JPS63151380A - 表面処理金属板 - Google Patents

表面処理金属板

Info

Publication number
JPS63151380A
JPS63151380A JP29659586A JP29659586A JPS63151380A JP S63151380 A JPS63151380 A JP S63151380A JP 29659586 A JP29659586 A JP 29659586A JP 29659586 A JP29659586 A JP 29659586A JP S63151380 A JPS63151380 A JP S63151380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
treatment
resin
paint
corona discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29659586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0683815B2 (ja
Inventor
Koji Akeboshi
浩二 明星
Motomu Abe
安部 求
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO SEIKO KK
Original Assignee
TAIYO SEIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAIYO SEIKO KK filed Critical TAIYO SEIKO KK
Priority to JP61296595A priority Critical patent/JPH0683815B2/ja
Publication of JPS63151380A publication Critical patent/JPS63151380A/ja
Publication of JPH0683815B2 publication Critical patent/JPH0683815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耐候性にすぐれた、接着性を有する表面処理
金属板に関するものである。
従来の技術   ゛ 表面処理金属板(プレコート金属板)は、金属基板に樹
脂皮膜を形成したもので、通常冷延鋼板、亜鉛めっき鋼
板、アルミめっき鋼板、銅板、アルミ板などの基板上に
ロールコータ−、フローコーターなどを用いて塗装し、
連続的に大量生産されるもので、品質がすぐれ、均一で
あり、大量用途に適し、しかも加工後の塗装が不要であ
るため、建材用、家電用、事務機器用などの素材として
、その需要が拡大している。
これらプレコート金属板に要求される性能としては、耐
候性、耐食性、加工性、耐傷付性、密着性、耐薬品性、
耐溶剤性、耐汚染性など様々なものがある。
特に屋外で使う用途にはすぐれた耐候性が必要であり、
このためには、たとえばアクリル変性フッ化ビニリデン
樹脂のように耐候性にすぐれた樹脂を用いた塗料を塗装
する方法がある。しかし、これらの耐候性樹脂は一般に
高価である欠点がある。
また、樹脂の耐候性を向上させる方法として塗料用樹脂
の分子量を大きくする方法が考えられるが、この方法は
樹脂の製造コストを上昇させるため結果的にコスト高と
なる。
樹脂の劣化は光に対して活性な官能基が多いと促進され
ることから、カルボン酸などの官能基を少なくし、架橋
反応を十分進めればよいと考えられる。この方法であれ
ば、比較的安価な樹脂でも耐候性が向上するといえる。
しかし、耐候性の向上のため塗料樹脂の架橋反応を進め
ると接着に必要な官能基が減少して、シーリング材や補
修塗料などとの付着性が不十分になるという問題がある
。シーリング材は、建築物の部材と部材の間の水の侵入
を防ぐためのシール材で、その種類としてはたとえばシ
リコン系、ブチル系などがあるが、耐候性の点からシリ
コン系を用いるのか−・般的である。このシーリング材
の接着力が十分でないと、建物の内部に水が侵入し発錆
、浸水のため建築物の寿命を短かくする。
現在のプレコート金属板は、シーリング材に対する接着
力が十分ではなく、初期接着は自然にはがれる程劣って
はいないが、通常接着界面から手ではがせる程度である
。この程度の接着力では、数年で接着力がさらに低下し
、建築物内部に水が浸入するという問題があった。
シーリング材の接着力を向上するために、プライマーな
どをシーリング材の塗付面に塗イリし接着力を向上する
方法があるが、コスト高となったり、作業上の煩わしさ
からあまり一般的ではない。
また、プレコート金属板の施工時に塗膜に傷をつけた場
合、傷付部からの発錆を防ぐため、補修塗料を塗装する
が、補修塗料の接着力が不十分であると、数年で補修し
た塗料がはがれ、補修塗料とプレコート金属板の塗膜の
界面から水が侵入し、発錆するという問題がある。
プレコート金属板は、看板用などの後塗装が必要な用途
にも用いられる。この用途は屋外で使うことが多く、す
ぐれた耐候性と看板用塗料との接゛着力が必要であるが
、看板用塗料との接着性を向上させるため、官能基を多
く残して、耐候性を犠牲にしているのが現状である。
又、プレコート金属板は裏面の塗装面にウレタン樹脂や
フェノール樹脂などの断熱発泡裏打材を張りつけること
が多い。一般にプレコート金属板の裏面用塗料としては
、メラミン・アルキッド樹脂などを用いた安価な塗料が
用いられているが、メラミンφアルキッド樹脂塗料は、
その原料がヒマシ油、ヤシ油などの天然油脂であるため
、官能基を増やし、接着性をあげることが困難である。
そのため断熱発泡裏打材の接着性が弱い場合は、エポキ
シ樹脂などの接着性の良い樹脂を用いているのが現状で
ある。しかしエポキシ樹脂はメラミン・アルキッド樹脂
に比して耐候性が劣り、かつより高価であるという問題
がある。
発明が解決しようとする問題点 プレコート金属板を屋外で使う場合には、特に優れた耐
候性が必要であり、接着性のために樹脂骨格中に官能基
を残すのは、耐候性の点から好ましくない。したがって
耐候性と接着性を同時に満足させるのは非常に困難であ
り、本発明は耐候性と接着性とを満足させるプレコート
金属板を提供しようとするものである。
そこで本発明者らは、先ず十分硬化した塗膜の上に、更
に接着性を有するクリヤ一層を1ル以下の膜厚で塗装す
る2層構造を形成させる方法を試みた。十分硬化した塗
膜で耐候性をもたせ、接着性は、接着性を有するクリヤ
一層に負担させる。
しかし、この方法は、十分硬化した塗膜の接着性が悪い
ため層間密着性が劣ることや、塗料費、ランニングコス
トが余分にかかりコス)・高となる欠点があり、実用に
供さないことが判明した。
次に、硬化反応を途中で止めて、官能基を残し、接着性
を残す方法も試みた。例えば、焼付硬化型塗料であれば
、塗料の焼付温度を標準に対し10〜20°C低目の温
度とする方法である。これでは、架橋反応が不十分であ
り接着性は、ある程度得られたがまだ不十分であり、却
って耐候性、耐溶剤性、耐食性が劣る結果となった。
そこで、本発明者は2層構造の方法をさらに検討し、塗
料の硬化を十分性なった後、その表面だけを改質する方
法を検討した。
表面を改質する方法としては、クロム酸処理、電子線照
射処理、プラズマ処理、紫外線照射処理についてまず検
討したが、クロム酸処理は、処理面の変色と処理速度が
遅く、電子線照射やプラズマ処理は、真空雰囲気が必要
であることや設備コストが高く、紫外線照射は処理速度
が遅いという問題があった。
そこでプレコート金属板の表面改質法として、塗料の硬
化を十分に進めたプレコート金属板にコロナ放電処理ま
たは、フレーム・バーナー処理を行った結果、優れた耐
候性と接着性を合わせ持つプレコート金属板の得られる
ことが判明し、本発明に至ったものである。
問題点を解決するための手段 すなわち、本発明は樹脂を表面に被覆した表面処理金属
板において、樹脂表面がコロナ放電処理またはフレーム
・バーナー処理してなることを特徴とする。
作用 本発明は、金属板上の樹脂皮膜をコロナ放電またはフレ
ーム・バーナー処理した表面処理金属板であり、この金
属板は耐候性と接着性とを同時に満足するという効果を
有するものである。
以下さらに本発明の詳細な説明する。
本発明では、まず基板となる金属板として、鋼板、亜鉛
めっき鋼板、亜鉛合金めっき鋼板、鉛めっき鋼板、鉛合
金めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板、アルミニウム
合金めっき鋼板またはステンレス板などが用いられる。
さらにこの上に、0,1〜5用程度の化成処理層を有す
るものも含まれる。化成処理は、金属基板の耐食性、耐
酸化性および密着性を向上させるため行われるもので、
たとえば、リン酸亜鉛処理、リン酸鉄処理、あるいは電
解クロメート処理によって行われる。
金属板上に樹脂を被覆する方法としては、樹脂塗料を塗
布して得る方法(いわゆるカラー鋼板など)、又は樹脂
フィルムをラミネートする方法(いわゆるラミネート鋼
板など)、又は押出機から溶融混練された熱可塑性樹脂
をTダイからフィルム状に押出し、予熱しである金属基
板上に溶融状態で直接連続的に被覆するいわゆるホット
メルトコーティング方法などがあるが、特に限定するも
のではない。
以下先ず樹脂塗料を塗布する方法について説明する。樹
脂塗料の塗布に当っては、1回塗りや2回塗りなど通常
の塗装方法が用いられる。たとえば金属板に亜鉛めっき
鉄板を用いる場合は、リン酸亜鉛処理の化成処理を施し
た上、下塗塗膜として防錆顔料を含有するエポキシ樹脂
塗料を塗付し、180°C150秒程度で焼付しブライ
マー板とする。このように、他の金属板を用いる場合も
公知の通常の手段でブライマー板とする。
次いで、ブライマー板にポリエステル樹脂、高分子ポリ
エステル樹脂、メラミンアルキッド樹脂、アクリル変性
フッ化ビニリデン樹脂、シリコンポリエステル樹脂、シ
リカポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂な
どから選ばれた1種以上の樹脂を含有する塗料を塗付す
る。なおメラミンアルキッドは、化成処理した後、ブラ
イマーなしでも、塗料が塗付することができる。
また、これらの塗料には通常塗料中に添加されている添
加剤、たとえば顔料、消泡剤、艶消剤、紫外線吸収剤な
どを添加したものであっても良い。また塗料の形状とし
ては粉体状、液体状のものであって良い。
プライマー板に塗料を塗装する方法としては、たとえば
ロールコータ−、フローコーター、スプレーコーター等
の公知の塗装手段を採用することができ、これらの塗装
手段により塗装したものを加熱乾燥、たとえば熱風乾燥
機により乾燥し硬化させ塗膜を形成させる。
本発明の表面処理金属板としては、このような塗料塗装
によって得られた方法の他、塩ビやポリエチレン等のプ
ラスチックフィルムを金属板上に接着又はラミネートし
て得られたラミネート型やホットメルトコーチ4イング
型も含まれ、金属板上に樹脂フィルムを形成したもので
あればよく、表面処理金属板の製法は特に限定するもの
ではない。
このように金属板上に樹脂皮膜を形成したものにコロナ
放電処理、またはフレーム・バーナー処理をする。
又、金属板にラミネートする前に予め樹脂フィルムをコ
ロナ放電処理又は、フレームバーナー処理し、処理した
樹脂フィルムをラミネートする方法も本発明に含まれる
コロナ放電処理の場合、処理条件としてはlrn’の被
処理物に1分間に放電させる放電量としては5〜500
Ili/rrf/分の程度の範囲が好ましく、5W/n
f/分未満では接着性向上効果がみられず、500 ’
tJ/m’/分超では耐候性の劣化をもたらす他コスト
高となる。
また放電体と被処理物との距離は近接すると作業性が悪
く、離れすぎると接着性向上効果が得られない。通常的
5〜30mm程度で処理されるが、これに限られるもの
ではない。
フレーム・バーナー処理の場合、処理条件としてはlr
n’の被処理物に1分間に供給するガスの発熱量(放熱
量)として3〜50 kcaij / m’ /分程度
の範囲が好ましく、3 kcaij /m’/分未満で
は、接着性向上効果が不十分であり、50 kcal/
 m’/分超では、フレーム・バーナーの燃焼時の熱で
樹脂が焼は黄変すると共にコスト高となり好ましくない
バーナー装置と被処理物との距離としては10〜100
m+n程度の範囲が好ましく、通常は約30mm程度で
処理されるが、これに限られるものではない。
なお、コロナ放電処理とフレーム・バーナー処理との両
方の処理を行ってもよい。
実施例 以下本発明を実施例、比較例によって詳細に説明する。
実施例1〜6、比較例1〜5 金属板は、0.35m/mの亜鉛鉄板を用い、リン酸亜
鉛処理の化成処理を施した上に、下@塗膜として防錆顔
料を含有したエポキシ樹脂塗料を塗付、180°C15
0秒間焼付し、乾燥膜厚5JJ、を塗装したプライマー
板を得た。
上記プライマー板上に上塗塗料として、高分子ポリエス
テル樹脂塗料1(日本ペイント■製、商品名「スーパー
ラック DIF H−18J )を塗付し、300℃の
炉内で金属板の最高温度が215℃になるよう焼付し、
乾燥膜厚15声を得た。得られた塗膜表面に、実施例1
〜3、比較例2〜3はコロナ放電処理、実施例4〜6、
比較例4〜5はフレームバーナー処理を施し、最適処理
条件を見い出した。得られた各プレコート金属板につい
て、耐候性、接着性、耐溶剤性、鉛筆硬度を調べた結果
は表1に示した。
比較例6 上記プライマー板上に上塗塗料として塗料タイプを高分
子ポリエステル樹脂塗料2(日本ペイント■製、商品名
「スーパ−ラック DIF H−25J )を塗付し、
 300°Cの炉内で金属板の最高温度が215°Cに
なるように焼付し、乾燥膜厚15声を得た。性能を調査
した結果は表1のとおりであった。なお高分子ポリエス
テル塗料2は、高分子ポリエステル塗料1から酸触媒を
取り除いたもので、架橋度を下げ、接着性を向上させた
ものである。
実施例7〜8、比較例7〜8 上記化成処理を施した金属板上にメラミンφアルキッド
樹脂塗料(日本ペイント■製商品名「オルガ100.5
J )を塗料し、300℃の炉内で金属板の最高温度が
実施例7.8、比較例7については215℃、比較例8
については185°Cになるよう焼イリし、乾燥膜厚5
JLを得た。得られた塗膜表面に実施例7はコロナ放電
処理、実施例8はフレームバーナー処理を施し、得られ
たプレコート金属板について、性能を調べた結果は表1
に示した。
実施例9〜10、比較例9〜10 上記プライマー板上に上塗塗料としてシリカ・ポリエス
テル塗料(関西ペイント■製、商品名「コスマー320
0J )を塗付し、300℃の炉内で金属板の最高温度
を実施例9〜10、比較例9については240°C1比
較例10については220℃になるよう焼付し、乾燥膜
厚15ルを得た。得られた塗膜表面に実施例9はコロナ
放電処理、実施例10はフレーム・バーナー処理を施し
、得られたプレコート金属板について性能を調べた結果
は表1に示した。
実施例11〜12、比較例11〜12 」−記ブライマー板上に、上塗塗料として、アクリル変
成フッ化ビニリデン樹脂塗料(大日本インキ■製、商品
名「フロロボン」)を塗付し、300℃の炉内で金属板
の最高温度が実施例11〜12、比較例11については
、 240℃、比較例12については220°Cになる
ように焼付し、乾燥膜厚20gを得た。得られた塗膜表
面に実施例11はコロナ放電処理、実施例12はフレー
ムバーナー処理を施し、得られたプレコート金属板につ
いて試験した結果は表1に示した。
実施例13〜14、比較例13〜I4 上記ブライマー板上に、上塗塗料として、ポリエステル
樹脂塗料(11本ペイント■商品名「スーパーラッ’)
  DIF F−38J )を塗付し、300°C(7
)炉内で金属板の最高温度が実施例13〜14、比較例
13については230°C1比較例14については21
0°Cになるように焼付し乾燥膜厚18.を得た。
得られた塗膜表面に実施例13はコロナ放電処理、実施
例14はフレームバーナー処理を施し、得られたプレコ
ート金属板について試験した結果は表1に示した。
実施例15〜16、比較例15〜18 上記プライマー上に上塗塗料としてシリコンポリエステ
ル樹脂塗料(関西ペイント銖商品名rKP−7516J
 )を塗付し、300°Cの炉内で金属板の最高温度が
実施例15〜16、比較例15については230℃、比
較例16については210°Cになるように焼付し、乾
燥膜厚15pを得た。得られた塗膜表面に実施例15は
コロナ放電処理、実施例16はフレーム・バーナー処理
を施し、得られたプレコート金属板について試験した結
果は表2に示した。
実施例17〜18、比較例17〜18 上記プライマー上に上塗塗料としてエポキシ樹脂塗料(
日本ペイント■商品名「スーパーラックDIF P2S
5 J )を塗付し、 300”C!(7)炉内で金属
板の最高温度が実施例17〜18、比較例17について
は200℃、比較例18については180℃になるよう
に続刊し、乾燥膜厚15牌を得た。得られた塗膜表面に
実施例17はコロナ放電処理、実施例18はフレーム・
バーナー処理を施した。その結果を表2に示した。
実施例18〜20、比較例18〜20 上記ブライマー上に上塗塗料としてアクリル樹脂塗料(
日本ペイント■商品名「スーパーラックDIF A35
J )を塗付し、300°Cの炉内で金属板の最高温度
が実施例19〜20、比較例19については225℃、
比較例20については205°Cになるように焼付し、
乾燥膜厚15pを得た。得られた塗膜表面に実施例19
はコロナ放電処理、実施例2oはフレーム・バーナー処
理を施した。その結果を表2に示した。
実施例21〜22、比較例23 上記ブライマー板ににラミネートフィルムとしてポリエ
チレン樹脂フィルム(宇部興産■製)150色をラミネ
ートし得られた樹脂被膜表面に実施例21はコロナ放電
処理、実施例22はフレーム・バーナー処理を施した。
得られた結果は表2に示した。
実施例23〜24、比較例24 上記プライマー板」二に、実施例23についてはコロナ
放電処理、実施例24についてはフレーム・バーナー処
理を施したポリエチレン樹脂フィルム(宇部興産■製)
150ルをラミネー1− した。
得られた結果は表2に示した。
なお性能試験はつぎのように行なった。
(1)濡れ張力                  
  事JIS Kf(768のrPE、 PPフィルム
の濡れ試験方法」に基いて行なった。
(2)耐候性 デユーサイクル・ウェザ−メーター100時間(+()
後の塗膜面の色差△Eと光沢保持率%で示した。なお、
実施例11〜12、比較例11−12、実施例21〜2
4、比較例21〜22は試験時間を5001(とじた。
(3)接着性 アクリルラッカー補修塗料(ロックペイント■製)をス
プレーにて塗付し、基板口エリクセン試験を行なった後
に、テープで引きはがした後の残り数を示した。
(4)シリコンシーリング材の接着性 シリコンシーリング材(信越化学■商品名rKE 45
77 J )を表面処理金属板に厚さ2■で塗付し、2
週間室温で乾燥した後、シーリング材をはがし、接着力
を判定した。
○はシーリング材内部の凝集破かいで特に良い。
△は塗膜とシーリング材の界面ではくすするが接着力の
強いもの。
×は塗膜とシーリング材の界面で簡単にはくすし、最も
劣る。
(5)シリコンシーリング材の経時接着力上記(4)で
作成したサンプルを50℃の温水に1週間浸漬後の接着
力を判定した。その評価基準は(4)と同じで行った。
(6)耐溶剤性 メチルエチルケトン(MEK)を脱脂綿にしみこませ、
塗面をこすり、下地がみえるまでの回数を示した。最高
は100回までとした。
(7)塗膜硬度 JIS G3312に準拠した方法で塗膜にきすのつか
ない最高鉛筆硬度で示した。
(以下余白) 発明の効果 本表面処理金属板は、金属板上の塗膜表面の接着性が改
善され、かつ耐候性がすぐれるという効果を有する。従
って、これまでの表面処理金属板が接着性を改善するた
めに官能基を残し耐候性を犠牲にしていたのに比べ、大
幅に耐候性が向上したものである。また、溶剤に侵され
やすい官能基が少ないため耐溶剤性が向上した。このこ
とは、施工時についた汚れをシンナーなどの溶剤でぶき
゛とっても塗膜をいためることがないという点ですぐれ
ている。
また、耐候性を劣化させることなく、シーリング材や補
修塗料の接着性が向上し、これまでのように数年でシー
リング材や補修塗料の接着力が低下し、はがれることが
ない。
代理人 弁理士 井 上 雅 生 こ リ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂を表面に被覆した表面処理金属板において、
    樹脂表面がコロナ放電処理又はフレームバーナー処理し
    てなることを特徴とする表面処理金属板。
  2. (2)表面処理金属板が、樹脂塗料により金属板上に樹
    脂塗膜を形成したものであり、該塗膜表面をコロナ放電
    処理又はフレームバーナー処理してなる特許請求の範囲
    第1項記載の表面処理金属板。
  3. (3)金属板上に樹脂フィルムをラミネートし、該ラミ
    ネートされた樹脂フィルムをコロナ放電処理又はフレー
    ムバーナー処理してなる特許請求の範囲第1項記載の表
    面処理金属板。
  4. (4)予じめ表面をコロナ放電処理又はフレームバーナ
    ー処理した樹脂フィルムを金属板上にラミネートしてな
    る特許請求の範囲第1項記載の表面処理金属板。
JP61296595A 1986-12-15 1986-12-15 表面処理金属板 Expired - Fee Related JPH0683815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61296595A JPH0683815B2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 表面処理金属板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61296595A JPH0683815B2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 表面処理金属板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63151380A true JPS63151380A (ja) 1988-06-23
JPH0683815B2 JPH0683815B2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=17835579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61296595A Expired - Fee Related JPH0683815B2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 表面処理金属板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0683815B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427474A (ja) * 1990-05-24 1992-01-30 Nippon Steel Corp 改質プレコート鋼板の製造方法
JPH05212799A (ja) * 1992-02-03 1993-08-24 Ramineeto Kogyo Kk 金属とプラスチックとの直接、無接着剤ラミネート品及びその 製造方法
JPH0847669A (ja) * 1994-08-05 1996-02-20 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐候性、耐汚れ性に優れた樹脂被覆金属材
KR100758967B1 (ko) 2006-05-25 2007-09-14 라미네이트코교 가부시키가이샤 라미네이트 금속판의 제조방법과 그 방법에 의해 제조된라미네이트 금속판
JP2008110628A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Kayaba Ind Co Ltd 導風板構造
WO2018025450A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 日新製鋼株式会社 塗装金属板、およびその製造方法
JP2018023963A (ja) * 2016-08-02 2018-02-15 日新製鋼株式会社 塗装金属板、およびその製造方法
WO2018180831A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 日新製鋼株式会社 塗装金属板およびその製造方法
WO2018179466A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 日新製鋼株式会社 塗装金属板およびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583678A (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 Sumitomo Metal Ind Ltd プラスチツク被覆金属材の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583678A (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 Sumitomo Metal Ind Ltd プラスチツク被覆金属材の製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427474A (ja) * 1990-05-24 1992-01-30 Nippon Steel Corp 改質プレコート鋼板の製造方法
JPH05212799A (ja) * 1992-02-03 1993-08-24 Ramineeto Kogyo Kk 金属とプラスチックとの直接、無接着剤ラミネート品及びその 製造方法
JPH0847669A (ja) * 1994-08-05 1996-02-20 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐候性、耐汚れ性に優れた樹脂被覆金属材
KR100758967B1 (ko) 2006-05-25 2007-09-14 라미네이트코교 가부시키가이샤 라미네이트 금속판의 제조방법과 그 방법에 의해 제조된라미네이트 금속판
JP2008110628A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Kayaba Ind Co Ltd 導風板構造
JP2018023963A (ja) * 2016-08-02 2018-02-15 日新製鋼株式会社 塗装金属板、およびその製造方法
WO2018025450A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 日新製鋼株式会社 塗装金属板、およびその製造方法
KR20190019206A (ko) * 2016-08-02 2019-02-26 닛신 세이코 가부시키가이샤 도장 금속판 및 그 제조 방법
WO2018180831A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 日新製鋼株式会社 塗装金属板およびその製造方法
WO2018179466A1 (ja) * 2017-03-29 2018-10-04 日新製鋼株式会社 塗装金属板およびその製造方法
JP2018196877A (ja) * 2017-03-29 2018-12-13 日新製鋼株式会社 塗装金属板およびその製造方法
JP6490831B2 (ja) * 2017-03-29 2019-03-27 日新製鋼株式会社 塗装金属板およびその製造方法
JPWO2018179466A1 (ja) * 2017-03-29 2019-04-04 日新製鋼株式会社 塗装金属板およびその製造方法
RU2718938C1 (ru) * 2017-03-29 2020-04-15 Ниппон Стил Ниссин Ко., Лтд. Металлический лист с покрытием и способ его получения

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0683815B2 (ja) 1994-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4879735B2 (ja) ポリエステル樹脂及び熱硬化性水性塗料組成物
JP4253661B2 (ja) プリント性が加えられた片面エンボスカラー鋼板及びその製造方法
JPS63151380A (ja) 表面処理金属板
JP4160188B2 (ja) 艶消し塗装金属板
JP5113638B2 (ja) メタリック調艶消し意匠塗装金属板の塗装方法
JPH0372979A (ja) ハイソリッドメタリック塗膜の補修方法
JP3232153B2 (ja) 塗装鋼板の製造方法
JP4091180B2 (ja) 艶消し塗装金属板
JP3143316B2 (ja) ゆず肌外観を呈する塗装金属板
JP2008265209A (ja) プレコート金属板
JP2003311877A (ja) 高耐久性塗装鋼板
JP4280658B2 (ja) 塗膜密着性に優れたクリア塗装ステンレス鋼板
JPH10137680A (ja) プラスチック素材用低温焼付型塗膜形成システム
JPH0144147B2 (ja)
JP2005153337A (ja) 耐汚染性と耐溶剤性に優れるプレコート金属板
JPH0510989B2 (ja)
JPH07313929A (ja) プレコートメタルとそのロール塗装方法
JPH0494774A (ja) 赤色系上塗り塗膜
JPH01151978A (ja) 自動車の塗装方法
JP3969462B2 (ja) 塗装方法
JP2008094013A (ja) 意匠性に優れた塗装金属板とその製造方法
JPH09234828A (ja) 粘着フィルムの施工方法
JP2004124039A (ja) 常温硬化型塗料とその塗装方法および塗装物
JPS61271062A (ja) 塗膜の形成法
JPH01130764A (ja) 塩化ビニル樹脂塗料用水性プライマー

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees