JPH082675A - 軽量容器用エア搬送コンベヤ装置 - Google Patents
軽量容器用エア搬送コンベヤ装置Info
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- JPH082675A JPH082675A JP15929394A JP15929394A JPH082675A JP H082675 A JPH082675 A JP H082675A JP 15929394 A JP15929394 A JP 15929394A JP 15929394 A JP15929394 A JP 15929394A JP H082675 A JPH082675 A JP H082675A
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- air
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】搬送中の容器列に途切れ部分が生じた場合に、
それに続く後方の容器の移動速度が上昇しやすいという
エア搬送コンベヤの傾向を補完し、容器の移動速度を所
定の速度に抑制して容器どうしの衝突による変形を低減
する。 【構成】容器９の上方部を支持案内しながらエア噴流に
よって搬送するエア搬送コンベヤ１の途中にエアの噴流
方向を逆向きにした減速部２を配設し、該減速部の制動
作用によって容器の移動速度の上昇を抑制する。前記減
速部のエアの噴流方向を逆転可能に構成し、下流側に設
けたセンサによって検出される所定の搬送状態に基づい
て前記噴流方向を逆転することにより容器の移動速度の
上昇を抑制する。減速部において搬送中の容器の胴部に
向けて逆向きのエア噴流を吹付けることにより容器の移
動速度の上昇を抑制する。
それに続く後方の容器の移動速度が上昇しやすいという
エア搬送コンベヤの傾向を補完し、容器の移動速度を所
定の速度に抑制して容器どうしの衝突による変形を低減
する。 【構成】容器９の上方部を支持案内しながらエア噴流に
よって搬送するエア搬送コンベヤ１の途中にエアの噴流
方向を逆向きにした減速部２を配設し、該減速部の制動
作用によって容器の移動速度の上昇を抑制する。前記減
速部のエアの噴流方向を逆転可能に構成し、下流側に設
けたセンサによって検出される所定の搬送状態に基づい
て前記噴流方向を逆転することにより容器の移動速度の
上昇を抑制する。減速部において搬送中の容器の胴部に
向けて逆向きのエア噴流を吹付けることにより容器の移
動速度の上昇を抑制する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＰＥＴボトル等の軽量
容器をボトルネック部分等の上方部を支持案内しながら
エア噴流による推進力によって搬送する軽量容器用エア
搬送コンベヤ装置に関する。
容器をボトルネック部分等の上方部を支持案内しながら
エア噴流による推進力によって搬送する軽量容器用エア
搬送コンベヤ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ボトリングライン等において、この種の
軽量容器を載置状態で搬送する場合には、容器が軽量で
あるが故に安定性に欠けるため、直立の姿勢を保持した
まま搬送するには相当の技術的困難が伴った。このた
め、この種の軽量容器の搬送においては、従来から、ス
ラットチェーン等を用いる走行コンベヤの使用は必要最
小限に抑え、ボトルネック部等の容器の上方部を支持案
内しながらエアの噴流による推進力によって搬送するエ
ア搬送コンベヤが広く使用されている（特公昭５９−２
０５６３号公報、特開平４−３４１４２３号公報）。と
ころで、この種のエア搬送コンベヤを用いた軽量容器の
搬送では、圧縮エアはブロックに分けて供給され、ブロ
ック単位で圧力調整が行われている。したがって、その
時々の搬送状態に合わせてリアルタイムで各ブロックの
圧力調整を実施しようとすると技術的に複雑になり、困
難も伴う。このため、一般的には、容器が所定のピッチ
で連続的に搬送されることを前提に、必要最小限度のエ
ア圧を設定し、その設定圧に合わせて一律に調整する方
法が採られている。
軽量容器を載置状態で搬送する場合には、容器が軽量で
あるが故に安定性に欠けるため、直立の姿勢を保持した
まま搬送するには相当の技術的困難が伴った。このた
め、この種の軽量容器の搬送においては、従来から、ス
ラットチェーン等を用いる走行コンベヤの使用は必要最
小限に抑え、ボトルネック部等の容器の上方部を支持案
内しながらエアの噴流による推進力によって搬送するエ
ア搬送コンベヤが広く使用されている（特公昭５９−２
０５６３号公報、特開平４−３４１４２３号公報）。と
ころで、この種のエア搬送コンベヤを用いた軽量容器の
搬送では、圧縮エアはブロックに分けて供給され、ブロ
ック単位で圧力調整が行われている。したがって、その
時々の搬送状態に合わせてリアルタイムで各ブロックの
圧力調整を実施しようとすると技術的に複雑になり、困
難も伴う。このため、一般的には、容器が所定のピッチ
で連続的に搬送されることを前提に、必要最小限度のエ
ア圧を設定し、その設定圧に合わせて一律に調整する方
法が採られている。
【０００３】しかしながら、このような圧力調整の下に
おいて、何らかの理由から搬送状態に途切れが生じ、搬
送中の容器列の途中に容器間ピッチの拡大した部分が介
在する場合には、その容器間ピッチの拡大した部分のエ
ア噴流状態に、例えばその噴流速度の増大等の変化が生
じる。このため、途切れ部分の後方に続く容器群、特に
その先頭部分の容器は、前記エア噴流状態の変化を直接
受けて容器の移動速度が上昇する傾向にある。このよう
に、搬送状態の途切れによって後方の容器の移動速度が
上昇して速度差が生じる結果、前方の容器と衝突してそ
の衝撃により容器を変形してしまう不具合が間々生じて
いる。特に、近時の容器の軽量化により容器が益々薄く
形成される傾向の下においては、その変形が大きくなり
トラブルの原因にもなっている。そして、この後方の容
器の速度上昇、延いては衝突の衝撃は、容器間ピッチの
小さい搬送のときほど大きくなる傾向にあり、特に容器
どうしが接触した状態で搬送する場合には大きくなるた
め、その変形量も増大することになる。
おいて、何らかの理由から搬送状態に途切れが生じ、搬
送中の容器列の途中に容器間ピッチの拡大した部分が介
在する場合には、その容器間ピッチの拡大した部分のエ
ア噴流状態に、例えばその噴流速度の増大等の変化が生
じる。このため、途切れ部分の後方に続く容器群、特に
その先頭部分の容器は、前記エア噴流状態の変化を直接
受けて容器の移動速度が上昇する傾向にある。このよう
に、搬送状態の途切れによって後方の容器の移動速度が
上昇して速度差が生じる結果、前方の容器と衝突してそ
の衝撃により容器を変形してしまう不具合が間々生じて
いる。特に、近時の容器の軽量化により容器が益々薄く
形成される傾向の下においては、その変形が大きくなり
トラブルの原因にもなっている。そして、この後方の容
器の速度上昇、延いては衝突の衝撃は、容器間ピッチの
小さい搬送のときほど大きくなる傾向にあり、特に容器
どうしが接触した状態で搬送する場合には大きくなるた
め、その変形量も増大することになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、搬送中の容器列に搬送状態の途切れに起因する容器
間ピッチの拡大状態が生じた場合、それに続く後方の容
器の移動速度が上昇しやすいというエア搬送コンベヤの
傾向を補完し、容器の移動速度を所定の速度に抑制して
容器どうしの衝突による変形を低減し得る軽量容器用エ
ア搬送装置を提供する点にある。
な事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、搬送中の容器列に搬送状態の途切れに起因する容器
間ピッチの拡大状態が生じた場合、それに続く後方の容
器の移動速度が上昇しやすいというエア搬送コンベヤの
傾向を補完し、容器の移動速度を所定の速度に抑制して
容器どうしの衝突による変形を低減し得る軽量容器用エ
ア搬送装置を提供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、容器の上方部を支持案内
しながらエア噴流によって搬送するエア搬送コンベヤの
途中にエアの噴流方向を逆向きにした減速部を配設し、
該減速部により容器の移動速度の上昇を抑制したことを
特徴とする。請求項２に記載の発明は、前記減速部にお
けるエアの噴流方向を逆転可能に構成し、その下流側に
設けたセンサにより検出される搬送状態に基づいて前記
減速部におけるエアの噴流方向を逆転することにより容
器の移動速度の上昇を抑制したことを特徴とする。請求
項３に記載の発明は、容器の上方部を支持案内しながら
エア噴流によって搬送するエア搬送コンベヤの途中に容
器の胴部に対して逆向きのエア噴流を吹付ける減速部を
配設し、該減速部により容器の移動速度の上昇を抑制し
たことを特徴とする。請求項４に記載の発明は、前記減
速部において、容器の胴部に対して逆向きのエア噴流を
吹付け可能に構成し、その下流側に設けたセンサにより
検出される搬送状態に基づいて前記減速部から逆向きの
エア噴流を容器の胴部へ向けて吹付けることにより容器
の移動速度の上昇を抑制したことを特徴とする。
め、請求項１に記載の発明は、容器の上方部を支持案内
しながらエア噴流によって搬送するエア搬送コンベヤの
途中にエアの噴流方向を逆向きにした減速部を配設し、
該減速部により容器の移動速度の上昇を抑制したことを
特徴とする。請求項２に記載の発明は、前記減速部にお
けるエアの噴流方向を逆転可能に構成し、その下流側に
設けたセンサにより検出される搬送状態に基づいて前記
減速部におけるエアの噴流方向を逆転することにより容
器の移動速度の上昇を抑制したことを特徴とする。請求
項３に記載の発明は、容器の上方部を支持案内しながら
エア噴流によって搬送するエア搬送コンベヤの途中に容
器の胴部に対して逆向きのエア噴流を吹付ける減速部を
配設し、該減速部により容器の移動速度の上昇を抑制し
たことを特徴とする。請求項４に記載の発明は、前記減
速部において、容器の胴部に対して逆向きのエア噴流を
吹付け可能に構成し、その下流側に設けたセンサにより
検出される搬送状態に基づいて前記減速部から逆向きの
エア噴流を容器の胴部へ向けて吹付けることにより容器
の移動速度の上昇を抑制したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】前記技術手段の採用により、常時あるいはセン
サにより搬送容器の途切れが検出された場合に、容器の
首部あるいは胴部に対して吹付けられる逆向きのエア噴
流の制動作用により容器の移動速度の上昇が抑制され
る。その結果、容器どうしの衝突スピードが低減され、
衝撃による変形が低減される。
サにより搬送容器の途切れが検出された場合に、容器の
首部あるいは胴部に対して吹付けられる逆向きのエア噴
流の制動作用により容器の移動速度の上昇が抑制され
る。その結果、容器どうしの衝突スピードが低減され、
衝撃による変形が低減される。
【０００７】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図１は、本発明の実施例におけるレイアウト
を示した概略図である。図中、１はエア搬送コンベヤ
で、このエア搬送コンベヤ１の途中の適宜位置には、搬
送中の容器の速度上昇を抑制するための減速部２〜４が
配設されている。これらの減速部２〜４は、エア噴流の
向きを搬送方向と逆方向にすることにより搬送中の容器
に制動作用を付与して速度上昇を抑制するものである。
この場合、前記減速部２〜４の部分のエア噴流の方向
を、常時、搬送方向と逆方向に設定し、常に逆向きのエ
ア噴流を供給するように構成するか、あるいは、通常は
搬送方向と同方向に設定しておき、下流側に設置された
センサ５〜７からの検出信号に基づいてエア噴流の向き
を逆向きに切換えるように構成することができる。
説明する。図１は、本発明の実施例におけるレイアウト
を示した概略図である。図中、１はエア搬送コンベヤ
で、このエア搬送コンベヤ１の途中の適宜位置には、搬
送中の容器の速度上昇を抑制するための減速部２〜４が
配設されている。これらの減速部２〜４は、エア噴流の
向きを搬送方向と逆方向にすることにより搬送中の容器
に制動作用を付与して速度上昇を抑制するものである。
この場合、前記減速部２〜４の部分のエア噴流の方向
を、常時、搬送方向と逆方向に設定し、常に逆向きのエ
ア噴流を供給するように構成するか、あるいは、通常は
搬送方向と同方向に設定しておき、下流側に設置された
センサ５〜７からの検出信号に基づいてエア噴流の向き
を逆向きに切換えるように構成することができる。
【０００８】図２は前記エア搬送コンベヤ１の側面図、
図３はそのＡ−Ａ断面図である。図中、８は前記エア搬
送コンベヤ１を構成するエアダクトを示したもので、適
宜のブロックに分割構成され、図示しないブロアからブ
ロック毎に圧縮エアが供給されるように構成されてい
る。図２に示すように、このエアダクト８の途中には、
エア噴流の向きが搬送方向と逆向きの減速部２が配設さ
れている。なお、減速部３，４に関しても同様の構成が
採られている。また、図３に示すように、容器９は、そ
の上方部に形成された凸状のネック部１０がエアダクト
８の下部に付設されたネックガイド１１により支持案内
された状態で搬送されるように構成されている。エアダ
クト８の内部には、更に仕切壁１２により内部エア通路
１３が形成されており、噴入部１４を介して圧縮エアを
前記内部エア通路１３内に斜めに流入することによりエ
ア噴流が形成される。このエア噴流により各容器９に推
進力が付与され、これにより搬送が行われる。さらに、
容器９の胴部の例えば凹部１５がガイドロッド１６によ
り案内されるように構成されている。図中、１７はガイ
ドロッド１６の支持金具である。
図３はそのＡ−Ａ断面図である。図中、８は前記エア搬
送コンベヤ１を構成するエアダクトを示したもので、適
宜のブロックに分割構成され、図示しないブロアからブ
ロック毎に圧縮エアが供給されるように構成されてい
る。図２に示すように、このエアダクト８の途中には、
エア噴流の向きが搬送方向と逆向きの減速部２が配設さ
れている。なお、減速部３，４に関しても同様の構成が
採られている。また、図３に示すように、容器９は、そ
の上方部に形成された凸状のネック部１０がエアダクト
８の下部に付設されたネックガイド１１により支持案内
された状態で搬送されるように構成されている。エアダ
クト８の内部には、更に仕切壁１２により内部エア通路
１３が形成されており、噴入部１４を介して圧縮エアを
前記内部エア通路１３内に斜めに流入することによりエ
ア噴流が形成される。このエア噴流により各容器９に推
進力が付与され、これにより搬送が行われる。さらに、
容器９の胴部の例えば凹部１５がガイドロッド１６によ
り案内されるように構成されている。図中、１７はガイ
ドロッド１６の支持金具である。
【０００９】つぎに、前記減速部２〜４におけるエア噴
流の向きを、通常は搬送方向と同方向に設定しておき、
下流側に設置されたセンサ５〜７によって所定の搬送状
態が検出された場合に、エア噴流の向きを逆方向に切換
えるタイプの実施例に関して説明する。図４はそのエア
噴流の方向切換部を示した切断斜視図である。また、図
５は通常の噴流方向、すなわち搬送方向と同方向のとき
の方向切換部の状態を示した部分断面図、図６は逆方向
時の方向切換部の状態を示した部分断面図である。図示
のように、前記仕切壁１２の一部分には、噴流の向きを
切換えるための方向切換部材１８が駆動シリンダ１９に
より摺動可能に装着されている。この方向切換部材１８
には、図５及び図６に示すように、エアの噴流を、前記
噴入部１４を介して噴入することにより形成される搬送
方向と同方向に規制するための順方向規制片２０と、逆
方向に規制するための逆方向規制片２１がそれぞれ適宜
数ずつ形成されている。また、前記仕切壁１２には、方
向切換部材１８を駆動シリンダ１９により順方向側
（イ）に移動した状態おいて、前記順方向規制片２０に
対向する位置に流入口２２が形成されている。同様に、
方向切換部材１８を他方の逆方向側（ロ）に移動した状
態において、前記逆向規制片２１に対向する位置に流入
口２３が形成されている。
流の向きを、通常は搬送方向と同方向に設定しておき、
下流側に設置されたセンサ５〜７によって所定の搬送状
態が検出された場合に、エア噴流の向きを逆方向に切換
えるタイプの実施例に関して説明する。図４はそのエア
噴流の方向切換部を示した切断斜視図である。また、図
５は通常の噴流方向、すなわち搬送方向と同方向のとき
の方向切換部の状態を示した部分断面図、図６は逆方向
時の方向切換部の状態を示した部分断面図である。図示
のように、前記仕切壁１２の一部分には、噴流の向きを
切換えるための方向切換部材１８が駆動シリンダ１９に
より摺動可能に装着されている。この方向切換部材１８
には、図５及び図６に示すように、エアの噴流を、前記
噴入部１４を介して噴入することにより形成される搬送
方向と同方向に規制するための順方向規制片２０と、逆
方向に規制するための逆方向規制片２１がそれぞれ適宜
数ずつ形成されている。また、前記仕切壁１２には、方
向切換部材１８を駆動シリンダ１９により順方向側
（イ）に移動した状態おいて、前記順方向規制片２０に
対向する位置に流入口２２が形成されている。同様に、
方向切換部材１８を他方の逆方向側（ロ）に移動した状
態において、前記逆向規制片２１に対向する位置に流入
口２３が形成されている。
【００１０】しかして、通常の搬送運転時においては、
方向切換部材１８は順方向側に位置し、図５に示すよう
に、エアダクト８内の圧縮エアは、順方向規制片２０に
より搬送方向と同方向に規制されながら流入口２２を介
して内部エア通路１３内に噴入し、各容器９に対して搬
送方向の推進力を付与する。他方、それぞれの減速部２
〜４の下流側に設置されたセンサ５〜７によって、搬送
状態の途切れに起因する容器間ピッチの拡大状態や容器
９の停止状態などの減速作用を必要とする所定の搬送状
態が検出された場合には、駆動シリンダ１９により方向
切換部材１８を逆方向側に切換える。これにより、図６
に示すように、エアダクト８内の圧縮エアは、逆方向規
制片２１により反搬送方向に逆転され、流入口２３を介
して内部エア通路１３内に噴入し、各容器９に対して逆
向きの推進力、すなわち搬送方向に対する制動力を付与
して容器９の移動速度の上昇を抑制する。
方向切換部材１８は順方向側に位置し、図５に示すよう
に、エアダクト８内の圧縮エアは、順方向規制片２０に
より搬送方向と同方向に規制されながら流入口２２を介
して内部エア通路１３内に噴入し、各容器９に対して搬
送方向の推進力を付与する。他方、それぞれの減速部２
〜４の下流側に設置されたセンサ５〜７によって、搬送
状態の途切れに起因する容器間ピッチの拡大状態や容器
９の停止状態などの減速作用を必要とする所定の搬送状
態が検出された場合には、駆動シリンダ１９により方向
切換部材１８を逆方向側に切換える。これにより、図６
に示すように、エアダクト８内の圧縮エアは、逆方向規
制片２１により反搬送方向に逆転され、流入口２３を介
して内部エア通路１３内に噴入し、各容器９に対して逆
向きの推進力、すなわち搬送方向に対する制動力を付与
して容器９の移動速度の上昇を抑制する。
【００１１】図７は他の実施例のエア搬送コンベヤ１の
側面図、図８はその減速部を示した切断斜視図である。
本実施例においては、搬送中の容器９の胴部に対して逆
向きのエア噴流を吹付けて所定の制動力を付与して容器
９の移動速度の上昇を抑制するために、エアダクト８の
下方に逆向きのエア噴流供給用の減速部２４を配設した
点で特徴を有する。この減速部２４は、前述の減速部２
〜４と同様に、エア搬送コンベヤ１の途中の適宜位置に
必要数、配設される。また、常時、これらの減速部２４
から搬送方向と逆向きのエア噴流を所定量ずつ供給し、
常に一定の制動力を付与して速度上昇を抑制するように
構成するか、あるいは、通常は減速部２４からのエア噴
流の供給は停止し、それらの下流側に設けたセンサによ
って所定の搬送状態が検出された場合にエア噴流の供給
を開始するように構成することができる。減速部２４
は、図８に示すように、エア搬送コンベヤ１の搬送路の
両側に配設され、それぞれ搬送中の容器９の胴部に面し
た側壁に搬送方向とは逆方向のエア噴出口２５，２６を
有する断面略矩形状のエアダクト２７，２８により構成
される。これらのエアダクト２７，２８は支持金具２９
によりエアダクト８に対して固定され、保持金具３０に
よりそれぞれ互いに連結保持されている。
側面図、図８はその減速部を示した切断斜視図である。
本実施例においては、搬送中の容器９の胴部に対して逆
向きのエア噴流を吹付けて所定の制動力を付与して容器
９の移動速度の上昇を抑制するために、エアダクト８の
下方に逆向きのエア噴流供給用の減速部２４を配設した
点で特徴を有する。この減速部２４は、前述の減速部２
〜４と同様に、エア搬送コンベヤ１の途中の適宜位置に
必要数、配設される。また、常時、これらの減速部２４
から搬送方向と逆向きのエア噴流を所定量ずつ供給し、
常に一定の制動力を付与して速度上昇を抑制するように
構成するか、あるいは、通常は減速部２４からのエア噴
流の供給は停止し、それらの下流側に設けたセンサによ
って所定の搬送状態が検出された場合にエア噴流の供給
を開始するように構成することができる。減速部２４
は、図８に示すように、エア搬送コンベヤ１の搬送路の
両側に配設され、それぞれ搬送中の容器９の胴部に面し
た側壁に搬送方向とは逆方向のエア噴出口２５，２６を
有する断面略矩形状のエアダクト２７，２８により構成
される。これらのエアダクト２７，２８は支持金具２９
によりエアダクト８に対して固定され、保持金具３０に
よりそれぞれ互いに連結保持されている。
【００１２】しかして、前記減速部２４を構成するエア
ダクト２７，２８のエア噴出口２５，２６からは、搬送
中の容器９の胴部に向けて、常時あるいは下流側に設け
たセンサによって、搬送状態の途切れに起因する容器間
ピッチの拡大状態や容器９の停止状態などの減速作用を
必要とする所定の搬送状態が検出された場合には、その
搬送方向とは逆向きのエア噴流が供給される。これによ
り、搬送中の容器９は所定の制動力を受け、移動速度の
上昇が抑制される。したがって、従来のように前方の容
器と衝突してその衝撃力により変形される不具合は大幅
に低減されることになる。なお、前記速度抑制用の減速
部２〜４，２４の設置位置や設置数、設置長さ及び常時
エア噴流を供給する形式に構成するか、センサの検出信
号に基づいてエア噴流を供給する形式に構成するなど
は、エア搬送コンベヤ１のレイアウトや搬送条件等を勘
案して選択することができる。また、センサとしては、
光電管等を利用した公知の検出手段を用い、本来の搬送
ピッチの大きさに応じて、搬送状態の途切れに起因する
ものとして取扱う拡大容器間ピッチを設定し、それに基
づいて減速部２〜４，２４を制御する。
ダクト２７，２８のエア噴出口２５，２６からは、搬送
中の容器９の胴部に向けて、常時あるいは下流側に設け
たセンサによって、搬送状態の途切れに起因する容器間
ピッチの拡大状態や容器９の停止状態などの減速作用を
必要とする所定の搬送状態が検出された場合には、その
搬送方向とは逆向きのエア噴流が供給される。これによ
り、搬送中の容器９は所定の制動力を受け、移動速度の
上昇が抑制される。したがって、従来のように前方の容
器と衝突してその衝撃力により変形される不具合は大幅
に低減されることになる。なお、前記速度抑制用の減速
部２〜４，２４の設置位置や設置数、設置長さ及び常時
エア噴流を供給する形式に構成するか、センサの検出信
号に基づいてエア噴流を供給する形式に構成するなど
は、エア搬送コンベヤ１のレイアウトや搬送条件等を勘
案して選択することができる。また、センサとしては、
光電管等を利用した公知の検出手段を用い、本来の搬送
ピッチの大きさに応じて、搬送状態の途切れに起因する
ものとして取扱う拡大容器間ピッチを設定し、それに基
づいて減速部２〜４，２４を制御する。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 （１）搬送中の容器列に容器間ピッチの拡大した部分が
介在した場合に後方の容器の移動速度が上昇しやすいと
いうエア搬送コンベヤの傾向が、適宜の位置に配設した
減速部からの逆方向のエア噴流により速度上昇を抑制す
ることにより補完される。 （２）したがって、容器どうしの衝突スピードが低減さ
れ、衝撃も軽減されるため、従来のように前方の容器と
の衝突による衝撃力によって変形される不具合は大幅に
低減される。 （３）下流側に設置されたセンサによって検出される所
定の搬送状態に基づいて逆向きのエア噴流を供給するよ
うに構成すれば、より効率的なきめ細かい対応が可能で
ある。
できる。 （１）搬送中の容器列に容器間ピッチの拡大した部分が
介在した場合に後方の容器の移動速度が上昇しやすいと
いうエア搬送コンベヤの傾向が、適宜の位置に配設した
減速部からの逆方向のエア噴流により速度上昇を抑制す
ることにより補完される。 （２）したがって、容器どうしの衝突スピードが低減さ
れ、衝撃も軽減されるため、従来のように前方の容器と
の衝突による衝撃力によって変形される不具合は大幅に
低減される。 （３）下流側に設置されたセンサによって検出される所
定の搬送状態に基づいて逆向きのエア噴流を供給するよ
うに構成すれば、より効率的なきめ細かい対応が可能で
ある。
【図１】 本発明の実施例におけるレイアウトを示した
概略図である。
概略図である。
【図２】 同実施例におけるエア搬送コンベヤの側面図
である。
である。
【図３】 図２中のＡ−Ａ断面図である。
【図４】 エア噴流の方向切換部を示した切断斜視図で
ある。
ある。
【図５】 通常運転時の方向切換部の状態を示した部分
断面図である。
断面図である。
【図６】 逆転時の方向切換部の状態を示した部分断面
図である。
図である。
【図７】 他の実施例におけるエア搬送コンベヤ１の側
面図である。
面図である。
【図８】 同実施例における減速部を示した切断斜視図
である。
である。
１…エア搬送コンベヤ、２〜４…減速部、５〜７…セン
サ、８…エアダクト、９…容器、１０…ネック部、１１
…ネックガイド、１２…仕切壁、１３…内部エア通路、
１４…噴入部、１５…凹部、１６…ガイドロッド、１７
…支持金具、１８…方向切換部材、１９…駆動シリン
ダ、２０…順方向規制片、２１…逆方向規制片、２２〜
２３…流入口、２４…減速部、２５，２６…エア噴出
口、２７，２８…エアダクト、２９…支持金具、３０…
保持金具
サ、８…エアダクト、９…容器、１０…ネック部、１１
…ネックガイド、１２…仕切壁、１３…内部エア通路、
１４…噴入部、１５…凹部、１６…ガイドロッド、１７
…支持金具、１８…方向切換部材、１９…駆動シリン
ダ、２０…順方向規制片、２１…逆方向規制片、２２〜
２３…流入口、２４…減速部、２５，２６…エア噴出
口、２７，２８…エアダクト、２９…支持金具、３０…
保持金具
Claims (4)
- 【請求項１】 容器の上方部を支持案内しながらエア噴
流によって搬送するエア搬送コンベヤの途中にエアの噴
流方向を逆向きにした減速部を配設し、該減速部により
容器の移動速度の上昇を抑制したことを特徴とする軽量
容器用エア搬送コンベヤ装置。 - 【請求項２】 容器の上方部を支持案内しながらエア噴
流によって搬送するエア搬送コンベヤの途中にエアの噴
流方向を逆転可能な減速部を配設し、その下流側に設け
たセンサにより検出される搬送状態に基づいて前記減速
部におけるエアの噴流方向を逆転することにより容器の
移動速度の上昇を抑制したことを特徴とする軽量容器用
エア搬送コンベヤ装置。 - 【請求項３】 容器の上方部を支持案内しながらエア噴
流によって搬送するエア搬送コンベヤの途中に容器の胴
部に対して逆向きのエア噴流を吹付ける減速部を配設
し、該減速部により容器の移動速度の上昇を抑制したこ
とを特徴とする軽量容器用エア搬送コンベヤ装置。 - 【請求項４】 容器の上方部を支持案内しながらエア噴
流によって搬送するエア搬送コンベヤの途中に容器の胴
部に対して逆向きのエア噴流を吹付け可能に減速部を配
設し、その下流側に設けたセンサにより検出される搬送
状態に基づいて前記減速部から逆向きのエア噴流を容器
の胴部へ向けて吹付けることにより容器の移動速度の上
昇を抑制したことを特徴とする軽量容器用エア搬送コン
ベヤ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15929394A JPH082675A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 軽量容器用エア搬送コンベヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15929394A JPH082675A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 軽量容器用エア搬送コンベヤ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082675A true JPH082675A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15690634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15929394A Pending JPH082675A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 軽量容器用エア搬送コンベヤ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082675A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100548193B1 (ko) * | 2004-01-02 | 2006-02-01 | 세진테크 주식회사 | 스파우트를 갖춘 파우치용 정렬장치 |
| JP2006117348A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Shibuya Kogyo Co Ltd | エアコンベヤ |
| JP2006248703A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Shibuya Kogyo Co Ltd | エアコンベヤ |
| JP2012171767A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Suntory Holdings Ltd | エアコンベヤおよびエアコンベヤの制御方法 |
| JP2012246108A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ボトル搬送装置 |
| US9242679B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-01-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Securing arrangement and method for vehicle components |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP15929394A patent/JPH082675A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100548193B1 (ko) * | 2004-01-02 | 2006-02-01 | 세진테크 주식회사 | 스파우트를 갖춘 파우치용 정렬장치 |
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| JP4631387B2 (ja) * | 2004-10-19 | 2011-02-16 | 澁谷工業株式会社 | エアコンベヤ |
| JP2006248703A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Shibuya Kogyo Co Ltd | エアコンベヤ |
| JP2012171767A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Suntory Holdings Ltd | エアコンベヤおよびエアコンベヤの制御方法 |
| JP2012246108A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ボトル搬送装置 |
| US9242679B2 (en) | 2013-03-14 | 2016-01-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Securing arrangement and method for vehicle components |
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