JPS6283219A - 自動車の摺動屋根 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、閉位置では周辺縁隙間を形成してルーフ開
口部を塞ぐ剛性のあるスライド蓋よりなる自動車用スラ
イドルーフに関する。

［従来の技術］ スライド蓋はその周辺部に下向きの縁フランジを有する
とともに、この縁フランジに縁隙間密封用のシールを具
備し、スライドルーフフレームの側部に固定されたガイ
ドレール上を前及び後スライド部により案内され、後縁
がその前スライド部に対−しピボット動作により下げら
れた後に固定ルーフ後部の下に向けて虐動可能である。

スライドルーフフレームは、ルーフ開口部を囲み固定ル
ーフに据付けられている取付はフレームにその前及び側
部で取外し可能に取付けられている。

自動車の走行速度が増大するにつれて、スライドルーフ
構造の閉じたスライド蓋に作用する揚力は増大するが、
多くのスライドルーフではガイドレールに掛かるスライ
ド部により、この揚力のほとんどを打消さなければなら
ない。非常に高速の自ａ車がこの種のスライドルーフ構
造を備える場合には、スライドルーフが閉じられた状態
での高速度走行の際、上記揚力によりスライド蓋がルー
フ開ロ部から引き剥がされる危険がある。

公知のスライドルーフ（西独特許第３２２１４８７号）
では、フック状の突起がスライド部に付加的に配設され
、この突起はガイドレールのガイドフランジに掛かり、
ガイドレールからスライド部を引離す揚力に抗する付加
的な固定手段となるこれらの付加的な安全装置によって
も尚、３００ｋｍ／ｈ台の非常な高速度では、スライド
蓋に作用する高揚力により、ガイドレールの据付けが引
裂かれ、あるいはスライド部のフック状の突起がひきち
ぎられる危険がある。

公知の縁隙間用シール構造においても、非常な高速度走
行の際、閉じたスライド蓋を定位置に確実に固定するに
は適さない。シール構造の一つの公知例く西独特許公開
第３１００７５７号〉ではスライド蓋の下向きの縁フラ
ンジに装着されたシールは、下向きに突出したシールリ
ップを有してあり、このシールリップは全周に亙って固
定ルーフ面の下に係止し、固定ルーフの縁フランジのシ
ール面を下から押圧する。しかしながら、このシールリ
ップにおいても高速度でのスライド蓋の確実な固定とい
う上記の問題は解決されていない。

スライド蓋に作用する揚力は、リップが固定ルーフ面の
下面を押圧するのに対して、このシールを下向きに向け
られたスライド蓋の縁フランジがら０　　剥ぎ取ろうと
するからである。

スライド蓋の上側水平な縁と蓋補強フレーム（西独特許
第１１８２０８２号）から距離をおいて取付けられた支
持プレートにより形成される溝内に縁隙間シールが側面
から押入れられても、高速度におけるスライド蓋の持ち
上がりを防止出来ない。これはシールが単に開口部の垂
直面に対してのみ押圧され、僅かな摩擦力のみがこの持
上げに抗して作用するからである。

剛性のあるスライド蓋の他の公知構造（西独特許第１５
５５５５５号）では、縁隙間シールは、スライド蓋の下
向きの縁フランジに押圧され、スライド蓋の後縁領域が
持上げられた場合、縁隙間シールを剥ぎ取ろうとする力
に抗して、下から蓋補強フレームにねじ締めされたクラ
ンプバーにより閉じられたスライド蓋により固定され、
このクランプバーは又排水用の溝型をも形成している。

しかし、この固定方法はスライド蓋の後部にのみ有効で
、高速度走行におけるスライド蓋の前部及び側部領域で
の持ち上げを防止出来ない。

［発明の目的］ この発明の目的は、特にスライド蓋の面積が広い場合で
の、非常な高速度走行の際、蓋に作用する高揚力に対し
て、蓋の開口部からの引き剥がしの危険に対して確実に
固定されるスライド蓋を備えたスライドルーフを提供す
ることにある。スライド蓋に作用する揚力に起因した持
上げに対するスライド蓋の固定は、スライド蓋開閉動作
の如何なる位置でも有効であることが必要である。

［発明の概要及び効果］ この種のスライドルーフでは、上記の目的は次のように
達成される。シール用の保持要素はスライド蓋の四辺の
外縁部で下から取付けられているとともに、この保持要
素の水平縁はスライド蓋の周囲を越えて突出されており
、幅は一定であるとともに、スライド蓋の縁フランジか
らの一定の垂直路Ｎ空間を存して配置されており、この
垂直距離空間はシールの中央固定部により満たされる。

このシールは第１溝に保持要素の水平縁が押入れられ、
第２溝内にスライド蓋の縁フランジが押入れられ、この
シールはルーフ開口部の縁の下にシールリップを介して
係合されている。

この発明による構成では、シールは、保持要素の水平縁
により定位置からずれないように保持されるのでスライ
ド蓋の垂直な縁フランジから剥がされない。シールはル
ーフ開口部の全周に亙って縁の下側にそのシールリップ
が押し付けられるため、スライド蓋はかなりの揚力に対
しても固定される。縁（ｌｊ！間はいわゆる橋絡され、
封止及び保持の荘能を有するシールリップは揚力がかか
ると硬化するように支持されているので、スライド蓋の
周囲を越える保持要素の水平縁の突出もスライド蓋の固
定に効果がある。保持要素は別々にスライド蓋に取付け
るように四つの独立した部分としてもよい。しかし、保
持要素をその周辺水平縁を連結して一体保持フレームと
し、またシールの第２溝にスライド蓋の縁フランジを押
入れるための、構成を備えていることが望ましく、これ
により、保持フレームはスライド蓋に対して心合せされ
、取外し可能な固定部材によりスライド蓋に固定される
ことになる。シールが一体保持フレームの周辺水平縁に
単に外側から押入れられ、その後に保持フレームはスラ
イド蓋又は蓋補強フレームに取付けられるので、この具
体例では製造及び組立てが特に簡単である。シールの第
２溝及びスライド蓋の垂直な縁フランジはこれらの保持
要素の心合せを行ない、このため、スライド蓋に対して
の保持フレームの心合せのための特別な手段は不要であ
る。

この発明の他の実施例においては、スライド蓋の前縁付
近で殆どこれに平行に両側に、支持レバーが前方保持要
素又は保持フレームに蓋の高さを調節可能とする手段に
より固定される。このレバーはその外端部で固定ルーフ
の側部の下に係合し、ルーフに固定したガイドトラック
を下から押圧する。このことはスライドリッドの持上げ
に対して付加的な固定手段となり、ガイドトラックが適
切な長さであればスライド蓋の開口スライド移動全行程
に亙り有効である。同時に、この支持レバーにより前方
スライド部に特別に設備する高さ調整装置が不要になる
。これはスライド蓋前部での高さＵＡ整、即ちスライド
蓋の外表面がその周囲の固定ルーフ表面と同一高さとな
るような調整が支持レバーの使用により簡単な方法で行
なうことが出来るからである。好ましくは、各保持レバ
ーはそれぞれ、前方保持要素又は保持フレームの軸受ブ
ロックに限定された角度でピボットとなるように枢支さ
れ、その短腕の端部で高さ調整装置によりスライド蓋に
連結され、その長腕の端部でガイドトラックを押圧する
両腕レバーとして構成される。

ここでは好ましくは、垂直な軸受ブロックは前方保持要
素あるいは保持フレームから部分的に切欠かれ下に曲げ
られおり、この軸受ブロックはその下端で保持レバーを
付加的に保持するために前方にクランク状に曲げられて
いる。

高さ調整装置の好ましい非常に簡単な形式においては、
雌ねじ及び雄ねじを備えるねじ切りスリーブがあり、こ
のスリーブはその雄ねじにより高さ調整のためにスライ
ド蓋に固定されたナツトにねじ結合され、その雌ねじが
保持レバーの隣接端部を介した固定ねじとねじ結合し、
この保持レバーはスリーブを下から押圧する。この装置
により高さを調整するには、ねじ切りスリーブをナラ１
−に深くあるいは浅くねじ込み、良い位置で固定ねじを
締付ける。

スライドルーフの他の好ましい実施例では、ガイドトラ
ックはＺ断面レール形材の水平７ランジに形成され、こ
のレール形材はマウントフレームとスライドルーフフレ
ームとの間に挟み込まれて固定され、ガイドトラックを
構成するレール形材のフランジは前部から後部へ傾き固
定ルーフからの距離がそれにつれて増大していき、レー
ル形材の長さは保持レバーが、スライド蓋がいかなる位
置にある際にも、その外端部がガイドトラックの下に位
置するように設計される。

好ましくは、摺動中の摩擦を減するため、保持レバーの
外端部にローラーが取付けられ、このローラーはガイド
トラックに転接する。

［発明の実施例］ 初めに第１図から第５図を参照してスライドルーフの基
本的な構造を説明する。自動車の固定ルーフ１に、番号
は付されていないが、縁フランジ２により周りを囲まれ
たルーフ開口部があり、この縁フランジ２は下向きに９
０’曲げられてルーフ開口部の縁を構成している。縁フ
ランジ２は溝型３に繋り、溝型３はルーフ開口部の縁を
補強してマウンティングフレーム４を固定ルーフ１に固
着している。ルーフ開口部は、第１図から第１０図まで
の全ての図において閉位置で示され、適切な形の剛性の
あるスライド蓋５により周辺縁隙間１１を存して閉じら
れている。自動車の前方走行方向が第１図及び第２図に
矢印６で示され、これに基づいて「前」及び「後Ｊとい
う語を使用する。

スライドルーフの機構的な構造部分を支えるスライドル
ーフフレーム７は、マウンティングフレ−ム４に当接し
て前部及び側部において下方から取付けねじ９により溶
接付のナラ１−８を介してねじ止めされている（第２，
５及び９図）。スライドルーフフレーム７は、固定ルー
フ１の前部及び側部においてルーフ開口部を囲み、後部
の下を後方に延び、開位置の際のスライド蓋５用の収納
室１０を固定ルーフ１とともに形成する。

第８図と共に第２図に示されるように、ルーフ開口部の
両側においてガイドレール１２はスライドルーフフレー
ム７に敷設されている。第２図及びそれに関連するｌ１
７ｉ而図では、前方走行方向６に関してスライドルーフ
の左手側のみが表わされている。スライドルーフの右手
側はその左手側と対称であり、そのためにここでは左手
側のみが示される。スライド蓋５はガイドレール１２上
の前方スライド部１３及び後方スライド部１４に摺動可
能に据付けられる。これらの構造やこれらの池の駆動１
構部分への連結はこの発明の説明においては重要でない
ため、前方及び征方スライド部１３及び１４は第２図に
一点鎖線で概略的に示されている。ヒンジ構造のピボッ
ト軸受は組立て体１５（第５図）は、その上部がスライ
ド蓋５に取付けられ、その下部は前方スライド部１３に
連結されている。ピボット軸受は組立て体１５により、
スライドＭ５が震動して開口するまえに、その後端を下
げる回動が可能になる。

スライド蓋５の周辺には下向きの縁フランジ１６を備え
、スライドＭ５に固定されたＭ補強フレーム１８の縁フ
ランジ１７は、この周辺縁フランジ１６に当接して内側
から補強する。保持フレーム１９はスライド蓋５あるい
は蓋補強フレーム１８に下側から取外し可能に固定され
る。このために、ナツト２０がＭ補強フレーム１８に溶
接されており、このナツト２０に取付けねじ２１が保持
フレーム１９の孔を通してねじ止めされる。保持フレー
ム１９は、断面図に示されるようにスライド蓋５の全外
周から水平に突出し、一様な幅の縁２２を形成する。こ
の縁２２と、これに対向する縁フランジ１６．１７との
間の垂直距離は一定となっている。全体としては２３で
表わされるシールは、第１１図に他の図よりもより大き
な縮尺で示され、縁２２に装着されている。

シール２３は、肉厚のある中央固定部２４と、この中央
固定部２４の上側に連なる弾性を有した中空Ｖ部２５と
を備え、この中空室部２５はスライド蓋５が閉じている
際に周辺縁隙間１１を封止する。中央固定部２４にはま
た側方から保持し密封するための斜め下向きのリップ２
６が連なり、このリップ２６は固定ルーフ１とその縁フ
ランジ２の下に係合され、これらを押圧する。断面図で
みて、水平な第１溝２７及び上向きに開口する第２溝も
またシール２３の中央固定部２４に（ぐ６えられている
。第１溝及び第２溝２７．２８の近接領域においてそれ
ぞれ補強材２９．３０が中央固定部２４内に組込まれて
いる。

第５図及び第１０図から明らかなように、垂直方向を向
く軸受はブロック３１が保持フレーム１９の前部フレー
ムから部分的に切起こされて下向きに曲げられている。

軸受はブロック３１はざらにクランク状に前方に曲げら
れ、このクランク状のフランジにより両腕レバー構成の
支持レバー３２がささえられている。この支持レバー３
２は水平なピボットビン３３により軸受はブロック３１
に回動が制限されて枢支される。支持レバー３２は、前
向きにクランク状に曲げられた軸受はブロック３１のフ
ランジに対応する領域に凸面３４を具備し、高さ調整の
際、支持レバー３２はピボットビン３３回りに回動可能
となる。

第２図、第６図及び第１０図から明らかなように、支持
レバー３２の短腕はその端部に平坦部３６を有し、平坦
部３６はねじ切りされたスリーブ３７に下から当接し、
このスリーブ３７は保持フレーム１９のくぼみに位置す
る溶接付けのナツト３８にねじ止めされる。スリーブ３
７は雌ねじをも具備し、この雌ねじには平坦部３６のス
リット状の開口部４５（第２図）を介して取付けねじ３
つが螺結合されている。ナツト３８及びねじ切りされた
スリーブ３７は高さ調整装置に不可欠な部品であり、ス
ライドＭ５を固定ルーフ１と同一の高さに調整するため
、この調整装置により支持レバー３２の位置が調整され
る。

支持レバー３２の長＠４０の外端部にローラ４１が取付
けられ、このローラー４１は、Ｚ型の断面形状を有する
レール形材４３の断面でみて水平なフランジ４２に備え
られてなるガイドトラック４４に下から転接している。

第１０図のように、支持レバー３２はその長腕４０が固
定ルーフ１の下にまで突出しており、固定ルーフ１に取
付けられたガイドトラック４４に転接しているローラー
４１の押圧により、上方への引き剥がしに抗するシール
２３の弾性力により、スライド蓋５を固定する。

第７図乃至第１０図から明らかなように、レール形材４
３は同一方向に向けられたマウントフレーム４の固定用
フランジとスライドルーフフレーム７との間の固定用フ
ランジ４６により、溶接付のナツト８と取付ねじ９（第
９図）を用いて堅固に取付けられている。レール形材４
３はスライドＭ５の摺動区間以上に伸延し、おおむね閉
位置でのスライドＭ５の前縁付近より始まり、収納苗１
０に達する。これにより、スライドＭ５がどの位置にあ
っても、ローラー４１はレール形材の水平なフランジ４
２の下側から転接する。

マウントフレーム４の固定用フランジとスライドルーフ
フレーム７はルーフ表面に殆ど平行に設けられている。

スライド蓋５が図示されている閉位置から閉位置に移動
される場合には、スライド蓋５の後縁が初めに下げられ
、スライド蓋５はこの傾いた姿勢のままで、収納室１０
に移動される。

スライドＭ５の前縁は支持レバー３２及びレール形材４
３に転接する支持レバーのローラー４１により案内され
るので、レール形材４３は水平なフランジ４２と固定用
フランジ４６を繋いでいるウェブ部４７に関し、第９図
、第１０図、第８図及び第７図の順に断面図を参照する
ことから明らかなように、固定ルーフ１から水平なフラ
ンジ４２、つまり、ガイドトラック４４までの垂直距離
が前から後に向かって増加するように構成されている。

スライドルーフの組立て作業中では、この発明の一部を
構成する構造部分に関するものに限って言えば手順は次
のようである。初めにシール２３と支持レバー３２を保
持フレーム１９に相付ける。

この組付けられた保持フレーム１９を蒼補強フレーム１
８に下からねじ止めする。この作業の中で、スライドＭ
５と保持フレーム１９の、縁フランジ１６．１７をシー
ル２３の第２満２８に挿入し、これにより保持フレーム
１９はスライド蓋５に対する心合ぜがされる。スライド
蓋５と保持フレーム１９とをねじ止めする際に、支持フ
レーム１９の縁２２と縁フランジ１６．１７との間の空
間はシール２３で埋められ、これにより、スライド蓋５
の摺動動作中にシール２３が水平及び垂直の両方向には
ぎとられることに対して信頼できる取付けがなされる。

更に、ここまでに説明された半組立でユニットのルーフ
開口部への組付けの間に、保持及び密封用のリップ２６
は固定ルーフ１の縁フランジ２の下を押圧することにな
り、この結果スライド蓋５は固定ルーフ１がらの持上げ
に対し確実に固定される。そして、組付けの際に、マウ
ントフレーム４に取付けたレール形材４３の水平なフラ
ンジ４２にローラー４１を転接触させ、農後にスライド
ルーフフレーム７をマウントフレーム４に下からねじ止
めする。

【図面の簡単な説明】

第１図はスライド蓋が閉じた位置でのスライドルーフを
装備した乗用車の屋根の部分斜視図であり、第２図はス
ライド蓋が閉じた位置にあるスライドルーフの部分切欠
図であり、第３図ないし第１０図は、各々第２図中■−
■線ないしＸ−Ｘ線に沿って示す断面図であり、第１１
図はシールの拡大断面図である。 ２・・・・・・縁、５・・・・・・スライド蓋、１６・
・・・・・縁フランジ、２２・・・・・・水平縁、２３
・・・・・・シール、２４・・・・・・中央固定部、２
６・・・・・・シールリップ、２７・・・・・・第１溝
、２８・・・・・・第２溝。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ＦＩＧ、　１ ＦＩｏ、３ ＦＩＧ、　６ ＦＩＧ、　７ ＦＩＧ、　８ ＦＩＧ、　９

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、閉位置では周辺隙間を形成してルーフ開口部を閉じ
   、周辺での下向きの縁フランジに周辺隙間密封用のシー
   ルを装着し、スライドルーフフレームの側部に取付けら
   れたガイドレールに対して摺動自在な前及び後スライド
   部により案内され、前スライド部に対する回動によりそ
   の後縁が下げられた後に、固定ルーフ後部の下に摺動可
   能である剛性のあるスライド蓋を備えてなり； 上記スライドルーフフレームがルーフ開口部を取囲み、
   且つ、固定ルーフに取付けられたマウントフレームに前
   部及び側部で取外し可能に取付けられてなる自動車用ス
   ライドルーフにおいて、シール用の保持要素はその四辺
   の外縁部で下からスライド蓋に固定されているとともに
   、保持要素の水平縁（２２）はスライド蓋の周辺を越え
   て突出されており、 保持要素の幅は一定であるとともに、この保持要素はま
   たスライド蓋（５）の縁フランジ（１６）からの一定の
   垂直距離空間を存して配置されており、 この垂直距離空間はシール（２３）の中央固定部（２４
   ）により満たされ、このシール（２３）は第１溝（２７
   ）に水平縁（２２）が押し入れられ、第２溝（２８）内
   にスライド蓋（５）の縁フランジ（１６）が押し入れら
   れ、このシール（２３）はルーフ開口部の縁（２）の下
   にシールリップ（２６）を介して係合されていることを
   特徴とする自動車用スライドルーフ。 ２、保持要素は周辺の水平縁（２２）と結合されて一体
   の保持フレーム（１９）となり；水平縁（２２）が押入
   れられたシール（２３）はその第２溝（２８）内にスラ
   イド蓋（５）の縁フランジ（１６）を装着し、これによ
   り、保持フレーム（１９）をスライド蓋（５）に対して
   心合せをなし、保持フレーム（１９）は取外し可能な固
   定要素（２０、２１）によりスライド蓋（５）に固定さ
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自動
   車用スライドルーフ。 ３、スライド蓋（５）の前縁付近でこれに殆ど平行にし
   て、支持レバー（３２）がスライド蓋（５）の両側で保
   持フレーム（１９）に高さ調整可能に固定され、この支
   持レバー（３２）はその外端部で固定ルーフ（１）の側
   部の下に係合し、そこで固定ルーフ（１）に固定された
   ガイドトラック（４４）を下から押圧することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項又は第２項記載の自動車用ス
   ライドルーフ。 ４、支持レバー（３２）はそれぞれ両腕レバーとして構
   成され、この両腕レバーは保持フレーム（１９）の垂直
   な軸受ブロック（３１）に回動角度を制限されて枢支さ
   れ、その短腕（３５）の端部で高さ調整装置（３７、３
   ８）によりスライド蓋（５）に連結され、その長腕（４
   ０）の端部でガイドトラック（４４）を押圧することを
   特徴とする特許請求の範囲第３項記載の自動車用スライ
   ドルーフ。 ５、垂直な軸受ブロック（３１）は保持フレーム（１９
   ）から部分的に切起されて下向きに曲げられ；この軸受
   ブロック（３１）はその下端を支持レバー（３２）の付
   加的な支持用にクランク状に前方に曲げられることを特
   徴とする特許請求の範囲第３項又は第４項記載の自動車
   用スライドルーフ。 ６、高さ調整装置（３７、３８）は雄ねじ及び雌ねじを
   備えるスリーブ（３７）から成り、このスリーブ（３７
   ）は高さ調節のためにスライド蓋（５）に固定されたナ
   ット（３８）にその雄ネジが螺合され、その雌ねじは支
   持レバー（３２）の隣接している端部（平坦にされた部
   分３６）を貫通した固定ねじ（３９）と結合し、この支
   持レバー（３２）は下からスリーブ（３７）を押圧する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第３項ないし第５項の
   いずれか１つの項に記載の自動車用スライドルーフ。 ７、ガイドトラック（４４）はＺ形断面レール形材（４
   ３）の横断方向に水平なフランジ（４２）に形成され、
   このレール形材（４３）はマウントフレーム（４）とス
   ライドルーフフレーム（７）に挟まれて固定され、ガイ
   ドトラック（４４）を構成するレール形材のフランジ（
   ４２）は前部から後部へ傾斜して固定ルーフ（１）から
   の距離を増大し；レール形材（４３）の長さはスライド
   蓋（５）の全ての摺動位置において、支持レバー（３２
   ）がその外端部をガイドトラック（４４）の下に位置す
   るように決定されることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項ないし第６項のいずれか１つの項に記載の自動車用
   スライドルーフ。 ８、ローラー（４１）は支持レバー（３２）の外端部に
   取付けられ、ガイドトラック（４４）を押圧することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれ
   か１つの項に記載の自動車用スライドルーフ。