JPH0978812A - 組立式床版 - Google Patents

組立式床版

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JPH0978812A
JPH0978812A JP23495395A JP23495395A JPH0978812A JP H0978812 A JPH0978812 A JP H0978812A JP 23495395 A JP23495395 A JP 23495395A JP 23495395 A JP23495395 A JP 23495395A JP H0978812 A JPH0978812 A JP H0978812A
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JP
Japan
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main body
body panel
cross
hole
panel
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Pending
Application number
JP23495395A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Aoyanagi
徹 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな積載荷重に耐える床をできるだけ小型
軽量の構成材で実現し、また本体パネルのレベル調整の
ためのボルト回転作業を本体パネルの上から行え、また
配線も本体パネルの敷設後にその上面側で行えるように
する。 【解決手段】 本体パネル1は軽量発泡金属製で平面形
状は矩形で、上面側には十字型配線溝2が、下面側には
十字型凸部3が形成され、十字型凸部3の下面が躯体床
面4にほぼ接する状態で当該パネル1が敷設される。パ
ネル1の四隅部分にはそれぞれ上下方向の貫通穴5があ
り、各穴5の内部にナット部材6が固定され、調整ボル
ト7がナット部材6に捩じ込まれる。ボルト7の上端に
は回転操作用の六角穴7aがあり、ボルト7の下端のソ
ール8が躯体床面4に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータな
どの電子機器の配線を自在にレイアウトして床下に隠す
床構造(一般にフリーアクセスフロアと呼ばれている)
を建物の躯体床上に設けるための組立式床版に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なフリーアクセスフロアはつぎの
ように構成されている。ビルの室内のコンクリート床の
上に組立式床版をタイルのように敷き詰める。1個の床
版は50センチメートル角ほどの正方形の本体パネルか
らなる。躯体床面(コンクリート床)の上に数センチメ
ートルほどの隙間をあけて本体パネルを設置するため
に、本体パネルの下面にレベル調整可能な脚構造を組合
せている。躯体床と本体パネルとの間の隙間がレイアウ
ト自在な配線空間となる。パネル下に配線したケーブル
を室内に引き出すために、本体パネルには小さなケーブ
ル取り出し口が形成されている。
【0003】本体パネルを支持する脚構造としては、各
パネルの四隅にそれぞれ脚ボルトを設けたものと、隣接
する4枚の本体パネルの四隅の交点部分を1つの脚ボル
トで一体的に支持する構造とが知られている。いずれの
脚構造にしても、本体パネルの下面に台座をあてがい、
その台座と一体のナット部材に下から脚ボルトを捩じ込
んでいる。この脚ボルトの捩じ込み量を変えることで、
パネル下面の脚の長さを適宜に微調整できる。脚ボルト
の下端には前記躯体床面に当接するソールが関節構造で
取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の組立式床版で
は、前述のように、ナット部材と一体の台座を本体パネ
ルの下面にあてがい、ナット部材に下から脚ボルトを捩
じ込み、脚ボルト下端のソールを躯体床面に当接させて
本体パネルを敷設する。そして本体パネルの上に搭載さ
れるコンピュータや通信機器などの電子機器類の荷重を
前記の脚ボルトで支持する。
【0005】この脚構造では、脚ボルトをもっとも多く
捩じ込んで脚長をもっとも短くした状態でも、脚ボルト
の上端は本体パネルの下面にほぼ当接した状態となる。
通常、脚ボルトの捩じ込み量はこれよりすこし少ない状
態で敷設されることになるので、この脚構造の強度を大
きくするにはナット部材の長さを大きくし、ボルトとナ
ットの係合長さを充分に大きくとる必要がある。しか
し、ボルト・ナットの係合長さを大きくすると、脚長が
不必要に長くなり、躯体床面と本体パネルの間隔が大き
くなりすぎるという問題がある。したがってボルト・ナ
ットの係合長さはそれほど大きくできない。
【0006】脚構造の強度が充分でないために、さらに
大きなつぎのような問題も発生する。従来の組立式床版
によるフリーアクセスフロアでは、室内に配設してある
大戸棚や金庫などの大重量物が地震などで倒れたとき、
その衝撃で本体パネル下の前記脚構造が折れたり外れた
りし、本体パネルが陥没するようにフロアが崩壊し、そ
の結果さらに激しい家具類の倒壊を招く。
【0007】また、脚ボルトの捩じ込み操作を本体パネ
ルの下面側で行わなければならず、その調整作業が面倒
なために、組立式床版の敷設に時間がかかるという問題
があった。また、本体パネルの下に配線を施すので、配
線の変更時には本体パネルを取り外す必要があり、その
作業が面倒だという問題もあった。
【0008】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、大きな積載荷重に耐える床
をできるだけ小型軽量の構成材で実現することにある。
また、本体パネルのレベル調整のためのボルト回転作業
を本体パネルの上から行え、また配線も本体パネルの敷
設後にその上面側で行えるようにした組立式床版を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の組立式床版で
は、本体パネルは軽量発泡金属からなり、平面形状は矩
形で、上面側には2組の対向2辺を結ぶ十字型配線溝が
形成され、下面側には前記十字型配線溝に対応してその
溝幅よりも大きな幅の十字型凸部が形成され、前記十字
型凸部の下面は平面で、この面が躯体床面にほぼ接する
状態で当該本体パネルが敷設される。また、前記本体パ
ネルの四隅部分にはそれぞれ上下に貫通する貫通穴が形
成されており、前記貫通穴の内部にはナット部材が埋め
込み固定されており、前記貫通穴に挿入された調整ボル
トが前記ナット部材に上下方向に捩じ込まれる。また、
前記調整ボルトの上端は前記貫通穴内に収まり、その上
端には回転操作用の六角穴があり、前記調整ボルトの下
端は前記貫通穴から適宜に突出し、その下端には前記躯
体床面に当接するソールが関節構造で取り付けられてい
る。また、本体パネルの前記十字型配線溝および前記貫
通穴の上端にはそれぞれに嵌合する蓋が着脱自在に装着
され、これらの蓋を装着した状態では本体パネルの上面
が面一になる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例による組立式
床版の構成を図1〜図3に示している。本体パネル1は
アルミニウム・ダイキャストなどの軽量発泡金属からな
り、図1のように平面形状は一辺が約50センチメート
ルの正方形である。本体パネル1の上面側には2組の対
向2辺を結ぶ十字型配線溝2が形成され、下面側には十
字型配線溝2に対応してその溝幅よりも大きな幅の十字
型凸部3が形成されている。十字型配線溝2の溝幅は約
15センチメートル、十字型凸部3の幅は約30センチ
メートルである。図2に示すように、十字型凸部3の下
面は平面で、この面が躯体床面4(建物のコンクリート
床面)にほぼ接する状態で本体パネル1が敷設される。
【0011】十字型配線溝2と十字型凸部3が形成され
ているので、本体パネル1の四隅部分にはこれらにより
区画されたほぼ矩形の領域があり、その四隅の各領域に
はそれぞれ上下に貫通する貫通穴5が形成されている。
その貫通穴5の内部にはナット部材6が埋め込み固定さ
れている。ナット部材6の外周にはフランジ6aが一体
形成されており、この部分が本体パネル1に食い込むよ
うに埋め込まれており、そのため本体パネル1に対する
ナット部材6の固定強度がきわめて大きくなっている。
ナット部材6のネジ穴の中心軸は図のように本体パネル
1に対して垂直になっている(水平に付設される本体パ
ネル1に対してナット部材6のネジ穴は上下方向にな
る)。
【0012】本体パネル1の貫通穴5内に固定されてい
る前記ナット部材6に対し、下方から調整ボルト7が捩
じ込まれる。この調整ボルト7は上端に回転操作用の六
角穴7aを備えた六角穴付きボルトである。図のよう
に、ナット部材6の上端側は本体パネル1の貫通穴5内
に収まり、調整ボルト7の下端側は貫通穴5から適宜に
突出する。
【0013】調整ボルト7の下端には躯体床面4に当接
する円板型ソール8が関節構造9で取り付けられてい
る。この関節構造9によりソール8はボルト7の軸心に
対して全方向に自在に傾く(その可動範囲は小さくてよ
い)。この機能により躯体床面4に多少の傾斜や凹凸が
あっても、ソール8が躯体表面4に無理なく当接する。
【0014】また、本体パネル1の十字型配線溝2には
十字型の溝蓋10が着脱自在に嵌合装着され、同様に各
貫通穴5の上端にはそれぞれ円板蓋11が着脱自在に装
着される。これらの溝蓋10および円板蓋11を装着し
た状態では本体パネル1の上面が面一になるように、蓋
10および11の周辺部の厚みに対応した段部が本体パ
ネル1の配線溝2および貫通穴5の上端周辺部に形成さ
れている。
【0015】貫通穴5を塞ぐ円板蓋11は小さいので、
単純な金属製の円板でも充分な強度が得られる。十字型
配線溝2を塞ぐ溝蓋10は大型なので、軽量で充分な堅
牢性を実現するために、この実施例では図2に示すよう
に、金属製の波板と平板とを重ねた複合構造としてい
る。また、十字型の溝蓋10の4つの端部には配線取り
出し用の切欠部10aが形成されている。なお、この実
施例においては溝蓋10をこれ1枚で配線溝2に嵌合す
る十字型に形成しているが、この発明はこのような実施
例に限定されるものではなく、十字型配線溝2を複数の
ほぼ矩形の溝蓋で塞ぐように構成しても問題はない。
【0016】以上のように構成された組立式床版は、ケ
ーブル類を配線する前に躯体床面4につぎのように敷設
する。各調整ボルト7の捩じ込み量を事前に調整し、本
体パネル1の底面(十字型凸部3の下面)と各ソール8
の底面とをほぼ面一セットしておき、多数の本体パネル
1をタイルのように整然と敷き詰める。そして各パネル
1の上面が段差なく水平になるように、必要な箇所の調
整ボルト7を回転してその捩じ込み量を加減する。この
ボルト操作はもちろんパネル1の上面側から簡単に行え
る。つまり、円板蓋11を外し(初めから付けていなく
てもよい)、貫通穴5の内部に見えるボルト7を六角レ
ンチで回転させればよい。
【0017】多数のパネル1を敷き詰めてから、必要箇
所の溝蓋10を外し(初めから付けていなくてもよ
い)、ケーブル類を配線溝2内に収容して配線してから
溝蓋10を装着する。配線溝2内から室内にケーブルを
取り出す箇所では前記切欠部10aを通す。
【0018】
【発明の効果】この発明の組立式床版では、本体パネル
の下面の十字型凸部が躯体床面のほぼ接した状態で当該
パネルが敷設されるので、前記調整ボルトだけでパネル
上の荷重を支持するのではなく、本体パネル自体も躯体
床面に接して荷重を直接的に支持する。そのため最大積
載荷重を従来の構造のものより相当に大きくできる。ま
た、地震などによりフロア上の家具類が倒れて大きな衝
撃が加わって前記調整ボルト・ナット部分が破損して
も、本体パネルはその下面の十字型凸部がほぼ躯体床面
に接しているので、本体パネルが陥没するような悪い事
態にはならない。
【0019】また、前記調整ボルトの回転操作を本体パ
ネルの上から行えるので、本体パネルのレベル調整作業
がきわめて簡単になる。また、本体パネルを敷設してか
らその上面の十字型配線溝に配線を施すので、配線作業
および配線変更作業がきわめて簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による組立式床版の一部切
り欠き平面図である。
【図2】同上組立式床版の半断面正面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 本体パネル 2 十字型配線溝 3 十字型凸部 4 躯体床面 5 貫通穴 6 ナット部材 6a フランジ 7 調整ボルト 7a 六角穴 8 ソール 9 関節構造 10 溝蓋 10a 切欠部 11 円板蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/024 606 8702−2E E04F 15/024 606C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要件〜を備えた組立式床版。 本体パネルは軽量発泡金属からなり、平面形状は矩形
    で、上面側には2組の対向2辺を結ぶ十字型配線溝が形
    成され、下面側には前記十字型配線溝に対応してその溝
    幅よりも大きな幅の十字型凸部が形成され、前記十字型
    凸部の下面は平面で、この面が躯体床面にほぼ接する状
    態で当該本体パネルが敷設される。 前記本体パネルの四隅部分にはそれぞれ上下に貫通す
    る貫通穴が形成されており、前記貫通穴の内部にはナッ
    ト部材が埋め込み固定されており、前記貫通穴に挿入さ
    れた調整ボルトが前記ナット部材に上下方向に捩じ込ま
    れる。 前記調整ボルトの上端は前記貫通穴内に収まり、その
    上端には回転操作用の六角穴があり、前記調整ボルトの
    下端は前記貫通穴から適宜に突出し、その下端には前記
    躯体床面に当接するソールが関節構造で取り付けられて
    いる。 本体パネルの前記十字型配線溝および前記貫通穴の上
    端にはそれぞれに嵌合する蓋が着脱自在に装着され、こ
    れらの蓋を装着した状態では本体パネルの上面が面一に
    なる。
JP23495395A 1995-09-13 1995-09-13 組立式床版 Pending JPH0978812A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163758A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Joto Techno Co Ltd 床パネル、床形成用ユニット、及び、デッキ構造
JP2012172324A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Sekisui Chem Co Ltd 床化粧材敷設構造

Cited By (2)

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JP2010163758A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Joto Techno Co Ltd 床パネル、床形成用ユニット、及び、デッキ構造
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