JPH0376967A - パネル - Google Patents

パネル

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Publication number
JPH0376967A
JPH0376967A JP21052290A JP21052290A JPH0376967A JP H0376967 A JPH0376967 A JP H0376967A JP 21052290 A JP21052290 A JP 21052290A JP 21052290 A JP21052290 A JP 21052290A JP H0376967 A JPH0376967 A JP H0376967A
Authority
JP
Japan
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panel
panel board
floor
board
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP21052290A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
Tsuguhiro Hirose
広瀬 次宏
Hideo Haruyama
秀朗 春山
Jiro Kano
加納 二朗
Yoshio Kojima
小島 吉雄
Atsunari Kodachi
小太刀 功成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0376967A publication Critical patent/JPH0376967A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はネットワーク用ケーブルや電源ケーブル等の配
設を容易化し得ると共に、上記ケーブルの床面等への取
出しを容易化し、またレイアウト変更等に十分対処し得
る実用性の高いパネルに関する。
(従来の技術) 近時、エレクトロニクスの著しい技術確信を背景に、複
数のオフィス・オートメーション機器を相互に結ぶロー
カル・エリア・ネットワークの開発に努力が注がれてい
る。この種のローカル・エリア・ネットワークは、例え
ば複数のワークステーション間や、大容量ファイル、プ
リンタ装置等の間で、同軸ケーブルや光ファイバ・ケー
ブル等からなる情報伝送ケーブルを介して、例えば10
Mbitといった高速でデータ通信するものである。
ところでこの種のローカル◆エリア・ネットヮ−りは、
同軸ケーブルや光ファイノく・ケーブル等の幹線ケーブ
ルをオフィス内等に縦横ζ二張巡らし、この幹線ケーブ
ルにオフィス・オートメーション機器を接続して構築さ
れる。この際、上言己オフィス・オートメーション機器
のレイアウト変更時喜こおけるケーブル切断事故等を防
ぐべく、力、ソブラやトランシーバ、モデム等の電装品
を上言己幹線ケーブルの近傍に配置し、これらの電装品
力)ら引込みケーブルを導出して上記オフィス・オート
メーション機器を前記幹線ケーブルに接続するようにし
ている。
ところがこのようにしてネットワークを構築する場合、
信号ケーブルや電装品の布設工事が必要となると共に、
オフィスオートメーション機器に対する電力容量の増設
、電力コンセントの増設工事が必要となる。
これ故、その布設・増設工事を容易になし得、また布設
工事後のレイアウト変更にも十分対処することのできる
ネットワーク構築法の開発が強く望まれている。
このような要望に応えるべく、従来、コンピュータ・ル
ーム等ではフリー・アクセス・フロアが用いられている
。このフリー〇アクセス・フロアは、30〜40 cm
口のフロア・パネルを床面(スラブ)から15〜30c
m程度浮上させて設け、そのフロア・パネルとスラブと
の間に信号ケーブルや電カケープル等を布設しようとす
るものであ・る。
ところがフロア・パネルとスラブとの間に布設された信
号ケーブルや電カケープル等から上記フロア・パネル上
にケーブル類を引出してオフィス・オートメーション機
器に接続する場合、従来ではその都度、上記フロア・パ
ネルにケーブルを引出す為の孔を穿いているのが実情で
ある。この為、その工事が非常に大変である等の不具合
があった。
またオフィス・オートメーション機器のレイアウトを変
更する場合には、そのレイアウト変更に伴って上述した
ケーブル引出しの為の孔を開は直す必要がある。一方、
不要となったケーブル引出しの為の孔については盲目板
等を準備してその都度、塞ぐ作業が必要となる。これ故
、その工事が非常に大損りなものとなり、レイアウト変
更1こ簡易に対処することができなかった。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来のフリーQアクセス争フロアを構成する
フロア・パネルにあってCよ、オフィスのレイアウトに
応じて、その都度、信号ケーブルや電カケープル等を引
出す為の孔を設ける必要があり、またそのレイアウト変
更に簡易に対処することができないと云う問題があった
。また基体上に複数のパネルを平面性良く付設工事する
ことも非常に大変であった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、信号ケーブルや電カケープルの
引出しを容易ならしめると共に、レイアウト変更に対し
ても簡易に対処することができ、その付設工事を簡易に
行うことのできる実用性の高いパネルを提供することに
ある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、基体上に配設されて床面、壁面、或いは天井
面を構成し、上記基体との間にケーブル類等の配設を可
能とする空間部を形成するノくネル板を支持する支柱を
、前記基体に当接して設けられる第1の部材と、前記パ
ネル板を支持すると共に前記第1の部材に螺合して位置
調整して設けられて前記パネル板の前記基体に対する支
持位置の高さを規定する第2の部材とにより構成したこ
とを特徴とするものである。
(作 用) 本発明によれば、基体上に支柱により支持して複数のパ
ネル板を付設して床面、壁面、或いは天井面を形成した
後であっても、パネル面に設けられた治具挿入孔を通し
て支柱を構成する第1および第2の部材の螺合量を調整
し、これによってパネル板を支持する高さを調整するこ
とができるので、基体の平面性が確保できないような場
合であっても、パネルによって構成される床面等の平面
性を容易に確保することが可能となる。しかもパネル板
を取り外すことなしに支柱によるパネル板の支持位置の
高さを調整することができるので、パネル板に対する平
面性の調整を簡易に行うことができ、その工事の簡易化
を図り得る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
第1図は本発明をフロアパネルに適用した第1の実施例
に係るパネルの分解斜視図で、第2図はその側面構造を
示す図である。
パネル板(上面板)Lは板本体2とその表面に貼布され
た表面材3とからなる。このパネル板1は施工性や運搬
性等を考慮して、例えば45offlIIIX450+
+mの大きさに設定されている。上記板本体2は後に詳
述するが、珪酸カルシウム板、パーティクルボード、ハ
ニカム構造板、複合セメント材等の種々の材料を適宜用
いて構成される。この際、上面板lに要求される耐荷重
性9重量、厚み。
絶縁性、耐火性、経済性等を配慮した上で、その構成材
料が選択されることは云うまでもない。
また前記表面材3としては、所謂ビニールタイル、カー
ペット、ジュータン等が用いられるが、これについても
その用途、目的に°応じて選択すれば良い。
一方、図中4は前記上面板lと対を為す下面板であり、
例えば絶縁性板によって構成される。この下面板4には
必要に応じて電装品を固定する為の穴5が、例えばマト
リックス状に複数個設けられている。この下面板4は後
述するようにネットワークを構成する信号ケーブルおよ
び電装品の配設空間と、電力系ケーブル類が配設される
空間とを分離するものである。
しかしてこれらのパネル板1および下面板4は、例えば
その四隅を4本の支柱8(6a、8b、8c、6d)に
より所定の間隙を隔てて平行に支持される。支柱6は下
面板4の四隅をそれぞれ固定するもので、所定高さの上
部端面に台座7を設けている。この台座7上に前記パネ
ル板1の四隅がそれぞれ固定され、パネル板lと下面板
4との間に信号ケーブルおよび電装品の配設可能な所定
間隙の、例えば高さ35m+aの上部空所が形成される
また前記支柱6の下面板4の下方側には、回転によって
進退自在な螺子機構からなる脚部8が設けられている。
この脚部8は下面板4の下方側に突出して床面(スラブ
)9上に当接する如く、その突出量が調整されるもので
ある。
このようにして各支柱Cは上記パネル板lおよび下面板
4をそれぞれ支持して前記床面9上に設けられる。そし
てこのとき、第2図に示すように下面板4と床面9との
間には電力系ケーブル等の配設が可能な、例えば平均高
さ15m+a程度の下部空所が形成される。
尚、前記パネル板iと支柱6との接合固定は、例えば螺
子10等によって行われる。この具体的構造例について
は後に説明する。
またこのようにパネル板lおよび下面板4を支持してな
る支柱6は、例えば鉄、アルミニウム等の鋳物1或いは
絶縁性および経済性に優れたセラミック、更には合成樹
脂等を用いて構成される。
かくしてこのように構成されたフロアパネルは、例えば
第3図に示すように複数のフロアパネルの各パネル板l
の端部を相互に突合せてオフィスの床面9上に敷き詰め
られる。この際、必要に応じてパネル板1の端部突合せ
箇所には、ケーブル取出し治具11が設けられる。この
ケーブル取出し治具11等は、後述するようにパネル板
lの端部に設けられた切込み凹部等からなる連通部を利
用し、この連通部に嵌込む等して取付けられるものであ
る。
しかして前記パネル板1と下面板4との間に形成される
上部空所には、光ファイバや同軸ケーブル等のネットワ
ーク幹線ケーブル12が布設され、また必要に応じてカ
ップラやトランシーバ、モデム等の電装品13が、前記
下面板4に設けられた穴5を利用して取付けられる。そ
してこの電装品13から引込みケーブル14が前記ケー
ブル取出し治具11を通してパネル板1の上面、つまり
フロア面に取出されて所定のオフィスオートメーション
機器に接続される。
また下面板4と床面9との間に形成される下部空所には
、前記信号ケーブル12等から分離して電力系ケーブル
エ5が布設される。そしてこの電力系ケーブル15から
引出される電源コンセント等は、前記下面板4に設けら
れたり前記パネル板lの連通部に1茨込む等して設けら
れたりする。
このパネル板lと床面9との間に布設された信号ケーブ
ルおよび電装品からの信号線の取出しゃ前記電カケープ
ルからの電力の取出しは、具体的には次のようにして行
われる。
即ち、パネル板1の辺部(端部)には第4図に示すよう
に凹部切込み部41が連通部として設けられている。こ
の切込み部41に、例えば第5図(a)(b)に示すよ
うなケーブル取出し治具42(11)や電源コンセント
43を嵌め込む。またこれらの取出しが不要な場合には
、例えば第5図(C)に示すような盲目板44を前記切
込み部41に嵌め込む。
ここで上記ケーブル取出し治具42は、例えばケーブル
挿通孔45を2分する2つの部材42a、42bからな
り、これらの部材42a、42bにて信号ケーブル12
等を上記挿通孔45に挾み込んで前記切込み部41に嵌
め込まれるようになっている。そしてこのケーブル取出
し治具42は前記パネル板lの上面から所定の高さだけ
突出させて前記切込み部41に取付けられるようになっ
ており、これによって床掃除時等に上記挿入孔45から
の水の侵入が防がれるものとなっている。
このような凹部切込み部41に示されるような連通部を
利用して、オフィス内フロアの任意の位置からフロアパ
ネルを単位として信号ケーブルの取出しゃ電源の取出し
が容易に実現される。尚、連通部としては、パネル板1
の中央部に前記ケーブル取出し治具等の取付けが可能な
孔として設けることも可能である。しかしケーブル類の
引回し等を考慮した場合には、連通部を上述した切込み
部として実現した方が作業性等の点から好ましい。
また前述した下面板4とパネル板lとの間に形成される
上部空所に設けられる電装品13への電源供給について
は、例えば第6図に示すように下面板4の端部に凹部4
6を設けておき、この凹部46に第7図に示すような電
源コンセント47を取付けるようにすれば良い。このよ
うにしておけば電装品13の取付は位置を比較的簡単に
変更することが可能となる。
このような構造のパネルによれば、パネル板1と床面9
との間に形成された空間部にケーブル類を配設し、パネ
ル板1に設けられた連通部を通して容易に、しかもフロ
ア上のパネルを単位とする任意な位置からケーブル類を
取出すことができる。
しかも上述した実施例構造によれば信号系と電力系とを
前記下面板4によって分離された上部空所および下部空
所にそれぞれ独立に布設することができ、且つ法規上の
種々の制約を満してその布設を簡易に行うことを可能な
らしめる。従ってネットワークを柔軟に構築することが
可能となる。
またこのようにして信号系と電力系とを独立に布設する
ことが可能なので、一般に弱電流回路で構成される信号
系の布設工事を、法規上窓められた専門工事上に委託す
ることなく、オフィスワーカによってそのレイアウト仕
様に応じて簡易に行うことが可能となる。
また上述したように信号系と電力系とを下面板4によっ
て分離し得るので、信号系ケーブルや電装品に対してシ
ールド構造を採用したり、また接地工事を採用しなけれ
ばならない等の法規上の制約がなくなる。この結果、信
号系の大幅な簡略化を図って、そのコストを低減するこ
とが可能となる。
また電装品13等を下面板4に簡易に固定することがで
きるので、その布設工事に際して上記電装品i3に無理
な力が加わることを効果的に防止することができ、ネッ
トワークの信頼性を十分高く維持することができる。更
にはネットワークのレイアウト変更に伴う工事を単にパ
ネル板1を取外すだけで簡易に実施することができる。
しかもフロアパネル単位で任意の位置からケーブルの取
出しを行い得るので、オフィスオートメーション機器の
移動を伴うレイアウト変更に十分対処することが可能と
なる。
また二次的にはケーブル類および電装品の全てをフロア
パネル内に収容することができるのでオフィスの体裁が
良く、またケーブルに足を引掛ける等の事故を招来する
虞れもなくなる。
尚、上述したように信号系ケーブルの布設工事について
は前述したように簡易に行い得るが、電力系ケーブルの
布設工事については法規上、やはり専門工事上による工
事が必要となり、上述したレイアウト変更の妨げの要因
となる。従って、電力系ケーブルの初期布設時に予め複
数の電源コンセントを要所の下面板4にそれぞれ設けて
おくようにすれば良い。このようにしておけばネットワ
ークのレイアウト変更時に電力系の工事を行う必要がな
くなり、上述したネットワークの変更の妨げの要因を解
消することが可能となる。
また前記支柱Bに設けられた脚部8は前記床面9に対す
るパネル板1の高さの調整を行い、均一なフロア面を形
成する為のものであるが、オフィス内における電力系の
工事が十分に施されている場合には各脚部8の高さをそ
れぞれ十分に低くし、前記フロア面全体を低くすること
が可能なことは云うまでもない。またオフィスの仕様に
よっては下面板4を省略してパネル板1だけ配設工事す
ることも勿論可能である。またパネルの中央部に更に支
柱を設け、その支持構造を強化することも勿論可能であ
り、支柱をパネル板tの四隅に設けておくことも可能で
ある。
ところで上述した構造のフロアパネルを構成するパネル
板l、下面板4および支柱6は、具体的には次のように
して構成することが望ましい。
第8図(a)(b)および第9図(a)(b)はそれぞ
れパネル板1の構造例を示すもので、(a)は一部切欠
した平面図、(b)はその縦断面図をそれぞれ示してい
る。
さて一般にオフィスの荷重強度は300 kg/m’で
あり、コンピュータルームのように1000kgノIm
2以上もの荷重強度が要求されることはない。
その反面、軽量性、耐火性、絶縁性や、フロアの高さを
低く押えて床上空間を広く確保する為のフロア材の厚み
の薄さ、および経済性が強く要求される。従ってパネル
板lを構成するにはこれらの要求を十分に配慮する必要
がある。
第8図(a)(b)に示すものは石綿やアルミニウム等
からなるハニカム構造体21をベークライト等の合成樹
脂、或いはアルミニウム板22により挟持し、これをパ
ネル板1、特にその板本体2としたものである。しかし
てこの板本体2の四隅、即ち支柱6との結合部には該フ
ロアパネルに加わる荷重が集中することから、合成樹脂
等からなる補強材23が埋込まれている。このようなノ
1ニカム構造体21を用いて板本体2を構成することに
よって、その厚み当りの荷重強度を十分に高いものとす
ることができる。しかも軽量で不燃性および絶縁性に富
んだものとすることができ、そのコストも安価に抑える
ことが可能となる。
また上記板本体2の各辺端部には断面rLJ字状で、且
つその折曲部に中空部を形成してなるバッキング材24
が貼付されている。このバッキング材24はフロアパネ
ルの前記パネル板1を相互に突合わせてフロアを構成し
たときに各パネル板を間の隙間をシーリングするもので
ある。このシーリング作用は前記バッキング材24の前
記中空部の弾性変形によって呈せられる。
尚、このような構造のバッキング材24に代えて、一方
のパネル板lに四部を有するバッキング材、他方のパネ
ル板1に凸部を有するバッキング材をそれぞれ設け、こ
れらの凹部と凸部との嵌合によってシーリング作用が呈
せられるようにしても良い。またパネル板1の端部自体
にこのような凸凹部を形成しておくことも勿論可能であ
る。
このような構造であればフロアの掃除時や誤って水をこ
ぼした時等、信号ケーブル12等が布設されたパネル板
1と床面9との間の空間部に水が侵入する虞れがなくな
り、効果的な防水効果を得ることが可能となる。
また第9図(a) (b)に示したものは、ガラス繊維
を混合した複合セメント材2Bを用い、その内部に発泡
スチロール体27を埋設してパネル板1 (板本体2)
を構成したものである。このような複合セメント材2B
も厚み当りの荷重強度に優れており、また不燃性および
絶縁性を有する。しかも製造時における公害発生の虞れ
がなく安価であるから、パネル板1の構成材として非常
に有用である。
またこのような構成のパネル板(についても前述したバ
ッキング材24を設ければ、防水作用が呈せられること
のみならず、その端部の欠けを防止する上でも実用上好
都合である。また前記発泡スチロール材27は上記複合
セメント材2Bの、所謂そりを防ぐ為に用いられるもの
であるが、これによって防音効果が奏せられるので実用
的利点が大きい。またこのようなパネル板構造は鋳型成
形によって簡易に製造することができ、またリブを簡易
に作ることができるので、そのリブにより荷重強度の増
大を簡易に、且つ効果的に図ることができる。
以上のようにしてパネル板lはフロアパネルに要求され
る種々の仕様を配慮しながら、比較的簡易に製造される
ところで前記パネル板1と支柱6との結合は次のように
して行われる。第10図はその一例を示すもので、支柱
6は下面フランジ61に下面板4を当接させ、止めリン
グ31を嵌込んで上記下面板4を支持固定している。こ
の支柱6には、台座7を形成している上端部から下端部
に掛けて螺子穴32が設けられており、パネル板1の隅
に設けられた透孔33を挿通して上記螺子穴32に螺合
する螺子10によって前記パネル板lが固定されるもの
となっている。
この透孔33は常時は表面材3によって覆われているも
のであって、表面材3を捲ることによって露出される。
この状態で上記螺子10による板本体2の支柱6への固
定が行われる。また前記螺子穴32には、その下方から
前記脚部8が螺合されている。この脚部8は前記螺子l
Oの中央に設けられた透孔を通して挿入される六角レン
チ34により回転されるもので、これによって前記脚部
8の下方向への突出量が調整される。尚、螺子10には
必ずしも上述した透孔を設ける必要はない。この場合に
は、螺子10を外した状態で六角レンチ34による脚部
8の高さ調整を行うようにすれば良い。
尚、第11図に示すように支柱6の上端部に所定深さの
穴35を設け、板本体2に設けた突部36を上記穴35
に嵌込んで両者を一体化する構造としても良い。この場
合にあっても上記突部36に前記板本体2を連通ずる穴
を設けておき、この穴を通して六角レンチ34を挿入し
て前記脚部8の高さ調整を行い得るようにしておくこと
が実用上好ましい。
また脚部8の先端には、ゴム等の緩衝材を設けておくこ
とが好ましい。
このような支柱6とパネル板lとの取付は構造によれば
、パネル板1を非常に簡易に取外すことができ、信号ケ
ーブル等の布設工事を簡易に実施することが可能となる
。また六角レンチ34が挿通される穴を前記表面材3の
厚みと同等以下にしておけば、表面材3の上記穴への陥
没を殆んど招来することがない。従ってフロアの美観を
損ねることがない。また表面材3として捲り上げ可能な
軟質のビニールタイルを使用したとしても、その表面材
3上から前記穴による傷や輪郭等を認めることができな
いので、やはりその美観を保ことかできる。
尚、表面材3として硬質なものを用いる場合には、その
表面材3を取外して前記脚部8の高さ調整や板本体2の
取付け・取外し作業等を行うようにすれば良い。また表
面材3の該当部分のみを、所謂蓋構造とし、その部分だ
けを取外し可能な構造とすることも可能である。
また六角レンチ34に代えて通常のドライバにて脚部8
の高さ調整を行うようにしても良いことは勿論のことで
ある。また第11図に示す構造の場合には板本体2に設
けられた突部36と穴35との嵌合だけによってパネル
板lと支柱Bとの結合が行われるので、両者間の所謂ガ
タッキが懸念される。
しかしパネル板工は支柱6による支持とは別に、隣接す
るパネル板lとの間で、またオフィスの壁面との間で相
互に位置規制されるので上記ガタッキの問題を効果的に
相殺することができる。つまりフロア全体としてパネル
板1のガタッキを防止することができる。またこのよう
な構成によれば、パネル板1の支柱6への取付けが前述
した螺子(0による固定作業がない分だけ軽減され、そ
の工事を実施する上での利点が大きい。
以上本発明に係るパネルの基本的構成につき説明したが
、本パネルは次のように変形して実施することができる
即ち、先の実施例では1つのパネル毎に支柱6をそれぞ
れ設けたが、第12図および第13図に示すように床面
9上に配設される複数のフロアパネルを対象とし、例え
ば四隅を相互に付合わせて設けられる4枚のパネル板1
および下面板4を1つの単位として、これらを同時に支
持するべく支柱6を設けるようにしても良い。この場合
には支柱6を床面9に対して高さ調整して所定位置に固
定し、この支柱6のフランジ先端に設けた爪37やビン
等に係止させて上記パネル板lおよび下面板4をそれぞ
れ配設施工するようにすれば良い。
またフロアを防音構造や断熱構造とする場合には、防音
材や断熱材を前記上部空所や下部空所に適宜穴れるよう
にすれば良い。また第14図に示すようにパネル板1の
板本体2と表面材3との間にシート状の防音材38や断
熱材を挟み込み、所謂サンドイッチ構造とするようにし
ても良い。
以上のように本発明によれば、ローカルエリアネットワ
ーク等を構築するに際して、例えば信号系と電力系とを
分離する等してその布設工事を簡易に行い得る。そして
パネル板に設けられた連通部を通してケーブル類をパネ
ル板の上面部に簡易に取出すことができる。しかもパネ
ル板を単位とする任意に位置からのケーブル類の取出し
を可能とする。
また、例えば本発明のフロアパネルが敷つめられた後の
配線工事においては、凹部切込み部41に工具あるいは
指を挿入すれば、パネル板1を容易に持上げることが出
来、配線作業やケーブル取出治具42または電源コンセ
ント43等の取付は作業が簡単に行え、フロアパネルの
操作性が極めて良い。
更に、本発明のフロアパネルを敷つめる場合、凹部切込
み部41に指をかけパネルを取扱えば、パネルの間に指
を挟むような事故もなく、安全性にも優れている。
従ってネットワークを整然と整理して布設することがで
き、またオフィス内の美観を高めることができる。その
上、その工事が容易であることのみならず、レイアウト
変更に対しても簡易に、しかも十分に対処することがで
きる。更にはパネル自体も安価に提供することができる
等の実用上多大なる効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。例えば前述した上部空所の高さを下辺可能とし、つま
り下面板4の支持位置を上下動可能としておき、比較的
大形の電装品についても収容可能としておいても良い。
またこの下面板を取外してパネルの布設工事を行うこと
も可能である。
更にはここで用いられる支柱6の数やパネル板1の大き
さ等についても、その仕様に応じて適宜定めれば良いも
のである。またここではフロアパネルを例に説明したが
、天井パネルや壁面パネルとしても利用可能である。ま
た支柱Sをパネル板に一体的に設けておくことも勿論可
能である。要するに本発明はその要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、支柱により支持さ
れたパネル板の上面から、パネル板を取り外すことなし
に前記支柱によるパネル板の支持位置の高さを調整する
ことができるので、非常に簡易にパネル板のがたつきを
防止し、その平面性を確保することができる。従ってそ
の工事の簡易化を図ることができる等、実用上多大なる
効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るパネルの分解斜視図、
第2図は実施例に係るパネルの側面図、第3図はその使
用状態を示す図、第4図乃至第7図はそれぞれパネル板
に設けられた挿通部を利用したケーブルの取出し例を説
明する為の図、第8図はおよび第9図はそれぞれパネル
板の構造例を示す図、第10図および第11図はそれぞ
れパネル板の支柱への取付は構造を示す図、第12図乃
至第14図はそれぞれ本発明の別の実施例を示す図であ
る。 1・・・パネル板、2・・・板本体、3・・・表面材、
4・・・下面板、5・・・穴、6・・・支柱、訃・・脚
部、41・・・挿通部(四部切込み部)。 第 1 図 第8図 Zン 第9図 第10図 第11図 第12図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支柱を介して基体上に支持されて床面、壁面、或
    いは天井面を構成するパネル板を具備し、このパネル板
    を支持する前記支柱は、前記基体に当接して設けられる
    第1の部材と、前記パネル板を支持すると共に前記第1
    の部材に螺合して位置調整して設けられて前記パネル板
    の前記基体に対する支持位置の高さを規定する第2の部
    材とから構成されていることを特徴とするパネル。
  2. (2)前記パネル板は、前記支柱を構成する第1および
    第2の部材間の螺合量を変えて位置調整する為の治具の
    挿入孔を備え、前記第1および第2の部材の螺合量は、
    パネル板に設けられた治具挿入孔から挿入される治具に
    より与えられる上記第1および第2の部材間の相対的な
    捩じり回転により調整されるものである特許請求の範囲
    第1項記載のパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020197095A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 フクビ化学工業株式会社 床支持ユニット、高さ調整部材

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JPS5138679U (ja) * 1974-09-17 1976-03-23
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