JPS631595Y2 - - Google Patents

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JPS631595Y2
JPS631595Y2 JP1979074540U JP7454079U JPS631595Y2 JP S631595 Y2 JPS631595 Y2 JP S631595Y2 JP 1979074540 U JP1979074540 U JP 1979074540U JP 7454079 U JP7454079 U JP 7454079U JP S631595 Y2 JPS631595 Y2 JP S631595Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はモータ速度信号の波形整形装置に関
する。
制御対象のモータの速度信号すなわちモータの
回転速度に応じた周波数の交流波形を方形波形に
波形整形するのに、従来では比較回路を用いるの
を普通としている。すなわち前記交流波形を基準
電圧たとえば零電圧と比較回路で比較し、交流波
形がたとえば正の範囲にある期間、出力を出すよ
うにしている。しかしこの種比較回路をトランジ
スタで構成する場合、その特性の変動などによつ
て各種のドリフトが生じたり、或いは雑音によつ
て誤動作を起こすことがあり、そのためには種々
の補正回路が必要となるなどの不便がある。
この考案は簡単な構成で誤動作のない波形整形
を可能にすることを目的とする。
この考案は差動増巾回路を用い、かつ入力オフ
セツトを与えることによつて低レベルの入力によ
つては動作しないように構成したことを特徴とす
る。
この考案の説明にさきだつて、モータの速度制
御装置について説明する。第1図は直流モータの
速度制御装置を示し、図中の各点a〜fに現われ
る信号波形を第2図に示す。制御対象のモータ1
(たとえばマイクロモータ)の回転速度に応じた
周波数の出力を出す周波数発電機2からの出力信
号aは波形整形回路3に与えられ、ここで方形波
の信号bに変換される。信号bは微分回路4によ
り、たとえばその立下がり時で微分され、信号c
を出す。この信号cにより単安定マルチバイブレ
ータ5がトリガされ、これによつて一定幅の方形
波状の信号dを出す。この信号dは続いて積分回
路6で積分され、積分出力eを出す。この出力e
は比較回路7で基準電源8の基準電圧Esと比較さ
れ、積分出力eが基準電圧Esよりたとえば大きく
なつたとき、それまでモータ駆動回路9から出て
いた出力fが、このときより立下がる。
上記の構成において、モータ1の回転速度が
徐々に上昇すると、周波数発電機2からの出力信
号aの周波数も次第に高かくなり、これによつて
単安定マルチバイブレータ5の信号dの間隔が短
かくなつていく。そのため積分回路6からの積分
出力eが次第に上昇していき、これが基準電圧Es
を越えたとき、モータ駆動回路8からの出力fが
立下がり、モータ1への給電は停止される。逆に
モータ1の回転速度が下降してきたときは、積分
回路6からの積分出力eが基準電圧Esより小さく
なつたとき、モータ1への給電が再開する。以上
によつてモータ1は定速回転するようになる。こ
こで波形整形回路3として従来のようなドリフト
その他で誤動作を起こすような構成のものを使用
した場合、次のような不都合が生ずる。すむなわ
ち、たとえばモータ1の回転軸を外部から過負荷
を与えて強制的に停止させたとする。このときは
周波数発電機2からの出力信号aは出なくなる
が、このときもし他の回路からの雑音により或い
はドリフトにより、波形整形回路3に微小な信号
が入力されたとすると、その都度波形整形され
て、単安定マルチバイブレータ5から信号dが出
る。その結果積分回路6からの積分出力eが基準
電圧Esをこえると、モータ1への給電が停止され
ることになる。このようにしてモータ1への給電
が停止された以後に、それまでモータ1の回転軸
に外部から与えられていた過負荷を除去したとす
る。しかしすでにこのときはモータ1への給電が
途絶えているため、前記過負荷を除去したとして
も、なお波形整形回路3に雑音等による微少な信
号が与えられ続けているとしたら、モータ1は直
ちに回転を始めることができない。
又モータ1の回転中において、周波数発電機2
からの信号aは必ずしも常に一定の振幅を維持す
る補償はない。たとえば周波数発電機2として、
モータ1の回転によつて回転される回転円板の周
縁に等間隔で多数の磁石を設置するとともに、こ
の各磁石からの磁束でホール素子を励起するよう
にした構成のものを使用した場合、回転円板がぶ
れながら回転したようなとき、磁石とホール素子
との距離が変動することによつてホール素子の起
電力すなわち信号aの振幅が大きく変動するよう
になる。そのため単安定マルチバイブレータ5か
らの信号dの間隔は前記信号aの周波数に正しく
応動しないようになり、モータ1は暴走してしま
うことも起り得る。
これらの誤動作を防ぐためには、波形整形回路
3にオフセツトを設定し、このオフセツトの範囲
をこえた入力信号に対して波形整形を行なうよう
にすればよいが、このオフセツトが安定にセツト
されないと、さきに述べたような誤動作を起こす
ようになる。この場合この考案にしたがつて波形
整形回路を差動増巾回路によつて構成すると、安
定したオフセツトを簡単に設定することができる
ようになる。そのためこの考案では第3図に示す
ような波形整形装置を使用する。同図において1
1は第1図の周波数発電機2からの信号aが与え
られる入力端子、12,13は一対のトランジス
タ、14はバイアス電圧が与えられる端子、1
5,16は互いに抵抗値がほぼ等しいバイアス抵
抗、17は定電流源、18は電源線路、19はダ
イオード、20はトランジスタで、ダイオード1
9との協同作業によつて互いに等しい電流を流す
ための回路で、ダイオード19に流れる電流と等
しい電流がトランジスタ20のコレクタ,エミツ
タ間に流れるように動作する。21は出力端子で
ある。
上記の構成において、入力端子11に何ら入力
信号が与えられていない状態では、両トランジス
タ12,13のベース電位は互いに等しいと考え
られるので、両トランジスタ12,13に流れる
電流I1,I2は等しい。この両電流の和が定電流源
17に流れる定電流I0となる。この状態ではトラ
ンジスタ20,13に流れる電流は等しいので、
出力端子21の出力はLレベルにある。次に入力
端子11に信号aのような交流波形が与えられた
場合、交流波形が零を横切つて正の範囲に入つた
とすると、トランジスタ12のベース電位がトラ
ンジスタ13のベース電位よりも高くなるので、
それまでよりも電流I1は大きくなり、そのため電
流I2は小さくなる。このときトランジスタ20に
は増大した電流I1と同じ電流が流れようとする
が、トランジスタ13には、電流I1が増加した分
だけ、それまでより小さい電流I2しか流れないの
で、そのためトランジスタ20のコレクタ電位す
なわち出力端子21の出力はHレベルに反転する
ようになる。
逆に入力信号が零を横切つて負の範囲に入つた
とすると、トランジスタ12に流れる電流I1はそ
れまでより小さくなり、逆に電流I2は増大する。
しかしトランジスタ20には、減少した電流I1
同じ電流を流そうとするので、出力端子21の出
力はLレベルとなる。以上によつて、入力信号の
正の範囲に対応して波形整形された出力が出力端
子21から得られることになるのである。換言す
れば差動増巾回路を利用して所要の波形整形が可
能となるのである。
このような回路構成において、オフセツトを与
えるためには、図のようにトランジスタ13のコ
レクタに定電流源22を接続する。この定電流源
22に流れる電流I0′は、前記定電流I0との関係に
おいて I0′=KI0(ただし1>K>0) を満足する関係にあるとする。この構成において
入力端子11に何ら入力信号が与えられていなか
つた場合には、電流I1.I2は等しかつたのである
が、定電流源22を設けた場合は、トランジスタ
13に流れる電流I2は電流I1よりも、定電流源2
2に流れる電流だけ少ない値となる。したがつて
入力端子11に入力信号が与えられたときに、入
力信号が零を横切つて正の範囲に入つたときか
ら、電流I2は減少するにしても、いぜんとして定
電流源22に電流I0′が流れるので、トランジス
タ20のコレクタ電位は直ちにHレベルとはなり
得ない。入力信号が更に増大して、電流I1とI2
の差が定電流I0′より大きくなつたとき、始めて
前記コレクタ電位はHレベルとなる。これによつ
て入力信号に対してオフセツトが与えられたこと
になる。以上の関係を図示したのが第4図であつ
て入力信号aに対して、定電流源22によつてオ
フセツト電圧V0sが設定されたとき、波形整形さ
れる信号bは、入力信号aがオフセツト電圧V0s
をこえたときに立上がり、逆にオフセツト電圧
V0sより小さくなつたとき立下がるようになる。
オフセツト電圧は定電流源22によつて決定され
るため、極めて安定している。
以上詳述したように、この考案によればモータ
速度信号の波形整形のために差動増幅回路を利用
したので、使用するトランジスタの特性にバラツ
キがあつても、そのバラツキは互いに打ち消さ
れ、安定した波形整形が可能となるとともに、こ
れに入力オフセツトを与えるようにしたので、た
とえモータ速度信号に雑音、ドリフトなどの低レ
ベルの信号が重畳されていても、それによる誤動
作は確実に回避できるようになるし、更にオフセ
ツトを与えるのに、単に定電流源を設ければよい
だけであるから、極めて簡単な構成でよいし、し
かも定電流源を利用したことによつて安定したオ
フセツトを与えることができるといつた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の使用例を示すブロツク線
図、第2図は動作説明用波形図、第3図はこの考
案の実施例を示す結線図、第4図は動作説明用波
形図である。 11……入力端子、12,13……トランジス
タ、14……バイアス端子、17……定電流源、
19……ダイオード、20……トランジスタ、2
1……出力端子、22……定電流源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動増幅回路を構成している一対のトランジス
    タの一方のベースに、制御対象のモータの回転速
    度に応じた周波数の交流波形とされたモータ速度
    信号が与えられる入力端子を、また前記トランジ
    スタの他方のコレクタに出力端子をそれぞれ接続
    するとともに、前記両トランジスタのエミツタを
    一括して第1の定電流源に接続し、又前記両トラ
    ンジスタのコレクタに常に同じ電流を供給する回
    路を接続してなり、更に前記他方のトランジスタ
    のコレクタに前記第1の定電流源の電流よりも小
    さい電流を流すための第2の定電流源を接続して
    前記差動増幅回路に入力オフセツトを設けること
    により、前記モータ速度信号を方形波形に変換し
    てなるモータ速度信号の波形整形装置。
JP1979074540U 1979-05-31 1979-05-31 Expired JPS631595Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979074540U JPS631595Y2 (ja) 1979-05-31 1979-05-31

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JP1979074540U JPS631595Y2 (ja) 1979-05-31 1979-05-31

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Publication Number Publication Date
JPS55173643U JPS55173643U (ja) 1980-12-12
JPS631595Y2 true JPS631595Y2 (ja) 1988-01-14

Family

ID=29308121

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