JP3791820B2 - 媒体処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関等に設置され、オペレータ等の操作者がセットした通帳や伝票等の媒体を取り込み、磁気ストライプの読み書き処理や、所定の印字処理を行う通帳伝票プリンタと呼ばれる媒体処理装置に関するもので、特に、通帳のページめくりを行う機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通帳伝票プリンタは、通帳を取り込み、取引金額等の取引データの印字を行い、排出する機能を有するが、あるページに取引データを印字している途中に、印字行が無くなると、ページめくりを行って、新しいページに残りの取引データを印字できるようになっている。この処理を実現するため、通帳伝票プリンタには、ページめくりを行う機構としてオートターンページ(ATP)機構と呼ばれる機構が搭載されている。
【0003】
ATP機構は、ローラをページめくりすべきページに押しつけ、このローラを回転させることで、ページをはね上げ、通帳の搬送動作によりページめくりを行う機構である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ATP機構においては、ページめくりすべき1枚のページのみをはね上げ、このはね上げたページを傷めることなく、次のページを開くというページめくりの精度を、常に上げて行くという課題がある。また、高いページめくりの精度を維持しながら、コストの低減を図る必要もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、冊子状の媒体の最上位のページに接するめくりローラと、前記めくりローラの媒体搬送方向前後に設けられ、めくりローラから遠い端部側に回転支点を有して、めくりローラに近い側が開閉可能なオープンガイドとを備え、前記回転支点を有する端部から先端部にかけてオープンガイド全体がめくりローラ方向に行くに従い上方に向けて湾曲した形状とし、その先端部が前記めくりローラの上方になるように配置した該オープンガイドは、めくりローラが回転して最上位のページが弓形に持ち上げられると、この持ち上げられたページにより押し上げられるとともに、持ち上げられたページを自重で押し付けて、持ち上げられたページの弓形の山を該ページの先端方向に移動させ、さらに前記めくりローラを回転させて該ページをはね上げやすくするようにしたことを特徴とする媒体処理装置である。
【0006】
本発明の請求項2に係る発明は、上述した請求項1に係る媒体処理装置において、前記オープンガイドは、ページめくり時に前記めくりローラの回転軸の端部に設けたカムにより直接押し上げられ、前記めくりローラとの間に隙間を形成するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の媒体処理装置の実施の形態の一例を示す説明図である。この図1は、通帳伝票プリンタのATPユニットを示し、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。
1はベースブロック、2はこのベースブロック1に一体に設けた下面搬送ガイドで、ベースブロック1は、樹脂の一体成形品とする。
【0014】
この下面搬送ガイド2は、水平面2aと、この水平面2aから滑らかに下降する斜面2bとから構成される。
3は上面搬送ガイドで、この上面搬送ガイド3は前記下面搬送ガイド2の斜面2bと対向してベースブロック1に取り付けられる。
4はベースブロック1に回転可能に取り付けた搬送フィードローラで、この搬送フィードローラ4は、下面搬送ガイド2の斜面2bの部分に対向して設けられ、パルスモータの回転をギヤ列やシャフト等を介して受けて回転するもので、通帳を挟み込んだ状態で回転して、該通帳を搬送する。
【0015】
5はベースブロック1に回転可能に取り付けたターンページローラアッセンブリで、このターンページローラアッセンブリ5は、下面搬送ガイド2の水平面2aの上方に設けられる。
6はベースブロック1に回転可能かつ上下動可能に取り付けた押し付けフィードローラで、前記ターンページローラアッセンブリ5と対向して下面搬送ガイド2の水平面側に設けられる。
【0016】
図2はターンページローラアッセンブリの詳細を示す正面図で、ターンページローラアッセンブリの構造と、ターンページローラアッセンブリと押し付けフィードローラの位置関係を示す。
7はターンページローラアッセンブリ5に設けられたアイドルローラで、このアイドルローラ7は、通帳の幅に合わせて、所定の間隔を開けて2個設けられている。8はこのアイドルローラ7に隣接して、それぞれその内側に設けられるターンページローラで、アイドルローラ7およびターンページローラ8はシャフト9に取り付けられている。前記アイドルローラ7は、通帳に接触する円周面の摩擦係数が低くなるように、低摩擦部材で形成する。また、アイドルローラ7はシャフト9に回転自在に取り付けられ、ターンページローラ8はシャフト9に固定した状態で取り付けられ、アイドルローラ7は、常時回転自在な状態となっている。
【0017】
図3はターンページローラの詳細を示す説明図で、ターンページローラ8は、円周面の一部に、前記アイドルローラ7の円周面の径より大きい径を持つ突出部10aを備えたゴム部10bを取り付けた扇型のローラである。
押し付けフィードローラ6は、アイドルローラ7とターンページローラ8の突出部10aの両方に通帳を押し付けられるように、アイドルローラ7のターンページローラ8と隣接する側と、ターンページローラ8のアイドルローラ7と隣接する側の両方と対向する位置に設けられる。
【0018】
押し付けフィードローラ6は、通帳をアイドルローラ7に押し付けた状態で回転することで、通帳を搬送する機能と、通帳をアイドルローラ7に押し付けた状態で停止状態を保ち、ターンページローラアッセンブリ5が回転してページめくりを行う際、通帳全体を押さえるとともに、突出部10aと最上位のページとの間に十分な摩擦力を得られるようにする機能とを併せ持つ。
【0019】
また、ターンページローラアッセンブリ5は、通帳搬送時は、停止していることで、アイドルローラ7が押し付けフィードローラ6に対するプレッシャローラとなる機能と、回転することで、ターンページローラ8の突出部10aでページめくりを行う機能とを併せ持つ。このように、押し付けフィードローラ6とターンページローラアッセンブリ5は、1つの部品で複数の機能を持たせてあるので、コストの低減を図ることができる。
【0020】
図1に戻り、11はスリットディスクで、このスリットディスク11は前記シャフト9に取り付けられ、ターンページローラアッセンブリ5とともに回転する。12はスリットセンサで、スリットディスク11が回転することにより、スリットセンサ12の出力が変化する。スリットセンサ12は光透過型のセンサであり、光軸が遮られた状態がON、光軸が通った状態をOFFとする。
【0021】
図4はスリットディスクの形状を示す説明図で、スリットディスク11の形状とターンページローラアッセンブリ5の突出部10aの関係を示す。
スリットディスク11は、所定の長さの円弧を持つ径の大きい部分と、径の小さい部分を組み合わせて2個のエッジ部を備えるとともに、径の大きい部分に1個のスリットを設けた形状である。11aは第1のエッジ部で、スリットディスク11を矢印A方向に回転させたとき、スリットセンサ12のところをこの第1のエッジ部11aが通過すると、スリットセンサ12の出力は、ONからOFFに変化する。また、スリットディスク11を反対に矢印B方向に回転させたとき、スリットセンサ12のところをこの第1のエッジ部11aが通過すると、スリットセンサ12の出力は、OFFからONに変化する。
【0022】
11bは第2のエッジ部で、スリットディスク11を矢印A方向に回転させたとき、スリットセンサ12のところをこの第2のエッジ部11bが通過すると、スリットセンサ12の出力は、OFFからONに変化する。また、スリットディスク11を反対に矢印B方向に回転させたとき、スリットセンサ12のところをこの第2のエッジ部11bが通過すると、スリットセンサ12の出力は、ONからOFFに変化する。
【0023】
11cはスリット部で、スリットディスク11を矢印A方向に回転させたときも、スリットディスク11を反対に矢印B方向に回転させたときも、スリットセンサ12のところをこのスリット部11cが通過すると、スリットセンサ12の出力は、ONからOFFに変化した後、短い時間でONに変化する。
下面搬送ガイド2の水平面2aを図4に一点鎖線で示す位置としたとき、突出部10aがほぼ真上にある状態を、ターンページローラアッセンブリ5のホームポジションとする。そして、シャフト9が回転してターンページローラアッセンブリ5およびスリットディスク11が回転すると、スリットセンサ12の出力から、突出部10aの位置を管理する。
【0024】
図1に戻り、13はフロントオープンガイド、14はリアオープンガイドで、フロントオープンガイド13とリアオープンガイド14は下面搬送ガイド2の水平面2aと対向して設けられ、フロントオープンガイド13は、ターンページローラアッセンブリ5に対して、通帳の取り込み方向手前に位置し、リアオープンガイド14は、ターンページローラアッセンブリ5に対して、通帳の取り込み方向後方に位置しており、フロントオープンガイド13とリアオープンガイド14は、上面搬送ガイドの機能を持つともに、ページめくりの時は、ターンページローラアッセンブリ5によりめくられたページに押し上げられるようになっている。
【0025】
フロントオープンガイド13の下面搬送ガイド2と対向する面は、ターンページローラアッセンブリ5方向に行くに従い上方に向けて湾曲した形状で、リアオープンガイド14の下面搬送ガイド2と対向する面は、ターンページローラアッセンブリ5方向に行くに従い上方に向けて湾曲した形状となっている。
13aはフロントオープンガイド13に設けた突起で、この突起13aはフロントオ−プンガイド13のターンページローラアッセンブリ5側と反対側の端部に設けられ、この突起13aをベースブロック2に設けた支持部で支持することで、フロントオープンガイド13は、この突起13aを支点に、ターンページローラアセンブリ5側が開閉する。
【0026】
14aはリアオープンガイド14に設けた突起で、この突起14aはリアオ−プンガイド14のターンページローラアッセンブリ5側と反対側の端部に設けられ、この突起14aをベースブロック2に設けた支持部で支持することで、リアオープンガイド14は、この突起14aを支点に、ターンページローラアセンブリ5側が開閉する。
【0027】
15aおよび15bはターンページローラアッセンブリ5に設けたカムである、このカム15aおよび15bは、シャフト9に固定した状態で取り付けられ、ターンページローラ8と一緒に回転する。そして、カム15aにより、ターンページローラアッセンブリ5がホームポジションにあるときに、フロントオープンガイド13とターンページローラアッセンブリ5のアイドルローラ7およびターンページローラ8の突出部10aとゴム部10bとの間に隙間が開くようにし、カム15bにより、ターンページローラアッセンブリ5がホームポジションにあるときに、リアオープンガイド14とターンページローラアッセンブリ5のアイドルローラ7およびターンページローラ8の突出部10aとゴム部10bとの間に隙間が開くようにする。
【0028】
図5はカムと各オープンガイドの関係を示す説明図で、図5(a)はカム15aとフロントオープンガイド13との関係を示し、図5(b)はカム15bとリアオープンガイド14との関係を示す。また、図5(a),(b)とも、ターンページローラアッセンブリ5はホームポジションにあるものとする。
13bはフロントオープンガイド13に設けた押し上げ部で、ターンページローラアッセンブリ5がホームポジションにあるとき、カム15aがこの押し上げ部13bに接することで、フロントオープンガイド13を突起13aを支点に回転して押し上げられ、該フロントオープンガイド13とターンページローラアッセンブリ5との間に隙間が開いた状態となる。
【0029】
14bはリアオープンガイド14に設けた押し上げ部で、ターンページローラアッセンブリ5がホームポジションにあるとき、カム15bがこの押し上げ部14bに接することで、リアオープンガイド14を突起14aを支点に回転して押し上げられ、該リアオープンガイド14とターンページローラアッセンブリ5との間に隙間が開いた状態となる。
【0030】
なお、カム15aとカム15bはそれぞれ偏心しており、後述するページめくり動作でターンページローラアッセンブリ5を回転させたとき、ページをめくる過程で、その回転方向に応じて、カム15aが押し上げ部13bに接触を開始してフロントオープンガイド13を押し上げるか、カム15bが押し上げ部14bに接触を開始してリアオープンガイド14を押し上げる動作を行う。
【0031】
図1に戻り、16はページがはね上げられたことを検知するセンサであり、このセンサ16を受光素子とすると、発光素子は、後述する印字ユニットの後端に設ける。このセンサ16は、リアオープンガイド14の開閉の妨げにならないように、該リアオープンガイド14を避けて左右にポストを立て、このポスト間にビームを渡して、このビームに取り付けてある。
【0032】
次に、通帳伝票プリンタの全体の構成の概略を説明する。図6は通帳伝票プリンタの外観斜視図、図7は通帳伝票プリンタの概略構成図である。
通帳伝票プリンタは、その正面側に、種類の異なる媒体を受け入れるため、2段のステージが設けてある。ここでは、上の段が媒体の中の伝票等を受け入れるための伝票ステージ17aで、下の段が媒体の中の通帳等を受け入れるための通帳ステージ17bである。18はオペレータが操作をするボタン等が設けられた操作部である。
【0033】
19aは通帳伝票プリンタ内の正面側に実装されるインサータユニットである。このインサータユニット19aは、オペレータによる通帳や伝票等の媒体のセットを受け、セットされた媒体を取り込んだり、処理の終了した媒体を排出する機能等を備える。
19bは前記インサータユニット19aに続いて該インサータユニット19aの後ろ側に実装される印字ユニットである。この印字ユニット19bは、媒体への印字、通帳に印刷されたページマークの読み取り、および印字のための印字済行の読み取り等の機能を備える。
【0034】
19cは前記印字ユニット19bに続いて該印字ユニット19bの後ろ側に実装されるATPユニットである、このATPユニット19cは、通帳のページめくりを行う機能を有する。
19dは前記印字ユニット19bに続いて、ATPユニット19cの上側に実装される電源ユニットである。
【0035】
次に、インサータユニット19aの説明を行う。
20aは伝票ステージ17aおよび通帳ステージ17bにおいて媒体を搬送する搬送フィードローラ、20bは前記搬送フィードローラ20aに媒体を押し付ける搬送プレッシャローラである。
21aは媒体を基準面に突き当てるための搬送を行う幅寄せフィードローラ、21bは前記幅寄せフィードローラ21aに媒体を押し付ける幅寄せプレッシャローラである。
【0036】
22は前記伝票ステージ17aによる搬送経路と通帳ステージ17bによる搬送経路の合流点に設けられたブレードで、媒体の搬送方向を切り換える。
なお、図示しないが、通帳ステージ17bには、磁気ヘッドが設けてある。
次に印字ユニット19bの説明を行う。
印字ユニット19bは、アッパーフレームユニット24とロアフレームユニット25より構成され、アッパーフレームユニット24には、印字ヘッド部26とこの印字ヘッド部26を支持するメインシャフト27とサブシャフト28等が実装され、ロアフレームユニット25には、プラテン29、このプラテン29を上下動可能に支持する機構、プラテン駆動用のパルスモータ、媒体を搬送する搬送フィードローラ30、媒体搬送路31を構成する上面ガイドおよび下面ガイド等が実装され、さらに、通帳のページマークを読み取る読取センサ32が取付られている。
【0037】
また、アッパーフレームユニット24は、メインシャフト27の取り付け部を支点にして、ロアフレームユニット25に対して開閉可能となっている。
媒体搬送路31の装置正面側は、前記インサータユニット19aのブレード22の部分と繋がり、印字ユニット19bで処理の終了した媒体を排出する場合、その媒体の種類に応じてブレード22が作動し、媒体搬送路31を搬送される媒体が伝票ステージ17aか通帳ステージ17bに送り込まれる。また、ブレード22を作動させて通帳ステージ17bと媒体搬送路31を接続しておき、通帳ステージ17bにセットされた媒体(通帳)を媒体搬送路31に送り込むか、ブレード22を作動させて伝票ステージ17aと媒体搬送路31を接続しておき、伝票ステージ17bにセットされた媒体(伝票)を媒体搬送路31に送り込むことができるようになっている。
【0038】
次にATPユニットの説明を行う。
ATPユニット19cは、上述したように、ベースブロック1に、上面搬送ガイド3、搬送フィードローラ4、ターンページローラアッセンブリ5、押し付けフィードローラ6、フロントオープンガイド13、リアオープンガイド14、センサ16、搬送フィードローラ4および押し付けフィードローラ6を駆動するモータ、ターンページローラアッセンブリ5を駆動するモータ、押し付けフィードローラ6を上下動させるモータ等を備えており、ATPユニット19cは、ベースブロック1に各部品を取り付けて組み立てた後、通帳伝票プリンタの筐体に、装置正面側にフロントオープンガイド13が来るように実装される。また、ATPユニット19cの媒体搬送路33は、後端側が下降した形状となっており、これにより、ATPユニット19cのこの部分の高さを低くして電源ユニット19dの実装スペースを稼ぐとともに、ATPユニット19cの長さを短くしている。従来、通帳伝票プリンタでは、筐体にフレームを取り付け、このフレームに各部品を取り付けることで、ATP機構を組み立てていた。これに対して、本実施の形態のように、ATP機構をユニット化することで、コストの低減を図ることができる。
【0039】
ATPユニット19cの媒体搬送路33の装置正面側は、前記印字ユニット19bの媒体搬送路31の装置後ろ側と繋がり、ページめくりが必要と判断された通帳が媒体搬送路31から送り込まれ、ページめくりの終わった通帳を媒体搬送路31に送り込む。
ATPユニット19cのターンページローラアッセンブリ5の上方には、印字ユニット19bの後端面と、電源ユニット19dの前端面との間により形成される空間19eが有り、この空間19eに、ターンページローラアッセンブリ5によりはね上げた通帳のページが入るようになっている。
【0040】
34はセンサ16と対になるセンサで、印字ユニット19bの後端面に設けられる。センサ16を受光素子とすると、センサ34は発光素子であり、通帳のページはね上げられて光軸が遮られると、センサ16の出力がOFFからONに変化し、これにより、通帳が所定位置まではね上げられたことを検知できる。
図8はアッパフレームユニットを開いた状態を示す説明図で、印字ユニット19bは、インクリボンの交換等のため、アッパーフレームユニット24がメインシャフト27の取り付け部を支点に開閉できるようになっている。アッパーフレームユニット24を開くと、前記空間19eにアッパフレームユニット24の後端面が入り込む。これにより、発光素子であるセンサ34からの光軸が変位し、受光素子であるセンサ16はOFFからONとなる。このため、ページめくり動作を行っていない時に、センサ16がOFFになると、アッパフレームユニット24が開いたものと判断できるものであり、通帳のページがはね上げられたことを検知するセンサと、印字ユニット19bのアッパフレームユニット24が開いたことを検知するセンサを共用化できる。
【0041】
図9は通帳伝票プリンタの制御ブロック図である。
35は主制御部で、この主制御部35にインサータユニット19a、印字ユニット19b、ATPユニット19c、電源ユニット19dが接続される。なお、図9では、インサータユニット19a、印字ユニット19b、電源ユニット19dの構成は図示しない。
【0042】
36はDCモータで、ターンページローラアッセンブリ5を駆動する。
37はパルスモータで、搬送フィードローラ4、押し付けフィードローラ6を駆動する。
38はパルスモータで、押し付けフィードローラ6を上下動させる。
12はスリットセンサ、16はセンサである。
【0043】
図10〜図13は本実施の形態の動作を示す説明図で、以下にページめくり動作を説明する。
ここで、通帳の挿入方向について説明する。閉じた通帳を通帳ステージ17bにセットする場合、綴じ部が挿入方向先端にくるようにセットする。また、開いた通帳をセットする場合は、表紙側が挿入方向先端にくるようにセットする。以下の動作の説明は、開いた通帳の場合を例に説明する。
【0044】
主制御部35は、印字ユニット19bで通帳に印字をするに当たり、あるいは、印字を行っているときに、読取センサ32の出力を受けての読取結果等から、ページめくりが必要であると判断すると、印字ユニット19bの図示しないパルスモータを駆動するとともに、パルスモータ37を駆動することで搬送フィードローラ30と搬送フィードローラ4と押し付けフィードローラ6を回転させて、図10(a)に示すように、通帳40を、印字ユニット19bからページめくりを行うページがターンページローラアッセンブリ5の下の所定の位置に来るように搬送する。上述したように、通帳40の挿入方向は、表紙側が挿入方向先端にくるようになっているので、ページめくりが必要であると判断された場合、そのページは綴じ部40aより後ろのページとなる。よって、通帳40は、綴じ部40aがターンページローラアッセンブリ5を通過してから、所定量搬送された位置で停止させることになる。
【0045】
このとき、ターンページローラアッセンブリ5は、突出部10aが上側にくるホームポジションにあって、回転させない。また、押し付けフィードローラ6は、パルスモータ38を駆動することで所定量上昇させて、通帳40をアイドルローラ7に押し付けられる状態として、搬送力が生じるようにしている。
通帳40が上記所定の位置まで搬送されると、主制御部35は印字ユニット19bの図示しないパルスモータの駆動を停止するとともに、パルスモータ37の駆動を停止して、搬送フィードローラ30と搬送フィードローラ4と押し付けフィードローラ6の回転を停止させて通帳40を停止させる。
【0046】
ここで、ターンページローラアッセンブリ5および押し付けフィードローラ6と、搬送フィードローラ4との距離は、綴じた状態の通帳40をターンページローラアッセンブリ5および押し付けフィードローラ6と、搬送フィードローラ4の両方でクランプできる位置関係としてあり、閉じた状態の通帳40の表紙をめくる場合にも対応可能としてある。
【0047】
また、上述したように、綴じ部40aより後ろのページをめくる場合、上記所定の位置まで通帳40を搬送すると、綴じ部40aが図1で説明した斜面2bに入る位置となる。
次に、押し付けフィードローラ6による押し付け力を、通帳40のページめくりを行う部分の厚みによって変える。
【0048】
すなわち、通帳40に印字を行う場合、主制御部35は印字ユニット19bでの処理で、最適なプラテンギャップを得るため、通帳40の印字すべき部分の厚みをプラテン29の移動量等を用いて求めている。そして、ページめくりを行うページは、この印字すべき部分側にあるので、ページめくりを行う部分の厚みを認識可能である。そこで、押し付けフィードローラ6の位置を、ページめくりを行う部分の厚みによって変える。主制御部35は、ページめくりを行う部分が厚い場合、すなわち、ページめくりを行うページの下にあるページの枚数が多い場合は、押し付けフィードローラ6による押し付け力が弱くなり、ページめくりを行うページの部分が薄い場合、すなわち、ページめくりを行うページの下にあるページの枚数が少ない場合は、押し付けフィードローラ6による押し付け力が強くなるように、パルスモータ38を駆動して押し付けフィードローラ6の位置を変える。このように、押し付けフィードローラ6による押し付け力を通帳40のページめくりを行う部分の厚みによって変えることで、以下に説明する突出部10aにより最上位のページを持ち上げる際、2枚目以降のページがつられて持ち上げられることを防ぐことができる。
【0049】
次に、主制御部35は、DCモータ36を駆動してターンページローラアッセンブリ5を矢印A方向に回転させる。
ホームポジションにあるターンページローラアッセンブリ5を矢印A方向に回転させると、図10(b)に示すように、突出部10aが、ページめくりを行うページに、綴じ部40aの反対側から接触を開始する。通帳40全体は、搬送フィードローラ4にクランプされて動かないので、ターンページローラアッセンブリ5を矢印A方向に回転させると、図11(a)に示すように、突出部10aに接触したページが弓形に持ち上げられ、リアオープンガイド14の湾曲した部分に入る。ここで、突出部10aはアイドルローラ7の円周面より突出しているので、通帳40のページめくりを行うページに接することができる。また、ターンページローラ8を扇型とすることで、ターンページローラ8の突出部10a以外の部分が、通帳40のページめくりを行うページに接しにくくして、突出部10aで確実にページめくりが行えるようになっている。
【0050】
主制御部35は、スリットセンサ12の出力から、スリット部11cを検知すると、DCモータ36の駆動を停止して、ターンページローラアッセンブリ5の回転を停止する。
ターンページローラアッセンブリ5を矢印A方向に回転させたときにスリット部11cがスリットセンサ12のところにくると、図11(b)に示すように、弓形に持ち上げられたページ40bは、突出部10aに接触していることにより、落ちることはない。また、ページが弓形になる過程で、リアオープンガイド14に接触するが、リアオープンガイド14は突起14aを支点に開閉自在に支持されており、かつ、通帳40の弓形となった部分がリアオープンガイド14の湾曲した部分に入り込んで接触しているので、該リアオープンガイド14は弓形になったページ40bにより容易に押し上げられるとともに、その自重で持ち上げられたページ40bを押し付けて、弓形の山が、綴じ部40aと反対側の開放側にくるようにして、後述するはね上げ動作を行いやすくする。さらに、通帳40の弓形となったページ40bでリアオープンガイド14を持ち上げる際、突出部10aと弓形に持ち上げられたページ40bとの間の摩擦力とリアオープンガイド14の自重の関係等のバランスで、該リアオープンガイド14を持ち上げにくいような状況になっても、ターンページローラアッセンブリ5を矢印A方向に回転させて行く過程で、図5(b)で説明したカム15bがリアオープンガイド14の押し上げ部14bに接触を開始することで該リアオープンガイド14を押し上げる力が加わるので、弓形となったページ40bによる押し上げ力に加えてこのカム15bによる押し上げ力が加わることで、リアオープンガイド14は弓形になったページ40bにより容易に押し上げられる。
【0051】
次に、主制御部35は、パルスモータ38を駆動して、図12(a)に示すように、押し付けフィードローラ6を下げて、ターンページローラアッセンブリ5への押し付け力を解除する。このとき、突出部10aに接触している最上位のページ40bは落ちることはないが、そのページより下のページは、押し付けフィードローラ6による押し付け力が解除されるので、最上位のページ40bにつられて持ち上げられていても、元に戻り、複数枚のページがめくられることを防いでいる。
【0052】
次に、主制御部35はパルスモータ37を駆動して、搬送フィードローラ4を戻し方向に回転させる。このとき、押し付けフィードローラ6も回転するが、通帳40に接していないので、押し付けフィードローラ6の部分では搬送力が生じない。
搬送フィードローラ4を戻し方向に回転させると、図12(b)に示すように、通帳40が戻し方向に移動する。通帳40が戻し方向に移動すると、最上位のページ40bは突出部10aに接触したままなので、弓形の山が高くなる。
【0053】
主制御部35は通帳40を所定量戻すと、パルスモータ37を駆動して、搬送フィードローラ4を停止させる。なお、この通帳40の戻し量は、後述するリトライ時には増やす方向に変化させ、めくりを行いやすくする。
次に、主制御部35は、DCモータ36を駆動して、ターンページローラアッセンブリ5を矢印A方向にさらに回転させる。すると、図13(a)に示すように、突出部10aに接触している最上位のページ40bは、はね上げられた後、ページ自身の腰により弓形の状態から延びるとともに、リアオープンガイド14の自重により、ターンページローラアッセンブリ5上に落ちる。このとき、リアオープンガイド14のターンページローラアッセンブリ5側は、上方の向けて湾曲した形状となっているので、はね上げられたページ40bを自重により押し付けても、そのページを大きく湾曲させることはない。そして、ページがはね上げられたことは、センサ16の出力から認識できる。
【0054】
上述したように、突出部10aにより通帳40の最上位のページ40bが弓形に持ち上げられているとき、該ページ40bはリアオープンガイド14により押さえ付けているので、弓形の山が開放側に来るようになっている。さらに、綴じ部40aが図1に示す斜面2bに入っているので、通帳40が反った状態となっており、めくろうとしている水平面2a側にあるページには、ページ自身の腰で、はね上がろうとする力が生じている。よって、突出部10aによるはね上げが行いやすくなっている。
【0055】
主制御部35は、スリットセンサ12の出力から、第1のエッジ11aを検知すると、DCモータ36の回転を停止する。これにより、ターンページローラアッセンブリ5はホームポジションで停止する。
なお、ターンページローラアッセンブリ5を駆動するモータはDCモータ36を用いるので、ターンページローラアッセンブリ5を矢印A方向に回転させて、スリットセンサ12が第1のエッジ部11aを検知することで、DCモータ36の回転を停止させると、完全に停止するまでの時間が若干かかるので、第1のエッジ部11aと突出部10aの位置関係は、スリットセンサ12を第1のエッジ部11aが通過してから、所定の角度回転してから、突出部10aがほぼ真上を向くような位置関係としてある。
【0056】
また、スリットディスク11は、2個のエッジ部11a,11bと1個のスリット11cを設けた形状とすることで、スリットセンサ12の出力は、1方向の回転の中で、ONからOFF、OFFからON、短いOFFの3通りのみであり、主制御部35は、スリットの数の計数や、スリット間隔の比較を行うことなく、ターンページローラアッセンブリ5の位置を管理できる。
【0057】
また、ターンページローラアッセンブリ5がホームポジションとなると、図5で説明したように、カム15bによりリアオープンガイド14が持ち上げられており、リアオープンガイド14とターンページローラアッセンブリ5のアイドルローラ7、突出部10a、ゴム部10bとの間には隙間が空いており、この隙間に、はね上げられたページ40bが入っている。
【0058】
次に、主制御部35は、パルスモータ38を駆動して押し付けフィードローラ6を上げて、該押し付けフィードローラ6により通帳40をアイドルローラ7に押し付けるとともに、パルスモータ37と図示しない印字ユニット19bのパルスモータを駆動して、搬送フィードローラ30、搬送フィードローラ4および押し付けフィードローラ6を戻し方向に回転する。すると、図13(b)に示すように、はね上げられた最上位のページ40bが、リアオープンガイド14とターンページローラアッセンブリ5との間の隙間から引き抜かれ、ページめくりが完了する。このとき、はね上げられた最上位のページ40bは、リアオープンガイド14とターンページローラアッセンブリ5との間の隙間から引き抜かれ、かつ、リアオープンガイド14のターンページローラアッセンブリ5側は、上方の向けて湾曲した形状となっているので、はね上げられたページ40bを自重により押し付けても、そのページを抜き取り方向と反対に大きく湾曲させることはないので、強い負荷がかかることはない。
【0059】
ここで、センサ16の出力からページがはね上げられなかったと判断すると、主制御部35は、リトライ動作を行う。すなわち、ターンページローラアッセンブリ5を上述したようにホームポジションに戻した後、パルスモータ37を駆動することで搬送フィードローラ4と押し付けフィードローラ6を回転させ、通帳40を所定量先送りする。この先送り量は、弓形となったページ40bの山を高くするために通帳40を戻し方向に搬送したときの戻し量と同じとし、通帳40を再度ページめくりをする位置に戻す。
【0060】
そして、上述した動作でページめくりを行うが、弓形となったページ40bの山を高くするために通帳40を戻し方向に搬送する際、前回の戻し量より多く搬送して、より山が高くなるようにしてページのはね上げを行いやすくする。
通帳40のページめくりを行う場合、上述した通帳の挿入方向により、綴じ部40aがリアオープンガイド14側にある位置で行うこととなり、複数枚めくってしまった場合で戻す場合に、綴じ部40aをフロントオープンガイド13側に位置させて、ターンページローラアッセンブリ5を上述した説明と反対方向に回転させてページめくりを行う。このため、フロントオープンガイド13とリアオープンガイド14とでは、リアオープンガイド14を押し上げてページめくりを行う割合の方が高い。そして、中紙に比べて厚みのある表紙をめくる場合も、綴じ部40aがリアオープンガイド14側にある位置で行うこととなる。上述したページめくりの過程で、ターンページローラアッセンブリ5の突出部10aで最上位のページ40bを持ち上げるとき、リアオープンガイド14を押し上げることになるが、支点となる突起14aまでの距離が長い方がリアオープンガイド14が押し上げやすく、かつ、ページをはね上げやすい。これに対して、ATPユニット19cの長さは、装置全体の長さがら決められてくる。そこで、リアオープンガイド14を長くし、フロントオープンガイド13は相対的に短くすることで、ATPユニット19cを短い長さとしながらも、順方向のめくりの精度を落とすことがないようにしてあり、表紙のような厚紙でも、めくりが行えるようになっている。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、冊子状の媒体の最上位のページに接するめくりローラと、前記めくりローラの媒体搬送方向前後に設けられ、めくりローラから遠い端部側に回転支点を有して、めくりローラに近い側が開閉可能なオープンガイドとを備え、前記オープンガイドは、めくりローラに近い側が上方に向けて湾曲した形状で、該オープンガイドは、めくりローラが回転して最上位のページが弓形に持ち上げられると、この持ち上げられたページにより押し上げられるとともに、持ち上げられたページを自重で押し付けて、持ち上げられたページの山を媒体の綴じ部と反対側に移動させることとしたので、持ち上げられたページをはね上げやすくしておくことができ、ページめくりの精度を上げることができる。
【0062】
また、媒体の搬送動作で、はね上げられたページを開く時に、はね上げられたページをめくりローラとオープンガイドの間から引き抜くことになるが、めくりローラとオープンガイドとの間に該めくりローラによりはね上げられたページが入る隙間を開けてあり、また、オ−プンガイドのめくりローラに近い側を上方に向けて湾曲させてあるので、はね上げたページが媒体搬送による抜き取り方向と反対側に大きく湾曲することはないので、媒体を傷めることなく搬送して、はね上げられたページを開くことができ、ページめくりの精度を上げることができる。
【0063】
さらに、めくりローラに、高摩擦部材の突出部を設け、該めくりローラが回転すると、この突出部が冊子状の媒体の最上位のページに接し、このページをめくることとしたので、最上位のページを確実に持ち上げることができ、ページめくりの精度を上げることができる。
また、めくりローラの回転軸にスリットディスクを設け、このスリットディスクは、所定の長さの円弧を持つ径の大きい部分と、径の小さい部分を組み合わせて2個のエッジ部を備えるとともに、径の大きい部分に1個のスリットを設けた形状で、このスリットディスクのエッジ部とスリットを検知するスリットセンサを備えて、めくりローラの突出部の位置を管理するようにしたので、スリットの数の計数や、スリット間隔の比較を行うことなく、突出部の位置管理を行うことができる。
【0064】
そして、媒体のページめくりを行う部分の厚みに応じて、押し付けフィードローラが媒体をめくりローラに押し付ける押し付け力を変化させることとしたので、ページめくりを行う部分の厚みに応じて最適な押し付け力が得られ、めくりローラを回転させて突出部で最上位のページを持ち上げるとき、2枚目以降のページがつられて持ち上げられることを防ぎ、ページめくりの精度を上げることができる。
【0065】
また、めくりローラが回転して最上位のページを弓形に持ち上げてから、媒体を綴じ部がめくりローラに近づく方向に搬送する際の搬送量を、ページめくりのリトライ時に増やす方向に変化させることとしたので、リトライ時には、よりページをめくりやすい状態をつくることで、ページめくりの精度を上げることができる。
【0066】
さらに、媒体搬送路は、水平面とこの水平面から下降する斜面とから構成され、媒体の綴じ部が斜面に位置する状態で、水平面にある最上位のページをめくりローラを回転させることでめくることとしたので、ぺーじめくりの際に、めくろうとしている水平面にあるページには、ページ自身の腰で、はね上がろうとする力が生じているので、ページをめくりやすい状態となっており、ページめくりの精度を上げることができる。
【0067】
また、ページめくり機構は、ベースブロックに各部品を取り付けて組み立てるユニット構造とすることで、製造を容易にするとともにコストの低減を図り、ページがはね上げられたことを検知するセンサは、受光素子と発光素子からなるセンサで、一方の素子はユニット化したページめくり機構に備えるとともに、他方の素子は、ページめくりユニットの前に設けられる開閉可能なユニットに備えて、前記ユニットが開閉すると、光軸がずれてユニットの開状態を検知できるようにしたので、1つのセンサに2つの機能を持たせることが可能となり、部品点数を削減してコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体処理装置の実施の形態の一例を示す説明図
【図2】ターンページローラアッセンブリの詳細を示す正面図
【図3】ターンページローラの詳細を示す説明図
【図4】スリットディスクの形状を示す説明図
【図5】カムと各オープンガイドの関係を示す説明図
【図6】通帳伝票プリンタの外観斜視図
【図7】通帳伝票プリンタの概略構成図
【図8】アッパーフレームユニットを開いた状態を示す説明図
【図9】通帳伝票プリンタの制御ブロック図
【図10】本実施の形態の動作を示す説明図(その1)
【図11】本実施の形態の動作を示す説明図(その2)
【図12】本実施の形態の動作を示す説明図(その3)
【図13】本実施の形態の動作を示す説明図(その4)
【符号の説明】
1 ベースブロック
5 ターンページローラアッセンブリ
6 押し付けフィードローラ
7 アイドルローラ
8 ターンページローラ
10a 突出部
13 フロントオープンガイド
14 リアオープンガイド
Claims (2)
- 冊子状の媒体の最上位のページに接するめくりローラと、
前記めくりローラの媒体搬送方向前後に設けられ、めくりローラから遠い端部側に回転支点を有して、めくりローラに近い側が開閉可能なオープンガイドとを備え、
前記回転支点を有する端部から先端部にかけてオープンガイド全体がめくりローラ方向に行くに従い上方に向けて湾曲した形状とし、その先端部が前記めくりローラの上方になるように配置した該オープンガイドは、めくりローラが回転して最上位のページが弓形に持ち上げられると、この持ち上げられたページにより押し上げられるとともに、持ち上げられたページを自重で押し付けて持ち上げられたページの弓形の山を該ページの先端方向に移動させ、さらに前記めくりローラを回転させて該ページをはね上げやすくするようにしたことを特徴とする媒体処理装置。 - 請求項1において、
前記オープンガイドは、ページめくり時に前記めくりローラの回転軸の端部に設けたカムにより直接押し上げられ、前記めくりローラとの間にはね上げられたページが入る隙間を形成することを特徴とする媒体処理装置。
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