JPS6271565A - 管内面ライニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、地下に布設されているガス管等の既設配管を
埋設状態のまま、その管内面に、樹脂のライニング塗膜
を形成するような補修を施す既設配管の管内面ライニン
グ装置に係り、さらに詳しくは、既設曲り管の曲り部に
おけるライニング装置の移動を円滑にし、しかも確実に
管内面にライニングを施すようにした管内面ライニング
装置に関するものである。

【従来の技術ｌ 一般に地下に布設されているガス管等の既設配管は、布
設後の経年により管に腐蝕孔等ガ生起して、これにより
漏洩現染が起こるおそれがあるため、その漏洩部の修即
または予防保全の目的から、管内面に樹脂のライニング
塗膜を形成するような補修が施されている。 この管内面ライニング補修方法の１種に、管内に補修用
の樹脂と、この樹脂を後方から押動して移動するピグ装
置とを挿入し、ピグ￥Ｉｎの牽引により樹脂を管内に沿
って移動させる時、ピグの外周と管内面との間の間隙を
ライニング間隙として、この間隙から樹脂をピグ後方に
流出させることにより、管内面に所定厚さの樹脂ライニ
ング塗膜を形成する方法が知られている。このような先
行技術の一例を挙げると、特開昭４９−１３２３６ｆ３
公報、特開昭５２−７−８２５０号公報、特開昭５３−
２６８４０号公報等に記載のものがあり、これらの先行
技術において樹脂を押動するピグは、空気圧力で移動さ
せるものと、ピグに接続した牽引索による牽引方法とが
ある。 【発明が解決しようとする問題点１ ところで、上述したように、補修対象の管内に樹脂をピ
グにより押動して管内面にライニング塗膜を形成する補
修方法に３３いて、ピグを空気圧力で推進させる方式で
は、印加された空気圧力によって漏洩部分の閉塞効果が
不十分になったり、かかる漏洩部分が拡大される現象が
起こる危険があり、ガス管等の補修には不適当であった
。また、ピグを牽引索等で牽引する方式では、補修対象
の管が直管であれば、ピグは円滑に移動し桿るものであ
るが、曲り管であるとその曲り部においてピグの引掛り
を生じ易く、しかも牽引索が管内面り部の内側壁に接触
して曲げられながら移動するので、牽引抵抗が増大し、
円滑なピグの移動が困難であるという欠点がある。 すなわら、第４図に示すように、補修対象の管内径より
もやヤシ小さな外径を有するライニングピグ２１に接続
した牽引索４を引張り、ライニングピグ２１の前側にお
ける樹脂Ｃをライニングピグ２１の周面より流出させて
、管内面に均一なうイニング塗膜を形成する場合、補修
対象の管に曲り部１ａがあると、牽引索４は、曲り部１
ａの内側壁に接触して曲げられながら移ｉｌＪスる。そ
して、樹脂ピグ２１が曲り管の曲り部１ａに近づくにつ
れて、ライニングピグ２１を進行方向に移動させる力は
次第に小さくなると共に、ライニングピグ２１をパイプ
の内壁に押付ける力が次第に大きくなって、所要牽引力
が大幅に増大する。しかも牽引索４は、曲り部１ａを通
過する際にライニングピグ２１に、その進行方向を変え
るに必要な回動力を効果的に与えることができず、ライ
ニングピグ２１が引掛り易いという欠点があった。 そこで、上述したような欠点を解消するために、第５図
に示すように、ライニングピグ２１の外周に、複数の可
１尭線状体３０の一端を取付けると共に、他端を集束し
て牽引索４−゛に固着してなる包絡錐状の可撓牽引索３
１を設けたものが知られている。 しかしながら、上述した可撓牽引索３１を設けたうイニ
ングピグ２１を用いて管内面にライニング塗膜を形成す
る場合、ライニングピグ２１が曲り管の曲り部１ａに近
づくと、パイプの内側壁と接する箇所において可撓牽引
索３１により、所要牽引ノＪの増大を若干は防ぐことか
できるが、パイプの内側壁と接する側の可撓牽引索３１
にたるみが生じて、曲り部１ａにおけるライニングピグ
２１の引掛りを効果的に防止し、円滑なライニングを施
すことは困難であるという問題がある。 本発明は、上述した問題点を解決すべく提案されたもの
で、補嬬対象管の管全長にわたってその管内面に、はぼ
均一厚さのライニング塗膜を形成することにあり、補修
区間内に曲り管が使用されている場合でも、その曲り管
の曲り部におけるライニングピグ置の移動を円滑にし、
管内面へのライニング塗膜を均一厚さにすると共に、ピ
グ装置の牽引索にかかる牽引力を゛低減さけるように改
良された管内面ライニング装置のガイド装置を促供する
ことを目的としている。 【問題点を解決するための手段ｌ この目的を達成するため、本発明による装置は、補修対
象の配管内に沿って樹脂を押動して行くライニングピグ
装置の前方に取付ｔ′ｊられたガイド装置の連結部に特
徴があり、イの連結部は、補バ対象の箆・内径よりもや
や小さな外径を有するライニングピグを複数周、相互の
ピグ間に所定の間隔をあ番プで連’ｔＪ’Ｊると共に、
この複数個のライニングピグが補修区間内の曲り部を移
動するとき、後続のライニングピグを常に管の中心線に
向けて牽引するように構成し、補修区間内に曲り管が複
数箇所使用されている場合でも、その曲り菅の曲り部に
おける牽引索の牽引力を低減させ、曲り部を含む管内面
に均一なライニング塗膜を形成するようにしたことを特
徴とするものである。 【実　施　例１ 以下、本発明の実施例を添付した図面に基づいて具体的
に説明する。 第１図は本発明によ°る管内面ライニング装置を示す断
面図、第２図は本発明による管内面ライニング装置の動
作説明図、第３図は本発明による補修施工装置の全体構
成を示す概略図であり、図において、符り１は補修対象
の既設配管である。これはガス配管の場合、通称「支管
」と呼ばれている４管で、道路下などに布設されている
ものであり、布設後の経年により管に腐食孔などが生起
してこれより漏洩現象が起こるおそれがあるところより
、その漏洩修理または予防保全の目的から、管内面にｒ
ｉＡ（１１のライニング塗膜を形成するような補修を行
なうものである。 この補修施工に際し、既設配管１は、これを補修に適す
る長さく例えば１００ｍ）の単位の補修区間りに区画し
、その分離開口端１１．１２を地上に間口した竪穴Ａ、
Ｂ内に露出させる。そして、一方の分ＩＩ！ｌ端１１に
は挿入案内管５を、また、他方の分離端１２には導出案
内管６を接続させる。 上記挿入案内管５には、その管に、開閉コック５２を有
する樹脂注入口部５ａと、同じ（開閉ロック５３を有す
る空気抜き口部５ｂとが設けてあり、また樹脂注入口部
５ａは、ホース７ａを介して樹脂供給タンクγへ連通さ
れ、樹脂供給タンク１から後述する補修用ライニング樹
脂Ｃが、発電機７ｂにより駆動される小型コンブレラｌ
す７ｃからの充填圧で管内に注入できるようにしである
。 また、他方の導出案内管Ｇには、残留樹脂を排出する樹
脂排出口部Ｇａと、負圧導入口部６ｂとが設けられてあ
り、この負圧導入口部６ｂは、圧力調整ユニット１０ａ
を介してバキュームポンプ１０に連通されていて、バキ
ュームポンプ１０による負圧が、負圧導入口部６１＋よ
り既設配管１の管内に導入できるようにしである。 既設配管１には、上記挿入案内管５の先端間口部より牽
引索４が通線され、この牽引索４の先端は、他方の導出
案内管６がら引出されてウィンチ９にさ取ることによっ
て、牽引索４に取付けられたライニングピグ１ｒａ２が
、挿入案内管５の先端開口より管内に導入される。この
導入時、ピグ装置２の前側には、前記樹脂注入口部５ａ
から補修用のライニング樹脂Ｃが゛注入される。ここに
使用されるライニング樹脂Ｃは、例えば常温硬化の２液
タイプ樹脂液であり、補修区間りの管全長にわってその
管内面に所定厚さの樹脂ライニング塗膜を形成できるに
充分な植の樹脂が一度に注入されるもので、この注入後
、牽引索４の巻取りによってピグ装７１２を牽引するこ
とにより、ピグ装置２が、モの１）ｎ側に注入されたラ
イニング樹脂Ｃを、管内に沿って入口側から出口側に向
りて押動して行くことができるようにしている。 上記ピグ装置２は、第１図および第２図に拡大して示さ
れているように、砲弾形をしたライニングピグ２１の前
側に、所定の対向間隔をあけて複数個のライニングピグ
２２．２３が連着された構成のもので、これらのライニ
ングピグ２１．２２．．２３の外仔ｄは、補修対象の既
設配管１の管内径りよりもやや小径に形成されていて、
管内面との間に所定のライニング間隙を有するように形
成されているものである。 このような構成では、前記牽引索４の巻取りによってピ
グ装δ２を牽引し、前側に注入されたうイニング樹ＩＩ
Ｃを管内に沿って入口側から出口側に押動して行く時、
樹脂Ｃが順に後段のピグ２２と２３間、２３と２１間に
移動して、ライニングピグ２１の前側にもたらされ、ｒ
！Ｉ設配管１の管内面に均一な厚さの樹脂Ｃのライニン
グ塗膜が形成されるものである。 ここで、ピグ装Ｖ！ｔ２のライニングピグのＧｌ数およ
びライニング間隙を適正に選定することによって、補修
区間の前段のように樹脂量が多く、樹脂圧が大きい時で
も、また、補修の進行により樹脂量が減少して樹脂圧が
降下する補修区間の中段。 後段においても、その４ｓＡ脂Ｃが狭部のライニング間
隙を通って後段のピグ間に漏れ、これが複数回繰返され
ることにより圧力差（樹脂圧）が順次減衰されるもので
あり、樹脂量の大小に関係なく、ライニングピグ２１の
前側における樹脂圧が略一定圧になる。 なお、樹脂量が多い補修区間の前段では、前記した圧力
調整ユニット１０ａにより、前記バキュームポンプ１０
によってう゛イニング樹脂量の進行方向前側の管内に作
用ｅせる負圧を大きく制御し、一方、補修の進行により
樹脂量が減少すると、これに応じて負圧を小さくするよ
うに制御してもよい。 このように制御を供用すると、補修区間の前段において
樹脂量が多い時（樹脂圧が大きい時）には、樹脂Ｃの進
行方向前側の管内に導入される負圧が大きく、その負圧
による吸引作用によって、樹脂Ｃが進行方向に向けて引
かれるような現象が起こることから、移動樹脂Ｃの後部
側Ｃ′に生起する樹脂圧が低下され、一方、樹脂量の減
少により樹脂圧が降下する補修区間の中段、後段では、
その管内に導入される負圧が小さく制御され、負圧によ
る樹脂Ｃの吸引作用が弱められることで、補修区間の管
内を移動する樹ＤｌｆＣは、樹脂量の変化に全く影響を
受けることなく、樹脂圧が略一定になるように制御され
る。 さらに、このような構成において、ピグ装置２は、ライ
ニングピグ２１の前側に？Ｕａ個のライニングピグ２２
．２３が連着されてＪ５す、各ライニングピグ２１と２
３および２３と２２との間の連結部は、それぞれｌＷｉ
段のピグ後部より延設されたバネ部材等からなる弾力性
をもする牽引杆４０が、後段のピグどの間隙にほぼ等し
い長さに形成され、この牽引杆４０が後段ピグの牽引点
４１に回動自在に枢支されている。ぞこで、ピグ装置２
が既設配管１内の曲り部１ａを移動するとき、第２図に
示ザように、前段ピグ２３の牽引杆４０１ｆｉ撓みなが
らら、後段ピグ２２の牽引点４１を常に管内の中心線方
向に向けて牽引するので、ピグ装置２は、管内面との間
に均一なライニング間隙を保持しながら樹脂Ｃを管内に
沿って即動しで行くことになる。 したがって、このような構成では、前記牽引索４の巻取
りによってピグ装置２を牽引し、樹脂Ｃを管内に沿って
押動して行く時、補−ｒ対象管が直管の場合は、前述し
たように管内面に均一なライニング塗膜が形成されるが
、補修対象管に曲り管が使用され、補修区間内に複数個
の曲り部１ａがある場合にも、前述したようにピグ装ｖ
！Ｉ２が曲り部１ａを進行するにつれて、前段のピグの
牽引杆４０が撓みながら後段ピグの牽引点４１を管内の
中心線方向に牽引するので、所要牽引力を増大させるこ
となく、管内面に均一なライニング塗膜を形成すること
ができる。 【発明の効果】 かくして本発明によれば、補修対ｇＡ管に曲り管が使用
され、補修区間内に複数個の曲り部がある場合にも、管
内に注入された樹脂をピグ装置により押動して管内面に
ライニング［１を形成するとき、樹脂量に関係なくライ
ニングピグの前側における樹脂圧を一定和することがで
きると共に、ピグ装置が曲り部に近くづくにつれてピグ
装置の牽引！気を管内面の中心線側に寄せられながら牽
引されることになり、従来装置のようにピグ装置の牽引
時の＊Ｉｆｆ抵抗を増大させる等の不゛具合が解消され
、曲り部を有する補修区間内の牽引抵抗が軽減されるの
で、ピグ装置の円滑な移動がなされるという効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による管内面ライニング装置を示す断面
図、第２図は本発明による管内面ライニング装置の動作
説明図、第３図は本発明による補修施工装置の全体構成
を示す概略図、第４図は従来の実施例を示す要部の動作
説明図、第５図はさらに従来の実施例を示す要部の動作
説明図である。 １・・・既設配管、１ａ・・・曲り部、１１．１２・・
・分離開口部、２・・・ピグ装置、２１．２２．２３・
・・ライニングピグ、４・・・牽引索、４０・・・牽引
杆、４１・・・牽引点、５・・・挿入案内管、５ａ・・
・樹脂注入口部、５ｂ・・・空気１友き口部、 ６・・・導出案内管、６ａ・・・残留樹脂排出［１部、
Ｇｌｒ・・・０圧導入口部、 ７・・・樹脂充填タンク、７ａ・・・ホース、７ｂ・・
・発電機、７Ｃ・・・コンプレサ、 ９・・・ウィンチ、 １０・・・バキュームポンプ、１０ａ・・・圧力調整ユ
ニット、Ｃ・・・ライニング樹脂。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 既設配管の管内に、補修用樹脂と、その樹脂を後方から
   押動して行くピグとを挿入し、上記ピグ装置の牽引によ
   り樹脂をピグ後方に流出させて管内面にライニング塗膜
   を形成するライニング装置において、上記ピグ装置は複
   数個のライニングピグが所定の間隔を有して連着されて
   おり、それぞれ前段ピグの後部には後段ピグとの間隔に
   ほぼ等しい長さに成形され、かつバネ部材等からなる弾
   力性を有する牽引杆が延設され、上記前段ピグの牽引杆
   が後段ピグの牽引点に回動自在に枢支されてなる構成と
   し、上記ピグ装置が配管の曲り部を移動する時、前段ピ
   グの牽引杆が後段ピグの牽引点を管内の中心線方向に向
   けて牽引するようにしてなることを特徴とする管内面ラ
   イニング装置。