを再開する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記制御部は、前記第1モードにおいて、前記検査部に画像を形成したシートを給送して検査を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第1モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥ではない場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第1排出部と、
    前記第1排出部と異なる位置に配置され、前記第1モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥である場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第2排出部と、
    前記第1排出部及び前記第2排出部と異なる位置に配置され、前記第2モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥ではない場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第3排出部と、
    前記第1排出部、前記第2排出部、及び前記第3排出部と異なる位置に配置され、前記第2モードにおいて前記検査部による検査結果が欠陥である場合に、前記検査部を通過したシートが排出される第4排出部と、を備えた、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像形成部は、シートに転写した画像を加熱して定着させる定着部を有し、前記定着部における定着温度の調整を行う定着温調制御を実行する場合に、前記画像形成動作を中断する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  6. 前記画像形成部は、シートに形成する画像の調整を行う画像調整制御を実行する場合に、前記画像形成動作を中断する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1モードにより検査されたシートに処理を施す処理部を備え、
    前記画像形成部は、前記処理部がシートに処理を施す場合に、前記画像形成動作を中断する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  8. 前記検査部は、シートの画像を読み取り、読み取った画像に基づきシートにおける画像の欠陥を検査する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
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