JPS63181854A - フリ−アクセス床 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は床面上へ送電や通信用ケーブルの配線を可能と
したフリーアクセス床に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、剛体パネルによるフリーアクセス床は配線空間が
主として床板の下面のみであった。そこで、電カケープ
ルと通信ケーブルが同じ床下空間に混在しているのが実
状である。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ケーブルの移動１例えば通信ケーブルのような軽便配線
の移動においてさえ、床板の取外しや取付作業を必要と
しており、床板が重いし、再取付時にガタが発生したり
する難点を有していた。通常は、このような床板の取り
外しや再取付けの為に専門の業者を必要としていた。こ
のようなことを避けようとして、床上配線をするアンダ
ーカーペットタイプがあるが、これは、ケーブルの断面
形状及び配線量に制限が有り、また、当然床下配線がで
きず、電カケープルの配線には難点があった。更に、電
カケープルと通信ケーブルの混雑配線の場合、法律によ
ってダクトなどにより別途分離が義務づけられている。

このような難点や要求に対して従来のフリーアクセス床
は充分に対応することができなかった。

く問題点を解決するための手段〉 そこで、本発明のフリーアクセス床を開発したのである
。その特徴とする点は、床板（１）を多数敷き詰めた床
面（２）に縦横に連続した配線溝（３）が形成された構
造としたことにある。ここにいう配線溝（３）は各隣接
する床板（１）の側面間に設けられるとか、床板（１）
表面に設けられた溝である。

〈作用〉 このような構造の配線溝（３）はフリーアクセスフロア
表面に存在して、配線を可能とする。溝状に設けられる
ため、床上配線ケーブルを床下配線ケーブルと分離して
収容することができる。また。

フリーアクセスフロア組立て後に配線が可能であり、通
常のレイアウト等で発生する配線ケーブルの移動や補修
時に床板の取除き等を必要とせずに工事を行うことがで
きる等の作用が得られた。

〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の第１実施例を示す縦断面図であり、第
２図は床板の斜視図である。第３図は第１図におけるカ
ーペット敷設前の斜視図である。

第４図は同配線カバーの斜視図である。第５図は同配線
カバーの他の実施例である。

ここに示した第１実施例のフリーアクセス床は、床板（
１）がＲ製の方形のものであって、隣接する床板間で配
線溝（３）が形成されるように四方の突合縁部（４）は
フランジ状に形成され、部分的に上下連絡通路（６）を
設けている。この突合縁部（４）と床板の床面（２）と
の間には配線溝（３）の深さが決定される段差を有して
いる。　このような床板（１）を多数敷き詰めた床面（
２）には縦横に連続した配線溝（３）が形成される。　
この例ではフリーアクセス床配線溝（３）はこのように
各隣接する床板（１）の側面間に形成されている。配線
溝（３）には図のように通信ケーブル（７）を配線する
ことができる。そして、その上部には第４図にみられる
ような十字状配線カバー（８）や、第５図のように中程
に切欠きがある直線状でいずれも断面チャンネル状の配
線カバー（９）を設けるとフロア−面を凹凸の無いもの
とすることができる。

このような床板（１）は下方より支持脚（１０）によっ
て支持されている。この支持脚（１０）はベース部と立
上り部と上部の水平かつ床板係止突起を有した支持部と
からなるものである。床板（１）の下方には従来のよう
に電カケープル（１１）を配線することができ１通信ケ
ーブル（７）と電カケープル（１１）とを分離すること
を可能としている。フロア−面にあるにもかかわらず、
通信ケーブル（７）は配線カバーとその上部のカーペッ
ト（１２）により覆われて表面から見えない。

第６図は本発明の第２実施例を示す縦断面図である。こ
の例では床板（１）を形成している鋼製のトッププレー
ト（１３）とボトムプレート（１４）との重合縁部（１
５）がフロア−面に近い上部にあって、支持脚（１６）
によって支持された隣り合う床板（１）と床板（１）間
に配線溝（３）が形成されている。床板（１）はボトム
プレー）−（１４）のコーナ一部分で支持脚（１６）へ
ねじ（１７）によりレベル調節して、Ｐ！［されている
。配線溝（３）上には上部がら係止リブ付長尺板からな
るキャップ状の配線カバー（１８）が嵌められた構造で
ある。

第７図は本発明の第３実施例を示す縦断面図である。　
この例は床板（１）がケイ酸カルシウム製などの無機質
フロアの例である。縁部に段差を設けることによって隣
り合う床板（１）と床板（１）間に配線溝（３）を形成
している。その内部には段差に沿でケーブル受（１９）
が挿入されており、その上部に配線カバー（２０）が片
側をヒンジにして開閉可能に設けられている。

第８図は本発明の第４実施例を示す縦断面図である。　
この例は床板（１）がアルミダイカスト製である。これ
も縁部に段差を設けることによって隣り合う床板（１）
と床板（１）間に配線溝（３）を形成している。前記実
施例同様にその内部には段差に沿ったケーブル受（２１
）が挿入されており、その上部に内部配線を見ることの
出来るパンチングメタル製の配線カバー（２２）が設け
られている。

第９図は本発明の第５実施例を示す縦断面図である。　
この例は配線溝（３）がこれまでのものと異なり、　コ
ンクリートなど無機質フロア製床板（１）の表面に溝状
に設けられ上下連絡用貫通孔も設けている。配線溝（３
）の上部には透明アクリル板製配線カバー（２３）を設
けている。　この配線カバー（２３）は隣り合う配線溝
（３）　（３）に跨る連続体にすることもできる。

以上のような配線溝は三角床板に対しても同様に利用で
きる。

〈発明の効果〉 本発明のフリーアクセス床は以上のような構造であるか
ら、床板上面に配線空間が形成される。

そこで１通信ケーブル等と電カケープル等とを床板の上
下面に分けて配線することができたり、フリーアクセス
床の組付施工後にケーブル配線工事を行なうことができ
る。また、通常に行なわれるオフィスの模様替え等に伴
うケーブル移動等の場合に大がかりな床板の取外し工事
等を必要としないで簡単な配線カバーの取り外しだけで
移設工事等を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す縦断面図であり、第
２図は床板の斜視図である。第３図は第１図におけるカ
ーペット敷設前の斜視図である。 第４図は同配線カバーの斜視図である。第５図は同配線
カバーの他の実施例の斜視図である。第６図〜第９図は
いずれも本発明の実施例を示す縦断面図である。 （１）床板　　　　　　　（２）床面 （３）配線溝　　　　　　（４）突合縁部（６）上下連
絡通路　　　（７）通信ケーブル（８）　（９）　（１
８）　（２０）　（２２）　（２３）配線カバー（１０
）　（１６）支持脚　　　（１１）電カケープル（１２
）カーペット　　　　（１３）　　ｌヘソププレート（
１４）ボトムプレー１−　　（１５）重合縁部（１７）
ねじ　　　　　　　（１９）　（２１）ケーブル受以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　床板（１）を多数敷き詰めた床面（２）に縦横に連
   続した配線溝（３）が形成されてなるフリーアクセス床
   。 ２　配線溝（３）は各隣接する床板（１）の側面間であ
   る特許請求の範囲第１項記載のフリーアクセス床。 ３　配線溝（３）は床板（１）表面の溝である特許請求
   の範囲第１項記載のフリーアクセス床。