JP3432185B2 - 吸着部材及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

吸着部材及びこれを用いた画像形成装置

Info

Publication number
JP3432185B2
JP3432185B2 JP25892299A JP25892299A JP3432185B2 JP 3432185 B2 JP3432185 B2 JP 3432185B2 JP 25892299 A JP25892299 A JP 25892299A JP 25892299 A JP25892299 A JP 25892299A JP 3432185 B2 JP3432185 B2 JP 3432185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
image forming
region
carrier
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25892299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000194204A (ja
Inventor
要一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP25892299A priority Critical patent/JP3432185B2/ja
Priority to US09/419,090 priority patent/US6178307B1/en
Publication of JP2000194204A publication Critical patent/JP2000194204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3432185B2 publication Critical patent/JP3432185B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1665Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
    • G03G15/167Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer
    • G03G15/168Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer with means for conditioning the transfer element, e.g. cleaning
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/16Transferring device, details
    • G03G2215/1604Main transfer electrode
    • G03G2215/1623Transfer belt

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上の像を
記録材担持体に担持された記録材に転写する画像形成装
置、例えば、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンドレスベルト(記録材担
持体)に紙などの記録材を吸着させて搬送し、転写部に
おいて像担持体上に形成された可視画像を転写すること
により画像形成を行う画像形成装置が製品化されてい
る。
【0003】このような画像形成装置の一例について図
7に基づいて簡単に説明する。
【0004】画像形成装置100の本体内部には、その
中央部に感光ドラム105が具備され、感光ドラム10
5の外周には前露光ランプ101、感光ドラム帯電器1
02、露光装置103、現像器104、転写帯電器10
7、及びクリーナー108が設けられている。
【0005】また、感光ドラム105に隣接して記録材
担持体106(以下、転写ベルト106と称する)が設
置され、感光ドラム105上に形成されたトナー像が転
写ベルト106上に担持し搬送される記録材P上に転写
される。
【0006】トナー像が転写された記録材Pは、定着部
109で加熱及び加圧によりトナー像を定着した後、記
録画像として装置外に排出される。
【0007】露光装置103では、装置本体上部に設け
られた不図示の光源装置から発せられたレーザ光を回転
するポリゴンミラーで走査し、その走査光の光束を反射
ミラーによって変更し、fθレンズにより感光ドラム1
05の母線上に集光して露光することにより、感光ドラ
ム105上に画像信号に応じた潜像を形成する。
【0008】現像器104には図示しないトナー供給装
置によりトナーが所定量充填され、感光ドラム105上
の潜像を現像してトナー像として可視化する。
【0009】記録材Pは図示されない記録材カセット又
は手差し給紙を行う手差し給紙トレイ117から複数の
搬送ローラ及びレジストローラ対113を経て転写ベル
ト106に供給され、転写ベルト106による搬送で感
光ドラム105と対向した転写部に順次送られる。
【0010】転写ベルト106は、ポリカーボネート樹
脂シート、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(P
ET樹脂)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリ
ウレタン樹脂シート、ポリアミド樹脂シート、ポリイミ
ド樹脂シートなどの誘電体樹脂のシートに、カーボンブ
ラックなどの導電性フィラーを分散して絶縁性の樹脂の
体積抵抗率を107 〜1011Ωcm程度と低く調整した
材料からなっており、その両端部を互いに重ね合わせて
接合し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目
を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。
【0011】駆動ローラ111によりこの転写ベルト1
06が回転し、一定速度に達すると、記録材Pがレジス
トローラ対113から転写ベルト106に送り出され、
記録材Pが転写部へ向けて搬送される。これと同時に画
像書き出し信号がONとなり、それを基準としてあるタ
イミングで感光ドラム105に対して画像形成を行う。
【0012】そして感光ドラム105の下側の転写部で
転写帯電器107が電界または電荷を付与することによ
り、感光ドラム105上に形成されたトナー像が記録材
Pに転写される。記録材Pはレジストローラ対113か
ら転写ベルト106上に送り出されると、直ちに吸着帯
電器114と吸着帯電器対向ローラ115によって転写
ベルト106とともに狭持され吸着帯電器114によっ
て電界あるいは電荷付与されることによって、転写ベル
ト106に静電的に保持され搬送される。
【0013】転写帯電器107は、コロナ放電のような
非接触帯電器、または帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電ブ
レードのような帯電部材を用いた接触帯電器を用いる。
非接触帯電器ではオゾンが発生してしまうこと、空気を
介して帯電するため大気の温湿度環境変動に弱く画像が
安定的に形成されないなどの問題点がある。一方、接触
帯電器では、オゾンレス、温湿度環境変動に強いなどの
メリットがある。
【0014】次にトナー像を転写された記録材Pは、転
写ベルト106の搬送方向下流部で分離帯電器116に
より除電されて静電吸着力を減衰させることによって、
転写ベルト106の末端から離脱する。
【0015】特に低湿度環境では記録材も乾燥して電気
抵抗が高くなるため転写ベルト106との間の静電吸着
力が大きくなり、分離帯電器116の効果は大きくな
る。通常、分離帯電器116はトナー像が未定着の状態
で記録材Pに除帯電するため非接触帯電器が用いられ
る。
【0016】分離帯電器116の出力はVp−p=10
kV、500Hz程度の交流電圧が使われる。また、ト
ナーの飛散などの画像不良の防止のため、前記交流出力
に加えて+100μA程度のプラスあるいはマイナスの
直流成分を重畳する場合がある。
【0017】離脱した記録材Pは定着装置109へ搬送
される。定着装置109は、定着ローラ、加圧ローラと
その各々をクリーニングする耐熱性クリーニング部材と
各ローラ内に設置された加熱ヒータと定着ローラにジメ
チルシリコンオイルなどの離型剤オイルを塗布する塗布
ローラと、そのオイルの溜めと、加圧ローラの表面温度
を検知して定着温度を制御するサーミスタとから構成さ
れる。
【0018】トナー像を形成された記録材Pは定着によ
り記録材Pへの固定が行われ、コピー画像が形成され排
紙トレイに排出される。
【0019】一方、転写が終了した感光ドラム105は
クリーナ108により転写残トナーをクリーニング、除
去され、引き続き次の潜像形成に備えられる。
【0020】そしてまた、記録材Pを分離した後の転写
ベルト106は記録材担持側に設置された導電性ファー
ブラシ110とその対向として接地された駆動ローラ1
11を当接することによって転写ベルト106上に残留
したトナー及びその他の異物を清掃するとともに蓄積し
た電荷の除去(除電)を行っている。導電性ファーブラ
シは導電性ウエブ(不織布)を用いることもできる。
【0021】以上述べたような画像形成装置では、記録
材Pの静電吸着手段として、吸着帯電器114と吸着帯
電器対向ローラ115からなる一対のローラ対を用いて
いるが、もちろん静電吸着手段として転写帯電手段と同
様に、コロナ放電のような非接触帯電器、または帯電ロ
ーラ、帯電ブラシ、帯電ブレードのような帯電部材を用
いた接触帯電器を用いてもよい。
【0022】ただし、非接触系を用いた場合には、記録
材Pと転写ベルト106の接触状態が保証されないた
め、別途に押圧部材を設けて、記録材Pと転写ベルト1
06の密着性を確保する必要がある。
【0023】このように記録材Pを静電吸着し搬送する
ことを安定に行うためには、当然のことながら、記録材
Pの幅(記録材Pの搬送方向と略直交方向における記録
材Pの長さ)に対して全幅の吸着帯電が好ましい。
【0024】一方、特開平2−157779号公報に
は、転写ドラムを構成する担持シートに転写材を静電的
に吸着させる吸着コロナ帯電器の担持シートの回転方向
上流側で、矯正手段により担持シートの凹凸を矯正する
ことが開示されている。さらに、この導電体ローラをク
ラウン形状にすることが開示されている。これは、導電
体ローラがスラスト方向においてゆがみ、中央部の当接
圧が両端部に比べて低下しないようにして、当接圧をス
ラスト方向において均一にするためである。また、転写
材を担持シートに静電吸着する前に担持シートの凹凸を
矯正する1対のローラが設けられることが開示され、こ
のローラ対の少なくとも一方をクラウン形状に形成して
もよいことが開示されている。これについても上記理由
と同様である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
ような画像形成装置では、多湿、低湿環境において放置
された記録材、裏側に画像の存在する両面印刷時の2面
目として用いられる記録材などを用いる場合には著しく
画像品位を落とすことがある。
【0026】この原因はこれらの記録材が変形し、平面
性が損なわれたことによって転写ベルト106との接触
状態が良好にならない箇所が発生してしまうことにあ
る。
【0027】例えば、給紙カセット内に積載された記録
材としての紙は外気の温湿度によって水分を吸収あるい
は排出するが、その過程において紙はおおよそ球面の一
部のような形に変形する。
【0028】このような紙が転写ベルト106上に給紙
され、吸着帯電器114と吸着帯電器対向ローラ115
のローラ対を通過するときに、ローラ対によってしごか
れ、平面度の高い転写ベルト106にならされるため
に、紙の通過に伴って変形は集積され、結果として紙の
後端部分のスラスト方向中央部が転写ベルト106から
浮いた状態で担持されることがある。この浮いた状態の
部分は転写部でも空隙が存在するため、感光ドラム10
5上の画像を良好に転写できずに、画像欠陥となってし
まう虞がある。
【0029】同様に、上記公報に示されるような画像形
成装置においても、転写材が担持シートに良好に吸着さ
れずに転写不良が発生し著しく画像品位が低下すること
があった。これは、静電吸着部である導電体ローラと吸
着コロナ帯電器の間では担持シート及び転写材を表裏面
から押圧していないので、多湿、低湿環境において放置
された転写材や両面印刷時の既に1面目にトナー像が転
写され、定着された転写材を用いる場合には、担持シー
トに転写材が十分に密着して吸着されなかったためと考
えられる。また、1対のローラにより転写材を担持シー
トに押圧する押圧位置から、吸着コロナ帯電器及び導電
体ローラにより転写材を担持シートに静電吸着する静電
吸着部までの間に距離があるために、転写材と担持シー
トとの間の密着性が悪くなり、転写材と担持シートとの
間に空隙が生じたり、転写材にしわが生じたりして結果
的に転写不良が発生することがあった。
【0030】本発明の目的は、記録材と記録材担持体と
の間に空隙が生じることなしに記録材を記録材担持体に
良好に吸着することができる画像形成装置を提供するこ
とである。
【0031】本発明の他の目的は、以下の詳細な説明を
読むことにより明らかになるであろう。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は達成される。本発明は、記録材を記録材担持体に吸
着する吸着部材において、円筒部材と、前記円筒部材の
長手方向中央の第1の領域上に設けられるゴムと、前記
円筒部材の前記第1の領域よりも長手方向両端側の第2
の領域上に設けられるブラシと、を有することを特徴と
する。また、別の形態としては、記録材を記録材担持体
に吸着する吸着部材において、円筒部材と、前記円筒部
材の長手方向中央の第1の領域上に設けられるブラシ
と、前記円筒部材の前記第1の領域よりも長手方向両端
側の第2の領域上に設けられるブラシと、を有し、前記
第1の領域上に設けられるブラシの植毛密度は、前記第
2の領域上に設けられるブラシの植毛密度よりも高いこ
とを特徴とする。
【0033】更に別の形態としては、記録材を担持搬送
する記録材担持体と、記録材を前記記録材担持体に静電
的に吸着する吸着手段と、前記吸着手段により前記記録
材担持体に吸着され、前記記録材担持体により搬送され
る記録材に像を形成する像形成手段と、を有し、前記吸
着手段は、前記記録材担持体の記録材が担持される側及
び前記記録材担持体の記録材が担持される側とは反対側
に互いに対向するように設けられ、吸着時、記録材及び
前記記録材担持体にそれぞれ接触する第1の吸着部材及
び第2の吸着部材を備える画像形成装置において、前記
吸着手段により記録材を前記記録材担持体に吸着すると
き、前記第1の吸着部材と前記第2の吸着部材の両方か
ら記録材へ与えられる押圧力の大きさは、記録材の搬送
方向と実質的に直交する方向において両端部よりも中央
部の方が大きく、前記第1の吸着部材あるいは前記第2
の吸着部材は、長手方向中央近傍の第1の領域上にゴム
と、前記第1の領域よりも長手方向両端側の第2の領域
上にブラシと、を備えることを特徴とする。更に別の形
態としては、記録材を担持搬送する記録材担持体と、記
録材を前記記録材担持体に静電的に吸着する吸着手段
と、前記吸着手段により前記記録材担持体に吸着され、
前記記録材担持体により搬送される記録材に像を形成す
る像形成手段と、を有し、前記吸着手段は、前記記録材
担持体の記録材が担持される側及び前記記録材担持体の
記録材が担持される側とは反対側に互いに対向するよう
に設けられ、吸着時、記録材及び前記記録材担持体にそ
れぞれ接触する第1の吸着部材及び第2の吸着部材を備
える画像形成装置において、前記吸着手段により記録材
を前記記録材担持体に吸着するとき、前記第1の吸着部
材と前記第2の吸着部材の両方から記録材へ与えられる
押圧力の大きさは、記録材の搬送方向と実質的に直交す
る方向において両端部よりも中央部の方が大きく、前記
第1の吸着部材あるいは前記第2の吸着部材は、長手方
向中央近傍の第1の領域上に設けられるブラシと、前記
第1の領域よりも長手方向両端側の第2の領域上に設け
られるブラシと、を備え、前記第1の領域上に設けられ
るブラシの植毛密度は、前記第2の領域上に設けられる
ブラシの植毛密度よりも高いことを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に本発明を
適用した画像形成装置を図に基づいて説明する。図2は
画像形成装置の断面構成説明図であり、その概略構成と
画像形成動作から説明する。
【0035】画像形成装置の本体内部には、その中央部
に像形成手段としての感光ドラム5(像担持体)が具備
され、感光ドラム5の外周には前露光ランプ1、像形成
手段としての、1次帯電器2、露光装置3、現像器4、
転写帯電器7、及びクリーナー8が順に設けられてい
る。
【0036】また、感光ドラム5に隣接して記録材担持
体としての転写ベルト6が設置され、感光ドラム5上に
形成されたトナー像が転写ベルト6上に担持し搬送され
る記録材P上に転写される。
【0037】トナー像が転写された記録材Pは、定着装
置9で加熱及び加圧によりトナー像を定着した後、記録
画像として装置外に排出される。
【0038】露光装置3では、装置本体上部に設けられ
た不図示の光源装置から発せられたレーザ光を回転する
ポリゴンミラーで走査し、その走査光の光束を反射ミラ
ーによって変更し、fθレンズにより感光ドラム5の母
線上に集光して露光することにより、感光ドラム5上に
画像信号に応じた潜像を形成する。
【0039】現像器4には図示しないトナー供給装置に
よりトナーが所定量充填され、感光ドラム5上の潜像を
現像してトナー像として可視化する。
【0040】記録材Pは給紙カセット18,19に収容
され、そこから複数の搬送ローラ対及びレジストローラ
対13を経て転写ベルト6に供給され、転写ベルト6に
よる搬送で感光ドラム5と対向した転写部に順次送られ
る。17は手差し給紙を行う手差し給紙トレイである。
【0041】転写ベルト6は、ポリカーボネート樹脂シ
ート、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(PET
樹脂)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレ
タン樹脂シート、ポリアミド樹脂シート、ポリイミド樹
脂シートなどの誘電体樹脂のシートに、カーボンブラッ
クなどの導電性フィラーを分散して絶縁性の樹脂の体積
抵抗率を107 〜1011Ωcm程度と低く調整した材料
からなっており、その両端部を互いに重ね合わせて接合
し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有
しない(シームレス)ベルトが用いられる。
【0042】駆動ローラ11によりこの転写ベルト6が
回転し、一定速度に達すると、記録材Pがレジストロー
ラ対13から転写ベルト6に送り出され、記録材Pが転
写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信
号がONとなり、それを基準としてあるタイミングで感
光ドラム5に対して画像形成を行う。
【0043】そして感光ドラム5の下側の転写部で転写
帯電器7が電界または電荷を付与することにより、感光
ドラム5上に形成されたトナー像が記録材Pに転写され
る。記録材Pはレジストローラ対13から転写ベルト6
上に送り出されると、直ちに帯電押圧手段としての吸着
帯電器14と吸着帯電器対向ローラ15によって転写ベ
ルト6とともに狭持され吸着帯電器14によって電界あ
るいは電荷付与されることによって、転写ベルト6に静
電的に保持され搬送される。
【0044】この実施の形態では、吸着帯電器14は帯
電と同時に記録材Pと転写ベルト6の密着を安定化する
目的からローラ状としている。転写帯電器7も同様にロ
ーラ状としている。
【0045】次にトナー像を転写された記録材Pは、転
写ベルト6の搬送方向下流部で分離帯電器16により除
電されて静電吸着力を減衰させることによって、転写ベ
ルト6の末端から離脱する。
【0046】特に低湿度環境では記録材も乾燥して電気
抵抗が高くなるため転写ベルト6との間の静電吸着力が
大きくなり、分離帯電器16の効果は大きくなる。分離
帯電器16はトナー像が未定着の状態で記録材Pに除帯
電するため非接触帯電器が用いられる。
【0047】分離帯電器16の出力はVp−p=10k
V、500Hz程度の交流電圧が使われる。また、トナ
ーの飛散などの画像不良の防止のため、前記交流出力に
加えて+100μA程度のプラスあるいはマイナスの直
流成分を重畳する場合がある。
【0048】離脱した記録材Pは定着装置9へ搬送され
る。定着装置9は、定着ローラ、加圧ローラとその各々
をクリーニングする耐熱性クリーニング部材と各ローラ
内に設置された加熱ヒータと定着ローラにジメチルシリ
コンオイルなどの離型剤オイルを塗布する塗布ローラ
と、そのオイルの溜めと、加圧ローラの表面温度を検知
して定着温度を制御するサーミスタとから構成される。
【0049】トナー像を形成された記録材Pは定着によ
り記録材Pへの固定が行われ、コピー画像が形成され排
紙トレイに排出される。
【0050】また、本画像形成装置では記録材Pの両面
に画像を形成することが可能な構成となっている。この
場合、記録材Pの1面目にトナー像が転写され、そして
定着された後、記録材Pは不図示の反転パスを通過され
転写ベルト6に給送される。その後、記録材Pの2面目
にトナー像が転写、定着される。
【0051】一方、転写が終了した感光ドラム5上の転
写残トナーは、クリーナ8によりクリーニング、除去さ
れ、引き続き次の潜像形成に備えられる。
【0052】そしてまた、記録材Pを分離した後の転写
ベルト6は、記録材を担持する側に設置された導電性フ
ァーブラシ10を転写ベルト6に当接させることによっ
て転写ベルト6上に残留したトナー及びその他の異物を
清掃するとともに蓄積した電荷の除去(除電)を行って
いる。導電性ファーブラシの他に導電性ウエブ(不織
布)を用いることもできる。また。駆動ローラ11は導
電性ファーブラシの対向電極として接地されている。
【0053】以上のように動作する画像形成装置におい
て、吸着帯電器14は図1(a),(b)で示されるよ
うに、長手方向中央部分150mm幅の領域R1(第1
の領域)が剛体である導電性ゴムによって被覆されてお
り、両端側それぞれ80mmの領域R2(第2の領域)
は非剛体である導電性ファーブラシを植毛してあるもの
である。
【0054】詳細に述べると、中央部は導電性ゴム材E
PDM製(硬度50度、体積抵抗率108 Ωcm)厚さ
1.0mmであり、両端部は導電性レーヨン毛(体積抵
抗率108 Ωcm、密度5万本/inch2 )、毛足長
さ3.0mm(基布を含む)であり、中央部導電ゴム層
に転写ベルト6が当接した状態での両端部ファーブラシ
の侵入量は1.0mmを見込んでいる。
【0055】また、図3に示すように吸着帯電器14、
吸着帯電器対向ローラ15のスラスト方向長さは共に記
録材Pのスラスト方向長さよりも長くなっている。つま
り、両者が転写ベルト6にそれぞれ接触する幅の互いに
重なっている領域L(記録材Pが間にないとき)よりも
記録材Pのスラスト方向長さの方が短い構成となってい
る。このような構成とすることにより、記録材P及び記
録材Pが吸着されている転写ベルト6の領域に付与され
る吸着電荷はスラスト方向においてムラが発生しなくな
るので、その後の転写工程において転写ムラが発生する
のを防止することができた。
【0056】このような吸着帯電器14を用い、長手方
向の外径が実質的に変わらない吸着帯電器対向ローラ1
5(接地)とともに転写ベルト6を狭持することによ
り、中央の導電性ゴム部では押圧による強い狭持力が、
両端の導電性ファーブラシ部ではファーブラシ毛の押圧
が弱いために、転写ベルト6の張力と比較して無視でき
るほど小さい狭持力が記録材P及び転写ベルト6に加え
られる(図3参照)。
【0057】ここで、吸着帯電器14の製造方法につい
て説明する。
【0058】(1)まず、剛体である外径13.7mm
の円筒部材としてのSUS416の両端側の領域R2
部分を外径が12mmになるまで旋盤で削る。
【0059】(2)円筒部材の中央部の領域R1に導電
性ゴムチューブを圧入する。
【0060】(3)円筒部材の両端部の領域R2の部分
に、導電性ファーブラシが植毛された導電性布をらせん
状に巻き付ける。このとき導電性布は導電性の両面テー
プで接着される。
【0061】以上(1)〜(3)の工程を経て製造工程
は完了する。
【0062】図3の押圧力の圧力分布の作用によって、
例えば、長期放置されたり、裏面に既に印刷画像が存在
したりして変形し、平面性が著しく低下した記録材Pが
使用された場合にでも、吸着部を通過することによっ
て、図4(a)に示されるように記録材Pの搬送方向に
平行の中心線から外側に向かって変形をならしながら、
転写ベルト6に沿わせる効果が発生する。
【0063】従って、浮きは発生せず、記録材Pの平面
性が維持され、転写部において高品位な画像形成が行わ
れる。
【0064】圧力分布の発生しない、従来技術による一
様な導電性ゴムローラを用いた場合には、図4(b)に
示されるように、変形した記録材の歪みは記録材の後端
になるにつれ蓄積され、後端部中央に解消しきれない歪
みが残ることにより、転写ベルト6と記録材Pが一体と
ならずに浮き状態を作ってしまう。この場合には下流の
転写部で浮きの部分のみ正常な転写が行われずに画像不
良となってしまうことがある。
【0065】なお、本例では、吸着帯電器14を用いた
例を示したが、記録材Pが転写ベルト6に載置された時
には吸着帯電を行わず、転写部まで搬送され、転写帯電
器により転写と同時に吸着される構成に対しても本発明
は適用可能である。
【0066】(実施の形態2)第1の実施の形態と同様
に動作する画像形成装置において、第2の実施の形態に
おける吸着帯電器14は図5で示されるように、長手方
向中央部150mm幅の領域R3と両端部それぞれ80
mm幅の領域R4に種類の異なる導電性ファーブラシが
植毛されている。吸着帯電器対向ローラ15は実施の形
態1と同様である。
【0067】詳細に述べると、中央部、両端部とも材質
は導電性レーヨン毛であり、毛足長さも3.0mm(基
布を含む)と同じであるが、中央部は体積抵抗率107
Ωcm、密度20万本/inch2 )、両端部は体積抵
抗率106 Ωcm、密度2万本/inch2 )の構成に
なっている。
【0068】中央部の方が密度が高いことから、実施の
形態1と同様に吸着部ニップの長手方向の狭持力分布は
中央部で高く、両端部で低い分布をなす。
【0069】図5に示される構成においても、第1の実
施の形態の吸着帯電器14と同様に図4(a)に示され
た記録材Pの変形を解消する中央部が両端部に対して高
い狭持力分布を形成することが出来るため、吸着部を通
過することによって、記録材Pを搬送方向に平行の中心
線から外側に向かって変形をならしながら、転写ベルト
6に沿わせる効果が発生し、吸着帯電ムラ、浮きは発生
せず、記録材Pの平面性が維持され、転写部において高
品位な画像形成が行われる。
【0070】(実施の形態3)上記実施の形態1、2で
示した吸着帯電器14、吸着帯電器対向ローラ15は、
図6に示す画像形成装置にも適用できる。なお、図6に
おいて、図2と同じ機能を有する部材には同符号で示
し、説明を省略する。
【0071】次に、図6の画像形成装置における画像形
成プロセスを簡単に説明する。画像形成ステーション1
00a(イエロートナー画像形成部)、100b(マゼ
ンタトナー画像形成部)、100c(シアントナー画像
形成部)、100d(ブラックトナー画像形成部)が転
写ベルト6の移動方向に沿って並設され、各画像形成ス
テーションで形成される各色トナー像は、吸着帯電器1
4、吸着帯電器対向ローラ15により転写ベルト6に吸
着された記録材Pに、転写帯電器40a〜40d(ブレ
ード)により順次重ねて静電的に転写される。その後、
記録材Pは転写ベルト6から分離され、定着装置9にて
トナー像が記録材P上に定着され、機外に排出される。
【0072】また、この画像形成装置では、入力画像信
号によっては、画像形成を必要としない色の画像形成部
が生じることがある。例えば、白黒画像を形成する場
合、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成部100
a、100b、100cは画像形成を行わず、ブラック
の画像形成部100dでのみ画像形成を行うことによっ
て白黒画像を形成することが可能である。このとき、記
録材Pのジャムを防止するために、感光ドラム5a〜5
cの回転は維持される。
【0073】このような場合、非画像形成部100a、
100b、100cでは感光ドラム5a〜5cへの物理
的な傷、電気的なメモリの発生、或いは帯電性能が低下
するのを防止するために、転写帯電器40a〜40cに
流れる電流を画像形成時よりも小さく又はゼロにした
り、転写帯電器40a〜40cによる転写ベルト6への
押圧力を低減させている。
【0074】特に、感光ドラム5が1次帯電器2により
接触定電圧帯電を受ける画像形成装置においては、接触
帯電部を通過する以前の感光ドラム電位と帯電電位の差
が大きいほど感光ドラム表層の削れ量が多くなることが
わかっている。
【0075】従って、画像形成ステーション100aで
画像が形成されない、白黒画像を形成するようなモード
では、吸着帯電器14、吸着帯電器対向ローラ15によ
り記録材Pを転写ベルト6に静電吸着することで、しっ
かりと画像形成ステーション100dまで搬送すること
ができ、ブラックトナー像が記録材Pに転写される位置
がずれるのを防止することができる。
【0076】以上説明したような図6に示す画像形成装
置にも本発明を適用でき、記録材Pにしわが発生した
り、吸着帯電ムラが発生したりするのを防止できる。ま
た、記録材Pを転写ベルト6の所定の位置に所定のタイ
ミングで良好に静電吸着することができるので、記録材
Pに転写されるトナー像の位置ズレを防止することがで
きる。
【0077】以上の実施例では、吸着帯電器14に吸着
バイアスを印加して、吸着帯電器対向ローラ15を接地
していたが、これに限らず、吸着帯電器14、吸着帯電
器対向ローラ15を互いに逆側に設けてもよい。また、
吸着帯電器対向ローラ15に適宜バイアスを印加しても
よく、この場合、吸着帯電器14を接地させても良い。
【0078】また、本発明の思想の範囲内であるなら
ば、種々の変形が可能である。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、記
録材を記録材担持体に吸着させる際、記録材と記録材担
持体との間に空隙が生じるのを効果的に防止し、良好な
吸着を行うことができる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る吸着帯電器を示す概略
図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置を示す概略図であ
る。
【図3】第1の実施の形態に係る吸着帯電器による押圧
力の分布を示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係る吸着帯電器による記録
材への作用を示す図である。
【図5】第2の実施の形態に係る吸着帯電器を示す概略
図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置を示す概略図であ
る。
【図7】従来の画像形成装置を示す概略図である。
【符号の説明】
2 1次帯電器 3 露光装置 4 現像器 5 感光ドラム 6 転写ベルト(記録材担持体) 7 転写帯電器 8 クリーナー 9 定着装置 10 導電性ファーブラシ 11 駆動ローラ 13 レジストローラ対 14 吸着帯電器 15 吸着帯電器対向ローラ 16 分離帯電器 17 手差し給紙トレイ 18 給紙カセット 19 給紙カセット P 記録材 R1,R2 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 510

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材を記録材担持体に吸着する吸着部
    材において、 円筒部材と、前記円筒部材の長手方向中央の第1の領域
    上に設けられるゴムと、前記円筒部材の前記第1の領域
    よりも長手方向両端側の第2の領域上に設けられるブラ
    シと、を有することを特徴とする吸着部材。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域は、記録材の搬送方向と
    実質的に直交する方向の長さよりも短いことを特徴とす
    る請求項1の吸着部材。
  3. 【請求項3】 記録材を前記記録材担持体に吸着すると
    き、電圧が印加されることを特徴とする請求項1又は2
    の吸着部材。
  4. 【請求項4】 前記ゴム及び前記ブラシは導電性を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの吸着部
    材。
  5. 【請求項5】 吸着時、前記第1の領域及び前記第2の
    領域は、記録材の搬送方向と実質的に直交する方向全体
    に少なくとも接触することを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかの吸着部材。
  6. 【請求項6】 記録材を記録材担持体に吸着する吸着部
    材において、 円筒部材と、前記円筒部材の長手方向中央の第1の領域
    上に設けられるブラシと、前記円筒部材の前記第1の領
    域よりも長手方向両端側の第2の領域上に設けられるブ
    ラシと、を有し、 前記第1の領域上に設けられるブラシの植毛密度は、前
    記第2の領域上に設けられるブラシの植毛密度よりも高
    いことを特徴とする吸着部材。
  7. 【請求項7】 前記第1の領域は、記録材の搬送方向と
    実質的に直交する方向の長さよりも短いことを特徴とす
    る請求項6の吸着部材。
  8. 【請求項8】 記録材を前記記録材担持体に吸着すると
    き、電圧が印加されることを特徴とする請求項6又は7
    の吸着部材。
  9. 【請求項9】 前記ブラシは導電性を有することを特徴
    とする請求項6乃至8のいずれかの吸着部材。
  10. 【請求項10】 吸着時、前記第1の領域及び前記第2
    の領域は、記録材の搬送方向と実質的に直交する方向全
    体に少なくとも接触することを特徴とする請求項6乃至
    9のいずれかの吸着部材。
  11. 【請求項11】 記録材を担持搬送する記録材担持体
    と、記録材を前記記録材担持体に静電的に吸着する吸着
    手段と、前記吸着手段により前記記録材担持体に吸着さ
    れ、前記記録材担持体により搬送される記録材に像を形
    成する像形成手段と、を有し、 前記吸着手段は、前記記録材担持体の記録材が担持され
    る側及び前記記録材担持体の記録材が担持される側とは
    反対側に互いに対向するように設けられ、吸着時、記録
    材及び前記記録材担持体にそれぞれ接触する第1の吸着
    部材及び第2の吸着部材を備える画像形成装置におい
    て、 前記吸着手段により記録材を前記記録材担持体に吸着す
    るとき、前記第1の吸着部材と前記第2の吸着部材の両
    方から記録材へ与えられる押圧力の大きさは、記録材の
    搬送方向と実質的に直交する方向において両端部よりも
    中央部の方が大きく、 前記第1の吸着部材は、長手方向中央近傍の第1の領域
    上にゴムと、前記第1の領域よりも長手方向両端側の第
    2の領域上にブラシと、を備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 記録材を担持搬送する記録材担持体
    と、記録材を前記記録材担持体に静電的に吸着する吸着
    手段と、前記吸着手段により前記記録材担持体に吸着さ
    れ、前記記録材担持体により搬送される記録材に像を形
    成する像形成手段と、を有し、 前記吸着手段は、前記記録材担持体の記録材が担持され
    る側及び前記記録材担持体の記録材が担持される側とは
    反対側に互いに対向するように設けられ、吸着時、記録
    材及び前記記録材担持体にそれぞれ接触する第1の吸着
    部材及び第2の吸着部材を備える画像形成装置におい
    て、 前記吸着手段により記録材を前記記録材担持体に吸着す
    るとき、前記第1の吸着部材と前記第2の吸着部材の両
    方から記録材へ与えられる押圧力の大きさは、記録材の
    搬送方向と実質的に直交する方向において両端部よりも
    中央部の方が大きく、 前記第2の吸着部材は、長手方向中央近傍の第1の領域
    上にゴムと、前記第1の領域よりも長手方向両端側の第
    2の領域上にブラシと、を備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記吸着手段により記録材を前記記録
    材担持体に吸着するとき、記録材の搬送方向と実質的に
    直交する方向において、前記第1の吸着部材と前記第2
    の吸着部材の両方から記録材全体は押圧されることを特
    徴とする請求項11又は12の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記吸着手段により記録材を前記記録
    材担持体に吸着するとき、前記第1の吸着部材、前記第
    2の吸着部材のうち少なくとも一方に電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれかの画像
    形成装置。
  15. 【請求項15】 前記吸着手段により記録材を前記記録
    材担持体に吸着するとき、前記第1の吸着部材は接地さ
    れ、前記第2の吸着部材は電圧が印加されることを特徴
    とする請求項14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記像形成手段は、トナー像を担持す
    る像担持体を備え、前記像担持体上のトナー像は前記記
    録材担持体に担持された記録材に静電的に転写されるこ
    とを特徴とする請求項11乃至15のいずれかの画像形
    成装置。
  17. 【請求項17】 前記像形成手段は、複数色の像をそれ
    ぞれ担持する複数の像担持体を備え、前記複数の像担持
    体上の複数色の像は各転写位置で前記記録材担持体に担
    持された記録材に順次重ねて静電的に転写されることを
    特徴とする請求項11乃至15のいずれかの画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 前記複数の像担持体を用いて前記各転
    写位置で前記記録材担持体に担持された記録材に複数色
    の像を形成する第1のモードと、前記複数の像担持体の
    うちの所定の像担持体を用いて所定の転写位置で前記記
    録材担持体に担持された記録材に像を形成する第2のモ
    ードと、を選択可能であることを特徴とする請求項17
    の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記所定の像担持体は、前記記録材担
    持体による記録材の搬送方向最下流に設けられることを
    特徴とする請求項18の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記第2のモードが選択される場合、
    前記所定の転写位置では電界が形成され、前記所定の転
    写位置よりも前記記録材担持体による記録材の搬送方向
    上流側の転写位置では電界が形成されないことを特徴と
    する請求項18又は19の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記像形成手段は、前記記録材担持体
    に担持された記録材の第1の面に像を形成した後、前記
    記録材担持体に担持された記録材の前記第1の面とは反
    対側の第2の面に像を形成可能であることを特徴とする
    請求項11乃至20のいずれかの画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記記録材担持体は誘電体であること
    を特徴とする請求項11乃至21のいずれかの画像形成
    装置。
  23. 【請求項23】 前記ゴム及び前記ブラシは導電性を有
    することを特徴とする請求項11乃至22のいずれかの
    画像形成装置。
  24. 【請求項24】 吸着時、前記第1の領域及び前記第2
    の領域は、記録材の搬送方向と実質的に直交する方向全
    体に少なくとも接触することを特徴とする請求項23の
    画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記第2の吸着部材は円筒部材であ
    り、前記第2の吸着部材の長手方向において、前記第2
    の吸着部材の記録材を押圧する領域の直径は実質的に変
    わらないことを特徴とする請求項11の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の吸着部材は円筒部材であ
    り、前記第1の吸着部材の長手方向において、前記第1
    の吸着部材の記録材を押圧する領域の直径は実質的に変
    わらないことを特徴とする請求項12の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記第1の領域は、記録材の搬送方向
    と実質的に直交する方向の長さよりも短いことを特徴と
    する請求項11乃至26のいずれかの画像形成装置。
  28. 【請求項28】 記録材を担持搬送する記録材担持体
    と、記録材を前記記録材担持体に静電的に吸着する吸着
    手段と、前記吸着手段により前記記録材担持体に吸着さ
    れ、前記記録材担持体により搬送される記録材に像を形
    成する像形成手段と、を有し、 前記吸着手段は、前記記録材担持体の記録材が担持され
    る側及び前記記録材担持体の記録材が担持される側とは
    反対側に互いに対向するように設けられ、吸着時、記録
    材及び前記記録材担持体にそれぞれ接触する第1の吸着
    部材及び第2の吸着部材を備える画像形成装置におい
    て、 前記吸着手段により記録材を前記記録材担持体に吸着す
    るとき、前記第1の吸着部材と前記第2の吸着部材の両
    方から記録材へ与えられる押圧力の大きさは、記録材の
    搬送方向と実質的に直交する方向において両端部よりも
    中央部の方が大きく、 前記第1の吸着部材は、長手方向中央近傍の第1の領域
    上に設けられるブラシと、前記第1の領域よりも長手方
    向両端側の第2の領域上に設けられるブラシと、を備
    え、 前記第1の領域上に設けられるブラシの植毛密度は、前
    記第2の領域上に設けられるブラシの植毛密度よりも高
    いことを特徴とする画像形成装置。
  29. 【請求項29】 記録材を担持搬送する記録材担持体
    と、記録材を前記記録材担持体に静電的に吸着する吸着
    手段と、前記吸着手段により前記記録材担持体に吸着さ
    れ、前記記録材担持体により搬送される記録材に像を形
    成する像形成手段と、を有し、 前記吸着手段は、前記記録材担持体の記録材が担持され
    る側及び前記記録材担持体の記録材が担持される側とは
    反対側に互いに対向するように設けられ、吸着時、記録
    材及び前記記録材担持体にそれぞれ接触する第1の吸着
    部材及び第2の吸着部材を備える画像形成装置におい
    て、 前記吸着手段により記録材を前記記録材担持体に吸着す
    るとき、前記第1の吸着部材と前記第2の吸着部材の両
    方から記録材へ与えられる押圧力の大きさは、記録材の
    搬送方向と実質的に直交する方向において両端部よりも
    中央部の方が大きく、 前記第2の吸着部材は、長手方向中央近傍の第1の領域
    上に設けられるブラシと、前記第1の領域よりも長手方
    向両端側の第2の領域上に設けられるブラシと、を備
    え、 前記第1の領域上に設けられるブラシの植毛密度は、前
    記第2の領域上に設けられるブラシの植毛密度よりも高
    いことを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の領域は、記録材の搬送方向
    と実質的に直交する方向の長さよりも短いことを特徴と
    する請求項28又は29の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記第1の吸着部材には、記録材を前
    記記録材担持体に吸着するとき、電圧が印加されること
    を特徴とする請求項28の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 前記第2の吸着部材には、記録材を前
    記記録材担持体に吸着するとき、電圧が印加されること
    を特徴とする請求項29の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記ブラシは導電性を有することを特
    徴とする請求項28乃至32のいずれかの画像形成装
    置。
  34. 【請求項34】 吸着時、前記第1の領域及び前記第2
    の領域は、記録材の搬送方向と実質的に直交する方向全
    体に少なくとも接触することを特徴とする請求項28乃
    至33のいずれかの画像形成装置。
JP25892299A 1998-10-21 1999-09-13 吸着部材及びこれを用いた画像形成装置 Expired - Fee Related JP3432185B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25892299A JP3432185B2 (ja) 1998-10-21 1999-09-13 吸着部材及びこれを用いた画像形成装置
US09/419,090 US6178307B1 (en) 1998-10-21 1999-10-15 Attraction member and image forming apparatus using the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31839198 1998-10-21
JP10-318391 1998-10-21
JP25892299A JP3432185B2 (ja) 1998-10-21 1999-09-13 吸着部材及びこれを用いた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000194204A JP2000194204A (ja) 2000-07-14
JP3432185B2 true JP3432185B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=26543886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25892299A Expired - Fee Related JP3432185B2 (ja) 1998-10-21 1999-09-13 吸着部材及びこれを用いた画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6178307B1 (ja)
JP (1) JP3432185B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10336564B2 (en) 2017-01-31 2019-07-02 Seiko Epson Corporation Medium transporting apparatus and recording apparatus

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4283193B2 (ja) * 2004-09-14 2009-06-24 シャープ株式会社 無端ベルトを用いた転写装置及び画像形成装置
JP4788224B2 (ja) * 2005-08-03 2011-10-05 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
JP2009069736A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5247217B2 (ja) * 2008-04-14 2013-07-24 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2724606B2 (ja) 1988-12-09 1998-03-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP3768555B2 (ja) * 1994-09-19 2006-04-19 東芝テック株式会社 画像形成装置
JPH09169448A (ja) * 1995-12-22 1997-06-30 Fujitsu Ltd 画像形成装置
JP3255010B2 (ja) * 1996-05-13 2002-02-12 カシオ電子工業株式会社 ベルト装置
JPH10142960A (ja) * 1996-11-13 1998-05-29 Fuji Xerox Co Ltd 記録シート吸着装置
JP3826573B2 (ja) * 1997-09-17 2006-09-27 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10336564B2 (en) 2017-01-31 2019-07-02 Seiko Epson Corporation Medium transporting apparatus and recording apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US6178307B1 (en) 2001-01-23
JP2000194204A (ja) 2000-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3676932B2 (ja) 転写方法及び画像形成装置
JPH07134503A (ja) 画像形成装置
JP3513975B2 (ja) 画像形成装置
JP3432185B2 (ja) 吸着部材及びこれを用いた画像形成装置
JP5125043B2 (ja) 画像形成装置
JP2812532B2 (ja) 感光体ベルトによるシート搬送装置
JP3568089B2 (ja) 転写ベルト装置
JP2890054B2 (ja) 画像形成装置
JP2812533B2 (ja) 感光体ベルトによるシート搬送装置
JP3852170B2 (ja) 画像形成装置
JP4054568B2 (ja) 画像形成装置
JP3377930B2 (ja) 画像形成装置
JP2829659B2 (ja) 画像形成装置
JPH11258919A (ja) 画像形成装置
JP3347617B2 (ja) 画像形成装置
JP4680586B2 (ja) 画像形成装置
JPH0210390A (ja) 転写材担持体及び転写・搬送装置
JPH10268671A (ja) 転写装置
JPH06149012A (ja) ローラ帯電装置
JP4603849B2 (ja) 画像形成装置
JP3236141B2 (ja) 両面画像形成装置
JPH03236079A (ja) 画像形成装置
JPH10340010A (ja) 画像形成装置
JP2000330442A (ja) 画像形成装置
JP2001335178A (ja) 吸着部材及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030506

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees