JP3354633B2 - ステッピングモータ駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステッピングモータの駆
動装置に係わり、特に開ループで定電流制御することの
可能なステッピングモータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータは、 1.回転角度が入力パルス数に比例するため、オープン
ループ制御が可能。 2.回転速度が入力パルスの周波数に比例するため、広
範囲の回転速度制御が可能。 3.入力パルスのない時には停止位置が保持されるた
め、ブレーキ、ロック機構が不要。 4.ブラシ等のしゅう動部がないため、信頼性が高い。 5.パルスで駆動されるため、マイクロコンピュータ等
のディジタル素子により直接駆動が可能。 等の特徴を有するために、種々の分野で利用されてい
る。
【0003】ステッピングモータの動作特性は、ステッ
ピングモータのコイルへ供給される電流によって定まる
が、コイルインダクタンス、相互インダクタンスおよび
ステッピングモータ逆起電力の影響を最小限としつつ大
電流を流すことの可能な駆動方法が提案されている。そ
の1つに定電流駆動方法があるが、この駆動方法はコイ
ルに流れる電流をフィードバックし、目標電流との偏差
に応じてコイルを流れる電流を制御する。
【0004】図4は従来から使用されている定電流駆動
制御装置の構成図であって、4つのMOS−FET2
1、22、23および24がブリッジ状に接続されてい
わゆるHブリッジが構成されている。Hブリッジの高圧
辺は電源バス60に接続され、低圧辺は電流検出抵抗5
0を介して接地されている。
【0005】MOS−FET21および22の共通接続
点と、MOS−FET23および24の共通接続点との
間にステッピングモータ10のコイル11が接続されて
いる。電流検出抵抗50の両側の端子が接続されたバッ
ファ51は、Hブリッジを流れる電流に比例したフィー
ドバック電流Ifを出力する。
【0006】フィードバック電流Ifは減算部41にお
いて目標電流Idと比較され、電流偏差ΔIを出力す
る。この電流偏差ΔIは制御演算部42に入力され、演
算結果は駆動部43を介して各MOS−FET21、2
2、23および24のゲートに供給される。なお制御演
算はいわゆるPWM制御が一般的である。
【0007】近年はディジタル技術に発達により制御部
のハードウエアとしてはマイクロコンピュータが使用さ
れる場合が多いが、Hブリッジと制御部とのインターフ
ェイスをどこに選択するかによって制御部の構成が異な
る。即ちインターフェイスIにより、減算部41以前を
ディジタル処理、制御演算部42以降をディスクリート
素子とした場合にはディスクリート素子の部分が多くな
る。
【0008】従って制御装置全体の構成が複雑となるだ
けでなく、電流偏差を高精度のアナログ信号として出力
するために高精度・高速のD/Aコンバータを使用する
必要があるため、制御装置が高価なものとなることは避
けることができない。高精度・高速のD/Aコンバータ
の使用を避けるために制御演算部42の出力が幅変調さ
れたパルスであるであることに着目して、インターフェ
イスIIとすることも可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの場合
でも、フィードバック電流Ifをディジタル信号に変換
するためにA/Dコンバータを使用する必要があるが、
制御精度を確保するためにサンプル周期を100マイク
ロ秒以下としなければならず高性能なマイクロコンピュ
ータを適用せざるを得ない。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、電流を常時フィードバックすることなく定電流
駆動することの可能なステッピングモータ駆動装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるステッピ
ングモータ駆動制御装置は、ステッピングモータの第1
のコイルに供給される電流を制御するための第1のHブ
リッジと、ステッピングモータの第2のコイルに供給さ
れる電流を制御するための第2のHブリッジと、第1の
Hブリッジおよび第2のHブリッジに流す目標電流を決
定する目標電流決定手段と、第1のHブリッジおよび第
2のHブリッジを構成するスイッチング素子をスイッチ
ングするために目標電流決定手段によって決定された目
標電流の関数として定まるパルス幅を有するパルスを出
力するパルス発生手段と、第1のHブリッジあるいは第
2のHブリッジに実際に流れる電流を検出する少なくと
もひとつの電流検出手段と、特定運転状態にあるときに
目標電流決定手段で定められた目標電流を特定目標電流
とし少なくともひとつの電流検出手段で検出される第1
のHブリッジあるいは第2のHブリッジに実際に流れる
電流が特定目標電流と一致するようにパルス幅を補正す
る閉ループ制御手段と、特定運転状態以外の運転状態に
あるときは閉ループ制御手段で決定されたパルス幅補正
量によりパルス幅を補正する開ループ制御手段を具備す
る。
【0012】
【作用】本発明にかかるステッピングモータ駆動装置に
あっては、例えば起動時である特定運転状態において、
Hブリッジに流れる電流が所定の特定目標電流と一致す
るように補正量を決定する。そして通常の運転状態にお
いては、この補正量によって補正した幅変調パルスによ
ってHブリッジに流れる電流を開ループ制御する。
【0013】
【実施例】図1は本発明にかかるステッピングモータ駆
動装置の実施例の構成図であって、ステッピングモータ
10にはロータ11を駆動するためにA相コイル12お
よびB相コイル13の2つのコイルを有する。A相コイ
ル12およびB相コイル13に流れる電流は、それぞれ
第1のHブリッジ21および第2のHブリッジ22によ
って制御される。
【0014】また第1のHブリッジ21および第2のH
ブリッジ22には、電流検出抵抗50を介して電源バス
60から電力が供給される。ステッピングモータ10を
制御するための制御部40はマイクロコンピュータシス
テムであり、データバス41を中心として、CPU4
2、メモリ43、入力インターフェイス44および出力
インターフェイス45から構成される。
【0015】入力インターフェイス44には電源バス6
0の電圧を読み込むための配線61および電流検出抵抗
50で検出される第1のHブリッジ21あるいは第2の
Hブリッジ22を流れる電流を読み込むための配線51
が接続されている。出力インターフェイス45には第1
のHブリッジ21および第2のHブリッジ22が接続さ
れる。
【0016】図2はCPU42で実行される補正量決定
ルーチンのフローチャートであって、例えば電源スイッ
チをオンとした直後である特定運転状態に割り込み処理
として実行される。即ちステップ201で目標電流値I
rを特定目標電流値Idに設定し、ステップ202でA
相補正係数k(A)を“1”に設定する。
【0017】ステップ203で目標電流値Irの関数と
して次式によりA相駆動周波数f(A)を定める。 f(A) = k(A) * f(Ir) そしてステップ204でA相駆動周波数f(A)を出力
する。するとA相HブリッジはA相駆動周波数f(A)
で駆動され、A相電流I(A)は電流検出抵抗50によ
って検出される。
【0018】ステップ205でA相電流I(A)が読み
込まれ、ステップ206で特定目標電流値IdとA相電
流I(A)との偏差ΔIが次式により演算される。 ΔI = Ir − I(A) ステップ207で偏差ΔIが略零であるか否かが判定さ
れ、否定判定された場合はステップ208に進み、A相
補正係数k(A)を次式により修正する。
【0019】 k(A) = k(A) + g(ΔI/Ir) ここでg(・)は修正項であって、例えば1次関数とす
ることが可能である。そしてステップ202に戻り必要
であれば再度補正係数k(A)を修正する。ステップ2
07で肯定判定された場合はステップ209に進みB相
に対しても補正量の決定が終了しているか否かを判定
し、否定判定された場合はステップ202からステップ
208の処理をB相についても実行する。
【0020】なおステップ209で肯定判定された場合
は、このルーチンを終了する。図3は通常の運転状態に
おいて実行されるA相Hブリッジ駆動ルーチンのフロー
チャートであって、一定時間間隔毎の割り込み処理とし
て実行される。ステップ301で次式によりA相駆動周
波数f(A)を定める。 f(A) = k(A) * f(Ir) ただしIrは図示しない他のルーチンで決定される目標
電流である。
【0021】また補正係数k(A)は図2の補正係数決
定ルーチンで定められた補正係数を使用する。ステップ
302でこのA相駆動周波数f(A)を出力してこのル
ーチンを終了する。なおB相も同一の駆動ルーチンによ
って駆動される。
【0022】
【発明の効果】本発明にかかるステッピングモータ駆動
装置によれば、例えば電源オン直後である特定運転状態
にステッピングモータの各相毎に目標電流と実電流との
偏差に基づき補正係数を演算し、通常運転状態はこの補
正係数を使用した開ループ制御により電流を制御するこ
とが可能となるため制御装置の構成を簡略化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明にかかるステッピングモータ駆動
回路の構成図である。
【図2】図2は補正量決定ルーチンのフローチャートで
ある。
【図3】図3はHブリッジ駆動ルーチンのフローチャー
トである。
【図4】図4は従来から使用されている定電流駆動制御
装置の構成図である。
【符号の説明】
10…ステッピングモータ 11…ロータ 12、13…コイル 21、22…Hブリッジ 40…制御部 50…電流検出抵抗 60…電源バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−178198(JP,A) 特開 昭62−16097(JP,A) 特開 昭60−2097(JP,A) 特開 平1−194894(JP,A) 特開 平1−194896(JP,A) 特開 平3−57838(JP,A) 特開 平6−113594(JP,A) 特開 平6−153590(JP,A) 実開 昭62−104599(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータの第1のコイルに供
    給される電流を制御するための第1のHブリッジと、 ステッピングモータの第2のコイルに供給される電流を
    制御するための第2のHブリッジと、 前記第1のHブリッジおよび前記第2のHブリッジに流
    す目標電流を決定する目標電流決定手段と、 前記第1のHブリッジおよび前記第2のHブリッジを構
    成するスイッチング素子をスイッチングするために、前
    記目標電流決定手段によって決定された目標電流の関数
    として定まるパルス幅を有するパルスを出力するパルス
    発生手段と、から構成されるステッピングモータ駆動制
    御装置において、 前記第1のHブリッジあるいは前記第2のHブリッジに
    実際に流れる電流を検出する少なくともひとつの電流検
    出手段と、特定運転状態にあるときに、前記目標電流決定手段で定
    められた目標電流を特定目標電流とし、前記少なくとも
    ひとつの電流検出手段で検出される前記第1のHブリッ
    ジあるいは前記第2のHブリッジに実際に流れる電流が
    前記特定目標電流と一致するようにパルス幅を補正する
    閉ループ制御手段と、 特定運転状態以外の運転状態にあるときは、前記閉ルー
    プ制御手段で決定されたパルス幅補正量によりパルス幅
    を補正する開ループ制御手段を 具備するステッピングモ
    ータ駆動制御装置。
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JP3462040B2 (ja) * 1997-05-30 2003-11-05 三菱電機株式会社 スピーカ
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DE10062918A1 (de) * 2000-12-16 2002-06-20 Buhler Motor Gmbh Busgesteuerter Stellantrieb
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