JP3233509B2 - 除電ブラシ - Google Patents
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05F—STATIC ELECTRICITY; NATURALLY-OCCURRING ELECTRICITY
- H05F3/00—Carrying-off electrostatic charges
- H05F3/02—Carrying-off electrostatic charges by means of earthing connections
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Brushes (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法を利用する複
写機やプリンターなどの画像形成装置に用いられ、転写
ドラムや用紙の除電、またはクリーニング装置におい
て、感光体・残留トナーの除電を行う除電ブラシに関す
る。
写機やプリンターなどの画像形成装置に用いられ、転写
ドラムや用紙の除電、またはクリーニング装置におい
て、感光体・残留トナーの除電を行う除電ブラシに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】これまで画像形成装置においてトナーを
用紙に転写した後の感光体をクリーニングするときのト
ナーの除電や用紙搬送路での用紙の除電のために除電ロ
ールや除電ブラシが用いられている。これまで除電効果
を有するブラシとしてはブラシ毛に導電性繊維を用いる
と共に、この導電性繊維を金属シャフトを介して接地し
たものなどが知られている。
用紙に転写した後の感光体をクリーニングするときのト
ナーの除電や用紙搬送路での用紙の除電のために除電ロ
ールや除電ブラシが用いられている。これまで除電効果
を有するブラシとしてはブラシ毛に導電性繊維を用いる
と共に、この導電性繊維を金属シャフトを介して接地し
たものなどが知られている。
【０００３】例えば特開平１−２１７３８７号公報に
は、除電効果を有するクリーニングブラシとして、導電
性繊維からなるブラシ毛が植え付けられた帯状の織布を
金属シャフトに巻つけたものが開示されている。このク
リーニングブラシは除電効果の他に、感光体上に残留す
るトナーを掻き乱す役割を持つためにブラシ毛をシャフ
トの全周方向に植毛し、感光体とブラシ毛の先端付近を
接触させると共に、シャフトを回転駆動するものであ
る。さらに他の用途で用いられる除電ブラシも、常に良
好な除電効果を維持するために、シャフトの全周方向に
均一に植毛し、シャフトを回転駆動して用いるのが望ま
しい。
は、除電効果を有するクリーニングブラシとして、導電
性繊維からなるブラシ毛が植え付けられた帯状の織布を
金属シャフトに巻つけたものが開示されている。このク
リーニングブラシは除電効果の他に、感光体上に残留す
るトナーを掻き乱す役割を持つためにブラシ毛をシャフ
トの全周方向に植毛し、感光体とブラシ毛の先端付近を
接触させると共に、シャフトを回転駆動するものであ
る。さらに他の用途で用いられる除電ブラシも、常に良
好な除電効果を維持するために、シャフトの全周方向に
均一に植毛し、シャフトを回転駆動して用いるのが望ま
しい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなシャフトの全周にブラシ毛が植えつけられた除電
ブラシであって従来から知られているものでは次のよう
な問題点がある。シャフトの周囲に均一にブラシ毛を植
えつけると共に、ブラシ毛とシャフトとの間で電気抵抗
が小さくなるように接触させることが難しく、この条件
を満足させるために製造コストが高くなるという問題点
がある。
ようなシャフトの全周にブラシ毛が植えつけられた除電
ブラシであって従来から知られているものでは次のよう
な問題点がある。シャフトの周囲に均一にブラシ毛を植
えつけると共に、ブラシ毛とシャフトとの間で電気抵抗
が小さくなるように接触させることが難しく、この条件
を満足させるために製造コストが高くなるという問題点
がある。
【０００５】特開平１−２１７３８７号公報に示される
ようにシャフトに帯状の織布を巻つけるものでは容易に
製造することができるが、ブラシ毛とシャフトとを電気
抵抗を小さくして導通状態とするのが難しい。つまり、
織布の基布を構成する繊維の全部を導電性繊維とし、導
電性樹脂を塗布して接着すれば電気抵抗を少なくするこ
とができるが、製造コストが大きくなりすぎる。このた
め、基布の縦糸の一部に導電性繊維を用いているが、こ
の導電性繊維が配置される位置によってはブラシ毛とシ
ャフトとの間の電気抵抗値が大きくなってしまう。さら
にこの除電ブラシでは導電性繊維として金属繊維を用い
ているが、金属繊維は剛性が大きく、横糸となじまず、
金属繊維を織り込んだ位置でブラシ毛の起立方向が別
れ、ブラシ毛が均一でなくなる。
ようにシャフトに帯状の織布を巻つけるものでは容易に
製造することができるが、ブラシ毛とシャフトとを電気
抵抗を小さくして導通状態とするのが難しい。つまり、
織布の基布を構成する繊維の全部を導電性繊維とし、導
電性樹脂を塗布して接着すれば電気抵抗を少なくするこ
とができるが、製造コストが大きくなりすぎる。このた
め、基布の縦糸の一部に導電性繊維を用いているが、こ
の導電性繊維が配置される位置によってはブラシ毛とシ
ャフトとの間の電気抵抗値が大きくなってしまう。さら
にこの除電ブラシでは導電性繊維として金属繊維を用い
ているが、金属繊維は剛性が大きく、横糸となじまず、
金属繊維を織り込んだ位置でブラシ毛の起立方向が別
れ、ブラシ毛が均一でなくなる。
【０００６】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、シャフトの周囲に均一な
ブラシ毛を有し十分な除電効果を備える除電ブラシであ
って、安価で容易に製造することができるものを提供す
ることである。
れたものであり、その目的は、シャフトの周囲に均一な
ブラシ毛を有し十分な除電効果を備える除電ブラシであ
って、安価で容易に製造することができるものを提供す
ることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項１に記載の除電ブラシは、 導電性のブラシ
毛を多数備え、該ブラシ毛が接触する被接触体の電荷を
消去する除電ブラシにおいて、 軸線回りに回転が可能
に支持される金属シャフトと、 前記金属シャフトの周
面にらせん状に隙間なく巻きつけられ、導電性のブラシ
毛が基布の全面にほぼ均等に植毛された帯状の織布とか
らなり、 前記基布の幅方向のほぼ中央部に、該基布の
長さ方向に連続した導電性の繊維が織り込まれているも
のとする。
めに請求項１に記載の除電ブラシは、 導電性のブラシ
毛を多数備え、該ブラシ毛が接触する被接触体の電荷を
消去する除電ブラシにおいて、 軸線回りに回転が可能
に支持される金属シャフトと、 前記金属シャフトの周
面にらせん状に隙間なく巻きつけられ、導電性のブラシ
毛が基布の全面にほぼ均等に植毛された帯状の織布とか
らなり、 前記基布の幅方向のほぼ中央部に、該基布の
長さ方向に連続した導電性の繊維が織り込まれているも
のとする。
【０００８】また請求項２に記載の除電ブラシは、 導
電性のブラシ毛を多数備え、該ブラシ毛が接触する被接
触体の電荷を消去する除電ブラシにおいて、 軸線回り
に回転が可能に支持される金属シャフトと、 前記金属
シャフトの周面にらせん状に隙間なく巻きつけられ、導
電性のブラシ毛が基布の全面にほぼ均等に植毛された帯
状の織布とからなり、 前記基布の長さ方向に連続し、
微粉状カーボンを含有する導電性の合成繊維が織り込ま
れているものとする。
電性のブラシ毛を多数備え、該ブラシ毛が接触する被接
触体の電荷を消去する除電ブラシにおいて、 軸線回り
に回転が可能に支持される金属シャフトと、 前記金属
シャフトの周面にらせん状に隙間なく巻きつけられ、導
電性のブラシ毛が基布の全面にほぼ均等に植毛された帯
状の織布とからなり、 前記基布の長さ方向に連続し、
微粉状カーボンを含有する導電性の合成繊維が織り込ま
れているものとする。
【０００９】さらに請求項３に記載の除電ブラシは、
請求項２に記載の除電ブラシにおいて、 前記導電性の
合成繊維は、前記基布の幅方向におけるほぼ中央部に織
り込まれているものである。
請求項２に記載の除電ブラシにおいて、 前記導電性の
合成繊維は、前記基布の幅方向におけるほぼ中央部に織
り込まれているものである。
【００１０】上記請求項１から請求項３に記載の発明に
おいて、導電性のブラシ毛は、導電性を有する繊維であ
れば特に限定されない。ただし本発明の除電ブラシをク
リーニングブラシとして用いる場合は、導電性のみなら
ず適度な剛性も必要となるので、ポリプロピレン等とい
ったブラシ毛として十分な剛性を有する繊維と炭素など
の導電性物質を含むナイロンやポリエステルの複合繊維
との混繊糸が好ましい。また織布に織り込まれる導電性
繊維の数は特に限定されないが、本発明においては１本
でも十分にその効果を発揮する。
おいて、導電性のブラシ毛は、導電性を有する繊維であ
れば特に限定されない。ただし本発明の除電ブラシをク
リーニングブラシとして用いる場合は、導電性のみなら
ず適度な剛性も必要となるので、ポリプロピレン等とい
ったブラシ毛として十分な剛性を有する繊維と炭素など
の導電性物質を含むナイロンやポリエステルの複合繊維
との混繊糸が好ましい。また織布に織り込まれる導電性
繊維の数は特に限定されないが、本発明においては１本
でも十分にその効果を発揮する。
【００１１】
【作用】上記請求項１に記載の除電ブラシは、導電性の
ブラシ毛が植え込まれた帯状の織布を金属シャフトに巻
き付けてなるものであり、容易に製造ができる。また、
導電性のブラシ毛は基布の幅方向のほぼ中央部に織り込
まれた導電性繊維を介して金属シャフトと電気的に導通
状態とされ、金属シャフトが電気的に接地されるか又は
バイアス電圧が印加されることにより除電効果を有す
る。つまり、ブラシ毛は先端付近が互いに接触すること
により中央部のブラシ毛と導通し、さらに中央部のブラ
シ毛が基布に織り込まれた導電性繊維と接触して金属シ
ャフトと導通する。このとき導電性繊維は幅方向のほぼ
中央部に織り込まれているので接触するブラシ毛間の電
気抵抗が小さく、ブラシ毛が除電しようとする物に接触
したときにその物と金属シャフトとの間の電気抵抗が小
さくなる。また、織布は導電性を有する接着剤を用いて
貼り付けられるが、導電性繊維は帯状の織布の中央部に
織り込まれているので、導電性繊維がある部分には接着
剤が均一に塗布され金属シャフトと密接して貼り付けら
れて良好な導通状態が得られる。これにより、さらに電
気抵抗が低減される。
ブラシ毛が植え込まれた帯状の織布を金属シャフトに巻
き付けてなるものであり、容易に製造ができる。また、
導電性のブラシ毛は基布の幅方向のほぼ中央部に織り込
まれた導電性繊維を介して金属シャフトと電気的に導通
状態とされ、金属シャフトが電気的に接地されるか又は
バイアス電圧が印加されることにより除電効果を有す
る。つまり、ブラシ毛は先端付近が互いに接触すること
により中央部のブラシ毛と導通し、さらに中央部のブラ
シ毛が基布に織り込まれた導電性繊維と接触して金属シ
ャフトと導通する。このとき導電性繊維は幅方向のほぼ
中央部に織り込まれているので接触するブラシ毛間の電
気抵抗が小さく、ブラシ毛が除電しようとする物に接触
したときにその物と金属シャフトとの間の電気抵抗が小
さくなる。また、織布は導電性を有する接着剤を用いて
貼り付けられるが、導電性繊維は帯状の織布の中央部に
織り込まれているので、導電性繊維がある部分には接着
剤が均一に塗布され金属シャフトと密接して貼り付けら
れて良好な導通状態が得られる。これにより、さらに電
気抵抗が低減される。
【００１２】また請求項２に記載の除電ブラシによれ
ば、請求項１に記載の除電ブラシと同様にブラシ毛と金
属シャフトとが電気的に導通状態とされ、製造も容易と
なる。また、基布に織り込む導電性繊維を微粉状カーボ
ンを含有する合成繊維としたため、この導電性繊維を剛
性の小さい柔軟なものとすることができ、金属繊維を用
いた場合より、基布を構成する他の繊維とのなじみが良
く、均一なブラシ毛を有する除電ブラシとなる。
ば、請求項１に記載の除電ブラシと同様にブラシ毛と金
属シャフトとが電気的に導通状態とされ、製造も容易と
なる。また、基布に織り込む導電性繊維を微粉状カーボ
ンを含有する合成繊維としたため、この導電性繊維を剛
性の小さい柔軟なものとすることができ、金属繊維を用
いた場合より、基布を構成する他の繊維とのなじみが良
く、均一なブラシ毛を有する除電ブラシとなる。
【００１３】これを図を用いてさらに詳しく説明する。
図８（ａ）及び図８（ｂ）は除電ブラシの織布の基布に
織り込まれる導電性繊維として金属繊維を用いた場合
［（ａ）図］と微粉状カーボンを含有する合成繊維を用
いた場合［（ｂ）図］の織布の断面図を示している。ま
た、（ｃ）図および（ｄ）図はそれぞれの織布を用いた
除電ブラシの側面図、（ｅ）図及び（ｆ）図はそれぞれ
の除電ブラシの断面図である。金属繊維を用いた織布で
は、この導電性繊維が柔軟に曲がらず、横糸が導電性繊
維を巻き回すように織られている。このため基布に織り
込まれたブラシ毛が（ａ）図に示される様に導電性繊維
の配置された部分で先端が開いてしまい、ブラシにした
時に（ｃ）図および（ｅ）図に示すように、ブラシ毛の
密度の小さい部分Ａが螺旋状に生じてしまう。これに対
し、（ｄ）図及び（ｆ）図に示すように、微粉状カーボ
ンを含有する合成繊維を基布に織り込んだものでは均一
なブラシ毛を有し、除電効果の優れたブラシとなる。
図８（ａ）及び図８（ｂ）は除電ブラシの織布の基布に
織り込まれる導電性繊維として金属繊維を用いた場合
［（ａ）図］と微粉状カーボンを含有する合成繊維を用
いた場合［（ｂ）図］の織布の断面図を示している。ま
た、（ｃ）図および（ｄ）図はそれぞれの織布を用いた
除電ブラシの側面図、（ｅ）図及び（ｆ）図はそれぞれ
の除電ブラシの断面図である。金属繊維を用いた織布で
は、この導電性繊維が柔軟に曲がらず、横糸が導電性繊
維を巻き回すように織られている。このため基布に織り
込まれたブラシ毛が（ａ）図に示される様に導電性繊維
の配置された部分で先端が開いてしまい、ブラシにした
時に（ｃ）図および（ｅ）図に示すように、ブラシ毛の
密度の小さい部分Ａが螺旋状に生じてしまう。これに対
し、（ｄ）図及び（ｆ）図に示すように、微粉状カーボ
ンを含有する合成繊維を基布に織り込んだものでは均一
なブラシ毛を有し、除電効果の優れたブラシとなる。
【００１４】さらに請求項３の除電ブラシは、前記した
請求項１および請求項２に記載の特徴を兼ね備えている
ため、一層均一で優れた除電効果を有する。
請求項１および請求項２に記載の特徴を兼ね備えている
ため、一層均一で優れた除電効果を有する。
【００１５】このため、これらの除電ブラシを画像形成
装置における用紙の除電や転写ドラムの除電等に用いる
と優れた除電効果を発揮し、またクリーニングブラシと
して用いると残留トナーの電荷を除去しながら感光体か
ら掻き落とす事ができ、効率のよいクリーニングが可能
となる。さらにブラシ毛が均一となっているので、不均
一な部分が繰り返し感光体に接触するときに生じる感光
体の損傷を防止することができる。
装置における用紙の除電や転写ドラムの除電等に用いる
と優れた除電効果を発揮し、またクリーニングブラシと
して用いると残留トナーの電荷を除去しながら感光体か
ら掻き落とす事ができ、効率のよいクリーニングが可能
となる。さらにブラシ毛が均一となっているので、不均
一な部分が繰り返し感光体に接触するときに生じる感光
体の損傷を防止することができる。
【００１６】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図１は本発明の除電ブラシの一例を示す概略
構成図である。本発明の除電ブラシは、金属シャフトに
ブラシ毛が植え込まれた帯状の織布をらせん状に隙間な
く巻つけることにより形成されている。
説明する。図１は本発明の除電ブラシの一例を示す概略
構成図である。本発明の除電ブラシは、金属シャフトに
ブラシ毛が植え込まれた帯状の織布をらせん状に隙間な
く巻つけることにより形成されている。
【００１７】図２は図１に示す除電ブラシで用いる織布
の概略断面図であり、図３はこの織布を構成する繊維を
示す概念図である。この織布は、縦糸と横糸とで織られ
た基布１ｂと、この基布１ｂに織り込まれたブラシ毛１
ａとで構成されており、この基布の幅方向の中央部には
１本の導電性繊維１ｃが織り込まれている。
の概略断面図であり、図３はこの織布を構成する繊維を
示す概念図である。この織布は、縦糸と横糸とで織られ
た基布１ｂと、この基布１ｂに織り込まれたブラシ毛１
ａとで構成されており、この基布の幅方向の中央部には
１本の導電性繊維１ｃが織り込まれている。
【００１８】本実施例においてブラシ毛１ａを構成する
繊維はナイロン１２に微粉状カーボンが混入された導電
性を有する繊維（３２０デニール、３２フィラメント）
と、ポリプロピレン（１７０Ｄ２０Ｆ）との混繊糸が用
いられている。この導電性を有する繊維はナイロン１２
と微粉状カーボンとが重量比で１０：１となるように混
合したもので、１フィラメントの電気抵抗値が１×１０
6 〜１×１０7 Ω／ｃｍとなっている。なお、ブラシ毛
として用いる材料は上記に限定されず、導電性繊維とし
て導電性物質を含有するポリエステル等の複合繊維を用
いたり、ポリプロピレンの代わりにこれと同等の剛性を
有するものを用いてもよいし、また本実施例で用いた混
繊糸と同等の剛性、導電性を有するものであれば一種類
のフィラメントからなるものであってもよく、特に限定
されない。
繊維はナイロン１２に微粉状カーボンが混入された導電
性を有する繊維（３２０デニール、３２フィラメント）
と、ポリプロピレン（１７０Ｄ２０Ｆ）との混繊糸が用
いられている。この導電性を有する繊維はナイロン１２
と微粉状カーボンとが重量比で１０：１となるように混
合したもので、１フィラメントの電気抵抗値が１×１０
6 〜１×１０7 Ω／ｃｍとなっている。なお、ブラシ毛
として用いる材料は上記に限定されず、導電性繊維とし
て導電性物質を含有するポリエステル等の複合繊維を用
いたり、ポリプロピレンの代わりにこれと同等の剛性を
有するものを用いてもよいし、また本実施例で用いた混
繊糸と同等の剛性、導電性を有するものであれば一種類
のフィラメントからなるものであってもよく、特に限定
されない。
【００１９】基布１ｂは、縦糸と横糸とが共にポリエス
テル繊維からなるものであるが、その幅方向中央部には
導電性繊維１ｃが織り込まれている。この導電性繊維は
ブラシ毛に用いた導電性を有する繊維と同じ微粉状カー
ボンを含むナイロン１２（重量比 ナイロン１２：微粉
状カーボン＝１０：１）であり、３２０Ｄ３２Ｆの糸２
本に撚りをかけ１本としたものが用いられている。
テル繊維からなるものであるが、その幅方向中央部には
導電性繊維１ｃが織り込まれている。この導電性繊維は
ブラシ毛に用いた導電性を有する繊維と同じ微粉状カー
ボンを含むナイロン１２（重量比 ナイロン１２：微粉
状カーボン＝１０：１）であり、３２０Ｄ３２Ｆの糸２
本に撚りをかけ１本としたものが用いられている。
【００２０】この除電ブラシは、例えば次に記す方法に
より製造することができる。通常のシャトル式またはシ
ャトルレス式の織機でパイルを製織する。このとき、基
布部分の縦糸の１本を上記導電性繊維とし、パイル糸を
上記導電性を有する繊維とポリプロピレン繊維との混繊
糸とする。製織は２枚の織布を重ねパイル糸で連結され
た状態で行ない、織り上がった後パイル糸を切断するこ
とにより、同時に２枚のブラシ毛を有する織布を得る。
この織布を適宜切断した後、ホットメルト接着剤を塗布
し、金属シャフトにらせん状に隙間なく巻き付ける。こ
れを加熱して織布を金属シャフトに接着することにより
製造できる。ここで接着剤としてはホットメルト接着剤
等が用いられるが、本発明の除電ブラシの導電性を損な
わず、良好な接着性を維持するために、カーボン等、導
電性物質の含有量が適宜決定される。
より製造することができる。通常のシャトル式またはシ
ャトルレス式の織機でパイルを製織する。このとき、基
布部分の縦糸の１本を上記導電性繊維とし、パイル糸を
上記導電性を有する繊維とポリプロピレン繊維との混繊
糸とする。製織は２枚の織布を重ねパイル糸で連結され
た状態で行ない、織り上がった後パイル糸を切断するこ
とにより、同時に２枚のブラシ毛を有する織布を得る。
この織布を適宜切断した後、ホットメルト接着剤を塗布
し、金属シャフトにらせん状に隙間なく巻き付ける。こ
れを加熱して織布を金属シャフトに接着することにより
製造できる。ここで接着剤としてはホットメルト接着剤
等が用いられるが、本発明の除電ブラシの導電性を損な
わず、良好な接着性を維持するために、カーボン等、導
電性物質の含有量が適宜決定される。
【００２１】次に本実施例の除電ブラシをクリーニング
ブラシとして用いた例を図を用いて説明する。図４は本
発明の除電ブラシをクリーニング装置のクリーニングブ
ラシとして用いた場合の概略構成図であり、図５は図４
に示したクリーニング装置が用いられる画像形成装置の
概略構成図である。図５に示される画像形成装置は、一
様帯電した後レーザー光発生器からレーザー光１０１を
照射することにより表面に静電潜像が形成される感光体
１０２と、この感光体１０２の周囲に現像装置１０４
と、前記感光体１０２の回転方向における前記現像装置
の上流側に感光体１０２の表面を一様に帯電させる帯電
器１０３と、ペーパーガイドより供給される用紙に感光
体表面のトナー像を転写する転写帯電器１０６と、転写
された用紙を感光体１０２から剥離する剥離用帯電器１
０７と、剥離された用紙を搬送する搬送ベルト１０９
と、前記感光体１０２上に残留するトナーを除去するク
リーニング装置１０８とを有している。
ブラシとして用いた例を図を用いて説明する。図４は本
発明の除電ブラシをクリーニング装置のクリーニングブ
ラシとして用いた場合の概略構成図であり、図５は図４
に示したクリーニング装置が用いられる画像形成装置の
概略構成図である。図５に示される画像形成装置は、一
様帯電した後レーザー光発生器からレーザー光１０１を
照射することにより表面に静電潜像が形成される感光体
１０２と、この感光体１０２の周囲に現像装置１０４
と、前記感光体１０２の回転方向における前記現像装置
の上流側に感光体１０２の表面を一様に帯電させる帯電
器１０３と、ペーパーガイドより供給される用紙に感光
体表面のトナー像を転写する転写帯電器１０６と、転写
された用紙を感光体１０２から剥離する剥離用帯電器１
０７と、剥離された用紙を搬送する搬送ベルト１０９
と、前記感光体１０２上に残留するトナーを除去するク
リーニング装置１０８とを有している。
【００２２】感光体１０２は帯電器１０３で一様に帯電
され、レーザー光発生器からのレーザー光１０１で静電
潜像が感光体１０２の所定の位置に形成される。この静
電潜像は現像装置１０４により現像される。この時レー
ザー光は、画像部を照射して書き込むようになってお
り、帯電器１０３で帯電された感光体１０２の表面電位
極性と同じ極性電荷を持つトナーが感光体１０２上のレ
ーザー光照射部に付着してトナー像が形成される。この
トナー像は転写帯電器１０６により、ペーパーガイドか
ら進入してきた用紙上に、転写される。転写終了後、用
紙は剥離用帯電器１０７によって除電され、感光体１０
２から剥離される。この剥離された用紙は搬送ベルト１
１４により定着装置１１０に搬送され、定着工程が施さ
れる。一方、転写工程終了後、感光体１０２上の残留ト
ナーはクリーニング装置１０８により除去され、引き続
き前述の全工程を繰り返す。
され、レーザー光発生器からのレーザー光１０１で静電
潜像が感光体１０２の所定の位置に形成される。この静
電潜像は現像装置１０４により現像される。この時レー
ザー光は、画像部を照射して書き込むようになってお
り、帯電器１０３で帯電された感光体１０２の表面電位
極性と同じ極性電荷を持つトナーが感光体１０２上のレ
ーザー光照射部に付着してトナー像が形成される。この
トナー像は転写帯電器１０６により、ペーパーガイドか
ら進入してきた用紙上に、転写される。転写終了後、用
紙は剥離用帯電器１０７によって除電され、感光体１０
２から剥離される。この剥離された用紙は搬送ベルト１
１４により定着装置１１０に搬送され、定着工程が施さ
れる。一方、転写工程終了後、感光体１０２上の残留ト
ナーはクリーニング装置１０８により除去され、引き続
き前述の全工程を繰り返す。
【００２３】このクリーニング装置１０８には、クリー
ニングブレード１１１と、クリーニングブラシ１１２
と、トナー搬送器１１３とが備えられており、クリーニ
ングブラシ１１２の金属シャフトは電気的に接地されて
いる。上記クリーニングブラシが本発明の除電ブラシで
あり、導電性を有するブラシ毛及び導電性繊維を織り込
んだ基布からなる織布と、金属シャフトからなる。
ニングブレード１１１と、クリーニングブラシ１１２
と、トナー搬送器１１３とが備えられており、クリーニ
ングブラシ１１２の金属シャフトは電気的に接地されて
いる。上記クリーニングブラシが本発明の除電ブラシで
あり、導電性を有するブラシ毛及び導電性繊維を織り込
んだ基布からなる織布と、金属シャフトからなる。
【００２４】上記のようなクリーニング装置が備えられ
ているので、転写を行った後の感光体１０２上の残留ト
ナーや紙粉は、感光体１０２と逆方向に回転しているク
リーニングブラシ１１２と接触して除電され、これと共
にブラシの回転で掻き乱される。その後、クリーニング
ブレード１１１によって感光体１０２から掻き取られ、
クリーニングブラシ１１２によってトナー搬送器１１３
に送られ、回収される。すなわち、クリーニングブラシ
１１２のブラシ毛が導電性を有し、金属シャフトを介し
て電気的に接地されているので、ブラシ毛の先端に接触
したトナーや紙粉等の電荷は容易に金属シャフトへと伝
わり除電される。このため、転写後の感光体上に付着し
ている残留トナー・紙粉をクリーニングブレード１１１
で容易に掻き取ることが可能となり、感光体上の残留物
の電荷の影響を受けることなくクリーニンクすることが
できる。
ているので、転写を行った後の感光体１０２上の残留ト
ナーや紙粉は、感光体１０２と逆方向に回転しているク
リーニングブラシ１１２と接触して除電され、これと共
にブラシの回転で掻き乱される。その後、クリーニング
ブレード１１１によって感光体１０２から掻き取られ、
クリーニングブラシ１１２によってトナー搬送器１１３
に送られ、回収される。すなわち、クリーニングブラシ
１１２のブラシ毛が導電性を有し、金属シャフトを介し
て電気的に接地されているので、ブラシ毛の先端に接触
したトナーや紙粉等の電荷は容易に金属シャフトへと伝
わり除電される。このため、転写後の感光体上に付着し
ている残留トナー・紙粉をクリーニングブレード１１１
で容易に掻き取ることが可能となり、感光体上の残留物
の電荷の影響を受けることなくクリーニンクすることが
できる。
【００２５】なお、上記クリーニングブラシは電気的に
接地されているが、金属シャフトにバイアス電圧を印加
することもできる。このようなクリーニングブラシで
は、ブラシ毛の先端と感光体の間に電界を発生させるこ
とができるため、感光体上の残留トナー等をブラシ毛で
機械的に掻き取るのみならず、電気的に引きつけながら
クリーニングることができ、優れた除電・クリーニング
効果を有する。
接地されているが、金属シャフトにバイアス電圧を印加
することもできる。このようなクリーニングブラシで
は、ブラシ毛の先端と感光体の間に電界を発生させるこ
とができるため、感光体上の残留トナー等をブラシ毛で
機械的に掻き取るのみならず、電気的に引きつけながら
クリーニングることができ、優れた除電・クリーニング
効果を有する。
【００２６】次に本発明の除電ブラシの他の使用例につ
いて説明する。図６は、用紙上に複数色のトナー像を重
ねて転写するタイプの多色画像形成装置において、本発
明の除電ブラシを転写ドラム２２０の除電装置２１０と
して用いた例である。この多色画像形成装置は感光体２
０２と、その周囲に４台の現像装置２０４とを有すると
共に、感光体２０４と対向するする位置に、用紙を担持
して回転する転写ドラム２２０を備えている。
いて説明する。図６は、用紙上に複数色のトナー像を重
ねて転写するタイプの多色画像形成装置において、本発
明の除電ブラシを転写ドラム２２０の除電装置２１０と
して用いた例である。この多色画像形成装置は感光体２
０２と、その周囲に４台の現像装置２０４とを有すると
共に、感光体２０４と対向するする位置に、用紙を担持
して回転する転写ドラム２２０を備えている。
【００２７】この多色画像形成装置では、レーザー光発
生装置により感光体２０２に像光が照射され、第一の色
の潜像が形成される。この潜像は、第一の現像装置２０
４ａにより現像され、これが転写ドラム２２０に静電保
持された用紙上に転写される。続いて第２の色の像の現
像・転写、第３の色の像の現像・転写、第４の色の像の
現像・転写が繰り返し行なわれると同時に、転写ドラム
２２０も用紙を保持したままさらに回転し、四色のトナ
ー像が用紙上に重ね合わせて転写される。その後用紙は
転写ドラム２２０から剥離され定着装置に搬送されると
共に、転写ドラムは、周面に残留した電荷が除電ブラシ
２１０により除電される。また感光体２０２は残留トナ
ーがクリーニング装置２０８により除去された後、次の
現像工程に入る。上記のように用紙が剥離された後の転
写ドラム２２０は、除電ブラシで一旦除電されるので、
次の工程で別の用紙を確実に担持し、良好な転写が可能
な状態とすることができる。
生装置により感光体２０２に像光が照射され、第一の色
の潜像が形成される。この潜像は、第一の現像装置２０
４ａにより現像され、これが転写ドラム２２０に静電保
持された用紙上に転写される。続いて第２の色の像の現
像・転写、第３の色の像の現像・転写、第４の色の像の
現像・転写が繰り返し行なわれると同時に、転写ドラム
２２０も用紙を保持したままさらに回転し、四色のトナ
ー像が用紙上に重ね合わせて転写される。その後用紙は
転写ドラム２２０から剥離され定着装置に搬送されると
共に、転写ドラムは、周面に残留した電荷が除電ブラシ
２１０により除電される。また感光体２０２は残留トナ
ーがクリーニング装置２０８により除去された後、次の
現像工程に入る。上記のように用紙が剥離された後の転
写ドラム２２０は、除電ブラシで一旦除電されるので、
次の工程で別の用紙を確実に担持し、良好な転写が可能
な状態とすることができる。
【００２８】図７は、使用するトナーの色ごとに４台の
感光体３０２ａ〜３０２ｄと、４台の現像装置３０４ａ
〜３０４ｄとを用い、これらにより得られる画像を用紙
上に重ね合わせて転写する多色画像形成装置において、
本発明の除電ブラシを、用紙搬送ベルト３２０の除電装
置として用いた例を示す図である。
感光体３０２ａ〜３０２ｄと、４台の現像装置３０４ａ
〜３０４ｄとを用い、これらにより得られる画像を用紙
上に重ね合わせて転写する多色画像形成装置において、
本発明の除電ブラシを、用紙搬送ベルト３２０の除電装
置として用いた例を示す図である。
【００２９】この画像形成装置では、用紙搬送ベルト３
２０により、第１の感光体３０２ａに対向する位置に用
紙が搬送され、第１の現像装置３０４ａによって第１の
感光体３０２ａ上に形成された第１の色のトナー像が用
紙に転写される。その後、用紙が第２の感光体３０２ｂ
に対向する位置に搬送され、第２の現像装置３０４ｂに
よって第２の感光体３０２ｂ上に形成された第２の色の
トナー像が用紙に転写される。続いて、第３の色のトナ
ー像、第４の色のトナー像が同様に転写される。その後
用紙は定着装置に搬送され、用紙搬送ベルト３２０は除
電ブラシ３１０により除電される。用紙搬送ベルト３２
０は、転写装置と感光体とが対向する位置を通過するこ
と等によって電荷が残留しているが、上記除電ブラシ３
１０と接触して残留電荷が除去され、次の工程で良好な
像の転写が行なわれる。
２０により、第１の感光体３０２ａに対向する位置に用
紙が搬送され、第１の現像装置３０４ａによって第１の
感光体３０２ａ上に形成された第１の色のトナー像が用
紙に転写される。その後、用紙が第２の感光体３０２ｂ
に対向する位置に搬送され、第２の現像装置３０４ｂに
よって第２の感光体３０２ｂ上に形成された第２の色の
トナー像が用紙に転写される。続いて、第３の色のトナ
ー像、第４の色のトナー像が同様に転写される。その後
用紙は定着装置に搬送され、用紙搬送ベルト３２０は除
電ブラシ３１０により除電される。用紙搬送ベルト３２
０は、転写装置と感光体とが対向する位置を通過するこ
と等によって電荷が残留しているが、上記除電ブラシ３
１０と接触して残留電荷が除去され、次の工程で良好な
像の転写が行なわれる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように請求項１に記載の除
電ブラシでは、導電性のブラシ毛が植え込まれた帯状の
織布を金属シャフトに巻き付けて構成されているので、
容易に製造することができ、ブラシ毛は基布に織り込ま
れた導電性繊維を介して金属シャフトと電気的に導通状
態となる。したがって、金属シャフトを接地するか又は
バイアス電圧を印加することにより良好な除電効果が得
られる。また、導電性繊維は織布のほぼ中央部にのみ織
り込まれているので高価な導電性繊維を多く使用せず、
安価に製造することができる。さらに、導電性繊維が帯
状の織布の幅方向におけるほぼ中央部に織り込まれてい
るので、それぞれのブラシ毛と導電性繊維との間の接触
による電気抵抗、および織布と導電性繊維との間の電気
抵抗を低減することができる。
電ブラシでは、導電性のブラシ毛が植え込まれた帯状の
織布を金属シャフトに巻き付けて構成されているので、
容易に製造することができ、ブラシ毛は基布に織り込ま
れた導電性繊維を介して金属シャフトと電気的に導通状
態となる。したがって、金属シャフトを接地するか又は
バイアス電圧を印加することにより良好な除電効果が得
られる。また、導電性繊維は織布のほぼ中央部にのみ織
り込まれているので高価な導電性繊維を多く使用せず、
安価に製造することができる。さらに、導電性繊維が帯
状の織布の幅方向におけるほぼ中央部に織り込まれてい
るので、それぞれのブラシ毛と導電性繊維との間の接触
による電気抵抗、および織布と導電性繊維との間の電気
抵抗を低減することができる。
【００３１】請求項２に記載の除電ブラシでは、請求項
１に記載の除電ブラシと同様に良好な除電効果を有し、
容易かつ安価に製造することができる。また、基布に織
り込まれた導電性繊維を微粉状カーボンを含有する合成
繊維としているので、金属シャフトの周囲に均一に起立
したブラシ毛を有する除電ブラシが得られる。
１に記載の除電ブラシと同様に良好な除電効果を有し、
容易かつ安価に製造することができる。また、基布に織
り込まれた導電性繊維を微粉状カーボンを含有する合成
繊維としているので、金属シャフトの周囲に均一に起立
したブラシ毛を有する除電ブラシが得られる。
【００３２】請求項３に記載の除電ブラシは、前記請求
項１および請求項２に記載の除電ブラシの構成を兼ね備
えているので、上記のように安価で容易に製造すること
ができ、均一なブラシ毛を備えて除電効果に優れた除電
ブラシとすることができる。
項１および請求項２に記載の除電ブラシの構成を兼ね備
えているので、上記のように安価で容易に製造すること
ができ、均一なブラシ毛を備えて除電効果に優れた除電
ブラシとすることができる。
【図１】本発明の一実施例である除電ブラシを示す概略
構成図である。
構成図である。
【図２】図１に示す実施例の除電ブラシで用いられる織
布の概略断面図である。
布の概略断面図である。
【図３】図２に示す織布を構成する繊維を示す概念図で
ある。
ある。
【図４】本発明に係る除電ブラシが用いられるクリーニ
ング装置の一例を示す概略構成図である。
ング装置の一例を示す概略構成図である。
【図５】上記図４に示すクリーニング装置が用いられる
画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図６】本発明に係る除電ブラシを転写ドラムの除電装
置に用いた画像形成装置を示す概略構成図である。
置に用いた画像形成装置を示す概略構成図である。
【図７】本発明にかかる除電ブラシを用紙の搬送路の除
電装置に用いた画像形成装置を示す概略構成図である。
電装置に用いた画像形成装置を示す概略構成図である。
【図８】請求項２に記載の発明の作用・効果を示す説明
図である。
図である。
１ 織布 １ａ ブラシ毛 １ｂ 基布 １ｃ 導電性繊維 ２ 金属シャフト １０２ 感光体 １０８ クリーニング装置 １１１ クリーニングブレード １１２ クリーニングブラシ ２１０、３１０ 除電ブラシ ２２０ 転写ドラム ３２０ 用紙搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 和宏 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 杉山 育朗 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 神崎 豊裕 愛知県知立市牛田町裏新切43−１ 槌屋 ティスコ株式会社内 (56)参考文献 特開 平１−217387（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−27000（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−36999（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−280784（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−26999（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05F 3/02 G03G 21/06 G03G 21/10
Claims (3)
- 【請求項１】 導電性のブラシ毛を多数備え、該ブラ
シ毛が接触する被接触体の電荷を消去する除電ブラシに
おいて、 軸線回りに回転が可能に支持される金属シャフトと、 前記金属シャフトの周面にらせん状に隙間なく巻きつけ
られ、導電性のブラシ毛が基布の全面にほぼ均等に植毛
された帯状の織布とからなり、 前記基布の幅方向のほぼ中央部に、該基布の長さ方向に
連続した導電性の繊維が織り込まれていることを特徴と
する除電ブラシ。 - 【請求項２】 導電性のブラシ毛を多数備え、該ブラ
シ毛が接触する被接触体の電荷を消去する除電ブラシに
おいて、 軸線回りに回転が可能に支持される金属シャフトと、 前記金属シャフトの周面にらせん状に隙間なく巻きつけ
られ、導電性のブラシ毛が基布の全面にほぼ均等に植毛
された帯状の織布とからなり、 前記基布の長さ方向に連続し、微粉状カーボンを含有す
る導電性の合成繊維が織り込まれていることを特徴とす
る除電ブラシ。 - 【請求項３】 前記請求項２に記載の除電ブラシにお
いて、 前記導電性の合成繊維は、前記基布の幅方向におけるほ
ぼ中央部に織り込まれていることを特徴とする除電ブラ
シ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23724193A JP3233509B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 除電ブラシ |
| US08/298,556 US5508879A (en) | 1993-08-31 | 1994-08-30 | Charge removal brush |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23724193A JP3233509B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 除電ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0773992A JPH0773992A (ja) | 1995-03-17 |
| JP3233509B2 true JP3233509B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=17012490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23724193A Expired - Fee Related JP3233509B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 除電ブラシ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5508879A (ja) |
| JP (1) | JP3233509B2 (ja) |
Families Citing this family (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP3590449B2 (ja) * | 1995-05-22 | 2004-11-17 | ペンタックス株式会社 | 電子現像型カメラ |
| US5750307A (en) * | 1996-12-03 | 1998-05-12 | Eastman Kodak Company | Photoconductor cleaning brush to prevent formation of photoconductor scum |
| US5715536A (en) * | 1996-12-26 | 1998-02-10 | Banks; David L. | Static electricity dissipation garment |
| JPH10198120A (ja) * | 1997-01-08 | 1998-07-31 | Fujitsu Ltd | 誘電体ベルトを使用した静電記録方式 |
| US6009301A (en) * | 1997-07-28 | 1999-12-28 | Eastman Kodak Company | Cleaning brush having insulated fibers with conductive cores and a conductive backing and method apparatus of cleaning with such brush |
| US6120864A (en) * | 1998-02-17 | 2000-09-19 | Bba Nonwovens Simpsonville, Inc. | Anti-static roll cover |
| JPH11295966A (ja) * | 1998-04-14 | 1999-10-29 | Nec Niigata Ltd | ブラシ型帯電器 |
| CN1123805C (zh) | 1998-11-24 | 2003-10-08 | 株式会社理光 | 图像形成装置中的消电技术及清洁技术的改良 |
| JP4428589B2 (ja) * | 1999-06-09 | 2010-03-10 | 槌屋ティスコ株式会社 | ロール状ブラシ |
| WO2001089273A1 (en) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Larkin William J | Ionizing rod |
| US6498913B1 (en) * | 2001-08-27 | 2002-12-24 | Xerox Corporation | Static charge controlling system and a reproduction machine having same |
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| US20060228486A1 (en) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Xerox Corporation | Fabrication and method for making AC biased conductive brush for eliminating VOC induced LCM |
| WO2011038284A1 (en) | 2009-09-24 | 2011-03-31 | 3M Innovative Properties Company | Method for making engagement cover for rollers for web conveyance apparatus |
| JP5264832B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2013-08-14 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
| US8335464B2 (en) | 2010-06-30 | 2012-12-18 | Eastman Kodak Company | Cleaning brush for electrostatographic apparatus |
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| JP6202813B2 (ja) * | 2012-12-11 | 2017-09-27 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
| JP6271947B2 (ja) | 2013-10-29 | 2018-01-31 | キヤノン株式会社 | 給電装置、画像形成装置、及び給電装置の製造方法 |
| JP6324023B2 (ja) * | 2013-10-30 | 2018-05-16 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
| WO2015095490A1 (en) * | 2013-12-20 | 2015-06-25 | 3M Innovative Properties Company | Static elimination articles and methods for their use |
| JP6361471B2 (ja) * | 2014-11-14 | 2018-07-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 導電性ブラシ、帯電装置、清掃装置及び画像形成装置 |
| JP6570622B2 (ja) | 2015-04-30 | 2019-09-04 | 帝人株式会社 | 圧電素子およびそれを用いたデバイス |
| US11464101B1 (en) * | 2018-10-22 | 2022-10-04 | Delta T, Llc | Conductive brush for protecting a motor shaft bearing |
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| US4352143A (en) * | 1980-05-27 | 1982-09-28 | Kenkichi Uno | Device for discharging static electricity and method of producing the same |
| JPS5767951A (en) * | 1980-10-14 | 1982-04-24 | Toshiba Corp | Electric charger |
| US4835807A (en) * | 1988-01-28 | 1989-06-06 | Xerox Corporation | Cleaning brush |
| US4868710A (en) * | 1988-04-19 | 1989-09-19 | Coats And Clark Inc. | Clean room garment |
| JPH03153287A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-01 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニング装置のブラシロール |
| US5150273A (en) * | 1991-01-17 | 1992-09-22 | Vantine Allan D Le | Device for removing dust, lint and static charge from film and plastic surfaces |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP23724193A patent/JP3233509B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-08-30 US US08/298,556 patent/US5508879A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5508879A (en) | 1996-04-16 |
| JPH0773992A (ja) | 1995-03-17 |
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