JPH0867365A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH0867365A
JPH0867365A JP20358194A JP20358194A JPH0867365A JP H0867365 A JPH0867365 A JP H0867365A JP 20358194 A JP20358194 A JP 20358194A JP 20358194 A JP20358194 A JP 20358194A JP H0867365 A JPH0867365 A JP H0867365A
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JP
Japan
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paper
paper feed
printer
sheet
sheet feeder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20358194A
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English (en)
Inventor
Junichi Kawato
淳一 川戸
Mitsugi Fujiwara
貢 藤原
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の自動給紙と用紙の手差し給紙とをカッ
トシートフィーダを用いて行うことのできるプリンタを
提供すること。 【構成】 用紙を自動的に給紙せしめるカットシートフ
ィーダ16を有するプリンタ14において、前記カット
シートフィーダ16が用紙の走行経路を略湾曲状として
用紙の自動給紙を可能とする自動給紙モードまたは用紙
の走行経路を略直線として用紙の手差し給紙を可能とす
る手差し給紙モードの何れか一方を選択的に取り得るよ
うにカットシートフィーダ16の位置決めを行う給紙モ
ード切換機構41を設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カットシートフィーダ
の位置を切換えることにより、カットシートフィーダを
用いて用紙の自動給紙モードまたは手差し給紙モードを
選択することのできるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、普通紙、OHP用紙、厚紙等の
用紙に印字を行うようにした熱転写プリンタ、ページプ
リンタ等の各種のプリンタが、高印字品質、低騒音、低
コスト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピ
ュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等の出力装置
として用いられている。
【0003】このような一般的なプリンタについて熱転
写プリンタを例示して説明する。
【0004】図8は、従来からあるプリンタとしての熱
転写プリンタ1を示すものであり、プリンタ本体2に、
用紙(図示せず)を連続給紙せしめる給紙装置としての
カットシートフィーダ3が開閉動作するように配設され
ている。
【0005】前記プリンタ本体2の内部には、平板状の
プラテン4がその印字面を略水平となるようにして配設
されている。このプラテン4の上方には、プラテン4に
対向し、図示しない駆動機構によりプラテン4に対して
接離自在とされたサーマルヘッド5が配設されている。
そして、プラテン4に対し当接しているヘッドダウン状
態におけるサーマルヘッド5とプラテン4との当接位置
が印字位置PPとされている。また、プラテン4とサー
マルヘッド5との間には、プラテン4側から順に用紙お
よびインクリボン(共に図示せず)が供給されるように
なっている。
【0006】前記印字位置PPより図8において矢印A
にて示す用紙搬送方向の上流側には、所定速度で用紙を
印字位置PPに向かって搬送する紙送りローラ6が配設
されている。この紙送りローラ6は、図示しないステッ
ピングモータにより回転駆動されるようになっている。
そして、紙送りローラ6の上方には、紙送りローラ6に
当接される補助ローラ7が回転自在に配設されており、
この補助ローラ7は、紙送りローラ6に従動回転するよ
うにされている。つまり、用紙は、紙送りローラ6と補
助ローラ7との間に挟持されるようにして走行可能にさ
れている。
【0007】前記印字位置PPより用紙搬送方向の下流
側には、印字の終了した用紙をプリンタ本体2の内部か
ら外部へ排出するための回転駆動される排紙ローラ8が
配設されている。この排紙ローラ8は、図示しないステ
ッピングモータにより駆動されるようになっている。そ
して、排紙ローラ8の上方には、排紙ローラ8に当接さ
れるバックアップローラ9が回転自在に配設されてお
り、このバックアップローラ9は、排紙ローラ8に従動
回転するようにされている。つまり、用紙は、排紙ロー
ラ8とバックアップローラ9との間に挟持されるように
して走行可能にされている。
【0008】前記紙送りローラ6の用紙搬送方向の上流
側には、給紙モータの駆動力をもって回転駆動される給
紙ローラ(共に図示せず)を備えたカットシートフィー
ダ3が配設されている。このカットシートフィーダ3
は、プリンタ本体2の内部に配設された図示しない1対
の支持フレームに配設された回動支軸10に回動可能に
軸支されており、カットシートフィーダ3の側面に配設
された把手11を人手によって押動させることにより、
カットシートフィーダ3はプリンタ本体2に対して開閉
自在とされている。
【0009】このように構成された従来の熱転写プリン
タ1においては、紙送りローラ6に対する用紙の給紙形
態(給紙モード)として、制御指令に基づいてカットシ
ートフィーダ3のプリンタ本体2に対する開位置におい
てカットシートフィーダ3の内側に重積した複数枚の用
紙を給紙ローラをもって1枚づつ自動的に紙送りローラ
6に向かって送出する自動給紙モードと、手差し給紙の
邪魔となるカットシートフィーダ3をプリンタ本体2に
対し閉位置に退避させておき、例えば厚紙やグリーティ
ングカード等のような用紙を人手により紙送りローラ6
および補助ローラ7間の水平方向延長線上から紙送りロ
ーラ7へ給紙する手差し給紙モードとの2形態を有して
いる。そして、カットシートフィーダ3の側面に配設さ
れた把手11を人手によって押動してカットシートフィ
ーダ3を開閉動作させることにより、自動給紙モードと
手差し給紙モードとが選択可能とされている。
【0010】前記各給紙モードにおける給紙動作につい
てさらに説明すると、自動給紙モード時には、図8にお
いて実線にて示すように、把手11を人手により押動し
て、カットシートフィーダ3をプリンタ本体2に対して
傾斜した開状態とし、給紙モータの駆動力をもって給紙
ローラを駆動し(共に図示せず)、カットシートフィー
ダ3の用紙載置板12上に重積した複数枚の用紙を1枚
づつ紙送りローラ6に向かって送出するようにされてい
る。つまり、自動給紙モード時における用紙は、図8に
おいて矢印Bにて示すように、カットシートフィーダ3
から斜行するようにして送出された後、紙送りローラ6
に給紙可能とされている。
【0011】また、手差し給紙モード時には、図8にお
いて想像線にて示すように、把手11を人手により押動
して、カットシートフィーダ3の上面がプリンタ本体2
に沿うように閉状態とするとともに、プリンタ本体2に
手差し給紙モード専用の着脱自在な給紙トレイ13を取
着して、用紙の走行状態を安定させるとともに、用紙の
走行経路を略直線とするフラットパスと称される給紙経
路を形成し、図8において矢印Cにて示すように、用紙
を人手によって紙送りローラ6に対して略直線的に給紙
可能とされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱転写プリンタ1においては、手差し給紙モー
ド時に、手差し給紙モード専用の給紙トレイ13をプリ
ンタ本体2に取着することにより、用紙の給紙状態を安
定させるとともに、用紙の走行経路を略直線とする給紙
経路を確保しなければならず、手差し給紙モードにおけ
る操作が煩雑になるという問題点があった。
【0013】また、このような問題点に対処するために
は、手差し給紙モード専用の給紙トレイ13をプリンタ
本体2に固定すればよいが、手差し給紙モード専用の給
紙トレイ13をプリンタ本体2に固定すると、手差し給
紙モード専用の給紙トレイ13を必要に応じて退避させ
ることができず邪魔になるという問題点があった。
【0014】そこで、用紙の自動給紙と用紙の手差し給
紙とをカットシートフィーダを用いて行うことのできる
プリンタが望まれていた。
【0015】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、用紙の自動給紙と用紙の手差し給紙とをカット
シートフィーダを用いて行うことのできるプリンタを提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明のプリンタは、用紙を自動
的に給紙せしめるカットシートフィーダを有するプリン
タにおいて、前記カットシートフィーダが用紙の走行経
路を略湾曲状として用紙の自動給紙を可能とする自動給
紙モードまたは用紙の走行経路を略直線として用紙の手
差し給紙を可能とする手差し給紙モードの何れか一方を
選択的に取り得るようにカットシートフィーダの位置決
めを行う給紙モード切換機構を設けたことを特徴として
いる。
【0017】また、請求項2に記載の本発明のプリンタ
は、請求項1において、前記給紙モード切換機構は、前
記カットシートフィーダのトレー本体の側面に形成され
た水平部を具備する段部と、前記段部の水平部に対して
係脱可能な爪部を具備し前記爪部を前記段部の水平部に
係合させることにより前記カットシートフィーダを自動
給紙モードに位置させ前記爪部を前記段部の水平部に対
して離脱させることにより前記カットシートフィーダを
手差し給紙モードに位置させるように回動可能な回動レ
バーと、前記カットシートフィーダのモードを切換える
際に前記回動レバーの爪部と前記段部の水平部とを係脱
させるために前記回動レバーを回動動作させる回動レバ
ー駆動部材とを有することを特徴としている。
【0018】
【作用】前述した構成からなる請求項1に記載の本発明
のプリンタによれば、給紙モード切換機構は、カットシ
ートフィーダが用紙の走行経路を略湾曲状として用紙の
自動給紙を可能とする自動給紙モードまたは用紙の走行
経路を略直線として用紙の手差し給紙を可能とする手差
し給紙モードの何れか一方を選択的に取り得るように動
作させることができる。
【0019】また、請求項2に記載の本発明のプリンタ
によれば、給紙モード切換機構の回動駆動レバー駆動部
材を回動動作させることにより、回動レバーの爪部と前
記段部の水平部とを係合または離脱するように回動レバ
ーが回動し、回動レバーの爪部が段部の水平部に対して
係合した場合にカットシートフィーダが用紙の走行経路
を略湾曲状として用紙の自動給紙を可能とする自動給紙
モードに位置決めされ、回動レバーの爪部が段部の水平
部に対して離脱した場合にカットシートフィーダが用紙
の走行経路を略直線として用紙の手差し給紙を可能とす
る手差し給紙モードに位置決めさせることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。なお、前述した従来のものと同一の構成について
は、図面中に同一の符号を付す。
【0021】図1は本発明に係るプリンタの一実施例で
ある熱転写プリンタの要部の外観を示す斜視図であり、
図2は本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写プ
リンタの要部を示す模式図であり、図3はカットシート
フィーダの要部を示す模式図であり、図4はカットシー
トフィーダの内部の要部を示す模式図である。
【0022】図1および図2に示すように、本実施例の
熱転写プリンタ14は、用紙(図示せず)を略水平方向
に搬送して印字を行うプリンタ本体15を有している。
【0023】前記熱転写プリンタ14について詳しく説
明する。
【0024】図2に示すように、プリンタ本体15の内
部には、平板状をなすプラテン4がその印字面を略水平
となるようにして配設されている。そして、プラテン4
の上方には、印字ヘッドとしてのサーマルヘッド5が配
設されている。このサーマルヘッド5は、複数の発熱素
子(図示せず)が整列状に配置されており、これらの発
熱素子は、印字情報に基づいて選択的に発熱可能とされ
ている。また、サーマルヘッド5は、図示しない駆動機
構によりプラテン4に対して接離自在とされており、図
2に示すように、サーマルヘッド5がプラテン4に対し
圧接しているヘッドダウン状態が印字状態とされ、サー
マルヘッド5がプラテン4に対し圧接している部位が印
字位置PPとされている。そして、印字状態におけるプ
ラテン4とサーマルヘッド5との間には、プラテン4側
から順に用紙およびインクリボン(共に図示せず)が供
給されるようになっている。さらに、用紙は、図2にお
いて右方から左方に向かって搬送自在とされており、こ
のように用紙を水平方向に搬送するため、印字位置を挟
んで用紙の走行方向上流側および下流側には、供給側ガ
イド板および排出側ガイド板(共に図示せず)がそれぞ
れ水平方向に配設されている。
【0025】前記印字位置PPより、図2において矢印
Aにて示す用紙搬送方向(用紙の走行方向)の上流側に
は、所定速度で用紙を印字位置PPに向かって搬送する
紙送りローラ6が配設されている。この紙送りローラ6
は、図示しないステッピングモータにより回転駆動され
るようになっている。そして、紙送りローラ6の上方に
は、紙送りローラ6に当接される補助ローラ7が回転自
在に配設されており、この補助ローラ7は、紙送りロー
ラ6に従動回転するようにされている。つまり、用紙
は、紙送りローラ6と補助ローラ7との間に挟持される
ようにして走行可能にされている。
【0026】前記印字位置PPより用紙搬送方向の下流
側には、印字の終了した用紙をプリンタ本体15の内部
から外部へ排出するための排紙ローラ8が配設されてい
る。この排紙ローラ8は、図示しないステッピングモー
タにより回転駆動されるようになっている。そして、排
紙ローラ8の上方には、排紙ローラ8に当接されるバッ
クアップローラ9が回転自在に配設されており、このバ
ックアップローラ9は、排紙ローラ8に従動回転するよ
うにされている。つまり、用紙は、排紙ローラ8とバッ
クアップローラ9との間に挟持されるようにして走行可
能にされている。
【0027】前記紙送りローラ6より用紙搬送方向の最
も上流側には、プリンタ本体15の内部に位置する紙送
りローラ6に向かって用紙を送出するための給紙装置と
してのカットシートフィーダ16が配設されており、紙
送りローラ6とカットシートフィーダ16との間には、
カットシートフィーダ16から送出された用紙を紙送り
ローラ6に向かって水平方向に搬送するための用紙ガイ
ド板17が配設されている。このカットシートフィーダ
16は、プリンタ本体15の内部にカットシートフィー
ダ16の幅方向(用紙搬送方向に対して直交する方向)
の寸法より広い間隔をもって配設された1対の支持フレ
ーム18(一方のみ図示)間に回動自在に支持されてお
り、この支持フレーム18の前方略中央部位には、円弧
状のガイド溝19が形成されている。
【0028】前記カットシートフィーダ16は、上面が
開放された略箱形のトレー本体20を有しており、トレ
ー本体20の側面の前方上部には、支持フレーム18に
向かって突出する回動支軸21が配設されており、この
回動支軸21が支持フレーム18に枢着されている。つ
まり、カットシートフィーダ16は、支持フレーム18
との取付部位である回動支軸21を支点として上下に回
動自在に配設されている。
【0029】また、カットシートフィーダ16の上方に
は、自動給紙モード時において、用紙を紙送りローラ6
に向かって送出するための給紙ローラ22が回転自在に
配設されている。この給紙ローラ22の回転軸22aの
両端部は、前記両支持フレーム18を外側に向かって貫
通するようにして支持フレーム18に枢着され、支持フ
レーム18から突出した給紙ローラ22の回転軸22a
の一方の端部には、自動給紙モード時において、給紙モ
ータ(図示せず)の駆動力が伝達可能な給紙ギア(図示
せず)が取着されている。つまり、自動給紙モード時に
おいて、給紙モータ(図示せず)の駆動力をもって給紙
ローラ22が回転駆動されるように構成されている。
【0030】前記給紙ローラ22の回転軸22aの両端
部近傍には、全体として略ベルクランク状に形成された
回動レバー23がそれぞれ回転自在に取着されている。
この回動レバー23は、両支持フレーム18の内側に位
置するように配設されている。そして、回動レバー23
は、略直線的に形成された上アーム24と、略L字形状
に形成された下アーム25との2つのアーム24,25
を有しており、両アーム24,25の接続部位たる屈曲
部の中央部位が、給紙ローラ22の回転軸22aに枢着
されている。
【0031】前記回動レバー23の上アーム24の自由
端には、回動レバー23を回動させるための略円柱形状
に形成された回動レバー駆動部材26の一端が取着され
ており、この回動レバー駆動部材26は、支持フレーム
18に形成された円弧状のガイド溝19内に嵌合される
とともにプリンタ本体15の内部の側面に向かって延出
されている。こられの回動レバー駆動部材26の内、少
なくとも一方の回動レバー駆動部材26の自由端には、
人手による回動レバー駆動部材26の操作を容易とする
ためのつまみ体27が取着されている。このつまみ体2
7は、図1に示すように、プリンタ本体15の側面を貫
通するようにしてプリンタ本体15の外部に露出されて
いる。なお、回動レバー駆動部材26の自由端につまみ
体27を設けずに、回動レバー駆動部材26の自由端を
プリンタ本体15の側面を貫通するようにしてプリンタ
本体15の外部に直接露出させる構成としてもよく、特
に、本実施例の構成に限定されるものではない。
【0032】前記回動レバー23の下アーム25は、後
述するトレー本体20の側面の前部側壁29に沿うよう
にして延在する主腕25aを有しており、この主腕25
aの自由端には、主腕25aの長手方向に対して直交す
るようにして右方に延出された爪部25bが形成されて
いる。この爪部25bは、回動レバー23の回動動作に
よって後述するトレー本体20の側面の段部28の水平
部32に対して係脱自在にされている。
【0033】なお、回動レバー駆動部材26は、各回動
レバー23に個別に設けるのでなく、例えば、両回動レ
バー23を貫通するような長尺の回動レバー駆動部材2
6であってもよく、特に、本実施例の構成に限定される
ものではない。
【0034】図3に示すように、前記カットシートフィ
ーダ16のトレー本体20の側面は、段部28を介して
接続された前部側壁29と後部側壁30とにより形成さ
れている。そして、トレー本体20の前方に位置する前
部側壁29は、トレー本体20の後方に位置する後部側
壁30より奥に位置するようにされている。また、前記
段部28は、トレー本体20の下面からトレー本体20
の下面に対して直交するようにして上方に向かって形成
された下垂直部31を有しており、この下垂直部31の
上端には、トレー本体20の下面に対して略平行に延在
するようにして前方に向かって延在する水平部32が形
成されている。さらに、水平部32の前端には、トレー
本体20の下面に対して直交するようにしてトレー本体
20の側面の上端に向かって延在する上垂直部33が形
成されている。
【0035】図4に示すように、カットシートフィーダ
16のトレー本体20の内側には、用紙を重積して載置
するための略平板状の用紙載置板34が配設されてい
る。この用紙載置板34は、図示しない押圧ばねにより
上方に付勢されるとともに、その基端部に取着された支
持ピン35を前記トレー本体20の両側面に回動自在に
支持させることにより、この支持ピン35を中心として
上下に揺動自在に配設されている。そして、トレー本体
20内の前方には、トレー本体20の前面および下面に
沿って略L字形状に形成された爪支持板36がその後端
部を中心として上下に回動自在に配設されており、この
爪支持板36の上端部には、用紙載置板34上に複数枚
の用紙を重積した場合に、重積した用紙の少なくとも最
上部に位置する用紙の前方角部に係合される分離爪37
が配設されている。また、本実施例における分離爪37
は、用紙載置板34の上面に用紙が載置されない場合に
は、用紙載置板34の前方角部に形成された収納凹部3
8の内部に収納可能とされている。
【0036】つまり、分離爪37の上面は、用紙載置板
34の上面に用紙が載置された場合には、用紙載置板3
4の上面より上方に位置し、用紙載置板34の上面に用
紙が載置されない場合には、用紙載置板34の上面より
下方に位置するように形成されている。
【0037】また、前記用紙載置板34には、用紙の大
きさに応じて用紙の幅方向に移動自在とされたサイドガ
イド39が配設されている。このサイドガイド39は、
用紙の大きさ等の必要に応じて、用紙載置板34の上面
に載置された用紙の側面の位置を拘束し得るようにされ
ている。さらに、トレー本体20内の下部には、トレー
本体20内の下面に沿って後方に移動自在とされた用紙
支持ガイド40が配設されている。この用紙支持ガイド
40は、用紙の大きさ等の必要に応じて、用紙載置板3
4の上面に載置された用紙の後端部がトレー本体20の
後部から突出した場合に、トレー本体20の後端部から
突出している用紙を下方から支持し得るようになってい
る。
【0038】前記回動レバー23、回動レバー駆動部材
26およびトレー本体20に形成された段部28の水平
部32により、カットシートフィーダ16を自動給紙モ
ードと手差し給紙モードとの何れか一方を選択的に取り
得る給紙モード切換機構41が構成されている。
【0039】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0040】図1から図4はカットシートフィーダを用
いて用紙載置板に重積した複数枚の用紙を給紙ローラを
もって1枚づつ自動的に紙送りローラに向かって送出可
能な自動給紙モード状態を示しており、図5はカットシ
ートフィーダを用いて用紙を手差し給紙可能とした手差
し給紙モード状態を示す図1と同様の図であり、図6は
手差し給紙モード状態を示す図2と同様の図であり、図
7は手差し給紙モード状態を示す図3と同様の図であ
る。
【0041】まず、本実施例の熱転写プリンタ14にお
ける自動給紙モードについて説明する。
【0042】本実施例の熱転写プリンタ14における用
紙の自動的な給紙が可能な自動給紙モード状態において
は、カットシートフィーダ16のトレー本体20の内側
の用紙載置板34の上面に複数枚の用紙が重積され、こ
の重積された用紙の前方角部が分離爪37により係止さ
れている。そして、重積した用紙の最上部に位置する用
紙は、用紙載置板34が図示しない押圧ばねにより上方
に付勢されることによって給紙ローラ22に当接されて
いる。
【0043】また、カットシートフィーダ16は、人手
による操作によって、図2に示すように、支持フレーム
18との取付部位に位置する回動支軸21を支点として
反時計方向に回動されて、給紙モード切換機構41を構
成する回動レバー23が反時計方向に回動されるととも
に、回動レバー23の下アーム25の爪部25bの上面
がトレー本体20の側面の段部28の水平部32と係合
し、カットシートフィーダ16の後方が上方に位置した
傾斜した状態を保持し得るように位置決めされている。
【0044】そして、本実施例の熱転写プリンタ14に
よる自動給紙モード状態での印字動作が開始されると、
制御指令に基づいて、図示しない給紙モータが駆動して
給紙ローラ22が時計方向に回転駆動し、用紙載置板3
4の上面に載置されている複数枚の用紙の最上部に位置
する用紙が、図2において矢印Dにて示す略湾曲状の走
行経路を走行して紙送りローラ6に向かって自動的に確
実に給紙されるようになっている。
【0045】つぎに、本実施例の熱転写プリンタ14に
おける自動給紙モードから手差し給紙モードへの切換に
ついて説明する。
【0046】本実施例の熱転写プリンタ14における自
動給紙モードから手差し給紙モードへの切換は、プリン
タ本体15の側面に配設されたつまみ体27を人手によ
って操作することにより給紙モード切換機構41を動作
させて行われる。つまり、つまみ体27を上方に向かっ
てわずかに押動すると、つまみ体27に接続された給紙
モード切換機構41を構成する回動レバー駆動部材26
が、支持フレーム18に形成された円弧状のガイド溝1
9に沿って上方へ移動を開始する。この回動レバー駆動
部材26の動作に伴って、回動レバー駆動部材26に接
続されている回動レバー23が給紙ローラ22の回転軸
22aを中心として時計方向に回動を開始する。そし
て、回動レバー23の時計方向への回動動作に伴って、
トレー本体20の側面の段部28の水平部32に対して
係合状態に位置する回動レバー23の爪部25bが水平
部32から離脱し、回動レバー23の爪部25bとトレ
ー本体20の側面の段部28の水平部32との係合状態
が解除される。
【0047】ついで、回動レバー23の爪部25bとト
レー本体20の側面の段部28の水平部32との係合状
態が解除されると、カットシートフィーダ16のトレー
本体20は、その自重によって回動支軸21を中心とし
て時計方向に回動し、図示しない適宜なストッパによ
り、紙送りローラ6に向かう用紙の走行経路を略直線と
した手差し給紙可能な手差し給紙モード状態で停止して
位置決めされる。この回動レバー23の給紙ローラ22
の回転軸22aを中心とした回動は、トレー本体20の
自重による時計方向への回動動作に伴って、回動レバー
23の爪部25bの先端がトレー本体20の段部28の
上垂直部33に沿って上方に移動するようにして継続し
た後、トレー本体20が図示しないストッパと当接する
ことによって停止し、自動給紙モードから手差し給紙モ
ードへの切換が終了する。この手差し給紙可能とした手
差し給紙モード状態を図5および図6に示す。
【0048】すなわち、本実施例の熱転写プリンタ14
におけるつまみ体27は、カットシートフィーダ16の
自動給紙モードから手差し給紙モードへの切換時に、給
紙モード切換機構41を構成する回動レバー駆動部材2
6を容易に動作させるために用いられる。
【0049】つぎに、本実施例の熱転写プリンタ14に
おける手差し給紙モードについて説明する。
【0050】本実施例の熱転写プリンタ14における用
紙の手差し給紙が可能な手差し給紙モードにおいては、
トレー本体20の用紙載置板34の上面には、用紙は載
置されておらず、分離爪37は、用紙載置板34の前方
角部に形成された収納凹部38の内部に収納されてお
り、カットシートフィーダ16の用紙載置板34は、略
水平を保持し得るように位置決めされている。この状態
を図7に示す。
【0051】そして、カットシートフィーダ16は、図
6に示すように、支持フレーム18との取付部位に位置
する回動支軸21を支点として時計方向に回動されて、
給紙モード切換機構41を構成する回動レバー23が時
計方向に回動されるとともに、回動レバー23の下アー
ム25の爪部25bの上面がトレー本体20の側面の段
部28の水平部32から離脱されている。
【0052】そして、手差し給紙モード状態において
は、用紙は、図6において矢印Eにて示す略直線の走行
経路を人手によって用紙載置板34に沿うようにして紙
送りローラ6に向かって確実に給紙されるようになって
いる。
【0053】つぎに、本実施例の熱転写プリンタ14に
おける手差し給紙モードから自動給紙モードへの切換に
ついて説明する。
【0054】本実施例の熱転写プリンタ14における手
差し給紙モードから自動給紙モードへの切換は、カット
シートフィーダ16を人手により上方へ持ち上げる操作
により給紙モード切換機構41を動作させて行われる。
つまり、カットシートフィーダ16を上方に向かって押
動すると、カットシートフィーダ16のトレー本体20
は、回動支軸21を中心として反時計方向に回動し、給
紙モード切換機構41を構成する回動レバー駆動部材2
6が反時計方向に回動し、この回動レバー駆動部材26
の反時計方向への回動動作に伴って回動レバー23が反
時計方向へ回動し、回動レバー23の爪部25bの先端
は、トレー本体20の段部28の上垂直部33に沿って
トレー本体20の下方に向かって移動し、回動レバー2
3の爪部25bがトレー本体20の側面の段部28の水
平部32に係合した状態で停止し、カットシートフィー
ダ16の後方が上方に位置した傾斜した状態に保持され
て位置決めされる。そして、カットシートフィーダ16
のトレー本体20の内側の用紙載置板34の上面に複数
枚の用紙が載置され、前述した自動給紙モード状態に復
帰する。なお、つまみ体27を下方に向かって押動する
ことにより、給紙モード切換機構41を構成する回動レ
バー駆動部材26を直接的に反時計方向に回動させても
よい。
【0055】したがって、本実施例においては、人手を
もって給紙モード切換機構41を回動動作させることに
より、用紙の走行経路を略湾曲状としカットシートフィ
ーダ16による用紙の自動給紙を可能とする自動給紙モ
ードと、用紙の走行経路を略直線としカットシートフィ
ーダ16による手差し給紙可能な手差し給紙モードとの
何れか一方を必要に応じて簡単に選択的に取り得るよう
にカットシートフィーダ16の位置決めを行うことがで
きる。また、カットシートフィーダ16を用いて手差し
給紙を行うことができるので、手差し給紙モードにおけ
る用紙の給紙状態を確実に安定させることができる。
【0056】すなわち、本実施例によれば、カットシー
トフィーダ16を用いて用紙の自動給紙と用紙の手差し
給紙とを選択的に行うことができるので、従来の熱転写
プリンタ1が有する手差し給紙モード時に、手差し給紙
モード専用の給紙トレイ13をプリンタ本体2に取着す
ることによって用紙の給紙状態を安定させるとともに、
用紙の走行経路を略直線とする給紙経路を確保するとい
う煩雑な操作と、手差し給紙モード専用の給紙トレイ1
3を必要に応じて退避させることができないという不都
合とを確実に除去することができる。
【0057】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。ま
た、本発明は、前記実施例の熱転写プリンタばかりでな
く、インパクトプリンタ、インクジェットプリンタ、ペ
ージプリンタ等の各種のプリンタに適用することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリンタに
よれば、給紙モード切換機構を動作させることにより、
カットシートフィーダを用いた用紙の自動給紙と、カッ
トシートフィーダを用いた用紙の手差し給紙とをの何れ
か一方を選択的に行うことができるという極めて優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写
プリンタの自動給紙モード状態における要部の外観を示
す斜視図
【図2】本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写
プリンタの自動給紙モード状態における要部を示す模式
【図3】本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写
プリンタの自動給紙モード状態におけるカットシートフ
ィーダの要部を示す模式図
【図4】本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写
プリンタの自動給紙モード状態におけるカットシートフ
ィーダの内部の要部を示す模式図
【図5】本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写
プリンタの手差し給紙モード状態を示す図1と同様の図
【図6】本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写
プリンタの手差し給紙モード状態を示す図2と同様の図
【図7】本発明に係るプリンタの一実施例である熱転写
プリンタの手差し給紙モード状態を示す図3と同様の図
【図8】従来のプリンタである熱転写プリンタの要部を
示す模式図
【符号の説明】
4 プラテン 5 サーマルヘッド 6 紙送りローラ 8 排紙ローラ 14 熱転写プリンタ 15 プリンタ本体 16 カットシートフィーダ 18 支持フレーム 19 ガイド溝 20 トレー本体 21 回動支軸 22 給紙ローラ 23 回動レバー 26 回動レバー駆動部材 28 段部 32 水平部 34 用紙載置板 37 分離爪 38 収納凹部 41 給紙モード切換機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を自動的に給紙せしめるカットシー
    トフィーダを有するプリンタにおいて、前記カットシー
    トフィーダが用紙の走行経路を略湾曲状として用紙の自
    動給紙を可能とする自動給紙モードまたは用紙の走行経
    路を略直線として用紙の手差し給紙を可能とする手差し
    給紙モードの何れか一方を選択的に取り得るようにカッ
    トシートフィーダの位置決めを行う給紙モード切換機構
    を設けたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記給紙モード切換機構は、前記カット
    シートフィーダのトレー本体の側面に形成された水平部
    を具備する段部と、前記段部の水平部に対して係脱可能
    な爪部を具備し前記爪部を前記段部の水平部に係合させ
    ることにより前記カットシートフィーダを自動給紙モー
    ドに位置させ前記爪部を前記段部の水平部に対して離脱
    させることにより前記カットシートフィーダを手差し給
    紙モードに位置させるように回動可能な回動レバーと、
    前記カットシートフィーダのモードを切換える際に前記
    回動レバーの爪部と前記段部の水平部とを係脱させるた
    めに前記回動レバーを回動動作させる回動レバー駆動部
    材とを有することを特徴とする請求項1に記載のプリン
    タ。
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