JPS6259952A - ハロゲン化銀黒白写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀黒白写真感光材料の処理方法

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JPS6259952A
JPS6259952A JP19956085A JP19956085A JPS6259952A JP S6259952 A JPS6259952 A JP S6259952A JP 19956085 A JP19956085 A JP 19956085A JP 19956085 A JP19956085 A JP 19956085A JP S6259952 A JPS6259952 A JP S6259952A
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昇 伊藤
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    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀黒白写真感光材料の処理方法に
関する。特に、写真画像の劣化を防止したハロゲン化銀
黒白写真感光材料の処理方法に関するものである。
〔発明の背景及びその問題点〕
近年、写真感光材料の処理工程は迅速化の一途をたどっ
ており、ハロゲン化銀黒白写真感光材料の場合も例外で
はない。現在量も速い黒白写真感光材料の処理方法とし
て採用されている方法に、安定化処理法がある。この場
合の安定化処理法は、現像処理の後で、チオシアン酸塩
を含む水溶液中に浸漬することにより、感光材料中に残
存している未露光の感光性ハロゲン化銀を、その後光に
さらしてももはや何の変化も示さない安定な銀錯塩に変
換せしめる処理法である。この方法によれば、水洗処理
を省略することができるため、処理時間を大幅に短縮す
ることができる。
しかし、この安定化処理法には次のような欠点がある。
第1に、チオシアン酸塩が潮解性を有するため、安定化
処理された写真感光材料が所謂べとつきを示すことであ
る。
第2に、チオシアン酸塩は、ある苛酷条件下では、人体
に有害なシアンイオンを生成するおそれがあり、環境汚
染の面からその使用は好ましくない。
第3に、チオシアン酸塩を使って安定化された写真感光
材料は、それが長期間にわたって保存されている間に、
画像の濃度の低下ないし消失を生じ易いという点である
。すなわち、最初黒白であった画像の色が長期間の保存
の間に黄色に変化したり、消失したりする。この現象は
退色とよばれており、処理後の感光材料を高い湿度の下
で保存した時に特に生じ易い。
そして第4に、チオシアン酸塩はよく知られているよう
に、金属を腐食し易い性質を持っていることである。
安定化処理法には以上のような欠点があるため、これに
代わる新しい迅速処理方法の出現が切望されてきた。
現在知られている安定化処理法以外の黒白写真感光材料
の迅速処理法としては、現像処理、定着処理及び水洗処
理の3工程から成る処理法があり、この処理法は30℃
以上の高温で行なわれることが多い。
又、現像時間をさらに短縮するために、あらかじめ現像
主薬を感光材料中に加えておき、通常の現像処理のかわ
りに、現像主薬を全く、あるいは実質的に含まないアル
カリ活性化液で処理し、ひきつづいて定着処理、水洗処
理を行なう迅速処理方法も知られている。
しかし、上述した現像処理(又はアルカリ活性化処理)
、定着処理及び水洗処理の3工程から成る迅速処理方法
には、根本的な欠陥がある。すなわち、水洗処理時間が
短くなると、定着処理時に感光材料中に取り込まれた定
着液組成物が、ひきつづく水洗処理工程で完全には除去
され得すに、水洗処理終了後も感光材料中に残るため、
長期間にわたり処理後の感光材料を保存すると、画像の
退色が起こるという問題である。
水洗効率を上げることにより定着液組成物の感光材料中
からの除去を早める方法がいくつか知られている。例え
ば、(1)定着剤としてチオ硫酸ナトリウムのかわりに
チオ硫酸アンモニウムを用いること、(2)定着液のp
Hを高くすること、(3)定着液に塩類を添加すること
、(4)水洗水の温度を上げること、(5)水洗水の流
量を増すこと、(6)攪拌を強くしたりシャワ一方式の
ような水洗水の吹き付けにより水洗効率を高くすること
、などの方法が知られている。しかし、いずれの方法を
採用しても、水洗時間の短縮には限界があり、特に水洗
処理工程が30秒以内に終了するような短時間処理の場
合には、退色の少ない安定した画像を得ることはきわめ
て難しいことであった。
更に近年、水資源の節約や処理廃液量の低減といった環
境保護上の理由から、水洗水流量を減少させる必要が生
じてきた。ところが、水洗水流量を減少させると、水洗
水中に持ち込まれる定着液組成物が十分に稀釈されずに
水洗水中に蓄積されるため、この蓄積された定着液組成
物が、水洗処理終了後も感光材料中に残存することにな
り、そのために画像の耐久性が劣化して、長期間の保存
により画像が退色するという問題が発生する。特に、1
日当りの水洗水流量が水洗タンク容量より少ないような
低流量水洗条件下では、退色の少ない安定した画像を得
ることはほとんど不可能に近いことであった。
前述したように、現在、安定化処理に代わる新しい迅速
処理方法の出現が切望されているが、安定化処理法に代
わり得るためには、安定化処理法の最大の利点である短
時間処理性を満たす必要があり、遅くとも45秒以内に
全処理工程が終了しなければならない。さらに、安定化
処理法の別の利点である簡便さを損なわないためには、
処理液の補充量及び廃液量は低く抑える必要があり、更
に処理装置は簡易でかつ安価なものでなければならない
。以上の条件を満たすことは、従来行なわれてきた現像
処理、定着処理及び水洗処理の3工程から成る処理方法
では不可能であった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、迅速処理が可能であり、かつ処理後の
写真画像の安定性が優れたハロゲン化銀黒白写真感光材
料の処理方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、画像安定化処理の処理液補充量及
び廃液量を大幅に低減することも可能なハロゲン化銀黒
白写真感光材料の処理方法を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、黄色汚染を起こさないハロゲ
ン化銀黒白写真感光材料の処理方法を提供するにある。
〔発明の構成及び作用〕
上記目的は、画像安定化液中に下記一般式で示される少
なくとも一種の化合物を含有させることにより、達成さ
れる。
一般式(I) 但し、一般式(1)中、R1及びR2は各々水素原子、
アルキル基、アリール基又は複素環基を表わし、R3は
少なくとも1個のカルボキシル基を有するフェニル基を
表わし、Mは水素原子、NH4又はアルカリ金属を表わ
す。
本発明によれば、画像安定化処理液中に含有された上記
一般式(1)の化合物が現像・定着された銀画像に作用
して、この銀画像を安定なものとし、劣化を防ぐ。本発
明は、最終的乃至は最終に近い安定化処理工程において
上記化合物を作用させるので、画像安定化に対する効果
を著しく高めることができる。かつ、感光材料中に予め
添加しておく場合と異なり、減感等の感光材料の性能低
下をもたらすことな(、この効果を発揮できる。
すなわち特開昭57−14836号、同60−1015
29号には、メルカプトを有する化合物をハロゲン化銀
乳剤層又はその隣接層に含有させて銀画像の劣化を防止
する方法が開示されているが、この使用形態であると、
現像定着処理中に於いて、特に定着液中にチオ硫酸塩の
為添加した該メルカプト化合物が処理液中に流出してし
まい、従って処理後の該メルカプト化合物の残留量を充
分確保して該メルカプト化合物が銀画像を安定化せしめ
るのに充分な量残存するようにする為には感光材料への
多量の添加が必要になる。この結果、減感、副露光によ
る画像黒化カブリ性が悪化するなどの悪影響の起こる可
能性が大きい。これに対し本発明は、上記一般式(1)
の化合物を現像定着後の画像安定化処理液に添加するの
で、感光材料それ自体に悪影響を及ぼさず、その性能低
下をもたらすことがない9又、従来のハロゲン化銀乳剤
の製造技術に何ら悪影響を及ぼさない。
更に一般式(1)の化合物は、メルカプトペンツアゾー
ル類、メルカプトテトラザインデン類に比べ水溶性が大
きく、かつ銀塩を形成した場合にも該形成された銀塩の
溶解度が大きく、画像安定化液のランニング液での濁り
が出難い長所がある。
これは、一般式(I)の化合物がR3にカルボン酸基を
持っているので銀塩を形成しても親水性のカルボン酸基
がその水溶性を高めるからと考えられる。従って、従来
のメルカプトベンツアゾール類やメルカプトテトラザイ
ンデン類は、多量に添加すると銀塩が析出し、液が白濁
してしまうので添加量が限定されていたのに対し、本発
明の一般式(I)の化合物は安定化処理液への大量の添
加も可能であり、かかる大量添加により画像の安定性を
増すことができる。従って、実用上のメリットは極めて
大きい。
次に、本発明について更に詳しく説明する。
まず、前記一般式(1)の化合物について説明する。
一般式(1)中、R,、R2は各々水素原子、アルキル
基、アリール基又は複素環基を表わす。
R+又はR2で表わされるアルキル基としては、炭素数
1〜14のものが好ましく、ハロゲン原子(塩素原子、
臭素原子その他)、アルコキシ基、ヒドロキシル基など
によって置換されていてもよい。これらアルキル基、置
換アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、メ
トキシエチル基、エトキシエチル基、クロルエチル基、
ベンジル恭などを挙げることができる。
R1又はR2で表わされるアリール基としては、炭素数
が6〜14のものが好ましい。核子り−ル基は、ハロゲ
ン原子(塩素原子、臭素原子その他)、アルキル基、ア
ルコキシ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニ
ル基、スルファモイル基、アルギルスルホンアミド基、
了り−ルスルホンアミド基、カルバモイル基、カルボン
アミド基などによって置換されていてもよい。
R1又はR2で表わされる複素環基としては、5〜7員
のものが好ましく、窒素原子、酸素原子、硫黄原子のう
ぢから少なくとも1種を1個以上を含むものが良い。置
換基を有していても、又は無置換でもよい。
一般式(I)中、R1は少なくとも1個のカルボキシル
基を有するフェニル基を表わす。この場合フェニル基に
置換されたカルボキシル基の数は1〜2個が好ましい。
このR3で表わされるフェニル基は、更に下記の置換基
によって置換されていてもよい。すなわち、ハロゲン原
子(塩素原子、臭素原子その他)、アルキル基(メチル
基、エチル基その他)、アルコキシ基(メトキシ基、エ
トキシ基その他)、アルキルスルホニル基、了り−ルス
ルホニル基、スルファモイル基、アルキルスルホンアミ
ド基、アリールスルホンアミド基、カルバモイル基、カ
ルボンアミド基その他の基によって置換されてもよい。
これらの置換基は、炭素数が14以下が好ましい。
一般式(1)中、Mは、水素原子、NH4、又はに、N
aその他のアルカリ金属を表わす。
上記一般式(T)で示される化合物の具体例としては、
次の化合物等を例示できる。なお本発明がこれらの例示
化合物に限定されるものではないことは言うまでもない
1−I            l−2r−3l−4 I−51−6 I−71B 9I−IQ 本発明の上記一般式(1)で表わされる化合物は、2−
メルカプトイミダゾール類すなわち2゜3−ジヒドロイ
ミダゾール−2−チオン類の合成の常法に従って合成で
きる。その方法としては、例えば、米国特許2.585
.388号、同2,541,924号、ケミカル・アブ
ストラクツ(Chemical Abstracts)
58、7921す(1963)、アイ・アイ・コブッノ
ブス力ヤ・レブシン(1,1,Kovtunovska
ya Levshine)著 ティーアール・ユーケー
アール・インスト・エキスペリム・エンドクリノル(T
r、 Ukr、 In5t。
Eksperim Endokrinol、) 18巻
345頁(1961) 、エム・ジャムトン・エタル、
パル・ソシエ・ケミスト・フランス(M、 Chamd
on et at、、 Bull、 Soc。
Chim、 Fr、) 723 (1954) 、ディ
ー・ニー・シャール・ソサエティ(J、 Amer、 
Chem、 Soc、)  79+4922 (195
7) 、ニー・ウオール2ダブリユ・マークウォルド(
A、 Wohl  W、 Marckwald)著、ト
イツク 化学会誌(Ber、) 22巻、568頁(1889)
などに記載されている。
更に具体例を挙げると、化合物I−1の合成は前記ケミ
カル・アブストラクツ(Chemical Abst−
racts)に記載されている。この他の合成法として
は、次の方法も利用することができる。
パラアミノ安息香酸エステル(例えばエチルエステル)
から次の手順で合成でき、すなわち、パラアミノ安息香
酸エステルを二硫化炭素とトリエチルアミンで処理して
対応するジチオカルバミン酸トリエチルアンモニウム塩
とし、次いでクロルギ酸エチル又はクロルギ酸メチルを
作用させた後加熱して対応するイソチオシアネートとす
る。このイソチオシアネートに、アミノアセトアルデヒ
ドジエチルアセタールを付加させ、次いで酸の存在下に
加熱する。これにより閉環と同時にエステルが加水分解
されて化合物I−1が得られる。
化合物I−1の置換体もこれと同様の方法で合成するこ
とができる。
NHz                  N=C=
SCOOC2H5C00CZH。
I C0OC2H5 OOH 化合物I−1 なおここで用いたイソチオシアネート(例えばパラカル
ボエトキシフェニルイソチオシアネート)は、例えば、
ニス・アール・サンドラ−(S、 R。
5andler)及びダブリュー・カロ(W、 Kar
o)著オルガニフク・ファンクショナル・グループ・プ
レパレーションズ、アカデミツク・プレv殆rgani
cFunctional  Group  Prepa
rations、AcademicPress)發19
68年発行、312−315頁記載の方法に従って合成
することができる。
本発明の上記一般式(I)の化合物の安定化処理液への
添加量は、lXl0−5モル/1〜lXl0−’モル/
lが好ましく、更に好ましくは、txto−’モル/β
−lXl0−”モル/lである。
これら化合物は、2種以上併用してもよい。
本発明の画像安定化処理液のpHは、少なくとも5以上
であり、好ましくは約5〜9である。
本発明の安定化処理液の処理方法は、任意の方式を採用
できる。所謂多段向流方式、つまり少なくとも2段の処
理段を有し、画像安定化処理される感光材料であるフィ
ルム等の方向と逆方向に安定化処理液を流し、この方向
で該処理液を補充する方式を用いることもできる。
本発明の安定化処理液での処理の後、水洗工程を設けて
も、設けなくてもよい。本発明によれば、実質的に水洗
工程を省くことができる。
本発明に用いられる画像安定化処理液中には、各種の添
加剤を含有せしめることができる。例えば微生物の発生
を防止する目的で、各種の防ぽい剤を添加することがで
きる。防ぽい剤の具体例としては、フェノール、4−ク
ロロフェノール、ペンタクロロフェノール、クレゾール
、O−フェニルフェノール、クロロフェン、ジクロロフ
ェン、ホルムアルデヒド、ゲルタールアルデヒド、クロ
ルアセトアミド、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、2
−(4−チアゾリル)−ベンツイミダゾール、ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オン、ドデシル−ベンジル−ジメチ
ルアンモニウム−クロライド、N−(フルオロジクロロ
メチルチオ)−フタルイミド、2,4.4’−トリクロ
ロ−27−ハイドロオキシジフェニルエーテルなどがあ
る。
本発明に用いられる画像安定化処理液中には、金属イオ
ンを封鎖する目的で、各種のキレート剤を添加すること
ができる。甲レート剤の具体例としては、エチレンジア
ミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、1,3−ジアミ
ノ−2−プロパツール四酢酸等のアミノポリカルボン酸
、ニトリ11:l−N、N、N−1−リメチレンホスホ
ン酸、エチレンジアミン−N、N、N’ 、N’ −テ
トラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタ
メチレンホスホン酸等のアミノポリホスホン酸、■−ヒ
ドロキシエチリデンー1.1−ジホスホン酸、1−アミ
ノ−エチリデン−1,1−ジホスホン酸等のアルキリデ
ンジホスホン酸、2−ホスホノ−ブタン−1,2,4−
トリカルボン酸等のホスホノカルボン酸、ヘキサメタリ
ン酸ナトリウム等のポリリン酸塩、クエン酸、グルコン
酸等のオキシカルボン酸などがある。
本発明の方法に用いられる画像安定化処理液中には、水
滴むらを防止する目的で、各種の界面活性剤を添加する
ことができる。界面活性剤としては、陽イオン型、陰イ
オン型、非イオン型及び両イオン型のいずれを用いても
よい。界面活性剤の具体例としては、例えば工学図書(
株)発行の「界面活性剤ハンドブック」に記載されてい
る化合物などがある。
本発明の方法に用いられる画像安定化処理液中には、定
着液組成物の感光材料中からの除去を促進する目的で、
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウ
ム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、メタホウ酸ナトリウ
ムなどの各種の塩類を添加することができる。
本発明の方法に用いられる画像安定化処理液の補充量は
、使用条件に応じて自由に設定することができる。画像
安定化という目的に限れば、通常の水洗処理と同様に、
補充量が多いほどより好ましい結果を与える。しかし、
処理廃液量の大幅な低減を達成するためには、画像安定
化液の一日当りの補充量は、画像安定化処理用タンクの
容量より少なくする必要がある。本発明の実施に当たっ
ては、現像処理、定着処理及び画像安定化処理の3工程
から成る迅速処理法を採用すれば、ごのような低補充条
件下においても、すぐれた安定性を有する画像を得るこ
とができる。このような低補充条件下においては、従来
の現像処理、定着処理及び水洗処理の3工程から成る迅
速処理法では、安定した画像を得ることは不可能であっ
た。
本発明の実施に際して現像処理に用いる処理液(以下、
現像液という。)としては、一般に用いられる組成のも
のを用いることができる。現像主薬としては、ハイドロ
キノン、アルキルハイドロキノン(例えばメチルハイド
ロキノン、ジメチルハイドロキノン、t−ブチルハイド
ロキノン)、カテコール、ピラゾール、クロロハイドロ
キノン、ジクロロハイドロキノン、メトキシハイドロキ
ノン、エトキシハイドロキノン、アミノフェノール現像
主薬(例えばN−メチル−p−アミノフェノール、2.
4−ジアミノフェノール)、アスコルビン酸現像主薬、
N−メチル−p−アミノフェノールサルフェート、ピラ
ゾロン類(例えば4−アミノピラゾロン)、3−ピラゾ
リドン現像主薬(例えば1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−)工ニルー4.4−ジメチルー3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1,5−
ジフェニル−3−ピラゾリドン、1−p−トリル−3−
ピラゾリドン、1−p−ヒドロキシフェニル−4,4−
ジメチル−3−ピラゾリドン)等が単独に、又は組み合
わせて用いられる。特にハイドロキノンと3−ピラゾリ
ドン類あるいはハイドロキノンとアミンフェノール類と
の組み合わせが、本発明の迅速処理には適している。
現像液には、その他必要により、亜硫酸塩、重亜硫酸塩
、ヒドロキシルアミン類などの保恒剤;水酸化物、炭酸
塩、リン酸塩などのアルカリ剤;酢酸などのpHAl1
節剤;ポリエチレングリコール類などの溶解助剤;四級
アンモニウム塩などの増感剤;メタノール、ジエチレン
グリコール、ジェタノールアミン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルフオキシドなどの有機溶剤;現像促進
剤;界面活性剤;消泡剤;色調剤;カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの粘性付与
剤;ゲルタールアルデヒドなどの硬膜剤;銀スラッヂ防
止剤;チオエーテル、チオアミド、チオシアン酸塩、チ
オ硫酸塩などのハロゲン化銀溶剤;臭化カリウム、ベン
ゾトリアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール、1
−フェニル−5−メルカプトテトラゾールなどのカブリ
防止剤;アミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸
、ホスホノカルボン酸などのキレート剤等の各種添加剤
を含有させることができる。
更に、予め現像主薬が感光材料中に加えられている場合
には、現像処理をアルカリ活性化処理で置き代えても何
ら支障はない。そして、アルカリ活性化処理に用いられ
る処理液(以下、アルカリ活性化液という。)は、通常
の白黒現像液に使用する現像主薬以外のいかなる成分を
も含むことができる。該アルカリ活性化液のpHは、通
常約10〜14であり、好ましくは約11〜14である
本発明の実施に際して定着処理に用いる処理液(以下、
定着液という。)としては、一般に用いられる組成のも
のを用いることができる。定着剤としてのチオ硫酸ナト
リウム、チオ硫酸アンモニウム、チオシアン酸ナトリウ
ム、チオシアン酸アンモニウム、チオ尿素、アミン誘導
体などのハロゲン化銀溶剤の他に、亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウムなどの亜硫酸塩;硼酸、硼砂、メタ硼酸ナト
リウムなどの硼酸塩;酢酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ
酸などの有機カルボン酸;硫酸、塩酸などの無機酸;エ
チレンジアミン、ジェタノールアミン、トリエタノール
アミンなどのアミン類;カリ明パン、アンモニウム明パ
ン、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムなどの水溶性
アルミニウム塩;メタノール、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリオキシエチレングリコール、ア
セトンなどの有機化合物、更に必要に応じて沃化カリウ
ム、沃化ナトリウムなどの沃化物、その他の添加剤を含
むことができる。
本発明において現像処理、定着処理及び画像安定化処理
の3工程から成る処理方法を実施するにあたっては、各
工程の処理温度は通常約10゛c〜60°Cで行なわれ
るが、現像処理だけは約20℃〜60℃で行なわれるこ
とが好ましい。
本発明に係る処理方法によって処理されるハロゲン化銀
黒白写真感光材料は、いかなる用途のものであっても差
し支えなく、支持体上に塗設されるハロゲン化銀感光性
乳剤層のハロゲン化銀は、塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化
銀、臭化銀、沃臭化銀などのいずれであってもよい。ま
た、本発明によって処理されるハロゲン化銀黒白写真感
光材料は、ネガ型または直接ポジ型のいずれであっても
よい。
本発明を適用する処理は、自動現像処理機などによる自
動現像処理に限定されず、あらゆる種類の現像手段を採
用できる。
〔発明の実施例〕
以下、実施例によって本発明を更に詳しく説明する。但
し当然のことながら本発明の実施B様がこれに限定され
るものではない。
実施例1 下記の組成から成る現像液、定着液及び画像安定化処理
液を作成した。
現像液 定着液 画像安定化処理液 試験に用いた試料、及びその処理は次のように行なった
。すなわちポリエチレンテレフタレート支持体上に沃臭
化銀(沃化銀0.5モル%)、ゼラチン乳剤層を有する
黒白写真感光材料の試料(銀量2.5g/rrf)を像
様露光したのち、上記現像液、定着液及び画像安定化液
を入れたローラー搬送型自動現像機で処理した。自動現
像機のタンク容量は、現像処理、定着処理、画像安定化
処理ともに21である。処理温度は、現像処理38℃で
あり、定着処理35℃、画像安定化処理25℃であり、
処理時間は現像処理15秒、定着処理15秒、画像安定
処理10秒であった。補充量は被処理感光材料IMにつ
き、現像液300nj!、定着液300m7!、画像安
定化液200n+j2であった。
比較例として、現像処理及び定着処理は上述の方法と同
一とし、画像安定化処理の代わりに通常の水洗処理を行
なう処理方法を採用した。ここで、水洗水の補充量は被
処理感光材料1d当り27!とじ、水洗温度は25℃、
水洗時間は10秒とした。
前記像様露光された試料を、1日につき5Mずつ7日間
連続して処理し、最後にステップウェッジを通して内光
露光を行なった試料を処理して、画像安定性評価用の試
料を得た。処理直後に一度ウエツジ露光された試料の各
段の透過濃度を測定し、ひきつづいてこの試料を高温高
温(70℃、80%R11)下に1週間保存した後、再
び各段の透過濃度を測定した。高温高温下での保存によ
る各段の濃度の低下が少ないほど、画像安定性が優れて
いることになる。結果を表に示す。ここでは処理直後の
濃度が1.0.2.0に最も近い段の濃度の低下を示し
である。
表より明らかなように、本発明の方法により処理された
試料(阻4〜寛9)は、水洗方式(階1)に比して保存
による透過濃度の変化が格段に小さく、又、比較として
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを添加した
液により処理したもの(m2.3)と比較しても同添加
量では本発明の方が優れており、従って優れた画像安定
効果を示すものである。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の処理方法は、写真画像の安定
性が優れ、黄色汚染も起こりに<<、処理液も少なくて
すむという効果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ハロゲン化銀黒白写真材料を定着処理後画像安定化処理
    液により処理する方法に於いて、該画像安定化処理液に
    は下記一般式で示される少なくとも一種の化合物を含有
    することを特徴とするハロゲン化銀黒白写真感光材料の
    処理方法。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、一般式( I )中、R_1及びR_2は各々水素
    原子、アルキル基、アリール基又は複素環基を表わし、
    R_3は少なくとも1個のカルボキシル基を有するフェ
    ニル基を表わし、Mは水素原子、NH_4又はアルカリ
    金属を表わす。
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