JPS6349114Y2 - - Google Patents

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JPS6349114Y2
JPS6349114Y2 JP7448779U JP7448779U JPS6349114Y2 JP S6349114 Y2 JPS6349114 Y2 JP S6349114Y2 JP 7448779 U JP7448779 U JP 7448779U JP 7448779 U JP7448779 U JP 7448779U JP S6349114 Y2 JPS6349114 Y2 JP S6349114Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はモータに内蔵あるいは連結された回転
検出器を備え、前記回転検出器の出力信号から得
られる前記モータの回転数に比例した周波数の信
号を周波数−電圧変換し、その電圧と基準電圧と
を比較し、その誤差信号によりモータ駆動回路の
給電量を制御することにより前記モータの回転速
度を一定に制御するモータの速度制御装置に関す
るものである。
従来の技術 近年、カセツトデツキ、レコードプレーヤ等の
音響機器に用いられるモータとして、普及機には
モータの逆起電圧を速度信号したいわゆる電子ガ
バナを使用したものが用いられているが、この方
式は周囲の温度変化や経年変化に対して十分安定
な制御を維持することが難しい。そのため高級機
では上述したようにモータに回転検出器を取り付
け、その出力信号の周波数を速度信号としたいわ
ゆる周波数制御方式を使用したものが用いられて
いる。
以下図面を参照しながら、上述した従来の周波
数制御方式のモータの速度制御装置の一例につい
て説明する。
第1図は従来のモータの速度制御装置のブロツ
ク図を示すものである。第1図において、モータ
1には回転検出器である交流発電機2が連結さ
れ、前記交流発電機2の出力信号は波形整形回路
3によつて波形整形され、微分パルス発生回路4
に印加される。
前記微分パルス発生回路4は前記交流発電機2
の交流信号の繰り返し周期に等しい繰り返し周期
を有する微分パルス列を得るものである。
前記微分パルス発生回路4の出力信号はコンデ
ンサと抵抗の直列時定数回路を含む基準時間幅発
生回路5に与えられる。前記基準時間幅発生回路
5の出力側には、C−R直列時定数回路の時定数
に比例した一定時間幅で、繰り返し周期は入力微
分パルス列の繰り返し周期に等しい矩形波が得ら
れ、前記矩形波は積分回路6に加えられる。
前記一定時間幅の矩形波は前記積分回路6によ
つて、モータ1の回転速度に応じて直流電圧の変
化する信号に変換され、この直流信号は比較増幅
回路7に与えられる。前記比較増幅回路7は、一
般にトランジスタを用いた差動増巾回路によつて
構成され、片方の入力側には前記直流信号が印加
され、他方の入力側には比較用基準電圧が印加さ
れる。
前記比較増幅回路7の出力信号はモータ1を駆
動する駆動回路8に印加される。前記駆動回路8
の出力側には前記モータ1が接続されている。
以上のように構成されたモータの速度制御装置
について、以下その動作を説明する。交流発電機
2からはモータ1の回転速度に依存した繰り返し
周期を有する交流信号が得られ、前記交流信号は
波形整形回路3によつて波形整形され、前記波形
整形回路3からの出力信号は微分パルス発生回路
4、基準時間幅発生回路5及び積分回路6によつ
て、前記モータ1の回転速度に応じて直流電位の
変化する信号に変換される。さらに、この直流電
位は比較増幅回路7によつて基準電圧と比較さ
れ、比較出力信号が駆動回路8に与えられるか
ら、結局、前記直流信号の電位と基準電圧が等し
くなるように前記モータ1の回転速度が制御され
る。
さて、第2図は上記のようなモータの回転速度
制御装置に使用される従来の基準時間幅発生回路
の構成例を示したものである。
図において、Aは信号入力端子、Bは正側給電
端子、Cは信号出力端子、Dは負側給電端子であ
る。
端子Bに接続される正側給電線路と端子Cに接
続される出力線路間には抵抗9と抵抗10による
分圧回路が接続され、前記出力線路と端子Dに接
続される負側給電線路間にはトランジスタ11の
コレクタとエミツタが接続されている。
前記トランジスタ11のベースは端子Aに接続
される入力線路に接続され、前記入力線路と負側
給電線路間には抵抗12が接続されている。
また、前記抵抗9及び10による分圧回路の分
圧点にはトランジスタ13のベースが接続され、
前記トランジスタ13のコレクタは前記トランジ
スタ11のベースに接続され、前記トランジスタ
13のエミツタはトランジスタ14のエミツタと
共に抵抗15を介して正側給電線路に接続されて
いる。
また、前記トランジスタ14のコレクタは出力
線路に接続され、前記トランジスタ14のベース
と正側給電線路間にはコンデンサ16が、そして
前記トランジスタ14のベースと出力線路間には
抵抗17が接続されている。
この回路は抵抗9,10による分圧回路と
NPN型トランジスタ11とPNP型トランジスタ
13によつて構成された、いわゆるフツクスイツ
チと、トランジスタ14とC−R直列時定数回路
によつて構成されたタイミングパルス発生回路の
組み合わせからなり、いわゆる単安定マルチバイ
ブレータと同じように、入力側に微分パルスが印
加されてから、一定時間だけ出力レベルをほぼ零
に維持するものである。
さて、動作の概要を説明すると、いま、入力端
子Aに正の微分パルスが印加された時、トランジ
スタ11にはベース電流が流れ、トランジスタ1
1のコレクタ電流によつてトランジスタ13にも
ベース電流が流れるから、トランジスタ11と1
3は瞬時にして導通状態となり、微分パルスが取
り除かれた後もこの状態を維持する。このため、
微分パルスが印加された直後に出力端子Cの電位
はほぼ零となるとともにコンデンサ16には抵抗
17を通して充電が開始される。
そして、コンデンサ16の両端の電圧が分圧抵
抗9の両端の電圧よりも大きくなつた時、トラン
ジスタ14にはベース電流が流れる。この時、ト
ランジスタ14は導通してコレクタ電流が流れる
が、トランジスタ14とトランジスタ13は差動
接続されているので、トランジスタ14のコレク
タ電流分だけ、トランジスタ13のコレクタ電流
が減少する。このため、トランジスタ11のベー
ス電流が減少し、コレクタ電流も減少するから、
分圧抵抗9の両端電圧は小さくなり、この結果、
トランジスタ14のベース電流、コレクタ電流は
ますます増加する。そして、トランジスタ14は
導通状態、トランジスタ13,11は遮断状態に
移行する。
すなわち、入力端子Aに正の微分パルスが印加
されるとその瞬間に出力端子Cの電位はほぼ零ま
で下降し、一定時間経過した後にトランジスタ1
4によつてタイミングパルスが発生されるから出
力端子Cの直流電位は再び電源電圧まで上昇す
る。
入力端子Aに微分パルスが印加されてからトラ
ンジスタ14がタイミングパルスを発生するまで
の時間は分圧抵抗9及び10による分圧比あるい
はコンデンサ16と抵抗17の直列回路の時定数
に依存する。
さて、第3図において第2図に示した従来の基
準時間幅発生回路の各部の信号波形図を示し、さ
らに詳しく説明する。
第3図のイは第2図における入力端子Aに印加
される正の微分パルス列を示し、ロは入力端子A
にイのような正の微分パルスが印加された時のC
−R直列時定数回路のコンデンサ16と抵抗17
の接続点に現れる信号波形であり、ハは出力端子
Cに現れる出力信号波形である。すなわち、信号
端子Cには第2図における分圧抵抗9および10
による分圧比あるいはコンデンサ16と抵抗17
の直列回路による時定数に依存した一定時間幅
TSを有する出力信号破形が得られる。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、出力端子
Cに現れる出力信号波形としては第3図ハに示し
たように鮮明な矩形波ではなく、立ち上がりの遅
い波形になつている。
また、コンデンサ16と抵抗17の接続点に現
れる第3図ロに示す信号波形も同様に立ち上がり
の遅い波形になつている。これは、第2図におい
て、コンデンサ16の両端の電圧が分圧抵抗9の
両端の電圧よりも大きくなつた時に、トランジス
タ14は導通状態に、トランジスタ13,11は
遮断状態に移行する。ところが、コンデンサ16
に充電されていた電荷の一部は抵抗9,10及び
17を通して徐々に放電される。
この時、結局、コンデンサ16の分圧電圧が抵
抗9および10に発生するために出力端子Cの電
位はトランジスタ11が遮断状態になつた時に直
ちに電源電圧(端子Bの電圧)の電位に復帰しな
いのである。
また、コンデンサ16と抵抗17の接続点の電
位も第3図ロのようにCR放電曲線にて上昇する
ためゆつくりした曲線波形で上昇している。した
がつて、第2図に示したような従来の基準時間幅
発生回路においては出力端子Cの出力信号波形と
しては第3図ハに示したように波形の立ち上がり
が遅いことが要因となり、この基準時間幅発生回
路を使用したモータの速度制御装置において誤動
作を生じることがしばしばあつた。
その誤動作について説明する。
第4図は第2図に示したような従来の基準時間
幅発生回路を使用したモータの速度制御装置が正
常に制御が実行されている時の前記基準時間幅発
生回路への入力信号ニとコンデンサ16と抵抗1
7の接続点の信号ニ′と出力信号ホを示すもので
ある。すなわち、正の微分パルス入力信号の周期
に対応して一定時間幅TSを有した出力信号が形
成されている。
これに対して第5図は誤動作が生じた時の前記
基準時間幅発生回路への入力信号ヘとコンデンサ
16と抵抗17の接続点の信号ヘ′と出力信号ト
を示すものである。すなわち、正の微分パルス入
力信号の2周期を1周期とした一定時間幅TSを
有した出力信号が形成されている。この場合のコ
ンデンサ16と抵抗17の接続点の信号波形ヘ′
と出力信号波形トはそれぞれ第7図の正常制御時
のコンデンサ16と抵抗17の接続点の信号波形
ニ′と出力信号波形ホと同様の波形となる。
したがつて従来のモータの速度制御装置におい
ては第1図のブロツク図で示したように前記出力
信号波形トは積分回路6によつて直流信号に変換
され、前記直流信号は比較増幅回路7に与えら
れ、その出力信号によつて駆動回路8を動作させ
るモータを定速制御するため、結果としては正の
微分パルス入力信号が正常制御時の2倍発生した
形すなわち正常制御時の倍の回転速度でも制御が
かかつてしまうこととなる。
上記のような誤動作の原因は第2図に示したよ
うな従来の基準時間幅発生回路の出力信号波形が
立ち上がりの遅い波形になつており、鮮明な矩形
波が得られていないためである。
すなわち、第2図においてコンデンサ16の両
端の電圧が分圧抵抗9の両端の電圧よりも大きく
なつた時に、トランジスタ14は導通状態にトラ
ンジスタ13,11は遮断状態になる。トランジ
スタ11が遮断状態になつた直後においてはトラ
ンジスタ14のベース電位はまだ低いレベルにあ
るのに比べトランジスタ13のベース電位は比較
的早く立ち上がるため高いレベル(電源電圧に近
いレベル)になつている。
そして、この時期に入力端子Aに新たな正の微
分パルスが印加されても、そのパルスにより出力
端子Cの電位は一瞬下がるが、トランジスタ13
を導通状態にするにはトランジスタ13のベース
電位をトランジスタ14のベース電位より下げる
必要があるが、前述したようにこの時期のこの閾
値が大きいためミストリガする確率が高い。特に
トランジスタ14のベース電位が低い時にはミス
トリガしやすいといえる。
こうして、入力端子Aへの正の微分パルス列の
1つおきに一定時間幅を有する出力信号が発生す
ることになり、その結果第1図に示したような従
来モータの速度制御装置においては設定回転数の
倍の速度で制御がかかつてしまうことになる。
実際の場合の一例を上げると、たとえばカセツ
トテープレコーダのキヤプスタン駆動用モータを
通常テープ走行時にモータの回転数を2000r.p.m
に定速制御していたとする。そしてテープ早送り
のためモータの両端にかかる印加電圧を大きく
し、前記モータの回転数を4000r.p.m.以上の高速
にし、またそのテープ早送りを解除して元の通常
テープ走行時にもどそうとした場合、すなわち前
記モータの回転数として2000r.p.m.もどそうとし
た場合、4000r.p.m.の点に定速制御されたままに
なり2000r.p.m.までもどらなく、問題となる可能
性があつた。
本考案は上記問題点に鑑み、モータに取り付け
た回転検出器の出力信号から得られる回転数に比
例した周波数の信号を確実に回転数に応じた直流
電圧に変換し、誤動作のないモータの速度制御装
置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案のモータの
速度制御装置は、モータと、前記モータの回転数
に比例した周波数の信号を発生する回転検出器
と、前記回転検出器の出力信号波形を整形する波
形整形回路と、前記波形整形回路の出力信号のエ
ツジを微分パルス列に変換する微分パルス発生回
路と、前記微分パルスをトリガ信号とし一定時間
幅を有する矩形波信号を出力する基準時間幅発生
回路と、前記基準時間幅発生回路の出力信号を前
記モータの回転数に応じた直流電圧に平滑する手
段と、前記直流電圧と基準電圧とを比較しその差
を増幅する手段と、前記比較増幅手段からの出力
を電力増幅するためのモータ駆動回路を備え、前
記モータ駆動回路の出力を前記モータに供給して
速度制御を行わすようにし、しかも前記基準時間
幅発生回路は、給電線路と出力線路間に接続され
た分圧回路と、前記分圧回路の分圧点にベースが
接続された第1のトランジスタと、前記第1のト
ランジスタと逆極性の第2トランジスタからなる
フツクスイツチを備えると共に、前記給電線路と
出力線路間に接続されたC−R直列時定数回路
と、前記C−R直列時定数回路のコンデンサと抵
抗の接続点にベースが接続され、前記第1のトラ
ンジスタとエミツタが共通接続された前記第1の
トランジスタと同極性の第3のトランジスタから
なるタイミングパルス発生回路を備え、かつ、エ
ミツタが前記C−R直列時定数回路のコンデンサ
と抵抗の接続点に、ベースが前記分圧回路の分圧
点または前記出力線路に、コレクタが前記給電線
路にそれぞれ接続した第4のトランジスタから構
成されたものである。
作 用 本考案は上記した構成によつて基準時間幅発生
回路の出力信号波形を時間遅れのない鮮明な矩形
波信号が確実に形成できるようにし、ミストリガ
などによる誤動作を防止できる。
実施例 以下本考案の一実施例のモータの速度制御装置
について、図面を参照しながら説明する。
第6図は本考案の第1の実施例における速度制
御装置の構成図である。第6図において1はモー
タ、2は回転検出器、3は波形整形回路、4は微
分パルス発生回路、5は基準時間幅発生回路、6
は平滑手段、7は比較増幅手段、8はモータ駆動
回路である。前記基準時間幅発生回路の構成をさ
らに詳しく説明すると、第2図に示す構成に新た
にトランジスタ18のエミツタをC−R直列時定
数回路のコンデンサ16と抵抗17の接続点に、
また前記トランジスタ18のベースを抵抗9と抵
抗10よりにる分圧回路の分圧点に、そして前記
トランジスタ18のコレクタを端子Bに接続され
る正側給電線路にそれぞれ接続した形になつてい
る。
さて、第7図に第6図に示した本考案のモータ
の速度制御装置の一実施例における基準時間幅発
生回路の各部の信号波形図を示しながら、動作を
説明する。
第6図の出力端子Aに第7図チ−1に示したよ
うな正の微分パルスが印加されると、トランジス
タ11にはベース電流が流れ、トランジスタ11
のコレクタ電流によつてトランジスタ13にもベ
ース電流が流れるから、トランジスタ11,13
は瞬時に導通状態となり、前記微分パルスチ−1
が取り除かれた後もこの状態を維持する。
すなわち、端子Aに微分パルスチ−1が印加さ
れた直後に端子Cの電位はほぼ零となると共にコ
ンデンサ16には抵抗17を通して充電が開始さ
れる。そしてコンデンサ16への充電が進むにつ
れて、C−R直列時定数回路のコンデンサ16と
抵抗17の接続点の電位は第7図リ−1に示した
ように下降する。
そして、さらにコンデンサ16への充電が進
み、コンデンサ16の両端の電圧が分圧抵抗9の
両端の電圧よりも大きくなつた時、トランジスタ
14は導通状態に、トランジスタ13は遮断状態
に移行する。この時トランジスタ13のベース電
位すなわちトランジスタ18のベース電位が上昇
するのを利用してトランジスタ18を導通状態に
することによりトランジスタ18のコレクタ、エ
ミツタ間を短絡し、コレクタ16に充電されてい
た電荷を瞬時に放電させる。コンデンサ16と抵
抗17の接続点に現れる信号波形は第7図リ−2
のようになる。
これにより第2図に示した従来の基準時間幅発
生回路では抵抗9,10及び17を通して徐々に
放電するためにコンデンサ16と抵抗17の接続
点に現れる信号波形と、出力端子Cに現れる出力
信号波形が立ち上がりの遅い波形になつていたも
のが、第6図に示した本考案の実施例の基準時間
幅発生回路においてはトランジスタ18の働きに
より瞬時に放電するため出力端子Cに現れる出力
信号波形は第7図ヌ−2に示したように瞬時に立
ち上がり、鮮明な矩形波に改善される。
したがつて、コンデンサ16の両端の電圧が分
圧抵抗9の両端よりも大きくなつた時にトランジ
スタ14は導通状態となり、トランジスタ13,
11は遮断状態となりトランジスタ13のベース
電位は早く立ち上がるが、一方、トランジスタ1
4のベース電位も第7図リ−2のように直ちに立
ち上がり電源電圧の方に移行するためトランジス
タ13を導通状態にするための閾値が小さくなつ
ている。そのため、入力端子Aに印加される新た
な正の微分パルスによつて新たに一定時間幅を有
した矩形波信号が確実に形成され第2図に示した
従来の基準時間幅発生回路にみられた前述のよう
な誤動作を防止できるのである。
第8図は本考案の第2の実施例の基準時間幅発
生回路の結線図であるが、ここで第2図に示した
従来の基準時間幅発生回路における各回路素子と
同様の機能を有するものは同図番を付しその説明
を省略する。
そして、第8図に示した本考案の実施例は第2
図に新たにトランジスタ19のエミツタをC−R
直列時定数回路のコンデンサ16と抵抗17の接
続点すなわちトランジスタ14のベースに、また
前記トランジスタ19のベースを端子Cに接続さ
れる出力線路に、そして前記トランジスタ19の
コレクタを端子Bに接続される正側給電線路にそ
れぞれ接続した形になつている。
すなわち、第8図に示した本考案の第2の実施
例では第6図に示した本考案の実施例におけるト
ランジスタ18のベースを抵抗9と抵抗10より
なる分圧回路の分圧点に接続するかわりに出力線
路に接続した形になつている。
第8図のトランジスタ19の働きは第6図のト
ランジスタ18の働きと同じである。
つまり、コンデンサ16の両端の電圧が分圧低
抗9の両端電圧よりも大きくなつた時、トランジ
スタ14は導通状態に、トランジスタ13は遮断
状態に移行する。この時出力線路の電位すなわち
トランジスタ19のベース電位が上昇するのを利
用してトランジスタ19を導通状態にすることに
よりトランジスタ19のコレクタ、エミツタ間を
短絡し、コンデンサ16に充電されていた電荷を
瞬時に放電させる。
このためコンデンサ16と抵抗17の接続点に
現れる信号波形は瞬時に立ち上がり出力端子Cに
現れる出力信号波形も瞬時に立ち上がり、鮮明な
矩形波が得られ、第2図に示した従来の基準時間
幅発生回路にみられた前述のような誤動作を防止
できる。
考案の効果 以上のように本考案は基準時間幅発生回路を、
その出力信号波形を時間遅れのない鮮明な矩形波
信号が確実に形成できるようにすることにより、
誤動作のない高信頼性のモータの速度制御装置を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモータの速度制御装置のブロツ
ク図、第2図は従来の基準時間幅発生回路の結線
図、第3図は第2図の各部の信号波形図、第4図
は第2図の従来の基準時間幅発生回路を使用した
モータの速度制御装置の正常制御時の前記基準時
間幅発生回路の各部の信号波形図、第5図は第2
図の従来の基準時間幅発生回路を使用したモータ
に速度制御装置の誤動作時の前記基準時間幅発生
回路の各部の信号波形図、第6図は本考案の第1
の実施例におけるモータの速度制御装置の構成
図、第7図は第1図における基準時間幅発生回路
の各部の信号波形図、第8図は本考案の第2の実
施例における基準時間幅発生回路の結線図であ
る。 1……モータ、2……回転検出器、3……波形
整形回路、4……微分パルス発生回路、5……基
準時間幅発生回路、6……平滑手段、7……比較
増幅手段、8……駆動回路、9,10……抵抗
(分圧回路)、11……第2のトランジスタ、13
……第1のトランジスタ、14……第3のトラン
ジスタ、16……コンデンサ(時定数回路)、1
7……抵抗(時定数回路)、18,19……第4
のトランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータと、前記モータの回転数に比例した周波
    数の信号を発生する回転検出器と、前記回転検出
    器の出力信号波形を整形する波形整形回路と、前
    記波形整形回路の出力信号のエツジを微分パルス
    列に変換する微分パルス発生回路と、前記微分パ
    ルスをトリガ信号とし一定時間幅を有する矩形波
    信号を出力する基準時間幅発生回路と、前記基準
    時間幅発生回路の出力信号を前記モータの回転数
    に応じた直流電圧に平滑する手段と、前記直流電
    圧と基準電圧とを比較しその差を増幅する手段
    と、前記比較増幅手段からの出力を電力増幅する
    ためのモータ駆動回路を備え、前記モータ駆動回
    路の出力を前記モータに供給して速度制御を行な
    わすようにしたモータの速度制御装置であつて、
    前記基準時間幅発生回路は、給電線路と出力線路
    間に接続された分圧回路と、前記分圧回路の分圧
    点にベースが接続された第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタと逆極性の第2のトラン
    ジスタからなるフツクスイツチを備えると共に、
    前記給電線路と出力線路間に接続されたC−R直
    列時定数回路と、前記C−R直列時定数回路のコ
    ンデンサと抵抗の接続点にベースが接続され、前
    記第1のトランジスタとエミツタが共通接続され
    た前記第1のトランジスタと同極性の第3のトラ
    ンジスタからなるタイミングパルス発生回路を備
    え、かつ、エミツタが前記C−R直列時定数回路
    のコンデンサと抵抗の接続点に、ベースが前記分
    圧回路の分圧点または前記出力線路に、コレクタ
    が前記給電線路にそれぞれ接続された第4のトラ
    ンジスタから構成されてなるモータの速度制御装
    置。
JP7448779U 1979-05-31 1979-05-31 Expired JPS6349114Y2 (ja)

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ID=29308069

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JP7448779U Expired JPS6349114Y2 (ja) 1979-05-31 1979-05-31

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JP (1) JPS6349114Y2 (ja)

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JPS55173642U (ja) 1980-12-12

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