JP3590449B2 - 電子現像型カメラ - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子現像型記録媒体を用いたカメラに関し、特に電子現像型記録媒体表面に付着する塵埃を有効に除去できる電子現像型カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像レンズにより得られた光学像を電子的に現像することができる写真材料が知られており、例えば特開平5−2280号公報には、静電情報記録媒体と電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒体が開示されている。この明細書では、このような記録媒体を電子現像型記録媒体と呼び、また、この電子現像型記録媒体を用いたカメラを電子現像型カメラと呼ぶ。
【0003】
上記公報に記載された電子現像型記録媒体において、静電情報記録媒体は光導電層と無機酸化物層を有し、電荷保持媒体は液晶表示素子を有している。この構成では、静電情報記録媒体と電荷保持媒体に電圧が印加された状態で静電情報記録媒体が露光されると、入射光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生成される。静電情報記録媒体に対向して配置された液晶表示素子にかかる電界の強さは、その生成電荷に応じて変化するので、液晶表示素子には光量分布に応じた画像が表示すなわち現像される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような電子現像型カメラでは、例えば電子現像型記録媒体に帯電する静電気に起因して、電子現像型記録媒体表面に塵埃が付着することがあり、このような状態で撮影が行われると、記録画像に塵埃が写り込むという問題がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであり、電子現像型記録媒体を用いたカメラにおいて、カメラ本体に装填される電子現像型記録媒体に付着する塵埃を有効に除去することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子現像型カメラは、上記課題を解決するため、電子現像型記録媒体に被写体像を記録するよう構成された電子現像型カメラであって、
電子現像型記録媒体に帯電する静電気を除去する静電気除去手段を備え、この静電気除去手段が電子現像型記録媒体に接触することにより、電子現像型記録媒体表面の塵埃を除去することを特徴としている。
【0007】
【実施例】
以下図示実施例により本発明を説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る電子現像型カメラの外観図である。本実施例に用いられるスチルビデオカメラは電子現像型カメラであり、電子現像型記録媒体によって画像を現像し、可視像として保持するように構成されている。
【0008】
カメラ本体11を前方から見ると、前面の略中央には、撮像レンズを備えた撮像光学系12が設けられ、撮像光学系12の後方にはクイックリターンミラー21が回動自在に設けられる。クイックリターンミラー21は通常、図1に示す傾斜状態に定められ、撮像光学系12からの被写体像を、ファインダミラー15aを介してファインダ15に導いているが、撮影時、クイックリターンミラー21が水平状態(図示せず)に定められ、被写体像は、撮像光学系12、補正光学系24等の作用により電子現像型記録媒体30の各記録面に結像する。
【0009】
記録ユニット22は、カメラ本体11に装着された状態において、クイックリターンミラー21の後方に配置され、電子現像型記録媒体30の各記録面を同一平面上に保持している。分離光学系23は、撮像光学系12と記録ユニット22の間に設けられ、撮像光学系12からの光束を例えば赤、青、緑の各色光成分に分離し、補正光学系24は、分離された各光束が同一平面上に結像するよう、両端の光束の光路長をそれぞれ補正している。撮像光学系12の左上方にはレリーズスイッチ14が設けられ、レリーズスイッチ14を押下することにより図示しない制御回路の制御に基づいて撮影動作が行われ、被写体像が電子現像型記録媒体30に記録される。
【0010】
ファインダ15はカメラ本体11上面の中央部に設けられ、このカメラにより得られた画像信号を外部の記録装置等に出力するため、カメラ本体11の側面には出力端子17が配設される。またカメラ本体11の側面には記録ユニット挿入蓋18が、軸47(図2)回りに回動自在に設けられる。記録ユニット挿入蓋18を開放すると、記録ユニット挿入口19が外部に露出し、電子現像型記録媒体30を保持する記録ユニット22が着脱可能となる。
【0011】
図2および図3(a)は、除電ブラシ41を説明するための図である。
除電ブラシ41には、板部材41bの一方の面に多数の植毛列41aが、板部材41bに植設されている。除電ブラシ41の長さは、電子現像型記録媒体30の幅(図1において上下方向)より長く形成され、記録ユニット22の挿入または排出時、電子現像型記録媒体30の表面に形成された記録面全体に摺接するように延設されている。
【0012】
板部材41bおよび植毛列41aは、導伝材料で形成され、例えば植毛列41aは、カーボンファイバ等の導伝性ファイバにより形成される。また後述する保持部43等も導伝性を有し、これらはカメラ本体11の枠体に電気的に接続しており、電子現像型記録媒体30表面の静電気が除去されるようになっている。これにより静電気に起因する電子現像型記録媒体30への塵埃の付着が防がれる。
【0013】
保持部43は、記録ユニット挿入口19縁部に設けられた軸47回りに回動自在に設けられ、除電ブラシ41は、保持部43の上下に形成された係止部43aおよび左右に形成された弾性部43bにより保持部43に保持される。除電ブラシ41は、弾性部43bの一方を撓ませることにより保持部43に対して着脱可能であリ、例えば植毛列41aの清掃、交換等が容易に行える。
【0014】
トーションバネ45は、軸47に巻回され、一端で記録ユニット挿入口19近傍のカメラ本体11の枠体に係止し、他端で保持部43の植毛列41aが形成される面の裏面に係止している。
【0015】
図4は、記録ユニット22が装着されていない状態、図5は、記録ユニット22の挿入または排出動作中の状態を示す。
【0016】
非作動時、保持部43は、トーションバネ45のねじりバネ力により記録ユニット挿入口19を覆う位置にある。したがって記録ユニット挿入蓋18が開放した状態では、図4に示すように植毛列41aが記録ユニット挿入口19より表出している。これにより塵埃等がカメラ内部に進入することが防止される。
【0017】
記録ユニット22の挿入または排出動作時においては、除電ブラシ41および保持部43は、記録ユニット22に押圧されることにより、トーションバネ45のねじりバネ力に抗してカメラ本体11の内方へ回動され、除電ブラシ41の植毛列41aは電子現像型記録媒体30の記録面に対してほぼ垂直な状態に定められる。したがって記録ユニット22の移動により植毛列41aの先端は、記録ユニット22と電子現像型記録媒体30に摺接する。これにより電子現像型記録媒体30表面に付着している塵埃が除去されるとともに、電子現像型記録媒体に帯電する静電気が除去され、塵埃の付着が未然に防がれる。すなわち電子現像型記録媒体30表面の塵埃が有効に除去される。
【0018】
図6は電子現像型記録媒体30の構成を示す図であり、これは特開平5−2280号公報に開示されたものと同じである。すなわち電子現像型記録媒体30は静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32と電源33とを備えている。静電情報記録媒体31は、基板34、電極層35、無機酸化物層36および光導電層37を積層して成り、光導電層37は電荷発生層37aと電荷輸送層37bを重合させて構成される。電荷保持媒体32は、液晶支持体38と液晶電極層39の間に液晶40を封入して構成される。静電情報記録媒体31の電荷輸送層37bと電荷保持媒体32の液晶支持体38とは微小間隙をもって対向している。
【0019】
電源33は記録媒体駆動回路(図示せず)によりオンオフ制御され、電源33がオン状態のとき、電極層35と液晶電極層39の間、すなわち静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32に電圧が印加される。この電圧印加状態で静電情報記録媒体31が露光されると、静電情報記録媒体31には、画像に応じた電荷が発生する。この電荷に応じて、液晶40に作用する電界の強さが変化するため、液晶40には、その画像が可視像として表示され、被写体像が現像される。この電荷保持媒体32は分散型液晶表示素子であり、現像された可視像は電界を除去しても保持される。
【0020】
図3(b)は、本実施例の除電ブラシ保持部43の他の例を示す。
この他の例の保持部43の弾性部43b、43cでは、一方43bが短く、他方43cが長く形成されており、短い方の弾性部43bを撓ませることにより、上記実施例の保持部より除電ブラシ41の着脱が容易になっている。
【0021】
図7〜11は、本発明の第2実施例に係る電子現像型カメラの外観図である。第2実施例では、第1実施例と同様、記録ユニット22の挿入あるいは排出時に除電ブラシ41の植毛列41aの先端が電子現像型記録媒体30に摺接するように構成されているが、除電ブラシ41および除電ブラシ41を保持する保持機構の構成が第1実施例とは異なる。また、本実施例には記録ユニット挿入蓋が設けられていない。
【0022】
記録ユニット挿入口19近傍に設けられた除電ブラシ41には、その表面に植毛列41aが多数植設されており、基端部で屈曲して記録ユニット挿入口19の一方の縁部に設けられた軸47回りに回動自在に支持されている。例えば図8の状態では、除電ブラシ41は、トーションバネ45の作用により矢印Cの方向に付勢されている。
【0023】
植毛列保護部材53は、記録ユニット挿入口19のもう一方の縁部に設けられた軸53c回りに回動可能に設けられている。植毛列保護部材53は、一方で軸53cに支持された蓋部材53aと、この蓋部材53aの他方の端部に、蓋部材53aに垂直に設けられたストッパ部材53bとにより構成される。
【0024】
図8は、植毛列保護部材53が閉塞位置にあるときの状態を示している。
植毛列保護部材53は、植毛列保護部材53に設けられた突起(図示せず)が、記録ユニット挿入口19の枠体に設けられた孔(図示せず)に嵌合することにより閉塞位置に定められ、この閉塞位置では、ストッパ部材53bの一端は、除電ブラシ41に当接し、トーションバネ45のバネ力に抗して、除電ブラシ41を所定の位置に保持している。また、このとき、記録ユニット挿入口19は、植毛列保護部材53および除電ブラシ41の板部材41bにより閉塞され、これによりカメラ本体11内部への塵埃等の進入が防がれている。また、植毛列41aは、植毛列保護部材53の蓋部材53aおよびストッパ部材53bにより外部より遮断されており、外部より保護されている。
【0025】
図9は、記録ユニット22挿入または排出動作時の状態を示す。
記録ユニット22の先端が、除電ブラシ41の板部材41bを押圧することにより除電ブラシ41が回動し、第1実施例と同様、植毛列41aの先端が電子現像型記録媒体30に接触し、この状態で挿入または排出動作により記録ユニット22が移動すると、植毛列41aと電子現像型記録媒体30が相対移動し、電子現像型記録媒体30の各記録面の塵埃および静電気が除去される。
【0026】
図10、11は、記録ユニット挿入口19を開放した状態を示している。
ストッパ部材53bの爪53dをもって図10の反時計回りの方向に引っ張ると、突起と孔の係止が外れて、植毛列保護部材53が反時計回りの方向に回動するとともに、除電ブラシ41がトーションバネ45の作用により時計回りに回動し、これらが図11に示す開放位置に定められる。この状態において、植毛列41aの清掃作業等を容易に行うことができる。
【0027】
図12、13は、本発明の第3実施例に係る電子現像型カメラの外観図である。本実施例では、電子現像型記録媒体30に付着する塵埃の除去動作を選択的に実行できるように構成されている。
除電ブラシ41は、軸G回りに回動可能に設けられており、この除電ブラシ41の記録面に対向する面には、植毛列41aが、電子現像型記録媒体30の記録面に垂直に多数植設される。植毛列41aは、記録ユニット22の長手方向、すなわち電子現像型記録媒体30が並列して並べられる方向に沿って電子現像型記録媒体30のすべての記録面を完全に横断するよう延設され、植毛列41aの先端は、電子現像型記録媒体30の各記録面に摺接する。
【0028】
レバー部材62は、一端で除電ブラシ41に取り付けられ、このレバー部材62の他端にはスライドスイッチ63(操作部)が設けられている。スライドスイッチ63は、カメラ本体11の側面の、記録ユニット挿入蓋18の近傍に形成された長孔65に表出しており、長孔65の範囲内において上下に移動可能である。
【0029】
スライドスイッチ63が長孔65の最上方の初期位置(図12に示す状態)に位置しているとき、除電ブラシ41は、電子現像型記録媒体30表面前方より待避しており、この状態において、撮影動作が行われる。スライドスイッチ63を図の矢印の方向に上下移動させると、除電ブラシ41が軸Gを中心に回動し、植毛列41aの先端が電子現像型記録媒体30に摺接し、電子現像型記録媒体30の静電気および塵埃が除去される。
【0030】
図14、15は、本発明の第4実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
本実施例では第3実施例と異なり、スライドスイッチ63が表出する長孔65は、カメラ本体11上方のレリーズスイッチ14とは反対側に形成され、除電ブラシ41は、スライドスイッチ63が設けられたレバー部材62に固定されている。除電ブラシ41は、記録ユニット挿入口19近傍に設けられ、記録ユニット22挿入時に、除電ブラシ41の植毛列41aは、電子現像型記録媒体30の記録面の一方を完全に横断するように延設されている。
【0031】
スライドスイッチ63が、図14に示すような塵埃除去位置にあるとき、植毛列41aの先端は、挿入動作中の電子現像型記録媒体30の記録面に摺接する位置に定められ、この状態で記録ユニット22を挿入すると、電子現像型記録媒体30の各記録面の静電気および塵埃が除去される。一方、スライドスイッチ63が、図15に示すような開放位置にあるとき、植毛列41aの先端は、挿入動作中の記録ユニット22の記録面からかなり離れた位置に定められ、記録ユニット22の着脱動作において、除電ブラシ41による塵埃除去作業が行われない。
【0032】
このように本実施例では、スライドスイッチ63を操作することにより、除電ブラシ41による塵埃除去動作を行うか否かを作業者が任意に選択することができ、必要に応じて塵埃除去作業を行うことができる。
【0033】
図16、17は、本発明の第5実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
除電ブラシ41は、ローラ状に形成され、記録ユニット22の挿入または排出時に通る進路中に、軸71回りに回動可能に設けられている。除電ブラシ41の表面には、植毛列41aが放射状に多数植設され、また植毛列41aの下方にはピニオン73が形成される。
【0034】
一方、記録ユニット22には、ピニオン73と噛合するラック74が形成される。ラック74は、記録ユニット22の挿入または排出時の進行方向、本実施例では電子現像型記録媒体30の各記録面が並列に並べられる方向に沿って延設される。記録ユニット22の挿入および排出時、ピニオン73がラック74に噛合することにより記録ユニット22の移動とともに除電ブラシ41が回動し、これにより植毛列41aが電子現像型記録媒体30の記録面に対して相対移動し、電子現像型記録媒体30表面の塵埃および静電気が除去される。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電子現像型記録媒体を用いたカメラにおいて、カメラ本体に装填される電子現像型記録媒体表面に付着する塵埃を有効に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子現像型カメラの一部破断図である。
【図2】図1の電子現像型カメラの上面図である。
【図3】(a)は図1の除電ブラシおよび保持部の斜視図であり、(b)は他の例を示す。
【図4】図1の電子現像型カメラの概観図である。
【図5】図1の電子現像型カメラの概観図である。
【図6】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
【図8】図7の電子現像型カメラの上面図である。
【図9】図7の電子現像型カメラの上面図である。
【図10】図7の電子現像型カメラの上面図である。
【図11】図7の電子現像型カメラの概観図である。
【図12】本発明の第3実施例に係る電子現像型カメラの一部破断図である。
【図13】図12の電子現像型カメラの一部破断図である。
【図14】本発明の第4実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
【図15】図14の電子現像型カメラの概観図である。
【図16】本発明の第5実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
【図17】図16の電子現像型カメラの概観図である。
【符号の説明】
11 カメラ本体
22 記録ユニット
30 電子現像型記録媒体
41 除電ブラシ
41a 植毛列
43 保持部
【産業上の利用分野】
本発明は、電子現像型記録媒体を用いたカメラに関し、特に電子現像型記録媒体表面に付着する塵埃を有効に除去できる電子現像型カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像レンズにより得られた光学像を電子的に現像することができる写真材料が知られており、例えば特開平5−2280号公報には、静電情報記録媒体と電荷保持媒体とを組み合わせた記録媒体が開示されている。この明細書では、このような記録媒体を電子現像型記録媒体と呼び、また、この電子現像型記録媒体を用いたカメラを電子現像型カメラと呼ぶ。
【0003】
上記公報に記載された電子現像型記録媒体において、静電情報記録媒体は光導電層と無機酸化物層を有し、電荷保持媒体は液晶表示素子を有している。この構成では、静電情報記録媒体と電荷保持媒体に電圧が印加された状態で静電情報記録媒体が露光されると、入射光量に応じた電荷が静電情報記録媒体に生成される。静電情報記録媒体に対向して配置された液晶表示素子にかかる電界の強さは、その生成電荷に応じて変化するので、液晶表示素子には光量分布に応じた画像が表示すなわち現像される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような電子現像型カメラでは、例えば電子現像型記録媒体に帯電する静電気に起因して、電子現像型記録媒体表面に塵埃が付着することがあり、このような状態で撮影が行われると、記録画像に塵埃が写り込むという問題がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであり、電子現像型記録媒体を用いたカメラにおいて、カメラ本体に装填される電子現像型記録媒体に付着する塵埃を有効に除去することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子現像型カメラは、上記課題を解決するため、電子現像型記録媒体に被写体像を記録するよう構成された電子現像型カメラであって、
電子現像型記録媒体に帯電する静電気を除去する静電気除去手段を備え、この静電気除去手段が電子現像型記録媒体に接触することにより、電子現像型記録媒体表面の塵埃を除去することを特徴としている。
【0007】
【実施例】
以下図示実施例により本発明を説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る電子現像型カメラの外観図である。本実施例に用いられるスチルビデオカメラは電子現像型カメラであり、電子現像型記録媒体によって画像を現像し、可視像として保持するように構成されている。
【0008】
カメラ本体11を前方から見ると、前面の略中央には、撮像レンズを備えた撮像光学系12が設けられ、撮像光学系12の後方にはクイックリターンミラー21が回動自在に設けられる。クイックリターンミラー21は通常、図1に示す傾斜状態に定められ、撮像光学系12からの被写体像を、ファインダミラー15aを介してファインダ15に導いているが、撮影時、クイックリターンミラー21が水平状態(図示せず)に定められ、被写体像は、撮像光学系12、補正光学系24等の作用により電子現像型記録媒体30の各記録面に結像する。
【0009】
記録ユニット22は、カメラ本体11に装着された状態において、クイックリターンミラー21の後方に配置され、電子現像型記録媒体30の各記録面を同一平面上に保持している。分離光学系23は、撮像光学系12と記録ユニット22の間に設けられ、撮像光学系12からの光束を例えば赤、青、緑の各色光成分に分離し、補正光学系24は、分離された各光束が同一平面上に結像するよう、両端の光束の光路長をそれぞれ補正している。撮像光学系12の左上方にはレリーズスイッチ14が設けられ、レリーズスイッチ14を押下することにより図示しない制御回路の制御に基づいて撮影動作が行われ、被写体像が電子現像型記録媒体30に記録される。
【0010】
ファインダ15はカメラ本体11上面の中央部に設けられ、このカメラにより得られた画像信号を外部の記録装置等に出力するため、カメラ本体11の側面には出力端子17が配設される。またカメラ本体11の側面には記録ユニット挿入蓋18が、軸47(図2)回りに回動自在に設けられる。記録ユニット挿入蓋18を開放すると、記録ユニット挿入口19が外部に露出し、電子現像型記録媒体30を保持する記録ユニット22が着脱可能となる。
【0011】
図2および図3(a)は、除電ブラシ41を説明するための図である。
除電ブラシ41には、板部材41bの一方の面に多数の植毛列41aが、板部材41bに植設されている。除電ブラシ41の長さは、電子現像型記録媒体30の幅(図1において上下方向)より長く形成され、記録ユニット22の挿入または排出時、電子現像型記録媒体30の表面に形成された記録面全体に摺接するように延設されている。
【0012】
板部材41bおよび植毛列41aは、導伝材料で形成され、例えば植毛列41aは、カーボンファイバ等の導伝性ファイバにより形成される。また後述する保持部43等も導伝性を有し、これらはカメラ本体11の枠体に電気的に接続しており、電子現像型記録媒体30表面の静電気が除去されるようになっている。これにより静電気に起因する電子現像型記録媒体30への塵埃の付着が防がれる。
【0013】
保持部43は、記録ユニット挿入口19縁部に設けられた軸47回りに回動自在に設けられ、除電ブラシ41は、保持部43の上下に形成された係止部43aおよび左右に形成された弾性部43bにより保持部43に保持される。除電ブラシ41は、弾性部43bの一方を撓ませることにより保持部43に対して着脱可能であリ、例えば植毛列41aの清掃、交換等が容易に行える。
【0014】
トーションバネ45は、軸47に巻回され、一端で記録ユニット挿入口19近傍のカメラ本体11の枠体に係止し、他端で保持部43の植毛列41aが形成される面の裏面に係止している。
【0015】
図4は、記録ユニット22が装着されていない状態、図5は、記録ユニット22の挿入または排出動作中の状態を示す。
【0016】
非作動時、保持部43は、トーションバネ45のねじりバネ力により記録ユニット挿入口19を覆う位置にある。したがって記録ユニット挿入蓋18が開放した状態では、図4に示すように植毛列41aが記録ユニット挿入口19より表出している。これにより塵埃等がカメラ内部に進入することが防止される。
【0017】
記録ユニット22の挿入または排出動作時においては、除電ブラシ41および保持部43は、記録ユニット22に押圧されることにより、トーションバネ45のねじりバネ力に抗してカメラ本体11の内方へ回動され、除電ブラシ41の植毛列41aは電子現像型記録媒体30の記録面に対してほぼ垂直な状態に定められる。したがって記録ユニット22の移動により植毛列41aの先端は、記録ユニット22と電子現像型記録媒体30に摺接する。これにより電子現像型記録媒体30表面に付着している塵埃が除去されるとともに、電子現像型記録媒体に帯電する静電気が除去され、塵埃の付着が未然に防がれる。すなわち電子現像型記録媒体30表面の塵埃が有効に除去される。
【0018】
図6は電子現像型記録媒体30の構成を示す図であり、これは特開平5−2280号公報に開示されたものと同じである。すなわち電子現像型記録媒体30は静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32と電源33とを備えている。静電情報記録媒体31は、基板34、電極層35、無機酸化物層36および光導電層37を積層して成り、光導電層37は電荷発生層37aと電荷輸送層37bを重合させて構成される。電荷保持媒体32は、液晶支持体38と液晶電極層39の間に液晶40を封入して構成される。静電情報記録媒体31の電荷輸送層37bと電荷保持媒体32の液晶支持体38とは微小間隙をもって対向している。
【0019】
電源33は記録媒体駆動回路(図示せず)によりオンオフ制御され、電源33がオン状態のとき、電極層35と液晶電極層39の間、すなわち静電情報記録媒体31と電荷保持媒体32に電圧が印加される。この電圧印加状態で静電情報記録媒体31が露光されると、静電情報記録媒体31には、画像に応じた電荷が発生する。この電荷に応じて、液晶40に作用する電界の強さが変化するため、液晶40には、その画像が可視像として表示され、被写体像が現像される。この電荷保持媒体32は分散型液晶表示素子であり、現像された可視像は電界を除去しても保持される。
【0020】
図3(b)は、本実施例の除電ブラシ保持部43の他の例を示す。
この他の例の保持部43の弾性部43b、43cでは、一方43bが短く、他方43cが長く形成されており、短い方の弾性部43bを撓ませることにより、上記実施例の保持部より除電ブラシ41の着脱が容易になっている。
【0021】
図7〜11は、本発明の第2実施例に係る電子現像型カメラの外観図である。第2実施例では、第1実施例と同様、記録ユニット22の挿入あるいは排出時に除電ブラシ41の植毛列41aの先端が電子現像型記録媒体30に摺接するように構成されているが、除電ブラシ41および除電ブラシ41を保持する保持機構の構成が第1実施例とは異なる。また、本実施例には記録ユニット挿入蓋が設けられていない。
【0022】
記録ユニット挿入口19近傍に設けられた除電ブラシ41には、その表面に植毛列41aが多数植設されており、基端部で屈曲して記録ユニット挿入口19の一方の縁部に設けられた軸47回りに回動自在に支持されている。例えば図8の状態では、除電ブラシ41は、トーションバネ45の作用により矢印Cの方向に付勢されている。
【0023】
植毛列保護部材53は、記録ユニット挿入口19のもう一方の縁部に設けられた軸53c回りに回動可能に設けられている。植毛列保護部材53は、一方で軸53cに支持された蓋部材53aと、この蓋部材53aの他方の端部に、蓋部材53aに垂直に設けられたストッパ部材53bとにより構成される。
【0024】
図8は、植毛列保護部材53が閉塞位置にあるときの状態を示している。
植毛列保護部材53は、植毛列保護部材53に設けられた突起(図示せず)が、記録ユニット挿入口19の枠体に設けられた孔(図示せず)に嵌合することにより閉塞位置に定められ、この閉塞位置では、ストッパ部材53bの一端は、除電ブラシ41に当接し、トーションバネ45のバネ力に抗して、除電ブラシ41を所定の位置に保持している。また、このとき、記録ユニット挿入口19は、植毛列保護部材53および除電ブラシ41の板部材41bにより閉塞され、これによりカメラ本体11内部への塵埃等の進入が防がれている。また、植毛列41aは、植毛列保護部材53の蓋部材53aおよびストッパ部材53bにより外部より遮断されており、外部より保護されている。
【0025】
図9は、記録ユニット22挿入または排出動作時の状態を示す。
記録ユニット22の先端が、除電ブラシ41の板部材41bを押圧することにより除電ブラシ41が回動し、第1実施例と同様、植毛列41aの先端が電子現像型記録媒体30に接触し、この状態で挿入または排出動作により記録ユニット22が移動すると、植毛列41aと電子現像型記録媒体30が相対移動し、電子現像型記録媒体30の各記録面の塵埃および静電気が除去される。
【0026】
図10、11は、記録ユニット挿入口19を開放した状態を示している。
ストッパ部材53bの爪53dをもって図10の反時計回りの方向に引っ張ると、突起と孔の係止が外れて、植毛列保護部材53が反時計回りの方向に回動するとともに、除電ブラシ41がトーションバネ45の作用により時計回りに回動し、これらが図11に示す開放位置に定められる。この状態において、植毛列41aの清掃作業等を容易に行うことができる。
【0027】
図12、13は、本発明の第3実施例に係る電子現像型カメラの外観図である。本実施例では、電子現像型記録媒体30に付着する塵埃の除去動作を選択的に実行できるように構成されている。
除電ブラシ41は、軸G回りに回動可能に設けられており、この除電ブラシ41の記録面に対向する面には、植毛列41aが、電子現像型記録媒体30の記録面に垂直に多数植設される。植毛列41aは、記録ユニット22の長手方向、すなわち電子現像型記録媒体30が並列して並べられる方向に沿って電子現像型記録媒体30のすべての記録面を完全に横断するよう延設され、植毛列41aの先端は、電子現像型記録媒体30の各記録面に摺接する。
【0028】
レバー部材62は、一端で除電ブラシ41に取り付けられ、このレバー部材62の他端にはスライドスイッチ63(操作部)が設けられている。スライドスイッチ63は、カメラ本体11の側面の、記録ユニット挿入蓋18の近傍に形成された長孔65に表出しており、長孔65の範囲内において上下に移動可能である。
【0029】
スライドスイッチ63が長孔65の最上方の初期位置(図12に示す状態)に位置しているとき、除電ブラシ41は、電子現像型記録媒体30表面前方より待避しており、この状態において、撮影動作が行われる。スライドスイッチ63を図の矢印の方向に上下移動させると、除電ブラシ41が軸Gを中心に回動し、植毛列41aの先端が電子現像型記録媒体30に摺接し、電子現像型記録媒体30の静電気および塵埃が除去される。
【0030】
図14、15は、本発明の第4実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
本実施例では第3実施例と異なり、スライドスイッチ63が表出する長孔65は、カメラ本体11上方のレリーズスイッチ14とは反対側に形成され、除電ブラシ41は、スライドスイッチ63が設けられたレバー部材62に固定されている。除電ブラシ41は、記録ユニット挿入口19近傍に設けられ、記録ユニット22挿入時に、除電ブラシ41の植毛列41aは、電子現像型記録媒体30の記録面の一方を完全に横断するように延設されている。
【0031】
スライドスイッチ63が、図14に示すような塵埃除去位置にあるとき、植毛列41aの先端は、挿入動作中の電子現像型記録媒体30の記録面に摺接する位置に定められ、この状態で記録ユニット22を挿入すると、電子現像型記録媒体30の各記録面の静電気および塵埃が除去される。一方、スライドスイッチ63が、図15に示すような開放位置にあるとき、植毛列41aの先端は、挿入動作中の記録ユニット22の記録面からかなり離れた位置に定められ、記録ユニット22の着脱動作において、除電ブラシ41による塵埃除去作業が行われない。
【0032】
このように本実施例では、スライドスイッチ63を操作することにより、除電ブラシ41による塵埃除去動作を行うか否かを作業者が任意に選択することができ、必要に応じて塵埃除去作業を行うことができる。
【0033】
図16、17は、本発明の第5実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
除電ブラシ41は、ローラ状に形成され、記録ユニット22の挿入または排出時に通る進路中に、軸71回りに回動可能に設けられている。除電ブラシ41の表面には、植毛列41aが放射状に多数植設され、また植毛列41aの下方にはピニオン73が形成される。
【0034】
一方、記録ユニット22には、ピニオン73と噛合するラック74が形成される。ラック74は、記録ユニット22の挿入または排出時の進行方向、本実施例では電子現像型記録媒体30の各記録面が並列に並べられる方向に沿って延設される。記録ユニット22の挿入および排出時、ピニオン73がラック74に噛合することにより記録ユニット22の移動とともに除電ブラシ41が回動し、これにより植毛列41aが電子現像型記録媒体30の記録面に対して相対移動し、電子現像型記録媒体30表面の塵埃および静電気が除去される。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電子現像型記録媒体を用いたカメラにおいて、カメラ本体に装填される電子現像型記録媒体表面に付着する塵埃を有効に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子現像型カメラの一部破断図である。
【図2】図1の電子現像型カメラの上面図である。
【図3】(a)は図1の除電ブラシおよび保持部の斜視図であり、(b)は他の例を示す。
【図4】図1の電子現像型カメラの概観図である。
【図5】図1の電子現像型カメラの概観図である。
【図6】電子現像型記録媒体の構成を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
【図8】図7の電子現像型カメラの上面図である。
【図9】図7の電子現像型カメラの上面図である。
【図10】図7の電子現像型カメラの上面図である。
【図11】図7の電子現像型カメラの概観図である。
【図12】本発明の第3実施例に係る電子現像型カメラの一部破断図である。
【図13】図12の電子現像型カメラの一部破断図である。
【図14】本発明の第4実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
【図15】図14の電子現像型カメラの概観図である。
【図16】本発明の第5実施例に係る電子現像型カメラの概観図である。
【図17】図16の電子現像型カメラの概観図である。
【符号の説明】
11 カメラ本体
22 記録ユニット
30 電子現像型記録媒体
41 除電ブラシ
41a 植毛列
43 保持部
Claims (4)
- 電子現像型記録媒体に被写体像を記録するよう構成された電子現像型カメラであって、
前記電子現像型記録媒体に帯電する静電気を除去するために、前記電子現像型記録媒体の挿入口近傍に設けられた静電気除去手段を備え、この静電気除去手段が前記電子現像型記録媒体に接触しつつ互いに相対移動することにより、前記電子現像型記録媒体表面の塵埃を除去することを特徴とする電子現像型カメラ。 - 前記静電気除去手段が、導電性ファイバによりなる多数の植毛列より構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子現像型カメラ。
- 前記静電気除去手段と前記電子現像型記録媒体表面が相対移動する操作部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子現像型カメラ。
- 前記静電気除去手段が、前記電子現像型記録媒体表面に接触する位置より待避可能なことを特徴とする請求項1に記載の電子現像型カメラ。
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