JPS63107612A

JPS63107612A - 場所打ちコンクリ−ト杭

Info

Publication number: JPS63107612A
Application number: JP25281586A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Kakegai; 掛貝　安雄; Katsumi Kitanaka; 北中　克巳
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-10-25
Filing date: 1986-10-25
Publication date: 1988-05-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、土木建築工事における基礎の一つである場所
打ちコンクリート杭に関するものである。

（従来の技術）埋め立て地等の軟弱地盤上に高層の建築物を建てる場合
に、場所打ちコンクリート杭を基礎として使用する場合
が多い。これは上部構造の転倒モーメントによる正負地
震時軸力と水平力に対して比較的容易に対応できるため
で、杭の頭部を大きな曲げモーメントに耐える構造にす
ることによって目的が達成される。

このため従来は、上述のような場所に使用する場所打ち
コンクリート杭として、例えば第４図および第５図に示
すような構造のものを使用していた。

図中１は地盤、２はこの地盤ｌ中に形成した杭孔、３は
その拡底部、４（第４図参照）は拡頭部、５はこれらの
杭孔内に配置した補強用鉄筋の主筋、６はフープ筋、７
はコンクリートである。

すなわち従来は、第４図に示すように杭孔２の頭部を拡
頭部４のように拡張するか、第５図に示すように杭孔２
の頭部の補強用鉄筋５．６を増徴して対処していた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら上述のようにすると、杭孔２の頭部を拡張
したり、あるいは杭孔２の頭部の配筋量を増加するため
、加工工数が増、加すると共に、拡頭部４を形成した場
合はコンクリート量も増大する。また拡頭しない場合も
配筋量が多いため配筋作業が困難になると共に、コンク
リートの充填不良が生じ易いという問題点があった。

（問題点を解決するだめの手段）上述の問題点を解決するため本発明においては、場所打
ちコンクリート杭の杭孔内に補強用鉄筋を挿入すると共
に、その杭孔の頭部の中心部に形鋼または鋼管等の補強
用鋼材を挿入してコンクリートを打設することにより杭
の頭部を鉄骨鉄筋コンクリート造として場所打ちコンク
リート杭を構成する。

（作　用）上述のように本発明によれば、従来のように杭孔の頭部
を特に拡張する必要がない上に、杭孔頭部内の配筋も外
周部のみでよいから、工数が増大して配筋が困難になる
おそれはない。

モして杭孔の中心部には強度の大きい補強用鋼材を挿入
するだけであるから、作業が容易で、コンクリートの充
填も良好となる上に、このようにしてできた杭頭部は鉄
骨鉄筋コンクリート造となるから、強度も著しく向上し
て、上述した軟弱地盤における高層建築物の基礎杭とし
ての十分な耐力をｉ尋ることができると共に、信頼性を
高めることができる。

（実施例）以下、第１図〜第３図について本発明の詳細な説明する
。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示す。

本実施例おいては、地盤１中に所定の深さまで杭孔２を
掘削すると共に、その底部を拡張して拡底部３を形成し
、この杭孔２内に主筋５およびフープ筋６からなる補強
用鉄筋を挿入し、さらに杭孔２の頭部の中心部に形鋼ま
たは鋼管等の補強用鋼材８を挿入して後、コンクリート
７を打設することにより杭の頭部を鉄骨鉄筋コンクリー
ト造とする。なお９は補強用鋼材８の上端部に固着して
上方へ突設した定着鉄筋である。

なお第１図（ａ）　（ｂ）は、補強用鋼材８として１４
形鋼８ａを使用した実施例であり、第２図（ａ）　（ｂ
）は、補強用鋼材８として鋼管８ｂを使用した実施例で
ある。

また第３図（ａ）は補強用鋼材８として十字形鋼８Ｃを
使用した例であり、第３図（ｂ）はＩ形鋼８ｄを使用し
た例であり、第３図（Ｃ）　は角形鋼管８ｅを使用した
例である。これらの補強用鋼材８は鋼板を溶接して形成
したものでも勿論差し支えない。

なお補強用鋼材８とコンクリート７との付着力が不足す
る場合は、スクットボルトまたはジベル鉄筋（図示せず
）等を補強用鋼材８に固着すればよい。

（発明の効果）上述のように本発明によれば、従来のように杭孔２の頭
部を特に拡張する必要がない上に、杭孔頭部内の配筋も
外周部のみでよいから、工数が増大して配筋が困難にな
るおそれはない。

モして杭孔２の中心部には強度の大きい補強用鋼材８を
挿入するだけであるから、作業が容易で、コンクリート
７の充填も良好となる上に、このようにしてできた杭頭
部は鉄骨鉄筋コンクリート造となるから、強度も著しく
向上して、上述した軟弱地盤における高層建築物の基礎
杭としての十分な耐力を得ることができると共に、信頼
性を高めることかできるというすぐれた効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　　は本発明の場所打ちコンクリート杭の
完断面図、同図（ｂ）はその平面図、第２図（ａ）は他の実施例を示す完断面図、同図（ｂ）
はその平面図、第３図（ａ）　（、ｂ）　（ｃ）は池の補強用鋼材の団
用例を示す平面図、第４図および第５図は従来の場所打ちコンクリート杭の
完断面図である。 ■・・・地盤　　　　　　　２・・・杭孔３・・・拡底
部　　　　　　４・・・拡頭部５・・・主筋（を市強用
鉄筋）６・・・フープ筋（補強用鉄筋）７・・・コンクリート　　　８・・・補強用鋼材８ａ・
・・Ｈ形鋼　　　　　　８ｂ・・・鋼管８Ｃ・・・十字
形鋼　　　　　８ｄ・・・■形鋼８ｅ・・・角形鋼管　
　　　　９・・・定着鉄筋第３図（ａｔ　　　　　　（ｂ）（Ｃ）

Claims

【特許請求の範囲】

１、場所打ちコンクリート杭の杭孔内に補強用鉄筋を挿
入すると共に、その杭孔の頭部の中心部に形鋼または鋼
管等の補強用鋼材を挿入してコンクリートを打設するこ
とにより杭の頭部を鉄骨鉄筋コンクリート造とすること
を特徴とする場所打ちコンクリート杭。