JP4207214B2 - 内外装下地材及びコンクリート構造物の工法 - Google Patents

内外装下地材及びコンクリート構造物の工法 Download PDF

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本発明は、建築工事におけるコンクリート打設面に用いられる内外装下地材の設置を含むコンクリート打設面に対する施工法に関する。
従来のコンクリート打設面に内外装下地材を用いた工法においては、コンクリート打設後型枠を撤去し、コンクリート打設面に木枠で下地材を組んで、これに内外装材類を釘打ちで止めたり、また、軽量鋼材を組んで内外装材類をタッピングビスで止めている。或いは、接着剤を団子状に塗って直接内外装材類を圧着し固定している。その他の方式として、発泡プラスチック断熱材と木毛セメント板・新建材類とを組み合わせた断熱板を、内外装下地材とせき板を兼用してコンクリート打設後せき板を除去せず、その表面に内外装材仕上げが行われている。また、近年コンクリート打設面に内外装下地材を取り付ける工法では、セパレーター軸足類やアンカー類を介在し内外装下地材を固定している工法が用いられている。
特開2003−253848公報 特開2006−104935公報
ところが、コンクリート打設面より突出したセパレーター軸足類やアンカー類に、予め、所定間隔の貫通孔を有する位置に内外装下地材の背面を係合する場合、作業工程が容易でなかった。また、前記セパレーター軸足類やアンカー類に前記下地材を係合後、ナット類で前記下地材を固定する際、前記下地材に中空部分があるので正面貫通孔よりソケット等を用いて固定していた。しかし、微妙な位置ずれ等がある場合、固定するのに作業時間を必要とした。さらに、コンクリート打設面の不陸等を微調整するため、前記下地材の側面に半円状の穴を正面貫通孔と同様の位置に設けて、レンチ・スパナ等でナット類を固定していた。これもまた、前記貫通孔と同様の問題点がある。従って本発明は、前記所定間隔の貫通孔と正面貫通孔と半円状の穴の形状を、より作業効率が向上できる機能を有する内外装下地材及び施工法を実現することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、角棒状からなる内外装下地材の背面に、コンクリート打設面より突出するセパレーター軸足類を係合できる長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝と、前記軸足類をナット類締結具で固定するため左右側面に複数設けた長方形のセパレーター軸足類締結孔を有する前記下地材である。従来の内外装下地材は、セパレーター軸足類に所定間隔の貫通孔を有する位置に係合して固定する。従って、本発明の角棒状からなる内外装下地材は、上記貫通孔の位置に係合することなく施工ができ、煩雑な作業工程を解消できる。さらに、前記下地材の左右側面には、施工の際に所定間隔の微妙な位置ずれ等によるセパレーター軸足類にナット類締結具を固定する対策として、前記セパレーター軸足類締結孔を互い違いに設けている。
請求項2に記載の発明は、角棒状からなる内外装下地材の背面に、コンクリート打設面より突出するセパレーター軸足類を係合できる長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝と、前記軸足類をナット類締結具で固定するため左右側面に複数設けた長方形のセパレーター軸足類締結孔と、前記下地材の正面にも前記軸足類を前記締結具で所定間隔の微妙な位置ずれ等による前記軸足類を固定する対策として、ソケット等を挿入し上下移動できる複数のセパレーター軸足類締結溝を有する角棒状からなる内外装下地材である。
請求項3に記載の発明は、角棒状からなる内外装下地材をコンクリート打設面に固定する施工工程を有するコンクリート構造物の工法。
請求項1の施工法は、コンクリート打設面に角棒状からなる内外装下地材の背面にある長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝を、コンクリート打設面より突出するセパレーター軸足類に係合し、前記下地材の左右側面に複数設けた長方形のセパレーター軸足類締結孔より、ナット類締結具を固定する。次に、請求項2の施工法は、請求項1の前記下地材の正面にソケット等を挿入し上下移動ができる複数のセパレーター軸足類締結溝を設け、前記締結具を固定する。従って、請求項1から2に記載の角棒状からなる内外装下地材の正面を基礎として内外装仕上げ材工事を行う。
本発明は、前述のように構成されているので角棒状からなる内外装下地材は、図10に示すように、内部の形状が中空部なのでコンクリート打設面より突出したセパレーター軸足類やアンカー類を、左右側面に複数設けた長方形のセパレーター軸足類締結孔よりナット類締結具で固定できる。また、前記下地材の正面に設けたソケット等を挿入し上下移動ができる複数のセパレーター軸足類締結溝よりも前記締結具を固定できるようにした。さらに、既設コンクリート打設面に存在するセパレーター軸足類やアンカー類にも後付け施工できる。また、コンクリート打設面に断熱材を介在して前記下地材を固定することもでき、コンクリート打設面に複数の断熱材を後付け施工することもできる。また、コンクリート打設面に関わらず、既存の下地ベース等にも前記下地材を固定できる。従って、前記下地材の取り付け作業が合理化され施工の応用範囲が広くなり、工期短縮につながりコスト低減ができるようになる。また、コンクリート構造物の解体・撤去の際に分別作業が容易なので再資源化に有効な工法である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
角棒状からなる内外装下地材1の形状は、図1から図10に示すように中空部から構成され背面には、長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝3を設けてあり、前記下地材1をコンクリート打設面より突出するセパレーター軸足類2に係合し、ナット類締結具4を左右側面に複数設けた長方形セパレーター軸足類締結孔5より、レンチ・スパナ等を用いて固定する。なお、図8に示すようなコンクリート打設面の断熱材Aと内外装仕上げ材Dとの間には、中空部分Cとなる空隙部分は、通気層・配管・配線スペースとして使用できる。また、この部分のコンクリート打設面に複数の断熱材A類を先張り・後張り・二重張り等の断熱構造Bの施工も可能である。本実施形態に係る内外装下地材及びコンクリート構造物の工法では、このように断熱材Aや前記下地材1を型枠兼用とした工事まで一貫して施工することもできる。
次に、角棒状からなる内外装下地材1の形状について説明する。
図1から図10に示すように前記下地材1の背面には、長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝3が設けてあり、コンクリート打設面に所定間隔の位置に複数配置されたセパレーター軸足類2を係合可能な範囲の幅寸法とし形成されている。さらに、前記下地材1の左右側面には、ナット類締結具4をレンチ・スパナ等で締め付け固定可能な、複数の長方形のセパレーター軸足類締結孔5を左右互い違いに設けて、前記締結具4を締結操作できない範囲を作らないように配置した。
請求項2は、図10に示す角棒状からなる内外装下地材1の正面に、ソケット等を挿入し上下移動できる複数のセパレーター軸足類締結溝6を設ける。従って、前記軸足類締結溝6にソケット等を挿入してセパレーター・アンカー類の軸足部分にナット類締結具4を上下移動操作して係合・固定する。
図2に示す変形例1によれば、角棒状からなる内外装下地材1からなる左右側面に複数設けた長方形セパレーター軸足類締結孔5の開口周辺部分に補強部材(リブ)を設け、曲げ強度や剛性を高める事もできる。従って、型枠パネルの縦端太材として兼用できることも可能である。次に、前記パネルに前記下地材1を使用する場合、コンクリート打設面の片面に前記パネルを配置しセパレーターを取り付け、そのセパレーター軸足をフォームタイ類で固定する。次に、反対側のコンクリート打設面にセパレーターを介在し一定間隔に配置した前記下地材1の、長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝3をセパレーター軸足類2に係合し、ナット類締結具4を前記締結孔5よりレンチ・スパナ等で固定する。または、前記下地材1の正面に設けたソケット等を挿入し上下移動ができる複数のセパレーター軸足類締結溝6よりソケット等で固定する。その後、型枠パネルと横端太材を配置し支保工を構成する。
また、図9に示す変形例2によれば、木材・木質系等の断面が中空部を構成しない角棒状からなる内外装下地材1の場合、セパレーター軸足類取り付け溝3と複数のセパレーター軸足類締結溝6’を作業場加工することもできる。なお、前記軸足類締結溝6’は、前記取り付け溝3底部まで貫通する。また、現場にて寸法合わせをして木工キリ等で現場加工することも可能である。さらに、作業効率を上げるために事前に横架材(横胴縁)等を設けるための下地切り欠きも加工できる構成とした。
次に、施工工程について説明する。
既設コンクリート打設面のセパレーター軸足類2や、後付け打ち込みアンカー類に角棒状からなる内外装下地材1を固定する場合、長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝3が介入することで、前記軸足類2や前記アンカー類の所定間隔等に関係なく係合できる。なお、前記下地材1は、既設コンクリート打設面に縦・横・斜め方向に付設できるように、必要とする箇所に適宜アンカー類を打ち込むこともできる。また、前記下地材1の素材に関しては、金属系やプラスチック系が望ましいが、施工上の簡素化・重量の軽減化等に好適な条件を満たす素材であれば、材質・形状・寸法と共に特別限定するものではない。なお、前記下地材の正面は内外装仕上げ材Dを容易に、釘・ビス類で係止できる範囲の肉厚であることが望ましい。
その他に使用できる応用例を説明する。
本発明の角棒状からなる内外装下地材1を型枠パネルに設ける場合、コンクリート打設面よりセパレーター軸足類取り付け溝3にコンクリート漏れを防止するために、前記取り付け溝3に事前に養生テープ等を貼付け、セパレーター軸足類2の係止位置に挿入孔を設け、それに前記軸足類2を挿入しナット類で締結する。その後、フォームタイ類で係合・固定する。但し、コンクリート打設面に断熱材等を設ける場合や、既設コンクリート打設面に使用する場合には、養生テープ等の貼付けは不要である。
実施形態に係る内外装下地材の平面図である。 実施形態に係る内外装下地材の変形例1の平面図である。 実施形態に係る左側セパレーター軸足類締結孔5の側面図である。 実施形態に係る右側セパレーター軸足類締結孔5の側面図である。 実施形態に係るセパレーター軸足取り付け溝3の背面図である。 実施形態に係る内外装下地材の斜視図である。 実施形態に係る内外装下地材の分解図である。 実施形態に係る内外装下地材の仕上がり状態の断面図である。 実施形態に係る内外装下地材の変形例2の斜視図である。 実施形態に係るセパレーター軸足類締結溝6の斜視図である。
符号の説明
1 内外装下地材
2 セパレーター軸足類
3 セパレーター軸足類取り付け溝
4 ナット類締結具
5 セパレーター軸足類締結孔
6 セパレーター軸足類締結溝
A 断熱材
B 断熱構造
C 中空部分
D 内外装仕上げ材

Claims (3)

  1. 角棒状からなる内外装下地材1の背面に、コンクリート打設面より突出するセパレーター軸足類2を係合できる長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝3と、前記軸足類2をナット類締結具4で固定するため左右側面に複数設けた長方形のセパレーター軸足類締結孔5を有することを特徴とした内外装下地材。
  2. 角棒状からなる内外装下地材1の背面に、コンクリート打設面より突出するセパレーター軸足類2を係合できる長方形状のセパレーター軸足類取り付け溝3と、前記軸足類2をナット類締結具4で固定するため左右側面に複数設けた長方形のセパレーター軸足類締結孔5と、前記下地材1の正面にも、前記軸足類2をナット類締結具4で固定するため、上下移動できる複数のセパレーター軸足類締結溝6を有することを特徴とした内外装下地材。
  3. 請求項1又は2に記載の内外装下地材1をコンクリート打設面に固定する施工工程を有するコンクリート構造物の工法。
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