JP2008291623A - 内外装下地兼用型枠断熱材パネル及びコンクリート構造物の型枠断熱工法 - Google Patents

内外装下地兼用型枠断熱材パネル及びコンクリート構造物の型枠断熱工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の工法では型枠工事でのせき板の型枠断熱材パネルは、内外装下地部材を製造段階に組み込むことによる高コスト化、或いは、高重量による労務費・運搬費等の作業工程による問題も多い。しかし、コンクリート打設時に内外装下地部材兼用型枠断熱材パネルがコンクリート躯体に形成されるという利点は維持されることが望まれる。
【解決手段】 本発明は、コンクリートを打設形成するために用いる型枠断熱材パネルに、内外装下地部材を分離可能にして、現場で一体に形成できる内外装下地兼用型枠断熱材パネルであって、前記下地部材を前記断熱材パネルのスリット付き縦溝に固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有することになる。また、コンクリート打設面側にコンクリート面より分離防止のV字溝が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築工事におけるコンクリート型枠工事に用いられる内外装下地部材と型枠断熱材パネル及び内外装下地部材の設置を含むコンクリート型枠工法に関し、特に型枠断熱材パネルを用いるものに関する。
従来のコンクリート型枠断熱材パネルを用いた工法において断熱施工を施す場合には、型枠兼用の合成樹脂発泡体などからなり、下地部材が製造段階で組み込まれている型枠断熱材パネルを、順次延設してコンクリートを打設する。コンクリート硬化後に前記断熱材パネルにより形成されたコンクリート壁に内外装材類を取付ける。このようにコンクリート型枠工事において、コンクリート打設後にせき板を除去せずに、その表面に内外装材仕上げが行われている。
しかしながら、この工法では型枠工事でのせき板の型枠断熱材パネルは、下地部材を製造段階に組み込むことによる高コスト化、あるいは、前記断熱材パネルの重量化による労務負担費・運搬費等の作業環境の問題も多い。また、構造物を湾曲させて曲面加工した内外装材仕上げを形成できない。本発明は、上記問題を改善し剛性や断熱性に優れ、曲面加工も容易な内外装下地兼用型枠断熱材パネルを提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルのスリット付き縦溝に前記下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される。
請求項2に記載の発明は、 コンクリートを打設形成するために用いる、コーナー型枠断熱材パネルに内外装下地部材とコーナー内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記下地部材と前記内外装下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルのスリット付き縦溝とコーナー部に、前記下地部材と前記内外装下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される。
請求項3に記載の発明は、コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに補強部材と内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記補強部材と前記下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルの貫通溝とスリット付き縦溝に、前記補助部材と前記下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される。
請求項4に記載の発明は、コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに補強部材兼用内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記兼用内外装下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルの貫通溝に前記兼用内外装下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1項に記載される内外装下地部材である。
請求項6に記載の発明は、請求項2項に記載されるコーナー内外装下地部材である。
請求項7に記載の発明は、請求項3項に記載される補強部材である。
請求項8に記載の発明は、請求項4項に記載される補強部材兼用内外装下地部材である。
請求項9に記載の発明は、請求項1項から8項のいずれか1項に記載される内外装下地兼用型枠断熱材パネルをコンクリート打設面に固定し、コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、形成された前記断熱材パネルに前記下地部材を嵌合固定し、前記下地部材に内外装仕上げ材工程とを有するコンクリート構造物の型枠断熱工法である。
請求項1記載の発明は、コンクリートを打設形成すために型枠断熱パネルに内外装下地部材を分離可能としたことで、現場あるいは工場等で容易に一体形成することができ、コンクリート打設後に支保工を除去した状態で釘やビス類で内外装仕上げ材工事ができる。また、前記断熱材パネルのコンクリート打設面に、分離防止のV字溝を一定間隔で設けたことでアンカー効果を得ることができる。請求項2記載の発明は、コンクリートを打設形成すためにコーナー型枠断熱パネルにコーナー内外装下地部材と内外装下地部材を分離可能としたことで、現場で容易に一体形成することができ、コンクリート打設後に支保工を除去した状態で釘やビス類で内外装仕上げ材工事ができる。また、前記断熱材パネルのコンクリート打設面に分離防止のV字溝を設けたことでアンカー効果を得ることができる。請求項3記載の発明は、コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに補強部材と内外装下地部材を分離可能にし、一体形成して剛性を向上させることができ、コンクリート打設後に支保工を除去した状態で、釘やビス類で補強部材の凸部や内外装部材に、内外装仕上げ材工事ができる。また、前記断熱材パネルのコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝を一定間隔で設けたことでアンカー効果を得ることができる。また、前記断熱パネルのコンクリート打設面をV字溝としてあるので、図11に示す内外装材仕上げ面にも前記V字溝を設けることで、内外装仕上げ材面の双方に湾曲させ曲面加工した形状も可能である。請求項4記載の発明は、コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに補強部材兼用内外装下地部材を分離可能にし、一体形成して剛性を向上させることができ、コンクリート打設後に支保工を除去した状態で内外装仕上げ材を取付ける場合、前記断熱材パネルに一定間隔に設けられた貫通溝に嵌合された、前記兼用内外装下地部材に、前記断熱材パネル表面を通過できる釘やビス類で固定する。その際に必要となる前記兼用内外装下地部材の位置を表示する印線等を前記断熱材パネルに設ける。また、前記断熱材パネルのコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝を一定間隔で設けたことでアンカー効果を得ることができる。また、前記断熱パネルのコンクリート打設面をV字溝としてあるので、内外装材仕上げ面にも前記V字溝を設けることで、図11に示す内外装仕上げ材面の双方に湾曲させて曲面加工した形状も可能である。
請求項5記載に係る内外装下地部材を用いることで請求項1に記載された内外装下地兼用型枠断熱材パネルを実現することができる。請求項6記載に係るコーナー内外装下地部材を用いることで請求項2に記載された内外装下地兼用型枠断熱材パネルを実現できる。請求項7に記載の発明は、補強部材を用いることで請求項3に記載された内外装下地兼用型枠断熱材パネルを実現できる。請求項8に記載の発明は、補強部材兼用内外装下地部材を用いることで請求項4に記載された内外装下地兼用型枠断熱材パネルを実現できる。
上記、内外装下地兼用型枠断熱材パネルは、前記下地部材と前記コーナー内外装下地部材と前記断熱材パネルと前記補強部材と前記兼用内外装下地部材を工場等で個別に製造し、現場で組立てることで重量化の軽減等による運搬、労務費等の作業効率向上の効果がある。また、従来の外壁、内装仕上げ材(壁・天井・床等)や下地兼断熱材としても使用できる。さらに、前記断熱材パネルに前記下地部材と前記コーナー内外装下地部材を取付けることで、型枠せき板と縦端太材等の支保工手間を軽減できる相乗効果がある。次に、内外装下地兼用型枠断熱材パネルの左右両端部と内外装下地部材の表面を同一とする取付け部を図10と図12に示す。よって、ジョイント部分はパテ材等で平滑にすることで壁面、天井面、床面等に直接内装仕上げもできる。なお、上下両端部と内外装下地部材の取付け図は、左右両端部に準ずるので省略する。また、一定間隔で設けるスリット付き縦溝と内外装下地部材とV字溝と貫通溝と補強部材と補強部材兼用内外装下地部材は、複数の形状とすることも可能である。
請求項4項の内外装下地兼用型枠断熱材パネルの、型枠断熱材パネル両端部の構成を図12で説明する。左右、上下両端部内外装下地部材に前記断熱材パネルを嵌込む場合、前記断熱パネルの両端部左右、上下先端を切欠部7aとして形成し嵌合固定する
次に、内外装下地兼用型枠断熱材パネルを用いることで、コンクリート躯体の形成工程で内外装下地部材と型枠断熱材パネルの固定が同時に行えるので作業効率がよく、また、前記断熱材パネルのスリット縦溝に前記下地部材を、貫通溝に補強部材や補強部材兼用内外装下地部材を嵌合することで、縦方向の剛性は十分に強いので縦端太材を設ける必要がなく、これの設置、組立て、除去作業を行う必要がなくなるので、これによっても作業効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に実施形態1に係る内外装下地部材2の斜視図を示す。前記下地部材2は、合成樹脂により形成される長尺部材であって断面形状が図2に示すように特殊な形状に形成される。言い換えると、内外装仕上げ材を取付ける板形状部2aを形成する。そして、長手方向からなる前記板形状部2aの背面中心より垂直方向に突出する短冊板状部2bを形成し、前記短冊板状部2bの末端部に円筒形状部2cを形成する。それを型枠断熱材パネルAのスリット付き縦溝Aaに前記下地部材2を上部より嵌合固定する。前記下地部材2の前記円筒形状部2cは、前記縦溝Aaより抜け止め作用の効果がある。なお、前記円筒形状部2cと前記短冊板状部2bが相互に連動して縦端太材の役割を果たすように形成されている。
図3に実施形態2に係るコーナー内外装下地部材3の斜視図を示す。前記下地部材3は、合成樹脂により形成される長尺部材であって断面形状が図4に示すように特殊な形状に形成される。言い換えると、内外装仕上げ材を取付ける屈曲した板形状部3aを形成する。そして、長手方向からなる前記板形状部3aの背面中心より45°方向に突出する短冊板状部3bを形成し、コンクリート打設側に、コーナー型枠断熱材パネルBを嵌合できるような前記板形状部3aを形成し、さらに、前記短冊板状部3bの末端部は、コンクリート打設面に突出させ長手方向に一定の間隔でアンカー部3cを形成する。従って、前記下地部材3に前記断熱材パネルBを嵌合固定で、また、前記後端の板形状部3aでコンクリート漏水防止の役割も果たすように形成されている。なお、前記下地部材3の説明は実施形態1に準ずるので省略する。
図5に実施形態3に係る補強部材6と内外装下地部材2の斜視図を示す。前記補強部材6と前記下地部材2は、合成樹脂により形成される長尺部材であって、前記補強部材6は、断面形状が図6に示すような波形形状部6aのように形成される。言い換えると、型枠断熱材パネルCに、一定間隔で貫通溝Ccを形成する。そして、前記補強部材6を前記貫通溝Cc上部より嵌合せ、前記断熱材パネルCに剛性をもたせるように形成した。なお、前記下地部材2の説明は実施形態1に準ずるので省略する。
図7に実施形態4に係る補強部材兼用内外装下地部材4の斜視図を示す。前記兼用内外装下地部材4は、合成樹脂により形成される長尺部材であって、断面形状が図8に示すような角筒形状部4aのように形成される。言い換えると、型枠断熱材パネルDに、一定間隔で貫通溝Daを形成する。そして、前記兼用内外装下地部材4を前記貫通溝Da上部より嵌合せ、前記断熱材パネルDに剛性をもたせるように形成した。
図9に内外装下地兼用型枠断熱材パネル1を構成する型枠断熱材パネルA,B,C,Dの左右、上下両端部内外装下地部材5の斜視図を示す。前記断熱材パネルA,B,C,Dは、合成樹脂発泡体などにより所定肉厚で矩形板状の前記断熱材パネルA,B,C,Dで形成される。前記断熱材パネルA,B,C,Dの左右両端部と上下両端部のジョイント部分は、前記内外装下地部材5を取付けられる形状で形成されている。言い換えると、内外装仕上げ材を取付ける板形状部5aと短冊板状部5bとアンカー部5cの形状で形成されている。
図1の型枠断熱材パネルAは、合成樹脂発泡体などにより所定肉厚で矩形板状に、内外装下地部材2を取付ける形状を設け、長手方向に形成されスリット付き縦溝Aaから形成される。言い換えると、縦端太材を兼用できる前記下地部材2を嵌合できる形状を形成する。また、コンクリート打設面に、前記断熱材パネルAにコンクリートを食い込ませ、コンクリート面より分離防止するV字溝Abが形成されている。
図3のコーナー型枠断熱材パネルBは、合成樹脂発泡体などにより所定肉厚で矩形板状端部Bcに、コーナー内外装下地部材3を取付ける形状の角度を設け、長手方向に形成されスリット付き縦溝Baから形成される。言い換えると、縦端太材とアンカー部3cを兼用できる前記下地部材3を嵌合できる形状を形成する。また、コンクリート打設面に、前記断熱材パネル3にコンクリートを食い込ませ、コンクリート面より分離防止するV字溝Bbが形成されている。
図5の型枠断熱材パネルCは、合成樹脂発泡体などにより所定肉厚で矩形板状に形成されている。また、前記断熱材パネルCは、スリット付き縦溝Caと波形形状の貫通溝Ccから形成される。言い換えると、一定間隔に縦端太材を兼用できる内外装下地部材2を嵌合できる形状を形成し、さらに、前記断熱材パネルCに剛性をもたせるために補強部材6を嵌合できる前記貫通溝Ccを形嵌 合成する。また、コンクリート打設面に、コンクリート面より分離防止するV字溝Cbが形成されている。
図7の型枠断熱材パネルDは、合成樹脂発泡体などにより所定肉厚で矩形板状に形成されている。また、前記断熱材パネルDは、貫通溝Daから形成される。言い換えると、一定間隔に縦端太材を兼用できる補強部材兼用下地部材4を嵌合できる形状を形成し、さらに、前記断熱材パネルDに剛性をもたせるために前記内外装下地部材4を上部より嵌合できる前記貫通溝Daを形成する。また、コンクリート打設面に、コンクリート面より分離防止するV字溝Dbが形成されている。
次に、以上のような構成を有する内外装下地兼用型枠断熱材パネル1を用いたコンクリート構造物の型枠断熱工法について説明する。まず、図1の内外装下地部材2を型枠断熱材パネルAのスリット付き縦溝Aaに嵌合せ一体に固定し、前記断熱材パネルAを形成する。この作業は通常は工場等ではなく、前記下地部材2と前記断熱材パネルAを個別に現場に搬入し現場で組立てる。次に、前記断熱材パネルAを建て込み、前記断熱材パネルAの左右両端部と上下両端部に左右、上下両端部内外装下地部材5を取付ける。また、図3のコーナー型枠断熱材パネルBを建て込みコーナー内外装下地部材3を取付けることで、前記断熱材パネルBの幅そろいができ表面部分を平滑にできる。また、図5の型枠断熱材パネルCは、内外装下地部材2を前記断熱材パネルCのスリット付き縦溝Caに上部より嵌合せ一体に固定する。次に、貫通溝Ccに前記補強部材6を上部より嵌合せ、前記断熱材パネルCを形成する。また、図7の型枠断熱材パネルDは、袖強部材兼用内外装下地部材4を前記断熱材パネルDの貫通溝Daに上部より嵌合せ一体に固定し次に、前記断熱材パネルDを形成する。以上上記記載の共通事項として、柱型、梁型やその他の部分に前記断熱材パネルA,B,C,Dを使用する際に、寸法等の変更が発生する場合には、前記断熱材パネルA,B,C,Dまたは前記下地部材2,3,4,5を適宜切断して柔軟に対応する。その後、支保工で固定してコンクリートを打設する。
次に、コンクリート打設後、養生、硬化させたのち支保工を取外す。この状態で前記断熱材パネル1のV字溝がコンクリート躯体に固定される。その後、前記内外装下地部材を利用して内外装仕上げ材工事を行う。なお、上記実施形態の前記断熱材パネルの1に関する材質は、強度、剛性が目的に合うものとする。また、前記下地部材に釘やビス類で固定できる材質は、木製、金属製等でもよい。また、その形状は前記スリット付き縦溝と前記貫通溝の溝深さと溝幅とを、溝延長に略一致させるように形成する。なお、前記断熱材パネル1の貫通溝の底部は、前記内外装下地部材を嵌合した状態で分離落下防止できる形状とする。以上、上記図面に記載してある形態に必ずしも限定するものではない。
型枠断熱材パネルと内外装下地部材の斜視図である。 内外装下地部材の平面図である。 コーナー型枠断熱材パネルとコーナー内外装下地部材の斜視図である。 コーナー内外装下地部材の平面斜視図である。 型枠断熱材パネルと補強部材と内外装下地部材の斜視図である。 補強部材の平面図である。 型枠断熱材パネルと補強部材兼用内外装下地部材の斜視図である。 補強部材兼用内外装下地部材の平面図である。 型枠断熱材パネルと左右、上下両端部の内外装下地部材の斜視図である。 型枠断熱材パネルと内外装下地部材の表面を同一とする平面図である。 型枠断熱材パネルを湾曲させた内外装下地部材の斜視図である。 型枠断熱材パネルと内外装下地部材の表面を同一とする取付け平面図である。
符号の説明
A,B,C,D 型枠断熱材パネル。
1 内外装下地兼用型枠断熱材パネル。
2 内外装下地部材。
2a,3a,5a 板形状部。
2b,3b,5b 短冊板状部。
2c 円筒形状部。
3 コーナー内外装下地部材。
3c,5c アンカー部。
4 補強部材兼用内外装下地部材。
4a 角筒形状部。
5 左右、上下両端部内外装下地部材。
6 補強部材。
6a 波形形状部。
Aa,Ba,Ca スリット付き縦溝。
Cc,Da 貫通溝。
Ab,Bb,Cb,Db V字溝。
7a 切欠部。

Claims (9)

  1. コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルのスリット付き縦溝に前記下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される内外装下地兼用型枠断熱材パネル。
  2. コンクリートを打設形成するために用いる、コーナー型枠断熱材パネルに内外装下地部材とコーナー内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記下地部材と前記内外装下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルのスリット付き縦溝とコーナー部に、前記下地部材と前記内外装下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される内外装下地兼用型枠断熱材パネル。
  3. コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに補強部材と内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記補強部材と前記下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルの貫通溝とスリット付き縦溝に、前記補助部材と前記下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される内外装下地兼用型枠断熱材パネル。
  4. コンクリートを打設形成するために用いる、型枠断熱材パネルに補強部材兼用内外装下地部材を分離可能にして、一体に形成した内外装下地兼用型枠断熱材パネルで、前記兼用内外装下地部材は長尺部材であって、前記断熱材パネルの貫通溝に前記兼用内外装下地部材が嵌合固定した状態において、前記断熱材パネルはせき板を有しコンクリート打設面側に、コンクリート面より分離防止のV字溝が形成される内外装下地兼用型枠断熱材パネル。
  5. 請求項1項に記載される内外装下地部材。
  6. 請求項2項に記載されるコーナー内外装下地部材。
  7. 請求項3項に記載される補強部材。
  8. 請求項4項に記載される補強部材兼用内外装下地部材。
  9. 請求項1項から8項のいずれか1項に記載される内外装下地兼用型枠断熱材パネルをコンクリート打設面に固定し、コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、形成された前記断熱材パネルに前記下地部材を嵌合固定し、前記下地部材に内外装仕上げ材工程とを有するコンクリート構造物の型枠断熱工法。
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