JPH1171889A - システムフロア構造 - Google Patents

システムフロア構造

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JPH1171889A
JPH1171889A JP23512497A JP23512497A JPH1171889A JP H1171889 A JPH1171889 A JP H1171889A JP 23512497 A JP23512497 A JP 23512497A JP 23512497 A JP23512497 A JP 23512497A JP H1171889 A JPH1171889 A JP H1171889A
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JP
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rail
floor
panel
floor panel
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JP23512497A
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English (en)
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Yutaka Ishibashi
豊 石橋
Yoshio Kojima
吉雄 小島
Isako Tsushima
委佐子 対馬
Junko Oikawa
淳子 及川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、支柱に支持されたレールを用いて基
礎床面上にフロアパネルを敷設するシステムフロア構造
に於いて、フロアパネル相互を捩子止めせずに確実にロ
ックすることのできる、耐震性に優れたシステムフロア
構造を提供することを課題とする。 【解決手段】レール支持支柱3の台座部3aに支持され
たレール2上にフロアパネルを敷設する際は、レール2
のレール面2cに形成された切欠部2aに、フロアパネ
ルの係合片(係合ブロック)を位置合わせして、フロア
パネルのレールガイド溝をレール2に係合し、フロアパ
ネルをレール2に沿って所定量スライドさせる。これに
よりフロアパネルに設けられた係合片(係合ブロック)
の間隙に、レール面2cの切欠部2aの一端に形成され
た係合部2bが嵌り込み、フロアパネルがレール2に固
定されて地震等に因るパネル浮きが確実に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスオートメ
ーションを実現する各種機器類の電力ケーブル、信号ケ
ーブル等を床下に遮蔽して配線施工する際に用いられる
もので、基礎床面との間に空隙を形成するように基礎床
面上に配設されたレールにフロアパネルが敷設されるシ
ステムフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスオートメーションを実現
する各種機器類の電力ケーブル、信号ケーブル等を床下
遮蔽配線施工する際に用いられるシステムフロアとして
は、例えば特願平1ー242835号に示されるよう
に、格子状フレームの各交差部にそれぞれ同一高さの支
柱を設けてフロアパネルを多点支持する構成としたシス
テムフロア、又は、特開平3−76966号に示すよう
に、矩形状パネルの各隅部を下面板に固定した4つの支
柱で支持する構成のフロアパネル構造が用いられてい
た。
【0003】しかしながら、上記した特願平1ー242
835号に示されるシステムフロアに於いては、格子状
のフレームに多数の支柱を一体的に設けた構造であるこ
とから、構造が繁雑となり、コスト面及び取扱いの面で
問題を残していた。
【0004】又、特開平3−76966号(床面構成方
法)に示されるシステムフロアに於いては、矩形状パネ
ルの四隅を当該パネルと同形の下面板に固定した4つの
支柱で支持する構成であることから、1枚のパネルに対
して1枚の下面板と4つの支柱及び脚部が必要となり、
全体の部品点数が多く、従ってコスト面及び取扱いの面
で問題を残していた。
【0005】更に、上記した各システムフロアに於いて
は、耐震性、安全性等を考慮して、正方形状のフロアパ
ネル相互を結合し基礎床面に固定化する必要があるが、
この際のフロアパネル相互の結合及び基礎床面への固定
化のためのパネル取付構造として、従来では、主にパネ
ルの四隅をそれぞれ支柱に捩子止めする構造、又はパネ
ルの自重を利用した凹凸による嵌め込み構造が用いられ
ていた。
【0006】しかしながら、上記した捩子止めによるパ
ネルの取付構造は、敷設及び保守の面で作業性が非常に
悪く、特にメンテナンスの際には、敷設されたパネルを
取り外す際に、一枚のパネルに対して4本の捩子止めを
解除し、更にその後、パネルを取り付ける際にも一枚の
パネルに対して4本の捩子止め作業を行なわなければな
らない。この際、従来では、特にメンテナンスの際に、
上記したような面倒な捩子止め作業を怠る場合が多く
(通常時は支障がないため)、従ってこの際は、特に直
下型地震等に於いてパネル浮き現象が生じ、これに伴い
パネル敷設床面が崩壊して大きな被害を招くという問題
があった。
【0007】また、パネルの自重を利用した凹凸による
嵌め込み構造に於いても上記同様に、直下型地震に於い
てパネル浮き現象が生じ、これに伴いパネル敷設床面が
崩壊して大きな被害を招くという問題があった。
【0008】このように、従来では、パネル相互を結合
し基礎床面に固定化する簡単かつ有効な手段が存在しな
いことから、縦揺れ地震等の振動によるパネルの浮き上
がりによる、床抜け、床落ち等が生じる虞が多分にあ
り、耐震性、安全性、信頼性等、種々の面で問題があっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
システムフロア構造に於いては、パネル相互を結合し基
礎床面に固定化する簡単かつ有効な手段が存在しないこ
とから、縦揺れ地震等の振動によるパネルの浮き上がり
による、床抜け、床落ち等が生じる虞が多分にあり、耐
震性、安全性、信頼性等、種々の面で問題があった。
又、構成が繁雑で多くの部品と多くの作業工程を必要と
することから、敷設コストの低減化、施工の簡易化、及
び工期の短縮化等を図る上で問題があった。
【0010】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
レールを用いて基礎床面上にフロアパネルを敷設するシ
ステムフロア構造に於いて、フロアパネル相互を捩子止
めせずに確実にロックすることのできる耐震性に優れた
システムフロア構造を提供することを目的とする。
【0011】又、本発明は、レールを用いて基礎床面上
にフロアパネルを敷設するシステムフロア構造に於い
て、フロアパネルを捩子止めすることなく、簡単な施工
でフロアパネルの浮き等による離脱(剥離)を抑えるこ
とのできる耐震性に優れたシステムフロア構造を提供す
ることを目的とする。
【0012】又、本発明は、捩子止め等の面倒な作業を
一切必要とせず簡単な作業で確実にパネル相互を結合し
基礎床面に固定化することのできる、施工及び保守の容
易化が図れる耐震性に優れたシステムフロア構造を提供
することを目的とする。
【0013】又、本発明は、システム全体の部品数を大
幅に削減して、コストの低減化、施工の簡易化、及び工
期の短縮化を図ることができるとともに、簡単な構成、
並びに簡単な作業にて、確実にパネル相互を結合し基礎
床面に固定化することのできる耐震性に優れたシステム
フロア構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、レールを用い
て基礎床面上にフロアパネルを敷設するシステムフロア
構造に於いて、フロアパネルとレールの一部形状を工夫
してフロアパネルをレール上で所定量スライドさせるこ
とによりフロアパネルをレールに固定する係合手段を設
けた構成としたもので、これによりフロアパネル相互を
捩子止めすることなく、簡単な構成、及び簡単な施工で
フロアパネルの浮き等による離脱(剥離)を抑えること
のできる耐震性に優れたシステムフロア構造が実現でき
る。
【0015】即ち、本発明のシステムフロア構造は、基
礎床面上に配設されたレールに、矩形状のフロアパネル
を配設することにより、フロアパネルを基礎床面上に敷
設する、レールを用いたシステムフロア構造に於いて、
前記レールには、少なくとも1枚のフロアパネルに対す
る1つのパネル係合部を設け、前記フロアパネルには、
下面部に前記レールに係合するレールガイド、及び前記
レールのパネル係合部に係合する係合片を設けて、前記
レールに前記フロアパネルのレールガイドを係合し前記
フロアパネルと前記レールとを相対的にレールに沿って
所定量スライドさせることにより、前記レールのパネル
係合部に前記フロアパネルの係合片を係合させて、フロ
アパネル相互をレールにより連結し固定することを特徴
とする。
【0016】又、本発明は、基礎床面上に配設されたレ
ールに、長方形状のフロアパネルを、その長辺がレール
に沿うように配設することにより、フロアパネルを基礎
床面上に敷設する、レールを用いたシステムフロア構造
に於いて、前記レールには、少なくとも1枚のフロアパ
ネルに対する1つのパネル係合部を設け、前記フロアパ
ネルには、当該パネルの長辺に沿い下面部に前記レール
に係合するレールガイド溝を設け、当該レールガイド溝
に、前記レールのパネル係合部に係合する係合片を設け
て、前記レールに前記フロアパネルのレールガイド溝を
係合し前記フロアパネルと前記レールとを相対的にレー
ルに沿って所定量スライドさせることにより、前記レー
ルのパネル係合部に前記フロアパネルの係合片を係合さ
せて、フロアパネル相互をレールにより連結し固定する
ことを特徴とする。
【0017】このようなフロアパネルをレールに固定す
る係合手段をもつシステムフロア構造とすることによ
り、システム全体の部品数を削減してコストの低減化が
図れ、施工の簡易化及び工期の短期化が図れるととも
に、縦揺れ地震等の振動によるパネルの浮上がり、床抜
け、床落ち等が生じ難い耐震性に優れたシステムフロア
が提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1乃至図3は本発明の第1実施形態
を示すもので、図1はフロアパネルの要部の構成を示す
斜視図、図2はレールの要部の構成を示す斜視図、図3
はフロアパネルの下面部に設けられたレールガイド溝及
び当該溝に設けられた係止片の構成を示す斜視図であ
る。ここでは長方形状のフロアパネルを、その長辺がレ
ールに沿うように配設するフロア構成に於いて、各レー
ルがそれぞれ隣り合う2列のフロアパネルを片方ずつ支
持する構成を例にとる。
【0019】図1乃至図3に於いて、1は長方形状のフ
ロアパネルであり、例えば500×1000mmのリブ付
鋼板等でなる板状体により構成される。2は基礎床面上
に所定の間隔で配設されて上記フロアパネル1,1,…
を基礎床面上で支持するレールであり、ここでは1本の
レールが隣接する2列のフロアパネルの各片側を支持す
る構造を例示している。
【0020】上記フロアパネル1には、その長辺に沿い
下面部に、レール2に係合する断面凹状のレールガイド
溝1aが設けられる。更に当該レールガイド溝1aに
は、その長手方向両端近傍の所定位置に、レール面2c
(レールの上端面)が当接するレール当接面との間に、
レール面2cの厚みに相当する、レール面2cが嵌まり
込む間隙1cを形成した係合片(係合ブロック)1bが
溝内に突出するように一体形成される。
【0021】又、レール2には、1枚のフロアパネルに
対して2つのパネル係合部が設けられる。この実施形態
ではレール面2cの一部が上記フロアパネル1の裏面に
設けられた係合片(係合ブロック)1bの長さより若干
大きい幅をもって切り欠かれ、そのレール面2cの切欠
部2aの一端に係合部2bが形成される。
【0022】3は基礎床面上に所定の高さをもってレー
ル2を配設するためのレール支持支柱であり、高さ調整
可能な台座部3a上にレール2を支持する。上記構成に
於いて、レール支持支柱3の台座部3aに支持されたレ
ール2上にフロアパネル1を敷設する際は、レール2の
レール面2cに形成された切欠部2aにフロアパネル1
の係合片(係合ブロック)1bを位置合わせして、フロ
アパネル1のレールガイド溝1aをレール2に係合す
る。その後、フロアパネル1をレール2に沿って所定量
スライドさせる。これにより、フロアパネル1の係合片
(係合ブロック)1bは上記スライド量をもってレール
2のレール面2cに形成された切欠部2aより移動し、
当該係合片(係合ブロック)1bの間隙1cに、レール
面2cの切欠部2aの一端に形成される係合部2bが嵌
り込み、フロアパネル1,1,…相互がレール2により
連結され固定される。
【0023】尚、上記フロアパネル1を所定量レール2
上でスライドさせて、フロアパネル1をレール2に固定
した後は、例えばフロア端部又はフロア中間部等、所定
の箇所に於いてボーダパネル又は中間の止め板等を嵌め
込みレール2に固定することで、フロアパネル1のスラ
イドが抑止され、フロアパネル1が確実にレール2に固
定される。
【0024】このようなフロアパネルのロック機構をも
つ構成とすることにより、フロアパネル相互を捩子止め
することなく、簡単な施工で地震時のパネル浮き等によ
る離脱(剥離)を抑えることのできる耐震性に優れたシ
ステムフロア構造が提供できる。又、保守の際は、フロ
アパネル1を所定量上記スライド方向と逆の方向にスラ
イドさせるのみで、レール2に支持されたフロアパネル
1を簡単にロック解除できることから、保守作業が著し
く簡素化されるとともに、従来、捩子止めにより行なっ
ていたパネル固定作業の忘れによって生じる地震時のパ
ネル浮きを確実に防止することができ信頼性の高い耐震
構造とすることができる。
【0025】図4乃至図6はそれぞれ本発明の第2実施
形態を示すもので、図4はフロアパネルの要部の構成を
示す斜視図、図5はレールの要部の構成を示す斜視図、
図6はフロアパネルの下面部に設けられたレールガイド
溝及び当該溝に設けられた係止片の構成を示す斜視図で
ある。
【0026】この第2実施形態が上記した第1実施形態
と特に異なるところは、係合構造を二重化して、フロア
パネルをより強固に確実に基礎床面上に固定化できるよ
うにしたものである。
【0027】即ち、図4乃至図6に示すように、フロア
パネル11には、その長辺に沿い下面部に、一辺につき
二条のレールガイド溝11a,11aが設けられる。更
にその各レールガイド溝11a,11aには、それぞれ
係合片(係合ブロック)11b,11bが設けられる。
【0028】又、レール12には、平行する2本のレー
ル構体12A,12Bが設けられ、その各レール構体1
2A,12Bの各レール面12c,12cにそれぞれ対
をなすように切欠部12a,12aが設けられる。この
切欠部12a,12aにより、上記フロアパネル11の
レールガイド溝11a,11aに係合する係合部12
b,12bが形成される。
【0029】13は基礎床面上に所定の高さをもってレ
ール12を配設するためのレール支持支柱であり、高さ
調整可能な台座部13a上にレール12を支持する。上
記構成に於いて、レール支持支柱13の台座部13aに
支持されたレール12上にフロアパネル11を敷設する
際は、レール12の1本のレール構体(例えば12A)
のレール面12c,12cに形成された切欠部12a,
12aに、フロアパネル11の係合片(係合ブロック)
11b,11bを位置合わせして、フロアパネル11の
レールガイド溝11a,11aをレール構体12Aのレ
ール面12c,12cに係合する。その後、フロアパネ
ル11をレール構体12Aに沿って所定量スライドさせ
る。
【0030】これにより、フロアパネル11の係合片
(係合ブロック)11b,11bは上記スライド量をも
ってレール構体12Aのレール面12c,12cに形成
された切欠部12a,12aより移動し、当該係合片
(係合ブロック)11b,11bの間隙11c,11c
に、レール面12c,12cの切欠部12a,12aの
一端に形成される係合部12b,12bが嵌り込み、フ
ロアパネル11がレール12に固定される。
【0031】このようなフロアパネルの二重ロック機構
をもつ構成とすることにより、フロアパネル相互を捩子
止めすることなく、上記第1実施形態に比べ、より確実
かつ強固に、しかも簡単な施工にて、地震時のパネル浮
き等による離脱(剥離)を抑えることのできる耐震性に
優れたシステムフロア構造が提供できる。又、保守の際
は、フロアパネル11を所定量上記スライド方向と逆の
方向にスライドさせるのみで、レール12に支持された
フロアパネル11を簡単にロック解除できることから、
保守作業が著しく簡素化されるとともに、従来、捩子止
めにより行なっていたパネル固定作業の忘れによって生
じる地震時のパネル浮きを確実に防止することができ信
頼性の高い耐震構造とすることができる。
【0032】図7乃至図9はそれぞれ本発明の第3実施
形態を示すもので、図7はフロアパネルの要部の構成を
示す斜視図、図8はレールの要部の構成を示す斜視図、
図9はフロアパネルの下面部に設けられたレールガイド
溝及び当該溝に設けられた係止片の構成を示す斜視図で
ある。
【0033】図7乃至図9に於いて、21は長方形状の
フロアパネル、22は基礎床面上に所定の間隔で配設さ
れて上記フロアパネル21,21,…を基礎床面上で支
持するレール、23は上記レール22を高さ調整可能な
台座部23a上に支持するレール支持支柱である。
【0034】上記フロアパネル21には、その長辺に沿
い下面部に、レール22に係合する突条のレールガイド
21aが設けられる。更に当該レールガイド21aに
は、その長手方向両端近傍の所定位置に、後述するレー
ル22のパネル係合爪22aが嵌まり込む間隙21cを
形成した係合片(係合ブロック)21bが一体に設けら
れる。
【0035】又、レール22には、1枚のフロアパネル
に対して2つのパネル係合部(係合爪)が設けられる。
この実施形態では片側断面L字状のレール22の一部に
敷設パネル面と平行な面をもつパネル係合爪22aが設
けられる。
【0036】上記構成に於いて、レール支持支柱23の
台座部23aに支持されたレール22上にフロアパネル
21を敷設する際は、フロアパネル21の突条のレール
ガイド21aをレール22の片半部に嵌め込み、フロア
パネル21をレール22に沿って所定量スライドさせ
る。これにより、フロアパネル21の突条レールガイド
21aに設けられた係合片(係合ブロック)21bの間
隙21cにレール22のパネル係合爪22aが嵌り込み
係合して、フロアパネル21がレール22に固定され
る。
【0037】尚、上記フロアパネル21を所定量レール
22上でスライドさせて、フロアパネル21をレール2
2に固定した後は、例えばフロア端部又はフロア中間部
等、所定の箇所に於いてボーダパネル又は中間の止め板
等を嵌め込みレール22に固定することで、フロアパネ
ル21のスライドが抑止され、フロアパネル21が確実
にレール22に固定される。
【0038】このようなパネル係合爪22aによるフロ
アパネルのロック機構をもつ構成とすることにより、フ
ロアパネル相互を捩子止めすることなく、簡単な施工で
地震時のパネル浮き等による離脱(剥離)を抑えること
のできる耐震性に優れたシステムフロア構造が提供でき
る。又、保守の際は、フロアパネル21を所定量上記ス
ライド方向と逆の方向にスライドさせるのみで、レール
22に支持されたフロアパネル21を簡単にロック解除
できることから、保守作業が著しく簡素化されるととも
に、従来、捩子止めにより行なっていたパネル固定作業
の忘れによって生じる地震時のパネル浮きを確実に防止
することができ信頼性の高い耐震構造とすることができ
る。
【0039】尚、上記した実施形態では、長方形状のフ
ロアパネルを例に採ったが、これに限らず、例えば正方
形状のフロアパネルに於いても適用でき上記各実施形態
と同様の効果を期待できる。
【0040】又、上記実施形態に於いては、1枚のフロ
アパネルに対して2つのパネル係合部(係合爪)が設け
られる構成を例示したが、これに限るものではなく、例
えばフロアパネルの対向する二辺の中程に1つのパネル
係合部(係合爪)を設けた構成であってもよい。更に、
レールの断面形状、係合機構の形状等も上記実施形態に
限るものではなく、要はフロアパネルがレール上で所定
量スライドでき、フロアパネルをレール上で所定量スラ
イドさせることにより、フロアパネルがレールに固定及
び固定解除される係合構造であればよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、支
柱を用いて基礎床面上にフロアパネルを支持するシステ
ムフロア構造に於いて、フロアパネル相互を捩子止めす
ることなく、簡単な施工でフロアパネルの浮き等による
離脱(剥離)を抑えることのできる耐震性に優れたシス
テムフロア構造が提供できる。
【0042】又、本発明によれば、支柱を用いて基礎床
面上にフロアパネルを支持するシステムフロア構造に於
いて、フロアパネル相互を捩子止めせずに確実にロック
することのできる耐震性に優れたシステムフロア構造が
提供できる。
【0043】又、本発明によれば、捩子止め等の面倒な
作業を一切必要とせず簡単な作業で確実にパネル相互を
結合し基礎床面に固定化することのできる、施工及び保
守の容易化が図れる耐震性に優れたシステムフロア構造
が提供できる。
【0044】又、本発明によれば、システム全体の部品
数を大幅に削減して、コストの低減化、施工の簡易化、
及び工期の短縮化を図ることができるとともに、簡単な
構成、並びに簡単な作業にて、確実にパネル相互を結合
し基礎床面に固定化することのできる耐震性に優れたシ
ステムフロア構造が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に於けるフロアパネルの
要部の構成を示す斜視図。
【図2】上記第1実施形態に於けるレールの要部の構成
を示す斜視図。
【図3】上記第1実施形態に於けるフロアパネルの下面
部に設けられたレールガイド溝及び当該溝に設けられた
係止片の構成を示す斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態に於けるフロアパネルの
要部の構成を示す斜視図。
【図5】上記第2実施形態に於けるレールの要部の構成
を示す斜視図。
【図6】上記第2実施形態に於けるフロアパネルの下面
部に設けられたレールガイド溝及び当該溝に設けられた
係止片の構成を示す斜視図。
【図7】本発明の第3実施形態に於けるフロアパネルの
要部の構成を示す斜視図。
【図8】上記第3実施形態に於けるレールの要部の構成
を示す斜視図。
【図9】上記第3実施形態に於けるフロアパネルの下面
部に設けられたレールガイド溝及び当該溝に設けられた
係止片の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1…フロアパネル、 1a…レールガイド溝、 1b…係合片(係合ブロック)、 1c…レール面2cが嵌まり込む間隙、 2…レール、 2a…切欠部、 2b…係合部、 2c…レール面(レールの上端面)、 3…レール支持支柱、 3a…台座部、 11…フロアパネル、 11a…レールガイド溝、 11b…係合片(係合ブロック)、 11c…係合片11bの間隙、 12…レール、 12A,12B…レール構体、 12a…切欠部、 12b…係合部、 12c…レール面、 13…レール支持支柱、 13a…台座部、 21…フロアパネル、 21a…レールガイド、 21b…係合片(係合ブロック)、 21c…パネル係合爪22aが嵌まり込む間隙、 22…レール、 22a…パネル係合爪、 23…レール支持支柱、 23a…台座部。
フロントページの続き (72)発明者 及川 淳子 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎床面上に配設されたレールに、矩形
    状のフロアパネルを配設することにより、フロアパネル
    を基礎床面上に敷設する、レールを用いたシステムフロ
    ア構造に於いて、 前記レールには、少なくとも1枚のフロアパネルに対す
    る1つのパネル係合部を設け、 前記フロアパネルには、下面部に前記レールに係合する
    レールガイド、及び前記レールのパネル係合部に係合す
    る係合片を設けて、 前記レールに前記フロアパネルのレールガイドを係合し
    前記フロアパネルと前記レールとを相対的にレールに沿
    って所定量スライドさせることにより、前記レールのパ
    ネル係合部に前記フロアパネルの係合片を係合させて、
    フロアパネル相互をレールにより連結し固定することを
    特徴とするシステムフロア構造。
  2. 【請求項2】 基礎床面上に配設されたレールに、長方
    形状のフロアパネルを、その長辺がレールに沿うように
    配設することにより、フロアパネルを基礎床面上に敷設
    する、レールを用いたシステムフロア構造に於いて、 前記レールには、少なくとも1枚のフロアパネルに対す
    る1つのパネル係合部を設け、 前記フロアパネルには、当該パネルの長辺に沿い下面部
    に前記レールに係合するレールガイド溝を設け、当該レ
    ールガイド溝に、前記レールのパネル係合部に係合する
    係合片を設けて、 前記レールに前記フロアパネルのレールガイド溝を係合
    し前記フロアパネルと前記レールとを相対的にレールに
    沿って所定量スライドさせることにより、前記レールの
    パネル係合部に前記フロアパネルの係合片を係合させ
    て、フロアパネル相互をレールにより連結し固定するこ
    とを特徴とするシステムフロア構造。
  3. 【請求項3】 レールの一部を切欠してパネル係合部を
    形成した請求項1又は2記載のシステムフロア構造。
  4. 【請求項4】 レールの一部に爪を設けてパネル係合部
    を形成した請求項1又は2記載のシステムフロア構造。
JP23512497A 1997-08-29 1997-08-29 システムフロア構造 Pending JPH1171889A (ja)

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JP23512497A JPH1171889A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 システムフロア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100704933B1 (ko) 2006-05-03 2007-04-09 이만익 내구성이 향상된 마루틀시스템
KR100717367B1 (ko) 2005-07-29 2007-05-11 (주)이프인테리어 마루판 조립체
US8820011B1 (en) 2013-07-30 2014-09-02 Steven A Parks Stage floor assembly and method of making the same

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