JP2598383Y2 - インバ−タ制御装置 - Google Patents

インバ−タ制御装置

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JP2598383Y2
JP2598383Y2 JP1992042185U JP4218592U JP2598383Y2 JP 2598383 Y2 JP2598383 Y2 JP 2598383Y2 JP 1992042185 U JP1992042185 U JP 1992042185U JP 4218592 U JP4218592 U JP 4218592U JP 2598383 Y2 JP2598383 Y2 JP 2598383Y2
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Japan
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limiter
control signal
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rotation speed
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JP1992042185U
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JPH0595199U (ja
Inventor
裕司 山下
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は印加電圧及びその周波数
を制御することによつて回転速度等を制御するインバー
タ制御装置に関し,特にフイードバック補正の入・切の
際にも,モータへ与えられる出力周波数の急変を避ける
ことの可能なインバータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータ制御装置では,フィー
ドバック制御を行わずオープン制御のものであったた
め,実際のモータ回転数をインバータへの周波数指令値
と一致させるような制御が出来なかつた。何故ならば,
そのような構成のものでは,モータ負荷の大小に対応し
てすべり周波数が変動し,それによつてモータ回転数が
変動するからである。
【0003】従って,従来のものでモータの回転数を精
度良く制御する場合には,図3に示すように,回転検出
器としてのパルス発生器(PG)2をモータ1に連結し
て実際のモータ回転数をフィードバックして回転数の補
をしていた。図3において,外部周波数指令信号f0
はランプ関数回路3及び相加点k2を介してインバータ
に周波数指令信号として与えられる。一方,モータ
1の実際の回転数Naはモータ1と連結されたパルス発
生器(PG)2とその発生パルス数を計数するカウンタ
(C)4によって計測される。従って,その計測値Na
は前記ランプ関数回路3の出力と相引点K1で減算され
て,外部周波数指令信号f0に対応する回転数の目標値
と実際の回転数Naとの誤差信号Eが得られ,その誤差
信号EがPI増幅器5と制限値固定の回転数制限用リミ
ッタ(以下単にリミッタと言う)6を介してランプ関数
回路3の出力に相加点K2で加算されて,前記外部周波
数指令f0に対して,回転数の補正正分を加えた周波数
指令信号fとしてインバータ9に与えられる。
【0004】また,増幅器5の入・出力端子間にはON
・OFFスイッチ7が設けられていて,実際のモータ回
転数が外部周波数指令と対応する値(目標値)に到達し
ている時点ではスイッチ7をOFFするために制御信号
S0が発せられる。即ち,実際のモータ回転数が目標値
に一致している期間,つまり一定速運転期間は増幅器5
を短絡せずに前記誤差信号Eを利用して回転数の補正を
しているが,それ以外の期間,即ち運転開始時,目標値
の変更に基づく加速・減速時,及び運転停止時等の期間
ではスイッチがONするために増ゆ器5が短絡され,そ
の期間では回転数の補正が零となるものであった。
【0005】従来例のものでは,上記のように,実際の
モータ回転数が目標値に一致している期間,つまり一定
速運転期間中はPI増幅器5を短絡せずに前記誤差信号
を利用して補正制御しているが,それ以外の期間,即ち
運転開始時,目標値の変更に基づく加速・減速時,及び
運転停止時等の期間では,増幅器5がON・OFFスイ
ッチ7によって短絡されるため,フィードバック制御補
正がその期間停止されていた。このように短絡される理
由は,カウンタ4の遅れ要素や増幅器5の演算遅れ等が
あるため,例えば加・減速時にはそのような制御系の応
答遅れが外乱(不安定状態)を引き起こす虞れがあるか
らである。このような外乱を引き起こさないために,従
来のものでは,一定速運転期間以外はPI増幅器5を短
絡して回転数の補正を零としていたが,このため,回転
が目標値に到達して増幅器の短絡を解除する時点,あ
るいは運転停止指令が外部周波数指令として入力される
等,目標値が変化して再び増幅器を短絡するような時点
リミッタ出力が回転数の補正量分だけ急変することに
なり,従ってモータ回転数が急変して,場合によっては
過電流トリップ等を生じるという問題点があった。本考
案は従来のものの上記課題(問題点)を解決するように
したインバータ制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のインバータ制御
装置は,上記課題を解決するために,モータ回転数検出
用パルス発生器,PI増幅器及び回転数制限用リミッタ
を使用して回転数の補正を行うインバータ制御装置にお
いて,最大リミッタ固定値と制御信号S0により操作さ
れる切替スイッチを介して入力されるランプ関数回路
と、このランプ関数回路の出力を制御信号S1とし、上
記ランプ関数回路の出力をコンパレータを介して制御信
号S2として出力するように構成した制御回路を備え,
実際のモータ回転数が外部周波数指令と対応する目標値
に到達した時点で,上記制御信号S1によって前記リミ
ッタの制限値の増加を開始させ,前記実際のモータ回転
数が前記目標値と一致しなくなった時点で前記制限値の
減少を開始させると共に,増,減いづれの場合も,制限
値をなだらかに,ショックレスで連続的に変化させるた
めの制御信号を前記リミッタに出力するように構成し
た。
【0007】
【実施例】以下,図1及び図2に示す本考案の一実施例
につき詳細に説明する。図1において,図3に述べた従
来例と同一及び同等の構成には同一の参照符号を付して
その詳細な説明を省略する。図3に示す従来例と相違す
る点は,リミッタの制限値が可変可能なリミッタ6Aが
使用される点と,そのリミッタ6Aの制限値の制御及び
ON・OFFスイッチ7のON・OFFタイミング制御
を行う制御回路8を設けた点である。即ち,目標値に到
達した時点t1で発生される制御信号S0が制御回路8に
入力されると,図2に示すように,リミッタ6Aの制限
値をなだらかに増加させるための制御信号S1がリミッ
タ6Aに与えられ,かつ該制限値が零になった時点t3
で発生する制御信号S2がON・OFFスイッチ7を制
御するための信号として該スイッチ7に与えられる。
のような制御を行うための制御回路8は、例えば図4に
示すように電圧レギュレータ等から成る最大リミッタ固
定値8a,切替スイッチ8b,ランプ関数回路8c,コ
ンパレータ8dを図示のように接続して構成すればよ
い。
【0008】上記構成において,制御回路8に制御信号
S0が入力されると,図2に示すように,リミッタ制限
値は例えば約1秒程度の遅れをもってなだらかに所定値
まで増大し,一方該制御信号S0が消えた時点t2ではリ
ミッタ制限値はなだらかに下降し始め,実質的に零に達
した時点t3で初めて該スイッチ7を短絡するための
(タイミング)制御信号S2がスイッチ7に与えられ
る。換言すれば,フイードバック補正回路の入・切の際
に,増幅器5の後段のリミッタ制限値をなだらかに制御
し,かつ実際のスイッチON・OFFタイミング動作は
常にリミッタ制限値が零となる時点t3で行なわせるも
のである。このように,リミッタ制限値を滑らかに変化
させ,かつリミッタ制限値が実質的に零の時点でスイッ
チ動作させるので,補正回路の入・切の際に出力周波数
の急変が未然に防止される。これらの動作を各波形外部
周波数設定信号f0,f1及び制御信号S0,S1,S2,
電圧信号E2並びに出力周波数指令値fの各波形毎に詳
しく示すと,図5に示すようになる。
【0009】
【考案の効果】本考案のインバ−タ制御装置は上記のよ
うに構成したものであるから,次に述べるような優れた
効果を有する。モータ速度のフイードバック制御にお
いてフイードバック補正量が滑らかに制御される。ま
た,フイードバック補正の入・切がリミッタ制限値零の
時点で行われるため,モータに与えられる出力周波数の
急激な変化が未然に防止され,円滑なインバータ制御が
達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのインバータ制御装置
の構成を示す接続図である。
【図2】図1のインバ−タ制御装置の制御動作を説明す
るための動作波形図である。
【図3】従来のインバータ制御装置を示す接続図であ
る。
【図4】 本考案の制御回路の構成例を機能的に示す機能
ブロック図である。
【図5】 本考案のインバータ制御装置の動作を示す動作
波形図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ回転数検出用パルス発生器,PI
    増幅器及び回転数制限用リミッタを使用して回転数の補
    正を行うインバータ制御装置において,最大リミッタ固定値と制御信号S0により操作される切
    替スイッチを介して入力されるランプ関数回路と、この
    ランプ関数回路の出力を制御信号S1とし、上記ランプ
    関数回路の出力をコンパレータを介して制御信号S2と
    して出力するように構成した制御回路を備え, 実際のモータ回転数が外部周波数指令と対応する目標値
    に到達した時点で,上記制御信号S1によって前記リミ
    ッタの制限値の増加を開始させ,前記実際のモータ回転
    数が前記目標値と一致しなくなった時点で前記制限値の
    減少を開始させると共に,増,減いづれの場合も,制限
    値をなだらかに,ショックレスで連続的に変化させるた
    めの制御信号を前記リミッタに出力するようにしたこと
    を特徴とするインバータ制御装置。
JP1992042185U 1992-05-28 1992-05-28 インバ−タ制御装置 Expired - Lifetime JP2598383Y2 (ja)

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JP1992042185U JP2598383Y2 (ja) 1992-05-28 1992-05-28 インバ−タ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0595199U JPH0595199U (ja) 1993-12-24
JP2598383Y2 true JP2598383Y2 (ja) 1999-08-09

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ID=12628950

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0327786A (ja) * 1989-06-23 1991-02-06 Mitsubishi Electric Corp 電動機の電流制御装置

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JPH0595199U (ja) 1993-12-24

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