JPS63132953A - 粉体成形用樹脂組成物 - Google Patents

粉体成形用樹脂組成物

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JPS63132953A
JPS63132953A JP28002586A JP28002586A JPS63132953A JP S63132953 A JPS63132953 A JP S63132953A JP 28002586 A JP28002586 A JP 28002586A JP 28002586 A JP28002586 A JP 28002586A JP S63132953 A JPS63132953 A JP S63132953A
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vinyl chloride
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chloride resin
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powder molding
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Koji Kawakami
孝司 川上
Michio Yamashita
山下 三千夫
Kazuyoshi Fujita
一義 藤田
Masaaki Murakami
正晃 村上
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は粉体成形用樹脂組成物に関し、更に詳しくは、
合成ハイドロタルサイト系安定剤及び酸化カルシウムを
併用することにより、貯蔵安定性、発泡ウレタン樹脂と
の接着性、その他の物性が改善され、成形品中の気泡の
少ない粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
「従来の技術」 従来、自r!jJ11Lの内装材、例えばクラッシュパ
ッド、アームレスト、ヘッドレスト、天井、ドア、グロ
ーブボックスリッド、リヤーパーセル等に軟質の塩化ビ
ニル樹脂が多用されている。特に軟質塩化ビニル樹脂成
形品は、安全性と柔軟性を増すために、内部を発泡軟質
ウレタンにしたウレタン樹脂との複合体にして用いられ
る。しかし、ウレタン樹脂との接着性が低い軟質塩化ビ
ニル樹脂成形品の場合、使用中に軟質塩化ビニル樹脂成
形品とウレタン樹脂との闇に部分的な剥離が起り、製品
にシワが入ったり、軟質塩化ビニル樹II¥tr&形品
が波打ったりする現象が生じ、実用的価値を損なうとい
う欠点があった。この欠点をailせぬよう、自動車工
業自体がそれぞれ自動車部品の剥離強度を指示して、自
動車部品メーカーに納入させているのが現状である。す
なわち、一般には0.3kR/25m+*以上の剥離強
度が要望されている。
丸なみに、硬質の塩化ビニル樹脂成形品とウレタン樹脂
との複合体は、成形品に可塑剤が含有されていないため
にまたは可塑剤量が極めて少ないために、剥離強度は、
通常0.3kg/25m−以上の値を示し、さらに成形
品に加圧変形が少ないため、接着性の点ではまず問題を
生じない。
又、粉体成形用樹脂組成物は高温で成形されるため熱安
定性の良いこと、自動車内装材として使用されるため有
害な瓜金属を含まないこと、その他耐候性、耐熱性等さ
まざまな特性が要求される。
これらの要求される特性を満たすため、従来、安定剤と
して合成ハイドロタルサイトが使用されでいるが、合成
ハイドロタルサイト自身、滑性を持たないため、金属石
けんと併用して安定剤とすること、又、成形時の高温の
ため、分解〃スが発生し、成形品に気泡が生じるため、
他の安定剤に比べ貯蔵安定性、発泡ウレタン樹脂との接
着性等の物性が劣るという問題、さらに接着性を上げる
ためハイドロタルサイトとM、Oと併用すると貯蔵安定
性が悪く、湿気の多い場所に艮期闇保管すると十分な物
性の成形品が得られないという問題があった。
「本発明が解決しようとする問題点」 本発明者らは、貯蔵安定性が良く、発泡ウレタン樹脂と
の接着性が良く、又、その他の物性も優れ、成形品中の
気泡も少ない粉体成形用tH珊組成物を得るために鋭意
検討したところ、合成ハイドロタルサイト系安定剤及1
酸化カルシウムを塩化ビニル系樹脂に配合することによ
り本発明を完成するに到った。
[問題点を解決するための手段」 本発明の目的は貯蔵安定性、発泡ウレタン樹脂との接着
性、及びその他の物性が良好な粉体成形用樹脂組成物を
提供することにあり、その要旨は塩化ビニル系樹脂10
0重量部あたり、0.5〜5重量部の合成ハイドロタル
サイト系安定剤及び0.05〜10重量部の酸化カルシ
ウムを含有させてなる粉体成形用塩化ビニル系樹脂組成
物にある。
以下、本発明の詳細な説明する。
塩化ビニル系樹脂としては塩化ビニルまたは塩化ビニル
とそれに共重合可能なコモノマーの懸濁重合法、塊状重
合法によって製造されたものすべてが用いられる。
しかして、塩化ビニルに共重合可能なコモノマーとして
は、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン
酸ビニル等のビニルエステル類、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のアクリル
酸エステル類、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類、ジブチルマレエー
ト、ジエチルマレエート等のマレイン酸エステル類、ジ
ブチル7マレート、ジエチル7マレート等の77−ル酸
エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルブチルエー
テル、ビニルオクチルエーテル等のビニルエーテル類、
アクリロニトリル、メタクリレートリル等のシアン化ビ
ニル類、エチレン、プロピレン、スチレン等のa−オレ
フィンI、jl化ビニリデン、臭化ビニル等の塩化ビニ
ル以外のハロゲン化ビニリデンまたはハロゲン化ビニル
類が挙げられ、これらコモノマーは、塩化ビニル系樹脂
の構成成分中30重量%以下、好ましくは20重重量以
下の範囲で用いられる。勿論、コモノマーは、上述のも
のに限定されるものではない。
可塑剤は、例えば7タル酸ノーn−ブチル、7タル酸ジ
ーn−オクチル、7タル酸ジー2−エチルヘキシル、7
タル酸ジイソオクチル、7タル酸オクチルデシル、7タ
ル酸ジイソデシル、7タル酸ブチルベンノル、イソフタ
ル酸ジー2−エチルヘキシル、または炭素原子数11〜
13程度の高級アルコールの7タル酸エステル等の7タ
ル酸系可塑剤、トリノリット酸n−オクチルーn−デシ
ル、トリノリフト酸トリー2−エチルヘキシル、トリメ
リット酸トリイソデシル、トリメリット酸トリー〇−オ
クチル等のトリメリット酸基可塑剤、7ジビン酸ジー2
−エチルヘキシル、7ジピン酸ノーn−デシル、7シビ
ン酸ジイソデシル、アゼライン酸ノー2−エチルヘキシ
ル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ノー2−エチルヘ
キシル等の脂肪酸エステル系可塑剤、リン酸トリブチル
、リン酸トリー2−エチルヘキシル、リン酸−2−エチ
ルへキシルジ7ヱエル、リン酸トリクレノル等のリン酸
エステル系可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマ
ニ油、エポキシ化トール油脂肪酸−2−エチルヘキシル
等のエポキシ系可塑剤があげられる。これらの1種又は
2種以上を混合して使用する。
可塑剤の使用量は、組成物の成形性、加工性、作業性、
成形品の用途などによって適宜選択されるが一般に塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して20〜200重1部
、好ましくは30〜150重を部の範囲である。20重
量部より少ないと粉体成形用樹脂組成物の溶融性が悪く
、200重量部より多いと好ましいトライブレンドとな
らず、自動車内装材用として不適当である。
本発明に用いられる合成ハイドロタルサイト系安定剤は
、次の一般式[11で示されるマグネシウムとアルミニ
ウムから成る含水複塩化合物である。
MgI&A lx (OH)2A、A−mH20[1]
(式中、イはO〈×≦0.5の範囲の実数であり、Aは
COl、又はSOlを示し、■は実数を示す。)合成方
法としては、例えば特公昭46−2280号公報、特公
昭50−30039号公報及び特公昭51−29129
号公報等に開示された公知の方法を例示することがで終
る。
合成ハイドロタルサイト系安定剤の使用量は基量部の範
囲である。()、5重量部より少な〜1と安定剤として
の効果が乏しく、5重量部より多いと熱安定性がほとん
ど向上しないうえ、成形品の物性も低下する。
又、本発明に用いられる酸化カルシウムの使用量は、塩
化ビニル系樹脂100重量部あたり0.05〜10重量
部の範囲である。O,OS重量部より少ないと成形品中
の気泡が少なくならず、外観を悪くする。又、10重量
部以上だと離型不良等の問題を生じる。
本発明に使用する滑剤としては、ステアリン酸等の脂肪
酸、金属石けん等が用いられ、その使用量は離型性等か
ら適宜調整すればよい。
本発明の粉体成形用樹脂組成物は必要に応じて、流動性
改良剤を加えても良い。流動性改良剤としては乳化重合
又は微細S濁重合によって製造された塩化ビニル系樹脂
、ポリメチルメタクリレート等が挙げられ、使用量は粉
体成形方法、成形性、加工性及び作業性等によって適宜
選択されるが、一般に塩化ビニル系樹脂100重量部に
対して1〜50重量部の範囲である。1重量部より少な
いと良好な粉体流動性が得られず、また50重量部以上
だと粉体成形用樹脂組成物の熱安定性を損なう。また粒
径は0.001〜10μの範囲であることが望ましい。
その他、必要に応じて通常塩化ビニル系樹脂に使用され
る添加剤、例えば滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、充
てん剤、着色剤、離型剤等が併用されることが多い。
本粉体成形用樹脂組成物は以下のように製造される。す
なわち、懸濁重合又は塊状重合法で製造された塩化ビニ
ル系樹脂、可塑剤、合成ハイドロタルサイト系安定剤、
酸化カルシウム、滑剤、顔料等をリボンブレンダー、ス
ーパーミキサー等の混合機で均一に分散させる。流動性
改良剤を添加する場合はトライブレンドした後、クーり
ングミキサー等で50〜70℃に冷却してから流動性改
良剤を添加し、トライブレンドした塩化ビニル系樹脂の
表面に均一に被覆して組成物とする。
実施例 次に実施例を挙げて本発明の粉体成形用樹脂組成物をよ
り具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
表1に示した配合組成物をスーパーミキサーでトライブ
レンドした後、約50″Cに冷却し、流動性改良剤とし
て塩化ビニルの乳化重合品(粒径1μ、p=1oooH
s重量部を表面に均一に被覆して調整した。該組成物を
加熱した金属平板上で熔融し、約11の肉厚を有するシ
ートを製造した。このシート上にプレス枠をのせ、ウレ
タン樹脂を注入し、発泡させて試験片をつくる。(以下
、[オリジナル試験片−1という) 又、ドライプレンV物を60℃×95%RHの状態の恒
温恒湿機中に24時間、120時間放置した後、オリジ
ナル試験片と同様にシートを作り、発泡ウレタン樹脂を
積層する。
それぞれの試料について、その特性を測定し表2にまと
めた。
脱型性、成形特熱着色性、シート中の気泡状態は目視で
判断した。基準は次の通りである。
く脱型性〉 0 型どおりきれいにはずれる Δ ゆがまないがはずしずらい × 成形品として使えない 〈成形特熱着色性〉 ○ はとんど着色なし Δ 大川上支障はないが少し着色している× 褐色 〜
 黒変 〈シート中の気泡状態〉 ○ 気泡が少ない Δ 気泡がやや多い × 気泡が夛くて物性が低下する 「発明の効果」 本発明による粉体成形用樹脂組成物は従来のものに比べ
発泡ウレタン樹脂との接清性が良く、湿気の多い場所に
長時間放置しておいても、従来の成形品よりも物性が良
く、成形品中の気泡の少ないものが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、合成ハイドロタ
    ルサイト系安定剤0.5〜5重量部、及び酸化カルシウ
    ム0.05〜10重量部を含有させてなる粉体成形用塩
    化ビニル系樹脂組成物。
JP28002586A 1986-11-25 1986-11-25 粉体成形用樹脂組成物 Granted JPS63132953A (ja)

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JPH0340062B2 JPH0340062B2 (ja) 1991-06-17

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220544A (ja) * 1988-07-07 1990-01-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 塩化ビニル系樹脂組成物
FR2730739A1 (fr) * 1995-02-20 1996-08-23 Zeon Kasei Kk Composition de resine de type chlorure de vinyle, procede consistant a obtenir un moulage en resine de type chlorure de vinyle en utilisant la composition et stratifie contenant le moulage

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