JPS6145448Y2 - - Google Patents

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JPS6145448Y2
JPS6145448Y2 JP1976109912U JP10991276U JPS6145448Y2 JP S6145448 Y2 JPS6145448 Y2 JP S6145448Y2 JP 1976109912 U JP1976109912 U JP 1976109912U JP 10991276 U JP10991276 U JP 10991276U JP S6145448 Y2 JPS6145448 Y2 JP S6145448Y2
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voltage
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circuit
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電源切断時のモータの異常回転を防止
するため等に使用する記録計の電源装置に関す
る。
従来の技術 第1図は、従来の記録計の電源装置のブロツク
図である。第1図において、A部はアンプ用の電
源回路、Bは平滑された脈流のうち正電圧を安定
化する正電圧安定化回路、Cは平滑された脈流の
うち負電圧を安定化する負電圧安定化回路であ
る。Dは入力端子INに入力された信号の電圧を
増幅するアンプ、EはモータMの駆動用にアンプ
Dの出力信号の電流を増幅する電流増幅器、Fは
この電流増幅器Eに電源電圧を供給するモータ駆
動用電源回路である。モータMはX−Y記録計の
ペンを移動させて記録用紙に記録させるものであ
る。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、一般にこの種の記録計の電源装
置では、整流平滑回路を構成するコンデンサ
C1,C2、電圧安定化回路B,Cの入力インピー
ダンス等にばらつきがあると、交流電源の遮断時
において、コンデンサC1,C2に蓄積された電荷
の放電時定数にアンバランスが生じるため、正,
負の電圧安定化回路B,Cに印加される正,負の
脈流の電圧減衰曲線も不一致となる。従つて正,
負の電圧安定化回路B,Cの出力電圧+VA,−V
Aも遮断時期が互いに異なり、アンプDの入力端
子INに入力信号が入力された状態、すなわちモ
ータMが停止している状態で上記交流電源が切断
された場合には、上記遮断時期の不一致によりア
ンプDから大きな不要電圧が出力され、モータが
異常回転するという問題があつた。
そして、このことは電圧安定化回路B,Cのい
ずれか一方の出力側に、ポテンシヨメータ等の付
属回路(図示せず)を接続した場合に、より顕著
に表われ、したがつて、電圧安定化回路B,Cの
出力を一方のみ別のものに使用するということに
大きな制約が生じていた。
以下、これらのことについて、第2図、第3図
を用いて、より詳細に説明する。第2図は、正,
負の電圧安定化回路B,Cが予め定められた一定
レベル以下の入力電圧のとき、出力電圧を遮断す
る特性を有する場合を示している。今、正の整流
平滑回路側が負の整流平滑回路側より減衰速度が
早いものとする。この場合、正,負の整流平滑回
路の出力電圧はそれぞれ第2図a,bに示すよう
になる。すなわち、交流電源が切断されるまでの
期間(時刻t1までの期間)は放電時定数に多少の
アンバランスがあつても、放電充電を繰返し、電
圧安定化回路B,Cの入力電圧が予め定められた
上記一定レベル以下にならないため、電圧安定化
回路B,Cは常に正常に動作し、それぞれ+V
A,−VAの安定化された出力電圧を出力してい
る。
しかしながら、時刻t1において交流電源が遮断
されると、その時点より正の整流平滑回路の出力
aが負の整流平滑回路の出力bより早く減衰され
ることになるため、正の整流平滑回路の出力は時
刻t2、負の整流平滑回路の出力は時刻t3において
それぞれ上記予め定められた一定レベル以下に達
する。したがつて安定化電源回路B,Cの出力は
それぞれ上記時刻t2,t3において、遮断されるこ
とになる。アンプDには時刻t2からt3までの間、
負の電圧のみ印加されることとなり、アンプDよ
りCに示したようなスパイク状の信号が出力する
ことになる。そのため、この状態でモータ駆動用
電源Fがモータへの電流を供給し得る状態になつ
ていれば、モータMがその間、異常回転すること
になり、記録計が誤動作することになる。
また、第3図は正,負の電圧安定化回路B,C
が出力遮断特性を持つていない場合を示してい
る。この場合には、アンプDからのスパイク状出
力電圧の持続時間が第2図に示す場合に比しより
長くなり、モータの異常回転よりも大きくなる。
このように、従来の記録計の電源回路では、
正,負の整流平滑回路を構成するコンデンサ、そ
の後段に接続する電圧安定化回路の入力インピー
ダンス等にアンバランスがあると、交流電源の切
断時に入力信号を増幅するアンプDからスパイク
状の大きな異常電圧が発生することになり、それ
によつてモータMが異常回転し、ペン等が大きく
動かされ、記録計が誤動作するという問題があつ
た。
本考案は上記従来の問題を解決するためのもの
であり、電源切断時に発生するアンプDからのス
パイク状の異常電圧を大幅に軽減できる優れた記
録計の電源装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するために、正,負の
整流平滑回路と正,負の電圧安定化回路の間に、
正,負の整流平滑回路の出力が予め定められた一
定レベル以下になつたときその電圧を直ちに遮断
するスイツチング素子を設け、このスイツチング
素子の動作電圧を減衰曲線の初期の急峻な個所に
正負同一レベルでそれぞれ設定して電圧安定化回
路への電源供給をいち早く遮断するように構成し
たものである。
作 用 したがつて、本考案によれば、正,負の整流平
滑回路を構成するコンデンサ、その後段に接続さ
れた安定化電源回路の入力インピーダンス、その
他負荷のアンバランス等により、これら整流平滑
回路の出力電圧減衰曲線が不一致であつても、こ
れら減衰曲線の初期の急峻な個所において直ちに
整流平滑回路の出力が遮断することになり、アン
プDの出力側に現れるスパイク状の電圧を非常に
小さいものにすることができ、モータの異常回転
をほとんど発生させないようにすることができ
る。
実施例 第4図は本考案の一実施例の構成を示すもので
ある。第4図において、T1はトランス、D1〜D4
は交流電圧から脈流電圧を作るブリツジ回路を構
成するダイオード、C1,C2は平滑コンデンサ、
Q1,Q2はトランジスタのスイツチング素子、R1
〜R4はバイアス抵抗、D5,D6はツエナーダイオ
ードである。A部は交流電源電圧を入力して安定
化された正,負の直流電源電圧を出力するアンプ
用電源回路、Bは平滑された脈流のうち正電圧を
安定化する正電圧安定化回路、Cは平滑された脈
流のうち負電圧を安定化する負電圧安定化回路で
ある。Dは入力端子INに入力された信号の電圧
を増幅するアンプ、EはモータMの駆動用にアン
プDの出力信号の電流を増幅する電流増幅器、F
はこの電流増幅器Eに電源電圧を供給するモータ
駆動用電源回路である。モータMはX−Y記録計
のペンを移動させて記録用紙に記録させるもので
ある。アンプDの入力端子に入力された信号によ
つてモータMが回転する。
次に本実施例の動作について説明する。
第5図は本実施例の信号波形図である。第5図
の信号を示す記号は第4図の各部の記号と一致さ
せてある。第4図、第5図において、交流電源電
圧はトランスT1で電圧変換され、ダイオードD1
〜D4と平滑コンデンサC1,C2とで整流平滑され
た脈流a,cとなる。整流平滑された脈流a,c
はバイアス抵抗R1,R3を介してツエナーダイオ
ードD5,D6を導通させ、スイツチング素子Q1
は、エミツタ、ベース、抵抗R2からツエナーダ
イオードD5に電流が流れ、正の脈流は信号bの
ようになる。また、スイツチング素子Q2では、
ツエナーダイオードD6、抵抗R4、ベース、エミ
ツタに電流が流れ、負の脈流は信号dのようにな
る。通電時には、これら脈流b,dは電圧安定化
回路B,Cによりアンプ用正電源電圧+VA、ア
ンプ用負電源電圧−VAとなつてアンプDに供給
される。アンプDは入力端子INに入力された信
号を電圧増幅し、さらに電流増幅器Eで電流増幅
の後、モータMを回転させる。
そして、時刻t1で交流電源が遮断されると、コ
ンデンサC1,C2に蓄えられていた電荷が放電
し、脈流a,cは減衰していく。これに伴い、ス
イツチング素子Q1,Q2通過後の脈流b,dも減
衰していく。しかし、これら脈流b,dがツエナ
ーダイオードD5,D6の遮断電圧+VC,−VCに減
衰すると、ツエナーダイオードD5,D6には電流
が導通せず、従つて、スイツチング素子Q1,Q2
もエミツタ、コレクタ間が遮断して、アンプ用正
電源電圧+VAとアンプ用負電源電圧−VAも急速
に遮断する。とのとき、遮断電圧+VC,−VC
を、ツエナーダイオードD5,D6のツエナー電圧
の比較的高いところ(第5図の+VC,−VC)に
正負同一レベルでそれぞれ設定しておけば、正,
負の整流平滑回路の遮断時における電圧減衰曲線
の初期の急峻なところで遮断を検出できることと
なり、これら整流平滑回路を構成するコンデン
サ、その出力側に接続される負荷にアンバランス
があつても、それによる上記減衰曲線の不一致に
よつて発生するアンプDのスパイク状の出力電圧
をごく少ないものにすることができる。
したがつて、上記実施例によれば、仮にスパイ
ク状の電圧が発生してもその期間がごく短く、エ
ネルギーとしても非常に小さいため、X−Y記録
計のような慣性モーメントの大きいアームに印加
されても、スパイク状の電圧でアームが動作する
ことがほとんどなく、上記電圧は上記アームの慣
性モーメントによつて、ほぼ完全に吸収されるこ
とになる。
考案の効果 本考案は上記実施例より明らかなように、正,
負の整流平滑回路と正,負の電圧安定化回路の間
に、電源電圧の変化により動作するスイツチング
素子を設け、このスイツチング素子の動作する電
圧を減衰曲線の初期の急峻な個所に正負同一レベ
ルでそれぞれ設定して電圧安定化回路への電源供
給をいち早く遮断するよう構成したので、正,負
の整流平滑回路を構成するコンデンサ、その出力
側に接続する負荷等のインピーダンス等のアンバ
ランスにより、これら整流平滑回路の出力電圧減
衰曲線が不一致になつても両整流平滑回路の出力
電圧が上記設定レベルに降下するまでの時間は余
り相違しなくなる。そのため仮にアンプの出力端
に上記減衰曲線の不一致にもとづくスパイク状の
電圧が発生したとしてもそのスパイク状の電圧の
発生期間が極く短いものになり、エネルギーとし
ても非常に小さいものになるため、モータの異常
回転をほとんど発生させないようにすることがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の記録計の電源装置のブロツク
図、第2図は同従来例の信号波形図、第3図は他
の従来例の信号波形図、第4図は本考案の一実施
例による記録計の電源装置のブロツク図、第5図
は同実施例の信号波形図である。 A部……アンプ用電源、B……正電圧安定化回
路、C……負電圧安定化回路、D……アンプ、E
……電流増幅器、F……モータ駆動用電源回路、
M……モータ、D1〜D4……ダイオード、D5,D6
……ツエナーダイオード、C1,C2……平滑コン
デンサ、Q1,Q2……スイツチング素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電源を整流し平滑してそれぞれグランドを
    中心にした正,負の脈流を出力する整流平滑回路
    と、この整流平滑回路によつて得られた上記正,
    負の脈流の電圧がそれぞれツエナーダイオードの
    ツエナー電圧以下に低下したとき、上記正,負の
    脈流電圧をそれぞれ遮断するスイツチ回路と、こ
    れらスイツチ回路の出力をそれぞれ安定化させる
    安定化電源回路と、これら安定化電源回路によつ
    て得られた電圧をそれぞれ正,負の電源として動
    作し、入力信号により記録計の駆動装置を動作さ
    せるアンプとを備え、上記スイツチ回路の遮断電
    圧を上記整流平滑回路の切断時における減衰曲線
    の初期の急峻部分に正,負同一レベルでそれぞれ
    設定したことを特徴とする記録計の電源装置。
JP1976109912U 1976-08-16 1976-08-16 Expired JPS6145448Y2 (ja)

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JP1976109912U JPS6145448Y2 (ja) 1976-08-16 1976-08-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976109912U JPS6145448Y2 (ja) 1976-08-16 1976-08-16

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JPS5327857U JPS5327857U (ja) 1978-03-09
JPS6145448Y2 true JPS6145448Y2 (ja) 1986-12-20

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ID=28719810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976109912U Expired JPS6145448Y2 (ja) 1976-08-16 1976-08-16

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078941U (ja) * 1973-11-20 1975-07-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5327857U (ja) 1978-03-09

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