JPS63225028A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPS63225028A
JPS63225028A JP62058836A JP5883687A JPS63225028A JP S63225028 A JPS63225028 A JP S63225028A JP 62058836 A JP62058836 A JP 62058836A JP 5883687 A JP5883687 A JP 5883687A JP S63225028 A JPS63225028 A JP S63225028A
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JP62058836A
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Hiromitsu Tokisue
裕充 時末
Nobuo Tsumaki
妻木 伸夫
Toshifumi Koike
敏文 小池
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被搬送体の搬送装置に係り、特に半導体ウェハ
や磁気ディスク等の塵埃の付着をきらう物品を、流体の
流体力によって搬送面上に浮上させて、清浄状態に保っ
て搬送するに好適な搬送装置に関する。
〔従来の技術〕
物品を清浄状態に保って搬送する搬送装置としては1例
えば特開昭57−157537号公報に記載のように、
搬送路の搬送面に、物品を搬送面から浮上させ、かつ搬
送方向に駆動するためのエアジェツトを供給する第1の
気体噴出部と、搬送路上を移動する物品が搬送方向と直
角方向に変位して搬送路から脱落するのを防止するため
に、物品の対向する周縁に衝突するエアジェツトを供給
する第2の気体噴出部とを設けた装置が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年、電子部品の微細化、高密度化が進むにつれて製造
プロセスにおける環境クリーン化の要求はますます高ま
っている。具体的には物品の表面に塵埃が付着しない状
態に保って搬送することが1つの重要課題として要求さ
れている。この要求に対し、上記従来技術は物品を非接
触に搬送しているので、搬送面との接触による塵埃付着
を防止することができるが、その反面、物品を浮上、駆
動、案内するためのエアジェツトにより周囲塵埃がまき
上げられて浮遊塵埃となり、その塵埃が物品表面に付着
するという問題点と、また上記エアジェツトにより、物
品表面に沿う空気の流れを物品表面に形成して周囲空間
中の浮遊塵埃が物品表面に付着するのを防止する機能を
もつダウンフローが乱され、これにより塵埃が物品表面
に付着する、という問題点があった。
本発明は、周囲塵埃のまき上げやダウンフローの乱れ発
生がなく、物品を、その表面に塵埃が付着しない状態に
保って搬送することができる搬送装置を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の前記の目的は、搬送路の搬送面と被搬送体との
間に流体膜を形成し、この流体膜によって被搬送体を搬
送面に対して非接触状態に保って搬送する搬送装置にお
いて、前記搬送面に、この搬送面と被搬送体との間に流
体膜を形成する低速の流体を供給する流体噴出部を設け
ることにより達)成される。
さらに、本発明の目的は、搬送面に、この搬送面と被搬
送体との間に流体膜を形成する低速の流体を供給する流
体噴出部と、被搬送体の位置を検出する検出手段を設け
、前記流体噴出部に流量調節手段を接続し、この流量調
節手段を検出手段からの信号によって制御することによ
って達成される。
〔作用〕
流体噴出部は、噴出流体が高速ジェット流になることを
防止し、必要な噴出気体流量、噴出圧力を保って噴出流
速を小さくする。この流速が小さくなった噴出流体は搬
送面と被搬送体との間に流出して流体膜を形成し、被搬
送体に搬送力を与える。このように、噴出流体は噴出流
速が小さいので、例えば搬送面上に塵埃が存在する場合
でも、この塵埃をまき上げず、被搬送体の表面に付着さ
せることがない、また同様に噴出速度が小さいことから
ダウンフローが乱されることがなく、したがってダウン
フローによって被搬送体の表面に形成される被搬送体表
面に沿う空気の流れが乱されることがないので、周囲空
間中の浮遊塵埃の被搬送体の表面への付着を防止するこ
とができる。
また、搬送面に設けた検出手段によって、被搬送体の位
置を検出し、この検出信号によって気体噴出部への流量
を調節することにより、被搬送体への塵埃付着を生じる
ことなく、被搬送体を屈曲路等に従い搬送することがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図は本発明の装置の一実施例を示すも
ので、これらの図において、1は清浄状態に保って搬送
すべき被搬送体を示す、2は被搬送体1の搬送路である
。搬送路2の搬送面2Aには被搬送体1を搬送面2A上
にすきま4を介して気体浮上した状態で、搬送路2の搬
送面2A上を矢印Aで示す搬送方向に搬送するために、
被搬送体1に対して搬送面2Aと垂直な方向の浮上刃の
みを作用する複数個の浮上作用の気体噴射部30と、被
搬送体1に対して浮上刃とともに搬送面2Aと平行な方
向の駆動力を作用する複数個の駆動作用の気体噴出部4
0A、40B、40Gとの2種類の気体噴出部が設けら
れている。そしてこれらの気体噴出部30.40A、4
0B、40Gはいずれも、噴出気体が高速ジェット流に
なることを抑え、低速流になるような構成になっている
前述した浮上作用の気体噴出部30は管5Aにより、駆
動作用の気体噴出部40Aは管5Bにより。
気体噴出部40Bは管5Cにより、さらに気体噴出部は
管5Dによる加圧気体源に接続されている。
前述した浮上作用の気体噴出部30は、第4図および第
5図に示すように、加圧気体源に通じる加圧気体供給路
301と、この供給路301に直交するように連通し、
かつ絞り作用をもつ小孔302を備え、また搬送面2A
に開口し、導入された気体を搬送面2Aに噴出する開口
部303を備えている。そしてこの開口部303と前記
小孔302との間に、小孔302から導入された気体流
を整流し、開口部303から噴出する気体の開菖部出口
における流出速度分布を概略一様に整流するために、第
1の整流部として、小孔302の出口に対面し、この出
口からすきまを隔てて置かれる壁面304と、第2の整
流部としてすきま305およびこのすきま305に気体
を導くための流路30Bと、その出口が開口部303に
つながる流路307とを備えている。この場合、流路3
07は拡大流路となっている。そして開口部303上に
浮上する被搬送体1に対して作用する開口部303から
の噴出気体の流体力が、搬送面2Aに対して垂直方向の
浮上作用成分のみをもつように、開口部303付近の流
路は、開口部303における流路中心軸の方向が、搬送
面2Aに対して概略垂直方向であるように形成されてい
る。
次に駆動作用の気体噴出部40A、40B。
40Cは、第6図および第7図に示すように、加圧気体
源に通じる加圧気体供給路401と、この供給路401
に直交するように連通し、かつ絞り作用をもつ小孔40
2を備え、また搬送面2Aに開口する溝状の開口部40
3を備えている。そしてこの開口部403と前記小孔4
02との間に、この小孔402からの気体の流速を抑え
て整流する第1の整流部として、小孔402の出口に対
面し、この出口からすきまを隔てて置かれる壁面404
と、その後の気体の流速をさらに抑えるための第2の整
流部として、開口部403につながる流路405とを備
えている。そして開口部403上に浮上する被搬送体1
に対して作用する開口部403からの噴出気体の流体力
は、搬送面2Aに対して垂直方向の浮上作用成分をもつ
とともに搬送面2Aに平行な方向の駆動作用成分をもつ
。このように機能させるために、開口部403付近の流
路405の出口は、開口部403における流路中心軸の
方向が搬送面2Aに対して垂直な軸から傾斜しているよ
うに形成されている。この場合、被搬送体1には、矢印
FTで示す方向、すなわち開口部403付近の流路40
5の中心軸の、搬送面2Aに対する垂直軸から傾斜して
いる方向、あるいは流路405から開口部403が延び
ている方向に、駆動力が作用する。またここに述べた浮
止作用の気体噴出部30と駆動作用の気体噴出部40A
、40B、40Gはともに、開口部403は、絞り作用
をもつ小孔402の孔面積より広い出口面積をもつよう
に形成されている。すなわち、開口部403は、開口部
403の絞り流体抵抗が、開口部403を除く他の気体
噴出部の各部の絞り流体抵抗の合計より小さくなるよう
な出口面積をもつように形成されている。
次に、前述した気体噴出部30.40A〜40Gの搬送
路2への配置構成を、第1図ないし第3図により説明す
る。搬送路2の搬送面2Aには、搬送路2の長手方向に
沿って、複数個は浮上作用の気体噴出部30が2列に設
けられている。そしてこの2列の浮上作用の気体噴出部
3oの間には、駆動作用の気体噴出部40B、40Cの
列が、その駆動作用の駆動力が搬送路2の長手方向に向
く成分をもつように設けられている。これらの駆動作用
の気体噴出部40B、40Cのうち、気体噴出部40B
は、その駆動力が第1図において上向きの方向に向く成
分をもつように設けられており、゛)気体噴出部40C
は、その駆動力が逆に、第1図において下向きの方向に
向く成分をもつように設けられている。また搬送路2の
搬送面2A上を移動する被搬送体1が搬送方向Aと直角
方向に変位して搬送路2から脱落するのを防止するため
に、搬送面2Aの両方の路側端に、駆動作用の気体噴出
部4OAの列が、その駆動作用の駆動力が搬送面2Aの
中心方向に向く成分をもつように設けられている。
次に、上述した本発明の装置の一実施例について、その
動作を説明する。
この動作説明に関して、気体噴出部3の動作と搬送路2
の動作とに分けて順次述べる。
まず浮上作用の気体噴出部30の動作を、第4図および
第5図を用いて説明する。管5Aを通して加圧気体が供
給されると、加圧気体は絞り作用をもつ小孔301を通
り、小孔301よりジェット流になって噴出して壁面3
04に衝突し、その後流路306からすきま305を通
り、拡大流路307を通った後、開口部303から搬送
面2A]L被搬送体1とのすきま4に流入する。そして
これより、搬送面2Aと被搬送体1との間は気体潤滑状
態になる。
まず絞り作用をもつ小孔302は、搬送面2Aと被搬送
体1との間のすきま4の間隔を一定に保つ働きをもって
いる。すなわち、すきま4の間隔が減少すると、小孔3
02を通過する気体の流量が減少し、小孔302が絞り
作用をもっていることから小孔302の出口圧力が減却
して、すきま4内の圧力が増加する。逆にすきま4の間
隔が増加すると、逆の現象が生じて、すきま4内の圧力
が減少する。すきま4内の圧力の変化はすきま4の変化
に対して正の剛性として働き、これよりある一定の負荷
荷重に対してすきま4の間隔は一定に保たれる。
次に小孔302と開口部303との間に設けられた整流
部の動作について述べる。第1の整流部を構成する壁面
304は、前述のように噴流を防止するために小孔30
2から流入する気体流を整流し、開口部303から噴出
する気体の開口部品もっている。すなわち、小孔302
を通った加圧気体は小孔302からジェット流となって
噴出するが、小孔302出口に対面して設けられた壁面
304に衝突することにより、そのジェット流はつぶさ
れる。その後、加圧気体は、第2の整流部を構成する流
路306を通じてすきま305に概略一様に分配され、
すきま305を通って流路307に概略一様に流入する
。流路307では、加圧気体が流路307を通過する間
に、気体の粘性拡散の作用により、流れ方向の速度分布
における凸凹が平滑化される。また、この場合、流路3
07は拡大流路であるので、流路307に流入した加圧
気体は概略一様な速度分布を保って減速され、開口部3
03から噴出する。このとき、開口部303は小孔30
2の孔面積より広い出口面積をもつように形成されてい
るので、開口部303における気体の流出速度は、小孔
302からの噴出速度と比較して小さい、開口部303
の出口面積を十分広くとることにより、浮上作用に必要
な気体流量を保って、開口部303における流出速度は
十分小さくすることができる。また第5図には、開口部
303上に浮上する被−進体1を示したが、以上に述べ
た噴流防止の作用は、開口部303上に被搬送体がない
場合にも全く変わらない、というより噴流防止作用は開
口部303上に被搬送体1がない場合に効果を発揮する
ものである。すなわち、開口部303から噴出する気体
の流速が小さいので、搬送面2A上に存在する塵埃が噴
出気体によってまき上げられて被搬送体1の表面に付着
するということがない。また同様に噴出速度が小さいこ
とから、ダウンフローが乱されることがなく、したがっ
てダウンフローによって被搬送体1の表面に形成される
被搬送体1の表面に沿う空気の流れが乱されることがな
いので、周囲空間中の浮遊塵埃が被搬送体1の表面に付
着することがない。
次に被搬送体1に作用する流体力について述べると、開
口部303付近の流路は、開口部303における流路中
心軸の方向が、搬送面2Aに対して概略垂直方向である
ように形成されているため、開口部303からすき一4
内に噴出した気体は、すきま4内を、開口部303を中
心として周囲にほぼ一様に流出するので、開口部303
上に浮上する被搬送体1には、搬送面2人に対して垂直
方向の浮上作用力のみが作用する。
次に駆動作用の気体噴出部40A、40B。
40Cの動作を、第6図および第7図を用いて説明する
。管5A、5B、5G、5Dを通して加圧気体が供給さ
れると、加圧気体は絞り作用をもつ小孔402を通り、
小孔402よりジェット流になって噴出して壁面404
に衝突し、流路405を通った後、開口部403から搬
送面2Aと被搬送体1とのすきま4に流入し、搬送面2
Aと被搬送体1との間は気体潤滑状態となる。
まず絞り作用をもつ小孔402の動作2作用は浮上作用
の気体噴出部30の場合と同一であり、搬送面2Aと被
搬送体1との間のすきま4の間隔を一定に保つ働きをも
っている。
を構成する壁面404に衝突してつぶれ、次に第2の整
流部を構成する流路405を通過する間に気体の粘性拡
散の作用により、その流れ方向速度分布の凸凹が平滑化
されて、概略一様な流出速度分布をもって開口部403
から流出する。開口部403の出口面積は小孔302の
孔面積より太きいので、開口部403からの気体の流出
速度は小孔302からの噴出速度より小さい、これより
浮上作用の気体噴出部30の場合と同様に、塵埃が被搬
送体1の表面に付着することがない。
次に、この噴出部40A〜40Cの被搬送体1に作用す
る流体力について述べると、開口部403付近の流路4
05は、その流路中心軸の方向が搬送面2Aに対して垂
直な軸から傾斜しているように形成されているため、開
口部403がらすきま4に流入した気体はすきま4内を
、主として流路中心軸が傾斜している方向、すなわち第
6図および第7図において左側に向って流れるので、気
体の粘性の作用により、被搬送体1には矢印FTの方向
に力が作用する。また開口部403は、搬送面2Aに設
けられ、一端が流路405に開口し、反対側の一端が閉
じた形状に形成された溝で構成されているため、開口部
403から流出する気体は抵抗の小さい溝内に集中して
流入し、その後、すきま4内を図において左側に向って
流れるので、これによっても矢印FTの方向の駆動力が
発生する。また以上の駆動力の他に、この駆動作用の気
体噴出部40A、40B、40Cは、開口部403から
流出する気体の気体潤滑作用により、被搬送体1には、
搬送面2Aに対して垂直方向の浮上作用力が作用する。
次に、以上に述べた気体噴出部30.40A〜40Gが
配置された搬送路2の動作を、第1図ないし第3図によ
り説明する。第2図に示す管5Aに加圧気体が供給され
ると、2列の浮上作用の気体噴出部30は低速流体の噴
出作用により、被搬送体1を搬送面2A上に浮上させる
。そして管5Bに加圧気体が供給されると、搬送路2A
の両方の路側端に設けられた2列の駆動作用の気体噴出
部40Aは低速流体の噴出作用により、被搬送体1を、
この両路側端の2列の駆動作用の気体噴出部40Aの列
の間の位置に維持さ゛せる。すなわち、被搬送体1が搬
送方向Aと直角方向に変位してその下面の端部が片側の
駆動作用の気体噴出部40Aの列の上に移動すると、波
条装体1には搬送面2Aの中心に向く駆動力が作用し、
被搬送体1は搬送面2Aの中心位置に直ちに復帰する。
このように、被搬送体1が搬送面2A上に浮上し、搬送
面2A内にガイドされた状態で第3図に示す管5Dに加
圧気体が供給されると、駆動作用の気体噴出部40Cは
その低速噴出流体の作用により、被搬送体1には第1図
において上向きの方向、第3図において右向きの方向に
駆動力が作用する。
被搬送体1が初め静IEシていれば、この駆動力により
被搬送体1は第1図において上向きの方向に加速して搬
送される。また初め第1図において下向きの方向に移動
している状態であれば、減速して、いつしか静止する。
また管5Dへの加圧気体の供給を止め、管5Cに加圧気
体を供給すると駆動作用の気体噴出部40Bからの低速
噴出流体の作用により、被搬送体1には第1図において
上向きの方向、第3図において左向きの方向に駆動力が
作用する。すなわちこれらの駆動作用の気体噴出部40
3.40Cからの低速噴出流体の作用により、被搬送体
1を搬送路2の長手方向の両方向に搬送することができ
、そしていずれの搬送方向、。ついても、被搬送体1の
搬送速度を自由に加減速することができる。この実施例
においては、被搬送体1は完全に非接触な状態で搬送さ
れるので、接触による被搬送体1への塵埃付着がなく、
また被搬体に衝撃力が加わることもないため、被搬送体
1が損傷を受けたり、また被搬送体1から塵埃が発生し
たりすることがない。
以上述べたように、本発明の一実施例においては、周囲
塵埃のまき上げやダウンフローの乱れ発生がないので、
被搬送体を、その表面に塵埃が付着しない状態に保って
搬送することができる。また完全非接触な状態で被搬送
体を搬送するので。
接触による被搬送体への塵埃付着、被搬送体は損傷、被
搬送体からの発塵がない。
次に、本発明の装置の搬送路の搬送面に設けられる気体
噴出部の他の実施例を、第8図ないし第22図より説明
する。これらの図において、第4図ないし第7図と同符
号のものは同一部分である。
第4図および第5図に示す浮上作用の気体噴出部30は
、開口部303における流路中心軸の方向が、搬送面2
Aに対して概略垂直方向であるように形成されているが
・、第10図および第11図に示すように、開口部40
3Aにおける流路中心軸の方向が搬送面2Aに対して垂
直な軸がら傾斜しているように形成したり、あるいは第
10図および第11図に示すように、搬送面2Aに設け
られ。
一端が開口部303に開口し、反対側の一端が閉じた形
状に形成された溝状の開口部403Bを設ける。あるい
はこれらの両者を併用することにより駆動作用の気体噴
出部を構成することができる。
上述とは逆に第6図、第7図に示す駆動作用の気体噴出
部40A〜40(1−浮上作用の気体噴出部に構成する
ことができる。その例を以下に説明する。
第12図および第13図は、抵抗部が絞り作用をもつ小
孔404で構成され、第1の整流部として壁面404を
第2の整流部として流路307Aとを備えて構成したも
のである。
本実施例においては、抵抗部が小孔402で構成されて
いるので、その絞り作用の予測が容易であり、設計が簡
単となる。
第14図および第15図は、第12図および第13図で
示す実施例における小孔402を、絞り作用をもつ微小
すきま402Aで構成したものである。
本実施例においては、抵抗部が微小すきま402Aで構
成されているため、微小すきま402Aからの噴流は広
がりをもちかつ早く減衰し、整流が容易となる。
第16図は、第2の整流部としてすきま305と、この
すきま305に気体を導くための流路306と、半径方
向に広く流路307Bとを備えているものである。
本実施例においては、すきま305からの噴出気体の流
出方向がすきま305の下流に続く流路の流れ方向と異
なっているので、嵩い整流効果が得られる。
次に前述した気体噴出部における整流部の他の実施例を
以下に説明する。
第17図および第18図は、整流部を気体浸透性体17
0で構成され、気体浸透性体は多孔質材である場合であ
る。
本実施例においては、多孔質材から気体が一様に流出す
るので、高い整流効果が得られる。
第19図および第20図は、整流部を気体浸透性体19
0で構成され、気体浸透性体は多孔板である場合である
本実施例においては、多孔板の穴の配置、穴径を変える
ことにより、開口部303からの気体の流出速度分布を
任意に設計できる利点である。
第21図は、抵抗部が絞り作用をもつ気体浸透性体21
0で構成され、この気体浸透性体210は整流部を兼ね
ている場合である。
本実施例においては、抵抗部と整流部とを一つの部材で
構成するので、構造が簡単となる。
第22図は、抵抗部が絞り作用をもつ気体浸透性体21
0で構成され、この気体浸透性体210は整流部を兼ね
、かつこの気体浸透性体210の抵抗部に対して複数の
開口部303が設けられている場合である。。
本実施例は、精密な形状加工が難しい気体浸透材料の形
状加工の工数が少なくて済むので、製作が容易である。
次に、本発明の装置を構成する搬送路の他の実施例を示
す。
第23図および第24図は本発明の装置の他の実施例を
示すもので、この図において第1図ないし第3図と同符
号のものは同一部分である。この実施例は、搬送路2の
搬送面2Aに、駆動作用の気体噴出部40Bを、その駆
動作用の駆動力がすべて搬送路2の長手方向の一方向に
向く成分をもつように設け、かつ搬送面2Aの両路側端
に、ガイド用の駆動作用の気体噴出部40Aを設けたも
のである。
本実施例においては、駆動作用の気体噴出部40Aのみ
によって被搬送体1に浮上刃と搬送方向の駆動力の両方
を与えるので、比較的簡単な構造で完全非接触な搬送が
できる。
第25図および第26図は本発明の装置の他の実施例を
示すもので、この図において第1図ないし第3図と同符
号のものは同一部分である。この実施例は、搬送面2A
に駆動作用の気体噴出部40Bを、その駆動作用の駆動
力がすべて搬送路2の長手方向の一方向に向く成分をも
つように設け、かつ搬送面2Aの両路側端に固定壁のガ
イド21を設けたものである。
本実施例においては、構造が簡単であるため製作が容易
であり、気体噴出部の数が少数で良いので気体消費量が
少ないという利点がある。またガイド21は固定壁であ
るので、被搬送体1に強い外乱力が働いても、被搬送体
1が搬送路2から脱落することがない。
第27図および第28図は本発明の装置の他の実施例を
示すもので、この図において第1図ないし第3図と同符
号のものは同一部分である。この実施例は、搬送面2A
に浮上作用の気体噴出部30が設けられ、かつ搬送面2
A上に浮上した被搬送体1を搬送方向10に駆動するた
めに、被搬送体1の一部に接触し、これによって被搬送
体に搬送方向Aの力を作用させる移送部材22が設けら
れている場合である。またこの場合、被搬送体1を移送
部材22に押付ける力を得るために、搬送面2Aは搬送
路2の長手方向と直角方向に傾斜している。
本実施例においては、被搬送体1は移送部材22ととも
に移動するので、確実に被搬送体1を搬送することがで
き、かつ、被搬送体1の停止。
待機等が自由にできる。
第29図ないし第31図は本発明の装置の他の実施例を
示すもので、この図において第1図ないし第3図と同符
号のものは同一部分である。この実施例は、搬送面2A
に浮上作用の気体噴出部30とガイド用の駆動作用の気
体噴出部40Aとを設け、さらに、被搬送体1を搬送方
向Aに駆動するために、気体のジェット流を噴出する小
孔23を、この小孔23からのジェット流が被搬送体1
に当り得る位置に設けたものである。この場合、小孔2
3からのジェット流は被搬送体1の上方から被搬送体1
の上面に向って噴出・する。
本実施例においては、搬送方向10への駆動を非接触に
行う機構はジェット流を噴出する小孔23であるので、
加工が容易であるにこで、下向きのジェット噴流は、上
向きのジェット噴流と比較して、まだ、周囲塵埃のまき
上げやダウンフローの乱れ発生を生じさせにくい。
第32図および第33図は本発明の装置の他の実施例を
示すもので、この図において第1図ないし第3図と同符
号のものは同一部分である。この実施例は、搬送面2A
に浮上作用の気体噴出部30とガイド用の駆動作用の気
体噴出部40Aとを設け、被搬送体1を搬送方向Aに駆
動するために、搬送路2の搬送面2Aを、長手方向に、
搬送方向10の搬送面2Aが低位置になるように傾斜さ
せたものである。
本実施例は、特別な搬送方向駆動機構を必要としないの
で、構造が簡単である。
第34図ないし第36図は本発明の装置の他の実施例を
示すもので、この図において第1図ないし第3図と同符
号のものは同一部分である。この実施例は、搬送面2A
に浮上作用の気体噴出部30と、被搬送体1を搬送方向
Aに駆動するための駆動作用の気体噴出部40B、40
Gとを設け。
かつ被搬送体1が搬送路2から脱落するのを防止するた
めに、搬送路2の路側側に、搬送方向Aに沿い、搬送面
2Aと平行でない壁面2Bを形成し、この壁面2Bに浮
上作用の気体噴出部30Aを設けたものである。ここで
被搬送体1は、その上に物品を乗せて搬送するための台
車と考えても良い。
本実施例においては、気体噴出部30Aを備えたガイド
用壁面2Bを設けたので、非接触かつ確実に被搬送体1
をガイドすることができる。
〔実施例〕
第37図ないし第39図は本発明の装置の一実施例を示
すもので、これらの図において、第1図〜第3図と同符
号のものは同一部分である。1は非接触かつ無衝撃に搬
送すべき被搬送体を示す。
2は被搬送体1の搬送路である。搬送路2の搬送面2A
には多数の浮上作用の気体噴出部30およ駆動作用の気
体噴出部40A〜40Gが設けられている。被搬送体1
は搬送面2A上にすきま4を介して気体浮上した状態で
、搬送路2の搬送面2A上を矢印Aで示す搬送方向に搬
送される。搬送面2Aには、搬送路2上の被搬送体1の
位置情報を得るための位置検出機構として、光電スイッ
チ21が搬送路2の長手方向に沿って一列に設けられて
いる。前述した浮上作用の気体噴出部30は管5Aによ
ってエアフィルタ6、圧力レギュレータ8を通して加圧
気体源9に連通している。また、搬送面2Aの両側端に
設けられた駆動作用の気体噴出部40Aは管5Bによっ
てエアフィルタ6、圧力レギュレータ8を通して加圧気
体源9に連通している。さらに、気体噴出部40B、4
0C:に加圧気体源9からの加圧気体を導くそれぞれの
配管5D、5Gは、フィルタ6と気体噴出部40B。
40Gからの噴出気体の流量をそれぞれ変えるための流
量可変機構となる弁装置i7A、7Bと、圧力レギュレ
ータ8とを通して加圧気体源9に連通している。モして
弁装[7A、7Bは、光電スイッチ21からの信号に応
じてコントローラ23゜弁装置7A、7Bを駆動するド
ライバ25A。
25Bを通して開示される構成になっている0本実施例
においては、気体噴出部3は、被搬送体1への塵埃付着
の原因となる周囲塵埃のまき上げやダウンフローの九九
発生を防止するために噴出気体が高速ジェット流になる
ことを防止した構成となっており、構造が特殊であるの
で、以下、まず気体噴出部3の構成を説明し、その後、
搬送路2の全体構成の詳細を述べる。
次に上述した本発明の装置の動作を説明する。
加圧気体源9から管5Aに加圧気体が供給されると、2
列の浮上作用の気体噴出部30はその低速噴出流体の作
用により、被搬送体1を搬送面2A上に浮上させる。そ
して、加圧気体源9から管5Bに加圧気体が供給される
と、搬送面2Aの両方の路側端に設けられた2列の駆動
作用の気体噴出部40Aの作用により、被搬送体1は、
この・ 両路側端の2列の駆動作用の気体噴出部40A
の列の間に、その位置が維持される。すなわち、被搬送
体1が搬送方向Aと直角方向に変位して、その下面の端
部が片側の駆動作用の気体噴出部40Aの列の上に移動
すると、被搬送体1には搬送面2Aの中心に向く駆動力
が作用し、被搬送体は搬送面2Aの中心位置に直ちに復
帰する。
このように被搬送体1が搬送面2A上に浮上し、搬送面
2A内にガイドされた状態で弁装置7Bを開くと、加圧
気体源9から管5Cに加圧気体が流入し、駆動作用気体
噴出部40Gの作用により。
被搬送体1には第1図において上向きの方向、第3図に
おいて右向きの方向に駆動力が作用する。
被搬送体1が初め静止していれば、この駆動力により被
搬送体1は第1図において上向きの方向に加速して搬送
される。また初め第1図において下向きの方向に移動し
ている状態であれば、減速して、いつしか静止する。ま
た弁装置17Bを閉じて管5Cへの加圧気体の供給をや
め、弁装置7Aを開くと、管5Dに加圧気体が供給され
、駆動作用の気体噴出部40Bの作用により、被搬送体
1には第1図において下向きの方向、第3図において左
向きの方向に駆動力が作用する。すなわち弁装置7B、
7Aを開閉することにより、駆動作用の気体噴出部40
B、40Cの作用によって被搬送体1を搬送路2の長手
方向の両方向に搬送することができ、そして、いずれの
搬送方向についても、被搬送体1の搬送速度を自由に加
減速することができる。
このようにして被搬送体1が搬送面2A上を搬送方向A
に移動するとき、被搬送体1は搬送面2Aに設けられた
光電スイッチ21の上を通過する。光電スイッチ21は
その検出方向上の物体の有無を検出することができ、そ
の有無をon−off信号として出力する1例えば光電
スイッチ21上に被搬送体1が無い場合、出力信号がo
ff。
有る場合onになるとすると、それぞれ定められた位置
に設けられた光電スイッチ21の内、出力信号がoff
からOnに変わった光電スイッチの位置をみることによ
り、その時刻における被搬送体の位置を知ることができ
る。
以上のように本実施例においては、光電スイッチ21に
より搬送路2上の波条装体1の位置を知ることができ、
そして弁装[7A、7Bによって被搬送体1の搬送速度
を自由に加減速できる。したがって、被搬送体1の位置
に応じて、搬送速度を制御することが可能となり、これ
より移動している被搬送体1のソフト停止、無衝撃な屈
曲路通過、無衝撃な分岐搬送を行うことが可能となる。
例えば第40図および第41図に示すように、搬送され
てきた被搬送体1をストッパ31に当てて停止させる場
合には、停止位置の手前で減速を開始し、停止位置で速
度がOになるように搬送速度を制御することにより、何
ら衝撃を与えることなく、被搬送体1を所定の位置に停
止させることができる。
搬送速度の制御、具体的にはこの場合、減速の度合の制
御は、弁装置7A、7Bがon−off弁のときには弁
装置7A、7Bを開いている時間を制御することにより
行う、また弁装置W7A。
7Bが流量連続可変弁であれば開いている時間に加えて
流量を制御することにより行う。また列状に設けられた
光電スイッチ21からの位置情報より搬送速度を計算す
ることも可能であり、位置情報に加えて搬送速度も考慮
することにより、さらに適切な減速停止の制御が可能と
なる。
また第42図は本発明の装置の他の実施例を示すもので
、この実施例は搬送路が大きく折れ曲がる屈曲路を構成
した例を示すものである。前述のように、気体流体力の
作用により構成したガイド機構の案内力は弱いものであ
るが、この場合、屈曲部の手前で減速を開始し、被搬送
体1が図示した位置で一旦停止するように搬送速度を制
御することにより、弱い案内力であっても被搬送体1が
搬送路2から脱落することはない、このように気体流体
力を用いた非接触ガイド機構を用いて屈曲路を構成する
ことが可能であり、したがって非搬送体1°の非接触か
つ無衝撃な屈曲路通過が可能である。
また第43図は本発明の装置のさらに他の実施例を示す
るもので、この実施例は搬送路が分岐路を構成した例を
示したものである。この場合も被搬送体1が図示した位
置で一旦停止するように搬送速度を制御し、停止した後
、分岐すべき方向の駆動力を作用させることにより、分
岐動作が可能となる。この場合にも、非接触かつ無衝撃
であることはいうまでもない。
第44図は本発明の装置の他の実施例を示すもので、こ
の図において第37図ないし第43@と同符号のものは
同一部分である。この実施例は、第37図ないし第43
図に示した実施例において、ガイド機構を構成する駆動
作用の気体噴出部40Aのかわりに、固定壁ガイド32
を設けたものであり、例として屈曲路を示している。
固定壁ガイドを用いた場合、従来の装置では被搬送体1
は屈曲部において進行方向のガイド壁に激しく衝突し、
被搬送体は大きな衝撃を受けるが。
本実施例においては、被搬送体1が図示した位置で一旦
停止するように搬送速度を制御することにより、被搬送
体1は何ら衝撃を受けることなく屈曲部を通過する。
本実施例においては、固定壁ガイド32を設けたので、
被搬送体1に大きな外乱力が作用しても、被搬送体1が
搬送面から脱落することがない。
第45図は本発明の装置の他の実施例を示し、この図に
おいて第37Wiないし第43図と同符号のものは同一
部分である。この実施例は、第43図に示した実施例の
装置における分岐路の、分岐点の搬送面2Aに、被搬送
体1を浮上状態で保持する保持部を設けたものである。
保持部は、分岐点の搬送面上に浮上する被搬送体1.す
なわち図示した位置にある被搬送体1の下面の周辺部外
側付近の搬送面2Aに、その駆動作用の駆動力が図示し
た位置にある被搬送体1の下面の中央部に向く成分をも
つような状態に4グループに配置された複数個の駆動作
用の気体噴出部40DA〜40DDから構成されている
。駆動作用の気体噴出部4ODA、40DB、40DC
には弁装置7DA、7DB、7DCを介してそれぞれ加
圧気体が供給され、駆動作用の気体噴出部4000には
弁装置を介さずに直接加圧気体が供給される。
次に、この実施例の動作を説明する。
まず、駆動作用の気体噴出部3Bつによって被搬送体1
が保持される動作について述べる。ユニで、すべての駆
動作用の気体噴出部40DA〜40DDに加圧気体が供
給されており、被搬送体1は駆動作用の気体噴出部40
DA〜40DDの列の軸の中央、すなわち図示した位置
にあるとする。被搬送体1が図示した位−から変位して
被搬送体1の下面の端部が変位した方向の位置に設けら
れた駆動作用の気体噴出部40DA〜4ODD上に移動
すると、被搬送体1には変位した方向と逆方向に向く駆
動力が作用する。これにより被搬送体1は図示した位置
に直ちに復帰する訳である。
次に分岐搬送の動作を説明する0例として、被搬送体1
が第45図において下側から分岐部に進入し、右側に離
脱して行く場合を述べる。まず弁装置!7DA、7DB
を開け、70Cを閉じた状態、すなわち駆動作用気体噴
出部40DA、40DB。
40DDに加圧気体が供給され、進入路側に設けられた
駆動作用気体噴出部40DCのみ、加圧気体が供給され
ない状態で、被搬送体1の接近を待つ、そして分岐部の
手前で被搬送体1の減速を開始し、被搬送体1が図示し
た位置で停止するように搬送速度を制御する。そして被
搬送体1が分岐点に達したことを光電スイッチ21によ
って確認した後、閉じられていた弁装置7Dcを開く、
これにより、被搬送体1は分岐部上に保持される。
この後、弁装[7DBを閉じ、離脱路側の駆動作用の気
体噴出部40DBへの加圧気体の供給を止め、被搬送体
1に離脱して行く方向の駆動力を作用する駆動作用の気
体噴出部40DDに加圧気体を供給することにより、被
搬送体1は分岐部を離れ、分岐動作が完了する。
本実施例においては搬送路の分岐部に被搬送体1番保持
する保持部を設けたので、移動してきた被搬送体1を分
岐部に停止させるべく行う搬送速度の制御に誤差が生じ
た場合にも、被搬送体1は確実に分岐部に捕えられ、被
搬送体1が分岐すべき分岐路と異なる方向に進入してじ
まったり、分岐部の手前で停止して分岐部まで到達でき
なかったりすることが生じない。
また、ここでは分岐路の場合を示したが、上述の実施例
の装置において分岐部から上下に延びる2本の搬送路2
の内1本を取り除くことにより、屈曲線を構成すること
ができる。また、分岐部から延びる3本の搬送路2の内
2本を取り除くことにより、第40図に示した第1の実
施例のものに対応する停止部を構成することができる。
そしてこれらの屈曲路、停止部においても、搬送速度の
制御に誤差が生じても確実な屈曲路通過、停止の動作が
できる。また上記の停止部は、被搬送体1に対して完全
非接触な構成であり、したがって、本実施例の構成によ
り、停止部、屈曲部1分解部 −を含めてすべてにわた
って完全非接触な搬送が可能である。
以上説明したように、本発明の実施例によれば、物品を
、移動後の停止、屈曲路通過9分岐搬送の動作を含めて
非接触かつ無衝撃に搬送することができるので、接触に
よる物品への塵埃付着、衝撃による物品からの発塵およ
び物品の損傷を防止することができ、物品を清浄かつ損
傷を与えることなく搬送することができる。
(発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば1周囲塵埃のまき
上げやダウンフローの乱れ発生がないので、塵埃の付着
をきらう物品を、清浄状態に保って搬送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例の平面図、第2図は第
1図における■−■断面図、第3図は第1図における■
−■断面図、第4図は第1図の実施例に用いられる浮上
作用の気体噴出部の詳細を示す平面図、第5図はその■
−■断面図、第6図は第1図の実施例に用いられる駆動
作用の気体噴出部の詳細を示す平面図、第7図はその■
−■断面図、第8図ないし第11図はそれぞれ本発明の
装置に用いられる駆動作用の気体噴出部3の出口付近の
詳細を示す図で、第8図は浮上作用の気体噴出部の一例
を説明する平面図、第9図はその■−■断面図、第10
図は駆動作用の気体噴出部の他の例を説明する平面図、
第11図はそのXI−XI断面図、第12図ないし第2
2図は本発明の装置に用いられる浮上作用の気体噴出部
の他の実施例を示す図で、第12図はその一実施例を示
す平面図、第13図はそのxm−xm断面図、第14図
は他の実施例を示す平面図、第15図はそのxv −x
v断面図、第16図はさらに他の実施例を示す断面図、
第17図は他の実施例を示す平面図、第18図はそのX
■−X■断面図、第19図はさらに他の実施例を示す平
面図、第20図はそのxx −xx断面図、第21図は
他の実施例を示す断面図、第22図はさらに他の実施例
を示す断面図、第23図は本発明の装置の他の実施例を
示す平面図、第24図はそのXXIV−XXIV断面図
、第25図は本発明の装置のさらに他の実施例を示す平
面図、第26図はそのXχVI−XXVI断面図、第2
7図は本発明の装置の他の実施例を示す平面図、第28
図はそのxx■−xx■断面図、第29図は本発明の装
置のさらに他の実施例を示す平面図、第30図はそのX
XX −XXX断面図、第31図は同じくソノxxXI
−xxxt断面図、第32図は本発明の装置の他の実施
例を示す平面図、第33図はその側面図、第34図は本
発明の装置のさらに他の実施例を示す平面図、第35図
はそのXXXV −XXXV断面図、第36図は同じく
その側面図、第37図は本発明の装置の他の実施例を示
す平面図、第38図はそのxxx■−XXX■断面図、
第39図は同じくそのXXXIX −xxx ■断面図
、第40図は本発明の装置のさらに他の実施例を示す平
面図、第41図はその横断面図、第42図は本発明の装
置の他の実施例を示す平面図、第43図は本発明の装置
のさらに他の実施例を示す平面図、第44図は本発明の
装置の他の実施例を示す平面図、第45図は本発明の装
置のさらに他の実施例を示す平面図である。 1・・・被搬送体、2・・・搬送路、2A・・・搬送面
、4・・・すきま、5八〜5D・・・管、6・・・フィ
ルタ、7A。 7B、7C・・・弁装置、8・・・圧力レギュレータ、
9・・・加圧気体源、10・・・搬送方向、21・・・
光電スイッチ、23・・・コントローラ、25・・・ド
ライバ、3o・・・浮上作用気体噴出部、31・・・ス
トッパ、32 ・・・固定壁ガイド、40A、40B、
40G・・・駆動作用気体噴出部、302・・・抵抗部
、307・・・流路、303・・・開口部。 第 l 凹 2・・・4黍θヒ送jギ6、       3<フ0.
ダ仁上イ1呼千り声(イ串、−1et二部2八・・・4
1flt 面     4/ン^−11ζに:・・z%
動ヂIJヤク」tイ李ぐ1自り憬;部4・・・すき走 第 3 口 光 、5C 早12  囚    第73図 第76 図 t02A・、微小すさ↓ 第 17 図   第18図 210]・λ体漫引・住材朴 第23  目 第 24  口 第25 2 第 26  口 21・・・ガイド 第 27  図 第28 国 22、、、拶送舒材 早29図 第30 図 第 31  口 239.小晃 第 32  圀 第33  口 2  2−一 第 34  口 第36 図 一マ 第37  口 第39図 一ξX− 奉40口 31・・・ストン八1 第 43 目 第 44 目 52・・固定壁か゛イF

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、搬送路の搬送面と被搬送体との間に流体膜を形成し
    、この流体膜により被搬送体を搬送面に対して非接触状
    態に保つて搬送する搬送装置において、前記搬送面に、
    この搬送面と被搬送体との間に流体膜を形成する低速の
    流体を供給する流体噴出部を設けたことを特徴とする搬
    送装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の搬送装置において、前
    記流体噴出部は、加圧流体供給部と、この加圧流体供給
    部からの加圧流体に抵抗を与える抵抗部と、この抵抗部
    からの流体を整流する整流部と、前記抵抗部の抵抗より
    小さい抵抗をもち、前記整流部からの流体を被搬送体に
    向けて流出させる開口部とを備えたことを特徴とする搬
    送装置。 3、特許請求の範囲第2項記載の搬送装置において、整
    流部は抵抗部からの加圧流体の最高速度を抑える第1の
    整流部と、この第1の整流部からの流体をさらに整流す
    る第2の整流部とを備えたことを特徴とする搬送装置。 4、特許請求の範囲第1項記載の搬送装置において、前
    記流体噴出部は、加圧流体供給路と、加圧流体供給路か
    らの加圧流体に抵抗を与えると共に整流する抵抗整流部
    と、この抵抗整流部の抵抗より小さい抵抗をもち、前記
    抵抗整流部からの流体を被搬送体に向けて流出させる開
    口部とを備えたことを特徴とする搬送装置。 5、搬送路の搬送面と被搬送体との間に流体膜を形成し
    、この流体膜により被搬送体を搬送面に対して非接触状
    態に保つて搬送する搬送装置において、前記搬送面に、
    この搬送面と被搬送体との間に流体膜を形成する低速の
    流体を供給する流体噴出部と、この流体噴出部に接続し
    、これに加圧流体を供給する加圧流体供給源と、この加
    圧流体供給源と流体噴出部との間に設けた流量調節手段
    と、被搬送体の位置を検出する検出手段と、この検出手
    段からの検出信号によつて前記流量調節を制御する制御
    部とを備えたことを特徴とする搬送装置。 6、特許請求の範囲第5項記載の搬送装置において、流
    体噴出部は被搬送体に一方向の駆動力を与える第1の流
    体噴出部と、他方向に駆動力を与える第2の流体噴出部
    とを備えたことを特徴とする搬送装置。 7、特許請求の範囲第6項記載の搬送装置において、前
    記流体噴出部は、加圧流体供給部と、この加圧流体供給
    部からの加圧流体に抵抗を与える抵抗部と、この抵抗部
    からの流体を整流する整流部と、前記抵抗部の抵抗より
    小さい抵抗をもち、前記整流部からの流体を被搬送体に
    向けて流出させる開口部とを備えたことを特徴とする搬
    送装置。 8、特許請求の範囲第7項記載の搬送装置において、整
    流部は抵抗部からの加圧流体の最高速度を抑える第1の
    整流部と、この第1の整流部からの流体をさらに整流す
    る第2の整流部とを備えたことを特徴とする搬送装置。 9、特許請求の範囲第6項記載の搬送装置において、前
    記流体噴出部は、加圧流体供給路と、加圧流体供給路か
    らの加圧流体に抵抗を与えると共に整流する抵抗整流部
    と、この抵抗整流部の抵抗より小さい抵抗をもち、前記
    抵抗整流部からの流体を被搬送体に向けて流出させる開
    口部とを備えたことを特徴とする搬送装置。
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