JP3826573B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の画像を、同一の転写媒体に順次転写するタンデム型の画像形成装置に関し、特に、転写のタイミングに依存する転写出力の制御技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーコピー、カラープリントの要求に応えるため、種々の形式のカラー画像形成装置が開発されているが、画像形成装置の中の一つの従来例として、図14に示すものがある。
【0003】
図14は、従来のタンデム型画像形成装置の全体概略構成を示す図である。
同図に示すように、タンデム型画像形成装置は、従動ローラ203および駆動ローラ202間に張架された搬送ベルト201の記録シート搬送方向上流側(以下、単に「上流側」という。)から搬送方向下流側(以下、単に「下流側」という。)にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各色画像形成用の画像形成プロセス部400C〜400Kの感光体ドラム401C〜401Kが所定間隔を開けて列設されることにより構成されている(以下、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再現色を単に「C,M,Y,K」と表し、各再現色に関連する部分の番号にこの「C,M,Y,K」の添字を付加する。)。
【0004】
感光体ドラム401C〜401Kは、不図示の露光走査部からの光ビームで露光を受ける前にクリーナ402C〜402Kで表面の残留トナーを除去され、さらにイレーサランプ403C〜403Kに照射されて除電された後、帯電チャージャ404C〜404Kにより一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記光ビームによる露光を受けると、感光体ドラム401C〜401Kの表面に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器405C〜405KからC〜K色のトナーの供給を受けて現像され、これにより感光体ドラム401C〜401K表面にC〜Kのトナー像がそれぞれ形成される。
【0005】
一方、搬送ベルト201は、紙やOHPシートなどの転写材Sを載置する前に、除電チャージャ801,802により搬送ベルト201に残留する電荷が除電され、さらにベルトクリーナー900によりベルト表面に付着した残留トナーなどが除去されて清浄な表面状態を保っており、転写材Sが給紙ガイド901から搬送ベルト201に繰り出され、記録シート吸着部500の吸着位置において従動ローラ203・吸着用対向ローラ501間の電荷付与によって搬送ベルト201に吸着されており、上記感光体ドラム401C〜401Kの像形成動作と同期して、画像形成プロセス部400C〜400Kの転写位置まで給紙される。このように吸着した状態でこの転写位置において感光体ドラム401C〜401K・転写ローラ406C〜406K間の電荷付与を受けると、各感光体ドラム401C〜401Kに転写材Sが巻き付くことなく、感光体ドラム401C〜401Kに形成されたC〜Kの各トナー像が転写材S上に順次多重転写される。トナー像が転写された転写材Sは、搬送ベルト201により分離チャージャ701まで搬送されて除電分離され、定着器902により記録シート表面のトナー粒子がシート表面に溶融付着して定着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のタンデム型画像形成装置では、転写材Sが各画像形成プロセス部400C〜400Kの転写位置を順次搬送されるが、転写材Sの搬送方向後端(以下、単に「後端」という。)が隣接する上流側の画像形成プロセス部の転写位置を離脱する際、例えば、転写材Sの後端が上流の画像形成プロセス部400Cの転写位置を離脱する際に、この離脱部分に蓄積された電荷が画像形成プロセス部400Mの感光体ドラム401M・転写ローラ406M間に瞬時的に流れ込むため、感光体ドラム401M・転写ローラ406M間のインピーダンスが瞬時的に上昇する。
【0007】
以下、このインピーダンス変化について、図面を用いてより具体的に説明する。図15は、インピーダンス変化のない定常状態における転写部での電荷分布を模式的に示す図である。
同図では、Cの転写部分を第1転写部、Mの転写部分を第2転写部、Yの転写部分を第3転写部として表しており、Kの転写部分は図示を省略している。同図に示されるように、各転写部に転写材Sが存在する状態においては、転写材S、及び搬送ベルト201の表面上に、上側感光体からマイナス電荷、下側転写チャージャからプラス電荷が与えられる。図14に示した例では、上側感光体としては、感光体ドラム401C〜401K、下側転写チャージャとしては、転写ローラ406C〜406Kが相当する。
【0008】
定電圧制御の場合は、各転写部にて、転写に寄与する電圧を印加する。ここで、図15の例では、太線で示した、プラス、マイナスそれぞれ4個分の電荷が所定の電荷量を表しており、各転写部で、トナーを用紙に充分転写する量を示すものとすると、下流側では上流側の転写部で与えられた電荷が蓄積していく、即ち、下流側に進むに従って電荷量は増加する(このような電荷の蓄積を、以下、「チャージアップ」という。)ので、下流側の転写部においても上記所定の電荷量を与えるためには、下流側に進むにつれて転写電圧を上げる必要がある。
【0009】
次に、図16(a)を用いて、例えば第2転写部から転写材Sが離脱した場合の第3転写部のインピーダンス変化について説明する。
第2転写部から用紙が離脱する瞬間には、転写材Sの後端部での転写材S側、搬送ベルト21側の表面電位が急激に上昇する。その理由としては、転写材Sの後端での電荷がのりやすい点と、転写部でベルトのみになるためと推測される。その結果、第2転写部と第3転写部との間の電荷が図に示した矢印のように第3転写部方向に移動すると考えられる。通常、第3転写部において上流で蓄積された電荷、即ち同図において第3転写部の上流に存在する電荷が8個であるとすると、上記の電荷の移動により、第2転写部から転写材Sが離脱した場合の第3転写部における第2転写部からの蓄積電荷は増加する(図の例では斜線を付した10個)。
【0010】
これは、見掛け上、同じ電圧が与えられているにもかかわらず第3転写部において転写に寄与する電荷が減少することを意味し、結果として転写電流が減少する。即ち、転写材Sの離脱により、インピーダンスが上昇したといえる。
【0011】
なお、図14に戻って、感光体ドラム401M・転写ローラ406M間のインピーダンスは、より正確には、感光体ドラム401M・転写ローラ406M間に挟まれる部分のトナー、転写材S、搬送ベルト201を合わせたインピーダンスと、感光体ドラム401C・転写ローラ406Cに挟まれる部分までのトナー、転写材S、搬送ベルト201を合わせたインピーダンスとの合成インピーダンスであるが、インピーダンス変動を生じるのは主として感光体ドラム401M・転写ローラ406M間に挟まれる部分における転写電流と転写電圧とから定まる擬似的なインピーダンスであるので、以下、単に「感光体ドラム・転写ローラ間のインピーダンス」という。このようにインピーダンスが上昇したときに転写電圧を一定のままにしておくと、当該領域における転写電流が瞬時的に過小となり、転写材Sの進行方向と垂直な方向に数本のトナーの転写抜けがおきる。なお、転写電圧と転写電流の両者を併せて以下、「転写出力」という。
【0012】
この一方、転写材Sの搬送方向先端(以下、単に「先端」という。)が隣接する下流側の画像形成プロセス部の転写位置に突入する際、例えば、転写材Sの先端が画像形成プロセス部400Yの転写位置に突入する際、画像形成プロセス部400Yの感光体ドラム401Y・転写ローラ406Y間の誘電率が変化し、画像形成プロセス部400Mの転写位置で蓄積された電荷がこの突入部分に瞬時的に流れ込むため、画像形成プロセス部400Mの感光体ドラム401M・転写ローラ406M間のインピーダンスが瞬時的に降下する。
【0013】
以下、このインピーダンスの降下について、図16(b)を参照しながら説明する。
第3転写部に転写材Sが突入する瞬間には、転写材Sの先端部での転写材S側、搬送ベルト21側の表面電位が急激に低下し、第2転写部と第3転写部との間の電荷が同図の矢印のように第3転写部方向に移動すると考えられる。その理由としては、転写材Sの先端部での感光体ドラム、転写ローラ間での電荷移動が可能になった点、転写材Sの先端からの電荷移動がしやすい点と推測される。
【0014】
通常第2転写部の上流で蓄積された電荷が4個であるとすると、上述の電荷移動により当該蓄積された電荷が2個になるとする(図16(b)の斜線を付した電荷)。この結果、第2転写部において与えられる電荷は6個となる(図16(b)の太線で示した電荷)。これは、見掛け上、同じ電圧が与えられているのに、下流の転写部に用紙が突入する瞬間に、転写に寄与する電荷が増加することを意味し、結果として転写電流が上昇する。即ち、インピーダンスが低下したといえる。
【0015】
このようにインピーダンスが低下したときに転写電圧を一定のままにしておくと、当該領域における転写電流が瞬時的に過多となり、全面均一濃度の画像上に転写材Sの進行方向と垂直な方向に数本のトナーの余分な転写がおきて濃度が濃くなり過ぎたり、トナーの他の領域への飛散がおき、転写電流過小時と同様に転写抜けが生じる。
【0016】
このような感光体ドラム401M・転写ローラ406M間のインピーダンス変動は、転写材Sの吸湿などの結果、転写材Sの抵抗値が低いとき(1010Ω/m2程度以下)に顕著に発生し、他の画像形成プロセス部400C,400Y,400Kの感光体ドラム・転写ローラ間においても、転写材Sの後端が隣接する上流側の画像形成プロセス部の転写位置を離脱する際や、転写材Sの先端が隣接する下流側の画像形成プロセス部の転写位置に突入する際に、インピーダンス変動が生じる。
【0017】
このような事態を避けるために、各画像形成プロセス部400C〜400Kの転写位置の相互の間隔を、転写材Sの搬送方向の長さ以上に開けることが考えられるが、このようにすると装置が大型化するという別の問題が発生してしまう。
【0018】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、転写のタイミングに依存するインピーダンス変動に拘わらず転写ムラのない良好な画像を得ることができ、装置の大型化を防止した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、複数の画像形成部にて形成されたトナー像を複数の転写電荷付与手段によって、同一の転写材に、順次転写していく画像形成装置であって、転写材が上流側の画像形成部の転写位置から離脱するタイミングに依存する転写部インピーダンスの上昇に応じて転写電圧を上げ、転写材が下流側の画像形成部の転写位置に突入するタイミングに依存する転写部インピーダンスの低下に応じて転写電圧下げることを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る画像形成装置においては、複数の画像形成部のうち最上流の画像形成部のさらに上流に、転写材搬送時の転写ベルトと転写材を合わせたインピーダンス変化を検出するインピーダンス検出部を設けたことを特徴とすることもできる。
【0021】
また、本発明に係る画像形成装置においては、湿度を検出する検出手段と、紙種を入力する入力手段との少なくとも一方を備え、前記検出手段により検出された湿度と、前記入力手段に入力された紙種との少なくとも一方に基づいて、前記インピーダンスの変化に対応した転写出力を制御することもできる。ここで、紙種の入力手段としては、例えば操作パネルに備えられたスイッチ等を用いて入力する他、紙種の検出センサ等を用いることも可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置がタンデム型画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」という。)に適用される場合について、実施の形態に基づき説明する。
【0023】
(実施の形態1)
(1) 画像形成装置の全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
同図に示す画像形成装置は、電子写真方式で画像形成を行う公知のものであって、搬送ベルト21が張架されてなる記録シート搬送部20と、搬送ベルト21上に上流側から下流側に所定間隔で配設されるC〜Kの各色画像形成用の画像形成プロセス部40C〜40Kなどを備える。
【0024】
記録シート搬送部20は、無端状のシート搬送ベルト21と、シート搬送ベルト21が巻き掛けられる駆動ローラ22および従動ローラ23とからなり、駆動ローラ22が不図示のモータにより回転駆動されることにより、シート搬送ベルト21上の用紙やOHPシートなどの転写材Sを一定速度で搬送するようになっている。シート搬送ベルト21は、熱安定性が高く、誘電率の高い材料、例えばPVDF(ポリフッ化ビニリデン)で、厚さが150μmで、駆動ローラ22および従動ローラ23と同等の幅に形成されている。
【0025】
画像形成プロセス部40C〜40Kは、感光体ドラム41C〜41Kを中心に構成されており、感光体ドラム41C〜41Kの周囲に配設されたクリーナ42C〜42K、イレーサランプ43C〜43K、帯電チャージャ44C〜44K、現像器45C〜45Kと、感光体ドラム41C〜41Kの直下位置に搬送ベルト21を挟んで配設され、導電性材料で形成された転写ローラ46C〜46Kと、転写ローラ46C〜46Kに高圧直流電圧を印加する定電圧型の転写部高圧電源47C〜47Kなどからなり、搬送されてくる転写材Sと搬送ベルト21とを感光体ドラム41C〜41Kと転写ローラ46C〜46Kとで挟んで圧接させるとともに、転写位置においてドラム・ローラ間の電荷付与でトナー像を転写材Sに転写させるようになっている。尚、本件でいう定電圧転写とは、常に一定の電圧を転写部電極に印加する方法をいうものとする。
【0026】
搬送ベルト21の周回経路には、転写材Sを搬送ベルト21に静電吸着させるための記録シート吸着部50、転写材Sのインピーダンス変化を検出するためのインピーダンス検出部60、静電吸着された転写材Sを搬送ベルト21から分離するための記録シート分離部70、搬送ベルト21に帯電する電荷を除電するための除電部80およびシート搬送ベルト21表面に残留するトナーを除去するためのクリーナ90が配設されている。
【0027】
記録シート吸着部50は、従動ローラ23と、シート搬送ベルト21を挟んで従動ローラ23直上に配設される吸着用対向ローラ51と、従動ローラ23に高圧直流電圧を所定の一定電流(例えば、6μA)で印加する定電流型の吸着部高圧電源52とからなる。従動ローラ23および吸着用対向ローラ31は、導電性材料例えばアルミで形成されており、吸着用対向ローラ51はアースされており、給紙ガイド91に沿って搬送されてくる転写材Sと搬送ベルト21とを従動ローラ23と吸着用対向ローラ51とで挟んで圧接させるとともに、両ローラ間の電荷付与で転写材Sおよび搬送ベルト21内で電荷を分極させ、転写材Sをシート搬送ベルト21に静電吸着させるようになっている。なお、両ローラ間に流れる電流と電圧とから両ローラ間のインピーダンス変動を検出できるようになっている。
【0028】
インピーダンス検出部60は、搬送ベルト21を挟んで対向配置される一対のローラ61,62と、ローラ61に高圧直流電圧を所定の一定電流(例えば、6μA)で印加するインピーダンス検出部高圧電源63とからなる。ローラ61,62は、導電性材料例えばアルミで形成されており、ローラ62は、接地されており、搬送ベルト21に吸着されて搬送されてくる転写材Sをローラ61,62で挟んで圧接させるとともに、両ローラ間に流れる電流と電圧とから両ローラ間のインピーダンス変動を検出できるようになっている。
【0029】
記録シート分離部70は、駆動ローラ22と、搬送ベルト21を挟んで駆動ローラ22の直上に配置される除電器71と、除電器71に交流電圧を印加する記録シート分離部電源72とを備えており、静電吸着された転写材Sをシート搬送ベルト21から分離するようになっている。
【0030】
除電部80は、搬送ベルト21を挟んで対向配置される一対の除電器81,82と、除電器81,82に交流電圧を印加する除電部電源83,84とを備えており、シート搬送ベルト21に蓄積された電荷を除電するようになっている。
【0031】
記録シート搬送部20の上流側には、所定サイズの転写材Sを積層収容しておくための給紙カセット99と、この転写材Sを給紙カセット99から繰り出すための給紙ローラ98、給紙ガイド91を介して転写材Sを搬送ベルト21に繰り出すタイミングをとるためのレジストローラ(不図示)などが設けられており、記録シート搬送部20の下流側には定着装置92が設けられている。
【0032】
また、記録シート吸着部50の上流側直前には、転写材Sを検出するためのシート検出センサSE1が設けられ、記録シート分離部70の上流側直前には、シート検出センサSE2が設けられている。さらに、上記給紙カセット99近傍には当該給紙カセット99近傍の湿度、温度などの環境情報を得るための環境センサSE3が設けられており、給紙ガイド91の上流側直前には転写材Sのサイズ(搬送方向の寸法と、搬送方向と垂直方向の寸法)を検出するための記録シートサイズ検出センサSE4が設けられている。
【0033】
感光体ドラム41C〜41Kは、不図示の露光走査部からの光ビームで露光を受ける前にクリーナ42C〜42Kで表面の残留トナーを除去され、さらにイレーサランプ43C〜43Kに照射されて除電された後、帯電チャージャ44C〜44Kにより一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記光ビームによる露光を受けると、感光体ドラム41C〜41Kの表面に静電潜像が形成される。各静電潜像は、現像器45C〜45KからC〜K色のトナーの供給を受けて現像され、これにより感光体ドラム41C〜41K表面にC〜Kのトナー像がそれぞれ形成される。
【0034】
一方、搬送ベルト21は、転写材Sを載置する前に、除電チャージャ81,82により搬送ベルト21に残留する電荷が除電され、さらにベルトクリーナー90によりベルト表面に付着した残留トナーなどが除去されて清浄な表面状態を保っており、転写材Sが給紙ガイド91から搬送ベルト21に繰り出され、記録シート吸着部50の吸着位置において従動ローラ23・吸着用対向ローラ51間の電荷付与によって搬送ベルト21に吸着されており、上記感光体ドラム41C〜41Kの像形成動作と同期して、画像形成プロセス部40C〜40Kの転写位置まで給紙される。このように吸着した状態でこの転写位置において感光体ドラム41C〜41K・転写ローラ46C〜46K間の電荷付与を受けると、各感光体ドラム41C〜41Kに転写材Sが巻き付くことなく、感光体ドラム41C〜41Kに形成されたC〜Kの各トナー像が転写材S上に順次多重転写される。トナー像が転写された転写材Sは、搬送ベルト21により分離チャージャ71まで搬送されて除電分離され、定着器92により記録シート表面のトナー粒子がシート表面に溶融付着して定着される。
【0035】
(2) 制御部100およびその付近の構成
図2は、画像形成装置の内部に設けられる制御部100およびその付近の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部100は、その内部に不図示のCPU、ROM、RAM、タイマー等を備えており、シート位置検出センサSE1,SE2、環境センサSE3、記録シートサイズ検出センサSE4、吸着部高圧電源52、インピーダンス検出部高圧電源63、記録シート分離部電源72、除電部電源83,84、転写部高圧電源47C〜47K、紙種の入力スイッチ又は紙種検出センサなどが接続されている。即ち、紙種(普通紙、厚紙、OHP等)の入力方法としては、操作パネルからスイッチで入力するようにしてもよいし、センサで検出するようにすることも可能である。
【0036】
制御部100のCPUは、ROMに記憶された転写部高圧電源47C〜47Kから出力する電圧を制御するためのプログラムや、制御データなどを読み出すとともに各種センサなどの検出出力に基づいて、転写動作のタイミングを取りながら統一的に制御して円滑な複写動作を実行させる。
【0037】
より具体的には、シート検出センサSE1が転写材Sの先端が記録シート吸着部50に到達すると、CPUは、この検出信号を受信してタイミングを取りながら、記録シート吸着部50による吸着を実行し、転写材Sを搬送ベルト21方向に送り、シート検出センサSE2により転写材Sの紙詰まりを検出するようになっている。
【0038】
また、CPUは、記録シートサイズ検出センサSE4で検出された転写材Sサイズ情報を受け取り、搬送ベルト21上の転写材Sの有無を検出し、転写材S先端検出を基準としてタイマーカウントアップを開始することにより各感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電流・転写電圧の出力開始と、隣接する下流側の転写位置転突入の際の各感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電流・転写電圧の出力開始とのタイミングを取るようになっており、また、転写材S後端検出を基準としてタイマーカウントアップを開始することにより隣接する上流側の転写位置離脱の際の各感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電流・転写電圧の出力開始と、各感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電流・転写電圧の出力終了とのタイミングを取るようになっている。
【0039】
さらに、CPUは、このタイミングにしたがって、環境センサSE3で検出された給紙カセット99付近の温度、湿度等の環境データと、紙種、記録シート吸着部50の吸着位置で検出された従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間の電圧変化データと、インピーダンス検出部60のインピーダンス検出位置で検出されたローラ61,62間の電圧変化データ等に基づいて、転写部高圧電源47C〜47Kに指示を与え、転写部高圧電源47C〜47Kから給電される感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電圧を制御するようになっている。
【0040】
(3) 転写出力の制御動作
次いで、具体的条件下での上記制御部100のCPUの制御を、環境が温度23℃、湿度85%で、24時間放置したA4サイズのコピー用普通紙(秤量80g/m2)を横通しで通紙してコピーする場合について説明する。
【0041】
ここで、まず、転写材S通紙時の記録シート吸着部50、インピーダンス検出部60でのインピーダンス検出について説明する。
【0042】
図3は、記録シート吸着部50の従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間の電圧変化を示す図である。
搬送ベルト21と転写材Sとが従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間を所定速度で通過していくが、この通過中、吸着部高圧電源52から従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間に6μAの一定電流が供給される。
【0043】
同図に示すように、転写材Sの先端が記録シート吸着部50の吸着位置を通過してからインピーダンス検出部60のインピーダンス検出位置に突入するまでの領域bと、転写材Sの先端がインピーダンス検出部60のインピーダンス検出位置に突入した後の領域dでは、従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間の電圧は、ほぼ680V一定となっている。このときの従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間のインピーダンスは、約113.3MΩである。
【0044】
これに対して、転写材Sの先端がインピーダンス検出部60のインピーダンス検出位置に突入した際の領域cでは、従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間の電圧は、瞬時的にほぼ400Vまで低下する。これは、転写材Sの先端がインピーダンス検出部60のインピーダンス検出位置に突入する瞬間に、そのインピーダンス検出位置の誘電率が変化し、記録シート吸着部50の吸着位置において転写材Sに蓄積された電荷がインピーダンス検出部60のローラ62に流れ込むために、従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間のインピーダンスが低くなるためである。このときのこのときの従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間のインピーダンスは、約66.7MΩである。
【0045】
また、図4は、インピーダンス検出部60のローラ61,62間の電圧変化を示す図である。
搬送ベルト21と転写材Sとがローラ61,62間を通過していくが、この通過中、インピーダンス検出部高圧電源63から両ローラ61,62間に記録シート吸着部50と同様6μAの一定電流が供給される。
【0046】
同図に示すように、転写材Sの先端がインピーダンス検出部60のインピーダンス検出位置を通過してから転写材Sの後端が記録シート吸着部50の吸着位置を離脱する前までの領域eと、転写材Sの後端が記録シート吸着部50の吸着位置を離脱した後の領域gの領域においては、両ローラ61,62間の電圧は、ほぼ一定の700Vとなっている。このときの両ローラ61,62間のインピーダンスは、約116.7MΩである。
【0047】
これに対して、転写材Sの後端が記録シート吸着部50の吸着位置から離脱する際の領域fにおいては、両ローラ61,62間の電圧は、瞬時的に1080Vまで上昇する。これは、転写材Sの後端が記録シート吸着部50の吸着位置を離脱する際に、その吸着位置の誘電率が変化し、記録シート吸着部50の吸着位置において転写材Sに蓄積された電荷がインピーダンス検出部60のローラ62に流れ込むために、両ローラ61,62間のインピーダンスが高くなるためである。このときの両ローラ61,62間のインピーダンスは、約180MΩである。
【0048】
各画像形成プロセス部40M〜40Kの感光体ドラム41M〜41K、転写ローラ46M〜46K間においても転写材Sの後端が隣接する上流の画像形成プロセス部40Y〜40Kの転写位置から離脱する際に同様のインピーダンス上昇が起き、各画像形成プロセス部40C〜40Yの感光体ドラム41C〜41Y、転写ローラ46C〜46Y間においても転写材Sの前端が隣接する下流の画像形成プロセス部40C〜40Yの転写位置に突入する際に同様のインピーダンス降下が起きる。
【0049】
したがって、転写部高圧電源47C〜47Kから感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間に一定の転写電圧を印加すると、従来のようにインピーダンス変動の部分で転写電流が過小になったり、過大になったりすることになる。
【0050】
そこで、制御部100のCPUは、このような記録シート吸着部50、インピーダンス検出部60において検出したインピーダンス変動を転写部高圧電源47C〜47Kの電圧制御にフィードバックし、転写材Sの後端が上流の転写位置から離脱する際にインピーダンスが上昇するタイミングで、転写電流が過となる分、感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電圧を上げ、転写材Sの先端が下流の転写位置に突入する際にインピーダンスが低下するタイミングで、転写電流が過となる分、感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電圧をげるようになっている。
【0051】
具体的には、転写出力の制御では、まず、インピーダンス変化がない領域b,d(図3参照)の転写電圧V0 が決定される。なお、本実施の形態では、この転写電圧の制御に際しては、転写材Sの横方向のサイズ(通紙方向と垂直の方向の幅)に応じて別の算出方法を用いる。即ち、横方向のサイズが297mm以上(A4サイズ横通し等)である場合と、297mmより小さい場合とで別の算出方法を用いる。小サイズ紙の場合、吸着部50、インピーダンス検出部60では用紙のある部分と無い部分とを合成したインピーダンスを検出するので、それを用紙部分のインピーダンスに換算するためである。
【0052】
まず、横方向のサイズが297mm以上の場合の転写電圧V0 は、以下に示す(数1)で算出される。
【0053】
【数1】
Figure 0003826573
【0054】
ここで、
V0:インピーダンス一定時の設定電圧値(V)
C1:転写順序にかかわる補正定数(単位無し)
前述の如く、多重転写の際には、搬送ベルト21及び転写材Sのチャージアップによるインピーダンス上昇が発生するため、同一の転写電流を得るためには、転写が後になるほど転写電圧を上げる必要がある。本実施の形態では、その増分の係数を予め過去のデータより設定しておく。具体的には、C→1.05、M→1.10、Y→1.15、K→1.20と設定する。この値は、後に説明する場合においても同様である。
【0055】
Vb:図3に示すb部分における吸着部高圧電源52の電圧値(V)。ここで、(Vb/6)の6は、吸着部50で与える電流値6(μA)を表す。従って、(Vb/6)は、転写材S+搬送ベルト21のインピーダンス(MΩ)を示す。
It:横方向のサイズが297mm以上の場合の適正転写電流値(μA)。ここで、転写の適正電流値は、環境、特に湿度に依存するので、過去のデータより、絶対湿度ごとのItの値を予めテーブルに設定しておく。具体的には、環境センサSE3により検出された絶対湿度に基づきItの値を選出する。
【0056】
VDB:現像バイアスの設定電圧値(V)
転写の電圧設定は、感光体上の電位を基準として設定されるので、転写直前の感光体上の電位とほぼ同等である現像バイアスの設定電圧値VDBを加算して、転写電圧を算出する。
【0057】
本実施の形態における一具体例として、例えば、吸着部高圧電源52の電圧の測定からVb=680V、環境センサSE3で検出した絶対湿度から選定した適正転写電流値としてIt=12μA、現像バイアスの設定電圧値がVDB=−450Vであった場合であれば、上記(数1)から、転写電圧V0 は、感光体ドラム41C、転写ローラ46C間においては978Vに、感光体ドラム41M、転写ローラ46M間においては1046Vに、感光体ドラム41Y、転写ローラ46Y間においては1114Vに、感光体ドラム41K、転写ローラ46K間においては1182Vと決定される。
【0058】
一方、転写材Sの横方向のサイズが297mmより小さい場合は、転写電圧V0 を、下記に示す(数2)を用いて算出する。
【0059】
【数2】
Figure 0003826573
【0060】
ここで、
C2:転写材Sの横方向サイズにかかわる補正定数
具体的には、A4横サイズ(297mm)に対する転写材Sのサイズの割合を用いる。例えば、A4横通しの場合であれば、C2=210/297=0.71となる。この値は、予め転写材Sのサイズに基づいて設定しておく。
【0061】
Va:転写材Sの無い状態(ベルトのみ)での吸着部高圧電源52の電圧値(V)(図3に示すa部分)。ここで、式前半の分数部分の分母に存在する6は、吸着部50で与える電流値6(μA)を表す。従って、式前半の分数部分全体で、転写材Sが存在する部分でのローラ間のインピーダンスを示す。ここで、Vaを用いるのは、小サイズの転写材Sを用いた場合には、ローラ間に転写材Sの存在しない部分があり、検出されるのが転写材Sがある部分と無い部分とを合成したインピーダンスであるため、転写材Sが存在する部分のインピーダンスを算出する場合にも、転写材Sが存在しない部分のインピーダンスを用いる必要があるからである。
【0062】
その他の内容については、(数1)で説明したものと同様である。
【0063】
次いで、転写材Sの先端が下流の転写位置に突入する際にインピーダンスが低下する領域c(図3参照)の転写電圧VL を決定する。この転写電圧VL は、転写材Sの横方向のサイズが297mm以上の場合には、以下に示す(数3)で算出される。
【0064】
【数3】
Figure 0003826573
【0065】
ここで、
VL:インピーダンス下降時の設定電圧値(V)
Vc:図3に示すc部分における吸着部高圧電源52の電圧値(V)
【0066】
【数4】
Figure 0003826573
【0067】
上記(数4)に示される部分において、6は、記録シート吸着部50で与えるべき電流値である6(μA)を意味する。従って、上記(数4)全体で、インピーダンス一定時の転写部での適正電圧を表す。但し、感光体の電位は考慮していない。
【0068】
【数5】
Figure 0003826573
【0069】
上記(数5)に示される部分において、6は、記録シート吸着部50で与えるべき電流値である6(μA)を意味する。従って、上記(数5)全体で、インピーダンス下降時の転写部での適正電圧を表す。但し、感光体の電位は考慮していない。
【0070】
ここで、インピーダンス下降時の設定電圧VLとして、単に(数5)の値に、現像バイアスの設定電圧VDBを加算した値としないのは、電源の応答性や制御タイミング等のディレイ、ずれを考慮して、インピーダンス下降前後においては、インピーダンス下降時とインピーダンス定常時の双方の転写部分で転写良好な転写電圧を設定する必要があることに基づく。即ち、例えば、電圧変更タイミングとインピーダンス下降タイミングとがずれて、インピーダンス定常時であるにもかかわらず、上述の如く、(数5)+VDBとなると、転写電圧が低くなり、転写抜けが発生してしまうからである。
【0071】
従って、この転写抜けを防ぐため、過去のデータに基づき、インピーダンス定常時、下降時の双方において、やや転写効率は悪くなるが目視では目立たない程度に転写を行うことができる設定である、上記(数4)及び(数5)の平均の電圧を取り、これにVDBを加算した値としたものである。用紙の搬送速度が速くなると、インピーダンスの下降時間は微小となり、電圧変更と、インピーダンス下降のタイミングをとることが困難であるため、搬送速度の高精度検出等が必要となるが、本実施の形態の方法ではそれを省略することができる。
【0072】
本実施の形態における一具体例として、例えば、吸着部高圧電源52の電圧の測定からVb=680V、また、図3に示すc部分の吸着部高圧電源52の電圧の測定からVc=400V、環境センサSE3で検出した絶対湿度から選定した適正転写電流値としてIt=12μA、現像バイアスの設定電圧値がVDB=−450Vであった場合であれば、上記(数3)から、転写電圧VL は、感光体ドラム41C、転写ローラ46C間においては684Vに、感光体ドラム41M、転写ローラ46M間においては738Vに、感光体ドラム41Y、転写ローラ46Y間においては792Vと決定される。なお、画像形成プロセス部40Kでは、下流に画像形成プロセス部がなく、インピーダンス低下が起きないため、この制御は行われない。従って、感光体ドラム41K、転写ローラ46K間においては、転写電圧VL も1182Vとなる。
【0073】
一方、用紙横方向のサイズが297mmより小さい場合には、下記の(数6)で算出される。
【0074】
【数6】
Figure 0003826573
【0075】
ここで、
【0076】
【数7】
Figure 0003826573
【0077】
上記(数7)の部分において、6は、吸着部50で与える電流値6(μA)を表す。従って、分数で表した部分が、転写材Sが存在する場合のローラ間のインピーダンスであり、(数7)全体でインピーダンス一定時の転写部での適正電圧を表す。但し、感光体の電位は考慮していない。
【0078】
【数8】
Figure 0003826573
【0079】
上記(数8)の部分において、6は、吸着部50で与える電流値6(μA)を表す。従って、分数で表した部分が、転写材Sが存在する場合のローラ間のインピーダンスであり、(数8)全体でインピーダンス下降時の転写部での適正電圧を表す。但し、感光体の電位は考慮していない。
なお、インピーダンス下降時の転写電圧として、(数8)で表される電圧にVDBを加算した値としない理由については、上記(数5)のところで説明した理由と同様である。
【0080】
他の内容については、(数3)と同様である。
【0081】
次いで、転写材Sの後端が上流の転写位置から離脱する際にインピーダンスが上昇する領域(図4の領域f参照)の転写電圧VH が決定される。この転写電圧VH は、転写材Sの横方向のサイズが297mm以上である場合には、以下に示す(数9)で算出される。
【0082】
【数9】
Figure 0003826573
【0083】
ここで、
VH:インピーダンス上昇時の設定電圧値(V)
Vf:図4のf部分におけるインピーダンス検出部60の電圧値(V)
【0084】
【数10】
Figure 0003826573
【0085】
上記(数10)に示される部分において、6は、吸着部50で与える電流値6(μA)を指し、全体でインピーダンス上昇時の転写部での適正電圧を表す。但し、感光体の電位は考慮していない。ここで、1.025で除算しているのは、吸着部50でのチャージアップを考慮するためである。
なお、インピーダンス上昇時の設定電圧として、単に(数10)+VDBとしない理由についても、上述と同様、設定電圧変更のマージン部分を考慮したものである。
【0086】
本実施の形態における一具体例として、例えば、吸着部高圧電源52の電圧の測定からVb=680V、また、図4に示すf部分の吸着部高圧電源52の電圧の測定からVf=1080V、環境センサSE3で検出した絶対湿度から選定した適正転写電流値としてIt=12μA、現像バイアスの設定電圧値がVDB=−450Vであった場合であれば、上記(数6)から、転写電圧VH は、感光体ドラム41C、転写ローラ46C間においては1370Vに、感光体ドラム41M、転写ローラ46M間においては1457Vに、感光体ドラム41Y、転写ローラ46Y間においては1544Vに、感光体ドラム41K、転写ローラ46K間においては1630Vに決定される。
【0087】
なお、画像形成プロセス部40Cにおいてはその上流に画像形成プロセス部ではなくインピーダンス検出部60が存在するため、他の画像形成プロセス部40M〜40Kとは条件が多少異なるが、インピーダンス変化についてはほぼ同等と考えられるため、同一の(数9)を用いて算出している。
【0088】
一方、転写材Sの横方向のサイズが297mmより小さい場合は、転写電圧VH は、下記の(数11)で表される。
【0089】
【数11】
Figure 0003826573
【0090】
ここで、
Vh:転写材Sが無い状態(ベルトのみ)でのインピーダンス検出部60の電圧値(V)(図4で示すところのh部分)。
インピーダンスの算出にVhを用いる必要がある理由は、上記Vaのところで説明した内容と同様である。
【0091】
【数12】
Figure 0003826573
【0092】
上記(数12)で示された部分において、6は、吸着部50で与える電流値6(μA)を指す。従って、分数で表された部分が転写材Sが存在する場合のローラ間のインピーダンスであり、全体でインピーダンス上昇時の転写部での適正電圧を表す。但し、感光体の電位は考慮していない。
なお、インピーダンス上昇時の転写電圧を(数12)+VDBとしない理由については上述の通りである。
【0093】
上記(数1)〜(数12)によって決定された画像形成プロセス部40Mの感光体ドラム41M、転写ローラ46M間の転写電圧の制御は、図5に示すようになる。なお、転写材Sの後端が上流の画像形成プロセス部40Cの転写位置から離脱する際と、転写材Sの先端が下流の画像形成プロセス部40Yの転写位置に突入する際とについては、転写部高圧電源47Mの応答性や、給紙タイミングのバラツキを考慮して、転写材Sの離脱タイミング、突入タイミングの中心から±0.2秒の幅で電圧を変えている(領域iが突入時,領域jが離脱時)。
【0094】
図6にベタ画像転写時に上記転写電圧制御を行った場合の転写電流変化を測定した。同図に示す平行な2本の破線の間は、転写効率が85%以上の良好な画像がえられる転写電流の領域で、転写電流の変化は転写材Sの後端が上流の画像形成プロセス部40Cの転写位置から離脱する時と、転写材Sの先端が下流の画像形成プロセス部40Yの転写位置に突入するときを含めて良好な画像が得られる範囲であることがわかる。
【0095】
なお、転写材Sの後端が上流の画像形成プロセス部40Cの転写位置から離脱する際に上記(数1)に基づく転写電圧にしておくと、インピーダンス上昇によって図中のβに示すように転写電流が過となり、転写抜けが発生する。また、転写材Sの先端が下流の画像形成プロセス部40Yの転写位置に突入する際に上記(数1)に基づく転写電圧にしておくと、インピーダンス降下によって図中のαに示すように転写電流が過となり、転写抜けが発生する。
【0096】
上記式(数1)〜(数12)によって決定された画像形成プロセス部40C〜40Kの感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電圧およびタイミングの制御を、図7に示す。この、転写電圧およびタイミングの制御により、C〜Kの各色画像とも転写ムラのない画像が転写材Sに多重転写される。
【0097】
なお、転写材Sが2つの画像形成プロセス部の転写位置に跨っている状態に関し説明したが、A4サイズなどの転写材Sを縦長に通紙した場合には、3つ、あるいは4つの画像形成プロセス部の転写位置に跨るような状態も存在するが、各画像形成プロセス部の感光体ドラム、転写ローラ間のインピーダンスの変動は、隣接する直上流側あるいは直下流側の画像形成プロセス部の転写位置を離脱あるいは突入する際だけに影響を受け、それよりも上流側あるいは下流側の画像形成プロセス部の転写位置を離脱あるいは突入する際だけに影響を受けないため、例え3つ、あるいは4つの画像形成プロセス部の転写位置に跨るような場合にも、タイミングがずれるだけであり、転写材Sが2つの画像形成プロセス部の転写位置に跨る場合と同じ転写部高圧電源47C〜47Kの転写電圧の制御で実施できる。
【0098】
(4) 変形例
以上、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置について説明してきたが、本発明の内容が、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
【0099】
即ち、上記実施の形態では、記録シート吸着部50において転写材Sの先端がインピーダンス検出部60のインピーダンス検出位置に突入した際のインピーダンス変動を検出したが、インピーダンス検出部60において記録シートSの先端が画像形成プロセス部40Cの転写位置に突入した際のインピーダンス変動を検出してもよい。
【0100】
また、上記実施例では、インピーダンス検出手段の1つを記録シート吸着部50で兼用したが、記録シート吸着部50とは別個にインピーダンス検出手段をさらに設けてもよい。
【0101】
さらに、上記実施の形態では、記録シート吸着部50とインピーダンス検出部60とでインピーダンス変動を検出したが、試し刷りのときに感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電流・転写電圧を測定することによりインピーダンス変動を検出し、このインピーダンス変動を次のプリント時にフィードバックして転写出力を制御するようにしてもよい。
【0102】
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、吸着部50、インピーダンス検出部60における電源電圧の値と、環境センサSE3による湿度の検出、転写材Sの横方向のサイズ、及び転写順序(C、M、Y、Kの順序)に基づいて、定常時(インピーダンスが変化しない時)の転写電圧値と、隣接する転写部における用紙突入、用紙離脱によるインピーダンス変化時の転写電圧値を演算により設定したが、演算を行うことなく、例えば、適切な転写電圧の値を、予めテーブルに保持しておくことにより転写電圧値を設定することもできる。以下、テーブルを用いた二つの実施の形態について説明する。
【0103】
(1) テーブルを用いた第1の実施の形態
本実施の形態では、定常時の転写電圧を、環境センサSE3、紙種設定、及び転写順序の情報より、予め用意してある定常時転写電圧設定テーブルの中から選出する。ここで、紙種設定は、例えば、図示しないスイッチ入力等によりCPUに入力することができる。本実施の形態で用いるテーブルの具体的な内容の一例を図8に示す。C1、M1、Y1、K1、等と記載されている場所には実際には具体的な転写電圧の値が設定される。
【0104】
同図に示される定常時転写電圧設定テーブルにおいては、絶対湿度を12段階、紙種を3種類、転写順序を4種類(C、M、Y、K)として、テーブルを作成する。ここで、紙種は、普通紙(秤量90g/m2未満)、厚紙(秤量90g/m2以上)、OHPの3種類に分ける。
例えば、普通紙で絶対湿度が12g/m3の場合には、テーブルからC、M、Y、Kの定常時転写電圧をそれぞれ、C5、M5、Y5、K5に設定する。
【0105】
また、インピーダンス変化時の転写電圧についても、同様にテーブルを作成しておく。この場合には、上記絶対湿度、紙種、転写順序の三つの条件の他、転写材Sの横方向のサイズによっても転写電圧を変更する。即ち、各紙種について、297mm以上、210mm〜297mm、210mm未満という三種類のサイズに分けてテーブルを作成する。本実施の形態における隣接転写部離脱時転写電圧設定テーブルの内容の一例を図9に、隣接転写部突入時転写電圧設定テーブルの内容の一例を図10にそれぞれ示す。
【0106】
上記に説明したような方法を用いることにより、第1の実施の形態で用いたインピーダンス検出手段60及び吸着部50の電源電圧検出手段が不要となる。但し、本実施の形態の方法では、転写材Sの吸湿状態を直接検出するわけではないので、最適な転写電圧値からは多少ずれる場合がある。
【0107】
(2) テーブルを用いた第2の実施の形態
上記実施の形態の他に、吸着部50の電源電圧に基づく転写材Sのインピーダンスの推定を付加して転写電圧を決定することもできる。かかる場合の定常時転写電圧設定テーブルの一部の内容の例を図11に示す。実際には、同図に示された如きテーブルを、12段階に分けられた絶対湿度ごとに作成しておく。本実施の形態では、定常時の電圧設定も、吸着部50でのインピーダンス検出をもとにして行うが、用紙サイズがインピーダンス検出に影響するため、テーブルも用紙サイズで分類するようにしている。
【0108】
図12及び図13には、本実施例においてインピーダンス変化時に用いるテーブルの一部の内容の例を示す。図12は、本実施例における、隣接転写部離脱時転写電圧設定テーブルの内容の一部の例であり、図13は、隣接転写部突入時転写電圧設定テーブルの内容の一部の例である。絶対湿度ごとに作成しておく必要があるのは、定常時のテーブルと同様である。
【0109】
本実施の形態の方法では、インピーダンス検出手段60が不要となる他、転写材Sの吸湿状態を直接検出するので、前記第1の実施の形態よりも、転写電圧設定の精度が向上する。ただし、インピーダンスの変化を直接検出するわけではないので、インピーダンス検出時の電圧設定精度は、演算を用いる方法よりは劣る。
【0110】
(3) テーブルの内容について
以上、転写電圧の設定にテーブルを用いる場合の二つの実施の形態について説明した。これらの説明では、用いられるテーブルに保持する具体的な数値については記載していないが、数値の傾向について以下に説明する。即ち、転写電圧の低い順に考えると、紙種については、普通紙、厚紙、OHPの順、即ち、用紙抵抗が大きくなる順に転写電圧が高くなり、インピーダンス変動時の補正量も大きくなる。また、絶対湿度は低いほど転写電圧が高くなり、インピーダンス変動時の補正量も大きくなる。また、転写順序については、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に転写を行うとすると、転写順序が遅い程転写電圧が高くなり、用紙サイズ、吸着部50の電源電圧については、それぞれ大きい程転写電圧は高くなる。
【0111】
なお、上記二つの実施の形態で説明した方法よりも、テーブルの数を減らすことも可能である。即ち、湿度が極めて安定している環境下で使用されるような場合であれば、環境センサSE3による検出結果を利用しないようにするとともに、一定の湿度についてのテーブルだけを用意しておくようにすることもできる。また、紙種についても、所定の紙種だけしか使用しないような場合であれば、例えば、普通紙についてのみテーブルを用意してくようにすることもできる。
【0112】
以上、本発明の実施の形態について、テーブルを用いる場合と、用いない場合についてそれぞれ説明した。なお、これまでに説明した実施の形態においては、いずれも転写電圧を制御するようにしているが、インピーダンス変動に応じて転写電流を制御するようにすることも可能である。
【0113】
また、上記実施の形態で説明した内容は、例えば複写機、プリンターなど、トナー等の帯電粒子を転写材に静電転写、移動する種々の画像形成装置に適用することが可能である。
【0114】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る画像形成装置によれば、転写材が上流側の画像形成部の転写位置から離脱するタイミングに依存する転写部インピーダンスの上昇に応じて転写電圧を上げ、転写材が下流側の画像形成部の転写位置に突入するタイミングに依存する転写部インピーダンスの低下に応じて転写電圧下げているので、転写のタイミングに依存するインピーダンス変動に拘わらず転写ムラのない良好な画像を得ることができ、装置の大型化を防止することができる。
【0115】
また、複数の画像形成部のうち最上流の画像形成部のさらに上流に、転写材搬送時の転写ベルトと転写材を合わせたインピーダンス変化を検出するインピーダンス検出部を設けるようにしているので、試し刷りなどをすることなくリアルタイムで転写出力を制御することができる。
【0116】
また、湿度を検出する検出手段と、紙種を入力する入力手段との少なくとも一方を備え、前記検出手段により検出された湿度と、前記入力手段に入力された紙種との少なくとも一方に基づいて、前記インピーダンスの変化に対応した転写出力を制御するようにすれば、実際にインピーダンス変化を測定することなく転写出力の制御を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
【図2】画像形成装置の内部に設けられる制御部100およびその付近の構成を示すブロック図である。
【図3】記録シート吸着部50の従動ローラ23、吸着用対向ローラ51間の電圧変化を示す図である。
【図4】インピーダンス検出部60ローラ61,62間の電圧変化を示す図である。
【図5】画像形成プロセス部40Mの感光体ドラム41M、転写ローラ46M間の転写電圧の制御を示す図である。
【図6】図5の転写電圧制御を行った場合の転写電流変化を示す図である。
【図7】画像形成プロセス部40C〜40Kの感光体ドラム41C〜41K、転写ローラ46C〜46K間の転写電圧およびタイミングの制御を示すタイミングチャートである。
【図8】テーブルを用いた第1の実施の形態において用いる定常時転写電圧設定テーブルの内容の一例を示す図である。
【図9】テーブルを用いた第1の実施の形態において用いる隣接転写部離脱時転写電圧設定テーブルの内容の一例を示す図である。
【図10】テーブルを用いた第1の実施の形態において用いる隣接転写部突入時転写電圧設定テーブルの内容の一例を示す図である。
【図11】テーブルを用いた第2の実施の形態において用いる定常時転写電圧設定テーブルの内容の一部の例を示す図である。
【図12】テーブルを用いた第2の実施の形態において用いる隣接転写部離脱時転写電圧設定テーブルの内容の一部の例を示す図である。
【図13】テーブルを用いた第2の実施の形態において用いる隣接転写部突入時転写電圧設定テーブルの内容の一部の例を示す図である。
【図14】従来のタンデム型画像形成装置の全体概略構成を示す図である。
【図15】従来のタンデム型画像形成装置において、インピーダンス変化のない定常状態における転写部での電荷分布を模式的に示す図である。
【図16】(a) 上流転写部から転写材が離脱した場合の下流転写部のインピーダンス変化について説明するための図である。
(b) 下流転写部に転写材が突入した場合の上流転写部のインピーダンス変化について説明するための図である。
【符号の説明】
20 記録シート搬送部
21 搬送ベルト
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
40C〜40K 画像形成プロセス部
41C〜41K 感光体ドラム
42C〜42K クリーナ
43C〜43K イレーサランプ
44C〜44K 帯電チャージャ
46C〜46K 転写ローラ
47C〜47K 転写部高圧電源
50 記録シート吸着部
51 吸着用対向ローラ
52 吸着部高圧電源
60 インピーダンス検出部
61,62 ローラ
63 インピーダンス検出部高圧電源
70 記録シート分離部
80 除電部
90 クリーナ
91 給紙ガイド
92 定着器
100 制御部
S 転写材
SE1,SE2 シート検出センサ
SE3 環境センサ
SE4 記録シートサイズ検出センサ

Claims (3)

  1. 複数の画像形成部より、トナー像を複数の転写電荷付与手段によって、同一の転写材に、順次転写していく画像形成装置であって、転写材が上流側の画像形成部の転写位置から離脱するタイミングに依存する転写部インピーダンスの上昇に応じて転写電圧を上げ、転写材が下流側の画像形成部の転写位置に突入するタイミングに依存する転写部インピーダンスの低下に応じて転写電圧下げることを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の画像形成部のうち最上流の画像形成部のさらに上流に、転写材搬送時の転写ベルトと転写材を合わせたインピーダンス変化を検出するインピーダンス検出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 湿度を検出する検出手段と、紙種を入力する入力手段との少なくとも一方を備え、前記検出手段により検出された湿度と、前記入力手段に入力された紙種との少なくとも一方に基づいて、前記インピーダンスの変化に対応した転写出力を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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