JPH08267005A - 既設配管の修理工法 - Google Patents
既設配管の修理工法Info
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- JPH08267005A JPH08267005A JP7194695A JP7194695A JPH08267005A JP H08267005 A JPH08267005 A JP H08267005A JP 7194695 A JP7194695 A JP 7194695A JP 7194695 A JP7194695 A JP 7194695A JP H08267005 A JPH08267005 A JP H08267005A
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- Japan
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- resin
- pig
- pipe
- lining
- pressure
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂ライニング施工時に樹脂塗布面に生じう
る噴き出し部などの不都合を回避できる既設管の修理工
法を提供する。 【構成】 既設管路１に対して、管内面を塗布するのに
必要量の液状樹脂Ａを導入すると共に、導入後の樹脂の
後方に位置するように弾力性のライニングピグ１２を管
内導入し、該樹脂および該ピグの前後間に発生せしめた
圧力差によって、樹脂およびピグを管路１の一端から他
端へ向かって前進させ、ライニングピグの均し作用によ
り管内面に樹脂を塗布する工法において、上記樹脂Ａお
よびピグ１２を前進させる圧力差としては、樹脂および
ピグの後方よりかかっている正圧と、樹脂およびピグの
前方よりかかっている負圧とからなり、該正圧と該負圧
とを所定の範囲に一定することによって上記圧力差を所
定の範囲に維持し、このように維持された圧力差で上記
樹脂Ａおよびピグ１２を管路１の全長にわたって進行せ
しめる。
る噴き出し部などの不都合を回避できる既設管の修理工
法を提供する。 【構成】 既設管路１に対して、管内面を塗布するのに
必要量の液状樹脂Ａを導入すると共に、導入後の樹脂の
後方に位置するように弾力性のライニングピグ１２を管
内導入し、該樹脂および該ピグの前後間に発生せしめた
圧力差によって、樹脂およびピグを管路１の一端から他
端へ向かって前進させ、ライニングピグの均し作用によ
り管内面に樹脂を塗布する工法において、上記樹脂Ａお
よびピグ１２を前進させる圧力差としては、樹脂および
ピグの後方よりかかっている正圧と、樹脂およびピグの
前方よりかかっている負圧とからなり、該正圧と該負圧
とを所定の範囲に一定することによって上記圧力差を所
定の範囲に維持し、このように維持された圧力差で上記
樹脂Ａおよびピグ１２を管路１の全長にわたって進行せ
しめる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管，水道管等の既
設配管の老朽化に対して管路の保全目的から行われる既
設配管の修理工法に関する。
設配管の老朽化に対して管路の保全目的から行われる既
設配管の修理工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】既設配管を敷設状態のまま非開削により
修理する技術は、これまでに種々の工法が開発提案され
ている。管路の修理技術として一般的にはライニング技
術が実用化され、例えば液状樹脂を管内に導入し管の内
面に樹脂の塗布膜を形成する樹脂ライニング工法が知ら
れている。
修理する技術は、これまでに種々の工法が開発提案され
ている。管路の修理技術として一般的にはライニング技
術が実用化され、例えば液状樹脂を管内に導入し管の内
面に樹脂の塗布膜を形成する樹脂ライニング工法が知ら
れている。
【０００３】図１は、上記した樹脂ライニング工法を示
している。図１に示すように、従来の樹脂ライニング工
法では、管路一端の開口部１ａより樹脂Ａおよびライニ
ングピグ１２を管路１内に導入し、管路１内に沿って樹
脂Ａおよびピグ１２を移動させることで管路１の内面に
樹脂ライニング膜Ｍを形成する。
している。図１に示すように、従来の樹脂ライニング工
法では、管路一端の開口部１ａより樹脂Ａおよびライニ
ングピグ１２を管路１内に導入し、管路１内に沿って樹
脂Ａおよびピグ１２を移動させることで管路１の内面に
樹脂ライニング膜Ｍを形成する。
【０００４】樹脂ライニング工法に用いる装置として
は、例えば管路１の一端開口部１ａに、管内に樹脂およ
び空気を導入するための導入管１４を連結しており、そ
して該導入管１４には、空気ポンプ１８と、樹脂通路２
０を介して樹脂注入装置１６とが直列に接続されてい
る。前記空気ポンプ１８と樹脂注入装置１６との間は、
バルブ２６を備えたエア通路２８で連通されている。
は、例えば管路１の一端開口部１ａに、管内に樹脂およ
び空気を導入するための導入管１４を連結しており、そ
して該導入管１４には、空気ポンプ１８と、樹脂通路２
０を介して樹脂注入装置１６とが直列に接続されてい
る。前記空気ポンプ１８と樹脂注入装置１６との間は、
バルブ２６を備えたエア通路２８で連通されている。
【０００５】上記のように構成された装置を用いて管路
１の内面にライニング膜Ｍを形成するにあたって、まず
バルブ２６を開放し空気ポンプ１８を駆動する。空気の
押圧力により、樹脂注入装置１６に予め収容されている
管内ライニング塗布に必要量の樹脂が樹脂通路２０を介
して導入管１４の後端より管路１内に導入される。次
に、同じく導入管１４の後端より、ライニングピグ１２
を樹脂の後部に位置するように管路１内に導入する。そ
の後、続けてバルブ２６を開放し空気ポンプからの空気
を樹脂注入装置１６および樹脂通路２０を介して導入管
１４の後端部より管路１内に圧送入する。この圧送され
てきた空気により、樹脂Ａおよびライニングピグ１２が
前方へ押圧されて前進しつつ、管路１の内面に樹脂ライ
ニング膜Ｍを形成する。
１の内面にライニング膜Ｍを形成するにあたって、まず
バルブ２６を開放し空気ポンプ１８を駆動する。空気の
押圧力により、樹脂注入装置１６に予め収容されている
管内ライニング塗布に必要量の樹脂が樹脂通路２０を介
して導入管１４の後端より管路１内に導入される。次
に、同じく導入管１４の後端より、ライニングピグ１２
を樹脂の後部に位置するように管路１内に導入する。そ
の後、続けてバルブ２６を開放し空気ポンプからの空気
を樹脂注入装置１６および樹脂通路２０を介して導入管
１４の後端部より管路１内に圧送入する。この圧送され
てきた空気により、樹脂Ａおよびライニングピグ１２が
前方へ押圧されて前進しつつ、管路１の内面に樹脂ライ
ニング膜Ｍを形成する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】とこらが、上記した従
来技術の樹脂ライニング工法では、次に述べるような問
題点があった。
来技術の樹脂ライニング工法では、次に述べるような問
題点があった。
【０００７】すなわち、既設管の途中には曲がり部や管
内面には凹凸部などが形成されていることから、樹脂Ａ
およびライニングピグ１２の管内移動性が悪くなってい
る。そのため、樹脂およびライニングピグを前進させる
ために後方より圧送されてくる圧縮空気には、相当の圧
力が必要とされている。
内面には凹凸部などが形成されていることから、樹脂Ａ
およびライニングピグ１２の管内移動性が悪くなってい
る。そのため、樹脂およびライニングピグを前進させる
ために後方より圧送されてくる圧縮空気には、相当の圧
力が必要とされている。
【０００８】一方、樹脂Ａおよびライニングピグ１２の
後方より余りにも高い圧力を掛けると、塗布直後の樹脂
ライニング膜において特にピンホール或いは腐食穴によ
り噴き出し部が生じてしまい、このような噴き出し部が
すぐには修復できないので、結局、樹脂ライニング補修
の目的を達成することができなくなる。
後方より余りにも高い圧力を掛けると、塗布直後の樹脂
ライニング膜において特にピンホール或いは腐食穴によ
り噴き出し部が生じてしまい、このような噴き出し部が
すぐには修復できないので、結局、樹脂ライニング補修
の目的を達成することができなくなる。
【０００９】また、吸引作用だけを利用して樹脂ライニ
ングを行う場合（図示せず）には、既設管内に導入され
ている樹脂およびライニングピグが吸引されながら前方
へ進むので、樹脂およびライニングピグの前に余りにも
大きい負圧をかけると、管内面の腐食穴部を樹脂で塞ぐ
ことができなくなる。
ングを行う場合（図示せず）には、既設管内に導入され
ている樹脂およびライニングピグが吸引されながら前方
へ進むので、樹脂およびライニングピグの前に余りにも
大きい負圧をかけると、管内面の腐食穴部を樹脂で塞ぐ
ことができなくなる。
【００１０】本発明は、上述した問題点に対処してなさ
れたもので、樹脂ライニング施工時に上記した不都合を
回避できる既設管の修理工法を提供することを目的とす
るものである。
れたもので、樹脂ライニング施工時に上記した不都合を
回避できる既設管の修理工法を提供することを目的とす
るものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、既設配管に対して、管内をライニングす
るため算出された必要量の液状樹脂を導入すると共に、
導入後の樹脂の後方に位置するように弾力性のライニン
グピグを管内導入し、該樹脂および該ピグの前後間に発
生せしめた圧力差によって、樹脂およびピグを管の一端
から他端へ向かって前進させ、ライニングピグの均し作
用により管内面に樹脂を塗布する工法において、上記樹
脂およびピグを前進させる圧力差としては、樹脂および
ピグの後方よりかかっている正圧と、樹脂およびピグの
前方よりかかっている負圧とからなり、該正圧と該負圧
とを所定の範囲に一定することによって上記圧力差を所
定の範囲に維持し、このように維持された圧力差で上記
樹脂およびピグを管の全長にわたって進行せしめること
を特徴とする。
め、本発明は、既設配管に対して、管内をライニングす
るため算出された必要量の液状樹脂を導入すると共に、
導入後の樹脂の後方に位置するように弾力性のライニン
グピグを管内導入し、該樹脂および該ピグの前後間に発
生せしめた圧力差によって、樹脂およびピグを管の一端
から他端へ向かって前進させ、ライニングピグの均し作
用により管内面に樹脂を塗布する工法において、上記樹
脂およびピグを前進させる圧力差としては、樹脂および
ピグの後方よりかかっている正圧と、樹脂およびピグの
前方よりかかっている負圧とからなり、該正圧と該負圧
とを所定の範囲に一定することによって上記圧力差を所
定の範囲に維持し、このように維持された圧力差で上記
樹脂およびピグを管の全長にわたって進行せしめること
を特徴とする。
【００１２】
【作用】上記のように構成された本発明の修理工法によ
ると、樹脂およびライニングピグを既設管の全長にわた
って前進させる圧力差としては、樹脂およびピグの後方
よりかかっている正圧と、樹脂およびピグの前方よりか
かっている負圧とからなるので、樹脂およびピグの後方
より高い圧力を掛けなくても所要の圧力差が得られ、塗
布直後の樹脂ライニング膜において特にピンホール或い
は腐食穴により噴き出し部が生じる等の不都合が避けら
れる。また、樹脂およびライニングピグの前方にかける
負圧が従来例より小さくて済むので、管内面の腐食穴を
樹脂で塞ぐことができない等の不都合も解消される。
ると、樹脂およびライニングピグを既設管の全長にわた
って前進させる圧力差としては、樹脂およびピグの後方
よりかかっている正圧と、樹脂およびピグの前方よりか
かっている負圧とからなるので、樹脂およびピグの後方
より高い圧力を掛けなくても所要の圧力差が得られ、塗
布直後の樹脂ライニング膜において特にピンホール或い
は腐食穴により噴き出し部が生じる等の不都合が避けら
れる。また、樹脂およびライニングピグの前方にかける
負圧が従来例より小さくて済むので、管内面の腐食穴を
樹脂で塞ぐことができない等の不都合も解消される。
【００１３】さらに、本発明の修理工法によると、上記
正圧と上記負圧とを所定の範囲に一定することによって
上記圧力差を所定の範囲に維持し、このように維持され
た圧力差で上記樹脂およびライニングピグを既設管の全
長にわたって進行せしめることから、樹脂およびピグの
進行時に生じうる管内の圧力変動を抑制でき、一定され
たライニング速度により均一なライニング膜が形成され
ると共に施工上の各種不都合も避けられる。
正圧と上記負圧とを所定の範囲に一定することによって
上記圧力差を所定の範囲に維持し、このように維持され
た圧力差で上記樹脂およびライニングピグを既設管の全
長にわたって進行せしめることから、樹脂およびピグの
進行時に生じうる管内の圧力変動を抑制でき、一定され
たライニング速度により均一なライニング膜が形成され
ると共に施工上の各種不都合も避けられる。
【００１４】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図２は、本発明における既設管の修理工法を示す
説明図である。
する。図２は、本発明における既設管の修理工法を示す
説明図である。
【００１５】図２において符号１は、本発明の修理工法
を施工する管路を示している。図２に示すように、管路
１の一端開口部１ａには、管内に樹脂および空気を導入
するための導入管１４を連結しており、そして該導入管
１４には、空気ポンプ１８と、樹脂通路２０を介して樹
脂注入装置１６とが直列に接続されている。また、前記
空気ポンプ１８と樹脂注入装置１６との間は、バルブ２
６を備えたエア通路２８で連通されている。
を施工する管路を示している。図２に示すように、管路
１の一端開口部１ａには、管内に樹脂および空気を導入
するための導入管１４を連結しており、そして該導入管
１４には、空気ポンプ１８と、樹脂通路２０を介して樹
脂注入装置１６とが直列に接続されている。また、前記
空気ポンプ１８と樹脂注入装置１６との間は、バルブ２
６を備えたエア通路２８で連通されている。
【００１６】一方、管路１の他端開口部１ｂには、吸引
ポンプ２がバルブ８を備えたエア通路６と連結管４とを
介して接続されている。
ポンプ２がバルブ８を備えたエア通路６と連結管４とを
介して接続されている。
【００１７】上記のように構成された装置を用いて管路
１の内面にライニング膜Ｍを形成するにあたって、まず
バルブ２６を開放して空気ポンプ１８を駆動する。空気
の押圧力により、樹脂注入装置１６に予め収容されてい
る管内ライニング塗布に必要量の樹脂が樹脂通路２０を
介して導入管１４の後端より管路１内に導入される。次
に、同じく導入管１４の後端より、ライニングピグ１２
を樹脂の後部に位置するように管路１内に導入する。そ
の後、続けてバルブ２６を開放し空気ポンプからの空気
を導入管１４の後端部より管路１内に圧送入する。それ
と同時に、バルブ８を開放し吸引ポンプ２を駆動する。
１の内面にライニング膜Ｍを形成するにあたって、まず
バルブ２６を開放して空気ポンプ１８を駆動する。空気
の押圧力により、樹脂注入装置１６に予め収容されてい
る管内ライニング塗布に必要量の樹脂が樹脂通路２０を
介して導入管１４の後端より管路１内に導入される。次
に、同じく導入管１４の後端より、ライニングピグ１２
を樹脂の後部に位置するように管路１内に導入する。そ
の後、続けてバルブ２６を開放し空気ポンプからの空気
を導入管１４の後端部より管路１内に圧送入する。それ
と同時に、バルブ８を開放し吸引ポンプ２を駆動する。
【００１８】このようにして、後方よりの押圧作用と前
方よりの吸引作用とによって、ライニングピグ１２およ
び樹脂Ａが前方へ押圧されて前進しつつ、ピグ１２の均
し作用によって管路１の内面に樹脂ライニング膜Ｍを形
成する。図中のＲは、管内ライニング塗布に余った樹脂
を回収するための樹脂受けを示している。
方よりの吸引作用とによって、ライニングピグ１２およ
び樹脂Ａが前方へ押圧されて前進しつつ、ピグ１２の均
し作用によって管路１の内面に樹脂ライニング膜Ｍを形
成する。図中のＲは、管内ライニング塗布に余った樹脂
を回収するための樹脂受けを示している。
【００１９】そのとき、吸引作用を発生させる吸引ポン
プ２側の管内負圧が樹脂Ａおよびライニングピグ１２の
前にかかっているので、押圧作用を発生させる空気ポン
プ１８側の管内正圧を上記従来例より低くしても、樹脂
Ａおよびピグ１２を管路１の一端１ａから他端１ｂまで
進行せしめることができる。
プ２側の管内負圧が樹脂Ａおよびライニングピグ１２の
前にかかっているので、押圧作用を発生させる空気ポン
プ１８側の管内正圧を上記従来例より低くしても、樹脂
Ａおよびピグ１２を管路１の一端１ａから他端１ｂまで
進行せしめることができる。
【００２０】また、上記空気ポンプ８側には正圧測定調
整手段１１を設けており、該手段により空気ポンプ８側
の管内圧力（正圧）が測定されつつ、該圧力が所定範囲
の上限以上または所定範囲の下限以下に変動すると空気
ポンプ８の運転が調整されるので、空気ポンプ８側の管
内圧力（正圧）が常に所定範囲に維持されるようになっ
ている。
整手段１１を設けており、該手段により空気ポンプ８側
の管内圧力（正圧）が測定されつつ、該圧力が所定範囲
の上限以上または所定範囲の下限以下に変動すると空気
ポンプ８の運転が調整されるので、空気ポンプ８側の管
内圧力（正圧）が常に所定範囲に維持されるようになっ
ている。
【００２１】そして、上記吸引ポンプ２側には負圧測定
調整手段１０を設けており、該手段により吸引ポンプ側
２の管内圧力（負圧）が測定されつつ、該圧力が所定範
囲の上限以上または所定範囲の下限以下に変動すると吸
引ポンプ２の運転が調整されるので、吸引ポンプ２側の
管内圧力（負圧）が常に所定範囲に維持されるようにな
っている。
調整手段１０を設けており、該手段により吸引ポンプ側
２の管内圧力（負圧）が測定されつつ、該圧力が所定範
囲の上限以上または所定範囲の下限以下に変動すると吸
引ポンプ２の運転が調整されるので、吸引ポンプ２側の
管内圧力（負圧）が常に所定範囲に維持されるようにな
っている。
【００２２】このように正圧と上記負圧とを所定の範囲
に一定することによって、正圧と負圧とにより生じた圧
力差を所定の範囲に維持することができる。また、所定
の範囲に維持された圧力差によって樹脂Ａおよびライニ
ングピグ１２を管の全長にわたって進行せしめることか
ら、樹脂Ａおよびピグ１２の進行時に生じうる管内の圧
力変動を抑制でき、一定されたライニング速度により均
一なライニング膜が形成されると共に施工上の各種不都
合も解消される。
に一定することによって、正圧と負圧とにより生じた圧
力差を所定の範囲に維持することができる。また、所定
の範囲に維持された圧力差によって樹脂Ａおよびライニ
ングピグ１２を管の全長にわたって進行せしめることか
ら、樹脂Ａおよびピグ１２の進行時に生じうる管内の圧
力変動を抑制でき、一定されたライニング速度により均
一なライニング膜が形成されると共に施工上の各種不都
合も解消される。
【００２３】
【発明の効果】本発明の修理工法によると、樹脂および
ライニングピグを既設管の全長にわたって前進させる圧
力差としては、樹脂およびピグの後方よりかかっている
正圧と、樹脂およびピグの前方よりかかっている負圧と
からなるので、樹脂およびピグの後方より高い圧力を掛
けなくても所要の圧力差が得られ、塗布直後の樹脂ライ
ニング膜において特にピンホール或いは腐食穴により噴
き出し部が生じる等の不都合が避けられる。また、樹脂
およびライニングピグの前方にかける負圧が従来例より
小さくて済むので、管内面の腐食穴を樹脂で塞ぐことが
できない等の不都合も解消される。
ライニングピグを既設管の全長にわたって前進させる圧
力差としては、樹脂およびピグの後方よりかかっている
正圧と、樹脂およびピグの前方よりかかっている負圧と
からなるので、樹脂およびピグの後方より高い圧力を掛
けなくても所要の圧力差が得られ、塗布直後の樹脂ライ
ニング膜において特にピンホール或いは腐食穴により噴
き出し部が生じる等の不都合が避けられる。また、樹脂
およびライニングピグの前方にかける負圧が従来例より
小さくて済むので、管内面の腐食穴を樹脂で塞ぐことが
できない等の不都合も解消される。
【００２４】更に、本発明の修理工法によると、上記正
圧と上記負圧とを所定の範囲に一することによって上記
圧力差を所定の範囲に維持し、このように維持された圧
力差で上記樹脂およびライニングピグを既設管の全長に
わたって進行せしめることから、樹脂およびピグの進行
時に生じうる管内の圧力変動を抑制でき、一定されたラ
イニング速度により均一なライニング膜が形成されると
共に施工上の各種不都合も避けられる。
圧と上記負圧とを所定の範囲に一することによって上記
圧力差を所定の範囲に維持し、このように維持された圧
力差で上記樹脂およびライニングピグを既設管の全長に
わたって進行せしめることから、樹脂およびピグの進行
時に生じうる管内の圧力変動を抑制でき、一定されたラ
イニング速度により均一なライニング膜が形成されると
共に施工上の各種不都合も避けられる。
【図１】従来技術における既設管の修理工法を示す説明
図である。
図である。
【図２】本発明における既設管の修理工法を示す説明図
である。
である。
１ 管路 ２ 吸引ポンプ ４ 連結管 ６ エア通路 １０ 負圧測定調整手段 １１ 正圧測定調整手段 １２ ライニングピグ １４ 導入管 １６ 樹脂注入装置 １８ 空気ポンプ ２０ 樹脂通路
Claims (1)
- 【請求項１】 既設配管に対して、管内をライニングす
るため算出された必要量の液状樹脂を導入すると共に、
導入後の樹脂の後方に位置するように弾力性のライニン
グピグを管内導入し、該樹脂および該ピグの前後間に発
生せしめた圧力差によって、樹脂およびピグを管の一端
から他端へ向かって前進させ、ライニングピグの均し作
用により管内面に樹脂を塗布する工法において、 上記樹脂およびピグを前進させる圧力差としては、樹脂
およびピグの後方よりかかっている正圧と、樹脂および
ピグの前方よりかかっている負圧とからなり、該正圧と
該負圧とを所定の範囲に一定することによって上記圧力
差を所定の範囲に維持し、このように維持された圧力差
で上記樹脂およびピグを管の全長にわたって進行せしめ
ることを特徴とする既設配管の修理工法。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7194695A JPH08267005A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 既設配管の修理工法 |
| US08/548,300 US5609186A (en) | 1994-11-14 | 1995-11-01 | Methods of lining the internal surface of a pipe |
| ES95307817T ES2131774T3 (es) | 1994-11-14 | 1995-11-02 | Procedimiento para el recubrimiento de la superficie interior de un tubo. |
| EP97200935A EP0789180B1 (en) | 1994-11-14 | 1995-11-02 | Method of lining the internal surface of a pipe |
| DE69508526T DE69508526T2 (de) | 1994-11-14 | 1995-11-02 | Verfahren zum Innenbeschichten eines Rohres |
| EP95307817A EP0713048B1 (en) | 1994-11-14 | 1995-11-02 | Method of lining the internal surface of a pipe |
| DE69522464T DE69522464T2 (de) | 1994-11-14 | 1995-11-02 | Verfahren zur Innenbeschichtung eines Rohres |
| ES97200935T ES2160886T3 (es) | 1994-11-14 | 1995-11-02 | Procedimiento de revestimiento de la superficie interna de un conducto. |
| CA002162436A CA2162436C (en) | 1994-11-14 | 1995-11-08 | Methods of lining the internal surface of a pipe |
| US08/685,028 US5873390A (en) | 1994-11-14 | 1996-07-19 | Methods of lining the internal surface of a pipe |
| US08/685,026 US5740838A (en) | 1994-11-14 | 1996-07-19 | Methods of lining the internal surface of a pipe |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7194695A JPH08267005A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 既設配管の修理工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267005A true JPH08267005A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13475175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7194695A Pending JPH08267005A (ja) | 1994-11-14 | 1995-03-29 | 既設配管の修理工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08267005A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002186898A (ja) * | 2000-12-18 | 2002-07-02 | Yuushin Kk | 管内面塗装方法 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7194695A patent/JPH08267005A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002186898A (ja) * | 2000-12-18 | 2002-07-02 | Yuushin Kk | 管内面塗装方法 |
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