JPH11334916A - プリンタの給紙装置 - Google Patents

プリンタの給紙装置

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JPH11334916A
JPH11334916A JP14384998A JP14384998A JPH11334916A JP H11334916 A JPH11334916 A JP H11334916A JP 14384998 A JP14384998 A JP 14384998A JP 14384998 A JP14384998 A JP 14384998A JP H11334916 A JPH11334916 A JP H11334916A
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roller
recording
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pressure contact
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JP14384998A
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Hiroshi Sato
広志 佐藤
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用紙の厚さが異なった場合でも、確実に
記録用紙の分離を行なうことができ、適正な給紙を行な
うこと。 【解決手段】 プリンタに複数枚の記録用紙2を積層し
て収納する用紙圧接板1を設け、この用紙圧接板1に収
納された記録用紙2に対して当接可能とされこの記録用
紙2を1枚ずつ給紙する給紙ローラ5を回転駆動自在に
配設し、この給紙ローラ5と逆方向に回転駆動されるリ
タードローラ8を前記給紙ローラ5に圧接するように配
設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタの給紙装置
に係り、特に、複数枚の用紙を1枚ずつ適正に自動給紙
することのできるプリンタの給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ、ワードプロセッ
サ、ファクシミリ等の出力装置として熱転写プリンタ、
ページプリンタ等の各種のプリンタが用いられている。
【0003】そして、このような従来のプリンタにおい
ては、給紙カセットや用紙載置台等に複数枚の記録用紙
を積層して収納し、これら記録用紙に給紙ローラを圧接
させた状態で、この給紙ローラを回転駆動させることに
より、最上位の記録用紙から1枚ずつ給紙し、所定の記
録位置に搬送することが行なわれている。
【0004】この場合に、前記積層された記録用紙を1
枚ずつ分離する手段として、従来から、例えば、給紙カ
セットの先端部両側に記録用紙の角部に接する分離爪を
配設し、この分離爪により記録用紙が2枚以上給紙され
てしまういわゆるダブルフィードを防止するようにして
いた。
【0005】しかしながら、このような分離爪を用いた
記録用紙の分離手段においては、例えば、普通紙等にお
いては、あまり問題はないが、はがき等の厚紙に記録を
行なう場合においては、適正に分離することができず給
紙不良が発生してしまうという問題を有している。
【0006】そのため、近年、給紙カセット等の内部に
記録用紙の先端部に当接される分離板を角度変更可能に
配設し、この分離板により記録用紙のダブルフィードを
防止することが行なわれている。この分離板は、レバー
の操作により角度を変更することができるものであり、
このレバーを操作して、例えば、カット紙等の薄い用紙
の場合は、傾斜角度を小さく保持するとともに、例え
ば、はがき等の厚い用紙の場合は、傾斜角度を大きく保
持することにより、厚さの異なる記録用紙の分離を適正
に行なうようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の記録用紙の分離手段においては、手動によりレ
バーを操作することにより、分離板の傾斜角度を切換え
る構造であるため、操作が面倒であり、しかも、分離板
の傾斜角度を誤って設定してしまうと、用紙を確実に分
離させることができず、適正な給紙を行なうことができ
ないという問題を有している。
【0008】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
で、記録用紙の厚さが異なった場合でも、確実に記録用
紙の分離を行なうことができ、適正な給紙を行なうこと
のできるプリンタの給紙装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るプリンタの給紙装置は、プ
リンタに複数枚の記録用紙を積層して収納する用紙圧接
板を設け、この用紙圧接板に収納された記録用紙に対し
て当接可能とされこの記録用紙を1枚ずつ給紙する給紙
ローラを回転駆動自在に配設してなるプリンタの給紙装
置であって、前記給紙ローラと逆方向に回転駆動される
リタードローラを前記給紙ローラに圧接するように配設
したことを特徴とするものである。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、給紙
ローラを回転駆動させることにより、用紙圧接板の最上
位に位置する記録用紙が1枚ずつ取り出され、この記録
用紙は、給紙ローラとリタードローラとの間に挟まれた
状態で搬送される。そして、リタードローラが給紙ロー
ラに対して逆方向に回転駆動されるようになっているの
で、給紙ローラの回転により用紙圧接板に載置された記
録用紙が2枚一緒に給紙された場合に、前記リタードロ
ーラの逆方向への回転により、下側の記録用紙は、用紙
圧接板側に戻され、これにより、記録用紙を確実に分離
して適正に1枚だけ給紙することができるものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、前記給紙ローラにより前記記録用紙が給紙さ
れた後に、前記リタードローラの前記給紙ローラに対す
る圧接を解除する解除機構を配設したことを特徴とする
ものである。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、解除
機構により、記録用紙が給紙された後に、リタードロー
ラの給紙ローラに対する圧接を解除するようにしている
ので、記録用紙の紙送り動作を行なう際に、記録用紙に
対する給紙ローラおよびリタードローラの負荷を除去す
ることができ、正確な改行動作および適正なバックフィ
ード等を行なうことができるものである。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
において、前記給紙ローラにより前記記録用紙の先端部
が前記リタードローラに送られた時点で前記用紙圧接板
の前記給紙ローラに対する圧接を解除するとともに、さ
らに、前記給紙ローラにより前記記録用紙が紙送りロー
ラまで給紙された後に、前記リタードローラの前記給紙
ローラに対する圧接を解除する解除機構を配設したこと
を特徴とするものである。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、解除
機構により、リタードローラの位置まで記録用紙が送ら
れた時点で用紙圧接板の給紙ローラへの圧接を解除する
ようにしているので、記録用紙に対する用紙圧接板の負
荷を除去することができ、しかも、記録用紙が2枚一緒
に給紙された場合にリタードローラで確実に下側の記録
用紙を戻すことができるので、記録用紙のダブルフィー
ドを確実に防止することができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図3を参照して説明する。
【0016】図1および図2は本発明に係る紙送り機構
を適用したプリンタの実施の一形態を示したもので、図
示しないプリンタフレームには、用紙圧接板1がその後
端部を中心として上下方向に揺動自在に配設されてお
り、この用紙圧接板1の上面には、複数枚の記録用紙
2,2…が積層して載置されるようになされている。ま
た、前記用紙圧接板1の下面側には、用紙圧接用ばね3
が取付けられており、前記用紙圧接板1は、前記用紙圧
接用ばね3の付勢力により、常に上方に付勢されてい
る。
【0017】また、前記用紙圧接板1の先端部上方近傍
には、前記プリンタフレームの幅方向に延在し両端部が
前記プリンタフレームの両側に支持された給紙ローラ駆
動軸4が配設されており、この給紙ローラ駆動軸4に
は、複数の給紙ローラ5が軸方向に所定間隔を有するよ
うに取付けられている。そして、前記用紙圧接板1に積
層載置された記録用紙2のうち最上位に位置する記録用
紙2が前記給紙ローラ5に圧接されるようになってお
り、図示しない駆動装置により前記給紙ローラ駆動軸4
を回転駆動して給紙ローラ5を回転駆動させることによ
り、前記用紙圧接板1に積層載置された記録用紙2を1
枚ずつ取り出すようになされている。
【0018】前記給紙ローラ駆動軸4の下方であって前
記プリンタフレームの両側には、一対の揺動アーム6が
基端部を中心として上下に揺動自在に配設されており、
これら各揺動アーム6の先端部には、プリンタフレーム
の幅方向に延在するリタードローラ駆動軸7の両端部が
回転自在に取付けられている。このリタードローラ駆動
軸7の前記給紙ローラ5に対応する位置には、リタード
ローラ8が取付けられており、前記揺動アーム6の下側
には、この揺動アーム6を上方に付勢するローラ圧接用
ばね9が取付けられている。そして、前記ローラ圧接用
ばね9の付勢力により、リタードローラ8が給紙ローラ
5に圧接された状態で、図示しない摩擦力による回転伝
達機構を介して前記給紙ローラ駆動軸4の回転駆動力が
リタードローラ駆動軸7に伝達されるようになされてお
り、この回転力の伝達により、前記リタードローラ8
は、給紙ローラ5に対して逆方向に回転駆動されるよう
になっている。
【0019】ここで、前記給紙ローラ5により2枚の記
録用紙2が給紙された場合、給紙ローラ5とリタードロ
ーラ8との間に挟持された記録用紙2に対する荷重、摩
擦力、搬送力の関係を図3に示す。この場合において、
リタードローラ8の圧接力をP1 、用紙圧接板1の圧接
力をP2 、給紙ローラ5と記録用紙2との摩擦力を
μ1 、最上位の記録用紙2と2枚目の記録用紙2との摩
擦力をμ2 、リタードローラ8と記録用紙2との摩擦力
をμ3 、最上位の記録用紙2の搬送力をF1 、2枚目の
記録用紙2の搬送力をF2 とすると、最上位の記録用紙
2の搬送力F1 および2枚目の記録用紙2の搬送力F2
は次の2式で表わされる。
【0020】 F1 =μ11 +μ1 2 −μ2 1 (1) F2 =μ2 1 −μ3 1 +μ2 2 (2) そして、記録用紙2のダブルフィードを防止するために
は、F2 ≦0の条件が必要であることから、 (2)式を変
形すると、 (μ2 −μ3 )P1 +μ2 2 ≦0 (3) となる。また、 (3)式において、μ2 2 =0(用紙圧
接板1の圧接解除)とすれば、 μ2 −μ3 ≦0 (4)、すなわち、μ2 ≦μ3 (5)とな
る。
【0021】したがって、前記リタードローラ8の表面
の材質を前記 (5)式の条件を満たすような材料により構
成することにより、記録用紙2の分離動作を安定して行
なうことができ、記録用紙2のダブルフィードを確実に
防止することができる。
【0022】また、前記給紙ローラ駆動軸4の一端部に
は、この給紙ローラ駆動軸4の回転とともに回転駆動さ
れる解除機構としてのカムレバー10が取付けられてお
り、このカムレバー10の先端部には、回転中心からの
距離が短く形成され用紙圧接板1を給紙ローラ5から離
間させる用紙圧接板離間用カム面10Aと、その距離が
長く形成されリタードローラ8を給紙ローラ5から離間
させるリタードローラ離間用カム面10Bとが形成され
ている。前記用紙圧接板1の先端部一側には、前記カム
レバー10の先端部を受入れるカム受け突部11が一体
に形成されている。さらに、前記用紙圧接板1の先端部
の両側下面には、それぞれ押動突起12が突設されてお
り、前記用紙圧接板1が用紙圧接用ばね3の付勢力に抗
して下方に揺動された場合に、前記押動突起12の下端
部が前記揺動アーム6に当接してこの揺動アーム6をロ
ーラ圧接用ばね9の付勢力に抗して下方に揺動させるよ
うになっている。
【0023】前記プリンタフレームの下方には、平板状
を有し前記プリンタフレームの幅方向に延在するプラテ
ン13がその記録面が上方に指向するように配設されて
おり、前記プラテン13の上方には、図示しない駆動機
構によりプラテン13に沿って往復移動自在とされたキ
ャリッジ14が配設されている。このキャリッジ14の
下端部には、図示しない複数の発熱素子が整列配置され
た記録ヘッドとしてのサーマルヘッド15がプラテン1
3に対して接離自在に配設されており、前記キャリッジ
14には、内部に所望の色のインクリボンが巻回された
リボンカセット(図示せず)が着脱自在に装着されるよ
うになっている。そして、プラテン13とサーマルヘッ
ド15との間に記録用紙2およびインクリボンが供給さ
れた状態で、サーマルヘッド15をプラテン13に対し
て圧接させ、このヘッドダウン状態におけるサーマルヘ
ッド15とプラテン13との圧接位置が記録位置とされ
ている。
【0024】さらに、プリンタフレームの前記プラテン
13より用紙搬送方向上流側近傍には、前記プリンタフ
レームの幅方向に延在し両端部が前記プリンタフレーム
の両側に支持された紙送りローラ駆動軸16が配設され
ており、この紙送りローラ駆動軸16には、複数の紙送
りローラ17が所定間隔をもって取付けられている。ま
た、各紙送りローラ17の上方には、紙送りローラ17
の外周面に当接され紙送りローラ17に従動回転される
補助ローラ18が回転自在に配設されている。
【0025】次に、前述した構成からなる本実施形態の
作用について説明する。
【0026】まず、用紙圧接板1の上面に記録用紙2を
複数枚積層して載置する。この状態で、前記用紙圧接板
1が用紙圧接用ばね3の付勢力により上方に付勢されて
いるので、前記用紙圧接板1に積層載置された最上位に
位置する記録用紙2の先端部が前記給紙ローラ5に圧接
された状態に保持されるとともに、ローラ圧接用ばね9
の付勢力により、リタードローラ8が給紙ローラ5に圧
接された状態に保持されている。
【0027】そして、図示しない駆動装置により前記給
紙ローラ駆動軸4を回転駆動して給紙ローラ5を回転駆
動させることにより、前記用紙圧接板1の最上位に位置
する記録用紙2が1枚ずつ取り出される。そして、この
記録用紙2の先端部が給紙ローラ5とリタードローラ8
との間に挟み込まれた時点でカムレバー10の用紙圧接
板離間用カム面10Aがカム受け突部11に乗り上げ、
カム受け突部11を下方に押し下げる。これにより、用
紙圧接板1が用紙圧接用ばねの付勢力に抗して下方に揺
動され、給紙ローラ5から離間される。その後、記録用
紙2は、給紙ローラ5とリタードローラ8との間に挟ま
れた状態で紙送りローラ17の方向に搬送される。
【0028】このとき、本実施形態においては、給紙ロ
ーラ駆動軸4の回転方向と逆方向にリタードローラ駆動
軸7が回転駆動され、リタードローラ8が給紙ローラ5
に対して逆方向に回転駆動されるようになっているの
で、給紙ローラ5の回転により用紙圧接板1に載置され
た記録用紙2が2枚一緒に給紙された場合に、前記リタ
ードローラ8の逆方向への回転により、下側の記録用紙
2は、用紙圧接板1側に戻される。これにより、記録用
紙2を確実に分離して適正に1枚だけ給紙することがで
きるものである。
【0029】そして、さらに、給紙ローラ5の回転駆動
により、記録用紙2の先端部が紙送りローラ17まで搬
送されると、給紙ローラ駆動軸4の回転に伴って回転さ
れるカムレバー10のリタードローラ離間用カム面10
Bがカム受け突部11に乗り上げ、カム受け突部11を
さらに下方に押し下げる。これにより、用紙圧接板1が
用紙圧接用ばね3の付勢力に抗してさらに下方に揺動さ
れ、この用紙圧接板1の下方への揺動により、用紙圧接
板1の押動突起12が各揺動アーム6をローラ圧接用ば
ね9の付勢力に抗して下方に揺動させる。この一連の動
作により、リタードローラ8が下方に揺動して給紙ロー
ラ5との圧接が解除され、この状態で、給紙ローラ5の
回転を停止することにより、リタードローラ8と給紙ロ
ーラ5とが離隔した状態に保持される。
【0030】その後、記録用紙2は、紙送りローラ17
を回転駆動させることにより、プラテン13とサーマル
ヘッド15との間に搬送され、この状態で、サーマルヘ
ッド15をインクリボンおよび記録用紙2を介してプラ
テン13に圧接させて、キャリッジ14をプラテン13
に沿って移動させながら、所望の記録信号に基づいてサ
ーマルヘッド15の発熱素子を選択的に駆動させること
により、前記記録用紙2に所望の記録を行なうものであ
る。そして、紙送りローラ17を用紙の搬送方向に回転
させることにより、記録に必要な改行動作に伴う紙送り
を繰り返す。このとき、本実施形態においては、記録用
紙2に対する記録時には、給紙ローラ5とリタードロー
ラ8とを離隔した状態に保持するようにしているので、
前記記録用紙2の紙送り動作を行なう際に、記録用紙2
に対する給紙ローラ5およびリタードローラ8の負荷を
除去することができ、正確な改行動作を行なうことがで
きるものである。
【0031】また、フルカラーによる記録を行なう場合
には、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の各色のインクを用いてそれぞれ重ねて記録を行なうも
のであるが、この場合には、例えば、イエローのインク
による記録が終了した後、紙送りローラ17を逆方向に
回転駆動して記録用紙2をバックフィードし、マゼンタ
のインクによる記録を行なうようになっている。この動
作を各色毎に繰り返し行なうことにより、フルカラーに
よる記録を行なうものである。この場合においても、給
紙ローラ5とリタードローラ8とを離隔した状態に保持
されているので、前記記録用紙2のバックフィードを行
なう場合でも、給紙ローラ5およびリタードローラ8が
邪魔にならず、適正なバックフィードを行なうことがで
きるものである。
【0032】そして、記録用紙2への記録が完了した
ら、記録用紙2の排紙を行ない、1枚の用紙に対する記
録動作がすべて終了する。
【0033】続いて、次の記録用紙2に対する記録を行
なう場合には、給紙ローラ5とリタードローラ8とを離
隔した状態から、図示しない駆動装置により前記給紙ロ
ーラ駆動軸4を回転駆動して給紙ローラ5を回転駆動さ
せることにより、カムレバー10の先端部がカム受け突
部11から外れ、カム受け突部11に対する下方への押
し下げ力が解除される。これにより、用紙圧接板1が用
紙圧接用ばね3の付勢力により上方に揺動され、この用
紙圧接板1の上方への揺動により、用紙圧接板1の押動
突起12による各揺動アーム6の下方への揺動が解除さ
れ、各揺動アーム6がローラ圧接用ばね9の付勢力によ
り上方に揺動して、給紙ローラ5に対してリタードロー
ラ8が圧接される。
【0034】この状態で、給紙ローラ駆動軸4を回転駆
動して給紙ローラ5を回転駆動させることにより、前記
用紙圧接板1の最上位に位置する記録用紙2が取り出さ
れるとともに、リタードローラ8の逆方向の回転駆動に
より、2枚一緒に給紙された場合に、下側の記録用紙2
が用紙圧接板1側に戻され、記録用紙2を確実に分離し
て適正に1枚だけ給紙することができるものである。
【0035】その後、前記動作を繰り返すことにより、
記録用紙2に所望の記録を行なうようになっている。
【0036】したがって、本実施形態においては、給紙
ローラ5に対して逆方向に回転駆動されるリタードロー
ラ8を配設するようにしているので、給紙ローラ5の回
転により用紙圧接板1に載置された記録用紙2が2枚一
緒に給紙された場合でも、下側の記録用紙2がリタード
ローラ8により用紙圧接板1側に戻され、これにより、
記録用紙2を確実に分離して適正に1枚だけ給紙するこ
とができる。また、記録用紙2が給紙された後に、給紙
ローラ5とリタードローラ8とを離隔した状態に保持す
るようにしているので、記録用紙2の紙送り動作を行な
う際に、記録用紙2に対する給紙ローラ5およびリター
ドローラ8の負荷を除去することができ、正確な改行動
作および適正なバックフィード等を行なうことができ、
その結果、適正な記録を行なうことができる。さらに、
記録用紙2が給紙された後に、給紙ローラ5とリタード
ローラ8とを離隔させるようにしているので、給紙ロー
ラ5およびリタードローラ8の変形を防止することがで
きる。
【0037】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係るプリンタの給紙装置は、給紙ローラに対して逆方
向に回転駆動されるリタードローラを配設するようにし
たので、給紙ローラの回転により用紙圧接板に載置され
た記録用紙が2枚一緒に給紙された場合でも、下側の記
録用紙がリタードローラにより用紙圧接板側に戻され、
これにより、記録用紙を確実に分離して適正に1枚だけ
給紙することができる。
【0039】また、請求項2に記載の発明は、解除機構
により、記録用紙が給紙された後に、リタードローラの
給紙ローラに対する圧接を解除するようにしたので、記
録用紙の紙送り動作を行なう際に、記録用紙に対する給
紙ローラおよびリタードローラの負荷を除去することが
でき、正確な改行動作および適正なバックフィード等を
行なうことができ、その結果、適正な記録を行なうこと
ができる。
【0040】さらに、請求項3に記載の発明は、解除機
構により、リタードローラの位置まで記録用紙が送られ
た時点で用紙圧接板の給紙ローラへの圧接を解除するよ
うにしているので、記録用紙に対する用紙圧接板の負荷
を除去することができ、しかも、記録用紙が2枚一緒に
給紙された場合にリタードローラで確実に下側の記録用
紙を戻すことができるので、記録用紙のダブルフィード
を確実に防止することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの給紙装置の実施の一
形態を示す給紙状態の概略構成図
【図2】 本発明のプリンタの給紙装置の給紙後の状態
を示す概略構成図
【図3】 本発明のプリンタの給紙装置の記録用紙に対
する搬送力等を示す説明図
【符号の説明】
1 用紙圧接板 2 記録用紙 3 用紙圧接用ばね 5 給紙ローラ 6 揺動アーム 8 リタードローラ 9 ローラ圧接用ばね 10 カムレバー 11 カム受け突部 12 押動突起 13 プラテン 14 キャリッジ 15 サーマルヘッド 17 紙送りローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタに複数枚の記録用紙を積層して
    収納する用紙圧接板を設け、この用紙圧接板に収納され
    た記録用紙に対して当接可能とされこの記録用紙を1枚
    ずつ給紙する給紙ローラを回転駆動自在に配設してなる
    プリンタの給紙装置であって、前記給紙ローラと逆方向
    に回転駆動されるリタードローラを前記給紙ローラに圧
    接するように配設したことを特徴とするプリンタの給紙
    装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙ローラにより前記記録用紙が給
    紙された後に、前記リタードローラの前記給紙ローラに
    対する圧接を解除する解除機構を配設したことを特徴と
    する請求項1に記載のプリンタの給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙ローラにより前記記録用紙の先
    端部が前記リタードローラに送られた時点で前記用紙圧
    接板の前記給紙ローラに対する圧接を解除するととも
    に、さらに、前記給紙ローラにより前記記録用紙が紙送
    りローラまで給紙された後に、前記リタードローラの前
    記給紙ローラに対する圧接を解除する解除機構を配設し
    たことを特徴とする請求項1に記載のプリンタの給紙装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7086713B2 (en) 2003-08-05 2006-08-08 Lexmark International, Inc. Media detack from an intermediate printing member
JP2011126626A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Kyocera Mita Corp 記録媒体供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7086713B2 (en) 2003-08-05 2006-08-08 Lexmark International, Inc. Media detack from an intermediate printing member
JP2011126626A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Kyocera Mita Corp 記録媒体供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

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