JPS626938A - 流体噴射式織機における緯糸除去方法 - Google Patents

流体噴射式織機における緯糸除去方法

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JPS626938A
JPS626938A JP14157085A JP14157085A JPS626938A JP S626938 A JPS626938 A JP S626938A JP 14157085 A JP14157085 A JP 14157085A JP 14157085 A JP14157085 A JP 14157085A JP S626938 A JPS626938 A JP S626938A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産 [作業上の利用分野] 本発明は、流体噴射式織機における緯糸除去方法に係り
、詳しくは、緯入れ側に配された流体噴射ノズルから緯
糸を射出して緯入れを行なう際に緯入れミスが生じた時
、当該ミス糸を筬打ちした後、これを流体噴射ノズルに
連ねたまま織機を停止させ、その後当該ミス糸を織前に
露出させて除去するようにした緯糸除去方法に関する。
[従来の技術] 従来、この種の緯糸除去方法として例えば特開昭59−
228047号公報に開示される技術がある。これは、
第28図に示す基本構造となる流体噴射式織機、詳しく
は、空気噴射式織機において実施される。
第26図において、1は緯糸供給部(図示W@)から測
長機構(図示略)を経た緯糸21を所定量貯留する貯留
パイプ、2は常閉のメイングリッパ2a及び常開の補助
グリッパ2bを有するグリッパ装置、3は往復揺動され
るスレー4に固定された緯糸射出ノズル(以下、主ノズ
ルという)であり、貯留パイプ1からの緯糸21がグリ
ッパ装置2を介して主ノズル3に導かれている。また、
5は後述するように緯入れされた緯糸21をスレー4」
二の筬によって筬打ちした後に緯入れ側布端にて切断す
る緯糸切断装置である。
更に、6は緯入れが正規に行なわれなかった際に、その
緯糸Mを吸引する吸引パイプで、この吸引バイブロは通
常退避した状態にあり、−上記緯入れが正規に行なわれ
なかった際に、主ノズル3の先端部まで進出して緯糸M
を吸引するようになっている。7は先端に緯糸分離部材
7bを取付けたベル)7aとこのベル)7aを進退駆動
する駆動部7Cとを有する緯糸分離装置で、この緯糸分
離装置7は上記緯入れが正規に行なわれなかった際に、
ベルト711が進出し、緯糸分離部材7bによって当該
緯糸Mを織布から分離するようになっている。
上記のような構造となる織機の基本的な作動は以下のよ
うになる。
緯入れ時期が近づくと、先ず主ノズル3がら空気が噴射
され、該時期の到来とともに常閉のメイングリッパ2a
が開放するので、緯糸21が主ノズル3から射出されて
経糸開口内を反緯入れ側まで飛走し、ここで緯入れが終
了する。この緯入れされた緯糸21はスレー4と同動す
る前記筬によって織前に打込まれ、このとき経糸はほぼ
閉口状態にある。次いで筬が後退を始めると、緯糸切断
装置5がいま打込まれた緯糸21を切断して主ノズル3
から切離する。この過程から経糸29の上糸、下糸の関
係が反転して次の開口を形成してゆく。
ここで、前記緯入れに際して当該緯糸21が途中までし
か緯入れされなかった状態、いわゆる緯入れミスが生じ
ると、反緯入れ側に設けた緯糸検知器8が緯糸不在を検
出して緯入れミス信号を出力し、織機の制御部はこのミ
ス信号に基づき停止指令を出力して織機を所定の停止位
相のもとに停止させる。この停止位相は一般的に経糸2
8の最大開口付近に設定され、織機の慣性を考慮して停
止ま回の緯入れがなされる。
この慣性作動中において、緯糸切断装置5を一時的に不
作動状態にして緯入れミスとなった緯糸M(以下ミス糸
Mという)の筬打ち後の緯糸切断時期での当該切断を中
止し、織機停止時にはこのミス糸Mが主ノズル3につな
がった状態となっている。そして、この状態において、
吸引ノズル6が主ノズル3の先端部に進出してミス糸M
を吸引し、更に別設した他の緯糸切断装置(図示せず)
がミス糸Mを主ノズル3と吸引ノズル6との間で切断す
る。
その後、当該織機を逆転作動し、経糸29の上糸、下糸
の関係を反転させて当該ミス糸Mが緯入れされた最大開
口状態を再現することによりミス糸Mを織前に露出させ
る。尚、この逆転作動時に、グリッパ装置2におけるメ
イングリッパ2aの開放及び主ノズル3からの空気噴射
が行なわれるが、グリッパ装置2における補助グリッパ
2bが閉鎖状態となるので、主ノズル3内の緯糸21は
引出されることはない。上記のようにミス糸Mが織前に
霧出されると、緯糸分離装置7のベル)?aが進出し、
その先端の緯糸分離部材7bが吸引バイブロの吸引によ
り引き張られた状態のミス糸Mと織布との間に割って入
るかたちとなり、ベルト7aの進出によって緯糸分離部
材7bが反緯入れ側布端まで達すると、ミス糸Mは吸引
バイブロ内に完全に吸引され、織布から除去される。そ
の後、吸引バイブロ及びベル)7aは退避位置まで復帰
され、当該織機は再始動可能な状態となる。
上述したように、従来の緯糸除去方法は緯入れミスが発
生した際に、 ■ ミス糸の筬打ち後の緯糸切断時期での当該切断を中
止し、 ■ ミス糸を流体噴射ノズル(主ノズル3)に連ねたま
ま、織機を停止させ、 ■ その後ミス糸を織前に露出させた状態にてミス糸を
緯入れ側から牽引する ことにより、当該ミス糸を除去するようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来の緯糸除去方法ではミス糸を牽引する際
に当該ミス糸あるいはこれに連なる緯糸が切れ易いとい
う問題がある。
それは、ミス糸が露出されているとはいえ、このミス糸
は既に筬打ちされていることから経系列と交絡して各経
糸にしっかりと係合しているので、このようなミス糸を
緯入れ側へ引出そうとするときは、各保合部での引出し
抵抗が累加されてミス糸にかかる張力が過大となってし
まうからである。そのため、従来の緯糸除去方法を実施
する流体噴射式織機では、特に毛羽立ったスパン糸のよ
うに前記係合力が大きな場合、あるいは再生フィラメン
ト糸のように抗張力が低い緯糸を扱う場合などには上述
したような緯糸分離装置が必要となるが、このような装
置を使用すると、今度は緯糸分離部材が経糸を引掛けて
経糸切れを生じさせるという別の問題が提起されてくる
のである。
そこで、本発明の課題は、ミス糸牽引時におけるミス糸
あるいはそれに連なる緯糸に対する張力を小さくするこ
とである。
[問題点を解決するための手段] このような課題を解決するための本発明の技術的手段は
、ミス糸を織前に露出させた状態で、反緯入れ側まで緯
糸を射出し、この射出された緯糸を反緯入れ側から牽引
することにより当該緯糸に連らなるミス糸を除去するよ
うにしたものである。
[作用] 第1図に示すように、ミス糸Mが織前C1に露出した状
態で反緯入れ側まで緯糸Wを射出し■、この射出された
緯糸Wを反緯入れ側から牽引する■。すると、連なった
緯糸Wとミス糸Mが反緯入れ側に開口した7字形状を保
ちつつ牽引され、その牽引の際に、ミス糸Mは経糸Yか
ら剥離されるかたちで除去されてゆく(第1図一点鎖線
参照)。この時ミス糸Mの経糸Yからの剥離は経糸Y一
本−木について行なわれ、当該牽引時のミス糸に対する
張力はミス糸Mの経糸71本に対する抵抗に起因したも
のとなる。
[発明の実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明に係る緯糸除去方法を実施する空気噴射
式織機の構成例を示す図である。
同図において、20は緯糸給糸体、21は緯糸、22は
緯糸張力付与装置、23は緯糸測長貯留装置、25は主
ノズル、26は噴射パイプ、27は筬、28は主ノズル
25と経糸28との間に配設したカッタ、3oは筬保持
体、31A〜310は筬保持体30に所定の間隔で固定
した補助ノズルである。緯糸張力付加装置22はパイプ
33の両端部にノズル34.35が固定されており、そ
れぞれパイプ33内に圧力空気を噴出するようその噴出
方式を定めである。ノズル35は始動準備スイッチ13
0をONすると開弁され、織機の主モータ50への給電
が中止されると閉弁するツレイドバルブ3Bおよびチェ
ックバルブ37を介して圧力空気供給源38に連通しで
ある。ノズル34は手動バルブ38.チーツクバルブ4
0を介して圧力空気供給源38に連通しである。したが
って織機運転時はノズル35からノズル34側へ圧力空
気を噴出して緯糸21を緯糸測長貯留装置23側から牽
引するようにして緯糸21に張力を付与するようにしで
ある。
手動バルブ38を開弁するとノズル35側へ圧力空気を
噴出して緯糸21をパイプ33へ引き通すことができる
緯糸側貯留装置23は伝動ケース41内に中空の回転軸
42が回転自在に支持されており、またその先端部にド
ラム43が回転自在に支持されている。そして、このド
ラム43は図示しない磁石により静止状態に保持されて
いる。回転軸42の中間には巻付腕44が固定され、こ
れによりドラム43に緯糸21を巻付ける。さらに回転
軸42には、被動プーリ45が固定され駆動プーリ46
との間に張設したベルト47により回転されるようにな
っている。
4B、、49は緯糸21の係止体であり、緯入れ1回分
の緯糸を測張し貯留する目的に用いられるもので、緯入
れ時期が遠来するまで係止体48をドラム43に係入し
てその背後に1ビック分、例えば4巻の緯糸21をドラ
ム43に巻付けて貯蔵し、緯入時期がくると、係止体4
8を貯留緯糸の背後からドラム43に係入するとともに
係止体48を該ドラム43から引抜きこれによって上記
4巻分の経糸が巻きほどかれるようにしたものである。
この緯糸測長貯留装置23の詳細構造は例えば特公開5
9−32577号と同様である。
50は逆転装置11を例えば内蔵した主モータであり、
この主モータ50はベル1−52.プーリ53を介して
主軸51を駆動する。主軸51は開口装置や送り出し装
置などの経糸系(図示せず)を駆動すると共に、プーリ
54.ベルト55を介して従動軸56に固定されたプー
リ57を駆動する。尚、プーリ54と57との伝動比は
1:1である。そして、従動軸56はクラッチ機構75
を介して補助駆動機構74における軸62に連結されて
いる。ここで、クラッチ機構75.補助駆動装置74の
詳細な構成は例えば第3図に示すようになっている。同
図において、従動軸56にはワンポジションクラッチ5
8の一方の突部59Aを有するクラッチ片58がスプラ
イン構造等により一体に回動可能にかつ、摺動可能に、
かつ圧縮スプリング60により他方のクラッチ片61側
に付勢されている。前記突部59Aと噛合う四部81A
を有するクラッチ片61は伝導ケース41に支持した軸
62に固定されている。また、前記クラッチ片59はそ
の溝58Bに挿入したシフタ63により前記凹部81A
に突部59Aが噛合う位置と、噛合わない位置とに選択
的に位置される。このシフタ63はエアーアクチュエー
タ64の作動ロッド84Aに固定しである。エアーアク
チュエータ64は第2図に示すソレノイドバルブ65を
介して圧力空気供給源38に連通しである。前記軸62
には電磁クラッチ71を介して歯車72を取付けである
。73は伝動ケース41に固定した補助モータであり、
その出力軸に固定した歯車73Aは歯車72に噛合って
いる。また、124.125はリミットスイッチであり
、クラッチ片59が右方に移動して突部59Aが凹部8
1Aから外れたときにリミットスイッチ125がONに
なり、前記突部59Aと凹部81Aとが噛み合った時に
リミットスイッチ124がONになるよう配設しである
400は近接スイッチ、401はクラッチ片61の所定
周面位置に突出した作用片であり、作用片401が近接
スイッチ400に近接した時にONとなる。
第2図にもどり、補助駆動機構74の前記軸82にはプ
ーリ66が固定してあり、軸67、138に固定したプ
ーリ8?A、f(8Aとの間にベルト70を張設してあ
る。軸68には前記駆動プーリ46を固定しである。
前記プーリH、B7A、 88Aは同一径であり、従っ
て伝動比は1:1である。
主ノズル25は筬保持体30に固定しである。この主ノ
ズル25には圧力空気供給源38から調圧器98゜エア
ータンク89.始動準備スイッチ130のONに連動し
て開弁じ、主モータ50の給電停止にもとづいて閉弁す
るソレノイドバルブ100および開閉弁95を介して圧
力空気を供給するようにしである。
この開閉弁85は軸67に固定したカム96により開閉
レバー97を揺動させることにより所定のタイミングで
開閉される。補助ノズル31A〜3111には前記ソレ
ノイドバルブ100と同様のソレノイドバルブ104、
エアータンク102.カム8QA〜800の作動により
主軸51の所定角度において開弁する開閉弁103A〜
103Dを介して圧力空気供給源38に接続しである。
105は緯糸測長貯留装置23と主ノズル25との間に
介在する緯糸21の把持及び把持解放を行なう緯糸ブレ
ーキ装置である。この緯糸ブレーキ装置105はフレー
ムFに固定されており、その具体的な構成は第4図(A
)〜(C)に示すようになっている。すなわち、フレー
ムFに立設したブラケット108にロータリーソレノイ
ド107を固定し、その出力軸108に固定した、可動
棒108にパイプ状のゴム片110を嵌合しである。こ
の可動棒109をはさむようにコ字状の固定片111を
前記ブラケット106に固定しである。固定片111に
もパイプ状のゴム片112を嵌合しである。そして、ロ
ータリーソレノイド107の励磁により可動棒108を
固定片111側に回動させてゴム片110および112
が緯糸21を圧接するようにしである。
第2図における前記カッタ2日の具体的な構成は例えば
第5図に示すようになっている。同図において、フレー
ムFに固定したブラケット218に回動自在に設けた回
動軸218に可動刃216が固定されると共に、前記ブ
ラケット218側に固定刃218Bが固定されている。
この可動刃216Aと固定刃216Bとで緯糸の受は入
れ開口220を形成している。そして可動刃218Aの
時計回り方向の回動により鋏切り運動を行なうようにな
っている。前記回動軸219には先端部にカムフォロワ
221を取付けた駆動レバー222を固定しである。こ
の駆動レバー222は先端部とフレームFとの間に張設
した引張スプリングSによりカムフォロワ221をカム
223に当接させである。このカム223は織機の主軸
51と同期して回転する回転軸224に固定してあり、
主軸51の回転角度にして56 (0°を筬打ちとする
。)近傍にて前記鋏切り運動をするよう谷部223Bを
形成しである。223Aは山部である。また上記駆動レ
バー222の下方にはカットミス装置10が設けられて
いる。その詳細は第6図に示すようになっている。駆動
レバー222の真下、すなわち、回動平面P内に位置し
て、固定軸231を配設し、この固定軸231に阻止片
230を回動自在に枢着しである。前記固定軸231は
フレームFに固定したブラケット233に固定しである
。阻止片230の上端部は平面状になっており、駆動レ
バー222の当接部222Aと相対した際、平行になる
ように設定しである。そして、カムフォロワ221がカ
ム223の山部223Aと相対しているときは、阻止片
230とレバー222との間にわずかな間隙が生じるよ
う設定しである。阻止片230の下部には電磁アクチュ
エータ234のアーマチャー235の先端に固定した押
圧片236が当接しである。アーマチャー235には係
止片237が固定しである。前記電磁アクチュエータ2
34は前記ブラケット233に固定しである。238は
前記係止片237の移動を規制するストッパであり、前
記ブラケット233にビス238によって位置調整可能
に固定しである。阻止片230の前記押圧体23Bの当
接部と反対側部に押圧体240を設けである。この押圧
体240は前記ブラケット233の穴232に摺動自在
に嵌合してあり、前記抑圧体240とブラケット233
との間に配設した圧縮スプリング241により第6図で
左方に付勢されている。この付勢により阻止片230は
時計回り方向に回動されてその先端部が駆動レバー22
2の回動域から退避するようになっている。このとき、
前記係止片237がストッパ238に当接して阻止片2
30のそれ以上の回動を阻止している。
前記圧縮スプリング241の付勢力は振動などにより阻
止片230がレバー222の回動域に進出しない程度の
弱いものである。
更に、第2図において、12は主ノズル25がら空気噴
射と共に射出される緯糸21を反緯入れ側に導くための
緯糸送給装置であり、その具体的な構成は第7図及び第
8図(第7図のII −II断面)のようになっている
。各図において27は筬、82および83はそれぞれ筬
27の筬枠および筬羽である。各筬羽83の前面(織前
がわの面)は山形に突出してその頂部に凹所84が形成
されており、波層列にはこれらの凹所84の列によって
空気案内溝27Aが構成されている。30は筬27を固
定保持している筬保持体で、スレー88に取付けられて
いる。筬保持体30の緯入側に固定した主ノズル25が
空気案内溝27Aに向って開口している。31A〜31
0は複数の補助ノズルで、空気案内溝27Aの前位に所
定のピッチで配列されている。このような緯糸送給装置
12において、いま緯入時期が到来すると主ノズル25
からの噴射空気によって空気案内溝27A内に緯糸21
が射出され、次いで主ノズル25に最も近い補助ノズル
31Aから斜め上方及緯入れ側に向けて空気が噴射され
る。この噴射気流Jはその一部が波層83列の背後へ逐
次逸出し、残部が凹所84の内面、殊に底面85から反
射しつつ上記の逸出気流に引かれて空気案内溝27Aの
底部付近に比較的安定な流域を作りなから反緯入れ側へ
と案内されてゆく。そして上記射出された緯糸21の先
方部分がこの気流に乗って搬送されてゆく。この緯糸2
1の先方部分が次位の補助ノズル31Bのところへ到達
する頃、該グループから空気噴射がなされ、かかる動作
が順々に次位の補助ノズルに受継がれて該緯糸21が緯
入れされる。
第2図にもどり、上記のような緯糸送給装置12を介し
て主ノズル25からの緯糸21が飛来する反緯れ側には
当該緯糸21を吸引する牽引装置113及び当該緯糸2
1の飛来を検知する緯糸フィーラ32が設けられている
。ここで、上記牽引装置113の具体的構成は第9図に
示すように筬27の反緯入れ側の親羽114に形成した
導入口115(筬27の空気案内溝27Aの延長」二に
形成しである)を横断するよう空気を噴射する空気噴射
口116とそれを受ける導入口117が形成しである。
空気噴射口116は噴射バイブ118により所定の時期
に開弁されるメカニカルバルブ140.  ソレノイド
バルブ119゜チェックバルブ120を介して圧力空気
供給源38に接続しである。前記導入口117は導入パ
イプ121を介してカゴ状の糸くず受122に導通して
いる。
第2図において、300は通常退避位置にあり、後述す
るように緯入れミスが発生した場合に主ノズル25の先
端部まで進出し、緯糸21を切断するカッタであり、そ
の具体的な構成は第10図に示すようになっている。同
図において、302はフレームFに固定されるブラケッ
ト306に固定したエアーアクチュエータであり、その
突出ロッド303の先端部に固定したブラケット310
に固定刃309が固定しである。このブラケット310
に固定したピン308に可動刃307が回動自在に枢着
しである。前記エアーアクチュエータ302はソレノイ
ドバルブ301.チェックバルブ311を介して圧力空
気供給938に接続しである。前記可動刃307の端部
にはロッド312がピン313により枢着しである。こ
のロッド312はブラケット308に摺動自在に貫通し
ており、ストッパ305.314.315がそれぞれビ
スにより固定しである。31Bはブラケット306に固
定した筒体であり、これに前記ロッド312が挿通して
いる。この筒体31Bの両端面はストッパ31EiA、
 31EfBになっている。前記可動刃307とブラケ
ット310との間には圧縮スプリング317が介装しで
ある。織機作動中はエアアクチュエータ302に圧力空
気が供給されないためロッド303が内臓のスプリング
(図示せず)により引き込められているので、ストッパ
315がストッパ318Bに当接して、その移動を制限
されかつスプリング317により可動刃307を反時計
方向に回動させて開口304を形成し、筬27の揺動範
囲外に位置している。エアアクチュエータ302に圧力
空気が供給されるとロッド303が筬27側に突出する
。このとき、ストッパ305がストッパ316Aに当接
するまではスプリング317の反発力により可動刃30
7が反時計方向に回動されて開口304を形成している
。この開口304の大きさはストッパ314のロッド3
12に対する位置により設定されている。
ロッド303が突出してストッパ305がストッパ31
8Aに当接すると、ロッド312の進行が阻止されるた
め可動刃307を時計回り方向に回動させる。
このときは緯糸21が開口304に位置している。そし
てさらにロッド303が突出すると、さらに可動刃30
7が同方向に回動して緯糸21を切断する。この切断が
終了する直後にロッド303の突出が阻止されるようエ
アーアクチュエータ302の位置を定めである。ソレノ
イドバルブ301が閉弁されると、エアアクチュエータ
302内蔵のスプリングによりロッド303が筬27側
から後退する。これに伴ない、まずスプリング317に
よりストツバ314がブラケット310に当接するまで
可動刃307が反時計回り方向に回動させられ、つぎに
ロッド302と−一体に筬27側から方力ッタ300が
後退しストッパ315がストッパ316Bに当接してそ
の動きを中止し待機する。
一方、第2図において、主軸51には第11図に示すよ
うな例えば1″ごとのスリット137とそのうちの−の
スリットと同角度位置となる他のスリット13Bとを設
けた円板134が同軸に装着されており、更にこの円板
134をはさんで投光器135と受光器136とが設け
られている。この投光器135及び受光器136は上記
円板134に設けたスリット137、138に対して夫
々一対ずつ設けられるものである。そして、アングルセ
ンサ133が上記スリット138に対応した受光器13
Bからのパルス信号に基づいて主軸51の基準角度(0
°)を検出すると共に、上記スリット137に対応した
受光器13Bからのパルス信号に基づいて主軸51の基
準角度(0″)からの回転角度を検出するようにしてい
る。
また、128はマイクロコンピュータ等により構成され
た制御装置であり、この制御装置129は、作業者が操
作する始動準備スイッチ130.始動スイッチ131.
停止スイッチ132からのON、 OFF信号、上記ア
ングルセンサ133からの角度信号及びリミットスイッ
チ124.125.近接スイッチ400からの信号、更
に緯糸フィーラ32からの緯糸検出信号の有無に基づい
て、ソレノイドパルプ3B、 85゜10(1,104
,119,電磁クラッチ71.電磁ブレーキ123、主
モータ50.補助モータ73.緯糸ブレーキ装置105
を制御している。
尚、第2図において2Bは噴射パイプであり、その詳細
は第12図に示すように、この噴射パイプ26は筬27
に固定され、筬27の空気案内溝27Aの側方に吸引口
2fiAを位置させである。
そして、この吸引口28Aの七個には噴射口150が位
置し、下側には導入口151が位置している。この導入
口151に連通して可撓性の導入パイプ152を設け、
網状の糸くず受122内に端部を位置させである。また
、前記噴射口150はソレノイドバルブ154.チェッ
クパルプ153を介して圧力空気供給源38に接続しで
ある。
次に、上述したような流体噴射式織機の作動について説
明する。まず基本的な製織運動について第13図に示す
主軸51の回転角度に基づいたタイミングチャートに従
って説明する。
作業者が始動準備スイッチ130をON操作すると、ま
ず以下の様な準備作動が行われる。すなわち、ソレノイ
ドバルブ38.100..104.119が開弁、電磁
クラッチ71が解放、ロータリソレノイド107がOF
Fされ、これにより緯糸21はノズル35からの空気噴
射により張力が付与される。また緯糸ブレーキ装置10
5の可動棒109が84図(A)のように固定片111
から離れて、これらの間に挟持されていた緯糸21を解
放する。
この状態で主軸51は300°の位置を保持しているが
、ついで作業者が始動スイッチ131をON操作すると
、電磁ブレーキ123が解放されると共に主モータ50
に給電がなされて織機が始動する。
織機運転時はソレノイドバルブ85が閉弁されているの
で凹部81Aと突部59Aとが嵌合しており、ワンポジ
ションクラッチ58は接続状態になっている。従って主
モータ50により主軸51が回転されて経糸系を駆動す
ると共に軸62が回転駆動される。
これにより軸67、138が回転駆動される。この軸8
8の回転により回転軸42が主軸51と同じ回転比にて
回転されるので、巻付腕44がドラム43に緯糸21を
巻付は始め、緯入れ時期化には係止体48、49の間に
緯入れ1回分の緯糸21が巻付けられて緯糸21の測長
及び貯留が行なわれる (90’付近まで)。
そして、緯入れ開始直前にカム87により開閉弁95が
開弁され、主ノズル25から圧力空気を噴射し、その直
後、係止体49がドラム43より抜は出し主ノズル25
から圧力空気と共に緯糸21が射出される。この時、補
助ノズル31A〜310の開閉弁103A〜103Dは
緯糸21先端の進行に合わせて開弁され、この各補助ノ
ズル31A〜310の作動により緯糸21は各波層83
の凹所84に案内された状態で反緯入れ側に飛走する(
緯入れ:90°付近から230゜付近まで)。このよう
に緯糸21が反緯入側に飛走し、布端部に到達すると、
ドラム43に貯留されていた緯糸21の末端が、係11
二体48に引掛る直前に、カム97により開閉弁85が
閉弁すると共に、メカニカルパルプ140が開弁し、既
に牽引装置113における導通口115に挿通している
緯糸21の先端を、噴射口116からの噴射空気により
導入口 117に吹き込み緯糸牽引を行なう。緯入れ直
後、係止体49がドラム43に係入し、その後に係止体
48がドラム43から抜は出た状態でさらに牽引が続行
される。この牽引は筬打ちが行なわれるまで続行される
(230°付近から20’付近まで)。上記牽引中に主
軸51の0″位置にて筬打ちが行なわれる。筬打ち後、
主軸51の5°位置近傍にてカッタ28が上記のように
緯入れされた緯糸21を切断する。
尚、上記のように係止体49がドラム43に係止し、そ
の直後に係11:体48がドラム43から抜は出すと、
次サイクルの緯入れ1回分の緯糸21がドラム43に巻
付けられ、以後上記と同様の作動が繰返し行われる。
上記のような通常の製織作動が行なわれている過程で緯
入れミスが発生した場合を想定する。
制御装置129は第14〜第17図のフローに従って処
理を行なう。すなわち、第14図に示すように、前述し
たような準備作動にかかる制御(1−1,1−2)及び
始動時にかかる制御(1−3,1−4)を行なった後、
緯糸フィーラ32からの検出信号に基づく緯入れミスの
監視(1−5) 、経糸不良の監視(1−8)及び停止
スイッチ132のON操作監視(1−7)を行なってい
る。ここで例えば緯糸21の先端が経糸29に引掛って
緯入れミスを生じると緯糸フィーラ32により筬打ちの
過程でそれを検知し、緯入れ不良信号がオンとなり(1
−8) 、まず主軸停止角度を次のサイクルの 180
°に設定する(1−11)。
そして、第15図に示すように、慣性運動を考慮して主
軸51が上記設定した180°にて停止すべく主モータ
50の停止制御、電磁ブレーキ123の励磁制御、ソレ
ノイドバルブ100.104の閉弁制御、緯糸ブレーキ
装置105におけるロータリンレノイド107及びカッ
トミス装置10における電磁アクチュエータ234の励
磁制御を行なう(2−1)。この時、緯糸ブレーキ装置
105は緯糸21の把持状態になると共に、カッタ28
が非動作状態となる。上記制御に基づく停止過程で開閉
弁95.1’03A〜103Dが開弁し、ソレノイドバ
ルブ100と開閉弁95及びソレノイドバルブ104と
開閉弁103A −1030との間の配管に残留してい
る圧力空気が主ノズル25及び補助ノズル31A〜31
0から噴出し、かつ係止体49がドラム43から抜は出
すが前記緯糸ブレーキ装置105による緯糸21の挟持
により、緯糸21は緯入れされない。更にカッタ28の
可動刃218Aは電磁アクチュエータ234が励磁され
ているので回動しない。
主軸51が停止し、アングルセンサ133からの角度信
号に基づいて、制御装置129は当該停止を認識する(
2−2)。この停止F角度180°では筬27が織前よ
り最後退位置にあり、経糸28の開口は最大となってお
り、ミス糸Mは織前に連らなっている(第18図A、B
参照)。
制御装置128は上記停止を確認すると、この停止原因
が緯入れミスであるか否かを判断するが(2−3) 、
停止原因は緯入れミスであるので、ソレノイドバルブ3
6を閉弁後(2−4)ソレノイドバルブ85を開弁する
(El−5)。上記ソレノイドバルブ65の開弁により
ワンポジションクラッチ58が解放する。これによりリ
ミットスイッチ125がON、他方のリミットスイッチ
124がOFFとなり、ワンポジションクラッチ58の
状態変化を検出する(2−7.2−8)。
次に電磁ブレーキ123を解放すると共に、主モータ5
0を逆回転方向に起動して360° (主軸1回転分)
回転させる(2−9)。36o°逆回転すれば主軸51
は緯入れミスの生じたサイクルの1806となり、この
位置を検出すると(2−10)、主モータ50への給電
を停止すると共に電磁ブレーキ123を励磁して主モー
タ50を制動する(2−11)。これと同時にロータリ
ンレノイド107を0FFL、て緯糸21の挟持を解放
する(2−11)。以上の動作によりミス糸Mが織前に
露出する(第18図A、B参照)。
次に第1B図に示すように、電磁クラッチ71を励磁後
、補助モータ73を回転させ(3−1) 、  ドラム
43に緯糸21を緯入れ2回分貯留し、係IL体48が
ドラム43より抜は出た状態で補助モータ73を停止す
る(3−2) (第20図A、 B参照)。補助モータ
73を停!1ニさせた後、ソレノイドバルブ100.1
04を開弁すると(3−3) 、係止体48がドラム4
3から抜は出ている状態であると共に開閉弁85及び1
03A〜103Dが現在の停止位置(180°)にて開
弁状態となっていることから、主ノズル25及び補助ノ
ズル31A〜310からの噴射空気により緯糸21がミ
ス糸Mに連なったまま略■字状に緯糸29の開口内に射
出される。そして既に準備作動において、ソレノイドバ
ルブ119が開弁状態になると共に、現在の停止位置(
180°)にてメカニカルバルブ140が開弁状態とな
ることから上記射出された緯糸21の先端が噴射口11
6からの噴射空気にさらされ、導入口117に吹き込ま
れて牽引される(第21図A、 B参照)。この反緯入
れ側からの牽引によりミス糸Mは織前から順次引きはが
されて、主ノズル25から導入口117まで真直ぐに伸
びる (第22図A、 B参照)。このソレノイドバル
ブ100.104の開弁はミス糸Mが織前から引きはが
されるに十分な時間性なわれる。なおミス糸Mが織前か
ら引きはがれたことをセンサにより検出したときに前記
ソレノイドバルブ100,104を閉弁するようにして
もよい。上記のような状態でソレノイドバルブ301を
開弁すると(3−4) 、カッタ300が主ノズル25
の先端部に進出し、その先端部に位置する緯糸21を当
該カッタ300が切断する。すると、切断された緯糸2
1は導入口117に吹込まれ、導入パイプ121を介し
て糸くず受122内にすてられる (第23図A、 B
参照)。
そしてソレノイドバルブ301を閉弁することによりカ
ッタ300を退避位置に復帰させると共にソレノイドバ
ルブ100.104を閉弁する(3−5)。
その後、電磁ブレーキ123を解放すると共に主モータ
50を240°逆回転させ(3−6) 、主軸51を緯
入れミスの生じた前のサイクルの300’  (織機始
動位置)に合わせ(3−7) 、主モータ50への給電
を停止すると共に電磁ブレーキ123を励磁して主モー
タ50を停止させる(3−8)(第24図A、 B参照
)。
つぎにソレノイドバルブ154を開弁した後(3−9)
 、補助モータ73を回転させて緯糸21をドラム43
に貯留し始める(3−10)。クラッチ片61の回転角
度が300’を過ぎたところでは近接スイッチ400が
ONになる。このタイミングで(3−11)ソレノイド
バルブ65を閉弁する(3−12)。この閉弁によりエ
アアクチュエータ64のシフタ63が第2図で左方向に
移動しワンポジションクラッチ58を嵌合可能な状態と
する。しかしワンポジションクラッチ58は前述したよ
うに3006でしか嵌合しないようになっており、上述
のようにクラッチ片61は300°を過ぎているのでワ
ンポジションクラッチ58はまだ嵌合しない。従って補
助モータ73はクラッチ片81をクラッチ片59に摺動
させながらさらに回転する。そして次の300’で突部
59Aが凹部81Aに突入し、すると、補助モータ73
は主軸51側の機械的負荷により強制的に停止させられ
る。この直後に電磁クラッチ71を0FFI、て解放状
態にすると共に補助モータ73への給電を停止する(3
−13)。この段階でクラッチ片61の回転トルクが消
失しクラッチ片59がさらに左方向へ移動して突部59
Aと凹部81Aとが完全に嵌合し、リミットスイッチ1
24がONになる。
一方、係止体48.4!3はドラム43に所定のタイミ
ングで係入及び退出しており、係止体48が退出したと
きに緯糸21は主ノズル25より射出されるが、噴射パ
イプ26からの噴射空気により導入パイプ152の中へ
吸入されて緊張状態で待機している。
リミットスイッチ124がオンになると(3−14)ソ
レノイドバルブ301を開弁しく3−15)、上記緊張
状態における緯糸21をカッタ 300によって前述と
同様に切断する。
その後、第17図に示すようにソレノイドバルブ105
、301を閉弁して(4−1) 緯入れ態勢を整える(
第25図A、 B参照)。そしてカットミス装置1oの
電磁アクチュエータ234をOFF して(4−2) 
、阻止片230を駆動レバー222の揺動範囲から外し
、カンタ28による鋏切り運動が可能な状態とする。
そしてソレノイドバルブ3B、 too、 104を開
弁しく4−3)、始動準備を整えた後、電磁ブレーキ1
23を解放して(4−4) 、この制御装置128は第
14図におけるステップ(+、 −1)の始動準備スイ
ッチ130の監視状態となる。この状態で当該織機は再
始動可能な状態となる。
尚、第14図の処理フb−において制御装置128が経
糸不良を検知した場合(1−13) 、経糸不良信号を
出力して(1−10)主軸停止角度を300°に設定し
く1−11)、また停止スイッチ132のON操作を検
知した場合(1−7) 、上記同様主軸停止角度を30
0°に設定する(1−11)。そして、その後、第15
図のステップ2−1.2−2.2−3の処理を経て第1
4図におけるステップ1−1に復帰する。
上記のように本実施例にあっては、緯糸21を略V字状
にして反緯入れ側で順次牽引するようにしたためミス糸
Mを織前から引きはがす際の抵抗が少なく、ミス糸Mに
かかる張力も小さくなる。そのため、糸切れを極力防止
できる。
なお、前記緯入れミス糸Mの切断を中止するために、カ
ッタ2Bの開目220への緯糸21の進出を阻lにする
ようにしたり、可動刃216Aの圧接を解いて切断不能
にしても良い。
また、緯糸測長貯留装置23は係止体48.49の間に
緯入れ1回分を貯留する型式の他、lピック分以上ドラ
ムに巻かれている緯糸21を係止体48.49のドラム
43への出入りにより1ピック分の緯入れ長に規制する
ようにした型式でもよい。
さらに牽引装置113は空気流の他線糸21をローラ等
に巻取るものでも良い。
また、主軸51の停止過程で緯入れを行なっても良いが
、この場合は停止過程で緯入れされた緯糸21を開口か
ら引きはがした後、ミス糸Mを織前に露出させる必要が
ある。
さらに、緯糸送給装置12で緯糸送給時、ミス糸Mが織
布側から引きはがされてしまうと、補助ノズル21に緯
糸21が引掛ってしまうことがあるため緯糸21の先端
部が牽引装置113に達するまで、緯入れ側でミス糸M
を保持しておくことが良い。
尚、主にミス糸Mを除去する際の作動について説明した
が、これは緯入れミスに限ったことではなく、他の原因
による自動再スタートに適用しても良い。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、ミス糸を織前
に露出させた状態でこれに連なる緯糸を反緯入れ側まで
射出し、この射出された緯糸を反緯入れ側にて牽引する
ことにより当該緯糸に連らなるミス糸を除去するように
したため、当該牽引の際、ミス糸と経糸との係合部での
引出し抵抗が累加されることがなくミス糸にかかる張力
は小さなものとなる。よって、牽引されるミス糸あるい
はこれに連らなる緯糸は切れにくいものとなる。
また、本発明を実施する装置では、扱う緯糸がスパン糸
、再生フィラメント糸のようなものであっても緯糸分離
装置の必要が無くなり、従来のように緯糸分離部材が経
糸を引掛けて経糸切れを生じさせるという問題は無い。
【図面の簡単な説明】
に 第1図は本発明の作用轡示す図、第2図は本発明を実施
する空気噴射式織機の構成を示す図、第3図〜第12図
は第2図に示す空気噴射式織機の各部詳細図、第13図
は主軸の回転角度に基づく各部のタイミングチャート、
第14〜第17図は制御装におけるミス糸除去過程を示
す図、第28図は従来の緯糸除去方法を実施する空気噴
射式織機の構成を示す図である。 lO・・・カットミス装置   12・・・緯糸送給装
置20・・・緯糸給糸体     21・・・緯糸22
−9.緯糸張力付与装置  23・・・緯糸測長貯留装
置25・・・主ノズル      27・・・筬28・
・・カッタ       29・・・経糸30・・・筬
保持体      31A〜310・・・補助ノズル3
2・・・緯糸フィーラ    43・・・ドラム44・
・・巻付腕       48・・・係止体48・・・
係止体       50・・・主モータ。 51・・・主軸        74・・・補助駆動機
構75・・・クラッチ機構    113・・・牽引装
置118・・・ソレノイドバルブ 300・・・カッタ
特許出願人  日産自動車株式会社 第8図 第9図 第15図 第16図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 緯入れ側に配された流体噴射ノズル(25)から緯糸(
    21)を射出して緯入れを行なう際に緯入れミスが生じ
    た時、当該ミス糸(M)を筬打ちした後、これを流体噴
    射ノズル(25)に連ねたまま織機を停止させ、その後
    当該ミス糸(M)を織前(C_1)に露出させて除去す
    るようにした緯糸除去方法において、上記ミス糸(M)
    を織前(C_1)に露出させた状態で反緯入れ側まで緯
    糸(21)を射出し、この射出された緯糸(21)を反
    緯入れ側から牽引することにより当該緯糸(21)に連
    なるミス糸(M)を除去するようにした流体噴射式織機
    における緯糸除去方法。
JP14157085A 1985-06-29 1985-06-29 流体噴射式織機における緯糸除去方法 Expired - Lifetime JPH0627399B2 (ja)

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US06/879,319 US4781221A (en) 1985-06-29 1986-06-27 Mispicked weft yarn removing method and system therefor
EP86108798A EP0207470B1 (en) 1985-06-29 1986-06-27 Mispicked weft yarn removing method and system therefor
CN86104321.9A CN1005636B (zh) 1985-06-29 1986-06-28 去除错纬纬纱方法及其系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01162847A (ja) * 1987-12-15 1989-06-27 Toyota Autom Loom Works Ltd 無杼織機における不良緯糸処理方法
US5209271A (en) * 1990-12-28 1993-05-11 Tsudakoma Corporation Mispicked weft removing method

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US5209271A (en) * 1990-12-28 1993-05-11 Tsudakoma Corporation Mispicked weft removing method

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