JPS6285716A - 自動車用摺動屋根 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用滑り屋根に関する。

本明細書において、滑り屋根（ｓｌｉｄｌｎｇ　ｒｏｏ
ｆ）なる語には、いわゆる、滑り持ち揚げ屋根（ｓｌｉ
ｄｉｎｇ−１１ｆｔｌｎｇ　ｒｏｏｆ）即ち、前方が蝶
番になった換気用フラップと同じ方法で、蓋の後縁を持
ち揚けることにより滑り儲（ｓｌｉｄｉｎｇ　１ｌｄ）
を固定屋根の表面よシ上に揚げることの出来る屋根を含
むものとする。

〔従来の技術〕

従来の滑り屋根の構造においては、滑り屋根は両側の案
内レールの上を清って自動車の屋根開口部に導かｎるよ
うにした固い滑１ｉを有しておシ、この蓋は閉鎖状態か
ら下げ動作の後、後側の固定した自動車の屋根面の下を
滑動するようになっている。この蓋には天井が付いてい
て、互に連結しておシ蓋と同様に案内レールの上を滑動
する。この可動天井はその閉鎖位置に於て固定天井の開
口部を閉鎖し又この蓋は開放位置から出発し可動蓋天井
（ｍｏｖａｂｌｅ　ｌｉｄ　１ｌｎｅｔ）と−緒に閉鎖
位置に動くととが出来る。このような従来の構造では、
蓋天井は常に固定天井の開口部より上に位置し、この開
口部に被さった状態となる。その結果、固定°天井はそ
の開口部の縁に沿って周り線状となり、可動蓋天井は凹
んだ面となって、閉りた状態を見に加えると、従来の滑
り屋根構造では、可動蓋天井が固定天井の開口部の周辺
にある接続形材（ｃｏｎｎｅｃｔｉｎｇ　ｐｒｏｆｉｌ
ｅ）の上に乗ることとなる。この接続形材はｆ′＃９屋
根の縁と固定天井とを接続する慟らきをすると共に固定
天井の開口部の縁どシの役をなすものであるが、可動蓋
天井がこの接続形材の上に載る結果、その滑り動作によ
υ町＃蓋天井に引数き疵や汚ｔが発生しやすい。

〔発明の概要〕

本発明は自動車用滑り屋根を提供するもので、固い滑り
蓋と、両側の案内レールと、上記の滑り蓋に連結した可
動蓋天井と、その可動無天井が上記案内レール上を滑る
とき案内をする案内部と、および固定屋根からな９、上
記滑り蓋が蓋の閉鎖位置から出発し下げ運動の後上記案
内レール上を滑りつつ自動車の後方の固定屋根の下に滑
り込むように設けら【ている自動車用溝シ屋根において
、上記可動蓋天井の上記案内部が滑り蓋と可動蓋天井と
の間隔が蓋の閉鎖位置で最大に且つ下げ運動の後に最少
になるように滑り蓋又は蓋の構成要素と連結されており
、又上記可動蓋天井がその閉鎖位置で上記固定屋根の天
井の開口部を閉ざし、且つその天井と同一の表面をなす
よう設けられている。

従ってこの可動蓋天井は滑り蓋にいわゆる［上げ移動型
Ｊ　（ｌｉｆｔｉｎｇｌｙ　ｍｏｖａｂｌｅ　ｆａｓｈ
ｉｏｎ）で取りつけらｎており、上げ下げ運動の間滑り
蓋と同調して移動する。然し、この移動は滑り優の移動
と反対の方向に上り下シするのである。滑り屋根が閉鎖
位置にあるとき、この可動蓋天井は周囲の固定天井と同
一表面になる位置に坐９、その結果滑らかな閉鎖天井面
が得らｎるのである。滑り蓋が下げらｎたときの可動蓋
天井の坐る位置は若しも周辺接続形材がついていても、
そｎと蓋天井が接触しない所になっており、従って滑り
移動の間この部品と蓋天井がこすｎることはない。本発
明の構造は、滑り蓋そのもの又は例えば滑り蓋と滑り屋
根の枠の間に設けらｎた中間棒の如き蓋の構成要素が、
いわゆる「上げ移動型」で、即ち蓋が閉鎖位置に対して
平行に移動するような構造の滑り屋根に特に適している
。

案内部はスライド・ブロック・スリ、ト装置又は開脚装
置（ｓｐｌａｙｉｎｇ　ｄ・マＩＣ・）における如く、
右手及び左手のねじが切らｎたねじ軸と同じような態様
で構成することが出来るが、本発明の好ましい具体例と
して次の装置を提案する。即ち案内部はそｎぞｎ附帯す
る案内レールに係合する案内シューに枢着された二腕レ
バーを持ち、各レバーは一方の端に於て可動蓋天井と、
又他の端において滑り蓋又は蓋の構成要素とそｎ（′ｎ
ｖｎタンクで連結されており、そのうちの一つは滑りヒ
ンゾと同じ構造となっている。こうして滑り蓋又は蓋の
構成要素が下げ運動、および対向運動の間、傾かずに移
動する如く構成さｎるのである。

各案内部における二腕レバー装置は非常に簡単且つ低摩
擦構造となっており、このことによシ滑Ｄｉを上下方向
に動かすと自動的に可動蓋天井も連動し、相応の位置に
移動する。

さらに四つの案内部はそｒｔ−ｔｎについている二腕レ
バーが使用時、自動車の中央縦断面と本質的に平行な垂
直面で回動するように配置さｎる。

滑り蓋は蓋の天井板の四周に皿状に上向きに曲げた縁を
つけることにより本質的に堅固な構造になっており、案
内部がこの縁のうち両側の二つの縁の近くで可動蓋天井
と係合するようになっている。

滑り蓋と可動蓋天井との相対的位置を設計通りに維持す
る為に、本発明に於ては、一方が滑り蓋に又他の一方が
可動蓋天井に固定さｎる規制部を設け、滑り蓋と可動蓋
天井の間の相対的な滑りを防止し且つこｎ等構成要素間
の高さ方向での設計値通りの移動が可能なようにした。

滑り持ち揚げ屋根構造の場合は滑多蓋が屋根構。

面よｐ上に持ち揚げらｌｒＬ九時同時固定天井口部の中
に留まっている可動蓋天井に換気用ダン／４−を取りつ
ける方法が適当である。そしてこのダンパーは滑り蓋が
持ち揚げらｎたとき開き、滑り蓋の後端と屋根開口部の
後縁との間の空隙に通ずるようにするのである。

〔実施例〕

図は車幅又は自動車の固定屋根の表面１にあけらｎた屋
根開口部２（第３図）にはまる固い滑り澁３を示す。滑
り蓋は屋根が閉鎖されているときは第１及び２図に示す
位置にある。屋根開口部２は前方及び両側を補強枠４に
よって縁どりさＣており、この枠に滑り屋根枠５が固定
されている。

屋根枠５は二つの横側枠縁を有し、そｎぞｎ上に案内レ
ール６がついている。そしてこのレールの上を滑り蓋３
は前後の滑り装置（図示さ牡ていない）によシ滑りつつ
案内さｎる。滑り屋根の手動又は電動装置も図示しなか
ったが、これは本発明がその構造及び搭載に関しないか
らである。しかし第３図に示す本実施例に基づく滑り屋
根の構造においては、昇降と前後動する滑り蓋３を持つ
滑り屋根があり、この蓋は第２図に示す閉鎖位置から出
発し、まず第３図に示す下げらｎた位置に平行移動し、
その後、後部の固定屋根の表面１の下に滑り込むのであ
る。

可動蓋天井７は後述する方法で滑す蓋３に連結されてい
る。この天井７は第２図に示す滑り屋根の閉鎖位置にお
いて、固定天井９の開口部８（第３図）を塞ぎ又固定天
井９の下面と段差なく平滑々表面を形成する。その結果
自動車の中から見ると滑らかで、段もなく又一様に閉ざ
された天井が見えるのである。

固定天井の開口部８は滑り屋根枠５の周り縁によって四
面が仕切らｎており、この縁には周辺接続形材１０が圧
着されている。この形材は又固定天井９との接続も行う
。固定天井９と滑り屋根枠５の接続具合は、滑り屋根が
閉じらｎると、常に固定天井９と蓋天井７とが同一平面
に収まるようになっている。

滑り緩３と蓋天井７の連結を説明する為、第４及び５図
を参照さ１、たい。第１乃至３図に於ては、自動車の進
行方向に向って右側の滑り屋根の構造のみを示した。左
側も対称的に全く同じ構造なので、以下片側の構造につ
いてのみ記述する。

各案内レール６には、滑り蓋の走行及び案内部を案内す
る内側の溝に加え、固定天井開口部８に面して切らｎた
案内溝り蓋がある。この溝には各各独立した前案内シ、
−１２と後案内シューＪ３が滑り係合する。前後の案内
シュー１２．１３はそｎぞｎ前後の案内部１４．１５の
構成要素である。図に於ける前後の案内部１４．１５の
構造は逆向きではあるが、全ての部分において同一でら
る。

各案内部１４．１５は二腕レバー１６を有し、このレバ
ーは前後の案内シ、−１２，１３の上の各軸受ジャーナ
ル１７に枢着されている。各二腕レバー１６は、その腕
の一端において、軸受ビン１８を介して、滑り蓋３に固
定されている軸受ブロック１９と係合している。二腕レ
バー１６の腕の他の一端は、可動蓋天井７に固着された
支持部材２２の案内スリット２１に案内ビン２０を介し
て移動且つ回動可能に係合している。この案内ビン２０
及び案内スリット２１はそｎぞれ組で二腕レバー１６の
回動に必要な長さ調整の為の滑りヒンジの役をなしてい
る。

二つの前案内部１４および二つの後案内部１５からなる
四つの案内部に加えて、ＮＦ＞ｓｌｓおよび蓋天井２０
間の規制部があり、第１乃至３および６図に示されてい
る。この規制部は例えば蓋天井７の前縁に二ケ所左右対
応する位置に取付けらｎておす、各々下向き突起２３と
上向き対向突起２４からなシ、前者は隋シ蓋３に固定さ
ｎ且っ下向き開放スリット２４を有し、後者は蓋天井７
に固定さｎ且つスリット２４に案内さｎる部材となる植
込ざルト２６を有する。このように作らｎた規制部は、
一方では滑り蓋３が水平方向に移動する時の滑り蓋３と
蓋天井２の相対的ずｎｔ防止し、他方に於ては滑り蓋３
と蓋天井７が垂直方向には相対運動が出来ることを確実
にしている。

蓋天井７はその全四周に上向きの曲り縁を有し、通常皿
形で自己支持（ｓｅｌｆ　ｓｕｐｐｏｒｔｉｎｇ）構造
となっている。この天井は金属板又はグラスチック材で
作らｎ１固定天井と同じ色に塗装したシ固定天井と同じ
材料で被覆したりする。案内部１４．１５が係合する四
つの支持部材２２は二つの側面曲り緑の附近で蓋天井７
に固定されている。この側面曲り縁は、少くとも案内部
１４．１５のある部分では、案内部の二腕レバー１６が
白シ縁の上方にある案内ビン２０に直接係合出来るよう
な構造になっている。

滑り蓋３が第２及び４図に示す閉鎖位置から出発し、図
示さｎていない駆動装置により第３及び５図に示す位置
に向って開放移動を始めると、二腕レバー１６は軸受ジ
ャーナル１７の所で回動する。こｎは軸受ブロック１９
についた軸受ピン１８が滑り蓋３と共に下方へ動くから
である。この二腕装置により、案内ビン２ｏは上方に動
き案内溝２ノの中で回動すると共に滑動する。その結果
、支持部材２２、さらにはこｎに固定された蓋天井が固
定天井開口部８がら上方へ、第３及び５図に示す位置に
移動する。この動作で、案内シュー１２．１３も又外方
向へ移動する。即ち、二腕レバー１６の回動に必要な長
さ調整により、シュー間の距離が増加するからである。

滑り蓋３が屋根開口部２から完全に下げらｎ１又蓋天井
２が接続形材１０の上に完全に移動し終ったとき、滑り
蓋３と蓋天井７は第３図に示す如く実質上平行な位置に
ある。そしてさらに滑り蓋の駆動動作が継続さｎるとこ
の結合状態のまま後方に移動し、第３図に示す矢印２７
の方向の固定屋根の表面１の下に入る。滑動の間の一体
動作は突起２３及び対向突起２５から成る規制部により
行なわｎる。即ち滑り論３の下降運動及び同時に行なわ
ｎる蓋天井７の上昇運動に際し、植込みざルト２６が開
放スリット２４に係合するようになる。

蓋天井２が後方に滑動する間、屋根の各構′成要素と更
には接続形材１０とさえも何等の摩擦接触を起さず、蓋
天井７が損傷さｎる心配のないことが明らかである。滑
り蓋３が開放位置から閉鎖位置へ、即ち矢印２７と反対
方向へ移動すると、滑り蓋３が駆動装置によｐ決定さｎ
る所定位置即ち第３図に示す各構成要素の位置に到達す
る迄、蓋天井７は蓋と一体動作をする。さらに閉鎖駆動
が継続さｎると、滑り蓋３は図示する位置に対し平行移
動し、終に第２図に示す位置にもど−る。同時に蓋天井
７は案内部１４．１５により下降し、終に周辺の固定天
井９と同一平面をなすに至る。第２及び３図は滑り蓋と
蓋天井の高さ方向での間隔が閉鎖位置で最大に又下げ運
動の直後が最少になることを示している。

四つの案内部は、各々の二腕レバー１６が、自動車の中
央縦断面と平行な垂直面に於て回動するような相対位置
に取りつけらｎる。

滑り蓋３と可動蓋天井７の間に設ける昇降装置としては
、滑り蓋３の上下動が蓋天井７に反対方向への動きを伝
達しさえす扛ば、別の構造のものでよい。しかし図に基
づき解説した二腕レバー装置は案内部の構造としては特
に簡単で低摩擦のもので、滑り蓋３の運動に基づく蓋天
井２の付随運動が容易に且つ又滑プ屋根の駆動に要する
力が目に見えて増加することなく行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は滑り蓋の右半分の部分断面平面図、第２図は第
１図のｕ−Ｕ線に浴う断面図、第３図は第２図と同じ断
面で滑り蓋が下った状態を示す断面図、第４図は第２図
のＭＩＶ線に沿う断面図、第５図は第３図の■−■線に
沿う断面図、第６図は第２図の■矢視の規制部の立面図
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）固い滑り蓋と、両側の案内レールと、上記の滑り蓋
   に連結した可動蓋天井、この可動蓋天井が上記案内レー
   ル上を滑る時案内をする案内部と、および固定屋根の天
   井からなり、上記滑り蓋が蓋の閉鎖位置から出発し下げ
   運動の後上記両側の案内レール上を滑りつつ自動車の後
   方の固定屋根の下に滑り込むように設けられている自動
   車用滑り屋根において、上記可動蓋天井の上記案内部が
   滑り蓋と可動蓋天井との間隔が蓋の閉鎖位置が最大に且
   つ下げ運動の後に最少になるように滑り蓋又は蓋の構成
   要素と連結されており、又上記可動蓋天井がその閉鎖位
   置で上記固定屋根の天井の開口部を閉ざし、かつその天
   井と同一の表面をなすように設けられている自動車用滑
   り屋根。 （２）案内部はそれぞれ上記案内レールと係合する案内
   シューに枢着された二腕レバーを持ち、各レバーは一方
   の端において上記可動蓋天井と連結され、又他方の端に
   おいて上記滑り蓋又は蓋の構成要素とそれぞれリンク構
   造を介して連結されるごとくした特許請求の範囲第１項
   に記載の滑り屋根。 （３）リンク構造の一つを滑りヒンジで構成し、上記滑
   り蓋又は蓋の構成要素が下げ運動および対向運動の間、
   傾かずに移動し得るようになっている特許請求の範囲第
   ２項に記載の滑り屋根。 （４）四つの上記案内部を備え、又上記二腕レバーが使
   用時、自動車の中央縦断面と本質的に平行な垂直面にお
   いて回動する如くにした特許請求の範囲第３項に記載の
   滑り屋根。 （５）上記可動蓋天井が上向きの少くとも二つの縁を有
   し、上記案内部が上記少くとも二つの縁と係合する如く
   設けられた特許請求の範囲第１項に記載の滑り屋根。 （６）上記滑り蓋と可動蓋天井の間の相対的滑りを防止
   し、又これら構成要素間の高さ方向の相対的間隔を調整
   出来る規制部が上記滑り蓋と上記可動蓋天井とに固着さ
   れている特許請求の範囲第１項に記載の滑り屋根。 （７）固い滑り蓋と、両側の案内レールと、上記の蓋に
   連結した可動蓋天井と、上記可動蓋天井が上記案内レー
   ル上を滑るとき案内をする案内部と、および固定屋根の
   天井からなり、上記滑り蓋が蓋の閉鎖位置から出発し下
   げ運動の後上記両側の案内レール上を滑りつつ自動車の
   後方の固定屋根の下に滑り込むように設けられている滑
   り屋根と屋根開口部を有する自動車において、上記可動
   蓋天井の上記案内部は滑り蓋と可動蓋天井の間隔が、蓋
   の閉鎖位置で最大にかつ下げ運動の後に最少になるよう
   に滑り蓋又は蓋の構成要素と連結されており、又上記可
   動天井はその閉鎖位置で上記固定屋根の天井の開口部を
   閉ざし、かつその天井と同一の表面をなすように設けら
   れている滑り屋根と屋根開口部を装備する自動車。