JP2011219209A - 浮上搬送装置、方向転換装置、及び浮上ユニット - Google Patents

浮上搬送装置、方向転換装置、及び浮上ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2011219209A
JP2011219209A JP2010088716A JP2010088716A JP2011219209A JP 2011219209 A JP2011219209 A JP 2011219209A JP 2010088716 A JP2010088716 A JP 2010088716A JP 2010088716 A JP2010088716 A JP 2010088716A JP 2011219209 A JP2011219209 A JP 2011219209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
levitation
substrate
unit
floating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010088716A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Nakagawa
敏彦 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2010088716A priority Critical patent/JP2011219209A/ja
Publication of JP2011219209A publication Critical patent/JP2011219209A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】基板Wと浮上ユニット17等との干渉を回避して、基板Wの割れ又は傷等の損傷を十分に防止すること。
【解決手段】各浮上ユニット17は、チャンバー13の上面に設けられた中空状の浮上ユニット脚31と、浮上ユニット脚31の上部に設けられかつ浮上ユニット脚31の横断面よりも大きい横断面を有した浮上ユニットヘッド33とを備え、いずれかの浮上ユニット17(E)は、浮上ユニットヘッド33が対応関係にあるチャンバー13の側面に対して外方向へ突出するように浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス基板等の基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置、及び第1浮上搬送装置から基板を受け取って第2浮上搬送装置へ送り出す際に、基板の搬送方向を第1搬送方向から第1搬送方向に直交する第2搬送方向へ転換する搬送方向転換装置等に関する。
近年、クリーン搬送の分野では浮上搬送装置について種々の開発がなされており、本願の発明者も浮上搬送装置について既に開発している。以下、本願の発明者が開発した先行技術に係る浮上搬送装置の構成等について説明する。
先行技術に係る浮上搬送装置は、搬送方向へ延びた装置本体(装置フレーム)を具備しており、この装置本体には、浮上ガスとしての圧縮空気を収容する複数のチャンバーが搬送方向及び搬送方向に直交する搬送幅方向に間隔を置いて配設されており、各チャンバーの内部は、圧縮空気を供給する圧縮空気供給源に接続されている。また、各チャンバーの上面には、圧縮空気の圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットが配設されており、各浮上ユニットの内部は、チャンバーの内部に連通してあって、各浮上ユニットの上面には、圧縮空気を噴出するノズルが形成されている。更に、装置本体には、基板を搬送方向へ搬送する搬送機構が設けられており、搬送機構は、基板の裏面を支持しかつ搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能な複数の搬送ローラと、複数の搬送ローラを搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる搬送モータとを備えている。
従って、圧縮空気供給源の作動によって各チャンバーの内部へ圧縮空気を供給して、各浮上ユニットのノズルから圧縮空気を噴出させる。また、搬送モータの駆動によって複数の搬送ローラを搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板を搬送方向へ浮上搬送(浮上させた状態で搬送)することができる。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2010−45072号公報 特開2008−254918号公報
ところで、隣接関係にあるいずれかのチャンバー間に搬送機構等の別の構成ユニット又は構成部材が配設されることがあり、このような場合には、隣接関係にあるいずれかの浮上ユニット間の間隙を大きくする必要がある。一方、隣接関係にあるいずれかの浮上ユニット間の間隙を大きくすると、複数の浮上ユニットによって区画される搬送領域において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生する。そのため、基板の浮上搬送中に、基板が大きく湾曲して、基板の一部が浮上ユニット等との干渉して、基板に割れ又は傷等の損傷を招き易くなる。
なお、前述の問題は、浮上搬送装置だけでなく、方向転換装置においても同様に生じるものである。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の浮上搬送装置等を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置において、装置本体に前記搬送方向に沿って配設され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスを収容する複数のチャンバーと、各チャンバーの上面に配設され、内部が前記チャンバーの内部に連通し、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる1つ又は複数の浮上ユニットと、基板を前記搬送方向へ搬送する搬送機構と、を具備し、各浮上ユニットは、前記チャンバーの上面に設けられ、内部が前記チャンバーの内部に連通した中空状の浮上ユニット脚と、前記浮上ユニット脚の上部に設けられ、内部が前記浮上ユニット脚の内部に連通し、上面に前記ノズルが形成され、前記浮上ユニット脚の横断面よりも大きい横断面を有した中空状の浮上ユニットヘッドと、を備え、いずれかの前記浮上ユニットは、前記浮上ユニットヘッドが対応関係にある前記チャンバーの側面に対して外方向(外側)へ突出するように前記浮上ユニット脚の中心(重心)に対して偏心して構成されていることを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、ブラケット等の別部材を介して間接的に配設されたことを含む意であって、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、ブラケット等の別部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。また、「浮上ガス」とは、圧縮空気(エア)、アルゴンガス、窒素ガス等の含む意である。
第1の特徴によると、前記浮上ガス供給源の作動によって各チャンバーの内部へ浮上ガスを供給して、各浮上ユニットの前記ノズルから浮上ガスを噴出させると共に、前記搬送機構を適宜に作動させる。これにより、基板を前記搬送方向へ浮上搬送(浮上させた状態で搬送)することができる。
ここで、いずれかの前記浮上ユニットは、前記浮上ユニットヘッドが対応関係にある前記チャンバーの側面に対して外方向へ突出するように前記浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されているため、隣接関係にあるいずれかの前記チャンバー間に前記搬送機構等の別の構成ユニット又は構成部材が配設された場合であっても、隣接関係にある各組の前記浮上ユニット間の間隙を狭くして、複数の前記浮上ユニットによって区画される搬送領域において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生することを十分に抑制できる。
本発明の第2の特徴は、基板を第1搬送方向へ浮上搬送する第1浮上搬送装置から基板を受け取って、基板を前記第1搬送方向に対して直交する第2搬送方向へ浮上搬送する第2浮上搬送装置へ基板を送り出す際に、基板の搬送方向を前記第1搬送方向から前記第2搬送方向へ転換する方向転換装置において、装置本体に配設され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスを収容する複数のチャンバーと、各チャンバーの上面に配設され、内部が前記チャンバーの内部に連通し、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる1つ又は複数の浮上ユニットと、基板を前記第1浮上搬送装置から受け取りながら前記第1搬送方向へ搬送する受取機構と、基板を前記第2浮上搬送装置へ送り出しながら前記第2搬送方向へ搬送する送出機構と、を具備し、各浮上ユニットは、前記チャンバーの上面に設けられ、内部が前記チャンバーの内部に連通した中空状の浮上ユニット脚と、前記浮上ユニット脚の上部に設けられ、内部が前記浮上ユニット脚の内部に連通し、上面に前記ノズルが形成され、前記浮上ユニット脚の横断面よりも大きい横断面を有した中空状の浮上ユニットヘッドと、を備え、いずれかの前記浮上ユニットは、前記浮上ユニットヘッドが対応関係にある前記チャンバーの側面に対して外方向へ突出するように前記浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴によると、前記浮上ガス供給源の作動によって各チャンバーの内部へ浮上ガスを供給して、各浮上ユニットの前記ノズルから浮上ガスを噴出させると共に、前記受取機構を適宜に作動させる。これにより、基板を前記第1浮上搬送装置から受け取りながら前記第1搬送方向へ浮上搬送することができる。
前記第1浮上搬送装置から基板を完全に受け取った後に、各浮上ユニットの前記ノズルから浮上ガスを噴出させつつ、前記送出機構を適宜に作動させる。これにより、基板の搬送方向を前記第1搬送方向から前記第2搬送方向へ転換して、基板を前記第2浮上搬送装置へ送り出しながら前記第2搬送方向へ浮上搬送することができる。
ここで、いずれかの前記浮上ユニットは、前記浮上ユニットヘッドが対応関係にある前記チャンバーの側面に対して外方向へ突出するように前記浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されているため、隣接関係にあるいずれかの前記チャンバー間に前記受取機構又は前記送出機構等の別の構成ユニット又は構成部材が配設された場合であっても、隣接関係にある各組の前記浮上ユニット間の間隙を狭くして、複数の前記浮上ユニットによって区画される搬送領域において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生することを十分に抑制できる。
本発明の第3の特徴は、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる浮上ユニットにおいて、中空状の浮上ユニット脚と、前記浮上ユニット脚の上部に設けられ、内部が前記浮上ユニット脚の内部に連通してあって、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、前記浮上ユニット脚の横断面よりも大きい横断面を有した中空状の浮上ユニットヘッドと、を備え、前記浮上ユニットヘッドの前記浮上ユニット脚の中心(重心)に対して偏心して構成されていることを要旨とする。
第3の特徴からなる前記浮上ユニットを複数用意し、複数の前記浮上ユニットを第1の特徴からなる前記浮上搬送装置の構成ユニットとして用いた場合には、第1の特徴による作用と同様の作用を奏すると共に、複数の前記浮上ユニットを第2の特徴からなる前記方向転換装置の構成ユニットとして用いた場合には、第2の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、隣接関係にあるいずれかの前記チャンバー間に別の構成ユニット又は構成部材が配設された場合であっても、隣接関係にある各組の前記浮上ユニット間の間隙を狭くして、前記搬送領域において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生することを十分に抑制できるため、基板と前記浮上ユニット等との干渉を回避して、基板の割れ又は傷等の損傷を十分に防止することができる。
本発明の実施形態に係るクロス浮上搬送システムの概略的な平面図である。 図1におけるII-II線に沿った拡大断面図である。 図1におけるIII-III線に沿った拡大断面図である。 図1におけるIV-IV線に沿った拡大断面図である。 図1におけるV-V線に沿った拡大断面図である。
本発明の実施形態について図1から図5を参照して説明する。なお、図面中、「FF」は、前方向を、「FR」は、後方向を、「L」は、左方向を、「R」は、右方向をそれぞれ指してある。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るクロス浮上搬送システム1は、クリーン搬送の分野で用いられ、例えばガラス基板等の基板Wを第1搬送方向(本発明の実施形態にあっては、前後方向)へ浮上搬送して、第1搬送方向に対して直交する第2搬送方向(本発明の実施形態にあっては、左右方向)へ浮上搬送するシステムである。そして、クロス浮上搬送システム1について概説すると、次のようになる。
クロス浮上搬送システム1は、基板Wを第1搬送方向へ浮上搬送する第1浮上搬送装置3を具備しており、この第1浮上搬送装置3の近傍には、基板Wを第2搬送方向へ浮上搬送する第2浮上搬送装置5が配設されている。そして、第1浮上搬送装置3の下流側(搬出側)と第2浮上搬送装置5の上流側(搬入側)と間には、方向転換装置7が配設されており、この方向転換装置7は、第1浮上搬送装置3から基板Wを受け取って第2浮上搬送装置5へ基板Wを送り出す際に、基板Wの搬送方向を第1搬送方向から第2搬送方向へ転換するものである。
クロス浮上搬送システム1の第1浮上搬送装置3の具体的な構成は、以下のようになる。
図1及び図2に示すように、第1浮上搬送装置3は、第1搬送方向へ延びた装置本体(装置フレーム)9を具備しており、装置本体9は、複数の支柱11を備えている。なお、装置本体9は、クロス浮上搬送システム1のシステム本体の一部を構成するものである。
装置本体9には、浮上ガスとしての圧縮空気を収容する複数のチャンバー13が第1搬送方向に沿って配設されており、複数のチャンバー13の配設状態は、第2搬送方向(換言すれば、第1搬送方向に直交する第1搬送幅方向)に複数列(本発明の実施形態にあっては、3列)になっている。また、各チャンバー13の下面には、チャンバー13内に圧縮空気を供給する複数の供給ファン15(本発明の実施形態にあっては、ファンフィルタユニット)が設けられており、換言すれば、各チャンバー13の内部は、複数の供給ファン15に接続されている。
各チャンバー13の上面には、圧縮空気の圧力を利用して基板Wを浮上させる複数の浮上ユニット17が第1搬送方向(若しくは第1搬送方向及び第1搬送幅方向)に間隔を置いて配設されており、複数の浮上ユニット17の配設状態は、第1搬送幅方向に複数列(本発明の実施形態にあっては、5列)になっている。また、各浮上ユニット17の上面には、 圧縮空気を噴出する矩形枠状のノズル17nが浮上ユニット17の上面の外縁(平面視形状)に沿って形成されており、各浮上ユニット17は、基板Wとの間に浮上ガス溜まり層としてのエア溜まり層(圧力溜まり層)Sを生成可能である。ここで、各浮上ユニット17のノズル17nは、特開2006−182563号公報に示すように、垂直方向(浮上ユニット17の上面に垂直な方向)に対してユニット中心側(浮上ユニット17の中心側)へ傾斜するようになっている。なお、浮上ユニット17の特徴部分については、後述する。
装置本体9における第1搬送幅方向(第2搬送方向)に隣接関係にあるチャンバー13間には、基板Wを第1搬送方向へ搬送する第1搬送機構の一例として複数の第1搬送用ローラ駆動ユニット19が第1搬送方向に沿って配設されており、複数の第1搬送用ローラ駆動ユニット19の配設状態は、第1搬送幅方向に複数列(本発明の実施形態にあっては、2列)になっている。そして、各第1搬送用ローラ駆動ユニット19の具体的な構成は、次のようになる。
装置本体9における第1搬送幅方向に隣接関係にあるチャンバー13間には、上側が開口された第1搬送用ケース21が設けられており、第1搬送用ケース21は、第1搬送幅方向に隣接関係にある浮上ユニット17に挟まれている。また、第1搬送用ケース21内には、基板Wの裏面を支持する第1搬送用ローラ23が第1搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられており、第1搬送用ローラ23は、第1搬送用ケース21に対して上方向へ突出してある。ここで、第1搬送用ローラ23の支持高さ(最上部の高さ)は、浮上ユニット17による浮上高さ位置(パスライン高さ)と同じ高さ又はパスライン高さよりも僅かに低い高さに設定されている。そして、第1搬送用ケース21内には、第1搬送用ローラ23を第1搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる第1搬送用モータ25が設けられており、第1搬送用モータ25の出力軸は、一対のプーリとベルトからなる連結機構27によって第1搬送用ローラ23に連動連結してある。更に、第1搬送用ケース21の下面には、第1搬送用ケース21内の空気を吸引する第1搬送用吸引ファン29が設けられている。
なお、第1搬送機構として複数の第1搬送用ローラ駆動ユニット19を用いる代わりに、別の第1搬送機構を用いても構わない。
続いて、浮上ユニット17の特徴部分について説明する。
各浮上ユニット17は、チャンバー13の上面に設けられかつ内部がチャンバー13の内部に連通した中空状の浮上ユニット脚31と、浮上ユニット脚31の上部に設けられかつ内部が浮上ユニット脚31の内部に連通した浮上ユニットヘッド33とを備えている。ここで、浮上ユニットヘッド33は、浮上ユニット脚31の横断面よりも大きい横断面を有している。そして、いずれかの浮上ユニット(本発明の実施形態にあっては、左から2列目と4列目の各浮上ユニット)17(E)は、浮上ユニットヘッド33が対応関係にあるチャンバー13の側面に対して外方向(外側)へ突出するように浮上ユニット脚の中心(重心)に対して偏心して構成されている。
クロス浮上搬送システム1の第2浮上搬送装置5の具体的な構成は、以下のようになる。
図1及び図3に示すように、第2浮上搬送装置5は、第1浮上搬送装置3の近傍に配設されかつ第2搬送方向へ延びた装置本体(装置フレーム)35を具備しており、装置本体35は、複数の支柱37を備えている。なお、装置本体35は、第1浮上搬送装置3の装置本体9と同様に、クロス浮上搬送システム1のシステム本体の一部を構成するものである。
装置本体35には、圧縮空気を収容する複数のチャンバー39が第2搬送方向に沿って配設されており、複数のチャンバー39の配設状態は、第1搬送方向(換言すれば、第2搬送方向に直交する第2搬送幅方向)に複数列(本発明の実施形態にあっては、3列)になっている。また、各チャンバー39の下面には、チャンバー39内に圧縮空気を供給する複数の供給ファン41(本発明の実施形態にあっては、ファンフィルタユニット)が設けられており、換言すれば、各チャンバー39の内部は、複数の供給ファン41に接続されている。
各チャンバー39の上面には、圧縮空気の圧力を利用して基板Wを浮上させる複数の浮上ユニット43が第2搬送方向(若しくは第1搬送方向及び第2搬送方向)に間隔を置いて配設されており、複数の浮上ユニット43の配設状態は、第2搬送幅方向(第1搬送方向)に複数列(本発明の実施形態にあっては、5列)になっている。また、各浮上ユニット43の上面には、 圧縮空気を噴出する矩形枠状のノズル43nが浮上ユニット43の上面の外縁に沿って形成されており、各浮上ユニット43は、基板Wとの間にエア溜まり層(空気溜まり層)Sを生成可能である。ここで、浮上ユニット43のノズル43nは、第1浮上搬送装置3の浮上ユニット17のノズル17nと同じ構成を有している。なお、浮上ユニット43の特徴部分については、後述する。
装置本体35における第2搬送幅方向(第1搬送方向)に隣接関係にあるチャンバー39間には、基板Wを第2搬送方向へ搬送する第2搬送機構の一例として複数の第2搬送用ローラ駆動ユニット45が第2搬送方向に沿って配設されており、複数の第2搬送用ローラ駆動ユニット45の配設状態は、第2搬送幅方向に複数列(本発明の実施形態にあっては、2列)になっている(図1中には、各列の先頭の第2搬送用ローラ駆動ユニット45のみ図示してある)。そして、各第2搬送用ローラ駆動ユニット45の具体的な構成は、次のようになる。
装置本体35における第2搬送幅方向に隣接関係にあるチャンバー39間には、上側が開口された第2搬送用ケース47が設けられており、第2搬送用ケース47は、第2搬送幅方向に隣接関係にある浮上ユニット43に挟まれている。また、第2搬送用ケース47内には、基板Wの裏面を支持する第2搬送用ローラ49が第2搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられており、第2搬送用ローラ49は、第2搬送用ケース47に対して上方向へ突出してある。ここで、第2搬送用ローラ49の支持高さ(最上部の高さ)は、浮上ユニット43による浮上高さ位置(パスライン高さ)と同じ高さ又はパスライン高さよりも僅かに低い高さに設定されている。そして、第2搬送用ケース47内には、第2搬送用ローラ49を第2搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる第2搬送用モータ51が設けられており、第2搬送用モータ51の出力軸は、一対のプーリとベルトからなる連結機構53によって第2搬送用ローラ49に連動連結してある。更に、第2搬送用ケース47の下面には、第2搬送用ケース47内の空気を吸引する第2搬送用吸引ファン55が設けられている。
なお、第2搬送機構として複数の第2搬送用ローラ駆動ユニット45を用いる代わりに、別の第2搬送機構を用いても構わない。
続いて、浮上ユニット43の特徴部分について説明する。
各浮上ユニット43は、第1浮上搬送装置3の浮上ユニット17と同様に、チャンバー39の上面に設けられかつ内部がチャンバー39の内部に連通した中空状の浮上ユニット脚57と、浮上ユニット脚57の上部に設けられかつ内部が浮上ユニット脚57の内部に連通した浮上ユニットヘッド59とを備えている。ここで、浮上ユニットヘッド59は、浮上ユニット脚57の横断面よりも大きい横断面を有している。そして、いずれかの浮上ユニット(本発明の実施形態にあっては、前から2列目と4列目の各浮上ユニット)43(E)は、浮上ユニットヘッド59が対応関係にあるチャンバー39の側面に対して外方向へ突出するように浮上ユニット脚57の中心に対して偏心して構成されている。
クロス浮上搬送システム1の方向転換装置7の具体的な構成は、以下のようになる。
図1、図4、及び図5に示すように、方向転換装置7は、第1浮上搬送装置3の下流側と第2浮上搬送装置5の上流側との中間に配設された装置本体61を具備しており、装置本体61は、複数の支柱63を備えている。なお、装置本体61は、第1浮上搬送装置3の装置本体9及び第2浮上搬送装置5の装置本体35と同様に、クロス浮上搬送システム1のシステム本体の一部を構成するものである。
装置本体61には、圧縮空気を収容する複数のチャンバー65が配設されており、各チャンバー65の下面には、チャンバー65内に圧縮空気を供給する複数の供給ファン67(本発明の実施形態にあっては、ファンフィルタユニット)が設けられており、換言すれば、各チャンバー65の内部は、複数の供給ファン67に接続されている。
各チャンバー65の上面には、圧縮空気の圧力を利用して基板Wを浮上させる複数の浮上ユニット69が第1搬送方向及び/又は第2搬送方向に間隔を置いて配設されており、複数の浮上ユニット69の配設状態は、第1搬送方向(第2搬送幅方向)及び第2搬送方向(第1搬送幅方向)に複数列(本発明の実施形態にあっては、5列)になっている。また、各浮上ユニット69の上面には、 圧縮空気を噴出する矩形枠状のノズル69nが浮上ユニット69の上面の外縁に沿って形成されており、各浮上ユニット69は、基板Wとの間にエア溜まり層Sを生成可能である。ここで、浮上ユニット69のノズル69nは、第1浮上搬送装置3の浮上ユニット17のノズル17nと同じ構成を有している。なお、浮上ユニット69の特徴部分については、後述する。
装置本体61における第2搬送方向(第1搬送幅方向)に隣接関係にあるチャンバー65間には、基板Wを第1浮上搬送装置3から受け取りながら第1搬送方向へ搬送する受取機構の一例として複数の受取用ローラ駆動ユニット71が第1搬送方向に沿って配設されており、複数の受取用ローラ駆動ユニット71の配設状態は、第2搬送方向に複数列(本発明の実施形態にあっては、2列)になっている。そして、各受取用ローラ駆動ユニット71の具体的な構成は、次のようになる。
装置本体61における第2搬送方向に隣接関係にあるチャンバー65間には、上側が開口された受取用ケース73が設けられており、受取用ケース73は、第2搬送方向に隣接関係にある浮上ユニット69に挟まれている。また、受取用ケース73内には、基板Wの裏面を支持する受取用ローラ75が第2搬送方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられており、受取用ローラ75は、受取用ケース73に対して上方向へ突出してある。ここで、受取用ローラ75の支持高さ(最上部の高さ)は、浮上ユニット69による浮上高さ位置(パスライン高さ)と同じ高さ又はパスライン高さよりも僅かに低い高さに設定されている。そして、受取用ケース73内には、受取用ローラ75を第2搬送方向に平行な軸心周りに回転させる受取用モータ77が設けられており、受取用モータ77の出力軸は、一対のプーリとベルトからなる連結機構79によって受取用ローラ75に連動連結してある。更に、受取用ケース73の下面には、受取用ケース73内の空気を吸引する受取用吸引ファン81が設けられている。
なお、受取機構として複数の受取用ローラ駆動ユニット71を用いる代わりに、別の受取機構を用いても構わない。
装置本体61における第1搬送方向(第2搬送幅方向)に隣接関係にあるチャンバー65間には、基板Wを第2浮上搬送装置5へ送り出しながら第2搬送方向へ搬送する送出機構の一例として複数の送出用ローラ駆動ユニット83が第2搬送方向に沿って配設されており、複数の送出用ローラ駆動ユニット83の配設状態は、第1搬送方向に複数列(本発明の実施形態にあっては、2列)になっている。そして、各送出用ローラ駆動ユニット83の具体的な構成は、次のようになる。
装置本体61における第1搬送方向に隣接関係にあるチャンバー65間には、上側が開口された送出用ケース85が設けられており、送出用ケース85は、第1搬送方向に隣接関係にある浮上ユニット69に挟まれている。また、送出用ケース85内には、基板Wの裏面を支持する送出用ローラ87が第1搬送方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられており、送出用ローラ87は、送出用ケース85に対して上方向へ突出してある。ここで、送出用ローラ87の支持高さ(最上部の高さ)は、パスライン高さと同じ高さ又はパスライン高さよりも僅かに低い高さに設定されている。そして、送出用ケース85内には、送出用ローラ87を第1搬送方向に平行な軸心周りに回転させる送出用モータ89が設けられており、送出用モータ89の出力軸は、一対のプーリとベルトからなる連結機構91によって送出用ローラ87に連動連結してある。更に、送出用ケース85の下面には、送出用ケース85内の空気を吸引する送出用吸引ファン93が設けられている。
なお、送出機構として複数の送出用ローラ駆動ユニット83を用いる代わりに、別の送出機構を用いても構わない。
続いて、浮上ユニット69の要部について説明する。
各浮上ユニット69は、第1浮上搬送装置3の浮上ユニット17と同様に、チャンバー65の上面に設けられかつ内部がチャンバー65の内部に連通した中空状の浮上ユニット脚95と、浮上ユニット脚95の上部に設けられかつ内部が浮上ユニット脚95の内部に連通した浮上ユニットヘッド97とを備えている。ここで、浮上ユニットヘッド97は、浮上ユニット脚95の横断面よりも大きい横断面を有している。そして、いずれかの浮上ユニット69(E)は、浮上ユニットヘッド97が対応関係にあるチャンバー65の側面に対して外方向へ突出するように浮上ユニット脚95の中心に対して偏心して構成されている。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
各供給ファン15の作動によって各チャンバー13の内部へ圧縮空気を供給して、各浮上ユニット17のノズル17nから圧縮空気を噴出させる。また、各第1搬送用吸引ファン29の作動によって各第1搬送用ケース21内の空気を吸引して、各第1搬送用ローラ23の周辺域を負圧状態にすると共に、各第1搬送用モータ25の駆動によって各第1搬送用ローラ23を第1搬送幅方向(第2搬送方向)に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板Wの裏面と複数の第1搬送用ローラ23との接触圧を確保しつつ、基板Wを第1搬送方向へ浮上搬送(浮上させた状態で搬送)することができる。
基板Wの端部が第1浮上搬送装置3の下流側の所定位置に達する前に、各供給ファン67の作動によって各チャンバー65の内部に圧縮空気を供給して、各浮上ユニット69のノズル69nから圧縮空気を噴出させる。また、各受取用吸引ファン81の作動によって各受取用ケース73内の空気を吸引して、各受取用ローラ75の周辺域を負圧状態にすると共に、各受取用モータ77の駆動によって各受取用ローラ75を第2搬送方向(第1搬送幅方向)に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板Wの裏面と複数の受取用ローラ75との接触圧を確保しつつ、基板Wを第1浮上搬送装置3から複数の受取用ローラ駆動ユニット71側に受け取りながら第1搬送方向へ浮上搬送することができる。なお、第1浮上搬送装置3から基板Wを完全に受け取ったことは反射型光電センサ(図示省略)等によって検出されるものである。
第1浮上搬送装置3から基板Wを完全に受け取った後に、各受取用吸引ファン81の作動及び各受取用モータ77の駆動を停止すると共に、各送出用吸引ファン93の作動によって各送出用ケース85内の空気を吸引して、各送出用ローラ87の周辺域を負圧状態にする。そして、各供給ファン67の作動によって各浮上ユニット69のノズル69nから圧縮空気を噴出させつつ、各送出用モータ89の駆動によって各送出用ローラ87を第1搬送方向(第2搬送幅方向)に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板Wの搬送方向を第1搬送方向から第2搬送方向へ転換して、基板Wの裏面と複数の送出用ローラ87との接触圧を確保しつつ、基板Wを複数の送出用ローラ駆動ユニット83側から第2浮上搬送装置5へ送り出しながら第2搬送方向へ浮上搬送することができる。
第2浮上搬送装置5へ基板Wを送り出す前又は送り出す際に、各供給ファン41の作動によって各チャンバー39の内部へ圧縮空気を供給して、各浮上ユニット43のノズル43nから圧縮空気を噴出させる。そして、各第2搬送用吸引ファン55の作動によって各第2搬送用ケース47内の空気を吸引して、各第2搬送用ローラ49の周辺域を負圧状態にすると共に、各第2搬送用モータ51の駆動によって各第2搬送用ローラ49を第2搬送幅方向(第1搬送方向)に平行な軸心周りに回転させる。これにより、基板Wの裏面と複数の第2搬送用ローラ49との接触圧を確保しつつ、基板Wを第2搬送方向へ浮上搬送することができる。
前述の作用の他に、第1浮上搬送装置3において、いずれかの浮上ユニット17(E)は、浮上ユニットヘッド33が対応関係にあるチャンバー13の側面に対して外方向へ突出するように浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されているため、隣接関係にあるいずれかのチャンバー13間に第1搬送用ローラ駆動ユニット19等の別の構成ユニット又は構成部材が配設された場合であっても、隣接関係にある各組の浮上ユニット17間の間隙を狭くして、複数の浮上ユニット17によって区画される搬送領域T1において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生することを十分に抑制できる。
同様に、第2浮上搬送装置5において、いずれかの浮上ユニット43(E)は、浮上ユニットヘッド59が対応関係にあるチャンバー39の側面に対して外方向へ突出するように浮上ユニット脚57の中心に対して偏心して構成されているため、隣接関係にあるいずれかのチャンバー39間に第2搬送用ローラ駆動ユニット45等の別の構成ユニット又は構成部材が配設された場合であっても、隣接関係にある各組の浮上ユニット43間の間隙を狭くして、複数の浮上ユニット43によって区画される搬送領域T2において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生することを十分に抑制できる。
同様に、方向転換装置7において、いずれかの浮上ユニット69(E)は、浮上ユニットヘッド97が対応関係にあるチャンバー65の側面に対して外方向へ突出するように浮上ユニット脚95の中心に対して偏心して構成されているため、隣接関係にあるいずれかのチャンバー65間に受取用ローラ駆動ユニット71、送出用ローラ駆動ユニット83等の別の構成ユニット又は構成部材が配設された場合であっても、隣接関係にある各組の浮上ユニット69間の間隙を狭くして、複数の浮上ユニット69によって区画される搬送領域T3において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生することを十分に抑制できる。
従って、本発明の実施形態によれば、隣接関係にあるいずれかのチャンバー13(39,65)間に別の構成ユニット又は構成部材が配設された場合であっても、隣接関係にある各組の浮上ユニット17(39,69)間の間隙を狭くして、搬送領域T1(T2,T3)において、浮上力の小さい箇所が局所的に発生することを十分に抑制できるため、基板Wと浮上ユニット17(39,69)等との干渉を回避して、基板Wの割れ又は傷等の損傷を十分に防止することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
W 基板
S エア溜まり層
T1 搬送領域
T2 搬送領域
T3 搬送領域
1 クロス浮上搬送システム
3 第1浮上搬送装置
5 第2浮上搬送装置
7 方向転換装置
9 装置本体
13 チャンバー
15 供給ファン
17 浮上ユニット
17n ノズル
19 第1搬送用ローラ駆動ユニット
21 第1搬送用ケース
23 第1搬送用ローラ
25 第1搬送用モータ
29 第1搬送用吸引ファン
31 浮上ユニット脚
33 浮上ユニットヘッド
35 装置本体
39 チャンバー
41 供給ファン
43 浮上ユニット
43n ノズル
45 第2搬送用ローラ駆動ユニット
47 第2搬送用ケース
49 第2搬送用ローラ
51 第2搬送用モータ
55 第2搬送用吸引ファン
57 浮上ユニット脚
59 浮上ユニットヘッド
61 装置本体
65 チャンバー
67 供給ファン
69 浮上ユニット
69n ノズル
71 受取用ローラ駆動ユニット
73 受取用ケース
75 受取用ローラ
77 受取用モータ
81 受取用吸引ファン
83 送出用ローラ駆動ユニット
85 送出用ケース
87 送出用ローラ
89 送出用モータ
93 送出用吸引ファン
95 浮上ユニット脚
97 浮上ユニットヘッド

Claims (5)

  1. 基板を搬送方向へ浮上搬送する浮上搬送装置において、
    装置本体に前記搬送方向に沿って配設され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスを収容する複数のチャンバーと、
    各チャンバーの上面に配設され、内部が前記チャンバーの内部に連通し、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる1つ又は複数の浮上ユニットと、
    基板を前記搬送方向へ搬送する搬送機構と、を具備し、
    各浮上ユニットは、
    前記チャンバーの上面に設けられ、内部が前記チャンバーの内部に連通した中空状の浮上ユニット脚と、
    前記浮上ユニット脚の上部に設けられ、内部が前記浮上ユニット脚の内部に連通し、上面に前記ノズルが形成され、前記浮上ユニット脚の横断面よりも大きい横断面を有した中空状の浮上ユニットヘッドと、を備え、
    いずれかの前記浮上ユニットは、
    前記浮上ユニットヘッドが対応関係にある前記チャンバーの側面に対して外方向へ突出するように前記浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されていることを特徴とする浮上搬送装置。
  2. 前記搬送機構は、
    前記搬送方向に直交する搬送幅方向に隣接関係にある前記チャンバー間に前記搬送方向へ沿って配設されかつ配設状態が前記搬送幅方向に複数列になっている複数のローラ駆動ユニットであって、
    各ローラ駆動ユニットは、
    前記装置本体に設けられ、前記搬送幅方向に隣接関係にある前記浮上ユニットに挟まれてあって、上側が開口された搬送用ケースと、
    前記搬送用ケース内に前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられ、前記搬送用ケースに対して上方向へ突出してあって、基板の裏面を支持する搬送用ローラと、
    前記搬送用ケース内に設けられ、前記搬送用ローラを前記搬送幅方向に平行な軸心周りに回転させる搬送用モータと、
    前記搬送用ケース内の空気を吸引する搬送用吸引ファンと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の浮上搬送装置。
  3. 基板を第1搬送方向へ浮上搬送する第1浮上搬送装置から基板を受け取って、基板を前記第1搬送方向に対して直交する第2搬送方向へ浮上搬送する第2浮上搬送装置へ基板を送り出す際に、基板の搬送方向を前記第1搬送方向から前記第2搬送方向へ転換する方向転換装置において、
    装置本体に配設され、内部が浮上ガスを供給する浮上ガス供給源に接続され、浮上ガスを収容する複数のチャンバーと、
    各チャンバーの上面に配設され、内部が前記チャンバーの内部に連通し、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる1つ又は複数の浮上ユニットと、
    基板を前記第1浮上搬送装置から受け取りながら前記第1搬送方向へ搬送する受取機構と、
    基板を前記第2浮上搬送装置へ送り出しながら前記第2搬送方向へ搬送する送出機構と、を具備し、
    各浮上ユニットは、
    前記チャンバーの上面に設けられ、内部が前記チャンバーの内部に連通した中空状の浮上ユニット脚と、
    前記浮上ユニット脚の上部に設けられ、内部が前記浮上ユニット脚の内部に連通し、上面に前記ノズルが形成され、前記浮上ユニット脚の横断面よりも大きい横断面を有した中空状の浮上ユニットヘッドと、を備え、
    いずれかの前記浮上ユニットは、
    前記浮上ユニットヘッドが対応関係にある前記チャンバーの側面に対して外方向へ突出するように前記浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されていることを特徴とする方向転換装置。
  4. 前記受取機構は、
    前記第2搬送方向に隣接関係にある前記チャンバー間に前記第1搬送方向に沿って配設されかつ配設状態が前記第2搬送方向に複数列になっている複数の受取用ローラ駆動ユニットであって、
    各受取用ローラ駆動ユニットは、
    前記装置本体に設けられ、前記第2搬送方向に隣接関係にある前記浮上ユニットに挟まれてあって、上側が開口された受取用ケースと、
    前記受取用トケース内に前記第2搬送方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられ、前記受取用ケースに対して上方向へ突出してあって、基板の裏面を支持する受取用ローラと、
    前記受取用ケース内に設けられ、前記受取用ローラを前記第2搬送方向に平行な軸心周りに回転させる受取用モータと、
    前記受取ユニットケース内の空気を吸引する受取用吸引ファンと、を備え、
    前記送出機構は、
    前記第1搬送方向に隣接関係にある前記チャンバー間に前記第2搬送方向に沿って配設されかつ配設状態が前記第1搬送方向に複数列になっている複数の送出用ローラ駆動ユニットであって、
    各送出用ローラ駆動ユニットは、
    前記装置本体に設けられ、前記第1搬送方向に隣接関係にある前記浮上ユニットに挟まれてあって、上側が開口された送出用ケースと、
    前記送出用ケース内に前記第1搬送方向に平行な軸心周りに回転可能に設けられ、前記送出用ケースに対して上方向へ突出してあって、基板の裏面を支持する送出用ローラと、
    前記送出用ケース内に設けられ、前記送出用ローラを前記第1搬送方向に平行な軸心周りに回転させる送出用モータと、
    前記送出用ケース内の空気を吸引する送出用吸引ファンと、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の方向転換装置。
  5. 浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる浮上ユニットにおいて、
    中空状の浮上ユニット脚と、
    前記浮上ユニット脚の上部に設けられ、内部が前記浮上ユニット脚の内部に連通してあって、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、前記浮上ユニット脚の横断面よりも大きい横断面を有した中空状の浮上ユニットヘッドと、を備え、
    前記浮上ユニットヘッドの前記浮上ユニット脚の中心に対して偏心して構成されていることを特徴とする浮上ユニット。
JP2010088716A 2010-04-07 2010-04-07 浮上搬送装置、方向転換装置、及び浮上ユニット Pending JP2011219209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010088716A JP2011219209A (ja) 2010-04-07 2010-04-07 浮上搬送装置、方向転換装置、及び浮上ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010088716A JP2011219209A (ja) 2010-04-07 2010-04-07 浮上搬送装置、方向転換装置、及び浮上ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011219209A true JP2011219209A (ja) 2011-11-04

Family

ID=45036683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010088716A Pending JP2011219209A (ja) 2010-04-07 2010-04-07 浮上搬送装置、方向転換装置、及び浮上ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011219209A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225028A (ja) * 1987-03-16 1988-09-20 Hitachi Ltd 搬送装置
JP2006222209A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Shinko Electric Co Ltd エア浮上ユニット、搬送方法、及びエア浮上搬送装置
JP2008166348A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Olympus Corp 基板搬送装置
JP2008254918A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Nippon Sekkei Kogyo:Kk 薄板状材料搬送用ローラユニット及び薄板状材料搬送装置
JP2010045072A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Ihi Corp 浮上搬送装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225028A (ja) * 1987-03-16 1988-09-20 Hitachi Ltd 搬送装置
JP2006222209A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Shinko Electric Co Ltd エア浮上ユニット、搬送方法、及びエア浮上搬送装置
JP2008166348A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Olympus Corp 基板搬送装置
JP2008254918A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Nippon Sekkei Kogyo:Kk 薄板状材料搬送用ローラユニット及び薄板状材料搬送装置
JP2010045072A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Ihi Corp 浮上搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI393205B (zh) 基板搬送裝置及基板搬送方法
JP5446403B2 (ja) 搬送方向転換装置及び浮上搬送システム
CN108249159B (zh) 浮起搬运装置以及基板处理装置
JP5239606B2 (ja) 浮上搬送装置及び浮上ユニット
JP2005154040A (ja) 基板搬送装置
JP5707713B2 (ja) 浮上搬送装置及びローラ駆動ユニット
JP5396695B2 (ja) 浮上ユニット及び浮上搬送装置
TWI483883B (zh) Handling device
JP4229670B2 (ja) 薄板状材の搬送方法及び装置
JP5200868B2 (ja) 浮上搬送装置
JP5549311B2 (ja) 浮上搬送装置及び方向転換装置
JP2010116248A (ja) 浮上搬送装置及び搬送ローラ
JP4171293B2 (ja) 薄板状材の搬送方法及び装置
JP2011219209A (ja) 浮上搬送装置、方向転換装置、及び浮上ユニット
JP5790121B2 (ja) 浮上搬送装置
JP5604940B2 (ja) 浮上搬送装置
JP5422925B2 (ja) 浮上搬送装置
JP2011207552A (ja) 浮上搬送装置
JP5526879B2 (ja) 浮上搬送装置及びローラ駆動ユニット
WO2011148548A1 (ja) 平板搬送装置
JP5332142B2 (ja) 浮上搬送装置
JP2019042694A (ja) 基板処理装置
JP2012101897A (ja) 搬送装置
JP5353235B2 (ja) 浮上搬送装置
JP5515923B2 (ja) 浮上搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140603