JP4314719B2 - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像剤を被記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置及びプロセスカートリッジ、詳しくは、スコロトロン型またはコロトロン型の帯電器を使用する画像形成装置及びプロセスカートリッジの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、表面に静電潜像が形成される感光ドラム等の感光体と、該感光体の表面をコロナ放電によって一様に帯電させるスコロトロン型の帯電器と、該帯電器による帯電後の前記感光体表面に前記静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該静電潜像形成手段によって形成された前記静電潜像にトナー等の現像剤を搬送して現像する現像手段と、該現像手段に現像剤を供給する供給手段とを備えた画像形成装置が知られている。
【0003】
この種の画像形成装置では、帯電器によって一様に帯電させた感光体表面に、静電潜像形成手段によって静電潜像を形成し、現像手段よって摩擦帯電等により帯電させた現像剤で前記静電潜像を現像し、続いて、その現像剤を被記録媒体に転写することによって画像を形成している。
【0004】
従って、この種の画像形成装置において良好な画像形成を行うためには、まず帯電器による感光体の均一な帯電が不可欠である。そこで、従来より、帯電の均一性に優れたスコロトロン型の帯電器が一般的に用いられている。このスコロトロン型の帯電器は、例えば30〜100μmの細いタングステンワイヤーに高電圧を印加することによりコロナ放電を発生させて感光体を帯電させるものであり、均一な帯電が可能なだけでなく、非接触で感光体を帯電させるので、接触帯電による帯電器に比べてトナーの付着による劣化が少なく、耐久性に優れているという利点も有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような電子写真方式の画像形成装置においては、感光体、帯電器、あるいは現像ローラ等の他にも、電圧の印加を必要とする部材が数多く備えられている。例えば、感光体から帯電した紙粉を除去するための紙粉除去手段、あるいは静電オフセットを防止する目的で電圧の印加が行われる定着器、更には非磁性1成分現像器の現像ローラに当接させる層厚規制ブレードもしくはシール部材等である。
【0006】
これらの部材に印加する電圧は、極性さえ決まっていればその値は概略の値で良いにも拘わらず、従来は画像形成装置本体にこれらの部材用の電源を設けており、コストの上昇を招いていた。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、スコロトロン型等の帯電器を使用する画像形成装置及びプロセスカートリッジにおいて、電圧の印加を必要とする部材に対する電源部分のコストを低減できる画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、静電潜像担持体を帯電する帯電器と、前記静電潜像担持体に対向配置された紙粉除去手段とを備えた画像形成装置であって、前記帯電器は、コロナ放電電極と、前記コロナ放電電極と対向するグリッド電極と、前記コロナ放電電極とは反対側で前記グリッド電極と対向している電荷捕捉電極とを備え、前記紙粉除去手段は、高抵抗を介して接地、あるいは前記グリッド電極に接続されており、前記紙粉除去手段と前記電荷捕捉電極とを電気的に接続したことを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の画像形成装置によれば、帯電器のコロナ放電電極に高電圧を印加すると、コロナ放電電極はコロナ放電を発生させ、例えば感光体等の静電潜像担持体を帯電させる。一方、コロナ放電電極には、前記帯電器を構成する電極以外の電極として、電荷捕捉電極が対向しており、当該電荷捕捉電極は前記の静電潜像担持体と同極性に帯電する。そして、当該電荷捕捉電極は紙粉除去手段と電気的に接続されているため、紙粉除去手段には電圧が付与され、所定の電位とされる。これにより、例えば静電潜像担持体に対して所定の電位関係を保つ部材と紙粉除去手段との間、あるいは静電潜像担持体と紙粉除去手段との間で、所定の電位関係が保たれる。このように、紙粉除去手段専用の電源を設けることなく、紙粉除去手段に対して適切な電圧が付与されることになる。
また、請求項1記載の画像形成装置によれば、帯電器によって帯電する電荷捕捉電極の電圧の極性、及び電気捕捉電極と電気的に接続される紙粉除去手段の電圧の極性は、帯電器の電圧の極性と同極性となる。一方、一般的な反転現像方式においては現像剤も帯電器の電圧極性と同極性に帯電する。従って、紙粉除去手段は、現像剤の帯電極性と同極性に帯電することになり、転写時において現像剤と逆極性に帯電する紙粉を確実に静電潜像担持体から除去する。
さらに、請求項1記載の画像形成装置によれば、前記紙粉除去手段は、高抵抗を介して接地されているので、例えば高湿度の環境下において、前記紙粉除去手段の抵抗値が低下した場合であっても、前記紙粉除去手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはなく、当該電流は前記高抵抗に流れることになる。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥が確実に防止される。
【0010】
請求項2記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置において、前記帯電器は、前記コロナ放電電極にコロナ放電ワイヤーを用いたコロトロン帯電器またはスコロトロン帯電器であることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の画像形成装置によれば、コロトロン帯電器またはスコロトロン帯電器におけるコロナ放電電極としてのコロナ放電ワイヤーに電圧を印加すると、コロナ放電ワイヤーはコロナ放電を発生させ、感光体等の静電潜像担持体を帯電させる。一方、コロナ放電ワイヤーは、コロナ放電ワイヤーの周囲のあらゆる方向に略均一に放電を行うので、コロトロン帯電器またはスコロトロン帯電器を構成する電極以外の電極として電荷捕捉電極を前記コロナ放電ワイヤーに対向させた場合でも、コロナ放電ワイヤーは当該電荷捕捉電極を良好に帯電させる。従って、当該電荷捕捉電極と電気的に接続された紙粉除去手段に対して適切な電圧が付与されることになる。
【0012】
請求項3記載の画像形成装置は、前記課題を解決するたに、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記帯電器に印加される電圧の極性は正極性であることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の画像形成装置によれば、帯電器に印加される電圧の極性が正極性なので、帯電器によって帯電する電荷捕捉電極の電圧の極性、更には電気捕捉電極と電気的に接続される紙粉除去手段の電圧の極性も正極性となる。一方、一般的な反転現像方式においては現像剤も帯電器の電圧極性と同極性に帯電する。従って、前記紙粉除去手段は、転写時において現像剤と逆極性に帯電することになる紙粉を除去する部材として画像形成装置内にて適切に用いられる。また、正極性のコロナ放電による帯電は、オゾンの発生量が、負極性のコロナ放電による帯電に比べて著しく少ないという利点がある。
【0014】
請求項4記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は、コロナ放電電極を有する帯電器と、前記静電潜像担持体に対向配置された紙粉除去手段とをプロセスカートリッジ内に備え、当該プロセスカートリッジを着脱可能に備えた画像形成装置であって、前記帯電器は、コロナ放電電極と、前記コロナ放電電極と対向するグリッド電極と、前記コロナ放電電極とは反対側で前記グリッド電極と対向している電荷捕捉電極とを備え、前記紙粉除去手段に電気的に接続された前記電荷捕捉電極を、前記プロセスカートリッジ内に備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の画像形成装置によれば、プロセスカートリッジ内に備えられた帯電器のコロナ放電電極に高電圧を印加すると、コロナ放電電極はコロナ放電を発生させ、例えば、同じくプロセスカートリッジ内に備えられた感光体等の静電潜像担持体を帯電させる。一方、コロナ放電電極には、前記帯電器を構成する電極以外の電極として、電荷捕捉電極が対向しており、当該電荷捕捉電極は前記の静電潜像担持体と同極性に帯電する。そして、当該電荷捕捉電極は紙粉除去手段と電気的に接続されているため、紙粉除去手段には電圧が付与され、所定の電位とされる。これにより、例えば、静電潜像担持体に対して所定の電位関係を保つ部材と紙粉除去手段との間、あるいは静電潜像担持体と紙粉除去手段との間で、所定の電位関係が保たれる。このように、紙粉除去手段専用の電源を設けることなく、紙粉除去手段に対して適切な電圧が付与されることになる。また、前記電荷捕捉電極と前記紙粉除去手段とが共にプロセスカートリッジ内に設けられているので、プロセスカートリッジと画像形成装置との間には、前記紙粉除去手段への電圧付与用の接触電極を設ける必要がなくなる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
請求項5記載のプロセスカートリッジは、前記課題を解決するために、静電潜像担持体を帯電するスコロトロン帯電器と、前記静電潜像担持体に対向配置された紙粉除去手段とを備え、画像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジであって、前記スコロトロン帯電器は、コロナ放電電極と、前記コロナ放電電極と対向するグリッド電極と、前記コロナ放電電極とは反対側で前記グリッド電極と対向している電荷捕捉電極とを備え、前記紙粉除去手段は、高抵抗を介して接地、あるいは前記グリッド電極に接続されており、前記紙粉除去手段と前記電荷捕捉電極とを電気的に接続した、ことを特徴とする。
【0025】
請求項5記載のプロセスカートリッジによれば、スコロトロン帯電器のコロナ放電ワイヤーに高電圧を印加すると、コロナ放電ワイヤーはコロナ放電を発生させ、例えば、感光体等の静電潜像担持体を帯電させる。一方、コロナ放電ワイヤーには、前記帯電器を構成する電極以外の電極として、電荷捕捉電極が対向しており、当該電荷捕捉電極は前記の静電潜像担持体と同様に帯電する。そして、当該電荷捕捉電極は紙粉除去手段と電気的に接続されているため、紙粉除去手段には電圧が付与され、所定の電位とされる。これにより、例えば、静電潜像担持体に対して所定の電位関係を保つ部材と紙粉除去手段との間、あるいは静電潜像担持体と紙粉除去手段との間で、所定の電位関係が保たれる。特にコロナ放電ワイヤーは、コロナ放電ワイヤーの周囲のあらゆる方向に略均一に放電を行うので、スコロトロン帯電器を構成する電極以外の電極として電荷捕捉電極を前記コロナ放電ワイヤーに対向させた場合でも、コロナ放電ワイヤーは当該電荷捕捉電極を良好に帯電させる。従って、当該電荷捕捉電極と電気的に接続された紙粉除去手段に対して適切な電圧が付与されることになる。また、前記電荷捕捉電極と前記紙粉除去手段とが共にプロセスカートリッジ内に設けられているので、プロセスカートリッジと画像形成装置との間には、前記紙粉除去手段への電圧付与用の接触電極を設ける必要がなくなる。
また、請求項5記載のプロセスカートリッジによれば、帯電器によって帯電する電荷捕捉電極の電圧の極性、及び電気捕捉電極と電気的に接続される紙粉除去手段の電圧の極性は、帯電器の電圧の極性と同極性となる。一方、一般的な反転現像方式においては現像剤も帯電器の電圧極性と同極性に帯電する。従って、紙粉除去手段は、現像剤の帯電極性と同極性に帯電することになり、転写時において現像剤と逆極性に帯電する紙粉を確実に静電潜像担持体から除去する。
さらに、請求項5記載のプロセスカートリッジによれば、前記紙粉除去手段は、高抵抗を介して接地されているので、例えば高湿度の環境下において、前記紙粉除去手段の抵抗値が低下した場合であっても、前記紙粉除去手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはなく、当該電流は前記高抵抗に流れることになる。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥が確実に防止される。
【0026】
請求項6記載のプロセスカートリッジは、前記課題を解決するために、請求項5記載のプロセスカートリッジにおいて、前記帯電器に印加される電圧の極性は正極性であることを特徴とする。
【0027】
請求項6記載のプロセスカートリッジによれば、帯電器に印加される電圧の極性が正極性なので、帯電器によって帯電する電荷捕捉電極の電圧の極性、更には電気捕捉電極と電気的に接続される紙粉除去手段の電圧の極性も正極性となる。一方、一般的な反転現像方式においては現像剤も帯電器の電圧極性と同極性に帯電する。従って、前記紙粉除去手段は、転写時において現像剤と逆極性に帯電することになる紙粉を除去する部材として広くプロセスカートリッジ内にて適切に用いられる。また、正極性のコロナ放電による帯電は、オゾンの発生量が、負極性のコロナ放電による帯電に比べて著しく少ないという利点がある。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
請求項7記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか1記載の画像形成装置において、前記静電潜像担持体に対向配置された除電手段を備え、前記電荷捕捉電極とは別に前記除電手段と電気的に接続されている除電手段用の電荷捕捉電極を設けていることを特徴とする。
【0037】
請求項7記載の画像形成装置によれば、帯電器によって帯電する電荷捕捉電極の電圧の極性、及び前記電荷捕捉電極とは別の電気捕捉電極と電気的に接続される除電手段の電圧の極性は、帯電器の電圧の極性と同極性となる。一方、感光体等の静電潜像坦持体も帯電器の電圧極性と同極性に帯電するが、転写工程後の静電潜像坦持体の表面電位は、現像剤像が形成されていた部分が、形成されなかった部分よりも低い電位になっている。従って、静電潜像坦持体に対向配置された除電手段を前記電圧被付与部材として用いる場合には、除電手段と静電潜像坦持体との摺擦部である除電部において、転写後の画像部と非画像部での表面電位のムラを無くすような除電作用が行われる。その結果、その後の帯電工程においては、静電潜像坦持体の表面は均一に帯電されることになる。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
請求項記載の画像形成装置は、前記課題を解決するために、請求項記載の画像形成装置において、前記除電手段は、抵抗が102〜108Ωcmの導電性フィルム部材であることを特徴とする。
【0047】
請求項記載の画像形成装置によれば、前記除電手段は、抵抗が102〜108Ωcmの導電性フィルム部材なので、例えば高湿度の環境下において、前記除電手段の抵抗値が低下した場合であっても、ある程度の高い抵抗値を保つので、前記除電手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはない。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥が確実に防止される。
【0048】
請求項記載の画像形成装置は、請求項記載の画像形成装置において、前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されていることを特徴とする
【0049】
請求項記載の画像形成装置によれば、前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されているので、装置を大型化及び複雑化することなく、静電潜像担持体の表面を確実に除電し得る。
【0050】
請求項10記載のプロセスカートリッジは、前記課題を解決するために、請求項または記載のプロセスカートリッジにおいて、前記静電潜像担持体に対向配置された除電手段を備え、前記電荷捕捉電極とは別に前記除電手段と電気的に接続されている除電手段用の電荷捕捉電極を設けていることを特徴とする。
【0051】
請求項10記載のプロセスカートリッジによれば、帯電器によって帯電する電荷捕捉電極の電圧の極性、及び前記電荷捕捉電極とは別の電気捕捉電極と電気的に接続される除電手段の電圧の極性は、帯電器の電圧の極性と同極性となる。一方、感光体等の静電潜像坦持体も帯電器の電圧極性と同極性に帯電するが、転写工程後の静電潜像坦持体の表面電位は、現像剤像が形成されていた部分が、形成されなかった部分よりも低い電位になっている。従って、静電潜像坦持体に対向配置された除電手段を前記電圧被付与部材として用いる場合には、除電手段と静電潜像坦持体との摺擦部である除電部において、転写後の画像部と非画像部での表面電位のムラを無くすような除電作用が行われる。その結果、その後の帯電工程においては、静電潜像坦持体の表面は均一に帯電されることになる。
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
請求項11記載のプロセスカートリッジは、前記課題を解決するために、請求項10記載のプロセスカートリッジにおいて、前記除電手段は、抵抗が102〜108Ωcmの導電性フィルム部材であることを特徴とする。
【0061】
請求項11記載のプロセスカートリッジによれば、前記除電手段は、抵抗が102〜108Ωcmの導電性フィルム部材なので、例えば高湿度の環境下において、前記除電手段の抵抗値が低下した場合であっても、ある程度の高い抵抗値を保つので、前記除電手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはない。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥が確実に防止される。
【0062】
請求項12記載のプロセスカートリッジは、前記課題を解決するために、請求項11記載のプロセスカートリッジにおいて、前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されていることを特徴とする。
【0063】
請求項12記載のプロセスカートリッジによれば、前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されているので、装置を大型化及び複雑化することなく、静電潜像担持体の表面を確実に除電し得る。
【0064】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0065】
(第1の参考例)
まず、本発明の第1の参考例を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0066】
図1は、本発明の画像形成装置の一参考例としてレーザビームプリンタ1の概略構成を示す断面図である。図1において、レーザビームプリンタ1は、本体ケース2の底部に、図示しない用紙を給紙するフィーダユニットを備えている。フィーダユニットは、図示しないバネにより上方へ付勢される用紙押圧板10と、給紙ローラ11と、給紙ローラ11に押圧される摩擦分離部材14とを備える。用紙押圧板10上に積載された用紙は給紙ローラ11に当接するように押し上げられ、所定のタイミングで給紙ローラ11が図1の矢印方向に回転されることにより、給紙ローラ11と摩擦分離部材14との間で最上位の用紙のみが分離され、供給される。
【0067】
前記給紙ローラ11の回転による用紙の搬送方向の下流側には、1対のレジストローラ12及び13が回転可能に枢支され、後述する感光ドラム20と転写ローラ21によって形成される転写位置へ所定のタイミングで用紙を搬送する。
【0068】
可視像担持体としての感光ドラム20は、正帯電性の材料、例えば、正帯電性のポリカーボネートを主成分とする有機感光体からなる。具体的には、感光ドラム20は、例えば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブを本体として、その外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地した状態で、本体ケース2に回転自在に枢支される。更に、感光ドラム20は、図示しない駆動手段により矢印方向に回転駆動される。
【0069】
帯電器30は、例えば、タングステンなどからなる帯電用ワイヤーからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。図1における帯電器30及び紙粉除去装置80の周辺を示す拡大図である図2に示すように、帯電器30は、コロナワイヤ31と、このコロナワイヤ31を覆うシールド32と、コロナワイヤ31に対向するように設けられたグリッド電極33とから構成されており、特に本参考例においては、シールド32とグリッド電極33が一体で構成されている。そして、シールド32の保持部34には開口部Bが設けられている。また、開口部Bを覆うようにシールド32上には電荷捕捉電極90が設けられており、この電荷捕捉電極90の一端は後述する紙粉除去装置80側まで延びて形成されている。
【0070】
このように構成することにより、開口部Bを覆う電荷捕捉電極90は、コロナワイヤ31から放電されたイオンを直接受けることになり、帯電する。
【0071】
レーザスキャナユニット40は、感光ドラム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生するレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー(5面体ミラー)41、一対のレンズ42及び45、並びに反射ミラー43,44及び46を含んで構成されている。
【0072】
現像装置50は、ケース51内に現像剤室としてのトナー収容室52が形成され、トナー収容室52内には、アジテータ53が回転軸54の周りに回転自在に設けられている。このトナー収容室52内に収容されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸濁重合によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒径8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナー55は、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されている。
【0073】
また、トナー収容室52の感光ドラム20側には、開口部Aによってトナー収容室52と連通し現像を行う現像室55が形成され、供給ローラ56と現像ローラ57が回転可能に枢支される。現像ローラ57上のトナーは、薄い板状の弾性を有する金属板の先端にシリコーンゴムからなる当接部を設けた層厚規制ブレード58により所定の層厚に規制され、現像に供される。
【0074】
転写ローラ21は、回転自在に枢支され、シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有する発泡弾性体から構成される。転写ローラ21は、印加される電圧により、感光ドラム20上のトナー画像を用紙に確実に転写するように構成されている。
【0075】
定着ユニット70は、レジストローラ12及び13から感光ドラム20と転写ローラ21との圧接部に至る用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、加熱用ローラ71と押圧ローラ72を備える。用紙に転写されたトナー画像は加熱されつつ押圧されて用紙に定着される。
【0076】
用紙搬送用の1対の搬送ローラ73は、定着ユニット70の搬送方向下流側に夫々設けられており、搬送ローラ73の下流側には、1対の排紙ローラ74と排紙トレイ75が順に設けられている。
【0077】
また、感光ドラム20に隣接して設けられた紙粉除去手段としての紙粉除去装置80は、図2に示すように、ホルダ83とそのホルダ83の上部に基端が支持され、先端に不織布81を被せたウレタンシート82と、紙粉掻き取り用のブラシ状部材86と、このブラシ状部材86を支持しホルダ83上に取り付けられた導電性のプレート84とから構成されている。
【0078】
不織布81は、構成繊維が交絡することによって一体化したものを用いた。構成繊維の自由度の高いものを用いる方が、細かい紙粉を繊維間に捕捉する上で好ましいためである。構成材料としては、例えば、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維等が用いられる。また、不織布81には油剤を含浸させている。油剤としては、鉱物油、合成油等を用いた。不織布81は、感光ドラム20の長手方向長さと略等しい長手方向長さを有するように形成し、シート状部材からなる基材としてのウレタンシート82の先端部に両面テープを用いて貼り付けた。
【0079】
ウレタンシート82は、ウレタンゴムで形成されたシート状部材であり、硬度は、92゜Hs(JIS K−6301)となっている。ウレタンシート82は、感光ドラム20が無ければウレタンシート82の先端部と不織布81が図2に点線で示すように感光ドラム20が設けられる位置まで達する位置に取り付ける。
【0080】
ホルダ83は、感光ドラム20の長手方向にほぼ感光ドラム20と同じ長さを有して形成されており、その長手方向の両端部を、ネジ91により感光ドラム20を支持しているフレームにネジ止めされている。また、内部には紙粉の収容室が形成され、感光ドラム20との対向側には開口部が形成されている。また、ホルダ83の下部には、ウレタンフィルム87が取り付けられている。ウレタンフィルム87は、その基端が両面テープを用いてホルダ83に取り付けられており、自由端側は、感光ドラム20に接触するようになっている。このようなウレタンフィルム87を設けることにより、ホルダ83の収容室からの紙粉の落下を防止することができる。
【0081】
ブラシ状部材86には、繊維が植設されたシートを用いた。このシートは、図2に示すように、アルミニウム等の導電性の部材で形成されたプレート84上に設けられている。そして、プレート84は、ホルダ83上に取り付けられ、上述したウレタンシート82はプレート84上に貼り付けられる。
【0082】
そして、前記プレート84の端部と、上述した電荷捕捉電極90の端部は、プロセスカートリッジのフレーム上でネジ85によりネジ止めされており、電荷捕捉電極90と、電圧被付与部材としてのプレート84及びブラシ状部材86のシートとは電気的に導通している。上述したように、電荷捕捉電極90は、コロナワイヤ31から放電されたイオンを直接受けて帯電しているので、この帯電した電荷捕捉電極90と電気的に導通しているプレート84及びブラシ状部材86のシートも帯電することになる。つまり、ブラシ状部材86用の専用の電源を設けることなく、ブラシ状部材86のシートに電圧を印加することができる。
【0083】
(動作例)
以上のような本参考例のレーザビームプリンタ1において、感光ドラム20の表面が帯電器30により一様に帯電され、レーザスキャナユニット40から画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射されると、感光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置50によってトナーで可視像化され、感光ドラム20上に形成された可視像は感光ドラム20によって転写位置へと搬送される。転写位置においては、給紙ローラ11及びレジストローラ12及び13を介して用紙が供給され、前記可視像は転写ローラ21によって印加される転写バイアスにより、用紙に転写される。
【0084】
次に、用紙は定着ユニット70に搬送され、定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ローラ72によって挟持搬送され、用紙上の可視像は加圧及び加熱され、用紙上に定着される。そして、用紙は一対の搬送ローラ73及び排紙ローラ74によりレーザビームプリンタ1上部の排紙トレイ75に排出され、画像形成動作が終了する。
【0085】
一方、転写後に感光ドラム20上に残ったトナーは、現像装置50に回収され、再び現像に供される。このように、本参考例のレーザビームプリンタ1は、いわゆるクリーナーレス現像方式を採用している。従って、感光ドラム20上に残ったトナーを掻き取って貯蔵する廃トナー貯蔵容器を必要としないので、装置の小型化を実現できると共に、トナーの有効な利用が可能となっている。
【0086】
また、転写後の感光ドラム20上には、紙粉が付着するが、この紙粉のうち、繊維状の大きな紙粉は、ブラシ状部材86に引っ掛かり、小さな紙粉は不織布81によって除去される。特に、本参考例においては、帯電器30のコロナワイヤ31からの放電によって帯電した電荷捕捉電極90によって、ブラシ状部材86には電圧が印加されているので、極めて高い紙粉除去能力が発揮される。紙粉は、転写時に印加されるトナーと逆極性のバイアスによって、トナーと逆極性に帯電している。一方、本参考例においては、反転現像方式を採用しているため、帯電器30に印加される電圧の極性は、トナーの帯電極性と同極性となっている。従って、コロナワイヤ31からの放電によって帯電する電荷捕捉電極90及び電荷捕捉電極90と導通するブラシ状部材86の極性も、トナーの帯電極性と同極性になり、紙粉を良好に回収することができる。
【0087】
本参考例の画像形成装置は、以上のように、ブラシ状部材86用の専用の電源を設けることなく、ブラシ状部材86に対して適切な電圧を印加することができるので、コストを著しく低減することができる。
【0088】
開口部Bを介してコロナワイヤ31と対向するように設けられた電荷捕捉電極90は、基本的にコロナワイヤ31の電圧まで上昇する。しかし、スコロトロン帯電器30のコロナワイヤ31を覆うシールド32との位置関係を調整することで、概略的ではあるが電圧値を制御することができる。具体的には、シールド32に開口部を設け、この開口部の大きさと、この開口部から電荷捕捉電極90までの距離とを調整すれば良い。また、図2においてシールド32の保持部34の開口部Bの位置までシールド32を延ばすことにより、電荷捕捉電極90の電圧を低く制御することができる。
【0089】
また、電流値に関しては、電荷捕捉電極90のコロナワイヤ31に対する被覆率を調整することで大まかな電流値の調整が可能である。ここで被覆率とは、コロナワイヤ31からの放電状態があらゆる方向に均一であると仮定して、コロナワイヤ31を円筒と考えた時、この円筒の表面積に対する、開口部Bから見える電荷捕捉電極90の面積の比率を言う。例えば、コロナワイヤ31が300μAで定電流制御されており、コロナワイヤ31の被覆率が1/300であったとすると、電荷捕捉電極90には約1μAの電流を流すことができる。ここでは、コロナワイヤ31の長さが230mm、コロナワイヤ31と電荷捕捉電極90との距離が5mm、開口部Bの幅を5mm、電荷捕捉電極90の幅を5mmとして、開口部Bから見える電荷捕捉電極90の面積を5mm×5mmの25mm とした。但し、前記1μAという値は、シールド32による電圧制御を行わない時の値であり、このような電圧制御を行う場合には、実際に実験的に求めることが必要である。
【0090】
また、本参考例の画像形成装置においては、帯電器30として、正極性のスコロトロン帯電器を用いたので、環境に悪影響を及ぼすオゾンの発生量を著しく低減することができる。
【0091】
また、前記の説明においては、電荷捕捉電極90によって電圧を印加される部材の例として、紙粉除去装置80のブラシ状部材86を挙げたが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、図3に示すような層厚規制ブレード100あるいはシール部材101に電圧を印加するように構成しても良い。帯電器30に印加される電圧の極性は、一般的な反転現像の場合には、トナーの帯電極性と同極性であるため、トナーの帯電極性と同極性に電圧印加されることが多い層厚規制ブレード100あるいはシール部材101の電圧供給源としては非常に都合が良い。
【0092】
また、本参考例においては、電荷捕捉電極90と、電荷捕捉電極90によって電圧を印加される部材であるブラシ部材86とを、両方ともプロセスカートリッジ内部に設けたので、電源を省略することができるだけでなく、プロセスカートリッジと画像形成装置本体との電源供給用の接点を不要にできるという利点を有する。
【0093】
また、電荷捕捉電極90と、電荷捕捉電極90によって電圧を印加される部材を両方とも画像形成装置本体に設けるようにしても良い。この場合も、プロセスカートリッジと画像形成装置本体との電源供給用の接点を不要にできるという利点を有する。例えば、定着手段70に電圧を印加することが考えられる。定着手段70にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加することで、静電的なオフセットを防止することができる。また、用紙搬送経路上に設けられた図示しない紙粉除去手段に電圧を印加するようにしても良い。このような紙粉除去手段にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加することで、紙粉を良好に除去することができる。また、電荷捕捉電極90と電圧被付与部材との間に保護抵抗を直列に結んでも良い。電流値を制限するために、500MΩ以上の抵抗値のものが好適に使用できる。
【0094】
なお、帯電器のコロナ放電電極としては、前記の説明のようなワイヤー電極だけでなく、針状電極、あるいは鋸状電極を用いても良い。
【0095】
また、前記の参考例においては、電圧被付与部材を感光体とした例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばカラー画像形成装置における中間転写体、あるいは紙等を電圧被付与部材とした場合でも本発明は適用可能である。
【0096】
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態を図4及び図5に基づいて説明する。なお、第1の参考例との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0097】
図4は本実施形態における帯電器及び紙粉除去装置周辺の拡大図である。図4に示すように、本実施形態においては、電荷捕捉電極90によって電圧を印加される紙粉除去装置80のブラシ状部材86を、高抵抗R1を介して接地したところが第1の参考例と異なる。本実施形態では、一例として、500MΩ〜1GΩの高抵抗R1を用いた。
【0098】
このように構成することにより、高湿度の環境下等において、ブラシ状部材86の抵抗値が低下した場合には、前記電圧が印加されたブラシ状部材86から感光ドラム20に対して大電流が流れることがなく、電流は前記高抵抗R1に流れることになる。
【0099】
その結果、感光ドラム20に大電流によって欠陥を生じさせることがなく、この感光ドラム状の欠陥による画像欠陥の発生を確実に防止することができる。
【0100】
また、図5に示すように、前記高抵抗R1の接地端を帯電器30のグリッド電極33に接続するように構成しても良い。このように構成すると、上述したようなブラシ状部材86から感光ドラム20への大電流の発生を防止することができるだけでなく、ブラシ状部材86に印加する電圧の下限電圧を、グリッド電圧で規定することができるため、高湿度環境下においても、ブラシ状部材86による印加電圧値を安定させるという効果も奏することができる。
【0101】
なお、図4の場合における接地方式は、感光ドラム20の接地端子と前記高抵抗R1とを電気的に接続すれば良い。
【0102】
また、本実施形態の構成は、上述したレーザビームプリンタ1において実現できるだけでなく、図1に示すプロセスカートリッジ単体でも実現することができる。
【0103】
以上のように、本実施形態によれば、ブラシ状部材86を高抵抗を介して接地し、あるいはグリッド接地するようにしたので、ブラシ状部材86から感光ドラム20への大電流の発生を確実に防止することができる。
【0104】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第1の参考例及び第1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0105】
図6は本実施形態における帯電器及び紙粉除去装置周辺の拡大図である。図6に示すように、本実施形態においては、ホルダ83の収容室からの紙粉の落下防止用のフィルムと、除電手段としての除電フィルム200とを兼用し、更に、該除電フィルム200に、除電フィルム用の電荷捕捉電極91によって電圧を印加したところが第1の参考例及び第1の実施形態と異なる。
【0106】
除電フィルム200には、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属、あるいはウレタン、アクリル、ナイロン等の合成樹脂を用いることができる。合成樹脂を用いた場合には、カーボンを表面に分散させる処理を行って、導電性を付与する必要がある。本実施形態においては、102Ωm〜108Ωmの抵抗値を有するように構成している。また、除電フィルム200は、感光ドラム20の長手方向に延びて形成され、感光ドラム20の表面に一様に接触している。
【0107】
また、除電手段として機能すれば良いので、フィルム状である必要はなく、ブラシ状、あるいはローラ状であっても良い。
【0108】
除電フィルム用の電荷捕捉電極91は、紙粉除去手段用の電荷捕捉電極90とは別に設けた。これは、除電用の電圧は、紙粉除去用に印加する電圧よりも大きな電圧が必要となるためである。具体的には、帯電器30上で、電荷捕捉電極を分割するようにした。電荷捕捉電極によって付与される電圧値は、電荷捕捉電極の帯電器30に対向する面積で決定されるので、除電フィルム用の電荷捕捉電極91の帯電器30に対する対向面積は、紙粉除去手段用の電荷捕捉電極90よりも大きくなるように設定されている。本実施形態では、このような構成により、除電フィルム200に800V〜900Vの電圧を印加している。
【0109】
転写工程後においては、感光ドラム20上のトナー像が形成されていた領域の表面電位は、トナー像が形成されていなかった領域よりも、100〜200V程度低くなっている。従って、この状態のまま帯電器30による帯電を行うと、帯電が不均一になる恐れがある。しかしながら、本実施形態のように構成することにより、除電フィルム200によって、前記感光ドラム20の表面の電位のムラをほぼ均一にならすような除電処理が行われるので、その後の帯電器30による帯電を均一に行うことができる。
【0110】
また、除電フィルム200用に別電源を設ける必要がないので、装置の大型化及び高コスト化を防止することができる。
【0111】
更に、除電フィルム200の抵抗値は、102Ωm〜108Ωmに設定されているので、感光ドラム20に接触するように構成した場合でも、感光ドラム20に大電流を流すことがなく、大電流によって欠陥を生じさせることがない。その結果、この感光ドラム状の欠陥による画像欠陥の発生を確実に防止することができる。
【0112】
なお、除電手段は、必ずしも感光ドラム20に接触させる必要はなく、対向するように配置すれば良い。但し、本実施形態のように、紙粉の落下防止用のフィルムと除電フィルムを兼用することにより、装置を大型化することなく、除電を行うことができる。
【0113】
なお、本実施形態においても、図5に示すように、前記高抵抗R1の接地端を帯電器30のグリッド電極33に接続するように構成しても良い。このように構成すると、上述したようなブラシ状部材86から感光ドラム20への大電流の発生を防止することができるだけでなく、ブラシ状部材86に印加する電圧の下限電圧を、グリッド電圧で規定することができるため、高湿度環境下においても、ブラシ状部材86による印加電圧値を安定させるという効果も奏することができる。
【0114】
また、本実施形態では、紙粉除去手段と共に除電フィルムに対して電荷捕捉電極により電圧を印加する例について説明したが、除電フィルムのみに電荷捕捉電極により電圧を印加するようにしても良い。
【0115】
また、本実施形態の構成は、上述したレーザビームプリンタ1において実現できるだけでなく、図1に示すプロセスカートリッジ単体でも実現することができる。
【0116】
以上のように、本実施形態によれば、電荷捕捉電極90により電圧を印加するブラシ状部材86を高抵抗を介して接地し、あるいはグリッド接地すると共に、除電ブラシ200に対しても電荷捕捉電極91により電圧を印加するようにしたので、ブラシ状部材86から感光ドラム20への大電流の発生を確実に防止しつつ、良好な除電効果が得られ、均一な帯電処理を行うことが可能である。
【0117】
(第2の参考例)
次に、本発明の第2の参考例を図7に基づいて説明する。なお、第1の参考例乃至第2の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0118】
本参考例は、電荷捕捉電極90によりブラシ状部材86に電圧を印加し、電荷捕捉電極91により除電フィルム200に電圧を印加すると共に、電荷捕捉電極92により層厚規制ブレード100に対しても電圧を印加した例である。
【0119】
層厚規制、紙粉除去、及び除電のそれぞれに有効な電圧値は、それぞれ異なるので、本参考例においては、電荷捕捉電極を更に分割して、層厚規制用の電荷捕捉電極92を設けた。
【0120】
このように構成することにより、現像剤と同極性に帯電される層厚規制ブレード100により、良好に層厚規制を行うことができる。しかも、上述のように、大電流の発生を防止しつつ紙粉除去が良好に行われ、且つ、除電フィルムによる除電処理も良好に行うことができる。また、これらに用いる電源を別途設ける必要がないので、装置の大型化及び高コスト化を確実に防止することができる。
【0121】
更に、シール部材101に対しても、電荷捕捉電極により電圧を印加するようにしても良いし、ブラシ状部材96、除電フィルム200、及びシール部材101に電荷捕捉電極により電圧を印加するようにしても良い。
【0122】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
【0123】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、帯電器器は、コロナ放電電極と、前記コロナ放電電極と対向するグリッド電極と、前記コロナ放電電極とは反対側で前記グリッド電極と対向している電荷捕捉電極とを備え、前記紙粉除去手段は、高抵抗を介して接地、あるいは前記グリッド電極に接続されており、前記紙粉除去手段と前記電荷捕捉電極とを電気的に接続したので、電圧被付与部材専用の電源を設けることなく、電圧被付与部材に対して適切な電圧を付与することができる。その結果、画像形成装置のコストを著しく低減することができる。
また、請求項1記載の画像形成装置によれば、紙粉除去手段を静電潜像担持体に対向配置したので、転写時において現像剤と逆極性に帯電する紙粉を確実に静電潜像担持体から除去することができる。
さらに、請求項1記載の画像形成装置によれば、高抵抗を介して前記紙粉除去手段を接地したので、例えば高湿度の環境下において、前記紙粉除去手段の抵抗値が低下した場合であっても、前記紙粉除去手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはなく、当該電流を前記高抵抗に流すことができる。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥を確実に防止することができる。
【0124】
請求項2記載の画像形成装置によれば、帯電器として、コロナ放電電極にコロナ放電ワイヤーを用いたコロトロン帯電器またはスコロトロン帯電器を用いたので、コロナ放電ワイヤーが電荷捕捉電極を良好に帯電させ、当該電荷捕捉電極と電気的に接続された紙粉除去手段に対して適切な電圧を付与することができる。
【0125】
請求項3記載の画像形成装置によれば、帯電器に印加される電圧の極性を正極性としたので、前記紙粉除去手段を、転写時において現像剤と逆極性に帯電することになる紙粉を除去する部材として画像形成装置内にて適切に用いることができる。また、正極性のコロナ放電による帯電は、オゾンの発生量が、負極性のコロナ放電による帯電に比べて著しく少ないという利点がある。
【0126】
請求項4記載の画像形成装置によれば、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジ内に、電荷捕捉電極及び紙粉除去手段を設けたので、プロセスカートリッジと画像形成装置との間に、前記紙粉除去手段への電圧付与用の接触電極を設ける必要がなく、コストを低減することができると共に、接触不良が生じ得ないので、長期間に亘って良好な画像形成を行うことができる。
【0127】
【0128】
【0129】
【0130】
【0131】
請求項5記載のプロセスカートリッジによれば、スコロトロン帯電器を構成する電極以外にコロナ放電ワイヤーに対向する電荷捕捉電極を備え、所定の電位にて画像形成に寄与する紙粉除去手段を、前記電荷捕捉電極と電気的に接続したので、紙粉除去手段専用の電源を設けることなく、紙粉除去手段に対して適切な電圧を付与することができる。その結果、プロセスカートリッジのコストを著しく低減することができる。また、プロセスカートリッジと画像形成装置との間に、前記紙粉除去手段への電圧付与用の接触電極を設ける必要がなく、コストを低減することができると共に、接触不良が生じ得ないので、長期間に亘って良好な画像形成を行うことができる。
また、請求項5記載のプロセスカートリッジによれば、紙粉除去手段を静電潜像担持体に対向配置したので、転写時において現像剤と逆極性に帯電する紙粉を確実に静電潜像担持体から除去することができる。
さらに、請求項5記載のプロセスカートリッジによれば、高抵抗を介して前記紙粉除去手段を接地したので、例えば高湿度の環境下において、前記紙粉除去手段の抵抗値が低下した場合であっても、前記紙粉除去手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはなく、当該電流は前記高抵抗に流すことができる。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥が確実に防止することができる。
【0132】
請求項6記載のプロセスカートリッジによれば、帯電器に印加される電圧の極性を正極性としたので、前記紙粉除去手段を、転写時において現像剤と逆極性に帯電することになる紙粉を除去する部材、あるいは現像剤の洩れを防止するシール部材、もしくは逆極性帯電または未帯電現像剤の通過を阻止する現像剤層厚規制部材等として広くプロセスカートリッジ内にて適切に用いることができる。
【0133】
【0134】
【0135】
【0136】
【0137】
請求項7記載の画像形成装置によれば、静電潜像坦持体に対向配置された除電手段を備え、前記電荷捕捉電極とは別に前記除電手段と電気的に接続されている除電手段用の電荷捕捉電極を設けているので、除電手段と静電潜像坦持体との摺擦部である除電部において、転写後の画像部と非画像部での表面電位のムラを無くすような除電作用を行うことができる。また、専用の電源を設ける必要がないので、コストの低減を図ることができる。
【0138】
【0139】
【0140】
【0141】
【0142】
請求項記載の画像形成装置によれば、前記除電手段は、抵抗が102〜108Ωcmの導電性フィルム部材なので、例えば高湿度の環境下において、前記除電手段の抵抗値が低下した場合であっても、ある程度の高い抵抗値を保つことができ、前記除電手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはない。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥を確実に防止することができる。
【0143】
請求項記載の画像形成装置によれば、前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されているので、装置を大型化及び複雑化することなく、静電潜像担持体の表面を確実に除電することができる。
【0144】
請求項10記載のプロセスカートリッジによれば、静電潜像坦持体に対向配置された除電手段を備え、前記電荷捕捉電極とは別に前記除電手段と電気的に接続されている除電手段用の電荷捕捉電極を設けているので、除電手段と静電潜像坦持体との摺擦部である除電部において、転写後の画像部と非画像部での表面電位のムラを無くすような除電作用を行うことができる。また、専用の電源を設ける必要がないので、コストの低減を図ることができる。
【0145】
【0146】
【0147】
【0148】
【0149】
請求項11記載のプロセスカートリッジによれば、前記除電手段は、抵抗が102〜108Ωcmの導電性フィルム部材なので、例えば高湿度の環境下において、前記除電手段の抵抗値が低下した場合であっても、ある程度の高い抵抗値を保つことができ、前記除電手段から前記静電潜像担持体へ大電流が流れることはない。その結果、前記静電潜像担持体を損傷させることがなく、画像欠陥を確実に防止することができる。
【0150】
請求項12記載のプロセスカートリッジによれば、前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されているので、装置を大型化及び複雑化することなく、静電潜像担持体の表面を確実に除電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例における画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 図1の画像形成装置における帯電器及び紙粉除去装置周辺の拡大図である。
【図3】 図1の画像形成装置における帯電器及び紙粉除去装置並びに現像剤担持体周辺の拡大図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態における画像形成装置の帯電器及び紙粉除去装置周辺の拡大図である(その1)。
【図5】 本発明の第1の実施形態における画像形成装置の帯電器及び紙粉除去装置周辺の拡大図である(その2)。
【図6】 本発明の第2の実施形態における画像形成装置の帯電器及び紙粉除去装置並び除電手段周辺の拡大図である。
【図7】 本発明の第2の参考例における画像形成装置の帯電器及び紙粉除去装置並びに除電手段並びに層厚規制手段周辺の拡大図である
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ
20 感光ドラム
30 帯電器
31 コロナ放電ワイヤー
32 シールド
33 グリッド電極
80 紙粉除去装置
81 不織布
82 ウレタンシート
84 プレート
86 ブラシ状部材
90 電荷捕捉電極
91 電荷捕捉電極
92 電荷捕捉電極
100 層厚規制ブレード
101 シール部材
200 除電フィルム
R1 高抵抗

Claims (12)

  1. 静電潜像担持体を帯電する帯電器と、前記静電潜像担持体に対向配置された紙粉除去手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記帯電器は、コロナ放電電極と、前記コロナ放電電極と対向するグリッド電極と、前記コロナ放電電極とは反対側で前記グリッド電極と対向している電荷捕捉電極とを備え、
    前記紙粉除去手段は、高抵抗を介して接地、あるいは前記グリッド電極に接続されており、
    前記紙粉除去手段と前記電荷捕捉電極とを電気的に接続した、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電器は、前記コロナ放電電極にコロナ放電ワイヤーを用いたコロトロン帯電器またはスコロトロン帯電器であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電器に印加される電圧の極性は正極性であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、コロナ放電電極を有する帯電器と、前記静電潜像担持体に対向配置された紙粉除去手段とをプロセスカートリッジ内に備え、当該プロセスカートリッジを着脱可能に備えた画像形成装置であって、
    前記帯電器は、コロナ放電電極と、前記コロナ放電電極と対向するグリッド電極と、前記コロナ放電電極とは反対側で前記グリッド電極と対向している電荷捕捉電極とを備え、
    前記紙粉除去手段に電気的に接続された前記電荷捕捉電極を、前記プロセスカートリッジ内に備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置。
  5. 静電潜像担持体を帯電するスコロトロン帯電器と、前記静電潜像担持体に対向配置された紙粉除去手段とを備え、画像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジであって、
    前記スコロトロン帯電器は、コロナ放電電極と、前記コロナ放電電極と対向するグリッド電極と、前記コロナ放電電極とは反対側で前記グリッド電極と対向している電荷捕捉電極とを備え、
    前記紙粉除去手段は、高抵抗を介して接地、あるいは前記グリッド電極に接続されており、
    前記紙粉除去手段と前記電荷捕捉電極とを電気的に接続した、
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 前記帯電器に印加される電圧の極性は正極性であることを特徴とする請求項5記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記静電潜像担持体に対向配置された除電手段を備え、前記電荷捕捉電極とは別に前記除電手段と電気的に接続されている除電手段用の電荷捕捉電極を設けていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の画像形成装置。
  8. 前記除電手段は、抵抗が10 2 〜10 8 Ωcmの導電性フィルム部材であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されていることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記静電潜像担持体に対向配置された除電手段を備え、前記電荷捕捉電極とは別に前記除電手段と電気的に接続されている除電手段用の電荷捕捉電極を設けていることを特徴とする請求項5または6記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記除電手段は、抵抗が10 2 〜10 8 Ωcmの導電性フィルム部材であることを特徴とする請求項10記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記導電性フィルム部材は、紙粉を受けるように前記静電潜像担持体に弾性接触して配置されていることを特徴とする請求項11記載のプロセスカートリッジ。
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