JP3526412B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザビ
ームプリンタの如き、電子写真方式を採用した画像形成
装置に関し、特に複数の画像形成部を備えた多色画像の
形成が可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備えた画像形
成装置であるカラー画像形成装置においては、各色の画
像をシート状の転写部材(記録材)上に重ね合わせるこ
とによりカラー画像を形成している。例えば、デジタル
カラー複写機では、スキャナから色分解して入力された
原稿画像に対し所定の画像処理を施した後、各色毎に設
けられた複数の画像形成部にて各色毎に画像を形成し、
記録紙上でこれらを重ね合わせることにより1つのカラ
ー画像を得るようにしている。このようなデジタルカラ
ー複写機では、各色の画像を忠実に再現すると共に各色
の画像を記録紙上で精度良く重ね合わせることで、原稿
画像が有している画像表現を損なうことなく高品位の画
像を忠実に再現することができる。
【0003】そこで、最近では、原稿画像により近い画
像を出力するために、各色の画像形成部において忠実な
色再現が行われるように、画像形成部における画像形成
(作像)条件を制御するプロセス制御、及び、各色の画
像が記録紙上で精度よく重なり合うように画像形成位置
を制御するレジスト調整が実施されている。
【0004】このようなプロセス制御及びレジスト調整
に関する技術は、例えば特開平5−119578号公報
や特開平5−100578号公報、及び特許掲載公報第
2642351号にその開示がある。
【0005】特開平5−119578号公報や特開平5
−100578号公報には、各画像形成部毎に転写され
た直後の段階で転写されたテスト画像のトナー濃度を検
出して、各々の画像形成プロセスを制御する画像形成装
置について記載されている。特に、特開平5−1195
78号公報には、濃度検出信号に応じて画像濃度を適正
にコントロールすることが記載され、特開平5−100
578号公報の公報には、濃度検出信号に応じて転写手
段の転写電流を制御する点が記載されている。
【0006】一方、特許掲載公報第2642351号に
は、転写搬送ベルト上に各画像形成部にて形成したテス
ト画像を各々転写し、転写媒体の搬送方向下流側に設け
た単一のセンサにて、各テスト画像を読み取り、各テス
ト画像の位置関係を求め、各画像形成部の画像形成位置
を制御することが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなプロセス制御やレジスト調整を精度よく行うには、
各画像形成部で形成され、制御や調整の基準となる、各
テスト画像の濃度や形成位置を正確に読み取る必要があ
る。即ち、テスト画像の読み取りが不正確であっては、
高精度の制御や統制など実施できるものではない。
【0008】上記特開平5−119578号公報、特開
平5−100578号公報に記載の技術によれば、各画
像形成部毎にテスト画像を読み取るように、各画像形成
部毎にセンサが配設されている。従って、画像形成部で
形成し、転写搬送ベルト上に転写した画像をその直後に
読み取るため、精度よくテスト画像を読み取ることがで
きるという点で有用なものである。しかしながら、複数
のセンサを用いると、各センサ間の検出結果のばらつき
の影響を受けるといった問題がある。特に、レジスト調
整においては、複数のセンサ間の取り付け位置のばらつ
きにて各テスト画像の位置検出が不正確となるため、レ
ジスト調整の精度が低下する。また、高価なセンサを複
数配設する構成であるため、コストアップは避けられな
い。さらにセンサを複数配置するためのスペースや配
線、回路部分等のスペースが必要となるという問題もあ
る。
【0009】これに対し、特許掲載公報第264235
1号に記載の技術によれば、転写媒体の搬送方向下流側
に設けた単一のセンサにて検出を行うので、上述したよ
うなコストアップや、複数のセンサ間の検出結果のばら
つき、スペースの問題等が防止でき、有用なものであ
る。しかしながら、各画像形成部で形成したテスト画像
を転写搬送ベルト上に順次転写して行く構成であるの
で、上流側の画像形成部にて形成され、既に転写搬送ベ
ルト上に転写されているテスト画像が、それよりも下流
側の画像形成部の転写部を通過する際に、当該画像形成
部の感光体へと再転写されてしまい、転写時の状態とは
異なってしまうといった事態を招来させる。
【0010】ここで、上記再転写が起こるメカニズム、
原理について説明する。図9は、一画像形成部の構成を
示しており、感光体ドラム222の周囲には、感光体表
面を所定の電位に均一に帯電する帯電器223による帯
電工程と、画像を書き込むための画像露光記録工程と、
画像が書き込まれた部分に現像剤を付加して画像として
再現する現像装置224による現像工程と、転写媒体
(転写搬送ベルト216)上に感光体22上に再現され
た画像を転写する転写器225による転写工程と、感光
体222上に残留した現像剤を除去して次の画像形成を
可能にするクリーナー226によるクリーニング工程
と、感光体表面の残留電位を除去して安定した次の画像
形成を可能にする除電器による除電工程とからなり、こ
の工程を繰り返すことにより画像記録を行っている。
【0011】従来のデジタルカラー複写機においては、
転写搬送ベルト216上にテスト画像を形成して、テス
ト画像の位置を読み取ってレジスト調整を実施する際、
感光体ドラム22より転写させるときも、既に転写搬送
ベルト216上に転写されているテスト画像が通過する
ときも、転写手段225には、常時+1.2Vの転写電
圧が印加されている。
【0012】図10は、図9に図示されている画像形成
部の感光体222上における電位の状態推移を表したも
のである。ここで帯電工程、露光工程、現像工
程、転写工程に分けて説明すると次のようになる。 帯電器223により、−500Vに感光体222表面
を均一に帯電する。 画像が書き込まれた部分(画像部)の感光体電位が数
10Vにまで低下して、非画像部との間に電位差が生じ
る(尚、帯電工程で均一に帯電された感光体の表面電位
は徐々に降下する)。 トナーとキャリアを撹拌することにより、マイナス側
の電荷が帯びたトナーを感光体222上の画像部に付着
させるために、現像ローラに−200Vの現像バイアス
を印加し、−200Vよりも0V側にある画像部(図1
0の斜線領域)にのみトナーを付着させる。 感光体222上に付着されたトナー像を転写媒体(転
写搬送ベルト216)に転写させるために、+1.2k
Vの転写バイアスを転写器225に印加してトナーを電
気的に引き寄せる。
【0013】ここで、転写器には常時+1.2kVの電
圧が印加されているので、高い転写バイアスのために、
感光体の表面をプラス側に帯電させてしまうこととな
る。そのため、一度転写したテスト画像のトナー(トナ
ーはマイナス帯電)、あるいは転写媒体216上で上流
側の画像形成部において転写されたテスト画像のトナー
が、感光体222の転写部位以降(感光体222と転写
搬送ベルト216が離間する近傍位置)において感光体
側へと引き寄せられてしまう。特に、他の画像形成部に
て形成されたテスト画像は、搬送される間にトナーの保
持力が低下しているため、感光体222側へと引き寄せ
られやすい。
【0014】これが、画像の再転写のメカニズムであ
り、このような再転写が、プロセス制御やレジスト調整
を実施するためのテスト画像において発生すると、テス
ト画像のエッジが潰れて精度よく位置(あるいはパター
ン間隔)を検出できなくなり、またトナー濃度が低くな
ると、正確な濃度調整もできなくなることとなる。その
結果、従来の構成では、テスト画像の検出が必ずしも正
確とは言えず、これに基づく制御も正確なものとはなら
ないため、原稿画像に忠実なカラー画像を再現できない
といった問題点があった。
【0015】本発明の目的は、複数の画像形成部を備
え、各画像形成部で形成したテスト画像を転写媒体上に
順次転写していく構成の画像形成装置において、テスト
画像の再転写を防止して、正確なプロセス制御或いはレ
ジスト調整等の作像条件制御を実施できる画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の画像形成部において形成された各テスト画像が前
記複数の画像形成部に対応して各々設けられた転写放電
器の転写電圧を用いる転写手段により通常画像を転写す
るための転写材を支持して前記複数の画像形成部を通過
移動する転写媒体上に転写され、その転写状態を検出す
ることにより作像条件を制御する画像形成装置におい
て、前記各転写手段の転写条件として、前記テスト画像
前記転写媒体上に転写するときとの転写電圧よりも
他の前記画像形成部において形成され転写済の前記テ
スト画像が通過するときの転写電圧の方を低くし、か
つ、前記テスト画像が通過するときの転写電圧を、前記
転写手段による放電開始電圧を越えない電圧にしたこと
を特徴とする画像形成装置である。
【0017】
【0018】請求項に記載の発明は、前記転写状態を
検出するための検出手段が、記画像形成部よりも下流
側に配設され、記各テスト画像を検出するための単一
の検出部から構成されていることを特徴とする請求項
記載の画像形成装置である。
【0019】
【0020】
【0021】請求項に記載の発明は、記転写手段の
転写条件として、前記テスト画像を前記転写媒体上に転
るときの転写電圧よりも、通常画像を前記転写媒体
上に支持された記転写材上に転写するときの転写電圧
の方くしたことを特徴とする請求項又はに記載
の画像形成装置である。
【0022】請求項に記載の発明は、通常画像を前記
転写媒体上に支持された記転写材上に転写するときの
転写電圧、転写媒体移動方向下流側に位置する画像形
成部に対応したものほど高くしたことを特徴とする請求
に記載の画像形成装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)本発
明に係る実施形態を、図1〜図8に基づいて説明すれば
以下の通りである。図1は、本発明の実施形態に係る画
像形成装置であるデジタルカラー複写機1の構成を示す
正面断面の略図である。複写機本体1の上面には、原稿
台111及び操作パネルが設けられ、複写機本体1の内
部に画像読み取り部110および画像形成部210が設
けられた構成である。原稿台111の上面には該原稿台
111に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台11
1面に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿送り
装置(RADF、Recircu1ating Automatic DocumentFe
eder)112が装着されている。
【0024】さらに、両面自動原稿送り装置112は、
まず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置におい
て画像読み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、
この一方の面についての画像読み取りが終了した後に、
他方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取
り部110に対向するよう原稿を反転して原稿台111
に向かって搬送するようになっている。そして、両面自
動原稿送り装置112は、1枚の原稿について両面の画
像読み取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿
についての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送
および表裏反転の動作は、複写機全体の動作に関連して
制御されるものである。
【0025】画像読み取り部110は、両面自動原稿送
り装置112により原稿台111上に搬送されてきた原
稿の画像を読み取るために、原稿台111の下方に配置
されている。画像読み取り部110は該原稿台111の
下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体113、1
14と、光学レンズ115と、光電変換素子であるCC
Dラインセンサ116とを有している。
【0026】この原稿走査体113、114は、第1の
走査ユニット113と第2の走査ユニット114とから
構成されている。第1の走査ユニット113は原稿画像
表面を露光する露光ランプと、原稿からの反射光像を所
定の方向に向かって偏向する第1ミラーとを有し、原稿
台111の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の
走査速度で平行に往復移動するものである。一方、第2
の走査ユニット114は、第1の走査ユニット113の
第1ミラーにより偏向された原稿からの反射光像をさら
に所定の方向に向かって偏向する第2および第3ミラー
とを有し、第1の走査ユニット113と一定の速度関係
を保って平行に往復移動するものである。
【0027】光学レンズ115は、第2の走査ユニット
の第3ミラーにより偏向された原稿からの反射光像を縮
小し、縮小された光像をCCDラインセンサ116上の
所定位置に結像させるものである。
【0028】CCDラインセンサ116は、結像された
光像を順次光電変換して電気信号として出力するもので
あり、白黒画像あるいはカラー画像を読み取り、例え
ば、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解
したラインデータを出力することのできる3ラインのカ
ラーCCDである。このCCDラインセンサ116によ
り電気信号に変換された原稿画像情報は、さらに、図示
しない画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が
施される。
【0029】次に、画像形成部210の構成、および画
像形成部210に係わる各部の構成について説明する。
画像形成部210の下方には、用紙トレイ内に積載収容
されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像
形成部210に向かって供給する給紙機構211が設け
られている。そして1枚ずつ分離供給された用紙Pは、
画像形成部210の手前に配置された一対のレジストロ
ーラ212によりタイミングが制御されて画像形成部2
10に搬送される。さらに、片面に画像が形成された用
紙Pは、画像形成部210の画像形成にタイミングを合
わせて画像形成部210に再供給搬送される。
【0030】画像形成部210の下方には、転写搬送ベ
ルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構
213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間
に略平行に伸びるように張架された転写搬送ベルト21
6に用紙Pを静電吸着させて搬送する構成となってい
る。そして、転写搬送ベルト216の下側に近接して、
パターン画像検出ユニット300が設けられている。
【0031】さらに、用紙搬送路における転写搬送ベル
ト機構213の下流側には、用紙P上に転写形成された
トナー像を用紙P上に定着させるための定着装置217
が配置されている。この定着装置217の一対の定着ロ
ーラ間のニップを通過した用紙Pは、搬送方向切り換え
ゲート218を経て、排出ローラ219により複写機本
体1の外壁に取り付けられている排紙トレイ220上に
排出される。
【0032】切り換えゲート218は、定着後の用紙P
の搬送経路を、複写機本体1の排紙トレイ220へ用紙
Pを排出する経路と、画像形成部210に向かって用紙
Pを再供給する経路との間で選択的に切り換えるもので
ある。切り換えゲート218により再び画像形成部21
0に向かって搬送方向が切り換えられた用紙Pは、スイ
ッチバック搬送経路221を介して表裏反転された後、
画像形成部210へと再度供給される。
【0033】また、画像形成部210における転写搬送
ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近接
して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画像形
成ステーションPb、第3の画像形成ステーションP
c、および第4の画像形成ステーションPdが、用紙搬
送経路上流側から順に並設されている。
【0034】転写搬送ベルト216は駆動ローラ214
によって、図1において矢印Zで示す方向に摩擦駆動さ
れ、前述したように給紙機構211を通じて給送される
用紙Pを把持し、用紙Pを画像形成ステーションPa〜
Pdへと順次搬送する。
【0035】各画像ステーションPa〜Pdは、実質的
に同一の構成を有しており、各画像ステーションPa、
Pb、Pc、Pdは、図1に示す矢印F方向に回転駆動
される感光体ドラム222a、222b、222c、お
よび222dをそれぞれ含んでいる。
【0036】各感光体ドラム222a〜222dの周辺
には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様
に帯電する帯電器223a、223b、223c、22
3dと、感光体ドラム222a〜222d上に形成され
た静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a、22
4b、224c、224dと、現像された感光体ドラム
222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転
写用放電器225a、225b、225c、225d
と、感光体ドラム222a〜222d上に残留するトナ
ーを除去するクリーニング装置226a、226b、2
26c、226dとが感光体ドラム222a〜222d
の回転方向に沿って順次配置されている。
【0037】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザービームスキヤナユニット227
a、227b、227c、227dがそれぞれ設けられ
ている。レーザービームスキャナユニット227a〜2
27dは、画像データに応じて変調されたドット光を発
する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素子
からのレーザービームを主走査方向に偏向させるための
ポリゴンミラー(偏向装置)240a〜240dと、ポ
リゴンミラー240により偏向されたレーザビームを感
光体ドラム222a〜222d表面に結像させるための
fθレンズ241a〜241dやミラー242a〜24
2d、243a〜243dなどから構成されている。
【0038】レーザービームスキャナ227aにはカラ
ー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が、レーザ
ービームスキャナ227bにはカラー原稿画像のシアン
色成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャ
ナ227cにはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に対
応する画素信号が、そして、レーザービームスキャナ2
27dにはカラー原稿画像のイェロー色成分像に対応す
る画素信号がそれぞれ入力される。
【0039】これにより色変換された原稿画像情報に対
応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜222d上
に形成される。そして、現像装置227aには黒色のト
ナーが、現像装置227bにはシアン色のトナーが、現
像装置227cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置2
27dにはイェロー色のトナーがそれぞれ収容されてお
り、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、
これら各色のトナーにより現像される。これにより、画
像形成部210にて色変換された原稿画像情報が各色の
トナー像として再現される。
【0040】また、第1の画像形成ステーションPaと
給紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器
228が設けられており、この吸着用帯電器228は転
写搬送ベルト216の表面を帯電させ、給紙機構211
から供給された用紙Pは、転写搬送ベルト216上に確
実に吸着させた状態で第1の画像形成ステーションPa
から第4の画像形成ステーションPdの間をずれること
なく搬送させる。
【0041】一方、第4の画像ステーションPdと定着
装置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には
除電器229が設けられている。この除電器219には
搬送ベルト216に静電吸着されている用紙Pを転写搬
送ベルト216から分離するための交流電流が印加され
ている。
【0042】上記構成のデジタルカラー複写機において
は、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。こ
の用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構2
11の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用
紙Pの先端部分がセンサー(図示せず)にて検知され、
このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレ
ジストローラ212により一旦停止される。
【0043】そして、用紙Pは各画像ステーションPa
〜Pdとタイミングをとって図1の矢印Z方向に回転し
ている転写搬送ベルト216上に送られる。このとき転
写搬送ベルト216には前述したように吸着用帯電器2
28により所定の帯電が施されているので、用紙Pは、
各画像ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して
搬送供給される。
【0044】各画像ステーションPa〜Pdにおいて
は、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支
持面上で重ね合わされる。第4の画像ステーションPd
による画像の転写が完了すると、用紙Pは、その先端部
分から順次、除電用放電器229により転写搬送ベルト
216上から除電、剥離され、定着装置217へと導か
れる。最後に、トナー画像が定着された用紙Pは、用紙
排出口(図示せず)から排紙トレイ220上へと排出さ
れる。
【0045】なお、上述の説明ではレーザービームスキ
ャナユニット227a〜227dによって、レーザービ
ームを走査して露光することにより、感光体への光書き
込みを行なう構成となっている。しかし、レーザービー
ムスキャナユニットの代わりに、発光ダイオードアレイ
と結像レンズアレイからなる書き込み光学系(LEDヘ
ッド)を用いても良い。LEDヘッドはレーザービーム
スキャナーユニットに比べ、サイズも小さく、また可動
部分がなく無音である。よって、複数個の光書き込みユ
ニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写
機などの画像形成装置では、好適に用いることができ
る。
【0046】次に、本発明の特徴に係る構成について、
図2ないし図8を用いて説明する。本実施形態のデジタ
ルカラー複写機では、例えば複写機本体の電源がonさ
れたとき(立ち上げ時)、各画像形成ステーションPa
〜Pdにて図2に示すようなテスト画像を転写搬送ベル
ト216上に直接形成し、前記テスト画像を用いて各画
像形成ステーションにおける画像の形成位置を調整する
レジスト調整を実施するようになっている。
【0047】テスト画像は、転写搬送ベルト216の両
端部側の非画像形成部に形成され、各色の横線パターン
と斜線パターンとからなり、これを転写搬送ベルト21
6の駆動ローラ214と対向して配設された、1組の検
出センサ300(300a、300b)で各々読み取る
ようになっている。尚、検出センサ300は光学式セン
サからなる。
【0048】図3に示すように、制御部Iは、検出セン
サ300の検出結果を基に、各画像形成ステーションの
レーザビームスキャナユニット227を制御して、記録
開始位置の調整及び、倍率の調整を実施するようになっ
ている。なお、このようなパターンを用いたレジスト調
整は、例えば特許掲載公報第2642351号に詳細に
記載されているので、ここでは説明を割愛する。
【0049】ところで、発明が解決しようとする課題の
項で説明したように、従来のデジタルカラー複写機で
は、レジスト調整を実施しようとしても、テスト画像が
センサ300の検出位置に到達する前に再転写されてし
まうといった問題があった。
【0050】そこで、本実施形態のデジタルカラー複写
機では、図3に示す制御部IIが、各画像形成ステーシ
ョンに対応した転写用放電器225への印加電圧を制御
して、当該画像形成ステーションにおいて形成したテス
ト画像を転写するときは、対応する転写用放電器225
に通常のテスト画像転写用転写バイアスを印加し、これ
にて転写搬送ベルト216上にテスト画像を確実に転写
し、一方、他の画像形成ステーションにおいて転写さ
れ、既に転写搬送ベルト216上に転写されているテス
ト画像が通過するときは、転写搬送ベルト216上にテ
スト画像を維持させておく程度の転写バイアスを印加す
るようになっている。
【0051】これにより、転写搬送ベルト216上にテ
スト画像を確実に転写すると共に、既に転写済の他の画
像形成ステーションにて形成されたテスト画像について
は、感光体へと再転写させることなく無事に通過させる
ことが可能となる。
【0052】図6は、切り換えられる転写バイアスの設
定基準についての一例を説明するものである。転写用放
電器への印加電圧Vを上げていくと、800〜900V
で放電が起こり放電電流Iが流れるが、800Vまで
は、電荷が注入される。従って本実施形態では800〜
900Vの印加電圧で放電が発生する旨、説明している
が、使用材質や間隔、使用環境等により、これらの値は
変動するので、使用装置によって放電電流と放電電圧の
関係を予め求めておき、装置毎に適宜設定してもよい。
【0053】そこで、各画像形成ステーションに対応す
る転写用放電器225では、他の画像形成ステーション
において転写されたテスト画像が感光体222に再転写
しないよう、すなわちテスト画像の転写に関係ない時に
は、転写用放電器225の放電により感光体222表面
を帯電して転写搬送ベルト216上にあるトナーを引き
つけない程度の、テスト画像の転写時より低い転写バイ
アスを印加する。ここで、望ましくは、放電を開始する
放電開始電圧以下の電圧を印加することである。
【0054】これにより、転写搬送ベルト216の裏面
側から、上流側からの移動中に徐々にトナー保持力が低
下してきた転写媒体裏面側の電位も下流側の転写部にお
いてある程度復活させることもでき、結果として一度転
写されたテスト画像を下流側の画像形成ステーションに
対応した転写工程において影響を与えることなく下流側
の検出センサ300まで移送することができる。
【0055】図4に、上記デジタルカラー複写機におけ
る各画像形成ステーションに対応した転写用放電器22
5a〜225dの位置関係、下表にその印加電圧値を示
す。各転写用放電器とも、テスト画像の転写時は1.2
kVの転写バイアスが印加される。そして、最も上流側
に配設されているブラックに対応した転写用放電器22
5a以外、他の色テスト画像(斜線パターン、横線パタ
ーン)が通過しているときは0.8kVに転写バイアス
が切り替えられる。
【0056】
【表1】
【0057】図5(a)〜(c)に、ブラックの画像形
成ステーションPaにて形成されたテスト画像が、次の
シアンの画像形成ステーションPbを通過するまでの様
子を示す。 (a)Paで形成されたテスト画像が、+1.2kV
転写バイアスで感光体222aより転写搬送ベルト21
6上に転写される。このとき、シアンの転写用放電器2
25bには電圧は印加されていない。 (b)ブラックのテスト画像がシアンの転写部の近傍に
達すると、シアンの転写用放電器225には、+0.8
kVの転写バイアスが印加される。これにより、ブラッ
クのテスト画像は、シアンの転写部を通過する際に、シ
アンの感光体222bへと再転写されることなく、且
つ、再搬送中に弱まった転写搬送ベルト216への保持
力も復活され、無事に通過する。 (c)シアンのテスト画像を転写搬送ベルト216上に
転写するときのみ、+1.2kVの転写バイアスを印加
する。
【0058】ところで、本デジタルカラー複写機におい
ては、図4に示すように、通常の画像形成中の転写バイ
アスが、テスト画像形成時の転写バイアスより高く設定
されている。これは、通常の画像は、転写搬送ベルト2
16上に支持された紙等の転写材P上に形成されるのに
対し、テスト画像は転写搬送ベルト216上に直接形成
されるためである。このように、テスト画像を転写する
ときと通常の画像を転写するときとで転写バイアスを各
々変えることで、テスト画像も通常の画像も、それぞれ
に応じた最適な条件で転写させることができる。
【0059】さらに、通常の画像形成中の転写バイアス
は、下流側に行くほど高くなるように設定することが望
ましい。これは、転写材Pが感光体222と転写搬送ベ
ルト216との間に存在するので、この転写材が各画像
形成部の転写領域を通過する毎に蓄積されていく電荷を
考慮したものである。蓄積された電荷分だけ転写電圧を
上げることで、上流側から下流側に至る各画像形成ステ
ーションにて良好な画像転写が実現する。
【0060】なお、本実施形態で例示した数値、つま
り、放電開始電圧、実際の転写バイアス等は、転写手段
の機械的条件、材質、転写媒体の材質、現像プロセスの
条件など多くの条件により変動するもので、ここでの数
値は、転写搬送ベルトの抵抗値は10の13乗オームで
厚みが100ミクロン、転写用放電器の抵抗値は10の
4乗から7乗オームとなっている。
【0061】(本発明の第2の実施形態)本発明に係る
実施の他の形態を、図7、図8に基づいて説明すれば、
以下の通りである。本実施形態のデジタルカラー複写機
では、主な構成は第1の実施形態と同じであるが、ここ
では、図7に示すような作像条件を制御するためのテス
ト画像を形成し、各色のパターンの濃度を検出して、図
8に示す制御部Iが、各画像形成ステーション毎に、帯
電器における帯電電圧(V2)、レーザスキャナユニッ
トにおける露光動作(LD)、或いは現像装置おける現
像バイアス(V1)を調整するようになっている。この
ような、プロセス制御については、特開平5−1105
78号公報に詳細に記載されているので、詳細な説明は
省略する。
【0062】そして、本デジタルカラー複写機において
も、制御部IIが、各画像形成ステーションに対応した
転写用放電器225の印加電圧を調整して、テスト画像
を形成し、テスト画像の通過時、通常の画像形成時とい
うように、場合に応じて印加する電圧(転写バイアス)
を切り替えるようになっている。これにより、テスト画
像の各パターンの濃度を正確に検出することが可能とな
り、正確なプロセス制御を実施できる。
【0063】なお、上記の各実施形態で説明したレジス
ト調整及びプロセス制御は本発明の一例に過ぎず、所謂
タンデム構成のデジタルカラー複写機において、本発明
に係る、テスト画像の転写時、通過時の印加バイアス制
御を採用することで、テスト画像が、かすれたり、エッ
ジが不明瞭となったりせず、各画像形成ステーションで
形成され、転写搬送ベルト上に転写されたままの状態
で、あたかも各画像形成ステーション毎に検出センサを
配した如く検出されるので、非常に正確なレジスト調整
及びプロセス制御、作像条件制御が可能となる。もちろ
ん、各画像形成ステーション毎に検出センサを配した場
合のような、センサ毎のバラツキによる影響やスペース
の増大化、コスト上昇等を防止することもできる。
【0064】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置は、複数
の画像形成部において形成された各テスト画像が前記複
数の画像形成部に対応して各々設けられた転写放電器の
転写電圧を用いる転写手段により通常画像を転写するた
めの転写材を支持して前記複数の画像形成部を通過移動
する転写媒体上に転写され、その転写状態を検出するこ
とにより作像条件を制御する画像形成装置において、前
記各転写手段の転写条件として、前記テスト画像を前記
転写媒体上に転写するときとの転写電圧よりも、他の前
記画像形成部において形成され転写済の前記テスト画
像が通過するときの転写電圧の方を低くし、かつ、前記
テスト画像が通過するときの転写電圧を、前記転写手段
による放電開始電圧を越えない電圧にしたことを特徴と
する画像形成装置である。
【0065】請求項1に記載の発明によれば、転写媒体
の移動方向上流側の画像形成部において形成され、転写
媒体上に転写されたテスト画像を、それよりも下流側に
位置する画像形成部の転写部位を通過させる際に、その
位置の画像形成部の感光体へと再転写させることなく、
転写媒体上に確実に保持した状態で通過させることがで
きるので、各テスト画像が各々の画像形成部に対応する
転写手段にて転写された状態のままセンサまで導き検出
でき、この検出結果に基づいて実施される作像条件の制
御やプロセス制御が正確なものとなり、品位の高い画像
を提供でき、さらにこの検出結果に基づいて実施される
画像形成位置の制御、いわゆるレジスト調整が正確なも
のとなり、品位の高い画像を提供できるという顕著な効
果が得られる。
【0066】また、請求項1に記載の画像形成装置によ
れば、前記各転写手段の転写条件として、前記テスト画
像を前記転写媒体上に転写するときの転写電圧よりも、
他の前記画像形成部において形成された転写済の前記テ
スト画像が通過するときの転写電圧の方を低くしている
ので、テスト画像の再転写が生じないような転写条件の
変更を具体的に実現することができるという効果があ
る。
【0067】さらに、請求項1に記載の画像形成装置に
よれば、前記テスト画像が通過するときの転写電圧を前
記転写手段による放電開始電圧を越えない電圧にしたの
で、確実に感光体への再転写を防止できるという効果が
ある。
【0068】請求項に記載の画像形成装置によれば
請求項1において、前記転写状態を検出するための検出
手段が、記画像形成部よりも下流側に配設され、
各テスト画像を検出するための単一の検出部から構成さ
ているので、共通のセンサにより複数のテスト画像を
検出することとなり、それぞれ異なるセンサで検出する
場合に発生する各センサでの検出結果のばらつきの影響
や、コストの上昇、配線や基板のスペース増大といった
問題がなくなると共に、同一条件での検出が可能とな
り、結果として正確な調整が可能となるという効果があ
る。
【0069】
【0070】
【0071】請求項に記載の画像形成装置によれば
請求項又はにおいて、記転写手段の転写条件とし
て、前記テスト画像を前記転写媒体上に転写るときの
転写電圧よりも、通常画像を前記転写媒体上に支持され
た上記転写材上に転写するときの転写電圧の方くし
ているので、テスト画像を転写するときと通常の画像を
転写するときとで転写条件を変えることで、テスト画像
も通常の画像も、それぞれに応じた最適な条件で転写さ
せることができ、その結果、テスト画像に基づくプロセ
ス制御やレジスト調整はより性格に実施でき、また、通
常の画像は高品位を呈することができる。ひいては、
スト画像および通常の画像を最適な状態で転写すること
が可能となる。
【0072】請求項に記載の画像形成装置によれば
請求項において、通常画像を前記転写媒体上に支持さ
れた上記転写材上に転写するときの転写電圧が、転写媒
体移動方向下流側に位置する画像形成部に対応したもの
ほど高くしたことを特徴とする。転写媒体上に支持され
た転写材に画像を転写するときは、転写材が感光体と転
写媒体との間に存在するので、この転写材が各画像形成
部の転写領域を通過する毎に電荷が蓄積されていく。そ
のため、請求項の構成により、蓄積された電荷分だけ
転写電圧を上げ、良好な画像転写が実現できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカラー複写機
1の構成を示す正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るテスト画像を説明する
ための説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係り、各画像形成部のレー
ザビームスキャナユニットと転写用放電器、制御部I、
制御部IIの関係を表わす図である。
【図4】本発明の実施形態に係り、各画像形成部の転写
部における画像形成中とテスト画像形成中、他色のテス
ト画像通過中の転写出力値の関係を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の実施形態に係り、黒、シアンの画像形
成部の転写部における転写出力値の関係を表わす図であ
る。
【図6】本発明の実施形態に係り、転写放電電圧と放電
開始電圧、転写電流の関係について示した図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るテスト画像を説
明するための説明図である。
【図8】本発明の実施形態に係り、各画像形成部のレー
ザビームスキャナユニット、転写用放電器、帯電器、現
像バイアス、制御部I、制御部IIの関係を表わす図で
ある。
【図9】従来技術において、一画像形成部の構成とプロ
セス条件の一例を表わした図である。
【図10】従来技術において、テスト画像が再転写され
る仕組みを説明するための図である。
【符号の説明】
1 デジタルカラー複写機 110 画像読み取り部 111 原稿台 112 RADF 113 第1の走査ユニット 114 第2の走査ユニット 115 光学レンズ 116 CCDラインセンサ 210 画像形成部 211 給紙機構 212 レジストローラ 213 転写搬送ベルト機構 214 駆動ローラ 215 従動ローラ 216 転写搬送ベルト 222a〜222d 感光体ドラム 223a〜223d 帯電器 224a〜224d 現像装置 225a〜225d 転写用放電器 226a〜226d クリーニング装置 227a〜227d レーザービームスキャナユニット 240a〜240d ポリゴンミラー 241a〜241d fθレンズ 242a〜242d ミラー 300 パターン画像検出ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−100578(JP,A) 特開 平3−107977(JP,A) 特開 平10−39643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成部において形成された各
    テスト画像が前記複数の画像形成部に対応して各々設け
    られた転写放電器の転写電圧を用いる転写手段により
    常画像を転写するための転写材を支持して前記複数の画
    像形成部を通過移動する転写媒体上に転写され、その転
    写状態を検出することにより作像条件を制御する画像形
    成装置において、 前記各転写手段の転写条件として、前記テスト画像を
    転写媒体上に転写するときの転写電圧よりも、他の前
    記画像形成部において形成され転写済の前記テスト画
    像が通過するときの転写電圧の方を低くし、かつ、前記
    テスト画像が通過するときの転写電圧を、前記転写手段
    による放電開始電圧を越えない電圧にしたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写状態を検出するための検出手段
    が、前記画像形成部よりも下流側に配設され、前記各テ
    スト画像を検出するための単一の検出部から構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写手段の転写条件として、前記テ
    スト画像を前記転写媒体上に転写するときの転写電圧よ
    りも、通常画像を前記転写媒体上に支持された前記転写
    材上に転写するときの転写電圧の方を高くしたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 通常画像を前記転写媒体上に支持された
    前記転写材上に転写するときの転写電圧を、転写媒体移
    動方向下流側に位置する画像形成部に対応したものほど
    高くしたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
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