JP2717069B2 - フリーアクセス床 - Google Patents

フリーアクセス床

Info

Publication number
JP2717069B2
JP2717069B2 JP6629195A JP6629195A JP2717069B2 JP 2717069 B2 JP2717069 B2 JP 2717069B2 JP 6629195 A JP6629195 A JP 6629195A JP 6629195 A JP6629195 A JP 6629195A JP 2717069 B2 JP2717069 B2 JP 2717069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
wiring
space
free access
floorboard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6629195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07324458A (ja
Inventor
徳三 小林
巌 渡部
Original Assignee
オーエム機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オーエム機器株式会社 filed Critical オーエム機器株式会社
Priority to JP6629195A priority Critical patent/JP2717069B2/ja
Publication of JPH07324458A publication Critical patent/JPH07324458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2717069B2 publication Critical patent/JP2717069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、基礎床面上に送電や通
信用ケーブルの配線を可能としたフリーアクセス床に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、剛体パネルによるフリーアクセス
床は配線空間が主として床板の下方の床下配線用空間の
みであった。 【0003】そこで、電力ケーブルと通信ケーブルが同
じ床下空間に混在しているのが実状である。その例とし
ては実願昭57-83629号(実公平4-20911号)が挙げられ
る。また、中空根太を用いたり(特開昭60-195261号)、
床板間や床板に設けた溝を配線に利用するものも提案さ
れている(実公昭54-39304号,実開昭54-49126号)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ケーブルの移動、例え
ば通信ケーブルのような軽配線の移動においてさえ、床
板の取外しや取付作業を必要としており、床板が重い
し、しかも再取付時に床板の位置、方向が違うとガタが
発生したりする難点を有し再調整の必要があった。 【0005】通常は、床板の取り外しや再取付けの為に
専門の業者を必要としていた。このようなことを避けよ
うとして、基礎床面上に直接配線作業を行い、その上に
カーペットを敷くアンダーカーペットタイプがあるが、
これは、当然床下配線ができず、たとえ、できたとして
も根太や大引が床下の自由配線の妨げとなり、また、ケ
ーブルの断面形状及び配線量に制限があり、電力ケーブ
ルのように太い配線には難点があった。 【0006】更に、電力ケーブルと通信ケーブルの混在
配線の場合、電気設備の技術基準、内線規程、日本工業
規格等によって、ダクトなどにより別途分離が定められ
ている。このような難点や要求に対して従来のフリーア
クセス床は充分に対応することができなかった。 【0007】本発明は、施工時の位置決めや溝幅の設定
が容易で、床板相互のズレがなく、更に、床面内配線と
床下配線の機能的連繋を可能とすることを目的に開発し
たものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本発明のフリーアクセス床の特徴とする点は、ま
ず、平らな上面と側壁をもつ多数の床板を着脱可能に敷
設して配線空間とするフリーアクセス床において、床板
1と嵌合連結する間隔保持具30を用い、敷設する床板相
互の位置を規制することにより対面する床板側壁の間を
所定幅とする配線溝3を形成し、かつ該間隔保持具30に
より床板のズレを規制することとした。 【0009】更に、これによって、相互に対面する床板
側壁間の配線溝3を第1の配線空間5とし、間隔保持具
30を上面に設けた支持脚10により下方から支えて床板1
を基礎床面から浮かせることにより形成してなる床板下
部間隙を第2の配線空間33としたことを特徴とした。 【0010】 【作用】このような構造のフリーアクセス床は、間隔保
持具30の採用により施工時の位置決めや溝幅の設定が容
易で、床板相互のズレがなく、かつその配線溝の開口部
が配線カバーを外すことで床面に存在して、床板を取り
外すことなく、配線を可能とする。 【0011】また、支持脚により床面から浮かせて床板
を敷設したときは、配線溝3が第1の配線空間5となっ
てこの部分には通信ケーブルなどの軽配線を、床板下部
空隙によりできる第2の配線空間には電力線というよう
に分離して収容することができる。 【0012】したがって、フリーアクセス床の組付け施
工後に軽配線の収容工事が可能であり、通常のレイアウ
ト変更等で発生する軽配線の移動や補修時に床板の取除
き等を必要とせずに工事を行うことができる等の作用が
得られる。 【0013】 【実施例】以下図面によって本発明の実施例を詳細に説
明する。図1は本発明の第1実施例を示す縦断面図であ
り、図2は床板の斜視図、図3は図1におけるカーペッ
ト敷設前の斜視図である。図4は同配線カバーの斜視図
である。図5は同配線カバーの他の実施例である。 【0014】ここに示した第1実施例のフリーアクセス
床は、平らな上面と側壁をもつ床板1が鋼製の方形のも
のであって、隣接する床板間特に側面間で配線溝3が形
成されるように四方の突合縁部4はフランジ状に形成さ
れ、部分的に上下連絡通路6を設けている。 【0015】この上下連絡通路6を利用することによっ
て、床下の第2の配線空間33に配線されている電力線を
床上の第1の配線空間5に導くことができる。また、突
合縁部4と床板上面との間には配線溝3の深さが決定さ
れる段差を有している。 【0016】床板1を多数敷き詰めた床面2には縦横に
連続した配線溝3が形成される。この例ではフリーアク
セス床配線溝3は各隣接する床板1の床板間に形成され
ている。配線溝3には図のように第1の配線空間5とし
て通信ケーブル7を配線することができる。 【0017】そして、その上部には図4にみられるよう
な十字状配線カバー8や、図5のように中程に切欠きが
ある直線状でいずれも断面チャンネル状の配線カバー9
を設けてフロアー上面を凹凸の無いものとしている。 【0018】床板1は下方より支持脚10によって支持さ
れている。この支持脚10は、ベース部と立上り部と上部
の水平かつ床板係止突起を有した支持部とからなるもの
である。 【0019】配線溝3の間隔保持具30は支持脚10の支持
部がその役目を受持ち、この支持部上面に設けた4個の
嵌合突起31と床板1の四隅下面に設けた嵌合穴32により
位置を規制する。床板1の下方は第2の配線空間には従
来のように電力ケーブル11を配線することができ、第1
の配線空間5の通信ケーブル7と第2の配線空間33の電
力ケーブル11とに分離することを可能としている。 【0020】通信ケーブル7は配線カバーとその上部の
カーペット12により覆われて表面から見えないが、溝開
口部は床面にあるので配線変更の際、軽配線の移動が簡
単にできる。 【0021】図6は本発明の第2実施例を示す縦断面図
である。この例では金属製のトッププレート13及びボト
ムプレート14の外周側面に、トッププレート上面より下
げた位置の、すなわち、配線カバー18上面とトッププレ
ート13上面が面一となるように設けられた配線カバーの
厚み分だけの段落フランジからなる重合縁部15を形成し
ている。 【0022】床板1を形成している鋼製のトッププレー
ト13とボトムプレート14との重合縁部15がフロアー面に
近い上部にあって、支持脚10によって支持された隣り合
う床板1と床板1間に配線溝3が形成されている。床板
1はボトムプレート14のコーナー部分にある嵌合孔32で
支持脚16の支持板からなる間隔保持具30のねじによりレ
ベル調節して載置されている。配線溝3上には上部から
係止リブ付長尺板からなるキャップ状の配線カバー18が
嵌められた構造である。 【0023】この実施例の場合、一部(脚間中央部)で軽
配線が基礎床面を這い、電力線と接触する場合もある
が、この時、直交させることで最小限に影響を抑えてい
る。前記実施例のように床板自体に上下連絡通路を形成
する必要はない。ほぼ全周にわたって上下連絡通路があ
るのと同じ作用をするのである。 【0024】図7は本発明の第3実施例を示す縦断面図
である。この例は床板1がケイ酸カルシウム製などの無
機質フロアの例である。隣り合う床板1と床板1間に隙
間を間隔保持具30の嵌合突起31に床板1の嵌合孔32を嵌
めて固定することによって配線溝3を形成し第1の配線
空間5としている。その内部には床板縁部に設けられた
段差に沿ってケーブル受19が挿入されており、その上部
に配線カバー20が片側をヒンジにして開閉可能に設けら
れている。 【0025】図8は本発明の第4実施例を示す縦断面図
である。この例は床板1がアルミダイカスト製である。
これも隣り合う床板1と床板1の対面する側壁間に図7
と同様に間隔保持具30を用いて隙間を設けることによっ
て配線溝3を形成している。前記実施例同様にその内部
には床板縁部に設けられた段差に沿ったケーブル受21が
挿入されており、その上部に内部配線を見ることの出来
るパンチングメタル製の配線カバー22が設けられてい
る。 【0026】以上のような配線溝を設ける構造は方形の
床板に限定されるものでなく、三角床板に対しても同様
に利用できる。また床板にフランジがあるものと同様、
ケーブル受を用いる場合にも、上下連絡通路を部分的に
設けておくと、簡単に床下の電力線を床上に引き出すこ
とができる。 【0027】 【発明の効果】本発明のフリーアクセス床は以上のよう
な構造であるから、施工時の位置決めや溝幅の設定が容
易で、床板相互のズレがなくなって確実強固な床面を容
易に施工することができる。 【0028】そこで、通信ケーブル等と電力ケーブル等
とを床板の上下面に分けて配線することができたり、フ
リーアクセス床の組付施工後に通信ケーブル配線工事を
行なうことができる。また、通常に行なわれるオフィス
のレイアウト変更等に伴う通信ケーブル移動等の場合に
大がかりな床板の取外し工事等を必要としないで簡単な
配線カバーの取り外しだけで移設工事等が可能となり、
配線工事の時間と労力が大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。 【図2】床板の斜視図である。 【図3】図1におけるカーペット敷設前の斜視図であ
る。 【図4】同配線カバーの斜視図である。 【図5】同配線カバーの他の実施例の斜視図である。 【図6】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。 【図7】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。 【図8】本発明の第4実施例を示す縦断面図である。 【符号の説明】 1 床板 3 配線溝 5 第1の配線空間 7 通信ケーブル 10 支持脚 11 電力ケーブル 30 間隔保持具 31 嵌合突起 32 嵌合孔 33 第2の配線空間

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.平らな上面と側壁をもつ多数の床板を着脱可能に敷
    設して配線空間を形成するフリーアクセス床において、
    床板1と嵌合連結する間隔保持具30を用い、敷設する床
    板相互の位置を規制することにより対面する床板側壁の
    間を所定幅とする配線溝3を形成し、かつ該間隔保持具
    30により床板のズレを規制してなることを特徴とするフ
    リーアクセス床。 2.対面する床板側壁間の配線溝3を第1の配線空間5
    とし、間隔保持具30を上面に設けた支持脚10により下方
    から支えて床板1を基礎床面から浮かせることにより形
    成してなる床板下部間隙を第2の配線空間33としたこと
    を特徴とする請求項1記載のフリーアクセス床。
JP6629195A 1995-03-24 1995-03-24 フリーアクセス床 Expired - Fee Related JP2717069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6629195A JP2717069B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 フリーアクセス床

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6629195A JP2717069B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 フリーアクセス床

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62013235A Division JP2506712B2 (ja) 1987-01-21 1987-01-21 フリ−アクセス床

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07324458A JPH07324458A (ja) 1995-12-12
JP2717069B2 true JP2717069B2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=13311582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6629195A Expired - Fee Related JP2717069B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 フリーアクセス床

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2717069B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07324458A (ja) 1995-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2506712B2 (ja) フリ−アクセス床
JP2001521087A (ja) フローリングシステム
JPS6397757A (ja) アクセスフロア用スラブ
JPH0250265B2 (ja)
JP2717069B2 (ja) フリーアクセス床
JP2542713Y2 (ja) 配線溝内蔵pc床版
JPH0240182Y2 (ja)
JP2710018B2 (ja) 床における配線ダクト支持構造
JP2589234B2 (ja) フリーアクセスフロアーのアクセス路形成方法
JPH0393959A (ja) フリーアクセスフロアの床材
JPH07279375A (ja) 組立式床版
JPS62131717A (ja) フリ−アクセスフロア−の支持梁
JPH0540187Y2 (ja)
JPH07279369A (ja) 組立式床材の連結台座
JPH01271575A (ja) フリーアクセスフロアの施工方法およびフリーアクセスフロア用下地板
JPH09296592A (ja) 床構造及び床施工方法
JPS63244576A (ja) 接続ボツクス
JPH0540184Y2 (ja)
JPH07279377A (ja) 組立式床版
JPH01185118A (ja) 床配線構造
JPS63244577A (ja) 接続ボツクス
JP2594338Y2 (ja) 簡易型フリーアクセス床ユニット用ピース
JPH07279379A (ja) 組立式床版
JP2001086609A (ja) フリーアクセス用分電盤
JPH07279378A (ja) 組立式床版

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees