JPS6252869B2 - - Google Patents

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JPS6252869B2
JPS6252869B2 JP55143305A JP14330580A JPS6252869B2 JP S6252869 B2 JPS6252869 B2 JP S6252869B2 JP 55143305 A JP55143305 A JP 55143305A JP 14330580 A JP14330580 A JP 14330580A JP S6252869 B2 JPS6252869 B2 JP S6252869B2
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resistance
contact
electrode
photoreceptor layer
photoreceptor
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JP55143305A
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JPS5767951A (en
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Hideo Mukai
Toshimasa Takano
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Priority to DE19813140681 priority patent/DE3140681A1/de
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Publication of JPS5767951A publication Critical patent/JPS5767951A/ja
Publication of JPS6252869B2 publication Critical patent/JPS6252869B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
    • G03G15/0216Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
    • G03G15/0233Structure, details of the charging member, e.g. chemical composition, surface properties
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1647Cleaning of transfer member
    • G03G2215/1661Cleaning of transfer member of transfer belt

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明はたとえば電子写真複写機の感光体に
帯電するための帯電装置に関する。 従来、ほとんどの電子写真複写機に使用されて
いるのはコロナ放電器を用いた帯電器であるが、
コロナ放電器は高圧を使用するために危険であ
り、オゾン発生による大気および機器の汚染があ
り、かつ高価なものになる点で問題があつた。一
方古くから種々試されてきたローラーやブラシに
よる帯電方法も感光体を機械的に傷つけたり、電
気的に損傷したりして数千回以上繰り返し使用す
る感光体に適用し得るような方法はなかつた。 近年、以上のような欠点を一挙に解決する帯電
装置として、基体に柔軟な電気抵抗体を設けてな
る接触子と、この接触子に当接された適度の抵抗
値の電極と、この電極に電界を印加する手段とを
有し、被帯電体に上記接触子を接触させて帯電さ
せることを特徴とする帯電装置が提案されてい
る。この提案に係る帯電装置は適度な電気抵抗を
持つたブラシのような材料の接極子の背面に置か
れた電極にDC電圧を印加すると共に、減衰する
AC電圧を印加することにより、接触型の帯電器
を完成したものである。この帯電装置を用いるこ
とによつて、数千回以上の繰り返し帯電におい
て、非常に良好な結果を得ている。 ここで、接触子の抵抗は、外部環境、特に湿度
によつて大きく変化する。この接極子の抵抗の変
化は、帯電の効率に悪影響を与えるので、接極子
の抵抗を所望の一定値に保持しておく必要があ
る。このための、前述した提案に係る帯電装置に
おいては、接極子をヒータによつて常時加熱し
て、接触子が湿気を帯びないようにしたり、被帯
電体に接触する接極子の接触圧を湿度に応じて変
化し得るようにする機構を取り付けたりして、湿
度の影響による帯電効率の変化を防止していた。
しかし、以上のような構成では、帯電装置がより
複雑な機構になると共に、加熱及び湿度感知のた
めに常に電力の供給が必要であり、ランニングコ
ストが上昇する欠点が存在していた。 さらに、接触子の抵抗が湿度によつて低下した
場合には、感光体への流入電流が増加して感光体
の寿命を縮めるおそれがあつた。 この発明は、上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、コロナ放電器やロ
ーラ、ブラシなどを用いることなく、帯電するこ
とができ、オゾンの発生による大気および機器の
汚染および感光体の寿命を大幅に延ばすことがで
きるようにすると共に、湿度による帯電効率の低
下を簡易な構成で、しかもランニングコストの上
昇を伴うことなく防止することのできる帯電器を
提供することにある。 以下に、この発明に係る帯電装置の一実施例を
添付図面の第1図乃至第9図を参照して詳述す
る。 第1図は電子複写機の基本的構成を示すもの
で、1は本体である。この本体1の上面には原稿
載置台2が設けられ、これは本体1内に設けられ
た駆動モータ3により往復運動するようになつて
いる。本体1内のほぼ中央部には上記載置台2の
運動に同期して回転する感光体ドラム4aが枢支
されている。この感光体ドラム4aは円筒状の基
体と、この基体の外周面に設けられ、被帯電体と
しての酸化亜鉛―樹脂分散剤で形成された感光体
層4とを有している。感光体層4と原稿載置台2
との間にはランプ5、集束性光伝送体6などから
なる露光系7が設けられ、原稿載置台2上にある
原稿を照射し、その反射光を感光体層4に導びい
て原稿像を結像するようになつている。この結像
位置から感光体ドラム4aの反時方向の回転方向
に沿つて順に現像装置8、転写装置9、清掃装置
10および後述する帯電装置11が配設されてい
る。上記現像装置8は上記露光系7によつて感光
体層4に形成される原稿の潜像を顕像化するもの
である。上記転写装置9は感光体層4上に形成さ
れる原稿トナー像を複写紙pに転写するものであ
り、上記清掃装置10は感光体層4の表面に残留
するトナーを除去するものである。また、上記本
体1の底部には複写紙pを収容する着脱自在なカ
セツト12と、上記複写紙pを給出する給紙ロー
ラ13とからなる給紙装置14が設けられてい
る。また、転写装置9は転写ローラ15と複数個
のガイドローラ16,16との間に掛渡されたマ
イラ(商品名)などの絶縁性を有する転写ベルト
17とから構成されている。そして、この転写ベ
ルト17は、上記感光体ドラム4aの外周面の一
部に接触しているとともに、この転写ベルト17
には基本的に帯電装置11と同一構造の転写用帯
電装置18とクリーニングブレード19とが接触
している。さらに、この転写ベルト17の搬出端
側には定着装置20および搬出ローラ21が設け
られ、上記転写装置9によつて画像が転写された
複写紙pを定着したのちトレイ22に搬出するよ
うになつている。なお、23は制御装置である。 なお、モータ3は排気フアン付のモータで、こ
のモータの回転に伴つて露光系7で発生した熱を
本体1外へ排気するようになつている。また、感
光体ドラム4aは、厚さ0.8mm、直径80mm程度の
基体としての薄肉アルミドラムの外周面に、ロー
ズベンガルの如き色素によつて増感された酸化亜
鉛―樹脂分散剤のバインダータイプの感光体層4
を塗布により形成してなるものである。さらに、
上述したクリーニングブレード19は、転写ベル
ト17に付着したトナーなどをかき落して転写ベ
ルト17を清掃するものである。 つぎに、上記帯電装置11について説明する。
第2図ないし第8図はこの発明の帯電装置11の
第1の実施例を示すもので、上記感光体層4との
対向面には両側縁に互いに対向するコ字状折曲部
30,30を有するガイド枠31が本体1のフレ
ームに固定されている。そして、このガイド枠3
1には帯電器ベース32が着脱可能に装着されて
いる。この帯電器ベース32はアクリルまたは
ABSなどの樹脂材料によつて角柱状に成形され
ている。この帯電器ベース32の背面には上記ガ
イド枠31の折曲部30,30にスライド自在に
掛止する掛止鍔33,33が一体に突設されてい
る。そして、この帯電器ベース32の背面とガイ
ド枠31の内面との間には板ばねからなる押えス
プリング34が介在され、帯電器ベース32をガ
イド枠31に弾性的に圧接保持している。また、
帯電器ベース32の長手方向一端部すなわち本体
1の背面側はリヤフレーム35に突設されたスト
ツパ36に当接しており、前面側はフロントフレ
ーム37に設けた着脱孔38に対向している。そ
して、この着脱孔38と対向する上記帯電器ベー
ス32の端面には引抜き用把手39が突設されて
いる。 帯電器ベース32の前部すなわち感光体層4の
外周面と対向する部分にはその表面から順にクツ
シヨン材40、電極43、導電子44および接触
子としての布45が層状に重合され、これらは帯
電器ベース32の前面および両側面を包容するよ
うに接着されている。上記クツシヨン材40は絶
縁材を兼ねるために発泡合成樹脂シートからな
り、約3mmの厚みを有している。また、電極43
は原液としてカーボン(キヤボン社VULCAN
XC72)30重量%、SBR(旭化成社タフプレン)
50重量%、キシレン樹脂(三菱ガス化学社ニカノ
ール)20重量%とを混合した固形分と溶剤とを
1.75%:82.5%の割合で混合し、この第1液と上
記SBR50%とトルエンなどの溶剤50%との第2液
とを1:1の割合で混合させ、厚さ50μm程度の
シート状の導電性ゴムから形成されている。そし
て、この電極43は布45より低い抵抗(102
Ω・cm)に保たれている。さらに、導電子44
は厚さが50μm程度のアルミニウム板からなる
DC導電板44aとAC導電板44bとに幅方向に
2分割されており、このDC導電板44aとAC導
電板44bとは上記電極43の幅方向中央部に形
成した突条の帯電作用部43aによつて区分され
ている。そして、このDC導電板44aとAC導電
板44bのリヤフレーム35側の端部は上記帯電
器ベース32の端面に沿つて折曲され、この折曲
部が接触端子46a,46bとして形成されてい
る。そして、これら接触端子46aと46bと対
向するリヤフレーム35にはDC側給電ブレード
47aとAC側給電ブレード47bが取付けら
れ、それぞれ接触端子46a,46bに接触して
いる。また、上記布45には別珍(Velveteen)
が使用されている。 この別珍は、木綿で形成されたベース48とこ
のベース48に多数植毛された毛体49とから構
成されている。この毛体49は導電性粒子として
カーボンを内部に分散した人工繊維で形成され、
例えば、東洋レーヨン(株)のカーボン分散アクリル
繊維(商品名、SA―7)、カネボウ(株)のカーボン
分散ナイロン繊維(商品名、ベルトロン)、もし
くはユニチカ(株)のカーボン分散レーヨン繊維(商
品名、メガ)から構成される。各人工繊維は表1
に示すようにして別珍である布を構成している。 このような毛体49を有する布45は、第5図
に示すような湿度と抵抗との関係を有している。
ここで図中、実線aはカーボン分散アクリル繊維
への毛体4aを有する布45の変化を、実線bは
カーボン分散ナイロン繊維の同様の変化を、そし
て実線cはカーボン分散レーヨン繊維の同様の変
化をそれぞれ示している。尚、破線dは従来のレ
ーヨン繊維の毛体を有する布の変化、及び破線e
は従来のアクリル繊維の毛体を有する布の変化を
それぞれ示している。図から明らかなように、カ
ーボンを内部に分散した人工繊維で形成された毛
体49を有する布45は、湿度の変化に対して一
定の抵抗(105〜108Ω・cm)を有する特性を備え
ていることが理解できる。これは、人工繊維の内
部にカーボンを分散することにより、毛体49の
内部抵抗を表面抵抗より低く設定することがで
き、低い電気抵抗を有する内部抵抗が毛体49全
体の電気抵抗を規定するようになり表面抵抗が湿
度によつて変化したとしても、毛体49全体の電
気抵抗を支配する内部抵抗は湿度に影響されない
ので変化せず、毛体49全体としての電気抵抗は
湿度に関係なく一定に保持されるからであると思
われる。
【表】 また、毛体49の先端は第6図に示すように丸
みが付けられており、この丸みにより、毛体49
の先端と感光体層4の表面との接触面積が大きく
なるようになされている。このように形成された
布45は、ベース48の背面を導電性接着剤50
によつて導電子44に接着されている。この接着
された状態での抵抗勾配は第7図に示すように、
毛体49、ベース48、接着剤50、次いで導電
子44の順序に段階的に低抵抗になるよう設定さ
れている。 また、上述のように構成された帯電器本体51
の着脱孔38の近傍にはフロントフレーム37の
内面に固定した支持板52によつてクリーニング
バツト53(商品名チケツトブラシ)が取付けら
れている。このクリーニングバツト53の下部に
はトナー受け箱54が設けられ、帯電器本体51
を前方へ引き出したとき毛45に付着したトナー
をクリーニングバツト53によつて掻き落すよう
になつている。 一方、DC側給電ブレード47aには、第8図
に示すように、直流電源55のマイナス端子が接
続され、直流電源55のプラス端子はアースされ
ている。またDC側給電ブレード47aには、交
流電流をバイパスする第1のコンデンサ56の一
端が接続され、第1のコンデンサ56の他端はア
ースされている。他方、AC側給電ブレード47
bには直流電流を阻止する第2のコンデンサ57
を介して交流電源58の一端に接続され、交流電
源58の他端はアースされている。尚、感光体層
4を支持するアルミドラムはアースされている。
この実施例では、直流及び交流電源55,58は
それぞれ2KV、第1及び第2のコンデンサ56,
57はそれぞれ0.03μFに設定されている。 第9図は上記構成の等価回路を示しており、
R1は上述した電極43を等価的に抵抗体として
示した抵抗、R2は上述した毛45を等価的に抵
抗体として示した抵抗、E1は直流電界を印加す
る直流電源、E2は交流電界を印加する交流電
源、C1は第1のコンデンサ、C2は第2のコンデ
ンサ、抵抗R0及びコンデンサC0からなる並列回
路は感光体の等価回路である。 さて、上述したように、電極43にはその両端
側からそれぞれ電源E1,E2によつて電界が印加
されると、第9図で矢示したような電流が流れ
る。ここで交流電流の流れは実線で、直流電流の
流れは破線でそれぞれ示されている。従つて、電
極43は等価的に抵抗体R1であるから交流電界
による電位勾配はAC側給電ブレード47bに接
するA点部分が高くPC側給電ブレード47aに
接するB点に向つて徐々に低下するような勾配と
なり、直流電界による電位勾配はB点部分が高く
A点に向つて徐々に低下するような勾配になる。
このような電界の印加方法によつて、少なくとも
電極43の一端部における接地点に対する電位
が、電極43の他の部分における接地点に対する
電位よりも低くなるので、感光体に対して急激に
高電界を印加させることがなく、感光体を損傷さ
せるおそれがない。 このようにして、電極43に電界が印加される
と、感光体が等価的に有するコンデンサC0に対
するチヤージがなされる。これによつて感光体は
帯電状態となる。 しかして、原稿載置台2に原稿の複写を行なう
場合には複写スタートボタンを押すことにより、
各装置は公知の作動によつて原稿複写像が得られ
た複写紙pをトレイ22に排出することができ
る。このとき、帯電装置11においては、感光体
層4の回転にともない電極43に電源装置から電
圧が印加される。すなわち、電極43にはDC導
電板44aとAC導電板44bとが接触されてい
るため直流に交流が重畳する電圧で印加される。
この場合、直流電圧が1000ボルト、交流電圧が
1000ボルトとし、この条件で直流に交流を重畳す
ることにより、感光体層4に発生する空間電荷を
防ぎ、短時間で感光体層4は帯電されることにな
る。 すなわち、ZnO感光体層4に対して帯電を行な
う場合に、DCのみ印加したのでは帯電状態の安
定性が良くなく、暗減衰が大となることが、実験
により確認された。 この理由は、例えば感光体層4は等価的に静電
容量C1をもつているが、感光体層4の特性をミ
クロに見るとZnOの粒子自体にも静電容量C2を等
価的に有し、感光体層4に帯電させる際、まず、
この容量C2に対するチヤージアツプがなされ、
これが全体として容量C1に対する帯電になると
考えられ、この際容量C2に対するチヤージアツ
プの場合にAC電界が著しく効率的であるからで
あると推定される。 以上詳述したように、この一実施例によれば、
接触子の毛体49を、カーボンを分散した合成繊
維で構成し、毛体49が湿度に対して一定の抵抗
を有するようにした。従つて、帯電装置11は湿
度の変化に関係なく、感光体層4を一定の帯電状
態となすことができるようになる。 尚、上記一実施例において、毛体49は導電性
粒子たるカーボンを分散した合成繊維で構成され
るようにして説明した。しかし、これに限定され
ることなく、例えば、芯材としての合成繊維を、
導電性粒子を分散した高分子でコーテイングした
繊維であつても良い。即ち、第2の実施例とし
て、以下のようにして製造される接触子が提供さ
れる。 この接触子は、直径5デニール、長さ3mm、密
度約16000本/cm2で構成されたレーヨン製の別珍
を、東洋紡(株)の熱加塑性ポリエステル(商品名、
バイロン300)8gと、CABOTカーボン(商品
名、VULCAN―XC―72)2gと、MEX95g
と、そしてトルエン95gとからなる溶剤に1分間
浸け込み、その後常温で風乾し、10デニールのポ
リエチレン製のフアーブラシにて起毛させたもの
である。このようにして形成された接触子の毛体
は、レーヨンを芯材として、カーボンを分散した
熱可塑性ポリエステルをこの芯材にコーテイング
して構成されている。この接触子は第10図に実
線fで示すように、湿度の変化に対して略一定の
抵抗値を有する特性を備えている。従つて、この
ような毛体を有する接触子を使用することによ
り、帯電装置は湿度の変化に対して、安定した帯
電状態を維持することができるようになる。 また、第3の実施例として、接触子を、低気圧
下で炭化した合成繊維で構成するようにしても良
い。即ち、この接触子は、直径5デニール、長さ
3mm、密度約16000本/cm2のレーヨン製別珍を1.0
×10-2Torrの環境中で、500℃に加熱して35分間
炭化を行なうようにして形成したものである。こ
のようにして形成された接触子は第11図に実線
gで示すように湿度の変化に対して略一定の抵抗
値を有する特性を備えている。従つて、このよう
な接触子を使用することにより、帯電装置は湿度
の変化に対して、安定した帯電状態を維持するこ
とができるようになる。 また、前記一実施例においては、接触子たる布
45と電極43とを別途設け、これらを導電性接
着剤50で結合するようにして説明した。しか
し、これに限定されることなく、例えば第12図
に第4の実施例として示すように、布45のベー
ス48を、毛体49の電気抵抗より低い電気抵抗
を有する繊維で形成し、このベース48を直接導
電子44に導電性接着剤50によつて接着するよ
うに構成してもよい。例えば、布45をカネボウ
(株)のカーボン分散ナイロン繊維で構成した毛体4
9と、ユニチカのカーボン分散レーヨン繊維で構
成したベース48とからなるようにする。ここ
で、このように構成された毛体49は106〜107
(Ω・cm)の抵抗を、またベース48は105〜106
(Ω・cm)の抵抗をそれぞれ有しているので、ベ
ース48は電極として作用することができるよう
になる。 このように第4の実施例を構成することによ
り、別途電極を設けることが必要でなくなり、製
造が簡易化されて、コストの低廉化を図ることが
できる。また、金属性の電極を用いなくて済むの
で、帯電装置全体としてフレキシブルとなり、感
光体層4への接触がよりソフトになる。従つて、
感光体層4の機械的損傷を受ける虞れが少なくな
り、感光体層4の寿命を伸ばすことができる。 次に、第13図乃至第15図を参照して、第5
の実施例を説明する。 前記一実施例において、感光体層4の微少部分
を考え、この微少部分が、どのように帯電して表
面電位を得るかを考えると、第13図に示すよう
に変化する。即ち、感光体層4をコンデンサとし
て解析すると、 感光体層への流入電流 I(t)=(V−V(t))/R 感光体層上での表面電位 V(t)=1/C∫ I(t)dt ここで、V;AC電源電圧 R;接触子の抵抗 C;感光体層の静電容量 となる。ここで、感光体層4に、最初に接触子が
接する時の表面電位がO(V)である条件を入れ
て解くと I(t)=V/Rexp(−t/RC)(図中実線で示
す) V(t)=V{1−exp(−t/RC)} (図中破線で示す) となる。この2式から、感光体層4への流入電流
は、接触子が感光体層4に最初に接する時最大と
なる事が理解される。この時、感光体層4の電気
的損傷が最大となり、、感光体層4の寿命を短く
していた。 そこで、第5の実施例として、第14図に示す
ように、毛体49の抵抗を点Cを境界として変化
させることにより、上記欠点は排除される。即
ち、第14図において、点Aは感光体層4に初め
て接する毛体49を示しており、点Bは感光体層
4が離れていく毛体49を示している。点Aの部
分を含む第1の毛体部49Aは、点Bの部分を含
む第2の毛体部49Bより抵抗が高く設定されて
いる。このように毛体49の抵抗を変化させるこ
とにより、感光体層4の微少部分を考え、この部
分がどのように帯電していくかを考えると、第1
5図に示すように変化する。即ち、第1の毛体4
9Aでは抵抗が大きいため、図中実線で示す電流
が制限を受ける。また、第2の毛体部49Bでは
抵抗は第1の実施例と同じく設定されているが、
すでに感光体層4は図中破線で示す電位を持つて
いるため、点Cでの電流のピークは相対的に低く
なる。これにより、感光体層4の電気的損傷は防
止され、寿命は延長される。ここで、この第5の
実施例では、感光体層4は酸化亜鉛で形成され、
感光体ドラム4aの周速は80mm/secとし、毛体4
9はカーボン分散のレーヨン繊維で構成し、第1
の毛体49Aと第2の毛体部49Bとの抵抗の差
は分散したカーボンの量により規定した、毛体4
9の長さは3mm、5デニールで約16000本/cm2
密度を有して植毛され、第1の毛体部49Aの巾
は10mm、第2の毛体部49Bの巾は15mmとした。 このような状態で第5の実施例を実際に実施し
た結果、第1の実施例と差のない帯電状態が得ら
れ、感光体層4の寿命が延長される効果が得られ
た。尚、この実施例では、毛体49の抵抗を点C
を境界として2段に異なるようにして説明した
が、点Aから点Bにかけて、リニアーに抵抗が下
るようにしても、また多数の異なる段になるよう
にしても良い。このように構成することにより、
より一層、電気的損傷を感光体層4から防ぐこと
が可能となる。 また、前記第5の実施例においては、感光体層
14への電気的損傷を防止するために、毛体49
の抵抗を変化させるようにして説明した。しか
し、この電気的損傷の防止は第16図乃至第18
図に第6の実施例として示すように、電極43の
抵抗を変化させることにより得ることができる。 即ち、点Cを境界として点Aを含む第19電極部
43Aの抵抗を、点Bを含む第2の電極部43B
の抵抗より大きく設定し、例えば第1の電極部4
3Aの抵抗を107(Ω・cm)、第2の電極部43B
の抵抗を106(Ω・cm)とし、それぞれ厚さ5
(mm)、SBRとカーボンとキシレン樹脂とから構成
し、カーボンの含有量で抵抗を変化させるように
する。また毛体49をカーボン分散のレーヨン繊
維で構成し、その抵抗を107(Ω・cm)、直径を5
デニール、長さ3mm、密度約16000本/cm2と設定
する。 このように構成することにより、接極子45に
印加される電圧は、第17図に示すようになる。
即ち、直流電圧は図中太線で示されるように、点
B側から印加され、しかも、第2の電極部49B
では抵抗が毛体49より低く設定されているの
で、電位はほぼ一定となり、第1の電極部49A
では、抵抗が毛体49とほぼ同様となるので、電
圧降下を受け、点Cから点Aに向うにつれ、電位
は減少する。従つて、点Aでの電流のピーク値は
第18図に実線で示すように、その部分での電位
が低いために、小さくなり、感光体層4への電気
的損傷は小さくなる。更に、交流電圧は第17図
中細線で示されるように、点A側から印加され、
第1の電極部43Aでの電圧降下が大となるた
め、交流電圧の点Bにおける帯電への影響を小さ
くすることができ、ACの適性範囲が広くなる。
尚、前記第5の実施例と同様に、電極43の抵抗
を点Cを境界として2段に異なるようにしなくと
も良く、点Aから点Bにかけて、リニアーに抵抗
が上るようにしても良いし、多数の異なる段にな
るようにしても良いことは言うまでもない。 次に第19図及び第20図を参照して、第7の
実施例を説明する。 前記一実施例において、第8図に示した回路
は、特に酸化亜鉛で形成された感光体層4におい
て、その帯電電位を安定して得るのに有効であ
る。しかし、点Bの部分で交流電圧が大きすぎる
と、帯電にむらを生じることになる。そこで、点
Aから点Bに向けて交流電圧を漸時減少させる必
要がある。そこで、前記一実施例においては、第
1のコンデンサ56によつて、交流電圧の減少を
なしていた。このため、交流電流が電極43を通
つて常時流れるため、電力がむだに消費されると
同時に、電圧の減少の割合が電極43の抵抗に直
接影響を受けてしまう虞れがあつた。 そこで第7の実施例として、第19図に示すよ
うに構成することにより、上記虞れは解消され
る。即ち、接触子45のベースの背面に第1の電
極60を導電性接着剤で接着し、この第1の電極
60の背面に誘電体層61を、そして、この誘電
体層61の背面に第2の電極62を順次接着す
る。そして、第1の電極60には直流電源55
を、第2の電極62には交流電源58をそれぞれ
接続するようにする。この実施例では、接触子4
5はカーボン分散レーヨン繊維で構成され、5デ
ニール、長さ3mmの毛体49を密度約16000本/
cm2で有する別珍状の布で、107(Ω・cm)の抵抗
を有し、第1の電極60はカーボンとSBRとキシ
レン樹脂とから構成され、106(Ω・cm)の抵抗
を有し、誘電体層61はポリエステルフイルム
(商品名、マイラ)で構成され、厚さ12(μm)
を有し、第2の電極62は、第1の電極60と同
様の材料で形成され、102(Ω・cm)の抵抗を有
するようになされている。また、直流電源55か
らは−800(V)の直流電圧が印加され、交流電
源58からは80(V)、50(Hz)の交流電圧が印
加され、感光体ドラムは80(mm/sec)の周速度を
有するように設定されている。このように構成し
た結果、感光体層4は−400〜−450(V)の安定
した表面電位を得られる。尚、この実施例の場合
には、交流電圧は直流電圧の10〜20%が適当であ
り、それより低いと電位の“のり”が悪く、それ
より高いと帯電むらが生じることがわかつた。 ここで上記帯電むらは、帯電の終了点である点
Bにおける交流の電流が流れ過ぎる事により生じ
るものである。従つて、第20図に示すように、
点B付近の誘電体層61の厚さを増すことによ
り、交流の電流の流れを制御することができるよ
うになる。これにより、交流電圧の適正範囲を広
げることができるようになると共に、交流電圧を
上げることにより、更に安定した帯電状態が得ら
れる。 次に第21図乃至第24図を参照して、第8の
実施例を説明する。尚、前記一実施例と同一部分
には同一符号を付してその説明を省略する。 前記一実施例においては、帯電装置本体51を
ガイド枠31に対して取り外し自在に構成はした
が、帯電作動中は、ガイド枠31に所定位置で保
持していた。しかし、これに限定されることな
く、第8の実施例として示すように、感光体ドラ
ム4aの軸方向に沿つて振動するように設けても
良い。即ち、帯電器本体68の帯電器ベース32
の各側面には、接触端子46a,46bに接続さ
れた摺動端子63a,63bが設けられている。
また帯電器ベース32の上面には、支持板64が
設けられている。この支持板64の上面の所定位
置には、上方に突出し軸方向に延びた当接板65
が設けられている。また、この支持板64の両側
端面の所定位置には、水平に延出した第1のピン
66が設けられている。更に支持板64の上面の
所定位置には、この帯電器本体51がガイド枠3
1に挿入されて振動するのを容易にするために、
複数のローラ67が枢支されている。 このような帯電器本体68が挿入されるガイド
枠31は、その上面に、当接板65の進入を許容
するスリツト69が形成されている。このスリツ
ト69の先端部には、当接板65が当接するカム
板70が回動可能に設けられている。このカム板
70は円板状に形成され、偏心して枢支されると
共に、図示しない駆動機構により、感光体ドラム
4aの回転に応じて回転するように設けられてい
る。また、ガイド枠31の両側端部には、第1の
ピン64に水平方向に対向する位置に第2のピン
71が設けられており、第1及び第2のピン6
4,71の間には引張ばね72が架設されてい
る。このばね71は帯電器本体68を、帯電器本
体68に設けられた当接板65がカム板70に当
接するように、付勢している。また、ガイド枠3
1の下面には、各摺動端子63a,63bに接触
して、これに電力を供給する電気ブラシ73a,
73bが設けられている。電気ブラシ73aには
直流電源55が、また電気ブラシ73bには交流
電源58がそれぞれ接続されている。 以上のように構成することにより、感光体ドラ
ム4aの回転に応じてカム板70を回転し、従つ
て、カム板70に当接する当接板65を有する帯
電器本体68は、軸方向に沿つて振動するように
なる。 この振動によつて、感光体層4に接触する毛体
49の中で、倒れている部分が存することによ
り、感光体層4への毛体49の接触確率が低下し
て、感光体層4上にスジ状の表面電の低い部分が
生じることが防止される。 この振動は、振幅が大きい程、また振動数が大
きい程効果があることが実験的に確認されてい
る。この実施例では、振幅を毛体49の長さ以上
に設定し、振動による感光体ドラム4aと帯電装
置との軸方向の相対速度は、感光体ドラム4aの
回転による感光体ドラム4aと帯電装置との周方
向の相対速度より大きくなるように設定されてい
る。 尚、上記感光体層4上に、毛体49の倒れてい
る部分が存することによるスジ状の表面電位の低
い部分が生じることの防止は、第25図に示すよ
うに、接触子としての布45をエンドレスに形成
し、この布45を感光体ドラム4aの外周面で、
軸方向に摺接させるように第9の実施例として構
成することにより、前記第8の実施例と同様の効
果が得られる。 また、第26図に示すように、エンドレスに形
成した布45の外周部に、布45の毛体49を起
毛させるためのフアーブラシ73を回転するよう
に設けて第10の実施例として構成しても第9の実
施例と同様の効果がある。このフアーブラシ73
は、5デニール、6mmの長さのポリプロピレンで
形成された毛体を有している。 以上詳述したように、この発明に係る帯電装置
は所定の電気抵抗を有し、柔軟に形成され、被帯
電体に接触する接触子と、この接触子に電気的に
接続された電極と、この電極に電圧を印加して、
被帯電体を帯電させる印加手段とを具備する帯電
装置において、前記接触子は、導電性粒子が分散
されて、内部抵抗が表面抵抗よりも低く設定され
た人工繊維から構成したことを特徴としている。
従つてコロナ放電器やローラ、ブラシなどを用い
ることなく、帯電することができ、オゾンの発生
による大気および機器の汚染および感光体の寿命
を大幅に延ばすことができる。また、接触子は湿
度の変化に対して一定の抵抗を有することができ
る。すなわち、湿度が変わつても全体的電気抵抗
は変わらないので、湿度による帯電効率低下を防
止することができる。しかもランニングコストの
上昇を伴うことなく防止することのできる帯電器
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の帯電装置を電子複写機に採
用した場合の概略的構成図、第2図ないし第9図
はこの発明の第1の実施例を示すもので、第2図
は帯電装置の縦断正面図、第3図は同じく一部の
縦断側面図、第4図は第2図―線に沿う断面
図、第5図は湿度と抵抗との関係を示す線図、第
6図は布を拡大して示す正面図、第7図は布の取
付構造を示す拡大して示すと共に抵抗勾配を示す
グラフ図、第8図は帯電装置への結線状態を概略
的に示す図、第9図は電気回路図であり、第10
図はこの発明の第2の実施例を説明するための湿
度と抵抗との関係を示す線図、第11図はこの発
明の第3の実施例を説明するための湿度と抵抗と
の関係を示す線図、第12図はこの発明の第4の
実施例を示す正面図、第13図乃至第15図はこ
の発明の第5の実施例を示すもので、第13図及
び第15図は感光体層の微少部分の位置と電流値
との関係を示す線図、第14図は接触子を示す正
面図であり、第16図乃至第18図はこの発明の
第6の実施例を示すもので、第16図は電極を示
す正面図、第17図は電極の位置と電圧値との関
係を示す線図、第18図は感光体層の微少部分の
位置と電流値との関係を示す線図であり、第19
図及び第20図はそれぞれこの発明の第7の実施
例を示す正面断面図、第21図乃至第24図はこ
の発明の第8の実施例を示すもので、第21図は
帯電器本体を示す側面図、第22図は帯電器本体
を示す正面図、第23図は帯電装置を示す側面
図、第24図は帯電装置を示す上面図であり、第
25図はこの発明の第9の実施例を概略的に示す
斜視図、そして第26図はこの発明の第10の実施
例を示す正面図である。 4…感光体層、43…電極、45…布、49…
毛体、55,58…電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の電気抵抗を有し、柔軟に形成され、被
    帯電体に接触する接触子と、この接触子に電気的
    に接続された電極と、この電極に電圧を印加し
    て、被帯電体を帯電させる印加手段とを具備する
    帯電装置において、前記接触子は導電性粒子が分
    散されて、内部抵抗が表面抵抗よりも低く設定さ
    れた人工繊維で構成されたことを特徴とする帯電
    装置。 2 前記接触子は毛体と、この毛体を起立して支
    持するベース部材とから構成されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の帯電装置。 3 前記ベース部材は、導電性粒子を分散した人
    工繊維で構成されることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の帯電装置。
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