JP3282980B2 - 二重床用の床パネル支持装置 - Google Patents

二重床用の床パネル支持装置

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JP3282980B2
JP3282980B2 JP33396796A JP33396796A JP3282980B2 JP 3282980 B2 JP3282980 B2 JP 3282980B2 JP 33396796 A JP33396796 A JP 33396796A JP 33396796 A JP33396796 A JP 33396796A JP 3282980 B2 JP3282980 B2 JP 3282980B2
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修 平田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重床(フリーア
クセスフロア)システムにおける二重床用の床パネル支
持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニュウム製の床パネルを施
工してフリーアクセスフロアと称される二重床を構成す
るに当たっては、図11、図12に示すように、下部に
ベース1を有する支柱2の上部に設けた支持板部50の
天面に、アルミニュウム製の床パネル4の角部の底部を
載置させる方式が採用されていた。そして、従来にあっ
ては、床パネル4を敷設する際、アルミニュウム製の床
パネル4の熱膨張を考慮して、床パネル4の側面間にス
ペーサ52を挿入しながら敷設することが一般的であ
る。そして、図11(a)、図11(b)、図12
(a)のように施工時に床パネル4の側面間に介在した
スペーサ52は、図12(b)のように床パネル4敷設
後に除去し、床パネル4間の隙間がほぼ均一になるよう
に床パネル4を均して仕上げるようにしている。
【0003】また、従来にあっては、支柱2の上部に設
けた支持板部50の上面にゴム製の緩衝材53を設け、
このゴム製の緩衝材53の上に床パネル4の底面を載設
することで、床の振動を吸収するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例に
あっては、床パネル4の敷設時にスペーサ52を介在さ
せ、床パネル4敷設後にスペーサ52を除去するという
作業が必要で、作業が面倒であり、また、支柱2の上部
に設けた支持板部50の上面にゴム製の緩衝材53を設
け、このゴム製の緩衝材53に床パネル4の底面を載設
するので、電気的導通がとれず、床パネル4に静電気が
発生するのを防止することができないという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、床パネルを支持するに当たり、
隣合う床パネルの側面同士が一定の隙間ができるように
床パネルを位置決めして簡単且つ正確に施工でき、しか
も、床パネルが熱によって膨張、収縮しても、確実にア
ースして、静電気の発生を抑えることができ、更に、パ
ネル位置決め部材の取付けが簡単に行え、また、床パネ
ルの振動を確実に吸収することができ、また、ストリン
ガーを設けて床パネルの支持強度を向上するタイプのも
のにおいても簡単且つ確実に隣合う床パネルの側面間に
一定の隙間ができるように簡単且つ正確に施工できると
共に床パネルが熱による膨張、収縮しても確実にアース
することができる二重床用の床パネル支持装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の課題を
解決するために、本発明の二重床用の床パネル支持装置
は、導電性を有するベース1と、ベース1から立ち上が
った導電性を有する支柱2と、支柱2により支持された
導電性を有するパネル受け部3とを備え、パネル受け部
3の側面に金属製の床パネル4の側面4aの一部が対向
した状態で床パネル4の端部に設けた鍔部4bがパネル
受け部3の上面部に載設支持されるようになった床パネ
ル4の支持装置において、導電性を有し且つ弾性を有す
るパネル位置決め部材5をパネル受け部3の側面側に突
出すると共にパネル受け部3に電気的に接して設けて成
ることを特徴とするものである。このような構成とする
ことで、パネル受け部3に鍔部4bを載置した状態の床
パネル4の側面4aをパネル位置決め部材3に当てて位
置決めすることで、床パネル4を位置決めして施工で
き、しかも、金属製の床パネル4が熱によって膨張、収
縮しても弾性を有するパネル位置決め部材3がこの膨
張、収縮に応じて弾性変形して追随して導電状態を維持
してアースを取ることができるものである。
【0007】また、パネル受け部3を平面視十字状と
し、パネル位置決め部材5を弾性のある金属板でコ字状
に構成し、コ字状のパネル位置決め部材5が、平面視十
字状をしたパネル受け部3の一片部6に上方から嵌め込
まれた状態において係合する係合手段を設けると共に、
コ字状のパネル位置決め部材5の両側片5aからパネル
位置決め用の舌片7を外側方に突出させることが好まし
い。このような構成とすることで、パネル受け部3に簡
単且つ確実にパネル位置決め部材5を取付け、しかも、
舌片7を外側方に突出させるという簡単な構成で床パネ
ル4の側面4aに当接させて位置決めすると共にアース
を取ることができることになる。
【0008】また、パネル受け部3及びパネル位置決め
部材5の上面側にゴム等の緩衝材8を設けることが好ま
しい。このような構成とすることで、金属製の床パネル
4を支持するに当たり、床パネル4の衝撃をゴム等の緩
衝材8で緩衝することができるものである。また、隣合
うパネル受け部3間にストリンガー9を配設し、このス
トリンガー9の長手方向の両端部をそれぞれパネル位置
決め部材5’とすることが好ましい。このような構成と
することで、ストリンガー9によっても床パネル4の支
持ができるようにしたものであるにもかかわらず、パネ
ル位置決め部材3により床パネル4を位置決めして施工
でき、しかも、金属製の床パネル4が熱によって膨張、
収縮しても弾性を有するパネル位置決め部材3がこの膨
張、収縮に応じて弾性変形して追随して導電状態を維持
してアースを取ることができるものである。
【0009】また、パネル受け部3に支持される床パネ
ル4がアルミニュウム製であることが好ましいものであ
る。すなわち、鉄に比べて熱膨張率が高いアルミニュウ
ム製の床パネル4の場合、特に、熱による膨張、収縮が
大きいが、弾性を有するパネル位置決め部材3がこの膨
張、収縮に応じて弾性変形して追随して導電状態を維持
してアースを取ることができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。ベース1は金属製であって、
該金属製のベース1の上面中央部から上方に向けて金属
製の支柱2が突設してある。支柱2はボルトにより構成
してあり、ボルトよりなる支柱2には金属製のパネル受
け部3の中央部に設けた雌ねじ部が螺合してある。上記
のようなベース1、支柱2、パネル受け部3により支持
脚Aが構成してある。
【0011】パネル受け3は図4、図5に示すようなも
ので、底板部10の中央部に平面視十字状をした十字状
突部11を一体に突設して構成してあり、十字状突部1
1の中心部に中央孔12が形成してあり、この中央孔1
2の下部に上記ボルトよりなる支柱2に螺合するための
雌ねじ部が形成してある。十字状突部11の各片部6の
上面部にはそれぞれ係止孔13が設けてあり、また、各
片部6の両側面の下部にはそれぞれ係合段部14が設け
てある。
【0012】パネル位置決め部材5は導電性を有し且つ
弾性を有するものであり、図6に示すようにパネル位置
決め部材5を弾性のある金属板でコ字状に構成してあ
る。コ字状をしたパネル位置決め部材5は両側片5aに
切り起こしにより舌片7が形成してあり、該舌片7は側
片5aから外側方に向けて突出している。側片5aの下
端部には側片5aの下端部を内側に折り曲げて係合手段
となる係合部15が形成してある。また、コ字状をした
パネル位置決め部材5の上面には孔16が設けてある。
【0013】床パネル4はアルミニュウム製であり、上
端部外周に外側方に向けて突出する鍔部4bが形成して
ある。しかして、二重床(フリーアクセスフロア)を構
成するに当たっては、スラブのような床基体17の上に
縦方向、横方向にそれぞれ一定の間隔を隔てて支持脚A
のベース1を載設して固定する。ここで、ベース1に立
設した支柱2にはパネル受け部3が螺合してあるが、こ
のパネル受け部3の十字状突部11の各片部6にはそれ
ぞれ上方からコ字状をしたパネル位置決め部材5を嵌め
込み、係合部15を係合段部14に係合してある。そし
て、パネル受け部3を支柱2に対して回転することでパ
ネル受け部3の上下方向の位置調整を行うものである。
ここで、ボルトよりなる支柱2にはロックプレート19
が螺合してあり、位置調整が終わるとロックプレート1
9を回転操作してパネル受け部3の下面部に形成したロ
ック溝20にロックプレート19に設けたロック突起
(図示せず)を係合することで、パネル受け部3のレベ
ルを保持するようになっている。
【0014】上記のようにパネル受け部3の上下方向の
位置調整を行った後、パネル受け部3及びパネル位置決
め部材5の上面側に緩衝材8を配設して取付ける。緩衝
材8はゴムなどの弾性を有する材料により形成してあ
り、図7に示すように平面視十字状をしており、十字状
の各片の下面部に係止突起18を形成してあり、パネル
受け部3及びパネル位置決め部材5の上面に緩衝材8を
載せ、各係止突起18をそれぞれ孔16を介して係止孔
13に係止することで緩衝材8を取付けるようにしてい
る。
【0015】上記のようにパネル受け部3及びパネル位
置決め部材5の上面に緩衝材8を取付けた後、床パネル
4を敷設してパネル受け部3に床パネル4を支持させる
ものである。ここで、床パネル4の角部の上端部に外側
方に向けて突出する鍔部4bを緩衝材8、パネル位置決
め部材5の上面部を介してパネル受け部3の上面部に載
設支持させるものであり、この時、床パネル4の角部の
両側に位置する鍔部4bがそれぞれ緩衝材8、パネル位
置決め部材5の上面部を介してパネル受け部3の十字状
突部11の隣合う片部6の略半分に載設され、床パネル
4の角部の両側の側面4aがそれぞれ弾性を有する導電
性の舌片7に弾接する(図3参照)。ここで、平面視四
角形状をした床パネル4の4つの角部がいずれも上記の
ようにして床パネル4の四隅に位置する各支持脚Aのパ
ネル受け部3に支持され、また、各角部の両側の側面4
aにそれぞれ舌片7が弾接するので、床パネル4の位置
決めがなされ、各床パネル4の鍔部4間に図3のように
一定の隙間Sが形成されることになる。
【0016】上記のようにして次々と床パネル4を敷設
し、次に、床パネル4の上にカーペット等の床仕上げ材
(図示せず)を敷設して二重床(フリーアクセスフロ
ア)を構成するものである。上記のようなフリーアクセ
スフロアにおいては、金属製の床パネル4の側面4aに
導電性を有するパネル位置決め部材5の舌片7が弾接す
ることで電気的に互いに接続されている状態となってい
るので、床パネル4上で発生する静電気を床パネル4、
パネル位置決め部材5、支柱2、ベース1を経てスラブ
のような床基体17に流すことができて、人にとって不
快な静電気を抑えることができ、また、静電気によって
埃や塵が付着するのを防止し、更に、フリーアクセスフ
ロア上に設置される電子機器へのノイズの一因を抑える
ことができるようになっている。
【0017】ところで、金属製の床パネル4は温度変化
により伸縮し、特に、アルミニュウム製の床パネル4は
温度変化による伸縮が大きいが、本発明においては、上
記のように、床パネル4の側面に弾性を有するパネル位
置決め部材5の舌片7が弾接しているので、床パネル4
の膨張、収縮に対応して舌片7が弾性的に変形して床パ
ネル4への弾接状態を維持でき、これにより金属製の床
パネル4の温度変化による伸縮に関係なく、確実にアー
スを取ることができて、上記した静電気の発生を抑える
ことができるものである。
【0018】しかも、上記のようにアースを取ることが
できる構造としたにもかかわらず、パネル受け部3及び
パネル位置決め部材5の上面側に緩衝材8を配設して取
付け、この緩衝材8の上に金属製の床パネル4の鍔部4
を載置しているので、床パネル4に加わる衝撃を緩衝材
8で緩衝することができるものである。次に、図8乃至
図10に示す本発明の他の実施形態につき説明する。本
実施形態においては、隣合う支持脚Aのパネル受け部3
間に長尺のストリンガー9を配設してある。長尺のスト
リンガー9は図10に示すようなもので、金属板を断面
コ字状に屈曲して構成してあり、下端部を内側に折り曲
げてある。長尺のストリンガー9の長手方向の両端部は
それぞれパネル位置決め部材5′となっており、長尺の
ストリンガー9の長手方向の両端部のパネル位置決め部
材5′の側面部には舌片7´が切り起こしにより形成し
てあって外側方に向けて突出してある。また、パネル位
置決め部材5′の両側片の下端部部の折り曲げ部分が係
合手段となる係合部15′となっている。更に、長尺の
ストリンガー9の上面部の長手方向の両端部には孔1
6′が形成してある。また、この長尺のストリンガー9
の上面部の略全面にはゴムシートのような緩衝材8′が
取着してある。
【0019】しかして、二重床(フリーアクセスフロ
ア)を構成するに当たっては、スラブのような床基体1
7の上に縦方向、横方向にそれぞれ一定の間隔を隔てて
支持脚Aのベース1を載設して固定する。そして、パネ
ル受け部3を支柱2に対して回転することでパネル受け
部3の上下方向の位置調整を行うものである。ここで、
ボルトよりなる支柱2にはロックプレート19が螺合し
てあり、位置調整が終わるとロックプレート19を回転
操作してパネル受け部3の下面部に形成したロック溝2
0にロックプレート19に設けたロック突起(図示せ
ず)を係合することで、パネル受け部3のレベルを保持
するようになっている。一方、隣合う支持脚A間にスト
リンガー9を配置し、ストリンガー9の両端部をそれぞ
れパネル受け部3の十字状突部11の一片部6にそれぞ
れ上方から嵌め込み、係合部15′を係合段部14に係
合してストリンガー9を隣合う支持脚Aのパネル受け部
3間に架設する。
【0020】上記のようにパネル受け部3の上下方向の
位置調整を行った後、パネル受け部3及びストリンガー
9の端部の上面側に緩衝材8を配設し、各緩衝材8の係
止突起18をそれぞれストリンガー9の上面端部に設け
た孔16′を介して十字状突部11の片部6に設けた係
止孔13に係止することで緩衝材8を取付けるようにし
ている。
【0021】上記のようにパネル受け部3及びストリン
ガー9の長手方向の端部の上面に緩衝材8を取付けた
後、床パネル4を敷設してパネル受け部3に床パネル4
を支持させるものである。ここで、床パネル4の角部の
上端部に外側方に向けて突出する鍔部4bを緩衝材8、
ストリンガー9の長手方向の端部のパネル位置決め部材
5′の上面部を介してパネル受け部3の上面部に載設支
持させるものであり、この時、床パネル4の角部の両側
に位置する鍔部4bがそれぞれ緩衝材8、ストリンガー
9の長手方向の端部のパネル位置決め部材5′の上面部
を介してパネル受け部3の十字状突部11の隣合う片部
6の略半分に載設され、床パネル4の角部の両側の側面
4aがそれぞれ弾性を有する導電性の舌片7′に弾接す
る。ここで、平面視四角形状をした床パネル4の4つの
角部がいずれも上記のようにして床パネル4の四隅に位
置する各支持脚Aのパネル受け部3に支持され、また、
各角部の両側の側面4aがそれぞれ舌片7′に弾接する
ので、床パネル4の位置決めがなされ、各床パネル4の
鍔部4間に一定の隙間が形成されることになる。更に、
本実施形態においては、床パネル4は角部だけでなく、
角部以外の部分も鍔部4bが長尺のストリンガー9の上
面の緩衝材8上に載置されるものであって、床パネル4
が安定して強固に支持されることになる。
【0022】上記のようにして次々と床パネル4を敷設
し、次に、床パネル4の上にカーペット等の床仕上げ材
(図示せず)を敷設して二重床(フリーアクセスフロ
ア)を構成するものである。上記のようなフリーアクセ
スフロアにおいては、金属製の床パネル4の側面4aに
導電性を有するストリンガー9の端部側面に設けた舌片
7′が弾接することで電気的に互いに接続されている状
態となっているので、床パネル4上で発生する静電気を
床パネル4、ストリンガー9、支柱2、ベース1を経て
スラブのような床基体17に流すことができ、また、ス
トリンガー9を介して隣の支持脚Aにも静電気を流すこ
とができるものであり、これにより、人にとって不快な
静電気を抑えることができ、また、静電気によって埃や
塵が付着するのを防止し、更に、フリーアクセスフロア
上に設置される電子機器へのノイズの一因を抑えること
ができるようになっている。
【0023】ところで、金属製の床パネル4は温度変化
により伸縮し、特に、アルミニュウム製の床パネル4は
温度変化による伸縮が大きいが、本発明においては、上
記のように、床パネル4の側面にストリンガー9の側面
に設けた弾性を有する舌片7′が弾接しているので、床
パネル4の膨張、収縮に対応して舌片7が弾性的に変形
して床パネル4への弾接状態を維持でき、これにより金
属製の床パネル4の温度変化による伸縮に関係なく、確
実にアースを取ることができて、上記した静電気の発生
を抑えることができるものである。
【0024】しかも、上記のようにアースを取ることが
できる構造としたにもかかわらず、緩衝材8、緩衝材
8′により床パネル4に加わる衝撃を緩衝することがで
きるものである。なお、フリーアクセスフロアの仕上げ
高さが低い場合(例えば70mm程度)にはストリンガ
ー9を架設すると、ストリンガー9が邪魔になって配線
がしにくくなるので、このような場合には、ストリンガ
ー9を用いることなく前述のパネル位置決め部材5を用
いて施工すると、支持脚A以外の部分においてはすべて
フリーな空間であるため、配線が容易に行えるものであ
る。
【0025】なお、上記各実地形態においては、金属製
の床パネル4としてアルミニュウム製の例を示してい
る。しかして、スチールに比べてアルミニュウム製の床
パネル4は熱による膨張率が高いが、本発明において
は、弾性を有する舌片7(7′)を弾接して床パネル4
の熱による伸縮に対応させるので、床パネル4の位置決
めが確実にできるものである。また、アルミニュウム製
の床パネル4が熱により伸縮が大きくても、常にアース
を確実に取ることができるものである。もちろん、床パ
ネル4としてスチール製のものであってもよい。
【0026】なお、スチール製の場合で、アースを取る
必要がない場合には、熱による伸縮率がアルミニュウム
に比べて小さいので、パネル位置決め部材5やストリン
ガー9を外して直接パネル受け部3に支持してもよいも
のである。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、導電性を有し且つ弾性を有するパネ
ル位置決め部材をパネル受け部の側面側に突出すると共
にパネル受け部に電気的に接して設けてあるので、パネ
ル受け部により床パネルの位置決めが簡単にできて、隣
合う床パネルとの間に一定の隙間を確実に確保すること
ができて施工精度が向上し、しかも該隙間は施工後にお
いても確保されるものであり、更に、従来のように別途
スペーサを使用する必要がなく、特に、床パネルの施工
後にスペーサを取り外す作業が必要でないものであり、
しかも、金属製の床パネルが熱によって膨張、収縮して
も弾性を有するパネル位置決め部材がこの膨張、収縮に
応じて弾性変形して追随して導電状態を維持してアース
を取ることができるものである。
【0028】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記した請求項1記載の発明の効果に加えて、パネル受け
部を平面視十字状とし、パネル位置決め部材を弾性のあ
る金属板でコ字状に構成し、コ字状のパネル位置決め部
材が、平面視十字状をしたパネル受け部の一片部に上方
から嵌め込まれた状態において係合する係合手段を設け
ると共に、コ字状のパネル位置決め部材の両側片からパ
ネル位置決め用の舌片を外側方に突出させてあるので、
パネル受け部に簡単且つ確実にパネル位置決め部材を取
付け、しかも、舌片を外側方に突出させるという簡単な
構成で床パネルの側面に当接させて位置決めすると共に
アースを取ることができるものである。
【0029】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、パ
ネル受け部及びパネル位置決め部材の上面側にゴム等の
緩衝材を設けてあるので、金属製の床パネルを支持する
に当たり、上記のようにアースを取ることができるよう
になっているにもかかわらず、床パネルの衝撃をゴム等
の緩衝材で緩衝することができるものである。
【0030】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、隣合うパネル受
け部間にストリンガーを配設し、このストリンガーの長
手方向の両端部をそれぞれパネル位置決め部材として
るので、ストリンガーによって床パネルを強固に支持で
きるようにしたものであるにもかかわらず、パネル位置
決め部材により床パネルを位置決めして施工でき、しか
も、金属製の床パネルが熱によって膨張、収縮しても弾
性を有するパネル位置決め部材がこの膨張、収縮に応じ
て弾性変形して追随して導電状態を維持してアースを取
ることができるものである。
【0031】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、パネル受け部に
支持される床パネルがアルミニュウム製であるので、鉄
に比べて熱膨張率が高いアルミニュウム製の床パネルの
場合、特に、熱による膨張、収縮が大きいが、弾性を有
するパネル位置決め部材がこの膨張、収縮に応じて弾性
変形して追随して導電状態を維持してアースを取ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の床パネルの敷設状態を示す断面図であ
る。
【図4】同上に用いるパネル受け部を示し、(a)は平
面図であり、(b)は下面図であり、(c)は側面図で
ある。
【図5】(a)は図4(a)のXーX線の断面図であ
り、(b)は図4(a)のYーY線断面図である。
【図6】同上に用いるパネル位置決め部材を示し、
(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)
は正面断面図であり、(d)は側面断面図である。
【図7】同上に用いる緩衝材を示し、(a)は平面図で
あり、(b)は一部破断した正面図である。
【図8】本発明の他の実施形態の分解斜視図である。
【図9】同上の床パネルの敷設状態を示す断面図であ
る。
【図10】同上に用いるストリンガーを示し、(a)は
平面図であり、(b)は正面断面図であり、(c)は側
面図である。
【図11】従来例を示し、(a)(b)は床パネルの施
工順序を示す説明のための斜視図である。
【図12】従来例を示し、(a)(b)は床パネルの施
工順序を示す説明のための断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 支柱 3 パネル受け部 4 床パネル 4a 側面 4b 鍔部 5 パネル位置決め部材 6 一片部 7 舌片 8 緩衝材 9 ストリンガー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 - 15/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有するベースと、ベースから立
    ち上がった導電性を有する支柱と、支柱により支持され
    た導電性を有するパネル受け部とを備え、パネル受け部
    の側面に金属製の床パネルの側面の一部が対向した状態
    で床パネルの端部に設けた鍔部がパネル受け部の上面部
    に載設支持されるようになった床パネルの支持装置にお
    いて、導電性を有し且つ弾性を有するパネル位置決め部
    材をパネル受け部の側面側に突出すると共にパネル受け
    部に電気的に接して設けて成ることを特徴とする二重床
    用の床パネル支持装置。
  2. 【請求項2】 パネル受け部を平面視十字状とし、パネ
    ル位置決め部材を弾性のある金属板でコ字状に構成し、
    コ字状のパネル位置決め部材が、平面視十字状をしたパ
    ネル受け部の一片部に上方から嵌め込まれた状態におい
    て係合する係合手段を設けると共に、コ字状のパネル位
    置決め部材の両側片からパネル位置決め用の舌片を外側
    方に突出させて成ることを特徴とする請求項1記載の二
    重床用の床パネル支持装置。
  3. 【請求項3】 パネル受け部及びパネル位置決め部材の
    上面側にゴム等の緩衝材を設けて成ることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の二重床用の床パネル支持装
    置。
  4. 【請求項4】隣合うパネル受け部間にストリンガーを配
    設し、このストリンガーの長手方向の両端部をそれぞれ
    パネル位置決め部材として成ることを特徴とする請求項
    1記載の二重床用の床パネル支持装置。
  5. 【請求項5】 パネル受け部に支持される床パネルがア
    ルミニュウム製であることを特徴とする請求項1記載の
    二重床用の床パネル支持装置。
JP33396796A 1996-12-13 1996-12-13 二重床用の床パネル支持装置 Expired - Lifetime JP3282980B2 (ja)

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