JPS6315933Y2 - - Google Patents

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JPS6315933Y2
JPS6315933Y2 JP1980044402U JP4440280U JPS6315933Y2 JP S6315933 Y2 JPS6315933 Y2 JP S6315933Y2 JP 1980044402 U JP1980044402 U JP 1980044402U JP 4440280 U JP4440280 U JP 4440280U JP S6315933 Y2 JPS6315933 Y2 JP S6315933Y2
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signal
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phase
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転体の速度制御装置に関し、特に進
み角位相制御装置の起動特性を改善するものであ
る。
進み角位相制御はプレーヤーなどの音響機器に
使用されるモータ等の回転体の回転速度に応答し
て変化するパルス周期を有する検出信号と回転体
の規定速度を設定するパルス周期を有する基準信
号との位相比較を行ない検出信号に対して所要の
進み角を保つた状態で回転体を規定速度にロツク
する。
第1図は進み角位相制御装置のブロツク図を示
し、位相比較器1はモータMの回転速度に応答す
る検出信号と基準信号発生回路2の出力する基準
信号の位相を比較し、検出信号の基準信号に対す
る位相の進み角を検出するものであり、その動作
を第2図の状態図を用いて説明すると、第2図に
おける「進み状態」或いは「遅れ状態」は位相比
較器1が基準信号に対して検出信号の位相の進ん
でいる状態或いは遅れている状態を判別している
状態、また「ゼロ状態」は両信号の位相関係を判
別できない状態にあることをそれぞれ示すと共
に、基準信号パルスPoの到来に対応する矢印a1
a2及びb3と検出信号パルスPの到来に対応する矢
印a3及びb1,b2はそれぞれ各パルスの到来に応答
して上述の判別状態が矢印に従つて変化すること
を示し、位相比較器1は例えば進み状態を判別し
ているときに“Low”信号、他の残る二つの状
態では“High”信号の判別信号を両信号のパル
ス間隔によつて決定される各状態の継続期間それ
ぞれ出力することにより検出信号の基準信号に対
する位相の進み角を検出する。充放電回路3は位
相比較器1が判別信号“High”を出力している
状態で充電、また判別信号“Low”を出力して
いる状態で定電流放電することにより第3図のご
とく「遅れ状態」或いは「ゼロ状態」ではプラス
最大電圧+Vzを、「進み状態」では進み角Θに応
答してマイナスの最大電圧−Vzまで変化する位
相差電圧Vθを出力する。この位相差電圧Vθは基
準信号パルスPoに同期してサンプルホールド回
路4を形成する所要のコンデンサにホールド電圧
としてとりこまれ、さらに駆動アンプ5で増幅さ
れてモータMに印加される。駆動アンプとしては
そのゲイン及び電源電圧を大きくとる程、制御の
応答精度を高めることができると共に、起動時に
大きな電圧でモータMを駆動できるので立上り特
性を向上できるが、プレーヤー等の音響機器では
その電源電圧の大きさは実際上制限されるもの
で、通常第4図aに示す入出力特性のごとく大き
なゲインを有し最大位相差電圧±Vzに対しそれ
ぞれ絶対値でかなり小さい最小飽和入力電圧±
V1で飽和出力電圧±Vsの飽和領域に達する特性
を備えている。第4図bは駆動アンプ5の一例を
示し、駆動アンプ5は非反転入力端子(+)にホ
ールド電圧が印加されるオペアンプA1の出力端
子と反転入力端子(−)間に接続された抵抗R1
と反転入力端子(−)と接地G間に接続された抵
抗R2からなる負帰還ループを備えてその直流ゲ
インが設定されるが、抵抗R2と並列に接続され
た微分制御コンデンサCoにより直流ゲインより
交流ゲインが高く設定される。抵抗R1に並列の
コンデンサC1及びコンデンサCoに直列の抵抗R3
はそれぞれ安定用のものである。このように構成
された駆動アンプ5は非反転入力端子(+)に+
V1以上のホールド電圧が印加される場合、その
出力はプラス飽和電圧+Vsとなり、微分制御コ
ンデンサCoは電圧+K・Vs(K=R2/R1+R2)に充 電されるが所要の進み角が検出され位相差電圧
Vθが低下してホールド電圧がコンデンサCoの充
電電圧より小さくなるとその出力は反転して略−
Vsに達し、コンデンサCoの充電電圧が抵抗R2
を介して放電することによりホールド電圧に略等
しくなるまでその状態を保つ。また非反転入力端
子(+)に−V1以下のホールド電圧が印加する
場合、その出力はマイナス飽和電圧−Vsとなり
微分制御コンデンサCoは電圧−K・Vsに充電さ
れるが、進み角が小さくなり位相差電圧Vθが上
昇しホールド電圧がコンデンサCoの充電電圧よ
り絶対値において小さくなるとその出力は反転し
て略+Vsに達し、その後コンデンサCoの充電電
圧に従つてその状態を保つことは上述の通りであ
り、上述の変化は第4図aにおいて矢印C1及び
C2のごとく行なわれる。
かかる進み角位相制御装置は起動時モータMが
一旦規定速度を超えた後も位相差電圧Vθが微分
制御コンデンサCoの充電電圧より小さくなる進
み角Θ1を検出するまでプラス飽和領域での加速
が続くため、その立上り特性はきわめて優れてい
るが、規定速度到達後進み角Θ1を検出するまで
の間の余分な加速によるエネルギーを打消し規定
速度に安定するまでの整定時間が駆動アンプ5の
ゲインにより大きく影響される。
第5図は進み角Θ1の検出時を境界に進み角Θ1
が検出されるまでの状態を非制動領域、また進み
角Θ1以上の進み角が検出されている状態を制動
領域とし、規定速度到達時の両信号の位相関係が
最悪の場合の整定動作を表わすものであり、最初
の規定速度到達時toの基準信号パルスPoに対す
る検出信号パルスPの位相は非制動領域にあるの
で、プラス飽和領域におけるプラス飽和電圧+
Vsによる加速は検出信号パルスPの基準信号パ
ルスPoに対す遅れの位相差Θ2が0となり、さら
に進み角Θ1を検出する時間t1まで続く。進み角
Θ1が検出されると駆動アンプ5の出力は上述の
ごとく点線C1の径路で反転してマイナス飽和電
圧−Vsとなり制動領域に入る。時間to〜t1間の加
速による余分なエネルギーが時間t1〜t2間のの減
速により打消され、時間t2において再び規定速度
に達するが、この瞬間に第2図に示す矢印b3に対
応する基準信号パルスPoが検出されないと依然
「進み状態」を保つのでマイナス飽和領域での減
速が続き、次第に進み角が小さくなつて位相差電
圧Vθが微分制御コンデンサCoの充電電圧より大
きくなる時間t3において駆動アンプ5の出力は矢
印C2に従つて反転してプラス飽和領域に達し加
送が行なわれる。時間t2〜t3間の余分な減速によ
るエネルギーは時間t3〜t4間の加速により打消さ
れて時間t4で再び規定速度に達するが、この状態
は非制動領域での現象なのでまた時間t4〜t5間余
分に加速され、以下同様に時間t5〜t6,t6〜t7
…のごとく減速と加速を繰返しやがてその振動範
囲が小さくなつて規定速度に安定するものである
が、この安定までに多大の時間を要する欠点があ
る。この欠点は、制動領域において前記駆動アン
プ5の飽和領域での制動時に発生する余分な減速
に起因するもので、この制動領域における制動が
常に駆動アンプの能動領域で行うように構成する
ことにより振動が抑えられ、この欠点を解決する
ことが出来る。
本考案装置は従来の駆動アンプを改良してその
欠点を解決するものであり、第6図に本考案装置
に適用される駆動アンプの一実施例を示す。
駆動アンプ50は上述の駆動アンプ5と同一部
材については同一記号を用いて示してあり、オペ
アンプA1の出力には該出力を入力する第1の入
力端子とマイナスの基準電圧−Eを入力する第2
の入力端子を備える電圧比較器A2が接続されて
いる。オペアンプA1の出力端子と接地G間の直
列接続された抵抗R1′とコンデンサCo′との接続点
及び抵抗R1と抵抗R2との接続点間にはアナログ
スイツチSwが挿入され電圧比較器A2の出力によ
つて制御される。基準電圧−Eの電圧はマイナス
飽和電圧−Vsより絶対値が稍々小さい値に設定
されており、オプアンプA1の出力が基準電圧−
Eを超えてマイナス飽和電圧−Vsに近づいた際
電圧比較器A2は制御出力を生じてアナログスイ
ツチSwをオンにする。
上述のごとく構成される本考案装置において回
転体が最初の加速から減速に反転し、従つてオペ
アンプA1の出力がプラス飽和電圧+Vsから転じ
てマイナス飽和電圧−Vsに達する直前において
アナログスイツチSwがオンとなり、抵抗R1′は抵
抗R1に並列接続されるのでオペアンプA1の負帰
還量は多くなつてその直流ゲインを減少させる。
換言すれば抵抗R1とR1′の並列による合成抵抗と
抵抗R2の分割による微分制御コンデンサCoの充
電されるマイナス電圧はアナログスイツチSwの
オンしない時に比べて絶対値の大きな値になる。
従つて減速による非反転入力端子(+)に印加さ
れるホールド電圧が充分変化する前にオペアンプ
A1の出力は第5図に−点鎖線dで示すごとくマ
イナス飽和電圧−Vsからプラス飽和電圧+Vsに
反転する能動領域を形成することになる。この能
動領域を適当に形成することにより第5図に−点
鎖線d′で示すごとく制動領域において時間t2で規
定速度に達した直後の時間t3′より加速、減速を
繰返すことなく直ちに規定速度に収斂させること
が出来る。
なおコンデンサCo′はオペアンプの直流ゲイン
の低下に伴なう発振等を防止するためのものであ
る。
従つて起動時は駆動アンプ50の出力がプラス
飽和領域からマイナス飽和領域に入るとアナログ
スイツチSwがオンされて直流ゲインが小さくな
り能動領域が広がるため上述のごとく整定時間が
短縮されると共にその出力が能動領域に入つてく
ると元の大きな直流ゲインに復帰するため定常時
の小さな負荷変動等に対する制御の応答精度は従
来装置のごとく高いものである。なお、本願考案
は前記実施例に限定されるものではなく、例えば
モーターMの端子の極性を逆に接続する場合、駆
動アンプA1、電圧比較器Az、及び基準電位−E
の出力極性をそれぞれ逆に設定することにより対
応できる。
以上のごとく本考案装置によれば制御の応答精
度を損うことなく起動特性を改善することができ
特性の優れた速度制御装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は進み角位相制御装置のブロツク図、第
2図は位相比較器の状態図、第3図は充放電回路
の動作説明に供するチヤート図、第4図a及びb
はそれぞれ駆動アンプの入出力特性図及び回路
図、第5図は本考案装置の動作説明に供する図、
及び第6図は本考案装置に適用される駆動アンプ
の一実施例の回路図をそれぞれ示す。 M……モータ、Po……基準信号パルス、P…
…検出信号パルス、±Vs……飽和電圧、A2……電
圧比較器、Sw……アナログスイツチ、1……位
相比較器、5,50……駆動アンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転体の回転速度に応答して変化するパルス周
    期を有する検出信号と前記回転体の規定速度を設
    定するパルス周期を有する基準信号との位相比較
    を行つて位相差信号を出力するも、前記検出信号
    の基準信号に対する進みのない場合には所定レベ
    ルの第1の位相差信号を出力し、前記検出信号の
    基準信号に対する進みがある場合は前記所定レベ
    ルに対するレベル差が進み角に比例する第2の位
    相差信号を出力する位相比較手段と、 前記位相差信号を入力信号とし、該入力信号の
    レベルに応じてプラス飽和領域、能動領域、及び
    マイナス飽和領域の何れかの領域の駆動信号を出
    力して前記回転体の駆動を行うと共に、第1のゲ
    インとこれより低い第2のゲインに切り換え可能
    な駆動アンプと、 前記駆動信号がマイナス飽和領域(プラス飽和
    領域)近傍に達したとき前記駆動アンプを前記第
    2のゲインに切換える設定手段とからなり、 前記入力信号が前記第1の位相差信号の場合前
    記駆動信号が前記プラス飽和領域(マイナス飽和
    領域)となるように設定すると共に、前記入力信
    号が前記第2の位相差信号の場合、前記駆動アン
    プが能動領域で動作する前記入力信号のレベル範
    囲を拡げるようにしたことを特徴とする回転体の
    速度制御装置。
JP1980044402U 1980-04-02 1980-04-02 Expired JPS6315933Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980044402U JPS6315933Y2 (ja) 1980-04-02 1980-04-02

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JP1980044402U JPS6315933Y2 (ja) 1980-04-02 1980-04-02

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JPS56145714U JPS56145714U (ja) 1981-11-04
JPS6315933Y2 true JPS6315933Y2 (ja) 1988-05-06

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ID=29639652

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JP1980044402U Expired JPS6315933Y2 (ja) 1980-04-02 1980-04-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4927784A (ja) * 1972-07-10 1974-03-12
JPS5412596A (en) * 1977-06-29 1979-01-30 Seiko Epson Corp Liquid crystal cell

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4927784A (ja) * 1972-07-10 1974-03-12
JPS5412596A (en) * 1977-06-29 1979-01-30 Seiko Epson Corp Liquid crystal cell

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JPS56145714U (ja) 1981-11-04

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