JPH06251491A - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置

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Publication number
JPH06251491A
JPH06251491A JP5953293A JP5953293A JPH06251491A JP H06251491 A JPH06251491 A JP H06251491A JP 5953293 A JP5953293 A JP 5953293A JP 5953293 A JP5953293 A JP 5953293A JP H06251491 A JPH06251491 A JP H06251491A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical disk
ground
carbon fiber
conductive
static electricity
Prior art date
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Pending
Application number
JP5953293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Masuzawa
正弘 升澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5953293A priority Critical patent/JPH06251491A/ja
Publication of JPH06251491A publication Critical patent/JPH06251491A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクを光ディスク駆動装置に装填した
ときに除電効果のある静電気除去手段によって光ディス
ク表面への塵埃の付着を防止できる光ディスク駆動装置
を提供する。 【構成】 装填された光ディスク1を回転させ、光ディ
スクへの情報の記録、光ディスクからの情報の再生を行
う光ディスク駆動装置において、装填された光ディスク
の表面に、先端が近接するように、光ディスクの半径方
向に沿って多数の導電性ファイバ2を配置した。また、
上記において、導電性ファイバを光ディスク駆動装置の
アースと電気的に接続する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電気による光ディスク
表面への塵埃の付着と、それに起因した種々の不具合を
防止することができる光ディスク駆動装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは表面がポリカーボネートや
プラスチック等で構成されている故、静電気が光ディス
クの表面に発生し易く、静電帯電した光ディスク表面に
は塵埃が付着し易くなる。このため、記録装置によって
記録、再生を行う時に塵埃の付着に起因して書込みエラ
ーや読取りエラーが発生するという問題がある。このよ
うな問題を解決するために、図5に示すように先端が光
ディスク1の表面に近接するように、ディスクの半径方
向に沿って植毛状態にある多数のカーボンファイバ22を
配置した光ディスクカートリッジが提案されている(特
開平3−134878号公報参照)。
【0003】上記従来技術においては、導電材料である
カーボンファイバ22を真ちゅう板23、真ちゅうビス24を
介して、図示しない光ディスクカートリッジケースの内
表面に設けたステンレス板25と電気的に接続することに
より、光ディスク1の表面に生じた静電気が、光ディス
クカートリッジケースのステンレス板25の部分を手で持
った時に、カーボンファイバ22、真ちゅう板23、真ちゅ
うビス24、ステンレス板25を介して作業者の人体に流れ
るように構成し、その結果、光ディスクの表面に静電気
が帯電することを防止して、塵埃の付着を防止してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
による静電気の除去は、光ディスクが光ディスク駆動装
置に装填されていない時に、カートリッジを保持した人
体に静電気を流すことにより行うものである。しかしな
がら、光ディスク表面の静電気は、光ディスクが光ディ
スク駆動装置に装填され、光ディスクが回転する時に空
気との摩擦によって発生する場合がほとんどであるた
め、上記従来技術のように駆動装置に装填されていない
状態の光ディスクに静電気が発生することは稀であり、
上記公報記載の技術が静電気除去手段として果たす役割
は小さい。また、光ディスクカートリッジにカーボンフ
ァイバ及び導電性板(ステンレス板25)を配置するの
で、光ディスクカートリッジのコストが上がり、また生
産性も悪くなる。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、光ディスク駆動装置に装填された光ディスクからの
静電気除去を有効に行うことによって光ディスク表面へ
の塵埃の付着を防止して、書込みエラーや読取りエラー
の発生を防止できる光ディスク駆動装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明は装填された光ディスクを回転させ、上記光ディ
スクに対する情報の記録、再生等を行う光ディスク駆動
装置において、装填された光ディスクの表面に先端が近
接するように、且つ光ディスクの半径領域全体をカバー
するように多数の導電性ファイバを配置したこと、上記
導電性ファイバを光ディスク駆動装置のアースと電気的
に接続する構成にしたこと、上記導電性ファイバとして
カーボンファイバを使用することを特徴とする。
【0007】
【作用】装填された光ディスクの表面に、先端が近接
し、且つ光ディスクの半径領域全体をカバーするように
多数の導電性ファイバを配置した光ディスク駆動装置で
あり、且つ上記導電性ファイバは光ディスク駆動装置の
アースと電気的に接続されているので、光ディスクの回
転時に、光ディスクの表面に発生した静電気は導電性フ
ァイバを介して光ディスク駆動装置のアースに流れ込
む。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。図1は光変調方式の光磁気ディスク駆動装置あ
るいは相変化方式のディスク駆動装置等に本発明を適用
した一実施例の斜視図、図2は図1の実施例の動作状態
を示す断面図である。この装置は、光ディスク1のハブ
4を支持するスピンドル5と、該スピンドル5を駆動す
るモータ6と、スライド機構3aによって光ディスクの
半径方向に進退可能に支持された光ピックアップ3と、
スピンドル5にセットされた光ディスク1の記録面をそ
の半径全長に渡ってカバーするように延在するカーボン
ファイバ(群)2と、多数のカーボンファイバ2を植設
し導電線材8によりアース9と接地された導電部材7と
を備える。
【0009】光ディスク1は光ピックアップ3及び導電
性ファイバであるカーボンファイバ2の上方に装填され
(図2参照)、光ディスク1の中央部のハブ4が図1の
スピンドル5に嵌合されて支持され、スピンドル5を介
してモータ6によって回転させられる。カーボンファイ
バ2の植毛列は、例えば光ディスクの記録面側、つまり
ピックアップ3が設けられているのと同じ側に、例えば
ピックアップ3と並ぶように、光ディスク1の半径全長
をカバーし得るように延在せしめる。そして、カーボン
ファイバ2の先端はわずかな間隙をもって光ディスクの
記録面と対向させる。上記のように、多数のカーボンフ
ァイバ2の列が光ディスク1の半径全体をカバーする
(必ずしもディスクの中心から半径方向に延びる直線と
一致するという意味ではない)ように設けられているの
で、光ディスク1が回転することによりカーボンファイ
バ2は光ディスク1の全記録領域と対向できることにな
る。このとき、カーボンファイバ2の先端が光ディスク
1に接触しても問題はない。導電性ファイバとして、カ
ーボンファイバを使用しているのはファイバの先端が光
ディスク1に接触しても、ディスクの表面を傷つけるこ
とがないという点で適しているからである。
【0010】カーボンファイバ群は上記の様に導電部材
7上に同じ突出長にて植設される。例えば、導電部材7
を複数枚の板で構成し、それらの板の間でカーボンファ
イバの基端部をサンドイッチすることによって支持し、
1列または複数列のカーボンファイバ列を形成する。こ
うして、カーボンファイバ2と導電部材7との間に電気
的に接続状態を確保する。導電部材7は図1に示すよう
に、導電線材8により光ディスク駆動装置のアース9に
電気的に接続されているので、全てのカーボンファイバ
2は電気的にアース9に接続される。従って、光ディス
ク1の回転により、光ディスク1の記録面上のどの位置
に生じた静電気も、その位置がカーボンファイバ2に対
向した時、誘電作用により静電容量的にディスク表面か
らカーボンファイバ2に移り、導電部材7、導電線材8
を介して、光ディスク駆動装置のアース9に流れ込み、
除電される。
【0011】図3は磁界変調方式の光磁気ディスク駆動
装置に本発明を適用した実施例である。図3には光磁気
ディスク1を図示していないが、この光磁気ディスク駆
動装置では、光磁気ディスクの一方の面側(下側)にピ
ックアップ3が設けられ、他方の面側(上側)であって
該ピックアップ3と対応する位置に浮上磁気ヘッド10が
設けられている。本実施例では、カーボンファイバ2を
ピックアップ側のディスク面近傍位置だけでなく、浮上
磁気ヘッド側のディスク面近傍位置にも設けるようにし
た点が特徴的である。つまり、図4の断面図に示すよう
に、光ディスク1を挾むように上下2つのカーボンファ
イバ2の列を配置する。上記2つのカーボンファイバ列
は前記実施例の場合と全く同様に導電部材7と電気的に
接続された状態で植設され、それぞれの導電部材7は光
磁気ディスク駆動装置のアース9に接地されている。そ
して、ピックアップ側に配置されたカーボンファイバ2
等により記録面の静電気を除去することにより、前記の
ように光ディスク表面に塵埃が付着することを防止し
て、書き込みエラー、読む出しエラーの発生を防ぐ。
【0012】これに対して、浮上磁気ヘッド側(上側)
のディスク面に近接して配置されたカーボンファイバ等
はディスク面の静電気を静電容量的に除去することによ
ってディスク面から浮上磁気ヘッドに対する塵埃の付着
を防止し、それによって浮上磁気ヘッドと塵埃との接触
を防止する。光ディスクの浮上磁気ヘッド側の面は、浮
上磁気ヘッドと光ディスクの接触に耐え得る強度を備え
た保護膜を有しているが、長期信頼性等を考えると、接
触は好ましくない。従って、本実施例の様に浮上磁気ヘ
ッド側のディスク面の帯電も防止した方が好ましいので
ある。尚、カーボンファイバ2の先端と光ディスク1の
表面は接触させる必要はないが、誘電作用を効果的に働
かせて除電効果を高めるためにはカーボンファイバの先
端と光ディスク1の表面との間隙は極力小さくする必要
がある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスクの回転時に、光ディスクの表面に発生した静
電気は導電性ファイバを介して光ディスク駆動装置のア
ースに流れ込むので、光ディスク表面の静電気が効果的
に除去され、よって光ディスク表面への塵埃の付着は発
生しなくなり、従って書き込みエラーや読み出しエラー
の発生を防ぐことができる。また、光磁気ディスク駆動
装置において、浮上磁気ヘッド側にも導電性ファイバを
設けることにより浮上磁気ヘッド側の光ディスク表面か
らも静電気が除去されるので、浮上磁気ヘッドと塵埃と
の接触を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク駆動装置の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例を説明するための図である。
【図3】本発明による光ディスク駆動装置の他の実施例
を示す斜視図である。
【図4】図3に示す実施例を説明するための図である。
【図5】従来技術による光ディスク駆動装置の一例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…カーボンファイバ、3…ピックア
ップ、4…ハブ、5…スピンドル、6…モータ、7…導
電部材、8…導電線材、9…アース、10…浮上磁気ヘッ
ド、22…カーボンファイバ、23…真ちゅう板、24…真ち
ゅうビス、25…ステンレス板、26…カートリッジ筐体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填された光ディスクを回転させつつ、
    上記光ディスクに対する情報の記録、再生等を行う光デ
    ィスク駆動装置において、装填された光ディスクの表面
    に、先端が近接するように、光ディスクの半径領域全体
    をカバーするように多数の導電性ファイバを配置したこ
    とを特徴とする光ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記導電性ファイバを光ディスク駆動装
    置のアースと電気的に接続する構成にしたことを特徴と
    する請求項1記載の光ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記導電性ファイバとしてカーボンファ
    イバを使用することを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク駆動装置。
JP5953293A 1993-02-24 1993-02-24 光ディスク駆動装置 Pending JPH06251491A (ja)

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JP5953293A JPH06251491A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 光ディスク駆動装置

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JP5953293A JPH06251491A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 光ディスク駆動装置

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JPH06251491A true JPH06251491A (ja) 1994-09-09

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ID=13115979

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JP5953293A Pending JPH06251491A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 光ディスク駆動装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5828918A (en) * 1995-05-22 1998-10-27 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Electro-developing type camera using electro-developing recording medium
KR20030012534A (ko) * 2001-08-01 2003-02-12 김대은 정보저장기기의 이동식 디스크의 오염 방지장치
KR100792539B1 (ko) * 2000-07-31 2008-01-09 소니 가부시끼 가이샤 디스크 트레이 선반 및 디스크 기록 및/또는 재생장치

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