JP2010163758A - 床パネル、床形成用ユニット、及び、デッキ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 発泡樹脂層が熱可塑性樹脂層の内部に設けられるように、発泡樹脂層と熱可塑性樹脂層とが一体成型された床パネルであり、平面視矩形状を有し、四隅には、支持脚を取り付けるための取付部が設けられている床パネル。
【選択図】 図1
Description
(1) 発泡樹脂層が熱可塑性樹脂層の内部に設けられるように、上記発泡樹脂層と上記熱可塑性樹脂層とが一体成型された床パネルであり、
平面視矩形状を有し、
四隅には、支持脚を取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする床パネル。
(2) 上記(1)の床パネルと、支持脚とを備える床形成用ユニットであって、
上記床パネルの各上記取付部には、上記支持脚を取り付けるためのネジ穴が少なくとも3つ形成されており、
上記ネジ穴は、外周までの距離が同一であり、
上記ネジ穴のうち、近接する2つのネジ穴中心間距離が、上記外周までの距離の2倍であり、
上記支持脚の上面には、上記3つのネジ穴に対応する位置に固定用穴が設けられていることを特徴とする。
(3) 上記(2)の床形成用ユニットであって、
上記支持脚の上面には、高さ調整機構が設けられており、
上記床パネルの上記取付部には、上記支持脚を取り付けた後に、上記支持脚に設けられている上記高さ調整機構を操作するための高さ調整用穴が、上記高さ調整機構の位置に対応する位置に形成されていることを特徴とする。
(4) 上記(2)又は(3)の床形成用ユニットであって、
1の支持脚で隣接する4つの床パネルの隅部を支持する場合に上記支持脚の取付面中央に設けられた高さ調整機構を操作するための空間形成用の隅切り欠き部が、四隅に設けられており、
1の支持脚で隣接する2つの床パネルの隅部を支持する場合に上記支持脚の上記高さ調整機構を操作するための空間形成用の側面切り欠き部が、側面における、四隅から上記ネジ穴中心間距離を隔てた位置に設けられており、
1の支持脚で隣接する4つの床パネルの隅部を支持する場合、当該4つの床パネルが備える各前記隅切り欠き部により形成された空間に対応する位置に高さ調整機構が位置することとなる一方、1の支持脚で隣接する2つの床パネルの隅部を支持する場合、当該2つの床パネルが備える各前記側面切り欠き部により形成された空間に対応する位置に高さ調整機構が位置することとなることを特徴とする。
(5) 複数の床パネルと複数の支持脚とを備えたデッキ構造であって、
上記床パネルは、平面視矩形状を有し、四隅には、上記支持脚を取り付けるための取付部が設けられ、上記取付部には、それぞれ複数の貫通穴が設けられており、
上記支持脚は、その上面に複数の固定用穴が設けられており、
上記支持脚に設けられた上記複数の固定用穴のうちの1の固定用穴と1の上記床パネルに設けられた貫通穴とを結合部材により結合するとともに、上記支持脚の他の固定用穴と他の床パネルに設けられた貫通穴とを上記結合部材により結合することにより、上記1の床パネルと上記他の床パネルとが1の上記支持脚により支持されていることを特徴とするデッキ構造。
勿論、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
まず、床パネル10について説明することとする。
図1(a)及び図2(a)に示すように、床パネル10は、平面視正方形形状を有しており、四隅には隅部20が設けられている。床パネル10の裏面における隅部20には、図2(a)に示すように、後述する支持脚50(図4参照)を取り付けるための取付部12が設けられている。取付部12は、平面視正方形形状を有しており、支持脚50の上面52(図4参照)が当接することとなる。図2(a)及び図3に示すように、取付部12には、外周16までの距離が同一であり、且つ、近接する2つが同一の距離となるように3つのネジ穴14a、ネジ穴14b、及び、ネジ穴14cが形成されている。すなわち、ネジ穴14aの外周16までの距離と、ネジ穴14bの外周までの距離と、ネジ穴14cの外周までの距離とが同一であり、且つ、ネジ穴14aとネジ穴14bとのネジ穴中心間距離D1と、ネジ穴14bとネジ穴14cとのネジ穴中心間距離D2とが同一となるようにネジ穴14a、ネジ穴14b、及び、ネジ穴14cが形成されている。また、ネジ穴中心間距離D1及びネジ穴中心間距離D2は、ネジ穴14a、ネジ穴14b、及び、ネジ穴14cから外周16までの距離の2倍となっている。
なお、本発明において、熱可塑性樹脂層と発泡樹脂層との組合せとしては、熱可塑性樹脂層がポリプロピレンからなる層であり、且つ、発泡樹脂層がポリプロピレンからなる層である組合せが望ましい。また、熱可塑性樹脂層がポリスチレンからなる層であり、且つ、発泡樹脂層がポリスチレンからなる層である組合せが望ましい。
図4(a)は、本発明の一実施形態に係る支持脚を模式的に示す平面図であり、図4(b)は、その正面図であり、図4(c)は、その底面図である。図5は、図4に示した支持脚の縦断面図である。図6は、支持脚の床パネルへの取付位置を説明するための図である。
図4(b)及び図5に示すように、支持脚50は、上筒体60と、上筒体60に嵌挿された下筒体62とを備える。図4(a)に示すように、上筒体60の上面には、四隅にそれぞれ1つの固定用穴64が形成されている。4つの固定用穴64は、図6に示すように、床パネル10に設けられているネジ穴14(14a、14b、14c、14d)にそれぞれ対応しており、ボルトを用いて、4箇所で支持脚50を床パネル10に取り付けることができる。
図7に示すように、支持脚50の左側の2つの固定用穴64は、それぞれ、左側の床パネル10のネジ穴14b、ネジ穴14cに対向して配置されており、支持脚50と左側の床パネル10とは、図示しないボルトを用いて2箇所で接続されている。
また、支持脚50の右側の2つの固定用穴64は、それぞれ、右側の床パネル10のネジ穴14b、ネジ穴14cに対向して配置されており、支持脚50と右側の床パネル10とは、図示しないボルトを用いて2箇所で接続されている。
図8に示すように、支持脚50の左上側の固定用穴64は、左上側の床パネル10のネジ穴14bに対向して配置され、支持脚50と左上の床パネル10とは、図示しないボルトを用いて1箇所で接続されている。また、同様に、支持脚50の左下側の固定用穴64は、左下側の床パネル10のネジ穴14bに対向して配置され、支持脚50と左下の床パネル10とは、1箇所で接続されている。また、支持脚50の右上側の固定用穴64は、右上側の床パネル10のネジ穴14bに対向して配置され、支持脚50と右上の床パネル10とは、1箇所で接続されている。また、支持脚50の右下側の固定用穴64は、右下側の床パネル10のネジ穴14bに対向して配置され、支持脚50と右下の床パネル10とは、1箇所で接続されている。
3つの床パネル10の隅部20を支持する場合、図9に示すように、1の支持脚50を用いて2つの床パネル10を支持するとともに、他の支持脚50を用いて残りの1つの床パネル10を支持する。
キャップナット140は、内径が段階的に3段階に拡大する筒状を有しており、高さ調整用ネジ66が操作された後に、高さ調整用ネジ66の上部(高さ調整用穴18、面切り欠き部26、又は、隅切り欠き部22)に配置される。
縁材90は、側面視コの字型の横長板状をしており、側面部98の高さが床パネル10の側面24の高さと略同一である。従って、縁材90を床パネル10の側面24に嵌め込むことができる。また、縁材90の下面部92には、下面部92から垂下する取付部94が設けられている。取付部94には、横方向に所定の間隔で、取付穴96が形成されており、床パネル10に取り付けた際に床パネル10のリブ30に釘等を打ち付けて固定することができる。
出隅縁材100は、平面視L字状を有しており、外側面に壁部102が形成されている。また、壁部102には、取付穴104が形成されており、床パネル10に取り付ける際に釘等を打ち付けて固定することができる。
なお、入隅縁材は、右側用と左側用の2種類が存在し、2種類を組み合わせて使用するものであるが、両者は左右対称の関係にあるので、図13(a)〜図13(c)には、右側用のみを示しており、左側用の図面は省略している。
図14は、本発明の一実施形態に係るデッキ構造を模式的に示す斜視図である。
図14に示すように、デッキ構造200は、建物300の出入り口302から屋外側に張り出すように形成されている。デッキ構造200は、12枚の床パネル10を備えており、全体として平面視L字形状に配置されている。床パネル10の下側には、支持脚50が取り付けられており、支持脚50の下には、コンクリート製の土台304が敷設されている。なお、支持脚50の取り付け方については、すでに図6〜図9を用いて説明したので、ここでの説明は省略することとする。床パネル10と支持脚50とは、本発明の床形成用ユニットに相当する。
まず、デッキ構造200を形成すべき位置にコンクリート製の土台304を敷設し、その上に支持脚50を配置する。なお、コンクリート製の土台304は、敷設しなくてもよく、必要に応じて用いればよい。次に、複数(本実施形態では12枚)の床パネル10を配置した支持脚50の上に載置する。次に、ボルトを床パネル10の上面側から挿入し、床パネル10のネジ穴14と支持脚50の固定用穴64とに連通させ、支持脚50を床パネル10に取り付ける。なお、床パネル10を支持脚50に取り付けると、支持脚50の高さ調整用ネジ66は、高さ調整用穴18、面切り欠き部26、又は、隅切り欠き部22の下側に位置することとなる。
以上によりデッキ構造200を形成することができる。
12 取付部
14(14a、14b、14c、14d) ネジ穴
16 外周
18 高さ調整用穴
20 隅部
22 隅切り欠き部
24 (床パネルの)側面
26 側面切り欠き部
34 発泡樹脂層
36 熱可塑性樹脂層
50 支持脚
52 (支持脚の)上面
60 上筒体
62 下筒体
64 固定用穴
66 高さ調整用ネジ
90 縁材
100 出隅縁材
110(110L、110R) 入隅縁材
140 キャップナット
200 デッキ構造
Claims (5)
- 発泡樹脂層が熱可塑性樹脂層の内部に設けられるように、前記発泡樹脂層と前記熱可塑性樹脂層とが一体成型された床パネルであり、
平面視矩形状を有し、
四隅には、支持脚を取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする床パネル。 - 請求項1に記載の床パネルと、支持脚とを備える床形成用ユニットであって、
前記床パネルの各前記取付部には、前記支持脚を取り付けるためのネジ穴が少なくとも3つ形成されており、
前記ネジ穴は、外周までの距離が同一であり、
前記ネジ穴のうち、近接する2つのネジ穴中心間距離が、前記外周までの距離の2倍であり、
前記支持脚の上面には、前記3つのネジ穴に対応する位置に固定用穴が設けられていることを特徴とする床形成用ユニット。 - 前記支持脚の上面には、高さ調整機構が設けられており、
前記床パネルの前記取付部には、前記支持脚を取り付けた後に、前記支持脚に設けられている前記高さ調整機構を操作するための高さ調整用穴が、前記高さ調整機構の位置に対応する位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の床形成用ユニット。 - 1の支持脚で隣接する4つの床パネルの隅部を支持する場合に前記支持脚の取付面中央に設けられた高さ調整機構を操作するための空間形成用の隅切り欠き部が、四隅に設けられており、
1の支持脚で隣接する2つの床パネルの隅部を支持する場合に前記支持脚の前記高さ調整機構を操作するための空間形成用の側面切り欠き部が、側面における、四隅から前記ネジ穴中心間距離を隔てた位置に設けられており、
1の支持脚で隣接する4つの床パネルの隅部を支持する場合、当該4つの床パネルが備える各前記隅切り欠き部により形成された空間に対応する位置に高さ調整機構が位置することとなる一方、1の支持脚で隣接する2つの床パネルの隅部を支持する場合、当該2つの床パネルが備える各前記側面切り欠き部により形成された空間に対応する位置に高さ調整機構が位置することとなることを特徴とする請求項2又は3に記載の床形成用ユニット。 - 複数の床パネルと複数の支持脚とを備えたデッキ構造であって、
前記床パネルは、平面視矩形状を有し、四隅には、前記支持脚を取り付けるための取付部が設けられ、前記取付部には、それぞれ複数の貫通穴が設けられており、
前記支持脚は、その上面に複数の固定用穴が設けられており、
前記支持脚に設けられた前記複数の固定用穴のうちの1の固定用穴と1の前記床パネルに設けられた貫通穴とを結合部材により結合するとともに、前記支持脚の他の固定用穴と他の床パネルに設けられた貫通穴とを前記結合部材により結合することにより、前記1の床パネルと前記他の床パネルとが1の前記支持脚により支持されていることを特徴とするデッキ構造。
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JP2009005061A JP2010163758A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 床パネル、床形成用ユニット、及び、デッキ構造 |
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Citations (4)
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JPH05138722A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-06-08 | Sanko Sogyo Kk | ブロー成型法 |
JPH0978812A (ja) * | 1995-09-13 | 1997-03-25 | Ohbayashi Corp | 組立式床版 |
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JP3058031U (ja) * | 1998-09-28 | 1999-06-08 | 筆盛 林 | 組立式フローリング施工装置 |
-
2009
- 2009-01-13 JP JP2009005061A patent/JP2010163758A/ja active Pending
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