JPH07241524A - 管内ライニング方法 - Google Patents

管内ライニング方法

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JPH07241524A
JPH07241524A JP3677894A JP3677894A JPH07241524A JP H07241524 A JPH07241524 A JP H07241524A JP 3677894 A JP3677894 A JP 3677894A JP 3677894 A JP3677894 A JP 3677894A JP H07241524 A JPH07241524 A JP H07241524A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内をライニングする際に、ライニング剤を
管内にほぼ均一に塗布する。 【構成】 管の内面形状にほぼ沿う断面形状を有し、か
つ、管内を移動させることで管内面とのあいだを通して
ライニング剤sを管内面に塗布自在なライニングピグ7
を設けておいて、管部分の内径が単一であり、かつ、分
岐部4を有する配管P内に、前記ライニングピグ7を移
動させて、配管P内を全面にわたってライニングしたの
ち、末端開口部3からライニングピグ7を挿入して、そ
の末端開口部3からの気体の圧入によって、前記分岐管
開口部6にまで前記ライニングピグ7を搬送させる厚肉
部除去工程を、複数の前記分岐管5において前記末端開
口部3から最も近いものから遠いものに順に行ったの
ち、前記末端開口部3からライニングピグ7を挿入し、
その末端開口部3からの気体の圧入によって、前記基端
開口部2にまでそのライニングピグ7を搬送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中埋設管などの長尺
の管内に内面からライニング剤を塗布してライニングす
る管内のライニング方法に関し、さらに詳しくは、前記
管の内径が単一であり、かつ、分岐部を有する配管を構
成するものである場合に適用される技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単に主管ライニング工程を行った
のち、分岐管ライニング工程を、複数の前記分岐管にお
いて前記基端開口部からもっとも近いものから遠いもの
に順に行うだけの管内ライニング方法が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の管内ライニング方法によれば、前記ライニングピグ
が管内のライニング剤を前方に送りだしつつ前記ライニ
ングピグと、前記管内面との間の隙間からライニング剤
を管内面に塗布する構成になっているため、たとえば、
分岐管ライニング工程を行う際に、分岐部に延設される
分岐管の分岐管開口部からライニングピグを挿入し、前
記分岐管開口部からの流体の圧入によって、前記ライニ
ングピグを前記末端開口部まで移動させるときに、前記
ライニングピグが前記分岐管内のライニング剤を送りだ
し、前記分岐管内のライニング剤が主管内に移動すると
きにそのライニング剤は、前記主管の末端開口部側に移
動するのみならず、一部は基端開口部側に流入してしま
い、その分岐部の近傍に、前記ライニング剤の溜まった
厚肉部が生じる。
【0004】この厚肉部は、管内径を狭めるために、こ
の厚肉部が大きくなりすぎる事があると、管内の詰まり
等の原因になるという欠点があるため、このような厚肉
部を生じさせないように管内をライニングする方法が望
まれていた。
【0005】また、通常前記配管は、管部分の内径が単
一であっても、管同士の継手部分などには段差があった
り、大径になったりして、不連続になっていることがあ
り、このような部分をライニングピグが通過するときに
は、ライニング剤が均一に塗布されず、管内周面が良好
にライニングされないことがあった。
【0006】従って、本発明の目的は、上記実情に鑑
み、管内をライニングする際に、ライニング剤を管内に
ほぼ均一に塗布する事のできる管内ライニング方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴手段は、管の内面形状にほぼ沿う断面形
状を有し、かつ、管内を移動させることで管内面とのあ
いだを通してライニング剤を管内面に塗布自在なライニ
ングピグを設けておいて、管部分の内径が単一であり、
かつ、分岐部を有する配管内に、前記ライニングピグを
移動させるに、配管内の基端開口部から最も遠い位置の
末端開口部のみを大気開放状態にして、前記基端開口部
から前記配管内にライニング剤を充填し、前記ライニン
グピグを前記基端開口部から挿入した後、その基端開口
部からの気体の圧入によって、前記ライニングピグを、
前記末端開口部に搬送して前記配管内のライニング剤を
管内面に塗布する主管ライニング工程を行い、次に、分
岐部に延設される分岐管の分岐管開口部からライニング
ピグを挿入し、前記分岐管開口部からの流体の圧入によ
って、前記ライニングピグを前記末端開口部まで搬送さ
せる分岐管ライニング工程を、複数の前記分岐管におい
て前記基端開口部からもっとも近いものから遠いものに
順に行い、その後、前記末端開口部からライニングピグ
を挿入して、その末端開口部からの気体の圧入によっ
て、前記分岐管開口部にまで前記ライニングピグを搬送
させる厚肉部除去工程を、複数の前記分岐管において前
記末端開口部から最も近いものから遠いものに順に行っ
たのち、前記末端開口部からライニングピグを挿入し、
その末端開口部からの気体の圧入によって、前記基端開
口部にまでそのライニングピグを搬送させることにあ
り、さらに、前記基端開口部からライニングピグを挿入
し、その基端開口部からの気体の圧入によって前記ライ
ニングピグを前記分岐管開口部にまで搬送させる管内な
らし工程を、複数の前記分岐管において前記基端開口部
から近いものから遠いものに順に、前記分岐管開口部に
までライニングピグを搬送させた後、前記基端開口部か
らライニングピグを挿入して、その基端開口部からの気
体の圧入によって前記ライニングピグを末端開口部まで
移動させてもよく、その作用効果は以下の通りである。
【0008】
【作用】つまり、主管ライニング工程と、分岐管ライニ
ング工程とを行ったときに管内に生じた厚肉部は、前記
厚肉部除去工程の際に、管内をライニングピグが通過し
たときに、平坦にならされる。また、この工程は複数の
前記分岐管において前記末端開口部から最も近いものか
ら遠いものに順に行い、かつ、前記分岐管においては、
前記分岐管ライニング工程とは逆方向にライニングピグ
を移動させる事になるので、その分岐管内などに、良好
にライニングされていない継手部分等があったとして
も、ライニング剤が平坦にならされ、均一に塗布された
状態になりやすく、しかも、前記厚肉部をならして余っ
たライニング剤は前記ライニングピグに押し出されつつ
管内を移動するものの、ほぼ確実に前記基端開口部から
排出されることになるので、新たなライニング剤の乱れ
部として管内に残留しにくい。
【0009】また、前記厚肉部除去工程で余ったライニ
ング剤によって、新たに乱れ部が生じたとしても、前記
管内ならし工程を行えば、管内により一層均一にライニ
ング剤を塗布した状態が得られる。
【0010】
【発明の効果】従って、管内の分岐部に、厚肉部を生じ
にくく、管内面を良好にライニングできるので、前記厚
肉部が管内の詰まり等の原因になるなどの不都合がおき
にくく、前記管を信頼性高く用いることができる。
【0011】また、管内に継手部分の段差や管の変形部
分があって、管内の他の部分においても厚肉部が出来易
い状態にあったとしても、厚肉部除去行程を行うことで
管内は少なくとも往復2行程でライニングされることに
なるので管内をほぼ均一にライニング出来る。
【0012】
【実施例】以下に本発明の管内ライニング方法により、
図1〜4に示すような配管の内面をライニングする実施
例を図面に基づいて説明する。
【0013】前記配管Pは、基端開口部2と、末端開口
部3とを開口形成してある主管1に、3か所の分岐部4
(以下、前記基端開口部に近い順に第一分岐部4a、第
二分岐部4b、第三分岐部4cと称する)それらの分岐
部4から、分岐管5(以下、前記第一分岐部4a、第二
分岐部4b、第三分岐部4cに延設される分岐管を、そ
れぞれ対応させて、第一分岐管5a、第二分岐管5b、
第三分岐管5cと称する)を延設し、各分岐管5の端部
には分岐管開口部6(分岐管5の場合と同様に、第一分
岐管開口部6a、第二分岐管開口部6b、第三分岐管開
口部6cと称する)を形成してある。尚、前記主管1
と、分岐管5とは内径の等しい管同士を継手を用いて連
結したものであり、途中に圧力計などの各種計測機器や
流量調整弁等の障害物はないものとし、各図はその配管
1の概略図をもって詳細図にかえるものである。
【0014】以下にその配管Pのライニング方法を順を
追って説明する。
【0015】(1) まず、図1(イ)に示すように、
配管P内の基端開口部2から最も遠い位置の末端開口部
3のみを大気開放状態にするとともに他の分岐管開口部
6を閉じて、前記基端開口部2から前記配管P内に必要
量のライニング剤sを充填する。このとき、前記ライニ
ング剤の一部は主管1から第一分岐管5aに流入して、
第一分岐管開口部6aの近傍にまで達する。
【0016】(2) 次に、弾性体からなる球状のライ
ニングピグ7を、前記基端開口部2から挿入し、その基
端開口部2にブロワ8を接続して前記主管1内にエア供
給し、そのエア供給圧で、前記ライニングピグ7を、前
記末端開口部3に搬送して前記配管P内のライニング剤
sを主管1内面に塗布する(図1(ロ)参照)。このと
き、前記ライニング剤sは、前記ライニングピグ7と、
主管1内面との間からライニングピグ7の進行方向の後
方に通り抜け、主管1内面に塗布された状態になるとと
もに、前記ライニング剤sは、各分岐管5内へも進入す
る。前記末端開口部に達したライニングピグ7は、余剰
のライニング剤sと共に回収される(図1(ハ)参
照)。
【0017】(3) 次に図2(イ)に示すように、第
一分岐管開口部6aからライニングピグ7を挿入すると
ともに、その第一分岐管開口部6aにはブロワ8を接続
し、そのエア供給圧によって、前記ライニングピグ7を
前記末端開口部3まで搬送させる。このとき、前記基端
開口部2にもブロワ8からエア供給を行い、前記ライニ
ングピグ7がライニング剤sを前記第一分岐管5aか
ら、主管1へ押し出す時に、そのライニング剤sが前記
第一分岐部4aから、前記基端開口部2側へ流入しにく
いようにしてあり、この状態でライニングピグ7を主管
1を通じて前記末端開口部3にまで移動させると、前記
第一分岐管5a内のライニング剤sは、第二、第三分岐
管5b,5cへさらに進入して第二分岐管内5bにもラ
イニング剤sが充填された状態になる(図2(ロ)参
照)。
【0018】(4) 第一分岐管開口部6aを閉じ、第
二分岐管開口部6bからライニングピグ7を挿入すると
ともに、その第一分岐管開口部6bにはブロワ8を接続
し、そのエア供給圧によって、前記ライニングピグ7を
前記末端開口部3まで搬送させる。このとき、前記基端
開口部からのエア供給を(3)と同様に行っておく。ま
た、前記第二分岐管6b内のライニング剤sが分岐管内
に十分充填されていない場合には、第二分岐管開口部6
bからライニングピグ7を挿入するのに先行して前記第
二分岐管開口部6bから回収した余剰のライニング剤ま
たはあらたなライニング剤を追加供給してもよい。
【0019】(5) 第二分岐管開口部6bを閉じ、第
三分岐管開口部6cからライニングピグ7を挿入すると
ともに、その第一分岐管開口部6cにはブロワ8を接続
し、そのエア供給圧によって、前記ライニングピグ7を
前記末端開口部3まで搬送させる(図2(ハ)〜(ニ)
参照)。このとき、前記基端開口部からのエア供給を
(3)と同様に行っておく。また、前記第二分岐管6c
内のライニング剤sが分岐管内に十分充填されていない
場合には、第二分岐管開口部6cからライニングピグ7
を挿入するのに先行して前記第二分岐管開口部6cから
回収した余剰のライニング剤またはあらたなライニング
剤sを追加供給してもよいし、前記第二分岐管開口部6
c内のライニング剤sが不足すると予想されるときに
は、(4)の工程時に第三分岐管開口部6cを一時的に
開放しておいて、ライニング剤sを前記第三分岐管5c
内に誘導するようにしてもよい。
【0020】上述の(2)〜(5)の工程を行えば、前
記配管P内面には全面にライニング剤sを塗布した状態
になる。そして、上記(2)の工程を主管ライニング工
程と称し、上記(3)〜(5)の工程を分岐管ライニン
グ工程と称する。この分岐管ライニング工程では、ライ
ニング剤sが各分岐管5から主管1に移動するときに
は、図2(ロ)〜(ニ)に示すように、各分岐部4の近
傍に厚肉部9が生じる事が多い。この厚肉部9は前記ラ
イニング剤sが前記各分岐部4から、末端開口部3方向
に押し出される際に、いわば、「はみ出て」、基端開口
部側2に入り込んでしまうものである
【0021】(6) 図3(イ)〜(ロ)に示すよう
に、前記第三分岐管開口部6cのみを大気解放状態にし
て、前記末端開口部3からライニングピグ7を挿入し
て、その末端開口部3にブロワを接続するとともに、そ
のエア供給圧によって、前記第三分岐管開口部6cにま
で前記ライニングピグ7を搬送させる。
【0022】(7) 次に、前記第二分岐管開口部6b
のみを大気解放状態にして、前記末端開口部3からライ
ニングピグ7を挿入して、その末端開口部3にブロワを
接続するとともに、そのエア供給圧によって、前記第二
分岐管開口部6bにまで前記ライニングピグ7を搬送さ
せる。
【0023】(8) さらに続けて前記第一分岐管開口
部6aのみを大気解放状態にして、前記末端開口部3か
らライニングピグ7を挿入して、その末端開口部3にブ
ロワを接続するとともに、そのエア供給圧によって、前
記第一分岐管開口部6aにまで前記ライニングピグ7を
搬送させる。
【0024】上述の(6)〜(8)の工程を行えば、前
記ライニングピグが、上述の分岐管ライニング工程で生
じた厚肉部9を通過する際に、その厚肉部を押しつぶし
ながら、その厚肉部9を形成する余剰のライニング剤s
を前方に送り出し、前記配管P内のライニング剤sを平
坦にならし、前記厚肉部9が除去される。これらの工程
を総称して厚肉部除去工程と称する。
【0025】(9) なおかつ、前記厚肉部除去工程で
は第一分岐部近傍の厚肉部9は除去されていないので、
さらに、前記末端開口部3からライニングピグ7を挿入
し、前記基端開口部2のみを大気開放状態にして、前記
末端開口部3にブロワ8を接続するとともに、そのエア
供給圧によって、基端開口部2にまでそのライニングピ
グ7を搬送させる厚肉部除去工程を行うと、前記厚肉部
9は総て除去された状態になる(図3(ハ)〜(ニ)参
照)。
【0026】しかし、例えば上記厚肉部除去工程の
(9)では、前記ライニングピグ7が第一分岐部4aを
通過するときに、主管1内のライニング剤sの余剰分を
押し出したり、エア供給圧が第一分岐部4aを介して一
時的に基端開口部2側に漏れだしたりするので、前記分
岐部4の分岐管開口部6側に前記ライニング剤sの塗り
状態が乱れる乱れ部10が生じることがある。もちろ
ん、他の分岐部4においても同様のことが言える。
【0027】(10) そこで、図4(イ)〜(ロ)に
示すように、基端開口部2からライニングピグ7を挿入
し、第一分岐管開口部6aを大気解放状態にするととも
に、前記基端開口部3にブロワ8を接続し、そのエア供
給圧によって、前記ライニングピグ7を第一分岐管開口
部6aにまで搬送させる。
【0028】(11) 続けて、前記基端開口部2から
第二分岐管開口部6b、前記基端開口部2から第三分岐
管開口部6cへ、前記(10)と同様の方法でライニン
グピグ7を搬送させる(図4(ハ)参照)。
【0029】(12) 最後に、前記基端開口部2から
ライニングピグ7を挿入して、末端開口部3を大気開放
状態にするとともに、前記基端開口部3にブロワ8を接
続し、その基端開口部2からの気体の圧入によって前記
ライニングピグを末端開口部3まで移動させる(図4
(ニ)参照)。
【0030】上述の(10)〜(12)の工程を行え
ば、前述の乱れ部10は、ライニングピグ7によってな
らされ、前記配管P内はほぼ全体的に均一に平坦な状態
にならされたことになる。これらの工程を総称して管内
ならし工程と称する。
【0031】尚、前記基端開口部2、末端開口部3、各
分岐管開口部6を開閉操作するには各開口部2,3,6
の末端に開閉弁を設けてあれば、各工程における開閉操
作を容易に行えるので便利である。
【0032】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
先の実施例では分岐部が3か所ある配管Pに本発明の管
内ライニング方法を適用する例を示したが、分岐部4の
数は少なくとも一つ以上あれば適用でき、その分岐部4
の数はとくに制限を受けるものではない。
【0033】また、例えば、基端開口部2から「近い」
あるいは「遠い」と称するものは、配管Pの管内を経由
する道のりの長短をさすものであり、単に空間的な位置
が近いか遠いかをさすものでは無いことを断っておく。
【0034】先の実施例では、管内ならし工程を一度だ
け行ったが、複数回繰り返して行ってもよく、また、
(12)の工程を行ったのち、さらに追加して、別のラ
イニングピグ7の搬送経路を有する再ならし工程を行っ
てもよく、このようにすれば、工程数が増えるものの、
より一層管内面にライニング剤sが均一に塗布されるこ
とになる。
【0035】また、先の実施例では、それぞれの工程に
おいて、ブロワ8を各開口部2,3,6に各別に延設し
たが、各開口部2,3,6からそれぞれホースを延設す
るとともに、そのホースを圧力分配器を介して、一つの
ブロワ8に接続してあっても良く、このような構成を用
いた場合、前記圧力分配器からのエア供給圧を、各開口
部2,3,6ごとに各別に調整して、ライニングピグ7
の搬送方向、速度を変更することが出来、各ライニング
工程を作業性良く行えるという利点がある。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】主管ライニング工程を示す工程図
【図2】分岐管ライニング工程を示す工程図
【図3】厚肉部除去工程を示す工程図
【図4】管内ならし工程を示す工程図
【符号の説明】
1 主管 2 基端開口部 3 末端開口部 4 分岐部 5 分岐管 6 分岐管開口部 7 ライニングピグ P 配管 s ライニング剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の内面形状にほぼ沿う断面形状を有
    し、かつ、管内を移動させることで管内面とのあいだを
    通してライニング剤(s)を管内面に塗布自在なライニ
    ングピグ(7)を設けておいて、管部分の内径が単一で
    あり、かつ、分岐部(4)を有する配管(P)内に、前
    記ライニングピグ(7)を移動させるに、 配管(P)内の基端開口部(2)から最も遠い位置の末
    端開口部(3)のみを大気開放状態にして、前記基端開
    口部(2)から前記配管(P)内にライニング剤(s)
    を充填し、前記ライニングピグ(7)を前記基端開口部
    (2)から挿入した後、その基端開口部(2)からの気
    体の圧入によって、前記ライニングピグ(7)を、前記
    末端開口部(3)に搬送して前記配管(P)内のライニ
    ング剤(s)を主管(1)内面に塗布する主管ライニン
    グ工程を行い、 次に、分岐部(4)に延設される分岐管(5)の分岐管
    開口部(6)からライニングピグ(7)を挿入し、前記
    分岐管開口部(6)からの流体の圧入によって、前記ラ
    イニングピグ(7)を前記末端開口部(3)まで搬送さ
    せる分岐管ライニング工程を、複数の前記分岐管(5)
    において前記基端開口部(2)からもっとも近いものか
    ら遠いものに順に行い、 その後、前記末端開口部(3)からライニングピグ
    (7)を挿入して、その末端開口部(3)からの気体の
    圧入によって、前記分岐管開口部(6)にまで前記ライ
    ニングピグ(7)を搬送させる厚肉部除去工程を、複数
    の前記分岐管(5)において前記末端開口部(3)から
    最も近いものから遠いものに順に行ったのち、 前記末端開口部(3)からライニングピグ(7)を挿入
    し、その末端開口部(3)からの気体の圧入によって、
    前記基端開口部(2)にまでそのライニングピグ(7)
    を搬送させる管内ライニング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管内ライニング方法にお
    いて、さらに、 前記基端開口部(2)からライニングピグ(7)を挿入
    し、その基端開口部(2)からの気体の圧入によって前
    記ライニングピグ(7)を前記分岐管開口部(6)にま
    で搬送させる管内ならし工程を、複数の前記分岐管
    (5)において前記基端開口部(2)から近いものから
    遠いものに順に、前記分岐管開口部(6)にまでライニ
    ングピグ(7)を搬送させた後、 前記基端開口部(2)からライニングピグ(7)を挿入
    して、その基端開口部(2)からの気体の圧入によって
    前記ライニングピグ(7)を末端開口部(3)まで移動
    させる管内ライニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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