JPH10238085A - システムフロア構造 - Google Patents

システムフロア構造

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JPH10238085A
JPH10238085A JP9045948A JP4594897A JPH10238085A JP H10238085 A JPH10238085 A JP H10238085A JP 9045948 A JP9045948 A JP 9045948A JP 4594897 A JP4594897 A JP 4594897A JP H10238085 A JPH10238085 A JP H10238085A
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JP
Japan
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rail
floor
panel
rails
floor panel
Prior art date
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Application number
JP9045948A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ishibashi
豊 石橋
Yoshio Kojima
吉雄 小島
Isako Tsushima
委佐子 対馬
Junko Oikawa
淳子 及川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、フロアパネルの敷設工事と電設工事
を並行して行なうことができるとともに、システム全体
の部品数を削減できローコスト化が図れるとともに、施
工の簡易化及び工期の短期化が図れるシステムフロア構
造を提供することを課題とする。 【解決手段】基礎床面上に直接又は支柱を介在して複数
条のレール10Aを配設し、そのレール10Aによりフ
ロアパネル30を支持するとともに、当該レール10A
に、蓋20を備えた配線ダクト21を設けて、フロアパ
ネルの敷設工事と電設工事が並行して行なえる構成とし
たもので、これにより施工の簡易化及び工期の短期化が
図れるとともに、システム全体の部品数を削減してロー
コスト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスオートメ
ーションを実現する各種機器類の電力ケーブル、信号ケ
ーブル等を床下に遮蔽して配線施工する際に用いられる
もので、基礎床面との間に空隙を形成するようにフロア
パネルが敷設されるシステムフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスオートメーションを実現
する各種機器類の電力ケーブル、信号ケーブル等を床下
遮蔽配線施工する際に用いられるシステムフロアとして
は、例えば特願平1ー242835号に示されるよう
に、格子状フレームの各交差部にそれぞれ同一高さの支
柱を設けてフロアパネルを多点支持する構成としたシス
テムフロア、又は、特開平3−76966号に示すよう
に、矩形状パネルの各隅部を下面板に固定した4つの支
柱で支持する構成のフロアパネル構造が用いられてい
た。
【0003】しかしながら、上記した特願平1ー242
835号に示されるシステムフロアに於いては、格子状
のフレームに多数の支柱を一体的に設けた構造であるこ
とから、構造が繁雑となり、コスト面及び取扱いの面で
問題を残していた。
【0004】又、特開平3−76966号(床面構成方
法)に示されるシステムフロアに於いては、矩形状パネ
ルの四隅を当該パネルと同形の下面板に固定した4つの
支柱で支持する構成であることから、1枚のパネルに対
して1枚の下面板と4つの支柱及び脚部が必要となり、
全体の部品点数が多く、従ってコスト面及び取扱いの面
で問題を残していた。
【0005】又、上記した従来の各システムフロアに於
いては、フロアパネルの敷設工事と電設工事とを同時並
行して行なうことができず、通常はフロアパネルを一旦
敷設した後に電設工事を行なっている。従って電設工事
の際は、布線箇所に敷設されたフロアパネルを外しなが
ら電設工事を行なわなければならないため、作業性が悪
く、施工に多くの時間と労力を要していた。
【0006】更に、上記した各システムフロアに於いて
は、比較的小片でなる正方形状のフロアパネル(500
×500mm程度)を一枚ずつ格子状フレーム又は下面板
の上に敷設してゆく構造であることから、誤差範囲が大
きく、多くの隙間が生じ、がたつきが生じ易いという問
題があるとともに、繋ぎ目部分が多く、かつパネル1枚
当たりにかかる加重状態が疎らになり易いことから、縦
揺れ地震等の振動によるによる繋ぎ目の浮き上がり、床
抜け、床落ち等が生じ易く、耐震性の面で問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
システムフロアに於いては、500×500mm程度の比
較的小片でなる正方形状のフロアパネルを一枚ずつ格子
状フレーム又は下面板の上に敷設してゆく構造であるこ
とから、構成が煩雑でコスト高となり、かつ敷設作業に
多くの時間と労力を要し作業性の面で問題があった。
【0008】又、電設工事は、フロアパネルの敷設工事
と別途に行なわなければならず、更にその際、布線箇所
に敷設されたフロアパネルを外しながら布線作業を行な
わなければならないため、作業性が悪く、施工に多くの
時間と労力を要していた。
【0009】更に比較的小片でなる正方形状のフロアパ
ネルを一枚ずつ格子状フレーム又は下面板の上に敷設し
てゆく構造であることから、誤差範囲が大きく、多くの
隙間が生じ、がたつきが生じ易いという問題があるとと
もに、繋ぎ目部分が多く、かつパネル1枚当たりにかか
る加重状態が疎らになり易いことから、縦揺れ地震等の
振動による繋ぎ目の浮き上がり、床抜け、床落ち等が生
じ易く、耐震性の面で問題があった。
【0010】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
システム全体の部品数を大幅に削減してコストの低減化
を図るとともに、施工の簡易化及び工期の短縮化を図る
ことのできるシステムフロア構造を提供することを目的
とする。
【0011】又、本発明は、フロアパネルの敷設工事と
電設工事を並行して行なうことができ、フロアパネルを
敷設した状態で任意に電設工事を行なうことのできる、
施工の簡易化及び工期の短縮化が図れるシステムフロア
構造を提供することを目的とする。
【0012】更に、本発明は、縦揺れ地震等の振動によ
る繋ぎ目の浮き上がり、床抜け、床落ち等が生じ難く、
耐震性に優れたシステムフロア構造を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、基礎床面上に
直接又は支柱を介在して複数条のレールを配設し、その
レールによりフロアパネルを支持して、基礎床面上との
間に空隙を形成するようにフロアパネルを敷設するシス
テムフロア構造を特徴とする。
【0014】又、上記システムフロア構造に於いて、レ
ールを有効に活用し、レールに情報ケーブル、電源ケー
ブル等が配線される電設路(配線ダクト)を設けるとと
もに、フロアパネルの敷設に関係なく任意に開け閉めで
きる電設路(配線ダクト)を設けたことを特徴とする。
【0015】又、上記システムフロア構造に於いて、レ
ールを有効に活用し、フロアパネルを長方形状にして、
当該フロアパネルの長辺をレールに沿わせて敷設する構
成としたことを特徴とする。
【0016】即ち、本発明のシステムフロア構造は、突
条のレール部を有し、その幅方向の少なくとも一側縁部
にパネル支持部を有してなるレールと、上面がレールの
レール部の上面と面一になるようにパネル支持部に支持
されるフロアパネルとを備えて、レール相互のパネル支
持部でフロアパネルを支持することを特徴とする。
【0017】又、本発明のシステムフロア構造は、内部
に電設路を形成するための空間が形成されその一部に配
線用の開口を設けてなる突条のレール部を有しその幅方
向の少なくとも一側縁部にパネル支持部を有してなるレ
ールと、上面が前記レールのレール部の上面と面一にな
るように前記パネル支持部に支持されるフロアパネルと
を具備し、前記レール部にて電設路を形成し前記レール
相互のパネル支持部でフロアパネルを支持することを特
徴とする。
【0018】又、本発明のシステムフロア構造は、突条
の2本のレール部の間に配線ダクト用の溝部が設けら
れ、少なくともいずれか一方のレール部の一側縁部にパ
ネル支持部が設けられたレールと、前記レール部の上面
と面一になるように前記配線ダクト用の溝部を蓋して配
線ダクトを形成する蓋部と、前記レール部の上面と面一
になるように前記パネル支持部に支持されるフロアパネ
ルとを具備し、前記レール相互のパネル支持部でフロア
パネルを支持することを特徴とする。
【0019】又、本発明のシステムフロア構造は、突条
の2本のレール部の間に配線ダクト用の溝部が設けら
れ、少なくともいずれか一方のレール部の一側縁部にパ
ネル支持部が設けられたレールと、前記2本のレール部
間に架け渡され前記配線ダクト用の溝部を蓋して配線ダ
クトを形成する蓋部と、前記蓋部を前記レールに固定す
る手段と、前記レール部に固定された蓋部の上面と面一
になるように前記パネル支持部に支持されるフロアパネ
ルとを具備し、前記レール相互のパネル支持部でフロア
パネルを支持することを特徴とする。
【0020】又、本発明のシステムフロア構造は、突条
の2本のレール部の間に配線ダクト用の溝部が設けられ
たレールと、上面が前記レール部より所定量突出した状
態で前記レールの溝部内に嵌込まれ、前記溝部を蓋して
配線ダクトを形成する蓋部と、前記レール部の蓋部上面
と面一になるように前記レール部に支持されるフロアパ
ネルとを具備し、前記レール相互のレール部にて前記フ
ロアパネルを前記配線ダクトを形成する蓋部上面と面一
になるように支持することを特徴とする。
【0021】又、本発明は、上記各システムフロア構造
に於いて、フロアパネルを長方形状とし、その長辺がレ
ールに沿って敷設されることを特徴とする。又、本発明
は、上記各システムフロア構造に於いて、フロアパネル
を長方形状とし、裏面の長辺に沿う縁部にレールと係合
する係合部を有して、当該係合部がレールに係合し、レ
ールに支持されることを特徴とする。
【0022】上記したような本発明のシステムフロア構
造によれば、基礎床面上に直接又は支柱を介在して複数
条のレールを配設し、そのレールによりフロアパネルを
支持して、基礎床面上との間に空隙を形成するようにフ
ロアパネルを敷設する構成であることから、システム全
体の部品数を削減できローコスト化が図れるとともに、
施工の簡易化及び工期の短期化が図れる。
【0023】又、レールに蓋付の電設路(配線ダクト)
を設け、レールの上面と電設路の上面とフロアパネルの
上面とが面一になるようにレール上にフロアパネルを敷
設する構成としたことにより、フロアパネルの敷設工事
と電設工事を並行して行なうことができ、フロアパネル
を敷設した状態で任意に電設工事を行なうことのできる
ことから、施工の簡易化及び工期の短縮化が図れる。
【0024】又、上記レールを有効に活用して、情報通
信路を含む電設路となる配線ダクトを設けた構成である
ことから、システム全体の部品数を削減できローコスト
化が図れるとともに、施工の簡易化及び工期の短期化が
図れる。
【0025】又、上記レールを有効に活用して、長方形
状のフロアパネルを長辺がレールに沿うように敷設する
構成であることから、システム全体の部品数を削減して
コストの低減化が図れ、施工の簡易化及び工期の短期化
が図れるとともに、縦揺れ地震等の振動による繋ぎ目の
浮き上がり、床抜け、床落ち等が生じ難く、耐震性に優
れたシステムフロア構造が提供できる。
【0026】更に、上記システムフロア構造に於いて、
レールを有効に活用して、長方形状のフロアパネルを長
辺がレールに沿うように敷設するとともに、レールと一
体に配線ダクトを設けてなる構成とすることで、地震に
より配線ダクト内のケーブルが損傷する不都合を回避し
て、配線ダクト内のケーブル類を確実に保護することの
できる耐震性に優れたシステムフロア構造が提供でき
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態によるシ
ステムフロアの要部の構成を示す斜視図、図2は同断面
図、図3は上記実施形態によるシステムフロアの敷設状
態を示す平面図、図4は上記図1に示すケーブル接続口
に設けられるディバイダの構成例を示す斜視図、図5は
同側断面図、図6及び図7はそれぞれ上記実施形態に於
いて適用可能なフロアパネルの構成例を示す斜視図であ
る。
【0028】図に於いて、10Aは基礎床面上に配設さ
れるレールであり、突条の2本のレール部11a,11
aの間に配線ダクト用の溝部12aが設けられ、レール
部11a,11aの一側縁部にパネル支持部13a,1
3aが設けられる。
【0029】20Aはレール10Aに設けられたレール
部11a,11aの上面と面一になるように配線ダクト
用の溝部12aを蓋して配線ダクト21aを形成する蓋
部(配線カバー)である。
【0030】22はレール10Aの配線ダクト用溝部1
2aに、当該溝部12aを蓋する蓋部(配線カバー)2
0Aの一部を開口して形成されるケーブル接続口であ
り、23はそのケーブル接続口22に設けられる接栓
(コネクタ)類、24は接栓類23のケーブル取り出し
口に設けられる接栓カバー、25は電設工事で布線され
る配線ダクト21a内の各種ケーブル類を、例えば電力
系とその他の系とに分離して保管するためのディバイダ
である。このディバイダの具体的な構成例は図4及び図
5に示される。
【0031】30はレール10Aに設けられたレール部
11a,11aの上面と面一になるようにレール10A
のパネル支持部13a,13aに支持されるフロアパネ
ルであり、ここでは一例として、図6に示すように、既
存パネルの大きさ(500×500mm)の2倍程度の面
積(500×1000mm)をもつ長方形状のリブ付鋼板
等でなる板状体により構成される。尚、ここでは、長方
形状のフロアパネル30を、その長辺がレール10Aに
沿うようにレール10Aに支持され敷設される例を示し
ている。又、図3では、レール10Aに沿って設けられ
る配線ダクト21aがレール10Aと直交して別個に設
けられる配線ダクトに交差する例を示している。
【0032】40はレール10Aを基礎床面上に所定の
高さを保って支持する高さ調整可能なパネル支持用の支
柱であり、50は基礎床面上に立設された支柱40にレ
ール10Aを固定するための捩子である。
【0033】尚、図4及び図5に示すディバイダ25に
於いて、26は捩子の螺合により高さ調整が可能な基台
である。又、図6に示すフロアパネル30(A)、及び
図7に示すフロアパネル30(B)に於いて、31は三
角形の楔であり、角部を切り欠いたパネル本体に捩子止
めにより固定され、レール10Aのレール部11aと楔
31とにより、フロアパネル30(A)の平面方向の動
き(がたつき)を規制している。32はレール10Aの
パネル支持部13aに係合する案内溝であり、この案内
溝にパネル支持部13aが係合して、フロアパネル30
(B)のレール滑送時及び取り付け時に於ける幅方向の
位置が規制される。
【0034】ここで上記した第1実施形態によるシステ
ムフロアの作業手順を説明する。上記した第1実施形態
のシステムフロア構造に於いては、先ず基礎床面上にレ
ール10Aを配設する。
【0035】この際は、レール10Aを基礎床面上に所
定の間隔で立設された支柱40に捩子止めして、レール
10Aを支柱40に固定することにより、レール10A
が基礎床面上に所定の間隔で配設される。
【0036】その後、並置された隣り合うレール10A
−10Aの互いに対向するレール部11a−11a間に
フロアパネル30を嵌め込み、位置決めして捩子止めす
ることにより、基礎床面上にフロアパネル30が敷設さ
れる。
【0037】この際は、並置された隣り合うレール10
A−10Aの互いに対向するレール部11a−11a間
にフロアパネル30を嵌め込むことにより、当該フロア
パネル30がレール10A−10Aの互いに対向するパ
ネル支持部13a,13aに支持される。その状態でフ
ロアパネル30をレール10Aに沿い任意の位置まで滑
送して、フロアパネル30を定位置に位置決めし、捩子
止めすることにより、フロアパネル30の上面が、レー
ル10Aのレール部11aの上面と面一の状態で基礎床
面上に敷設される。
【0038】このようなレール10Aを用いたシステム
フロア構造により、フロアパネル30の敷設作業が容易
かつ迅速に行なえる。又、上記フロアパネル30の敷設
作業と並行して又は別々に、レール10Aの配線ダクト
用の溝部12aを蓋部(配線カバー)20Aにより蓋す
ることにより、配線ダクト21aが形成され、蓋部(配
線カバー)20Aの上面と、レール部11a,11aの
上面と、フロアパネル30の上面とがそれぞれ面一の状
態となってフラットな床面が形成される。
【0039】このようなレール10Aを用いたシステム
フロア構造により、フロアパネル30の敷設作業が容易
かつ迅速に行なえ、更に、フロアパネル30を開閉操作
することなく配線ダクト21aを任意に開口できるた
め、フロアパネル30の敷設作業に並行して、情報ケー
ブル、電源ケーブル等の電設作業が容易かつ迅速に行な
える。
【0040】従って既存のシステムフロア構造に比し全
体の敷設工事期間及び工数を大幅に短縮でき、フロアパ
ネルの敷設面積が大きくなればなる程、その効果はより
顕著なものとなる。
【0041】又、上記した実施形態のシステムフロア構
造によれば、システム全体の部品数を削減できることか
ら、施工の簡易化が図れ、ローコスト化が図れる。更
に、長方形状のフロアパネル30を用いて容易に敷設作
業が行なえることから、施工の簡易化及び工期の短期化
が図れるとともに、従来の比較的小片でなる正方形状の
フロアパネル(500×500mm程度)を用いたシステ
ムフロア構造に比し、繋ぎ目部分が少なく、かつパネル
1枚当たりにかかる加重状態が疎らになり難いことか
ら、縦揺れ地震等の振動による繋ぎ目の浮き上がり、床
抜け、床落ち等が生じ難く、耐震性に優れた構造とする
ことができる。
【0042】更に、長方形状のフロアパネル30を長辺
がレール10Aに沿うように敷設するとともに、レール
と一体に配線ダクト21aを設けてなる構成としたこと
により、地震により配線ダクト21a内のケーブルが損
傷する不都合を回避して、配線ダクト21a内のケーブ
ル類を確実に保護することのできる耐震性に優れたシス
テムフロア構造が実現できる。
【0043】図8は本発明の第2実施形態による要部の
断面構成を示す図であり、レールの横断面を示してい
る。この第2実施形態に於いては、最も単純化されたレ
ール構造であり、突条のレール部11bを有し、その幅
方向の少なくとも一側縁部にパネル支持部13bを有し
てなるレール10Bと、上面がレール10Bのレール部
11bの上面と面一になるようにパネル支持部13bに
支持されるフロアパネル30とにより構成される。
【0044】このような第2実施形態のシステムフロア
構造に於いては、簡単なレール構造を用いて、システム
全体の部品数を削減できローコスト化が図れるととも
に、施工の簡易化及び工期の短期化が図れる。
【0045】図9は本発明の第3実施形態による要部の
構成を示す斜視図である。この第3実施形態に於いて
は、内部に電設路を形成するための空間14が形成さ
れ、その一部に配線用の蓋付開口部15を設けてなる突
条のレール部11cを有し、その幅方向の少なくとも一
側縁部にパネル支持部13cを有してなるレール10C
と、上面がレール10Cのレール部11cの上面と面一
になるようにパネル支持部13cに支持されるフロアパ
ネル30とにより構成される。
【0046】このような第3実施形態のシステムフロア
構造に於いては、レール部11cの内部空間を有効に活
用して電設路21cが形成できることから、システム全
体の部品数を削減できローコスト化が図れるとともに、
施工の簡易化及び工期の短期化が図れる。
【0047】図10は本発明の第4実施形態による要部
の断面構成を示す図であり、レールの横断面を示してい
る。この第4実施形態に於いては、突条の2本のレール
部11d,11dの間に、配線ダクト用の溝部12dが
設けられ、少なくともいずれか一方のレール部11dの
一側縁部にパネル支持部13dが設けられたレール10
Dと、2本のレール部11d,11d間に架け渡され、
配線ダクト用の溝部12dを蓋して配線ダクト21dを
形成する蓋部20Dと、この蓋部20Dをレール10D
のレール部11d,11dに固定する例えば捩子止め等
の固定手段と、レール部11d,11dに固定された蓋
部20Dの上面と面一になるようにパネル支持部13d
に支持されるフロアパネル30とを有して、レール10
D相互のパネル支持部13dでフロアパネル30を支持
する構成としたものである。
【0048】このような構成に於いても上記した第1実
施形態と同様に、フロアパネル30の敷設作業が容易か
つ迅速に行なえ、更に、フロアパネル30を開閉操作す
ることなく配線ダクト21dを任意に開放して電設作業
(配線接続作業)を行なうことができるため、フロアパ
ネル30の敷設作業に並行して、情報ケーブル、電源ケ
ーブル等の電設作業が容易かつ迅速に行なえる。従って
既存のシステムフロア構造に比し全体の敷設工事期間及
び工数を大幅に短縮でき、フロアパネルの敷設面積が大
きくなればなる程、その効果はより顕著なものとなる。
更にシステム全体の部品数を削減できることから、施工
の簡易化が図れ、ローコスト化が図れる。
【0049】図11は本発明の第5実施形態による要部
の断面構成を示す図であり、レールの横断面を示してい
る。この第5実施形態に於いては、突条の2本のレール
部11e,11eの間に配線ダクト用の溝部12eが設
けられたレール10Eと、上面がレール部11eより所
定量突出した状態でレール10Eの溝部12e内に嵌込
まれ、溝部12eを蓋して配線ダクト21eを形成する
蓋部20Eと、上記レール10Eの溝部12e内に嵌込
まれた蓋部20Eの上面と面一になるようにレール部1
1eに支持されるフロアパネル30とを有して、レール
10E相互のレール部11eにてフロアパネル30を配
線ダクト21eを形成する蓋部20Eの上面と面一にな
るように支持することを特徴とする。
【0050】このような構成に於いても上記した第1実
施形態、第4実施形態等と同様に、フロアパネル30の
敷設作業が容易かつ迅速に行なえ、更に、フロアパネル
30を開閉操作することなく配線ダクト21eを任意に
開放して電設作業(配線接続作業)を行なうことができ
るため、フロアパネル30の敷設作業に並行して、情報
ケーブル、電源ケーブル等の電設作業が容易かつ迅速に
行なえる。従って既存のシステムフロア構造に比し全体
の敷設工事期間及び工数を大幅に短縮でき、フロアパネ
ルの敷設面積が大きくなればなる程、その効果はより顕
著なものとなる。更にシステム全体の部品数を削減でき
ることから、施工の簡易化が図れ、ローコスト化が図れ
る。
【0051】尚、上記した実施形態に於いては、いずれ
も長方形のフロアパネルを用いた構成を例示したが、こ
れに限らず、正方形のフロアパネルを用いることも可能
であり、又は長方形のフロアパネルと正方形のフロアパ
ネルの組み合わせて用いることも可能である。
【0052】又、上記した実施形態では、レールを基礎
床面上に所定の間隔で立設された支柱に捩子止めして、
基礎床面上に所定の間隔で配設する構成を例示したが、
これに限らず、例えばレールを基礎床面上に直に固定す
る構造であってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、シ
ステム全体の部品数を大幅に削減してコストの低減化を
図るとともに、施工の簡易化及び工期の短縮化を図るこ
とのできるシステムフロア構造が提供できる。
【0054】又、本発明によれば、フロアパネルの敷設
工事と電設工事を並行して行なうことができ、フロアパ
ネルを敷設した状態で任意に電設工事を行なうことので
きる、施工の簡易化及び工期の短縮化が図れるシステム
フロア構造が提供できる。
【0055】又、本発明によれば、縦揺れ地震等の振動
による繋ぎ目の浮き上がり、床抜け、床落ち等が生じ難
く、耐震性に優れたシステムフロア構造が提供できる。
更に、本発明によれば、長方形状のフロアパネルを長辺
がレールに沿うように敷設するとともに、レールと一体
に配線ダクトを設けてなる構成としたことにより、地震
により配線ダクト内のケーブルが損傷する不都合を回避
して、配線ダクト内のケーブル類を確実に保護すること
のできる耐震性に優れたシステムフロア構造が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるシステムフロアの
要部の構成を示す斜視図。
【図2】上記第1実施形態によるシステムフロアの要部
の構成を示す断面図。
【図3】上記実施形態によるシステムフロアの敷設状態
を示す平面図。
【図4】上記図1に示すケーブル接続口に設けられるデ
ィバイダの構成例を示す斜視図。
【図5】上記図1に示すケーブル接続口に設けられるデ
ィバイダの構成例を示す側断面図。
【図6】上記実施形態に於いて適用可能なフロアパネル
の構成例を示す斜視図。
【図7】上記実施形態に於いて適用可能なフロアパネル
の構成例を示す斜視図。
【図8】本発明の第2実施形態によるシステムフロアの
要部の構成を示す断面図。
【図9】本発明の第3実施形態によるシステムフロアの
要部の構成を示す断面図。
【図10】本発明の第4実施形態によるシステムフロア
の要部の構成を示す斜視図。
【図11】本発明の第5実施形態によるシステムフロア
の要部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10A,10B,10C,10D,10E…レール、 11a,11b,…レール部、 12a…配線ダクト用の溝部、 13a,13a…パネル支持部、 14…電設路を形成する空間、 15…配線用の蓋付開口部 20A,20D,20E…蓋部(配線カバー)、 21a,21d,21e…配線ダクト、 22…ケーブル接続口、 23…接栓(コネクタ)類、 24…接栓カバー、 25…ディバイダ、 26…高さ調整可能な基台、 30,30(A),30(B)…フロアパネル、 31…三角形の楔、 32…案内溝、 40…パネル支持用の支柱、 50…捩子。
フロントページの続き (72)発明者 及川 淳子 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突条のレール部を有しその幅方向の少な
    くとも一側縁部にパネル支持部を有してなるレールと、 上面が前記レールのレール部の上面と面一になるように
    前記パネル支持部に支持されるフロアパネルとを具備
    し、 前記レール相互のパネル支持部でフロアパネルを支持す
    ることを特徴とするシステムフロア構造。
  2. 【請求項2】 内部に電設路を形成するための空間が形
    成されその一部に配線用の開口を設けてなる突条のレー
    ル部を有しその幅方向の少なくとも一側縁部にパネル支
    持部を有してなるレールと、 上面が前記レールのレール部の上面と面一になるように
    前記パネル支持部に支持されるフロアパネルとを具備
    し、 前記レール部にて電設路を形成し前記レール相互のパネ
    ル支持部でフロアパネルを支持することを特徴とするシ
    ステムフロア構造。
  3. 【請求項3】 突条の2本のレール部の間に配線ダクト
    用の溝部が設けられ、少なくともいずれか一方のレール
    部の一側縁部にパネル支持部が設けられたレールと、 前記レール部の上面と面一になるように前記配線ダクト
    用の溝部を蓋して配線ダクトを形成する蓋部と、 前記レール部の上面と面一になるように前記パネル支持
    部に支持されるフロアパネルとを具備し、 前記レール相互のパネル支持部でフロアパネルを支持す
    ることを特徴とするシステムフロア構造。
  4. 【請求項4】 突条の2本のレール部の間に配線ダクト
    用の溝部が設けられ、少なくともいずれか一方のレール
    部の一側縁部にパネル支持部が設けられたレールと、 前記2本のレール部間に架け渡され前記配線ダクト用の
    溝部を蓋して配線ダクトを形成する蓋部と、 前記蓋部を前記レールに固定する手段と、 前記レール部に固定された蓋部の上面と面一になるよう
    に前記パネル支持部に支持されるフロアパネルとを具備
    し、 前記レール相互のパネル支持部でフロアパネルを支持す
    ることを特徴とするシステムフロア構造。
  5. 【請求項5】 突条の2本のレール部の間に配線ダクト
    用の溝部が設けられたレールと、 上面が前記レール部より所定量突出した状態で前記レー
    ルの溝部内に嵌込まれ、前記溝部を蓋して配線ダクトを
    形成する蓋部と、 前記レールの溝部内に嵌込まれた蓋部の上面と面一にな
    るように前記レール部に支持されるフロアパネルとを具
    備し、 前記レール相互のレール部にて前記フロアパネルを前記
    配線ダクトを形成する蓋部上面と面一になるように支持
    することを特徴とするシステムフロア構造。
  6. 【請求項6】 フロアパネルは長方形状をなし、その長
    辺がレールに沿って敷設される請求項1又は2又は3又
    は4又は5記載のシステムフロア構造。
  7. 【請求項7】 フロアパネルは、長方形状をなし、裏面
    の長辺に沿う縁部にレールと係合する係合部を有して、
    当該係合部がレールに係合し、レールに支持される請求
    項1又は2又は3又は4又は5記載のシステムフロア構
    造。
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