JPH0547703B2 - - Google Patents

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JPH0547703B2
JPH0547703B2 JP58150496A JP15049683A JPH0547703B2 JP H0547703 B2 JPH0547703 B2 JP H0547703B2 JP 58150496 A JP58150496 A JP 58150496A JP 15049683 A JP15049683 A JP 15049683A JP H0547703 B2 JPH0547703 B2 JP H0547703B2
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JP
Japan
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panel
plate
cables
space
floor
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JP58150496A
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Hiroshi Kobayashi
Toshihiko Muro
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はネツトワーク用ケーブルおよびその電
装品等の配設を容易に可能ならしめ、しかもその
レイアウト変更に十分対処し得る実用性の高いパ
ネルに関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近時、マイクロエレクトロニクス技術の著しい
技術革新を背景に複数のオフイスオートメーシヨ
ン機器を相互に結ぶローカルエリアネツトワーク
の開発に努力が注がれている。このローカルエリ
アネツトワークは、複数のワークステーシヨンと
大容量フアイル装置、プリンタ装置等の間で、同
軸ケーブルや光フアイバ等からなる伝送ケーブル
を介して、例えば10Mbpsといつた高速でデータ
通信を行うものである。
ところで、この種のローカルエリアネツトワー
クでは、同軸ケーブルや光フアイバ等の幹線ケー
ブルをオフイス内に縦横に張りめぐらし、この幹
線ケーブルを介してデータ伝送が行われる。
しかして、通常オフイスオートメーシヨン機器
の突発的な位置替え等に伴うケーブルの切断事故
等を防ぐべく、上記幹線ケーブルの近傍にカツプ
ラ、トランシーバ、モデム等の電装品を配置し、
これらの電装品から引込みケーブルを導出してオ
フイスオートメーシヨン機器を接続している。こ
れにより、ケーブル切断事故等に起因するネツト
ワーク全体のシステムダウンを未然に防ぎ、その
信頼性を高めている。
またローカルエリアネツトワークを構築するに
は、上記信号ケーブルおよび電装品の布設と共に
各種のオフイスオートメーシヨン機器の導入に伴
う電力容量の増加、コンセント数の増加が必要と
なり、その布設工事も必要となる。これ故、前記
各布設工事を容易に為し得、また布設後のレイア
ウト変更にも十分対処することのできる布設法の
開発が強く望まれている。
このような要望に応えるべく、従来コンピユー
タルーム等ではフリーアクセスフロアが用いられ
ている。このフリーアクセスフロアは、30〜45cm
□ のフロアパネルを床面(スラブ)から15〜30cm
程度浮上させて設け、上記フロアパネルとスラブ
との間に信号ケーブルや電力ケーブル等を布設し
ようとするものである。然し乍ら、これをローカ
ルエリアネツトワークに採用した場合、電装品の
固定場所に大きな制約を受け、他のケーブル類と
分離して配置することができないと云う問題があ
る。この為にケーブル布設工事に際して電装品に
無理な力が加わつたり、またその破損を招いた
り、更には電装品と電力ケーブル等の接触事故等
を招く虞れがあつた。この為、その布設工事に
は、電気設備規準等の厳しい法規上の制約が課せ
られている。
またこの種のローカルエリアネツトワークの布
設は、オフイスのレイアウト仕様に従つて新設工
事されるが、実際には上記レイアウトの変更が
多々あり、その都度大掛りな布設工事を必要とし
た。しかもこの工事には、前述した電気設備技術
基準によつて示される法規上の厳しい制約条件が
伴うので、上記レイアウトの変更を簡易に行うこ
とができなかつた。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、複数のオフイス
オートメーシヨン機器を相互に結んで構成される
ローカルエリアネツトワークの信号系ケーブルお
よび電装品、更には電力系ケーブルの布設を容易
ならしめ、しかもオフイスのレイアウト変更に十
分対処し得る実用性の高いフリーアクセス用のパ
ネルを提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、支柱を介して基体上に支持されて床
面、壁面或いは天井面を構成する第1のパネル板
と、この第1のパネル板との間にケーブル類およ
び電装品類の配設を可能とする第1の空間部を形
成すると共に、前記基体との間に電力ケーブル類
の配設を可能とする第2の空間部を形成して複数
の支柱間に設けられる第2のパネル板とからな
り、特に第2のパネル板を前記複数の支柱間に加
わる引張り力に耐え得る強度のものとすることに
よつて、前記複数の支柱を該第2のパネル板によ
つて一体的に支持し得る構造としたものである。
また同時に上記第2のパネル板に足の踏込みや手
の挿入を可能とするような凹部空所を形成し、こ
れによつて第2のパネル板を取外すことなしに第
2の空間部における作業を可能ならしめるように
したものである。
〔発明の効果〕
かくして本発明によれば、たとえばフラブ上に
設置された複数のパネルによつて構成される床の
第2のパネル板と床面との間の下部空所を利用し
て電力系ケーブルの配設を行い、且つ第1のパネ
ル板と第2のパネル板との間の上部空所を利用し
て信号ケーブルとその電装品を配設できるので、
信号系と電力系とを相互に分離することが可能と
なる。この結果、法規上の制約を満たした上でそ
のレイアウト変更に伴うネツトワーク設備の変更
を無理なく簡易に行うことが可能となる。故にネ
ツトワークの信頼性を十分に確保できる等、実用
上多大なる効果が奏せられる。更には、十分なる
引張り強度を有する第2のパネル板によつて、前
記第1および第2のパネル板を支持する支柱が、
相互に一体的に支持されるので、各支柱をそれぞ
れ基体上に固定しなくても、全体的に十分なるパ
ネル面強度を確保することができる。故に、その
布設工事が大幅に簡単化することのみならず、地
震等に対する耐久性を十分高いものとすることが
できる。また、このようにして第2のパネル板お
よび支柱が相互に協働して強いパネル構造を為す
ので、第1のパネル板を局部的に取外すだけで、
また第2のパネル板に設けられた空所を利用し
て、その内部に対する作業を簡易に行い得る等の
多大な効果が奏せられる。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説
明する。
第1図は本発明をフロアパネルに適用した実施
例に係るパネルの分解斜視図で、第2図はその要
部側面構造を示す図である。第1のパネル板とし
ての上面板1は板本体2とその表面に貼布された
表面材3とからなる。この上面板1は、施工性、
運搬性等を考慮して例えば450(mm)×450(mm)の
大きさに設定されたもので、上記板本体2は後に
詳述するが、珪酸カルシウム板、パーテイクルボ
ード、ハニカム構造板、複合セメント材等の種々
の材料を適宜用いて構成される。この際、上面板
1に要求される耐荷重性、重量、厚み、絶縁性、
耐火性、経済性等を配慮した上で、その構成材料
が選択されることは云うまでもない。また前記表
面材3としては、所謂ビニールタイル、カーペツ
ト、ジユータン等が用いられるが、これについて
もその用途、目的に応じて選択すれば良い。
一方、図中4は前記上面板1と対を為す第2の
パネル板としての下面板であり、例えば絶縁性板
によつて構成される。この下面板4には、必要に
応じて電装品を固定する為の穴5が複数個マトリ
ツクス状に設けられている。この下面板4は後述
するように、ネツトワークを構成する信号ケーブ
ルおよび電装品の配設空間と、電力系ケーブル類
が配設される空間とを分離するものである。
しかして上記上面板1および下面板4を床面
(スラブ)上に設けてフロア面を形成してなる支
柱6,6a,6b,6c,6dは、第2図にその
要部構成を示すようにスラブ7に適宜固定される
第1の部材8と、この第1の部材8に設けられた
螺子機構に螺合して高さ調整される第2の部材9
とからなる。この支柱6の上記第1の部材8の中
間部に設けられたフランジ10に前記下面板4の
コーナー部が例えばボルト・ナツトによつて取付
け固定される。またこの第1の部材8に高さ調整
して設けられる第2の部材9の台座部11に前記
上面板1が固定されるものとなつている。前記第
1の部材8と第2の部材9との前記螺子機構によ
る高さ調整によつて前記上面板1と下面板4との
間に形成される第1の空間部の高さが、例えば電
装品の設備可能な程度に、つまり35mm程度に設定
される。尚、前記フランジ10のスラブ7に対す
る高さも調整可能な構造としても良い。そして、
下面板4の下部空所は、電力ケーブル類の配設を
可能とするべく、高さ15mm程度に設定される。そ
して、このような構成の支柱6は、四隅を相互に
突合せて配設される前記上面板1および下面板4
をそれぞれ支持し、これによつて、上記4枚の上
面板1および下面板4をそれぞれ相互に連結する
ものとなつている。
ところで、上述した上面板1、下面板4および
支柱6を構成要素とする本実施例のパネルの各部
は、具体的には次のように構成される。第3図
a,bおよび第4図a,bは上記上面板1の構成
例を示すもので、aは一部切欠した平面図、bは
その縦断面図である。一般にオフイスの荷重強度
は300(Kg/m2)であり、コンピユータルームのよ
うに1000(Kg/m2)以上もの強度が要求されるこ
とはない。その反面、軽量性、耐火性、絶縁性、
フロアの高さを低く抑えて床上空間を広く確保す
る為のフロア材の薄厚性および経済性が強く要求
される。従つて、上面板1を構成する上には、こ
れらの要求を十分に考慮する必要がある。
第3図a,bに示すものは、石綿やアルミニウ
ム等からなるハニカム構造体21をベークライト
等の合成樹脂板あるいはアルミニウム板22によ
り挟持して上面板1、特にこれを板本体2とした
ものである。しかしてこの板本体2の四隅、即ち
支柱6との結合部には該フロアパネルに加わる荷
重が集中的に加わることから、合成樹脂等からな
る補強材23が埋込まれている。このようなハニ
カム構造体21を用いて板本体2を構成すること
によつて、その厚み当りの荷重強度を十分に高い
ものとすることができる。しかも、軽量で、不燃
性および絶縁性に富んだものとすることができ、
そのコストも安価に抑えることが可能となる。ま
たこの板本体2の各辺端部には、断面「L」字状
で、且つその折曲部に中空部を形成してなるパツ
キング材24が貼布されている。このパツキング
材24は、フロアパネルの上面板1を相互に突合
せてフロアを形成したとき、各上面板1間の隙間
をシーリングするものであり、前記中空部の弾性
変形によつて上記シーリング作用が効果的に呈せ
られるようになつている。尚、このような構造の
パツキング材24に代えて、一方の上面板1に凹
部を有し、他方の上面板1に凸部を有するパツキ
ング材を設け、これらの嵌合によつてシーリング
作用を呈するようにしてもよい。また上面板1の
端部自体にこのような凸凹部を形成しておくこと
も可能である。このような構造であれば、フロア
の掃除時や、誤つて水をこぼした時等、信号ケー
ブル12等を布設した上部空所等に水が侵入する
虞れがなく、その効果的な防水効果を得ることが
可能となる。
また第4図a,bは、ガラス繊維を混合した複
合セメント材26を用い、その内部に発泡スチロ
ール体27を埋設した構造の上面板1(板本体
2)を示している。このような複合セメント材2
6も厚み当りの荷重強度に優れており、また不燃
性、絶縁性を有する上、製造時における公害の虞
れがなく安価であるから、上面板1の構成材とし
て有用である。またこのような構造の上面板1に
ついても前述した如きパツキング材24を設けれ
ば、防水作用が呈せられることのみならず、その
端部の欠けを防ぐ意味からも実用上好都合であ
る。また前記複合セメント材26に埋設される発
泡スチロール材27は、上記複合セメント材26
の所謂そりを防ぐ為のものであるが、これによつ
て防音効果も奏せられ、その利点は大きい。また
この構造は、鋳型成形によつて簡易に製造するこ
とができ、そのリブを簡易に作ることができるの
で、同リブによる荷重強度の増大を効果的に図る
ことができる。このようにして上面板1は、フロ
アパネルに要求される仕様を満たして簡易に製造
可能な構造を有している。
これに対して下面板4は第5図に示すように構
成される。この下面板4は、例えばビニル鋼板等
の不燃性で、且つ絶縁性材を用いて構成され、そ
の四隅を前記支柱6のフランジ10にそれぞれ連
結される形状を有している。しかして下面板4
は、上記四隅にそれぞれ連結される支柱6間に加
わる引張り力に対して十分に耐え得る強度を有し
ている。そして、上記四隅を結ぶ各辺には、それ
ぞれ凹所28を設け、この凹所28を介して前記
スラブ7に足を踏入れることの可能な空間部を形
成している。またこの空間部は、下面板4の下部
空所に配設される電力ケーブル類に対する工事を
容易ならしめる役割をも担つている。更には、こ
の下面板4の各縁部はそれぞれベンドされて折げ
力に対する強度が持たされ、且つ縁部に曲みを持
たせることによつて電力ケーブル類に対する被覆
剥離等の事故を未然に防ぐものとなつている。
かくして上記の如く上面板1および下面板4を
支柱6を介してスラブ7上に配設すると、第6図
に示すようにスラブ7上に上面板1からなるフロ
ア面を形成することができる。そして、上記上面
板1との間に第1の空間部を形成し、且つスラブ
7との間に第2の空間部を形成して各支柱6間を
相互に連結した下面板4からなる面を構成するこ
とができる。この際、必要に応じて上面板1の端
部突合せ箇所には、ケーブル取出し治具31が設
けられる。このケーブル取出し治具31等は、後
述するように上面板1の端部に設けられた切込み
凹部を利用して取付けられるものである。しかし
て、上面板1と下面板4との間に形成される上部
空所には、光フアイバや同軸ケーブル等のネツト
ワーク幹線ケーブル12が布設され、また必要に
応じてカツプラ、トランシーバ、モデム等の電装
品13が、前記下面板4に設けられた穴5を利用
して取付けられる。そして、この電装品13から
引込みケーブル14が前記治具11を通して上面
板1の上面、つまりフロア面に取出されて所定の
オフイスオートメーシヨン機器に接続される。ま
た、下面板4と床面9との間に形成される下部空
所には、前記信号ケーブル12等とは分離して電
力系ケーブル15が布設される。そして、この電
力系ケーブル15から引出される電源コンセント
等は、適宜下面板4に設けられたり、上面板1に
設けられたりする。
例えばパネルの上面板1と下面板4との間に形
成された上部空所に布設された信号ケーブルおよ
び電装品からの信号線取出しや、上記下面板4と
床面9との間の下部空所に布設された電力系ケー
ブルからの電力取出しは、次のようにして行われ
る。即ち、上面板1の端部に第7図に示すように
凹部切込み部41を設け、この切込み部41に第
8図a,bに示すようなケーブル取出し治具4
2,31や電源コンセント43を嵌込むようにす
ればよい。また、これらの取出しが不要な場合に
は、第8図cに示すような盲目板44を前記切込
み部41に嵌込むようにすればよい。ここで、上
記ケーブル取出し治具42は、例えばケーブル挿
通孔45を2分する2つの部材42a,42bか
らなり、これらの部材42a,42bにて信号ケ
ーブル12等が上記挿通孔45に挟み込まれるよ
うになつている。そして、この治具42は、上面
板1の上面に所定高さだけ突出するようになつて
おり、これによつて床掃除時等に上記挿通孔45
からの水の侵入が防がれるものとなつている。
このような構成を採用することによつて、オフ
イス内フロアの任意の位置からフロアパネルを単
位として信号ケーブルの取出し、および電源線と
取出しが可能となる。
また上部空所に設けられる電装品13への電力
供給は、例えば第9図に示すように下面板4の端
部に凹部46を設け、この凹部46に第10図に
示すような電源コンセント47を取付けて行うよ
うにすればよい。これにより、電装品13の取付
け位置を比較的簡単に変更することが可能とな
る。
このような部品を適宜用いて、前述した電装品
13類やケーブル12類が下面板4の上部空所
(第1の空間部)に配設され、また電力系ケーブ
ル類15が下部空所(第2の空間部)に設けられ
てローカルエリアネツトワークが構築される。
かくして、このようにして本パネルにより構成
されるフリーアクセスフロアによれば、信号系と
電力系とが下面板4によつて分離された上部空所
および下部空所にそれぞれ独立に布設することが
できる。しかも、法規上の各種制約を満たしてネ
ツトワークを構成することができる。従つて、一
般に弱電流回路で構成される信号系の布設工事に
関しては、法規上定められた専門工事士に委託す
ることなしに、オフイスワーカにより、そのレイ
アウト仕様に応じて簡易にこれを行うことが可能
となる。また上記の如く下面板4によつて信号系
および電力系が分離されるので、信号系のケーブ
ルや電装品に対してシールド構造を採用したり、
また接地工事を採用しなければならない等の法規
上の制約がなくなるので、該信号系の大幅な簡略
化を図つて、そのコストを低減することが可能と
なる。また電装品13等を下面板4上に簡易に固
定することができるので、その布設変更工事等に
際して上記電装品13に無理な力が加わることを
効果的に防止することができ、ネツトワークの信
頼性を十分高く維持することができる。更には、
ネツトワークのレイアウト変更に伴う工事を、単
に上面板1を取外すだけで簡易に実施することが
できる。しかも、フロアパネル単位で、任意の位
置からケーブルの取出しを行い得るので、オフイ
スオートメーシヨン機器の移動を伴うレイアウト
変更に十分対処することが可能となる。更には、
二次的には、ケーブル類および電装品を全てフロ
アパネル内に収納できるので、オフイスの体裁が
良く、またケーブルに足をひつかける等の事故を
招来する虞れもなくなる。
尚、上述したように信号系ケーブルの布設工事
については簡易に行い得るが、電力系ケーブルの
布設工事については法規上、やはり専門工事士に
よる工事が必要となり、上述したレイアウト変更
の妨げの要因となる。そこで、電力系ケーブルの
初期布設時に、予め電源コンセントを要所の下面
板4に取付けておくようにすれば、ネツトワーク
レイアウトの変更時に電力系の工事までを行う必
要がなくなる。従つて、このようにすれば、ネツ
トワークの変更に対して、妨げの要因がなくな
り、実用上多大なる効果が奏せられることにな
る。
また上記フロアパネルの支柱6に設けられた螺
子機構は、スラブ7に対する上面板1の高さ調整
を行い、均一なフロア面を形成する為のものであ
るが、オフイス内において電力系の工事が十分に
施されている場合には、各脚部8の高さをそれぞ
れ十分に低くし、前記フロア面全体を低くするこ
とが可能なことは云うまでもない。
また更に本発明によれば、下面板4が各支柱6
間の引張り力に十分に耐え得る強度を有し、且つ
上記支柱6を一体的に支持した構造体を構築して
いる。つまり第2のパネル板である下面板4は、
隣接するパネルを一体的に支持する支柱6間に張
架されて上記支柱6により支持されると共に、逆
に隣接する下面板4間で相互に関連して支柱6を
一体的に支持したものとなつている。このことは
支柱6に支持された下面板4は、その強度を以て
逆に支柱6を支持した構成となつているとも云え
る。従つて例えば第11図に示すように、特定位
置の支柱6(・印で示す)だけをスラブ7に固定
し、他の支柱6(・印で示す)を上記スラブ7上
に単に載置するだけであつても、各支柱6間は下
面板4を介して相互に強く結合した構造体を為
す。つまり、下面板4が各支柱6を相互に強く支
持して一つの構造体を為すので、地震等に対して
も強度の高いフロアを実現することになる。そし
て、上述したように全ての支柱6をスラブ7に固
定する必要がないことから、その布設コストの大
幅な低減を図り得る等の効果も奏せられる。更に
は前述したように下面板4に設けられた凹所28
を有効に利用して各種工事を行い得るので、その
容易化を図り得る等の効果も奏せられる。つま
り、下面板4を取外すことなしに電力ケーブル類
15に対する工事を行い得、また下面板4上に配
設された電装品類等に対する工事も容易に行い得
ることから、システムのレイアウト変更に十分対
処できる等の効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではない。例えばここではフロアパネルを例に説
明したが、壁面パネルや天井パネルを同様に構成
することが可能である。また上面板1の構成や支
柱6の構成等は仕様に応じて定めればよいもので
あり、上部空所(第1の空間部)に適宜防音材を
埋込むことも可能である。更には支柱6に対する
上面板および下面板の連結・支持構造も特に限定
されない。また更には第2のパネル板(下面板
4)を複数枚設け、これらの各パネル板間に形成
される空間部に水道管、ガス管、冷暖房用ダク
ト/パイプ等を前記ケーブル類と共にそれぞれ分
離して配設するようにすることも可能である。要
するに本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
以上のように、本発明によれば、簡易にして強
度の優れたパネル面を構成することができ、例え
ばローカルエリアネツトワークを構築するに際し
て、その信号系と電力系とを分離して、簡易にケ
ーブル布設を行い得る。しかも信号系の電装品1
3を含めて上面板1と下面板4との間の上部空所
に収容できる。従つて、ネツトワークを整然と整
理することができ、オフイス内の美観を高めるこ
とができる。しかも支柱と第2のパネル板とが相
互に協働して支持し合い、強度的に優れた1つの
構造体をなすので、耐震性等に優れたフロア等を
実現することが可能となる。その上、その工事が
容易であることのみならず、レイアウトの変更に
十分対処することができる。更にはフロアパネル
自体も安価に実現できるので、その実用的利点は
絶大である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
実施例に係るパネルの概略構成を示す分解斜視
図、第2図は支柱の構成を示す図、第3図a,b
および第4図a,bはそれぞれ上面板の構成例を
示す図、第5図は下面板の構成を示す図、第6図
はパネルの使用形態例を示す図、第7図乃至第1
0図はケーブルの取出し法を説明する為の図、第
11図は下面板により連結された支柱間のスケル
トン図である。 1……上面板(第1のパネル板)、4……下面
板(第2のパネル板)、6……支柱。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支柱を介して基体上に支持されて床面、壁
    面、或いは天井面を構成する第1のパネル板と、
    前記支柱に支持されて前記第1のパネル板と前記
    基体との間に設けられ、前記第1のパネル板との
    間にケーブル類および電装品類の配設を可能とす
    る第1の空間部を形成すると共に、前記基体との
    間に電力ケーブル類の配設を可能とする第2の空
    間部を形成する第2のパネル板とを具備し、 前記支柱は、相互に突合わせて前記基体上に敷
    設される前記第1のパネル板の4隅を一体的に支
    持する上部支持部と、これらの第1のパネル板に
    対応してそれぞれ設けられる前記第2のパネル板
    の4隅に一体的に連結する中間フランジ部によつ
    て構成され、 前記第2のパネル板は、その端部が前記支柱の
    フランジ部に張架されて前記各支柱間を連結する
    と共に、複数の支柱間に加わる引張り力に耐える
    強度を備え、この強度により上記引張り力に対し
    て反作用的に前記複数の支柱を相互に関連させて
    一体的に支持することを特徴とするパネル。 2 第2のパネル板は、端部をベンド加工したビ
    ニル鋼板からなるものである特許請求の範囲第1
    項記載のパネル。
JP15049683A 1983-08-18 1983-08-18 パネル Granted JPS6043564A (ja)

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JP15049683A JPS6043564A (ja) 1983-08-18 1983-08-18 パネル

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JP15049683A JPS6043564A (ja) 1983-08-18 1983-08-18 パネル

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Publication Number Publication Date
JPS6043564A JPS6043564A (ja) 1985-03-08
JPH0547703B2 true JPH0547703B2 (ja) 1993-07-19

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ID=15498131

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JPS59208898A (ja) * 1983-05-13 1984-11-27 株式会社東芝 パネル

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JPS6043564A (ja) 1985-03-08

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