JPS63163857A - 水なし平版印刷版 - Google Patents

水なし平版印刷版

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JPS63163857A
JPS63163857A JP31249186A JP31249186A JPS63163857A JP S63163857 A JPS63163857 A JP S63163857A JP 31249186 A JP31249186 A JP 31249186A JP 31249186 A JP31249186 A JP 31249186A JP S63163857 A JPS63163857 A JP S63163857A
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layer
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Yukiko Okamoto
岡本 裕貴子
Mikio Tsuda
幹雄 津田
Yoichi Mori
森 与一
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/11Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水なし平版印刷版に関するものでおり、特に
プライマ層と基板の接着性に優れた水なし平版印刷版に
関するものである。
[従来技術] シリコーンゴム層を非画線部とし、下層に感光層を設け
た水なし平版印刷版については、すでに種々のものが提
案されている。特公昭6’l−54219号、特開昭6
0−9799号に開示されている例では、基板上に感光
層およびシリコーンゴム層を積層してなる水なし平版印
刷”版において、基板と感光層との間にエポキシ樹脂お
よびエポキシ樹脂と多官能イソシアナートを含む中間層
を介在させたものが提案されており、実用性の高い水な
し平版印刷版を提供している。
これらの水なし平版印刷版に開示されている中間層、す
なわちプライマ層として具備すべき機能は、基板および
感光層への接着性がおること、耐溶剤性を有しているこ
と、プライマ層組成成分自身が成性能に悪影響をおよぼ
さないこと、基板面の物理的凹凸の悪影響を除去するこ
と、基板から感光層への化学的悪影響を遮断すること、
基板材を保護することなどがあるが、ここに開示されて
いるプライマ層は、基板との接着力が十分とは言えず、
版面上からの強い引掻力が基板とプライマ層の界面に加
わるとプライマ層が基板との界面から剥離しやすい、す
なわち製版や印刷作業時にトンボ入れをするような作業
で強い引掻力が版面上に加わる場合にプライマ層が基板
からはがれることが必るなどの問題点を有している。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、かかる従来技術の諸欠点に鑑み創案されたも
ので、その目的はプライマ層の基板への接着不足を解消
し基板とプライマ層の接着性の優れた水なし平版印刷版
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] かかる本発明の目的は、基板上にプライマ層、感光Mお
よびシリコーンゴム層をこの順に積層してなる水なし平
版印刷版において、該プライマ層中に、水酸基を1分子
中に少なくとも1個有する脂肪族エポキシ化合物を含有
することを特徴とする水なし平版印刷版により達成され
る。
本発明のプライマ層に使用される水酸基を1分子中に少
なくとも1個有する脂肪族エポキシ化合物としては、他
のプライマ層組成物と相溶性がよく、プライマ層の基板
への接着性を向上させるものが選ばれる。
本発明において使用可能な脂肪族エポキシ化合物として
は、多価アルコールとエピクロルヒドリンとの縮合物で
、分子中に少なくとも1個の水酸基が残るような反応比
で反応させたものが挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール
、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポ
リオキシエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ポリオキシプロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、2゜3−ブチレングリコール、1,4ブタン
ジオール、ポリオキシブチレングリコール、ヘキシレン
グリコール、2,4−ベンタンジオール、2,5−ヘキ
サンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール
、オクチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ト
リメチロールプロパン、1,2゜6−ヘキサンジオール
、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグ
リセリン、ソルビトール、ペンタエリスリトール、エチ
レンジアミンヒドロキシプロピレート、ジエチレントリ
アミンヒドロキシプロピレート等が挙げられる。
上記した多価アルコール中、好ましくは、炭素数1〜1
000個、より好ましくは炭素数3〜1001固のアル
コール セリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトー
ル、トリメチロールプロパン、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリオ
キシエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリ
オキシプロピレングリコール、ポリオキシブチレングリ
コールを使用するのがよい。
本発明の水酸基を1分子中に少なくとも1個有する脂肪
族エポキシ化合物はそれ単独でプライマ層を形成しても
よいが、他の成分と混合して用いても良く、また他の成
分で変性して用いてもよい。
かかる他の成分としては次のものが挙げられる。
(1)  ウレタン樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、
アミン樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹
脂、メラミン樹脂などの一種または二種以上。
(2)他のエポキシ化合物。
〈3)  多官能イソシアナート、例えば、パラフェニ
レンジイソシアナート、2,4−または2,6−トルニ
ンジイソシアナート、4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソ
ホロンジイソシアナート、ポリメチレンポリフェニルイ
ンシアナート、もしくはこれらのアダクト体、あるいは
ブロック型イソシアナート、もしくはこれらの重合体な
どが挙げられる。
またかかる他の成分で変性したものとしては次のような
ものが挙げられる。
(1)フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリサルファイドなどの一種ま
たは二種以上を本発明のエポキシ化合物で変性した樹脂
〈2)  アミン類、酸無水物、脂肪酸類などを本発明
のエポキシ化合物で変性した樹脂。
(3〉  多官能イソシアナートを本発明のエポキシ化
合物で変性した樹脂。
本発明で用いられるプライマ層として特に好ましいもの
は、ウレタン樹脂、尿素樹脂、ブロック型イソシアナー
ト等の基体樹脂(担体樹脂)成分中に本発明のエポキシ
化合物を混合したものが挙げられるが、必要に応じてP
−トルエンスルボン酸、ジブチル錫ジラウレート、ジブ
チル錫ジアセテートなどの硬化反応促進剤を適宜添加し
て使用することができる。ざらに必要に応じて、酸化チ
タンなどの公知の充填剤や公知のハレーション防止剤を
適宜混合して使用することもできる。
プライマ層中に、水酸基を1分子中に少なくとくとも1
個有する脂肪族エポキシ化合物を配合する場合の添加量
としては、プライマ層中の全固形分100Wff1部に
対して本発明の脂肪族エポキシ化合物を0.1〜30重
量部配合するのがよく、より好ましくは0.5〜20重
量部が選ばれる。
添加量が少なすぎると添加の効果が小さく、また添加量
が多すぎる場合は、版製造時の塗工性不良の原因となる
ため添加量は上記の範囲にするのがよい。
上記のプライマ層を形成するための組成物は適当な有機
溶剤(例えばセロソルブアセテート、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、4−メトキシ−4−メチルペンタノン
−2、DMF>に溶解させることによって組成物溶液と
して調整される。
かかる組成物溶液を基板上に均一に塗布し、必要な温度
で必要な時間加熱することにより本発明の塗膜の硬化反
応を行なわしめればよい。塗工条件、硬化条件は樹脂組
成物の各々の特性に応じて適宜決定するのが好ましい。
プライマ層の厚さは0.5〜50μ、より好ましくは1
〜20μが選ばれる。薄すぎると基板表面の形態欠陥お
よび化学的悪影響の遮断効果が劣り、また印刷時の働撃
力を緩和する効果が小さくなる。一方厚すぎると経済的
に不利になるので厚さは上記の範囲が好ましい。
本発明に用いられる感光層は、活性な光線を照射するこ
とにより分解または硬化する性質を有する囮である。
光分解型の感光層としては、特開昭55−110249
、特開昭56−80046や特開昭60−35735で
提案されたような売可溶化型感光層や光はくり型感光層
が一般的である。
かかる売可溶化型感光層としては、オルトキノンジアジ
ド化合物とノボラック樹脂またはアセトンとピロガロー
ルの縮合重合により得られるポリヒドロキシフェニルな
どとの反応物、あるいは両者の単なる混合物を含む感光
層が挙げられる。オルトキノンジアジド化合物とは、分
子内に1,2−ベンゾキノンジアジドあるいは1.2−
ナフトキノンジアジド構造を有するもので、通常スルホ
ン酸誘導体、たとえばオルトキノンジアジドスルボン誘
導体が用いられる。
本発明を実施する場合の感光層として特に好適なものは
エステル化度が20〜65%のノボラック樹脂のナフト
キノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸部分エステ
ル化合物である。
ここで言うノボラック樹脂とは、フェノールまたはm−
クレゾールなどをホルムアルデヒドと縮合して得られる
ノボラック型のフェノール樹脂である。
さらに光ばくり型感光層とは、現像により、露光部感光
層が実質的に除去されることなく、その上のシリコーン
ゴム層が除去されるものであり、公知のキシンジアジド
類を多官能化合物で架橋せしめるか、あるいは単官能化
合物と結合さゼるなどして変性し、現像液に難溶もしく
は不溶とすることにより得られたものである。
かかる感光層を構成するキノンジアジド類としては、例
えばベンゾキノン−1,2−ジアジドスルボン酸とポリ
ヒドロキシフェニルとのエステル、ナフトキノン−1,
2−ジアジドスルホン酸とピロガロールアセトン樹脂と
のエステル、ナフトキノン−1,2−ジアジドスルホン
酸とフェノールホルムアルデヒドノボラック樹脂とのエ
ステルなどが挙げられる。
架橋構造を導入せしめるために用いられる多官能化合物
としては、多官能性イソシアナート化合物、例えば、ヘ
キサメチレンジインシアナート、イソホロンジインシア
ナート、バラフェニレンジインシアナート、2,4〜ま
たは2,6−トルエンジイソシアナート、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアナート、ポリメチレンポリフ
ェニルイソシアナートもしくはこれらのアダクト体など
、或いは多官能エポキシ化合物、例えばポリエチレング
リコールジグリシジルエーテル類、ポリプロピレングリ
コールジグリシジルエーテル類、ビスフェノールAジグ
リシジルエーテル、トリメヂロールプロパントリグリル
シジルエーテルなどがある。これらの熱硬化は感光性物
質の感光性を失わせない範囲、通常150℃以下で行な
うのが好ましく、このために触媒等を併用するのがよい
また感光層を現像液に難溶もしくは不溶とするために単
官能化合物で変性する方法としては、同様に該感光性化
合物の活性な基を、例えばエステル化、アミド化、ウレ
タン化することなどが挙げられる。この場合、感光性化
合物の活性な基と反応させる化合物としては低成分であ
っても、比較的高分子であっても良いし、感光性化合物
にモノマをグラフト重合させてもよい。
本発明で用いられる光はくり型感光層として特に好まし
いものは、ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スル
ホン酸とフェノールホルムアルデヒドノボラック樹脂の
部分エステル化物を多官能もしくは多官能イソシアナー
トで架橋もしくは変性して得られるものである。
次に光硬化型の感光層としては特公昭56−23150
や特公昭55−22781で提案されているようなもの
が一般的である。
かかる光硬化型の感光層としては以下に列挙するような
あものを挙げることができる。
(1)1分子中に不飽和基などを2つ以上有する多官能
性のモノマーやオリゴマーなどを適当なポリマーバイン
ダーと混合したもの。
代表的な光重合性の不飽和基としては、アクリロイル基
、メタクリロイル基、アクリルアミド基、マレイン酸エ
ステル基、フリル基、ビニルエーテル基、ビニルチオエ
ーテル基、ビニルアミン基、グリシジル基、アセチレン
性不飽和基などが挙げられる。
(2)  重合体の主鎖または側鎖に光二量化型感光基
、例えばシンナモイル基、シンナミリデンアセチル基、
p−フェニレンジアクリロイル基などを含有する感光性
高分子。
(3)芳香族ジアゾ化合物、芳香族アジド化合物、有機
ハロゲン化合物などの感光性化合物と高分子化合物を混
合もしく1よ結合させたもの。
本発明に用いられる感光層の厚さは約0.1〜100μ
、好ましくは約0.5〜10μが適当で、博すざると塗
工時にピンホール等の欠陥が生じ易くなり、−5厚すぎ
ると経済的見地から不利である。
また感光層中には本発明の効果を損わない範囲で塗膜形
成性向上や本発明のプライマ層との接着性向上などの目
的で他の成分を加えたり、また現東時おるいは露光時に
画像を可視化するために染料などを加えたりすることが
可能である。
本発明に用いられるシリコーンゴム層は、次のようなく
り返し単位を有する分子量子〜数十万の線状有機ポリシ
ロキサンを主成分とする。
ここでnは2以上の整数、Rは炭素数1〜10のアルキ
ル基、アルケニル基あるいはフェニル基であり、Rの6
0%以上がメチル基であるものが好ましい。このような
線状有機ポリシロキサンは有機過酸化物を添加して熱処
理等を施すことによりまばらに架橋し、シリコーンゴム
層とすることも可能である。
この線状有機ポリシロキサンにはまた架橋剤が添加され
る。架橋剤としては、いわゆる室温(低温)硬化型のシ
リコーンゴム層に使われるものとして、アセトキシシラ
ン、ケトオキシムシラン、アルコキシシラン、アミノシ
ラン、アミドシランなどがあり、通常線状有機ポリシロ
キサンとして末端が水酸基であるものとくみ合わせて、
各々脱酢酸型、脱オキシム型、脱アルコール型、脱アミ
ン型、脱アミド型のシリコーンゴム層となる。これらの
シリコーンゴム層には、更に触媒として少量の有機スズ
化合物等が添加されるのが一般的である。
シリコーンゴム層の厚さは、約0.5〜100μ、好ま
しくは約0.5〜10μが適当であり、薄すぎる場合は
耐剛力の点で問題を生じることがおり、−5厚すぎる場
合は経済的に不利でおるばかりでなく、現像時シリコー
ンゴム層を除去するのが困難となり画像再現性の低下を
もたらす。
本発明の水なし平版印刷版において、感光層とシリコー
ンゴム層との接着は、画像再現性、耐刷力などの基本的
な版性能にとって、非常に重要でおるので、必要に応じ
て感光層とシリコーンゴム層間に接着剤層を設けたり、
各層に接着改良性成分を添加したりすることが可能であ
る。
上記の感光層とシリコーンゴム層の接着のため、層間に
公知のシリコーンプライマやシランカップリング剤層を
設けたり、シリコーンゴム層にシランカップリング剤、
あるいは感光層にシリコーンプライマやシランカップリ
ング剤を添加すると効果的である。
基板としては、通常の平版印刷機にセットできるたわみ
性と印刷時に加わる荷重に耐えうるちのでなければなら
ない。代表的なものとしては、アルミ、銅、鋼等の金属
板、ポリエチレンテレフタレートのようなプラスチック
フィルムあるいはコート紙、ゴム等があげられる。なお
基板はこれが複合されたものでよい。
以上説明したようにして構成された水なし平版印刷版の
表面を形成するシリコーンゴム層を保護するなどの目的
で、シリコーンゴム層の表面にプレーンまたは凹凸処理
した薄い保護フィルムをラミネートすることもできる。
本発明に用いられる水なし平版印刷版は、例えば次のよ
うにして製造される。まず基板のうえに、リバースロー
ルコータ、エアーナイフコータ、メーヤバーコータなど
の通常のコータあるいは、ボエラのような回転塗布装置
を用いたプライマ層を構成すべき組成物溶液を塗布、熱
キユア後、該プライマ層のうえに感光層を構成すべき組
成物溶液を同様な方法で塗布、乾燥および必要に応じて
熱キユア後、必要ならば該感光層のうえに同様な方法で
接着剤層を塗布、乾燥する。さらにシリコーンゴム溶液
を感光層上にまたは接着剤層上に同様な方法で塗布し、
通常60〜’120℃の温度で数分間熱処理して、十分
に硬化せしめてシリコーンゴム層を形成する。必要なら
ば、保護フィルムを該シリコーンゴム層上にラミネータ
を用いてラミネートする。
このようにして製造された水なし平版印刷版は、例えば
光透過性保護フィルムの上からまたは保護フィルムを剥
ぎとって真空密着されたネガフィルムを通して活性光線
に露光される。この露光工程で用いられる光源は、紫外
線を豊富に発生するものでおり、水銀灯、カーボアーク
灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、螢光灯な
どを使うことができる。
次いで保護フィルムがついている場合は剥ぎとってから
版面を現像液を含んだ現像用パッドでこすると画線部の
シリコーンゴム層または感光層を含めて除去され、感光
層表面またはプライマ層表面が露出し、インキ受容部と
なる。
本発明において用いられる現像液としては、シリコーン
ゴム層を膨潤させ得る脂肪族炭化水素類(ヘキサン、ヘ
プタンあるいはガソリン、灯油など)、芳香族炭化水素
類(トルエン、キシレンなど)あるいはハロゲン化炭化
水素類(トリクレンなど)に下記の極性溶剤を添加した
ものが好適でおる。
アルコール類、(メタノール、エタノールなど)エーテ
ル類(エチルセロソルブ、ジオキサンなど)ケトン類(
アセトン、メチルエチルケトンなど)エステル類(酢酸
エチル、セロソルブアセテートなど〉 以下に実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
[実施例] 実施例1〜3、比較例1〜2 厚さQ、3mmのアルミ板(住友金属(株)製)に下記
のプライマ組成物に表1の実施例1〜3に示す脂肪族エ
ポキシ化合物を5重量部添加したものを塗布し、230
℃、2分間熱処理して5μのプライマ層を設けた。
(プライマ層組成) ■ポリウレタン樹脂(サンブレンLQ−T1331、酸
性化成工業(株)製)   100@量部■ブロックイ
ソシアネート(タケネート8830、成田薬品(株)製
)      20@量部■尿索樹脂(ベッカミンP1
38、大日本インキ化学(株)製)         
 20重量部■酸化チタン          10重
量部■ジメチルホルムアミド    750@ffi部
続いて該プライマ層上に上記の感光層組成物をバーコー
タを用いて塗布し、1’IO’Cの熱風中で2分間乾燥
して厚さ2μの感光層を設けた。
■エステル化度45%のフェノールノボラック樹脂(“
スミライトレジンPR50235”、住友デュレズ(株
)製)のナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホ
ン酸エステル 100重量部 ■4,4′−ジフェニルメタンジイソシアナート   
                         
        20垂ム)部■ジブデル錫ジラウレー
ト   0.2重量部■ジオキサン         
480重量部続いてこの感光層の上に次の組成を有する
シリコーンガム溶液をバーコータで塗布後、120’C
1DP30℃中で3分間加熱硬化して、厚さ2μのシリ
コーンゴム層を設けた。
■ジメヂルボリシロキサン(分子口約25.O○O1末
端水酸基)        100重団部■ビニル1へ
り(メチルエチルケトオキシム)シラン       
         8重量部■ジブチル錫ジアセテート
   0.1重量部■γ−7ミノプロビルトリメトキシ
シラン0.5重量部 ■“アイソパー″E(エクソン化学(株)製)440重
量部 上記のようにして)昇られた積層板に、厚さ10μのポ
リプロピレンフィルム″トレフ7ン″(東しく株>′!
A>をカレンダーローラーを用いてラミネートし、水な
し平版印刷版を得た。
かかる印刷版原版にメタルハライドランプ(宮崎電気〈
株)製アイドルフィン2000>を用い、Uvツメ−−
(オーク製作新製、ライトメジャータイプUV−402
△)で11mm/dの照度で6秒間全面露光を施した。
上記のようにして得られた印刷版原版に150線/イン
チの網点画像を持つネガフィルムを真空密着し、上記の
メタルハライドランプを用い、1mの距離から60秒間
画像露光した。
次いで上記゛トレフ7ン″を剥離し、未露光部に鉄筆を
用いて版面上にアルミ板に達するような基盤口状のキズ
をつ(プた。この印刷版原版に塩基処理液りパアイソパ
ー”l−1/ブチルカルピトール/エチルセロソルブ/
エタノールアミン=90751510.5重量比)にひ
たし、1分間処理する。処理後ゴムスキージで版面上の
塩基処理液を除去し、次いで版面と現像パッドに現像液
(水/ブチルカルヒトール/2−エチル酪酸/クリスタ
ルバイオレット−70/30/210.2@量比)を注
ぎ、現像パッドで版面を軽くこすると、画像露光された
部分のシリコーンゴム層が除去され、感光層表面が露出
した。一方、全面露光のみがなされた部分はシリコーン
ゴム層が強固に残存しており、ネガフィルムを忠実に再
現した印刷版が得られた。次いで基板へのプライマ層の
接着性試験として先に未露光部につけた基盤口状のキズ
を現像パッドを用いてざらに50回版面を強くこすり、
キズの状態からプライマ層の接着性を評価した。
プライマ層の接着性の結果を表1に示す。
比較例として前記プライマ層組成物中の脂肪族エポキシ
化合物を表1の比較例1〜2に示すエポキシ化合物に代
えた以外は実施例1〜3と同一条件で版を作製し、現像
を行ない実施例1〜3と同様の方法でプライマ層の基板
への接着性を評価した。結果を表1に示す。
表1に示すように、実施例1〜3のエポキシ化合物は脂
肪族でエポキシ基を2個以上、水酸基を1個以上持って
おり、これらを含有するプライマ層は50回の強制こす
りの俊でもキズ部からのプライマ層のハガレは起らなか
った。一方比較例1の水酸基を有するが芳香族系である
エポキシ化合物や比較例2の水1基を有していない脂肪
族系エポキシ化合物を含有したプライマ層は、50回の
強制こすりによってキズ部からプライマ層のハガレが起
っていた。
〔発明の効果] 本発明に係る水なし平版印刷版は上述のごとき構成を有
するため、次のような優れた効果を奏するものである。
(1)水酸基を1分子中に少なくとも1個有する脂肪族
エポキシ化合物をプライマ層中に添加することにより、
該プライマ層の基板への接着性が著しく向上する。その
結実現像時および印刷時での基板からのプライマ層の剥
離によるトラブルを解消することができいる。
(2)プライマ層の基板への接着性が向上することから
、耐刷力も向上する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上にプライマ層、感光層およびシリコーンゴ
    ム層をこの順に積層してなる水なし平版印刷版において
    、該プライマ層中に、水酸基を1分子中に少なくとも1
    個有する脂肪族エポキシ化合物を含有することを特徴と
    する水なし平版印刷版。
JP31249186A 1986-12-26 1986-12-26 水なし平版印刷版 Expired - Fee Related JPH0682214B2 (ja)

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