JP3271924B2 - 間仕切りの固定構造 - Google Patents

間仕切りの固定構造

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JP3271924B2 JP08140297A JP8140297A JP3271924B2 JP 3271924 B2 JP3271924 B2 JP 3271924B2 JP 08140297 A JP08140297 A JP 08140297A JP 8140297 A JP8140297 A JP 8140297A JP 3271924 B2 JP3271924 B2 JP 3271924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、間仕切りの固定
構造に関するものであり、詳しくは置敷きタイプのフリ
ーアクセスフロアにより構成される床上に間仕切りを固
定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、置敷きタイプのフリーアクセ
スフロアA″の床として、例えば図9に示すように、天
板60の下面側から支柱61を垂設させ、支柱61間を
配線スペース1としたパネル単位体62を複数個並べて
床スラブ10上に載置し、OA機器などの配線用ケーブ
ルをパネル単位体62の配線スペース1に沿って配線す
るようにした、いわゆるパネル下配線方式置敷きタイプ
のものが知られている。そして、この置敷きタイプのフ
リーアクセスフロアA″上に可動間仕切り(パーティシ
ョン)などの間仕切り2を立設するに際しては、間仕切
り2の上端部を天井面51に取付けた上レール50に嵌
め込み、間仕切り2の下端部を下レール35に嵌め込
み、下レール35の下端部をタッピングねじ14にてパ
ネル単位体62の天板60にねじ止めすることによって
間仕切り2の固定を行なうようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の間仕
切り2の固定構造にあっては、パネル単位体62は床ス
ラブ10に対して固定されていないため、間仕切り2を
開閉する際の衝撃や地震の振動などに弱く、このためパ
ネル単位体62にがたつきや横ずれ等が発生し易く、間
仕切り2が不安定となり、特に、天板60が樹脂製の場
合には間仕切り2と天板60とのねじ固着部が壊れ、ね
じ具14が外れて最終的に間仕切り2が転倒する恐れが
あった。さらに、間仕切り2を固定するためのねじ具1
4は天板60の下側の配線スペース1内に向けて突出し
ているために、ねじ具14がケーブル16を傷つける恐
れもあった。
【0004】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、間仕切りの固定強度を容易に確保できると共に、
間仕切りを固定するためのねじ具によってケーブルを傷
付ける心配がない間仕切りの固定構造を提供することを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、配線スペース1を有するフリーアクセス
フロアAにより構成された床上に間仕切り2が立設固定
され、上記配線スペース1内に配線スペース1に納まる
程度の大きさを有する断面ハット状の固定部材3が配設
され、断面ハット状の固定部材3は、平行な一対の側片
6の上端部間に平面視矩形状の上面部4が連設され、こ
上面部4が間仕切り2の下端部に固定される間仕切り
側固定部5となり、各側片6の下端部の外側に向かって
つば部7がそれぞれ突設されており、つば部7が床スラ
ブ10に固定される床スラブ側固定部9となり、固定部
材3の上面部4及びつば部7はスラブ面と略平行にそれ
ぞれ形成され、固定部材3のつば部7には固着具13を
挿通させるための挿通孔15が穿設され、固定部材3の
上面部4を貫通するねじ具14によって固定部材3の上
面部4と間仕切り2の下端部とが固着されると共に、固
定部材3の側面開口部11に、固定部材3内にケーブル
16が挿入されるのを防止するためのケーブル挿入防止
部12を設けて成ることを特徴としており、このように
構成することで、配線スペース1内に設置した断面ハッ
ト状の固定部材3を介して間仕切り2を床スラブ10に
対して強固に固定することができ、床のがたつき、横ず
れ等の発生や、間仕切り2の転倒などを未然に防止でき
ると共に、配線スペース1が存在している位置であれ
ば、どの位置でも固定部材3を自由に配設でき、間仕切
り2の立設範囲が大きく広がり、間仕切り2の取付け施
工が容易となる。また、固定部材3に設けたケーブル挿
入防止部12によって固定部材3内にケーブル16が挿
入されるのを防止でき、従って、間仕切り2を固定する
ためのねじ具14によってケーブル16を傷つけてしま
う心配もない。また、固定部材3は、平行な一対の側片
6の上端部間に間仕切り側固定部5となる平面視矩形状
の上面部4が連設され、各側片6の下端部の外側に向か
って床スラブ側固定部9となるつば部7がそれぞれ突設
されているので、溝状の配線スペース1に対して固定部
材3の収まりが良くなると共に、側片6の外側で且つつ
ば部7の上面のスペースを配線スペース1として利用で
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。
【0007】本実施形態では、図1〜図3に示すよう
に、天板付きパネル30と配線溝1aを有する溝付きパ
ネル32とを組み合わせた、いわゆる溝配線方式置敷き
タイプのフリーアクセスフロアAの床上に可動タイプの
間仕切り(パーティション)2を固定する場合の一例を
説明する。
【0008】上記溝配線方式置敷きタイプのフリーアク
セスフロアAの床は、図5に示すように、十字状となっ
た5ブロックに配置される5個の溝付きパネル32と、
四隅の4ブロックに配置される4個の天板付きパネル3
0とで平面視正方形状に構成されている。ここで、天板
付きパネル30は、平面視正方形状に形成された天板3
0aの四隅下面から脚部30bが垂下して構成されてい
る。一方、溝付きパネル32は、上方に開口した配線溝
1aの両側に複数の脚部32aが立設され、配線溝1a
の上部開口に溝カバー34が着脱自在に装着されると共
に、配線溝1aの下部に設けた多数のリブ状の底板部3
5を介して脚部同士が互いに連結されて構成されてい
る。ここで十字状となった5ブロックのうちの交差部分
の1ブロックに配設されるクロス溝付きパネル32′
は、クロス状の配線溝1aの四隅に4本の脚部32aが
それぞれ立設されており、また直線部分に配設される4
ブロックのストレート溝付きパネル32は、ストレート
状の配線溝1aの両側に2つの脚部32aが立設されて
おり、これら5個の溝付きパネル32と4個の天板付き
パネル30とを縦横3列に並べて1個の床ブロックと
し、この複数個の床ブロックを床スラブ10上に並べて
敷きつめて床が構成される。そして、溝付きパネル32
の配線溝1a内に沿ってケーブル16が配線されると共
に、配線溝1a内には本発明の固定部材3が設置される
ようになっている。
【0009】一方、間仕切り2の上端部は、図1に示す
ように、天井面51に取付けた上レール50に嵌め込ま
れると共に、間仕切り2の下端部は下レール35の上部
に嵌め込まれ、タッピングねじなどのねじ具14によっ
て下レール35の下端部がカーペット36、溝カバー3
4を介して固定部材3の上面部4に固着されるようにな
っている。また、固定部材3の両側のつば部7には、そ
れぞれ挿通孔15(図4)が設けられており、この挿通
孔15を介してねじなどの固着具13を床スラブ10
(建築床)に埋設されているナット37に螺着させるこ
とによって、固定部材3の両側のつば部7が床スラブ1
0に固着されるようになっており、これにより間仕切り
2の下端部は固定部材3を介して床スラブ10に容易且
つ強固に固定されるものである。
【0010】固定部材3は、例えば断面ハット状に形成
された金属材から成り、図3に示すように、平行な一対
の側片6の上端部間に間仕切り側固定部5となる平面視
矩形状の上面部4が連設され、各側片6の下端部の外側
に向かって床スラブ側固定部9となる平面視長方形状の
つば部7がそれぞれ突設されている。この固定部材3の
上面部4は間仕切り2の下端部に固定される間仕切り側
固定部5となり、つば部7が床スラブ10に固定される
床スラブ側固定部9となり、固定部材3の上面部4及び
つば部7はスラブ面(建築床)と略平行な水平面でそれ
ぞれ形成されている。また、固定部材3の両側のつば部
7には固着具13を挿通させるための挿通孔15が穿設
されている。挿通孔15はつば部7の1箇所に設けられ
ているが、2箇所以上に設けられてもよい。そして、間
仕切り2の下レール35から固定部材3の上面部4を貫
通するねじ具14によって、間仕切り2と固定部材3と
を強固に固着できるようになっている。
【0011】ここで、固定部材3は、溝付きパネル32
の配線溝1a内に納まる程度の大きさを有している。つ
まり、図4に示す固定部材3の高さH1は、スラブ面か
ら溝カバー34の下面までの高さH(図6(a))と略
同じか或いはそれより低い高さとされ、また、固定部材
3のつば部7間の幅D1は、配線溝1aの溝幅Dより狭
くしてあり、各つば部7の幅D2はケーブル16の直径
よりそれぞれ大きくしてあり、これにより固定部材3を
配線溝1a内に余裕をもって収納できるようになると共
に、固定部材3の外側をケーブル16の配線スペース1
として利用できるようになっている。
【0012】また、固定部材3の長さL1は、図5に示
すように、溝付きパネル32の配線溝1aの長さLより
も短くしてあり、これにより、例えばストレート溝付き
パネル32の配線溝1aに固定部材3を設置したときで
も、固定部材3は中央のクロス溝付きパネル32′の配
線溝1a内に突出することがなく、従って、このクロス
溝付きパネル32′の配線溝1a内でのケーブル16の
配線が固定部材3によって妨げられるのを防止できるよ
うになっている。さらに図2に示す実施形態では、固定
部材3の一側方の配線スペース1にVCT2mm2の3
芯ケーブル16、他側方にVVFφ2mmの3芯ケーブ
ル16′を配線するようにした分岐ケーブル方式が採用
されているが、必ずしもこれに限定されるものではな
い。また、固定部材3は配線溝1aの長さ方向に沿って
設置する必要はなく、また固定部材3の長さも図5に示
す実施形態には限定されないものである。
【0013】さらに、固定部材3の側面開口部11の少
なくとも一方には、図3(a)(b)に示すように、ケ
ーブル挿入防止部12としての蓋12aが設けられてい
る。図3(a)では、1枚の蓋12aの上端部を固定部
材3の上面部4の一端部に連設してあり、蓋12aの側
端部と側片6の一端部との隙間をケーブル16の径より
小さくしてある。また図3(b)では2枚の蓋12aの
側端部をそれぞれ固定部材3の側片6の一端部に連設し
てあり、蓋12a間の隙間をケーブル16の径より小さ
くしてあり、いずれの場合も、蓋12aによってケーブ
ル16を固定部材3内に挿入できないものであり、間仕
切り2を固定するためのねじ具14でケーブル16を傷
付けてしまうのを未然に防止できるようにしてある。
尚、ケーブル挿入防止部12は固定部材3の両方の側面
開口部11に設けられてもよく、またケーブル挿入防止
部12の形状は板状に限定されるものではなく、要はケ
ーブル16が固定部材3内に挿入されるのを阻止できる
形状であればよい。
【0014】次に、上記溝配線方式置敷きタイプのフリ
ーアクセスフロアAの床上に間仕切り2を立設固定する
場合の手順の一例を説明すると、先ず、床上に敷設した
カーペット36に間仕切り取付け用の墨出しQ(図5)
をすると共に、溝付きパネル32の配線溝1a内での固
定部材3を設置する位置を決定し、カーペット36及び
溝付きパネル32の溝カバー34に下孔40(5mmφ
程度)をあける。このとき下孔40は、例えば500m
mピッチPで複数個形成されるのが望ましい。その後、
図5に示すように、下孔40をあけたカーペット36と
溝カバー34とを取外し、本発明の断面ハット状の固定
部材3を上記下孔40に対応する位置に設置し、ねじな
どの固着具13を用いて固定部材3のつば部7を床スラ
ブ10に固着する。このときつば部7には挿通孔15が
予め穿設され、床スラブ10にはナット37が埋設され
ているので、固定部材3を床スラブ10に対して簡単に
且つ強固に固定することができる。その後、溝カバー3
4及びカーペット36を元の状態に取付けた後に、カー
ペット36に予め描かれた間仕切り取付け用の墨出しQ
に沿って下レール35を設置し、下レール35の下端部
からタッピングねじ14を打入して、タッピングねじ1
7をカーペット36、溝カバー34のそれぞれの下孔4
0を貫通して配線溝1a内に設置した固定部材3の上面
部4に螺着する。最後に間仕切り2の下端部を下レール
35の上端部に嵌め込み固定して、間仕切り2の設置作
業が終了する。
【0015】しかして、配線溝1a内に設置した断面ハ
ット状の固定部材3を介して間仕切り2を床スラブ10
に対して強固に固定できるので、溝付きパネル32及び
天板付きパネル30が床スラブ10上に固定されていな
い場合でも、固定部材3を介して間仕切り2を床スラブ
10に強固に固定することができ、従って、間仕切り2
を開閉する際の衝撃や地震の振動などに強い構造とな
り、溝付きパネル32及び天板付きパネル30のがたつ
きや横ずれ等の発生を防止でき、さらには間仕切り2の
転倒などを未然に防止することができる。また、固定部
材3は溝付きパネル32の配線溝1a内に収納される大
きさを有しているので、配線溝1aが存在している位置
であれば、どの位置でも固定部材3を自由に配設でき、
間仕切り2の立設範囲が大きく広がる。つまり、固定部
材3を収納できる配線溝1aがある場所ならどこでも間
仕切り2を自由に固定できるようになり、間仕切り2の
取付け施工が容易となる。さらに、固定部材3に設けた
ケーブル挿入防止部12によって固定部材3内にケーブ
ル16が挿入されるのを防止でき、従って、間仕切り2
を固定するためのねじ具14によってケーブル16を傷
つけてしまう心配がなく、そのうえ断面ハット状の固定
部材3は床スラブ側固定部9となるつば部7がスラブ面
と平行な水平面とされているので、床スラブ10に対し
て固定部材3を水平に固定でき、ねじなどの固着具13
を床スラブ10に埋設したナット37に確実に螺入でき
ると共に、固定部材3の間仕切り側固定部5となる上面
部4もスラブ面と平行な水平面とされているので、固定
部材3に対するタッピングねじ14の打入を確実に行な
えるようになり、間仕切り2の取付け精度が高められる
という利点もある。
【0016】また、本実施形態の断面ハット状の固定部
材3は、平行な一対の側片6の上端部間に間仕切り側固
定部5となる平面視矩形状の上面部4が連設され、各側
片6の下端部の外側に向かって床スラブ側固定部9とな
るつば部7がそれぞれ突設された構造となっているの
で、溝状の配線スペース1に対して平面視矩形状をした
固定部材3の収まりが良くなり、しかも、側片6の外側
で且つつば部7の上面のスペースを配線スペース1とし
て利用できるので、固定部材3にケーブル挿入防止部1
2を設けた構造でありながら、固定部材3によってケー
ブル16の配線が妨げられることがないものである。し
かも固定部材3の長さL1は、溝付きパネル32の配線
溝1aの長さLよりも短くしてあるので、例えばストレ
ート溝付きパネル32の配線溝1aに固定部材3を設置
したときでも、固定部材3は中央のクロス溝付きパネル
32′の配線溝1a内に突出することがなく、従って、
この中央のクロス溝付きパネル32′の配線溝1a内を
横切るようにして配線されるケーブル16が固定部材3
によって妨げられることがないものである。もちろん、
クロス溝付きパネル32′内に固定部3を設置した場合
でも、ストレート溝付きパネル32の配線の妨げとはな
らないものである。
【0017】図7及び図8は、パネル下配線方式置敷き
タイプのフリーアクセスフロアA′の床上に間仕切り2
を固定する場合の一例を示している。
【0018】このパネル下配線方式置敷きタイプのフリ
ーアクセスフロアA′の床は、図6(b)及び図7に示
すように、天板31aの下面側に支柱31bを垂設さ
せ、支柱31b間を配線スペース1とした天板付きパネ
ル31で構成されており、この天板付きパネル31を縦
横3列ずつ、計9個並べて1個の天板付きパネルブロッ
クとし、複数個の天板付きパネルブロックを複数個並べ
て床スラブ10上に敷きつめて床が構成される。そし
て、天板31aの下側の配線溝1bに沿ってケーブル1
6が配線されると共に、配線溝1b内に本発明の固定部
材3が設置されるようになっている。なお、スラブ面か
ら天板31aの下面までの高さH、支柱32a間の距離
Dは固定部材3の高さH1、固定部材3のつば部7間の
幅D1(図4)よりそれぞれ大きく設定される点は前記
実施形態と同様であり、従って、固定部材3を配線スペ
ース1内に余裕をもって収納できると共に、固定部材3
の外側をケーブル16の配線スペース1として利用でき
るようになっている。
【0019】しかして、パネル下配線方式置敷きタイプ
のフリーアクセスフロアA′の床上に間仕切り2を立設
固定するにあたっては、前記溝配線方式置敷きタイプの
場合と同様、予め、カーペット36に間仕切り取付け用
の墨出しQ(図8)をすると共に、天板付きパネル31
の配線溝1b内での固定部材3を設置する位置を決定
し、カーペット36及び天板付きパネル31の天板に下
孔40(5mmφ程度)をあける。その後、下孔40を
あけたカーペット36と天板付きパネル31とを取外
し、本発明の断面ハット状の固定部材3を上記下孔40
に対応する位置に設置し、ねじなどの固着具13を用い
て固定部材3のつば部7を床スラブ10に固着した後
に、天板付きパネル31及びカーペット36を元の状態
に取付け、その後、墨出しQに沿って下レール35を設
置し、下レール35の下端部からタッピングねじ14を
打入して、配線溝1b内に設置した固定部材3の上面部
4に螺着する。最後に間仕切り2の下端部を下レール3
5の上端部に嵌め込み固定して、間仕切り2の設置作業
が終了する。
【0020】従って、図1〜図3の実施形態と同様、配
線溝1b内に設置された断面ハット状の固定部材3を用
いて間仕切り2を床スラブ10に強固に固定することが
できるという効果、及び固定部材3は溝付きパネル32
の配線溝1b内に収納される大きさを有しているので、
配線溝1bが存在している位置であれば、どの位置でも
固定部材3を自由に配設でき、間仕切り2の立設範囲が
大きく広がり、取付け施工が容易となるという効果等が
得られるものである。
【0021】本発明の固定部材を用いた間仕切り2の
固定構造は、前記実施形態で述べた溝配線方式置敷タイ
プのフリーアクセスフロアA或いはパネル下配線方式置
敷タイプのフリーアクセスフロアA′に限られるもので
はない。また、必ずしも可動間仕切りに限られず、例え
ば固定タイプの軽量鉄骨間仕切りであってもよく、或い
は間仕切り機能を備えた机や家具などの固定物であって
もよいものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、配線スペースを有するフリーアクセ
スフロアにより構成された床上に間仕切りが立設固定さ
れ、上記配線スペース内に配線スペースに納まる程度の
大きさを有する断面ハット状の固定部材が配設され、断
面ハット状の固定部材の上面部が間仕切りの下端部に固
定される間仕切り側固定部となり、つば部が床スラブに
固定される床スラブ側固定部となり、固定部材の上面部
及びつば部はスラブ面と略平行にそれぞれ形成され、固
定部材のつば部には固着具を挿通させるための挿通孔が
穿設され、固定部材の上面部を貫通するねじ具によって
固定部材の上面部と間仕切りの下端部とが固着されると
共に、固定部材の側面開口部に、固定部材内にケーブル
が挿入されるのを防止するためのケーブル挿入防止部を
設けて成るから、配線スペース内に設置した断面ハット
状の固定部材を介して間仕切りを床スラブに対して強固
に固定することができ、従って、間仕切りを開閉する際
の衝撃や地震の振動などに強い構造となり、床のがたつ
き、横ずれ等の発生や、間仕切りの転倒などを未然に防
止することができる。また、固定部材は溝付きパネルの
配線スペース内に収納される大きさを有しているので、
配線スペースが存在している位置であれば、どの位置で
も固定部材を自由に配設でき、間仕切りの立設範囲が大
きく広がり、間仕切りの取付け施工が容易となる。さら
に、固定部材に設けたケーブル挿入防止部によって固定
部材内にケーブルが挿入されるのを防止でき、従って、
間仕切りを固定するためのねじ具によってケーブルを傷
つけてしまう心配がなく、そのうえ断面ハット状の固定
部材は床スラブ側固定部となるつば部がスラブ面と平行
な水平面とされているので、床スラブに対して固定部材
を水平に固定でき、従って、ねじなどの固着具を床スラ
ブに確実に螺入できると共に、固定部材の間仕切り側固
定部となる上面部もスラブ面と平行な水平面とされてい
るので、固定部材に対するねじ具の打入を確実に行なえ
るようになり、間仕切りの取付け精度が高められるもの
である。また断面ハット状の固定部材は、平行な一対の
側片の上端部間に間仕切り側固定部となる平面視矩形状
の上面部が連設され、各側片の下端部の外側に向かって
床スラブ側固定部となるつば部がそれぞれ突設されてい
るから、溝状の配線スペースに対して固定部材の収まり
が良くなると共に、側片の外側 で且つつば部の上面のス
ペースを配線スペースとして利用できるので、固定部材
にケーブル挿入防止部を設けた構造でありながら、固定
部材によってケーブルの配線が妨げられることがないも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、溝配線方式置敷きタ
イプのフリーアクセスフロアの床上に間仕切りを固定し
た状態の一例を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】(a)(b)は同上の固定部材のケーブル挿入
防止部を説明する斜視図である。
【図4】同上の固定部材の寸法を説明する斜視図であ
る。
【図5】同上の固定部材の使用状態を説明する斜視図で
ある。
【図6】(a)は溝配線方式置敷きタイプのフリーアク
セスフロアの説明図、(b)はパネル下配線方式置敷き
タイプのフリーアクセスフロアの説明図である。
【図7】他の実施形態を示し、図6(b)のパネル下配
線方式置敷きタイプのフロアパネルの床上に間仕切りを
固定した状態の断面図である。
【図8】図7の固定部材の使用状態を説明する斜視図で
ある。
【図9】従来の間仕切りの固定構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
A フリーアクセスフロア 1 配線スペース 2 間仕切り 固定部材 上面部 5 間仕切り側固定部 つば部 9 床スラブ側固定部 10 床スラブ 12 ケーブル挿入防止部 13 固着具 14 ねじ具 15 挿通

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線スペースを有するフリーアクセスフ
    ロアにより構成された床上に間仕切りが立設固定され、
    上記配線スペース内に配線スペースに納まる程度の大き
    さを有する断面ハット状の固定部材が配設され、断面ハ
    ット状の固定部材は、平行な一対の側片の上端部間に平
    面視矩形状の上面部が連設され、この上面部が間仕切り
    の下端部に固定される間仕切り側固定部となり、各側片
    の下端部の外側に向かってつば部がそれぞれ突設されて
    おり、つば部が床スラブに固定される床スラブ側固定部
    となり、固定部材の上面部及びつば部はスラブ面と略平
    行にそれぞれ形成され、固定部材のつば部には固着具を
    挿通させるための挿通孔が穿設され、固定部材の上面部
    を貫通するねじ具によって固定部材の上面部と間仕切り
    の下端部とが固着されると共に、固定部材の側面開口部
    に、固定部材内にケーブルが挿入されるのを防止するた
    めのケーブル挿入防止部を設けて成ることを特徴とする
    間仕切りの固定構造。
JP08140297A 1997-03-31 1997-03-31 間仕切りの固定構造 Expired - Fee Related JP3271924B2 (ja)

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