JPH0250265B2 - - Google Patents

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JPH0250265B2
JPH0250265B2 JP58083619A JP8361983A JPH0250265B2 JP H0250265 B2 JPH0250265 B2 JP H0250265B2 JP 58083619 A JP58083619 A JP 58083619A JP 8361983 A JP8361983 A JP 8361983A JP H0250265 B2 JPH0250265 B2 JP H0250265B2
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JP
Japan
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panel
plate
board
cables
mounting part
Prior art date
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Application number
JP58083619A
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English (en)
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JPS59208898A (ja
Inventor
Hiroshi Kobayashi
Tsuguhiro Hirose
Hideo Haruyama
Jiro Kano
Yoshio Kojima
Atsunari Kodachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP58083619A priority Critical patent/JPS59208898A/ja
Priority to CA000454166A priority patent/CA1227273A/en
Priority to DE8484303234T priority patent/DE3485623D1/de
Priority to EP84303234A priority patent/EP0125914B1/en
Priority to DE3486258T priority patent/DE3486258T2/de
Priority to EP91105192A priority patent/EP0440267B1/en
Publication of JPS59208898A publication Critical patent/JPS59208898A/ja
Priority to US07/394,161 priority patent/US5049700A/en
Publication of JPH0250265B2 publication Critical patent/JPH0250265B2/ja
Priority to US07/680,379 priority patent/US5389737A/en
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  • Floor Finish (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はネツトワーク用ケーブルおよびその電
装品等の配設を容易に可能ならしめ、しかもその
レイアウト変更に十分対処し得る実用性の高いパ
ネルに関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近時、マイクロエレクトロニクス技術の著しい
技術革新を背景に複数のオフイスオートメーシヨ
ン機器を相互に結ぶローカルエリアネツトワーク
の開発に努力が注がれている。このローカルエリ
アネツトワークは、複数のワークステーシヨンと
大容量フアイル装置、プリンタ装置等の間で、同
軸ケーブルや光フアイバ等からなる伝送ケーブル
を介して、例えば10Mbpsといつた高速でデータ
を通信を行うものである。
ところで、この種のローカルエリアネツトワー
クは、同軸ケーブルや光フアイバ等の幹線ケーブ
ルをオフイス内に縦横に張りめぐらし、この幹線
ケーブルを介してデータ伝送を行うものである。
しかして、通常オフイスオートメーシヨン機器の
突発的な位置替え等に伴うケーブルの切断事故等
を防ぐべく、上記幹線ケーブルの近傍にカツプ
ラ、トランシーバ、モデム等の電装品を配置し、
これらの電装品から引込みケーブルを導出してオ
フイスオートメーシヨン機器を接続している。こ
れにより、ケーブル切断事故等に起因するネツト
ワーク全体のシステムダウンを未然に防ぎ、その
信頼性を高めている。
またローカルエリアネツトワークを構築するに
は、上記信号ケーブルおよび電装品の布設と共に
各種のオフイスオートメーシヨン機器の導入に伴
う電力容量の増加、コンセント数の増加が必要と
なり、その布設工事も必要となる。これ故、前記
各布設工事を容易に為し得、また布設後のレイア
ウト変更にも十分対処することのできる布設法の
開発が強く望まれている。
このような要望に応えるべく、従来コンピユー
タルーム等ではフリーアクセスフロアが用いられ
ている。このフリーアクセスフロアは、30〜45cm
□のフロアパネルを床面(スラブ)から15〜30cm
程度浮上させて設け、上記フロアパネルとスラブ
との間に信号ケーブルや電力ケーブル等を布設し
ようとするものである。然し乍ら、これをローカ
ルエリアネツトワークに採用した場合、電装品の
固定場所に大きな制約を受け、他のケーブル類と
分離して配置することができないと云う問題があ
る。この為にケーブル布設工事に際して電装品に
無理な力が加わつたり、またその破損を招いた
り、更には電装品と電力ケーブル等の接触事故等
を招く虞れがあつた。この為、その布設工事に
は、電気設備規準等の厳しい法規上の制約が課せ
られている。
しかしてこの種のローカルエリアネツトワーク
の布設は、オフイスのレイアウト仕様に従つて新
設工事されるが、実際には上記レイアウトの変更
が多々あり、その都度大掛りな布設工事を必要と
した。しかもこの工事には、前述した電気設備技
術基準によつて示される法規上の厳しい制約条件
が伴うので、上記レイアウトの変更を簡易に行う
ことができなかつた。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、複数のオフイス
オートメーシヨン機器を相互に結んで構成される
ローカルエリアネツトワークの信号系ケーブルお
よび電装品、更には電力系ケーブルの布設を容易
ならしめ、しかもオフイスのレイアウト変更に十
分対処し得る実用性の高いフリーアクセス用のパ
ネルを提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、第1のパネル板と、この第1のパネ
ル板との間にケーブル類および電装品等の配設を
可能とする所定間隙をあけて、上記第1のパネル
板に対向して設けられた第2のパネル板と、この
第2のパネル板と前記第1のパネル板とを上記第
2のパネル板をパネル装着部側に位置させて上記
パネル装着部に支持させる支柱とを具備したパネ
ルを提供するものである。
そして上記構造のパネルを、たとえばスラブ面
上に敷つめることによつて、たとえばローカルエ
リアネツトワークのフリーアクセスを簡易に行な
えるようにしたものである。
〔発明の効果〕 かくして本発明によれば、たとえばスラブ上に
設置された複数のパネルによつて構成される床の
第2のパネル板と床面との間の下部空所を利用し
て電力系ケーブルの配設を行い、且つ第1のパネ
ル板と第2のパネル板との間の上部空所を利用し
て信号ケーブルとその電装品を配設できるので、
信号系と電力系とを相互に分離することが可能と
なる。この結果、法規上の制約を満たした上でそ
のレイアウト変更に伴うネツトワーク設備の変更
を無理なく簡易に行うことが可能となる。故にネ
ツトワークの信頼性を十分に確保できる等、実用
上多大なる効果が奏せられる。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説
明する。
第1図は本発明をフロアパネルに適用した第1
の実施例に係るパネルの分解斜視図で、第2図は
その側面構造を示す図である。第1のパネル板と
しての上面板1は板本体2とその表面に貼布され
た表面材とからなる。この上面板1は、施工性、
運搬性等を考慮して例えば450(mm)×450(mm)の
大きさに設定されたもので、上記板本体2は後に
詳述するが、珪酸カルシウム板,パーテイクルボ
ード,ハニカム構造板,複合セメント材等の種々
の材料を適宜用いて構成される。この際、上面板
1に要求される耐荷重性,重量,厚み,絶縁性,
耐火性、経済性等を配慮した上で、その構成材料
が選択されることは云うまでもない。また前記表
面材3としては、所謂ビニールタイル,カーペツ
ト,ジユータン等が用いられるが、これについて
もその用途,目的に応じて選択すれば良い。
一方、図中4は前記上面板1と対を為す第2の
パネル板としての下面板であり、例えば絶縁性板
によつて構成される。この下面板4には、必要に
応じて電装品を固定する為の穴5が複数個マトリ
ツクス状に設けられている。この下面板4は後述
するように、ネツトワークを構成する信号ケーブ
ルおよび電装品の配設空間と、電力系ケーブル類
が配設される空間とを分離するものである。
しかしてこれらの上面板1および下面板4は、
4本の支柱6,6a,6b,6c,6dにより、
所定の間隙を隔てて平行に支持される。支柱6は
下面板4に四隅にそれぞれ固定されたもので、所
定高さの上部端面に台座7を設けている。この台
座7上に前記上面板1の四隅がそれぞれ固定さ
れ、上面板1と下面板4との間に信号ケーブルお
よび電装品の配設可能な所定間隙の例えば高さ35
(mm)の上部空所が形成される。また前記支柱6
の下面板4下方側には、回転によつて進退自在な
螺子機構からなる脚部8が設けられている。この
脚部8は、下面板4の下方側に突出して床面(ス
ラブ)9上に当接する如く、その突出量が調整さ
れるものである。このようにして、各支柱6は上
記上面板1および下面板4をそれぞれ支持して前
記床面9上に設けられる。そしてこのとき、第2
図に示すように、下面板4と床面9との間には、
電力系ケーブルの配設可能な例えば平均高さ15
(mm)の下部空所が形成される。尚、前記上面板
1と支柱6との接合固定は、例えば螺子10等に
よつて行われる。この具体的構造例については後
に説明する。またこのように上面板1および下面
板4を支持してなる支柱6は、例えば鉄,アルミ
ニウムの鋳物、あるいは絶縁性および経済性に優
れたセラミツク,合成樹脂等を用いて構成され
る。
かくしてこのように構成されたフロアパネル
は、例えば第3図に示すように、複数のフロアパ
ネルの各上面板1の端部を相互に突合せてオフイ
スの床面9上に敷きつめられる。この際、必要に
応じて上面板1の端部突合せ箇所には、ケーブル
取出し治具11が設けられる。このケーブル取出
し治具11等は、後述するように上面板1の端部
に設けられた切込み凹部を利用して取付けられる
ものである。しかして、上面板1と下面板4との
間に形成される上部空所には、光フアイバや同軸
ケーブル等のネツトワーク幹線ケーブル12が布
設され、また必要に応じてカツプラ,トランシー
バ,モデム等の電装品13が、前記下面板4に設
けられた穴5を利用して取付けられる。そして、
この電装品13から引込みケーブル14が前記治
具11を通して上面板1の上面、つまりフロア面
に取出されて所定のオフイスオートメーシヨン機
器に接続される。また、下面板4と床面9との間
に形成される下部空所には、前記信号ケーブル1
2等から分離して電力系ケーブル15が布設され
る。そして、この電力系ケーブル15から引出さ
れる電源コンセント等は、適宜下面板4に設けら
れたり、上面板1に設けられたりする。
かくして、このようにして本パネルにより構成
されるフリーアクセスフロアによれば、信号系と
電力系とが下面板4によつて分離された上部空所
および下部空所にそれぞれ独立に布設されること
になる。しかも、法規上の各種制約を満たしてネ
ツトワークを構成することができる。従つて、一
般に弱電流回路で構成される信号系の布設工事に
関しては、法規上定められた専門工事士に委託す
ることなしに、オフイスワーカにより、そのレイ
アウト仕様に応じて簡易にこれを行うことが可能
となる。また上記の如く下面板4によつて信号系
および電力系が分離されるので、信号系のケーブ
ルや電装品に対してシールド構造を採用したり、
また接地工事を採用しなければならない等の法規
上の制約がなくなるので、該信号系の大幅な簡略
化を図つて、そのコストを低減することが可能と
なる。また電装品13等を下面板4上に簡易に固
定することができるので、その布設変更工事等に
際して上記電装品13に無理な力が加わることを
効果的に防止することができ、ネツトワークの信
頼性を十分高く維持することができる。更には、
ネツトワークのレイアウト変更に伴う工事を、単
に上面板1を取外すだけで簡易に実施することが
できる。しかも、フロアパネル単位で、任意の位
置からケーブルの取出しを行い得るので、オフイ
スオートメーシヨン機器の移動を伴うレイアウト
変更に十分対処することが可能となる。更には、
二次的には、ケーブル類および電装品を全てフロ
アパネル内に収納できるので、オフイスの体裁が
良く、またケーブルに足をひつかける等の事故を
招来する虞れもなくなる。
尚、上述したように信号系ケーブルの布設工事
については簡易に行い得るが、電力系ケーブルの
布設工事については法規上、やはり専門工事士に
よる工事が必要となり、上述したレイアウト変更
の妨げの要因となる。そこで、電力系ケーブルの
初期布設時に、予め電源コンセントを要所の下面
板4に取付けておくようにすれば、ネツトワーク
レイアウトの変更時に電力系の工事までを行う必
要がなくなる。従つて、このようにすれば、ネツ
トワークの変更に対して、妨げの要因がなくな
り、実用上多大なる効果が奏せられることにな
る。
また上記フロアパネルの支柱6に設けられた脚
部8は、床面9に対する上面板1の高さ調整を行
い、均一なフロア面を形成する為のものである
が、オフイス内において電力系の工事が十分に施
されている場合には、各脚部8の高さをそれぞれ
十分に低くし、前記フロア面全体を低くすること
が可能なことは云うまでもない。尚、ここでは、
各フロアパネル毎に4本の支柱6を設けたが、パ
ネル中央部に更に支柱を加える等して、その支持
構造を強化するようにしてもよい。
ところで、上記構造のフロアパネルを構成する
前記上面板1、下面板4および支柱6は、具体的
には次のように構成することが望ましい。
第4図a,bおよび第5図a,bはそれぞれ上
面板1の構造例を示すもので、aは一部切欠した
平面図、bはその縦断面図である。一般にオフイ
スの荷重強度は300(Kg/m2)であり、コンピユー
タルームのように1000(Kg/m2)以上もの強度が
要求されることはない。その反面、軽量性,耐火
性,絶縁性,フロアの高さを低く抑えて床上空間
を広く確保する為のフロア材の薄厚性および経済
性が強く要求される。従つて、上面板1を構成す
る上には、これらの要求を十分に考慮する必要が
ある。
第4図a,bに示すものは、石綿やアルミニウ
ム等からなるハニカム構造体21をベークライト
等の合成樹脂板あるいはアルミニウム板22によ
り挟持して上面板1、特にこれを板本体2とした
ものである。しかしてこの板本体2の四隅、即ち
支柱6との結合部には該フロアパネルに加わる荷
重が集中的に加わることから、合成樹脂等からな
る補強材23が埋込まれている。このようなハニ
カム構造体21を用いて板本体2を構成すること
によつて、その厚み当りの荷重強度を十分に高い
ものとすることができる。しかも、軽量で、不燃
性および絶縁性に富んだものとすることができ、
そのコストも安価に抑えることが可能となる。ま
たこの板本体2の各辺端部には、断面「L」字状
で、且つその折曲部に中空部を形成してなるパツ
キング材24が貼布されている。このパツキング
材24は、フロアパネルの上面板1を相互に突合
せてフロアを形成したとき、各上面板1間の隙間
をシーリングするものであり、前記中空部の弾性
変形によつて上記シーリング作用が効果的に呈せ
られるようになつている。尚、このような構造の
パツキング材24に代えて、一方の上面板1に凹
部を有し、他方の上面板1に凸部を有するパツキ
ング材を設け、これらの嵌合によつてシーリング
作用を呈するようにしてもよい。また上面板1の
端部自体にこのような凸凹部を形成しておくこと
も可能である。このような構造であれば、フロア
の掃除時や、誤つて水をこぼした時等、信号ケー
ブル12等を布設した上部空所等に水が侵入する
虞れがなく、その効果的な防水効果を得ることが
可能となる。
また第5図a,bは、ガラス繊維を混合した複
合セメント材26を用い、その内部に発泡スチロ
ール体27を埋設した構造の上面板1(板本体
2)を示している。このような複合セメント材2
6も厚み当りの荷重強度に優れており、また不燃
性,絶縁性を有する上、製造時における公害の虞
れがなく安価であるから、上面板1の構成材とし
て有用である。またこのような構造の上面板1に
ついても前述した如きパツキング材24を設けれ
ば、防水作用が呈せられることのみならず、その
端部の欠けを防ぐ意味からも実用上好都合であ
る。また前記複合セメント材26に埋設される発
泡スチロール材27は、上記複合セメント材26
の所謂そりを防ぐ為のものであるが、これによつ
て防音効果も奏せられ、その利点は大きい。また
この構造は、鋳型成形によつて簡易に製造するこ
とができ、そのリブを容易に作ることができるの
で、同リブによる荷重強度の増大を効果的に図る
ことができる。
このようにして上面板1は、フロアパネルに要
求される仕様を満たして簡易に製造される。
ところで、前記上面板1と支柱6との結合は次
のようにして行われる。第6図はその一例を示す
もので、支柱6は下部フランジ61に下面板4を
当接させ、止めリング31を嵌込んで上記下面板
4を固定支持している。この支柱6の、台座7を
形成してなる上端部から、下端部にかけて螺子穴
32が設けられており、上面板1はその隅に設け
られた透孔33を挿通して上記螺子穴32に螺合
する螺子10によつて固定されるものとなつてい
る。上記透孔33は、常時は表面材3によつて覆
われているものであつて、表面材3をめくること
により露出される。この状態で上記螺子10によ
る板本体2の支柱6への固定が行われる。また螺
子穴32には、その下方より前記脚部8が螺合さ
れている。この脚部8は、前記螺子10の中央に
設けられた透孔を通して挿入される六角レンチ3
4により回転されるもので、これによつて上記脚
部8の下方向への突出量が調整される。尚、螺子
10には、特に上述した透孔を設ける必要はな
い。この場合には、螺子10を外した状態で六角
レンチ34による脚部8の高さ調整が行われるこ
とになる。
尚、第7図に示すように、支柱6の上端部に所
定深さの穴35を設け、板本体2に設けた突部3
6を上記穴35に嵌込んで両者を一体化する構造
としてもよい。この場合にあつても、上記突部3
6に板本体2の表裏面に連通する穴を設けてお
き、この穴を通して六角レンチ34を挿入して前
記脚部8の高さ調整を行い得るようにすることが
実用上好ましい。また脚部8の先端に設けられた
部材は、例えばゴム等からなる緩衝材である。
このような支柱6への上面板1の取付け構造に
よれば、上面板1を非常に簡易に取外すことがで
き、信号ケーブル等の布設工事を簡易に行うこと
が可能となる。また六角レンチ34が挿通される
穴を表面材3の厚みと同等以下にしておけば、表
面材3の上記穴への陥没を殆んど招くことがな
い。従つて、フロアの美観を損ねることもない。
また表面材3としてめくり上げ可能な軟質なビニ
ールタイルを使用したとしても、その表面材3上
から上記穴による傷や輪郭等を認めることはでき
ないので、やはり美観を保つことができる。尚、
表面材3として硬質なものを用いる場合には、該
表面材3を取外したのち前記脚部8の高さ調整
や、板本体2の取付け、取外し作業を行うように
すればよい。また表面材3の該当部分のみを所謂
蓋構造とし、その部分のみを取外し可能な構成と
することも可能である。
また六角レンチ34に代えて、通常のドライバ
ーにて脚部8の高さ調整を行うようにしても良い
ことは云うまでもない。更には、前記第7図に示
す構造の場合、板本体2に設けられた突部36と
穴35との嵌合だけによつて上面板1と支柱6と
の結合が行われるので、両者間の所謂ガタ付きが
懸念される。しかし、上面板1は、支柱6とは独
立に、隣接する上面板1間、およびオフイスの壁
面との間で相互に位置規制されるので、ガタ付き
の問題は効果的に相殺される。つまり、フロア全
体として上面板1のガタ付きが防止されることに
なる。またこのような構造であれば、上面板1の
支柱6への取付けが螺子10による固定作業がな
い分だけ軽減され、工事上の利点が大きい。
以上、本発明に係るパネルの基本的構成につき
説明したが、本発明は次のように実施することが
できる。
即ち先の実施例は、1つのパネル、つまり1対
の上面板1と下面板4に対して支柱6を独立に設
けたが第8図および第9図に示すように、床面9
上に配設される複数のフロアパネルを対象とし、
例え四隅を相互に突き合せる4枚の上面板1およ
び4枚の下面板4を1単位として、これらを同時
に支持するべく支柱6を設けるようにしてもよ
い。この場合には、支柱6を床面9に対して高さ
調整して所定位置に固定し、この支柱6のフラン
ジ先端に設けた爪37やピンに係止させて各上面
板1および下面板4を配設施工するようにすれば
よい。
またフロアを防音構造または断熱構造とする場
合には、防音材や断熱材を適宜前記上部空所や下
部空所に入れるようにすればよい。また第10図
に示すように上面板1の板本体2と表面材3との
間に、シート状の防音材38や断熱材を挟み込
み、所謂サンドイツチ構造としても良い。
また上記の如きパネルの上面板1と下面板4と
の間に形成された上部空所に布設された信号ケー
ブルおよび電装品からの信号線取出しや、上記上
面板1と床面9との間の下部空所に布設された電
力系ケーブルからの電力取出しは、次のようにし
て行えばよい。即ち、上面板1の端部に第11図
に示すように凹部切込み部41を設け、この切込
み部41に第12図a,bに示すようなケーブル
取出し治具42,11や電源コンセント43を嵌
込むようにすればよい。また、これらの取出しが
不要な場合には、第12図cに示すような盲目板
44を前記切込み部41に嵌込むようにすればよ
い。ここで、上記ケーブル取出し治具42は、例
えばケーブル挿通孔45を2分する2つの部材4
2a,42bからなり、これらの部材42a,4
2bにて信号ケーブル12等が上記挿通孔45に
挟み込まれるようになつている。そして、この治
具42は、上面板1の上面に所定高さだけ突出す
るようになつており、これによつて床掃除時等に
上記挿通孔45からの水の侵入が防がれるものと
なつている。
このような構成を採用することによつて、オフ
イス内フロアの任意の位置からフロアパネルを単
位として信号ケーブルの取出し、および電源線と
取出しが可能となる。
また上部空所に設けられる電装品13への電力
供給は、例えば第13図に示すように下面板4の
端部に凹部46を設け、この凹部46に第14図
に示すような電源コンセント47を取付けて行う
ようにすればよい。これにより、電装品13の取
付け位置を比較的簡単に変更することが可能とな
る。
以上のように、本発明によれば、ローカルエリ
アネツトワークを構築するに際して、その信号系
と電力系とを分離して、簡易にケーブル布設を行
い得る。しかも信号系の電装品13を含めて上面
板1と下面板4との間の上部空所に収容できる。
従つて、ネツトワークを整然と整理することがで
き、オフイス内の美観を高めることができる。そ
の上、その工事が容易であることのみならず、レ
イアウトの変更に十分対処することができる。更
にはフロアパネル自体も安価に実現できるので、
その実用的利点は絶大である。
尚、本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではない。例えば上部空所の高さを可変可
能、即ち下面板4の支持位置を上下動可能として
おき、比較的に大型の電装品も収納可能ならしめ
るようにしてもよい。また前述したように空所に
適宜防音材等を埋込むことも可能である。また上
面板1および下面板4を支持する支柱の数や、上
面板1の大きさ等は仕様に応じて定めればよいも
のである。また、ここではフロアパネルを例にと
り説明したが、天井パネルや壁面パネル等に適用
することも可能である。要するに本発明は、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るパネルの分解
斜視図、第2図は同実施例の側面構成図、第3図
は使用形態を示す図、第4図a,bおよび第5図
a,bはそれぞれ上面板の構成を示す図、第6図
および第7図はそれぞれ上面板と下面板および支
柱との取付け構造を示す図、第8図は他の実施例
を示す分解斜視図、第9図はその側面構成図、第
10図は更に別の実施例を示す図、第11図乃至
第14図はケーブルの取出し法を説明する為の図
である。 1…上面板、2…板本体、3…表面材、4…下
面材、5…穴、6…支柱、8…脚部、9…床面、
11…ケーブル取出し治具、12…信号ケーブ
ル、13…電装品、15…電力系ケーブル、24
…パツキング材、38…防音材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1のパネル板と、この第1のパネル板との
    間にケーブル類および電装品等の配設を可能とす
    る所定間隙をあけて上記第1のパネル板に対向し
    て設けられる第2のパネル板と、この第2のパネ
    ル板と前記第1のパネル板とを上記第2のパネル
    板をパネル装着部側に位置させて上記パネル装着
    部に支持させる支柱とを具備したことを特徴とす
    るパネル。 2 第2のパネル板は、第1のパネル板との間に
    信号ケーブル類および電装品等の配設を可能とす
    る第1の空所を形成すると共に、パネル装着部と
    の間に電力系ケーブル類の配設を可能とする第2
    の空所を形成するように配設されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のパネル。 3 支柱は、パネル装着部に対する第1のパネル
    板および第2のパネル板の支持位置調整用の螺子
    機構を有し、この螺子機構の先端部を上記パネル
    装着部に当接させてなるものである特許請求の範
    囲第1項のパネル。 4 螺子機構は、支柱に支持された第1のパネル
    板側より、前記支柱に穿たれた貫通孔を通して回
    転調整されるものである特許請求の範囲第3項記
    載のパネル。 5 第1のパネル板は、ガラス繊維を含んだ複合
    セメント材、または合成樹脂板により挟持された
    ハニカム構造材を基材とするものである特許請求
    の範囲第1項記載のパネル。 6 第2のパネル板は、電気絶縁性材からなるも
    のであつて、電装品取付け固定用の複数の透孔を
    有するものである特許請求の範囲第1項記載のパ
    ネル。 7 第1および第2のパネル板は、その端部にケ
    ーブル類の取出し具、あるいはコンセントを取付
    け可能な凹部を設けたものである特許請求の範囲
    第1項記載のパネル。 8 第1のパネル板は、その端面部にパツキング
    材を設けたものであつて、上記端面部を相互に突
    合せて防水構造を為すものである特許請求の範囲
    第1項記載のパネル。
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