JP2010247977A - 搬送装置、搬送方法、および、無菌充填システム - Google Patents

搬送装置、搬送方法、および、無菌充填システム Download PDF

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Abstract

【課題】ガス噴流によって容器を搬送する際に、容器を破損させてしまうことなく安定して容器を搬送することを可能にする。
【解決手段】搬送装置30は、容器90をガス噴流によって搬送する。搬送装置は、搬送される容器の側方を容器の搬送経路に沿って延びるサイドガイドレール35と、容器の搬送経路に設けられ、容器の搬送速度を低下させる減速手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガス噴流によって容器を搬送する技術に係り、とりわけ、容器を破損してしまうことなく容器を安定して搬送することを可能にする技術に関する。
従来、ガス噴流によって、複数の容器を連続して搬送する技術が知られている。この搬送方法において搬送対象となるのは、典型的には、軽量で安定性が悪いことから載置状態での高速搬送に向かない容器、具体的には、飲料用の空のPETボトル等である。一例として、この搬送方法は、飲料等の液体内容物を容器に充填する充填システムにおいて、空の容器を搬送することに好適に用いられ得る(例えば、特許文献1)。
液体用の樹脂製容器は、通常、開口部の近傍に形成された周状突起物からなるつば部(ネックリングとも呼ぶ)を有している。特許文献1において、容器は、搬送経路に沿って延びるネックガイドレールによってつば部を下方から支持され、鉛直方向に沿って起立した状態でガス噴流を受け、ネックガイドレール上を滑って搬送されていく。また一般的に、容器の姿勢を維持することを目的とし、搬送中に、ガス噴流は容器のつば部よりも上方の位置に吹き付けられ、かつ、つば部よりも下方の位置において容器に当接し得るサイドガイドレールによって容器の振れ(傾斜)が規制される。
何らかの処理工程間を接続する搬送ラインには、通常、後工程に容器を絶えず安定して供給することが求められている。とりわけ、無菌充填システムにおいては、充填装置の使用を開始する際に、充填装置の無菌立ち上げ処理が必要となる。そして、この無菌立ち上げ処理は極めて煩雑であり、費用と時間とを要する。したがって、充填装置を長時間停止させることがないよう、充填装置に容器を絶えず安定して供給することが強く求められている。また、内容物を一旦装置内にセットするとその保持時間が設定されており、ライン停止等により設定時間内に内容物を容器に充填できない場合は、内容物を廃棄することなり、多大な損失を発生させる。このような事情から、搬送ライン自体に容器をストックさせる機能を持たせることを目的として、搬送経路を蛇行させる等して、搬送ラインの全長は長く設計されている。
特公昭59−20563号公報
ところで、長目に設計された搬送ラインにおいて、搬送経路は、直線部分だけでなく、通常、曲がっている部分を含んでいる。また、搬送経路は、上り勾配や下り勾配が付いている部分も含んでいる。したがって、搬送経路中には、容器の移動速度が加速され容器が高速で通過する部分と、容器の移動速度が減速され容器が低速で通過する部分と、が存在する。また、上述したように、搬送ライン自体に容器がストックされる場合、極めて移動速度が遅い容器、さらには停止している容器が、搬送ライン内の不特定の位置に存在し得る。このため、搬送ライン内において、搬送されている連続した二つの容器同士が衝突することがある。
容器同士が衝突すると、衝突した容器は、上述したサイドガイドレールによって規制されていない進行方向側へ振れてしまう。そして、容器がネックガイドレールまたはサイドガイドレールに挟まれて傾斜した状態に維持されることもある。この場合、この容器の姿勢を正さない限り、搬送ラインを用いて容器を搬送することができなくなる。すなわち、容器を安定して搬送することができないという不具合が生じている。
加えて、容器同士が高速で衝突すると、とりわけ、ネックガイドレールまたはサイドガイドレールに挟まって傾斜した状態の容器に後続の容器が衝突すると、容器が破損してしまう(例えば、潰れてしまう)といった不具合も生じる。昨今においては、コスト削減の観点からだけでなく環境問題への配慮という観点からも、容器の薄肉化が強く進められ、この結果、容器の破損が生じやすくなっている。また、購買意欲を刺激する上で容器に充填される内容物だけでなく、容器のデサイン性も重要視されている。このため、剛性を最重要視して容器を設計することができなくなっている。とりわけ、無菌充填システムにおいては、内容物を容器とともに加熱殺菌する必要がない。したがって、無菌充填システムにより内容物を充填される容器は、内容物の温度が加熱殺菌後に低下することに起因した減圧変形に抗する剛性を付与されることなく、その形状を設計される。このような昨今の傾向の下、搬送中における容器の破損がますます問題となっている。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ガス噴流によって容器を搬送する搬送装置および搬送方法であって、容器を破損してしまうことなく容器を安定して搬送することを可能にする搬送装置および搬送方法を提供することを目的とする。また、本発明は、容器を破損してしまうことなく容器を安定して搬送することを可能にする搬送装置を含む無菌充填システムを提供することを目的とする。
本発明による搬送装置は、ガス噴流によって容器を搬送する搬送装置であって、搬送される容器の側方を容器の搬送経路に沿って延びるサイドガイドレールと、容器の搬送経路に設けられ、容器の搬送速度を低下させる減速手段と、を備えることを特徴とする。
本発明による搬送装置において、前記減速手段は、容器の搬送経路の一部分に沿って延びる減速部材であって、搬送経路を間に挟んで対向して配置された一対の減速部材と、前記一対の減速部材を互いに向けて接近可能かつ互いから離間可能に支持する支持機構と、を有し、少なくとも前記一対の減速部材が設けられた領域には、容器の搬送経路を挟んで一対のサイドガイドレールが設けられており、前記減速手段は、前記一対の減速部材の離間間隔を、当該一対の減速部材が設けられた領域における前記一対のサイドガイドレールの離間間隔以下に調節し、これにより、前記一対の減速部材の間を通過する容器の搬送速度を減速させ得るように、構成されていてもよい。
このような本発明による搬送装置において、前記支持機構は、離間間隔が小さくなるように各減速部材が互いに接近した接近位置と、離間間隔が大きくなるように各減速部材が互いから離間した離間位置と、の間で、前記一対の減速部材を繰り返し移動させるようにしてもよい。
また、このような本発明による搬送装置において、各減速部材が前記接近位置にある場合、前記一対の減速部材の離間間隔は当該一対の減速部材が設けられた領域における前記一対のサイドガイドレールの離間間隔以下となっていてもよい。
さらに、このような本発明による搬送装置が、容器の搬送経路に沿って延び、容器の周状突起物として形成されたつば部に下方から当接し容器を支持するネックガイドレールと、前記ネックガイドレールに支持された容器にガス噴流を吹くガス噴射機構と、をさらに備え、前記ガス噴射機構は、容器のつば部よりも上方の部分に向けてガス噴流を吹き、前記一対の減速部材は、容器のつば部よりも下方の部分に側方から対面する位置に配置されていてもよい。この搬送装置において、前記一対の減速部材は、前記サイドガイドレールよりも上方に配置されていてもよい。
あるいは、本発明による搬送装置において、前記減速手段は、搬送されている容器に向けて当該容器の搬送方向の前方側からガスを噴射するノズルを有するようにしてもよい。
このような本発明による搬送装置において、前記ノズルは、線状にガスを吐出する吐出口を有するようにしてもよい。
また、このような本発明による搬送装置が、容器の搬送経路に沿って延び、容器の周状突起物として形成されたつば部に下方から当接し容器を支持するネックガイドレールと、前記ネックガイドレールに支持された容器にガス噴流を吹くガス噴射機構と、をさらに備え、前記ガス噴射機構は、容器のつば部よりも上方の部分に向けてガス噴流を吹き、前記減速手段の前記ノズルは、容器のつば部よりも下方の部分に向けてガスを噴射するようにしてもよい。この搬送装置において、前記減速手段の前記ノズルは、容器の前記サイドガイドレールよりも上方の部分に向けてガスを噴射するようにしてもよい。
また、本発明による搬送装置において、前記減速手段は、容器の搬送経路のうちの直線部分に設けられていてもよい。
本発明による無菌充填システムは、上述したいずれかの本発明による搬送装置と、無菌充填ラインと、を備え、無菌充填ラインは、前記搬送装置によって搬送されてきた容器を殺菌する装置と、殺菌された容器に内容物を充填する装置と、内容物が充填された容器を密封する装置と、を含むことを特徴とする。
本発明による搬送方法は、上述した本発明による搬送装置を用いて容器を搬送する搬送方法であって、前記搬送装置に容器を順次供給する工程と、前記搬送装置に供給された容器を前記搬送装置で搬送する工程と、を備え、前記容器を搬送する工程において、搬送される容器は、減速手段によって搬送速度を減速させられることによって、その搬送速度を調節されることを特徴とする。
本発明による搬送方法において、減速手段は、容器の搬送経路の一部分に沿って延びる減速部材であって、搬送経路を間に挟んで対向して配置された一対の減速部材と、前記一対の減速部材を互いに向けて接近可能かつ互いから離間可能に支持する支持機構と、を有し、前記減速手段は、前記支持機構によって前記一対の減速部材の離間間隔を狭めることにより、容器の搬送速度を減速させるようにしてもよい。このような本発明による搬送方法の前記搬送工程において、前記支持機構は、離間間隔が小さくなるように各減速部材が互いに接近した接近位置と、離間間隔が大きくなるように各減速部材が互いから離間した離間位置と、の間で、前記一対の減速部材を繰り返し移動させるようにしてもよい。
あるいは、本発明による搬送方法において、前記減速手段は、搬送されている容器に向けて当該容器の搬送方向の前方側からガスを噴射することによって、容器の搬送速度を減速させるようにしてもよい。
また、本発明による搬送方法において、前記減速手段は、容器の搬送経路のうちの直線部分において、容器の搬送速度を減速させるようにしてもよい。
本発明によれば、ガス噴流を用いた容器の搬送において、容器の破損を効果的に回避しながら、容器を安定して搬送することが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、無菌充填システムの概略構成を示す平面図である。 図2は、図1に組み込まれた搬送装置を説明するための図であって、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1に組み込まれた搬送装置を説明するための図であって、搬送装置を示す側面図である。 図4は、図1に組み込まれた搬送装置を説明するための図であって、図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、図1に組み込まれた減速手段の作用を説明するための図であって、減速手段を示す部分上面図である。 図6は、図3に対応する図であって、減速手段の一変形例を説明するための図である。 図7は、図4に対応する図であって、図6に示された減速手段の一変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態においては、飲料用のPETボトルとしての容器に殺菌済みの内容物(飲料)を無菌状態で充填するシステムに対し、本発明を適用した例を説明する。ただし、このようなシステムに限られず、種々の容器の搬送に対して本発明を適用することができる。
図1〜図5は本発明の一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は無菌充填システムの概略構成を示す平面図であり、図2は図1のII−II線に沿った断面図であり、図3は搬送装置を示す側面図であり、図4は図3のIV−IV線に沿った断面図であり、図5は図4を部分的に拡大した図である。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図5に示すように、無菌充填システム10は、容器90を搬送する搬送装置30と、搬送装置30に接続された無菌充填装置70と、を備えている。図1に示す例において、無菌充填装置70は、搬送装置30によって搬送されてきた容器90を殺菌する殺菌装置72と、殺菌された容器90に内容物を充填する充填装置74と、内容物が充填された容器90を密封する密封装置76と、を含んでいる。
殺菌装置72は、殺菌剤、例えば過酸化水素ミストによって、容器90の内外面を殺菌するようになっている。充填装置74では、殺菌済みの容器90内に殺菌済みの内容物が充填される。密封装置76では、内容物が充填された容器90が密封される。具体的には、殺菌済みのキャップ(蓋)が容器90に装着される。なお、無菌充填装置70のうち、殺菌済みの容器90が搬送される経路は、無菌状態に保たれている。なお、搬送装置30に接続される無菌充填装置70自体については、種々の既知な構成を採用することができる。したがって、無菌充填装置70についてのこれ以上の詳細な説明は、本明細書内では省略し、種々の先行文献(例えば、特許332837号)を参照されたい。
本実施の形態においては、図1に示すように、搬送装置30による容器90の搬送経路25の最上流側は、容器90を成形する容器成形装置22に接続されている。容器形成装置22は、樹脂製の予備成形物(いわゆる、プリフォーム)からブロー成型法によって所望の形状を有した容器90を成形するための装置である。成形装置22によって成形された種々の形状を有する容器90は、順次、搬送装置30に供給されていく。また、搬送経路25の途中に、容器90を検査する検査装置23が設けられている。検査装置23では、容器90に対する種々の検査が行われる。具体的な検査項目として、異物付着、傷、容器90の形状が挙げられる。これらの容器成形装置22および検査装置23については、種々の既知な構成を採用することができる。したがって、容器成形装置22および検査装置23についてのこれ以上の詳細な説明は、本明細書内では省略し、種々の先行文献を参照されたい。
次に、搬送装置30の具体的な構成について説明していく。本実施の形態において、搬送装置30は、ガス噴流により、所定の搬送経路25に沿って容器90を搬送するように構成されている。
上述したように本実施の形態においては、飲料用のPETボトルを、搬送装置30による搬送対象の容器90とした例を説明する。このような容器90として、典型的には、図2や図3等に示すように、280ml〜2lの容量を有した周知の飲料用ボトルを挙げることができる。この容器90は、開口部(口部とも呼ばれる)91aを形成された頭部91と、頭部91から徐々に太さが太くなっていく首部92aを含む中間部(胴部)92と、中間部92の下方に設けられ開口部91aと向かい合う底部93と、を有している。容器90は長手方向を有している。開口部91aは、長手方向に沿った一側端部に形成されており、容器90の長手方向に直交する面上にその開口面を有している。図2に示すように、頭部91の開口部91aに隣接する位置には、キャップ(蓋)を固定するためのネジ91bが形成されている。また、図2に示すように、頭部91と中間部92の首部92aとの間に、容器90の長手方向に直交する方向へ向けて突出したつば部(ネックリングとも呼ばれる)95が形成されている。つば部95は、中間部92上を周状に延びている。そして、図2および図3に示すように、本実施の形態における搬送装置30は、周状突起物として形成されたつば部95を下方から支持しながら、容器90を搬送するように構成されている。なお、理想的には、搬送時における容器90は、その長手方向が鉛直方向に沿うようにして宙吊り状態に支持される。
具体的な構成として、図2および図3に示すように、搬送装置30は、容器90のつば部95に下方から当接する一対のネックガイドレール(単にガイドレール)40と、ガイドレール40を介して支持された容器90にガス噴流を吹き付けるガス噴射機構45と、を有している。図2に示すように、一対のネックガイドレール40は、容器90の首部92aを間に挟むようにして、平行に配置されている。そして、容器90のつば部95がこのネックガイドレール40上に載置され、つば部95がネックガイドレール40上を滑ることにより、容器90がネックガイドレール40に沿って移動する。したがって、このネックガイドレール40によって容器90の搬送経路25が実質的に画定される。言い換えると、ネックガイドレール40は、予め設計された搬送経路25に沿うようにして配置される。
ガス噴射機構45は、図示しない送風機に接続されたエアダクト46を有している。エアダクト46は、例えば金属製のチャンネル材やアングル材等からなる支持部材27によって、床面から離間した空中に保持されている。エアダクト46内には、適切なフィルタ(例えばHEPAフィルタ)を介して清浄化された無菌エアが、図示しない送風機から送風される。この結果、エアダクト46の内部は、圧縮エアが貯められるチャンバとして機能するようになる。
図2に示すように、エアダクト46の下面には、ネックガイドレール40が固定されている。そして、エアダクト46の下側外面には、容器90のつば部95および頭部91を収容する凹部47が形成されている。図2および図3に示すように、エアダクト46の凹部47に相当する位置には、複数の噴出口48が、容器90の搬送経路25に沿って、並べて形成されている。この噴出口48は斜め下方に延びており、エアダクト46の内部の圧縮エアを、容器90の搬送方向に沿うようにして凹部47内に噴出させるようになっている。このようにして形成されたエアダクト46の内部から凹部47内に向かうガス噴流によって、凹部47内に位置する容器90の頭部91が所定の搬送方向に向けて推し出され、容器90がネックガイドレール40上を摺動する。
図2および図3に示すように、搬送装置30は、搬送経路25に沿って延び、搬送される容器90の両側方をそれぞれ延びる一対のサイドガイドレール35をさらに有している。図示する例において、サイドガイドレール35は、支持部材27に連結された保持機構36によって保持されている。図4に示すように、一対のサイドガイドレール35は、容器90の搬送経路25を間に挟むようにして、略平行に配置されている。なお、図3においては、片側(図3における手前側)のサイドガイドレール35等を含む搬送装置30の一部分が、省略されている。
図2および図3に示すように、本実施の形態において、サイドガイドレール35は、鉛直方向に沿うようにして支持された容器90に対し側方から対面するように配置されている。すなわち、サイドガイドレール35は、容器90の中間部92に対して水平方向から対面する位置に配置されている。このサイドガイドレール35によれば、容器90の中間部92に当接することにより、搬送される容器90が搬送方向に直交する方向へ振れること規制することができる。
なお、一対のサイドガイドレール35の水平方向へ沿った配置間隔は、容器90の搬送を摩擦によって規制することがないよう、サイドガイドレール35が配置されている鉛直方向位置における容器90の幅よりも大きく設定される。加えて、種々の形状の容器90に対応することができるように、サイドガイドレール35は、保持機構36によって、鉛直方向および水平方向に移動可能に支持されていることが好ましい。
ところで、本発明による搬送装置30は、容器90の搬送速度を減速させるための減速手段50をさらに有している。図1に示すように、この減速手段50は、容器90の搬送経路25のうちの比較的に長い直線部分に設けられている。また、図示された搬送装置30には、二つの減速手段50が設けられている。この二つの減速手段50は、配置位置が互いに異なるだけであって、その他は同様に構成されている。
具体的な構成として、図2〜図4に示すように、減速手段(減速装置)50は、容器90の搬送経路25を間に挟んで対向して配置された一対の減速部材51と、各減速部材51をそれぞれ支持する一対の支持機構58と、を有している。なお、図3においては、片側(図3における手前側)の減速部材51および支持機構58が省略されている。
支持機構58は、一対の減速部材51を互い向けて接近させることができ、かつ、一対の減速部材51を互いから離間させることができるよう、一対の減速部材60を支持している。本実施の形態において、支持機構58は、各減速部材51に対してそれぞれ二つ設けられた流体圧シリンダ(エアシリンダや油圧シリンダ等)から構成されている。この支持機構58は、そのシリンダロッドを水平方向に進退させることができるように、支持部材27に固定されている。各支持機構58は、容器90の搬送経路25の外方から容器90の搬送経路25の中心(容器90中心部分の移動経路)に向けて、支持した減速部材51を水平方向に移動させることができるようになっている。
図2〜図4に示すように、減速部材51は、容器90の搬送経路25の一部分に沿って延びている。図4に示すように、一対の減速部材51は、容器90の搬送経路25を間に挟むようにして、平行に支持されている。図2および図3に示すように、減速部材51は、その長手方向が鉛直方向に沿うようにして支持された容器90に対し側方から対面するように配置されている。すなわち、減速部材51は、容器90の中間部(胴部)92に対して水平方向から対面する位置に配置されている。より詳細には、減速部材51は、鉛直方向に沿ってサイドガイドレール35よりも上方において、容器90の中間部92に側方から対面するように配置されている。
そして、図5に示すように、一対の減速部材51は支持機構58によって互いに接近するように移動させられ、これにより、一対の減速部材51の離間間隔(一対の減速部材51が互いに接近した状態での最小離間間隔)da1が、当該一対の減速部材51が設けられた領域における一対のサイドガイドレール35の離間間隔db以下となるようになっている。このとき、容器90の移動可能な範囲が狭められ、搬送中の容器90が外部(すなわち、減速部材51およびサイドガイドレール35)に接触しやすくなり、これにより、容器90の搬送速度を減速させることができる。
なお、図5に二点鎖線で示すように、一対の減速部材51が互いから離間した際における一対の減速部材51の離間間隔(一対の減速部材51が互いから離間した状態での最小離間間隔)da2は、当該一対の減速部材51が設けられた領域における一対のサイドガイドレール35の離間間隔dbよりも大きくなる。このとき、減速部材51は搬送中の容器90に接触することはない。このため、減速手段50が容器90の搬送速度を減速させてしまうことはない。
なお、種々の形状の容器90に対応することができるよう、支持機構36に支持された一対の減速部材51の接近時または離間時における水平方向への離間間隔が、調節可能であることが好ましい。
図3および図4に示すように、本実施の形態において、各減速部材51は、板状の部材として構成されている。板状からなる減速部材51は、容器90の搬送経路25に沿った最上流側の端部および最下流側の端部において、容器90の搬送経路25から離間する側に曲がっている。減速部材51は、この端部以外において、容器90の搬送経路25と平行に延びるとともに、鉛直方向とも平行に延びている。
図5に示すように、各減速部材51は、支持機構58に支持された保持部52と、保持部52上に支持され搬送中の容器90に対面する接触部53と、を有している。保持部52は、金属や樹脂等からなる板状部材として構成されている。一方、接触部53は、搬送中の容器90と接触した際に、当該容器90の搬送速度を効果的に減速させることができるように、容器90との摩擦係数が高い材料から好適に形成される。また、接触部53は、搬送中の容器90と接触した際に、潰したり割ったりして容器90を破損してしまうことがないよう、変形しやすい材料から構成されていることが好ましい。このような接触部53をなす材料の一例として、ゴム、とりわけシリコンゴムを用いることができる。シリコンゴムは、樹脂からなる容器90に対して高い摩擦係数を呈し、また、ヤング率が低いため変形度が高い。さらに、シリコンゴムは耐久性の面でも非常に優れている。
次に、このような搬送装置30を用いて容器90を搬送する方法について説明する。以下に説明する搬送方法は、搬送装置30に容器90を供給する工程と、搬送装置30に供給された容器90を搬送装置30で搬送する工程と、を含んでいる。以下、各工程の詳細について、説明する。
上述したように、また図1に示すように、搬送装置30の搬送経路25の最上流側は、容器成形装置22に接続されている。容器成形装置22には、容器90を成形するための予備成形物としてのプリフォームが供給される。容器成形装置22では、ブロー成型法によってプリフォームを加熱加圧し、プリフォームから所望の形状の容器90が成形される。成形された容器90は、順次、搬送装置30に供給されていく。
搬送装置30に供給された容器90は、上述したようにエアダクト46の内部からエアダクト46の外部に位置する凹部47へ流れ込むガス噴流によって、ネックガイドレール40に沿って推し進められていく。このようにして、搬送装置30に供給された容器90が、搬送経路25に沿って順次搬送されていくようになる。
搬送装置30によって容器90が搬送されている間、減速手段50の各支持機構58は、支持した減速部材51を容器90の搬送経路25の中心に向けて押し出す。一対の減速部材51が互いに対して最も接近するように移動させられた場合、一対の減速部材51の離間間隔da1はサイドガイドレール35の離間間隔db以下となる。さらに、支持機構58は、押し出された減速部材51を、その後、容器の搬送経路25から離間するように引き下げる。一対の減速部材51が互いから最も離間するように移動させられた場合、一対の減速部材51の離間間隔da2はサイドガイドレール35の離間間隔dbよりも大きくなる。このようにして、搬送工程中、支持機構58は、離間間隔da1が小さくなるように各減速部材51が互いに接近した接近位置P1(図5の実線の位置)と、離間間隔da2が大きくなるように各減速部材51が互いに接近した離間位置P2(図5の二点鎖線の位置)と、の間で、一対の減速部材51を繰り返し移動させる。
一対の減速部材51の離間間隔が、当該減速部材51が設けられた領域に位置している一対のサイドガイドレール35の離間間隔以下となっている場合には、そうなっていない場合と比較して、この領域を搬送中の容器90が、減速部材51に接触し得るようになる。搬送中の容器90が減速部材51またはサイドガイドレール35に接触すると、当然に、容器90の搬送速度は減速することになる。とりわけ、減速部材51の容器90と接触するようになる接触部53は、容器90との摩擦係数が高い材料から構成されている。この結果、減速部材51が接触位置P1に配置されている場合には、一対の減速部材51の間を通過する容器90の搬送速度が減速させられるようになる。
ところで、上述したように、搬送装置30には、後工程に容器90を絶えず安定して供給することが求められている。このような事情から、搬送装置30自体に容器90をストックさせる機能を持たせることを目的とし、搬送経路25を蛇行させる等して、搬送装置30の全長は長目に設計されている。そして、このような長目に設計された搬送装置30において、搬送経路25は、直線部分だけでなく、通常、曲がっている部分を含んでいる。また、搬送経路25は、上り勾配や下り勾配が付いている部分も含んでいる。
このため、搬送経路25には、容器90の移動速度が加速され容器90が高速で通過する部分と、容器90の移動速度が減速され容器90が低速で通過する部分と、が存在する。例えば、下り勾配が設けられている部分や、長い直線部分では、容器90の搬送速度が高速となる。また、上り勾配が設けられている部分や、曲がっている部分では、容器90の搬送速度が低速となる。
すなわち、搬送経路25を移送される容器90の搬送速度は、搬送経路25の構成に応じて、変動するようになる。そして、搬送速度が遅くなる領域(低速搬送領域)では、容器90が停滞しやすくなるとともに、当該低速搬送領域の上流側に位置する搬送速度が速くなる領域(高速搬送領域)から搬送されてきた後続の容器90と、停滞している容器90と、の衝突が生じてしまう。つまり、高速搬送領域の下流に位置する低速搬送領域において、連続する二つの容器90が高速度で衝突することに起因した、潰れ、へこみ、変形、割れ等の容器90の破損や、搬送経路25内での容器90の詰まりが生じやすくなる。
一方、本実施の形態によれば、搬送経路25内の長い直線部分、すなわち、高速搬送領域に、減速手段50が設けられている。したがって、直線部分において容器90の搬送速度が必要以上に速くなり過ぎてしまうことを防止することができ、搬送経路25内における容器90の搬送速度の変動を低減させることが可能となる。これにより、連続する二つの容器90が衝突することに起因した不具合、すなわち、容器90の破損や、容器90がサイドガイドレール35に引っ掛かること等による搬送経路の閉鎖(詰まり)といった不具合の発生を防止することができる。
このようにして、容器90を破損させてしまうことなく、容器90を安定して無菌充填装置70へ搬送することができる。無菌充填装置70では、絶えず安定して供給される容器90に対し、順次、内容物を充填していくことができる。無菌充填システム10においては、無菌充填装置70の使用を開始する際に、無菌充填装置70の無菌立ち上げ処理が必要となる。この無菌立ち上げ処理は極めて煩雑であり、費用と時間とを要する。本実施の形態によれば、以上のように容器90を安定して搬送し無菌充填装置70へ供給することができるため、長時間の停止を回避でき、煩雑で時間と費用とを要する無菌充填装置70の無菌立ち上げ処理を繰り返し行わなければならないという不都合を回避することができる。また、内容物を一旦装置内にセットするとその保持時間が設定されており、ライン停止等により設定時間内に内容物を容器に充填できない場合は、内容物を廃棄することなり、多大な損失を発生させる事がなくなる。
なお、上述した方法においては、容器90を搬送している間、一対の減速部材51は、互いに接近した接近位置P1と、互いから離間した離間位置P2と、の間を移動している。そして、離間位置P2にある場合、一対の減速部材51の離間間隔da2は一対のサイドガイドレール35の離間間隔dbよりも広くなっている。したがって、一対の減速部材51が離間位置P2にある場合、この一対の減速部材51の間を通過する容器90は減速部材51と接触することはなく、容器90の搬送速度が減速部材51によって減速させられることはない。これにより、搬送装置30によって搬送される容器90の搬送速度を必要以上に減速させてしまうことを回避することができ、必要なペースで無菌充填装置70に容器90を送り込むことができる。
また、図2および図3に示すように、一対の減速部材51は、サイドガイドレール35よりも上方に配置されており、サイドガイドレール35よりも上方において容器90の本体部(胴部)92に対面するようになる。このような減速部材51の配置によれば、減速部材51がサイドガイドレール35よりも下方に配置され容器90の底部93近傍における本体部92に対面するようになっている場合と比較して、ネックガイドレール40につば部95を支持された状態で振れた容器90は、一対の減速部材51の間に挟まりにくくなる傾向がある。すなわち、容器90の形状にも依存するが、容器90に対する摩擦係数の高い材料からなる保持部53を用いたとしても、容器90が搬送経路中に詰まってしまうことを効果的に防止することができる。
なお、上述したように、一対の減速部材51は、互いに接近した接近位置P1と、互いから離間した離間位置P2と、の間を移動している。したがって、仮に容器90が一対の減速部材51の間に引っ掛かったとしても、一対の減速部材51が離間位置P2に向けて移動することにより、当該一対の減速部材51に挟まった容器90が開放され、自動的に再び搬送されるようになる。
さらに、減速部材51は、サイドガイドレール35よりも上方に配置され、首部92a近傍において容器90に接触するようになる。このような減速部材51の配置によれば、減速部材51が底部93近傍において容器90に接触する態様と比較して、容器90の振れを抑制しながら容器90の搬送速度を減速させることが可能となる。これにより、搬送経路25内における容器90の搬送速度の変動や搬送中における容器90の振れを抑制し、容器90をさらに安定して搬送することが可能となる。
以上のように本実施の形態によれば、減速手段50によって容器90の搬送速度の変動を抑制することができるようになっている。したがって、搬送経路25中において、連続する二つに容器90が高速度で衝突することを効果的に防止することができる。このため、連続する二つの容器90が衝突することに起因した、搬送経路25内での容器90の詰まりの発生を効果的に防止することができる。同時に、容器90同士が高速で衝突すること、とりわけ、傾斜した状態で拘束された容器90の角部に後続の容器90が衝突することによって生ずる、潰れ、へこみ、変形、割れ等の容器90の破損を効果的に回避することも可能となる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。図6および図7を参照して、変形の一例について説明する。なお、図6および図7に示された変形例は、減速手段60の構成が上述した実施の形態と異なり、その他については、上述した実施の形態と同様に構成され得る。したがって、図6および図7において、上述した実施の形態と同一に構成され得る部分には、同一符号を付すとともに、重複する詳細な説明を省略する。
図6および図7に示す変形例において、減速手段60は、搬送されている容器90に向けて当該容器の搬送方向の前方側からガスを噴射するノズル61を有している。図示された例においては、容器の搬送経路25を挟んで対向して配置された二対のノズル61が設けられている。各ノズル61は、支持部材27に固定された支持機構68によって、それぞれ、支持されている。この支持機構68は、ノズル61の位置およびノズル61からのガスの噴射方向を調節することができるように、ノズル61を移動可能に支持していることが好ましい。
このような減速手段60によれば、搬送されている容器90に向けて当該容器90の搬送方向の前方側からガスを噴射することによって、容器90の搬送速度を減速させることができる。このような減速手段60を用いた場合においても、上述した実施の形態と同一の作用効果を期待することができる。すなわち、減速手段60によって容器90の搬送速度の変動を抑制することができるようになるので、搬送経路25中において、連続する二つに容器90が高速度で衝突することを効果的に防止することができる。したがって、連続する二つの容器90が衝突することに起因した、搬送経路25内での容器90の詰まりの発生を効果的に防止することができる。同時に、容器90同士が高速で衝突すること、とりわけ、傾斜した状態で拘束された容器90の角部に後続の容器90が衝突することによって生ずる、潰れ、へこみ、変形、割れ等の容器90の破損を効果的に回避することも可能となる。
また、図示する例において、ノズル61は、線状にガスを吐出する吐出口61a、具体的には線状に開口した吐出口(図7に示された吐出口)や、線状に並べられた複数の微小穴からなる吐出口を有している。この結果、容器90の長手方向に沿って線状にガスを吐出することにより、少量のガスで効果的に容器92の搬送速度を調節することができる。この場合、容器90の周囲における気流の乱れを低減することができ、容器90を安定した姿勢で搬送することができる。
さらに、図6に示すように、ノズル61がサイドガイドレール35よりも上方に配置され、ノズル61からのガスが、容器90のサイドガイドレール35よりも上方の部分、より好ましくは、容器90の首部92近傍の部分に吹き付けられるようになっている。このような減速手段60によれば、ガスが容器90の底部93近傍の部分に吹き付けられる態様と比較して、容器90の振れを抑制しながら容器90の搬送速度を減速させることが可能となる。これにより、上述した実施の形態と同様に、搬送経路25内における容器90の搬送速度の変動や搬送中における容器90の振れを抑制し、容器90をさらに安定して搬送することが可能となる。
また、減速手段以外の変形も可能である。例えば、上述した実施の形態において、容器90のつば部95がネックガイドレール40上に配置され、容器90が搬送装置30によって支持される例を示したが、これに限られない。そもそも搬送対象となる容器90は飲料用のボトルに限定されず、搬送装置30の構成も搬送対象となる容器90に応じて適宜変更することができる。
10 無菌充填システム
22 容器成形装置
23 検査装置
25 搬送経路
30 搬送装置
35 サイドガイドレール
40 ガイドレール(ネックガイドレール)
45 ガス噴射機構
50 減速手段(減速装置)
51 減速部材
52 保持部
53 接触部
58 支持機構
60 減速手段(減速装置)
61 ノズル
61a 吐出口
68 支持機構
70 無菌充填ライン
72 殺菌装置
74 充填装置
76 密封装置
90 容器
92 本体部(胴部)
92a 首部
93 底部
95 つば部

Claims (17)

  1. ガス噴流によって容器を搬送する搬送装置であって、
    搬送される容器の側方を容器の搬送経路に沿って延びるサイドガイドレールと、
    容器の搬送経路に設けられ、容器の搬送速度を低下させる減速手段と、を備える
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記減速手段は、
    容器の搬送経路の一部分に沿って延びる減速部材であって、搬送経路を間に挟んで対向して配置された一対の減速部材と、
    前記一対の減速部材を互いに向けて接近可能かつ互いから離間可能に支持する支持機構と、を有し、
    少なくとも前記一対の減速部材が設けられた領域には、容器の搬送経路を挟んで一対のサイドガイドレールが設けられており、
    前記減速手段は、前記一対の減速部材の離間間隔を、当該一対の減速部材が設けられた領域における前記一対のサイドガイドレールの離間間隔以下に調節し、これにより、前記一対の減速部材の間を通過する容器の搬送速度を減速させ得るように、構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記支持機構は、離間間隔が小さくなるように各減速部材が互いに接近した接近位置と、離間間隔が大きくなるように各減速部材が互いから離間した離間位置と、の間で、前記一対の減速部材を繰り返し移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 各減速部材が前記接近位置にある場合、前記一対の減速部材の離間間隔は当該一対の減速部材が設けられた領域における前記一対のサイドガイドレールの離間間隔以下となっている
    ことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 容器の搬送経路に沿って延び、容器の周状突起物として形成されたつば部に下方から当接し容器を支持するネックガイドレールと、
    前記ネックガイドレールに支持された容器にガス噴流を吹くガス噴射機構と、をさらに備え、
    前記ガス噴射機構は、容器のつば部よりも上方の部分に向けてガス噴流を吹き、
    前記一対の減速部材は、容器のつば部よりも下方の部分に側方から対面する位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記一対の減速部材は、前記サイドガイドレールよりも上方に配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記減速手段は、搬送されている容器に向けて当該容器の搬送方向の前方側からガスを噴射するノズルを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  8. 前記ノズルは、線状にガスを吐出する吐出口を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。
  9. 容器の搬送経路に沿って延び、容器の周状突起物として形成されたつば部に下方から当接し容器を支持するネックガイドレールと、
    前記ネックガイドレールに支持された容器にガス噴流を吹くガス噴射機構と、をさらに備え、
    前記ガス噴射機構は、容器のつば部よりも上方の部分に向けてガス噴流を吹き、
    前記減速手段の前記ノズルは、容器のつば部よりも下方の部分に向けてガスを噴射する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の搬送装置。
  10. 前記減速手段の前記ノズルは、容器の前記サイドガイドレールよりも上方の部分に向けてガスを噴射する
    ことを特徴とする請求項9に記載の搬送装置。
  11. 前記減速手段は、容器の搬送経路のうちの直線部分に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の搬送装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送されてきた容器を殺菌する装置と、殺菌された容器に内容物を充填する装置と、内容物が充填された容器を密封する装置と、を含む無菌充填ラインと、を備える
    ことを特徴とする無菌充填システム。
  13. 請求項1に記載された搬送装置を用いて容器を搬送する搬送方法であって、
    前記搬送装置に容器を順次供給する工程と、
    前記搬送装置に供給された容器を前記搬送装置で搬送する工程と、を備え、
    前記容器を搬送する工程において、搬送される容器は、減速手段によって搬送速度を減速させられることによって、その搬送速度を調節される
    ことを特徴とする搬送方法。
  14. 減速手段は、容器の搬送経路の一部分に沿って延びる減速部材であって、搬送経路を間に挟んで対向して配置された一対の減速部材と、前記一対の減速部材を互いに向けて接近可能かつ互いから離間可能に支持する支持機構と、を有し、
    前記減速手段は、前記支持機構によって前記一対の減速部材の離間間隔を狭めることにより、容器の搬送速度を減速させる
    ことを特徴とする請求項13に記載の搬送方法。
  15. 前記搬送工程において、前記支持機構は、離間間隔が小さくなるように各減速部材が互いに接近した接近位置と、離間間隔が大きくなるように各減速部材が互いから離間した離間位置と、の間で、前記一対の減速部材を繰り返し移動させる
    ことを特徴とする請求項14に記載の搬送方法。
  16. 前記減速手段は、搬送されている容器に向けて当該容器の搬送方向の前方側からガスを噴射することによって、容器の搬送速度を減速させる
    ことを特徴とする請求項13に記載の搬送方法。
  17. 前記減速手段は、容器の搬送経路のうちの直線部分において、容器の搬送速度を減速させる
    ことを特徴とする請求項13〜16のいずれか一項に記載の搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012171767A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Suntory Holdings Ltd エアコンベヤおよびエアコンベヤの制御方法
JP2012246108A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Toyo Seikan Kaisha Ltd ボトル搬送装置

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