JP2001242686A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001242686A
JP2001242686A JP2000055598A JP2000055598A JP2001242686A JP 2001242686 A JP2001242686 A JP 2001242686A JP 2000055598 A JP2000055598 A JP 2000055598A JP 2000055598 A JP2000055598 A JP 2000055598A JP 2001242686 A JP2001242686 A JP 2001242686A
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Harumi Ishiyama
晴美 石山
Yasunori Kono
康則 児野
Jun Hirabayashi
純 平林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】導電粒子(帯電促進粒子)45を用いた直接注
入帯電により被帯電体(像担持体)1を帯電して画像形
成を実行する、クリーナレスの画像形成装置あるいはク
リーニング装置がある画像形成装置において、帯電部a
に対する安定・均一な導電粒子45の供給を行い、長期
にわたり、安定した良好な注入帯電を実行ささせるこ
と。 【解決手段】導電粒子45は接触帯電部aに対して転写
部cより供給する。即ち、被帯電体1と転写帯電器の転
写部材4とが直接に接触する非通紙時において導電粒子
45が転写部材4から被帯電体1に供給されて帯電部材
2と被帯電体1との接触帯電部aに持ち運ばれることで
帯電部材2と被帯電体1との接触帯電部aには導電粒子
45が逐次に補給されて長期使用においても安定した直
接注入帯電性能を支障なく発揮させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接触帯電方式・転写
方式の複写機・プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子写真装置や静電記録
装置等の画像記録装置において、電子写真感光体・静電
記録誘電体などの被帯電体(以下、像担持体と記す)を
所要の極性・電位に一様に帯電処理(除電処理も含む)
する帯電器(帯電装置)としてはコロナ帯電器(コロナ
放電器)がよく使用されていた。
【0003】コロナ帯電器は非接触型の帯電装置であ
り、例えば、ワイヤ電極等の放電電極と該放電電極を囲
むシールド電極を備え、放電開口部を被担持体である像
担持体に対向させて非接触に配設し、放電電極とシール
ド電極に高圧を印加することにより、生じる放電電流
(コロナシャワー)に像担持体面をさらすことで像担持
体面を所定に帯電させるものである。
【0004】〈接触帯電〉近時は、コロナ帯電器に比べ
て低オゾン・低電力等の利点があることから、像担持体
に電圧を印加した帯電部材を当接させて像担持体を帯電
する接触方式の帯電器(接触帯電器、接触帯電装置)が
実用化されてきている。
【0005】接触帯電器は、像担持体に、ローラ型(帯
電ローラ)、ファーブラシ型、磁気ブラシ型、ブレード
型等の導電性の帯電部材を接触させ、この接触に所定の
帯電バイアスを印加して、像担持体面を所定の極性・電
位に帯電させるものである。
【0006】接触帯電の帯電機構(帯電のメカニズム、
帯電原理)には、(1)放電帯電機構と(2)直接注入
帯電機構の2種頼の帯電機構が混在しており、どちらが
支配的であるかにより各々の特性が現れる。
【0007】(1)放電帯電機構 接触帯電部材と像担持体との微少間隙に生じる放電現象
により像担持体表面が帯電する機構である。
【0008】放電帯電系は接触帯電部材と像担持体に一
定の放電閾値を有するため、帯電電位より大きな電圧を
接触帯電部材に印加する必要がある。また、コロナ帯電
器に比べれば発生量は格段に少ないけれども放電生成物
を生じることが原理的に避けられないため、オゾンなど
活性イオンによる弊害は避けられない。
【0009】たとえば、接触帯電部材として導電ローラ
(帯電ローラ)を用いたローラ帯電方式は帯電の安定性
と言う点で好ましく、広く用いられているが、このロー
ラ帯電ではその帯電機構は放電帯電機構が支配的であ
る。
【0010】即ち、帯電ローラは導電あるいは中抵抗の
ゴム材あるいは発泡体を用いて生成される。さらにこれ
らを積層して所望の特性を得たものもある。帯電ローラ
は像担持体との一定の接触を得るために弾性を持たせて
いるが、そのため摩擦抵抗が大きく、多くの場合、像担
持体に従動あるいは若干の速度差をもって駆動される。
従って、ローラ上の形状のムラや像担持体の付着物によ
り非接触状態が避けられないため、従来のローラ帯電で
はその帯電機構は放電帯電機構が支配的となる。
【0011】より具体的に説明すると、像担持体として
の厚さ25μmのOPC感光体に対して帯電ローラを加
圧当接させて帯電処理を行なわせる場合には、帯電ロー
ラに対して約640V以上の電圧を印加すれば感光体の
表面電位が上昇し姑め、それ以降は印加電圧に対して傾
き1で線形に感光体表面電位が増加する。以降、このし
きい値電圧を帯電開始電圧Vthと定義する。
【0012】つまり、電子写真に必要とされる感光体表
面電位Vdを得るためには帯電ローラにはVd+Vth
という必要とされる以上のDC電圧が必要となる。この
ようにしてDC電圧のみを接触帯電部材に印加して像担
持体の帯電を行なう方式を「DC帯電方式」と称する。
【0013】しかし、DC帯電方式においては環境変動
等によって接触帯電部材の抵抗が変動するため、また像
担持体としての感光体が削れることによって膜厚が変化
するとVthが変動するため、感光体の電位を所望の値
にすることが難しかった。
【0014】このため更なる帯電の均一化を図るために
特開昭63−149669公報等に開示されるように、
所望のVdに相当するDC電圧に2×Vth以上のピー
ク間電圧を持つAC成分を重畳した振動電圧を接触帯電
部材に印加して像担持体の帯電を行なう「AC帯電方
式」が用いられる。これはACによる電位のならし効果
を目的としたものであり、像担持体の電位はAC電圧の
ピークの中央であるVdに収束し、環境等の外乱には影
響されることはない。
【0015】しかしながら、このような接触帯電器にお
いても、その本質的な帯電機構は帯電部材から像担持体
への放電現象を用いているため、先に述べたように帯電
に必要とされる電圧は[像担持体表面電位+放電しきい
値]以上の値が必要とされ、微量のオゾンは発生する。
【0016】また、帯電均一化のためにAC帯電を行っ
た場合にはさらなるオゾンの発生、AC電圧の電界によ
る接触帯電部材と感光体の振動騒音(AC帯電音)の発
生、また、放電による像担持体表面の劣化が顕著にな
り、新たな問題点となっていた。
【0017】(2)直接注入帯電機構 接触帯電部材から像担持体へ電荷が直接注入されること
で、像担持体表面を帯電する機構である。特開平06−
003921号公報等で提案されている。
【0018】中抵抗の接触帯電部材が像担持体表面に接
触して、放電現象を介さずに、つまり放電機構を基本的
に用いないで、像担持体表面に直接電荷注入を行うもの
である。よって、接触帯電部材への印加電圧が放電閾値
以下であっても、像担持体を印加電圧相当の電位に帯電
することができる。この直接注入帯電機構はイオンの発
生を伴わないため放電生成による弊害は生じない。
【0019】より具体的には、帯電ローラ、帯電ブラ
シ、帯電磁気ブラシ等の接触帯電部材に電圧を印加し、
像担持体(被帯電体)表面にあるトラップ順位または電
荷注入層の導電粒子等の電荷保持部材に電荷を注入して
直接注入帯電を行う機構である。放電現象が支配的でな
いため、帯電に必要とされる電圧は所望する像担持体表
面のみであり、オゾンの発生も無い。
【0020】図5に放電帯電機構と直接注入帯電機構の
帯電特性の一例を示す。
【0021】放電帯電機構はAで表わされるように凡そ
−500Vの放電閾値を過ぎてから帯電が始まる。従っ
て、−500Vに帯電する場合は−1000Vの直流電
圧を印加するか、あるいは−500V直流の帯電電圧に
加えて、放電閾値以上の電位差を常に持つようにピーク
間電圧1200Vの交流電圧を印加して感光体電位を帯
電電位に収束させる方法が一般的である。
【0022】一方、直接注入帯電機構はBにあるよう
に、放電閾値がなく、印加バイアスとほぼ比例した帯電
電位を得ることが可能になる。
【0023】特に、導電粒子(帯電促進粒子)を帯電部
材と像担持体との接触面に存在させ、かつ帯電部材を像
担持体面に対して速度差を持って回転することで、ロー
ラ状の簡易な帯電部材であっても帯電均一性に優れ且つ
長期に渡り安定した直接帯電を実現することができる
(帯電促進粒子を用いた直接注入帯電)。
【0024】〈トナーリサイクルシステム〉更に近年、
接触帯電器を用いたトナーリサイクルシステム(クリー
ナレス)の転写方式画像形成装置が考案されている。す
なわち、トナーリサイクルシステムにおいては、転写工
程後の像担持体上の転写残トナーを専用のクリーニング
装置を配設してクリーニングし除去するのではなく、帯
電器を通過し再度現像プロセスにて現像同時クリーニン
グにて回収して利用するものである。
【0025】現像同時クリーニングとは、転写後の像担
持体上に残留したトナーを次工程以降の現像時にかぶり
取りバイアス(現像器に印加する直流電圧と像担持体の
表面電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vback)に
よって回収する方法である。この方法によれば、転写残
トナーは現像器に回収されて次工程以降に再用されるた
め、廃トナーをなくし、メンテナンスに手を煩わせるこ
とも少なくすることができる。またクリーナレスである
ことでスペース面での利点も大きく、画像形成装置を大
幅に小型化できるようになる。
【0026】トナーリサイクルシステムは上記のように
転写残トナーを専用のクリーニング装置によって像担持
体面から除去するものではなく、帯電部を経由させて現
像部に至らせて再度現像プロセスにて利用するものであ
るため、像担持体の帯電手段として接触帯電を用いた場
合においては帯電部に絶縁性である転写残トナーが介在
した状態で如何にして帯電するかが課題になっている。
上述した、帯電部材としてのローラやファーブラシにお
いては、像担持体上の転写残トナーを拡散して非パター
ン化するとともに、大きなバイアスを印加し放電による
帯電を用いることが多い。一方、磁気ブラシにおいては
粉体(磁性粒子、帯電キャリア)を用いるため柔軟に像
担持体に接触し帯電できる利点があるが、構成が複雑で
あることや磁性粒子の脱落による弊害が大きい。
【0027】上述の帯電促進粒子を用いた直接注入帯電
では、クリーナレスの画像形成装置において像担持体の
均一帯電を行うことが可能である。具体的な構成として
は帯電促進粒子を現像剤に混合し、現像部で帯電促進粒
子をトナーと共に現像器(現像装置)から像担持体表面
に供給し、転写部では、おもにトナーのみを転写材に転
写し、帯電促進粒子を帯電ニップ(帯電部材と像担持体
の接触部)に供給することでクリーナレス装置において
注入帯電により均一帯電が可能である。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
帯電促進粒子の供給を現像器から行った場合は、帯電部
材ヘの帯電促進粒子の供給が画像パターンに応じた供給
となってしまい、その帯電促進粒子の供給ムラが帯電ム
ラとなり、出力画像に画像不良として生じてしまう。
【0029】また、帯電促進粒子の供給を帯電部近傍に
て行う方法もあるが、画像露光の近くであることで、光
学系へ遮光の弊害が懸念されることや、プロセスカート
リッジのハンドリング面で制約を加えることになるため
に好ましくない。
【0030】そこで本発明は、帯電促進粒子(導電粒
子)を用いた直接注入帯電により像担持体を帯電して画
像形成を実行する画像形成装置において、帯電部への帯
電促進粒子の供給手段を工夫して上記のような問題を解
消するものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0032】(1)被帯電体と、該被帯電体に接触し、
該被帯電体を一様に帯電する帯電器と、該被帯電体の帯
電面に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、該静電
潜像を現像剤で可視化し、かつ被帯電体上に残留したト
ナーを回収する現像器と、該被帯電体上のトナー像を記
録材に接触して転写する転写帯電器とから構成され、前
記の被帯電体を一様に帯電する帯電器は、電圧を印加し
た弾性体で構成される帯電部材を被帯電体面に対して速
度差を持って接触させ、かつ少なくとも前記帯電部材と
被帯電体との接触面に導電粒子を担持して被帯電体面を
帯電し、前記導電粒子を転写部より供給することを特徴
とする画像形成装置。
【0033】(2)前記情報書き込み手段が被帯電体に
露光により静電潜像を形成する露光器であることを特徴
とする(1)に記載の画像形成装置。
【0034】(3)前記転写帯電器の転写部材が回転体
であることを特徴とする(1)または(2)に記載の画
像形成装置。
【0035】(4)前記転写帯電器の転写部材がローラ
であることを特徴とする(1)から(3)の何れかに記
載の画像形成装置。
【0036】(5)前記転写帯電器の転写部材がベルト
であることを特徴とする(1)から(3)の何れかに記
載の画像形成装置。
【0037】(6)前記導電粒子の抵抗が1×1012Ω
cm以下であることを特徴とする(1)から(4)の何
れかに記載の画像形成装置。
【0038】(7)被帯電体と、該被帯電体に接触し、
該被帯電体を一様に帯電する帯電器と、該被帯電体の帯
電面に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、該静電
潜像を現像剤で可視化する現像器と、該被帯電体上のト
ナー像を記録材に転写する転写帯電器と、該被帯電体上
に残ったトナー像を除去するクリーニング装置とから構
成され、前記の被帯電体を一様に帯電する帯電器は、電
圧を印加した弾性体で構成される帯電部材を被帯電体面
に対して速度差を持って接触させ、かつ少なくとも前記
帯電部材と被帯電体との接触面に導電粒子を担持して被
帯電体面を帯電し、前記導電粒子を転写部より供給する
ことを特徴とする画像形成装置。
【0039】(8)前記情報書き込み手段が被帯電体に
露光により静電潜像を形成する露光器であることを特徴
とする(7)に記載の画像形成装置。
【0040】(9)前記転写帯電器の転写部材が回転体
であることを特徴とする(7)または(8)に記載の画
像形成装置。
【0041】(10)前記転写帯電器の転写部材がロー
ラであることを特徴とする(7)から(9)の何れかに
記載の画像形成装置。
【0042】(11)前記転写帯電器の転写部材がベル
トであることを特徴とする(7)から(9)の何れかに
記載の画像形成装置。
【0043】(12)前記導電粒子の抵抗が1×1012
Ωcm以下であることを特徴とする(7)から(11)
の何れかに記載の画像形成装置。
【0044】〈作 用〉 a)導電粒子は帯電補助を目的とした粒子であり、この
導電粒子を被帯電体と可撓性の接触帯電部材との接触帯
電部(ニップ部)に介存させることで、該粒子の滑剤効
果(潤滑効果、摩擦低減効果)により、接触帯電部材
が、例えば、摩擦抵抗が大きくてそのままでは被帯電体
面に対して速度差を持たせて接触させることが困難であ
った弾性帯電ローラであっても、それを被帯電体面に対
して無理なく容易に効果的に速度差を持たせて接触させ
た状態にすることが可能となると共に、該接触帯電部材
が導電粒子を介して被帯電体面に密に接触してより高い
頻度で被帯電体に接触する構成となる。
【0045】接触帯電部材と被帯電体との間に速度差を
設けることにより、接触帯電部材と被帯電体の接触帯電
部において導電粒子が被帯電体に接触する機会を格段に
増加させ、高い接触性を得ることができ、接触帯電部材
と被帯電体の接触帯電部に存在する導電粒子が被帯電体
表面を隙間なく摺擦することで被帯電体に電荷を直接注
入できるようになり、接触帯電部材による被帯電体の接
触帯電は導電粒子の介存により直接注入帯電が支配的と
なる。
【0046】従って、従来のローラ帯電等では得られな
かった高い帯電効率が得られ、接触帯電部材に印加した
電圧とほぼ同等の帯電電位を被帯電体に与えることがで
きる。
【0047】速度差を設ける構成としては、接触帯電部
材を回転駆動して被帯電体と該接触帯電部材に速度差を
設けることになる。好ましくは接触帯電部に持ち運ばれ
る被帯電体上の転写残トナーを接触帯電部材に一時的に
回収し均すために、接触帯電部材を回転駆動し、さら
に、その回転方向は被帯電体表面の移動方向とは逆方向
(カウンター方向)に回転するように構成することが望
ましい。即ち、逆方向回転で被帯電体上の転写残トナー
を一旦引離し帯電を行なうことにより優位に直接注入帯
電を行なうことが可能である。
【0048】接触帯電部材を被帯電体表面の移動方向と
同じ方向に移動させて速度差をもたせることもできる
が、直接注入帯電の帯電性は被帯電体の周速と接触帯電
部材の周速の比に依存するために、逆方向と同じ周速比
を得るには順方向では接触帯電部材の回転数が逆方向に
比べて大きくなるので、接触帯電部材を逆方向に移動さ
せる方が回転数の点で有利である。ここで記述した周速
比は周速比(%)=(接触帯電部材周速−被帯電体周
速)/被帯電体周速×100である(接触帯電部材周速
はニップ部において帯電部材表面が被帯電体表面と同じ
方向に移動するとき正の値である)。
【0049】かくして、接触帯電部材として比較的に構
成が簡単な帯電ローラやファーブラシ等を用いた場合で
も、該接触帯電部材に対する帯電に必要な印加バイアス
は被帯電体に必要な帯電電位相当の電圧で十分であり、
放電現象を用いない安定かつ安全な接触帯電方式ないし
装置を実現することができる。
【0050】b)また帯電部材が被帯電体に対して速度
差を持って接触していることで、クリーナレスの画像形
成装置においては転写部から接触帯電部へ至った転写残
トナーのパターンが撹乱されて崩され、転写残トナーが
主要因のゴーストの目立ちやすい中間調画像におけるゴ
ースト画像の発生を防止することができる。
【0051】c)帯電部材を被帯電体に対して速度差を
持って接触させることで、弾性体より構成される帯電部
材と被帯電体との接触帯電部近傍部は帯電部材が被帯電
体に従動回転する場合に比べて大きく変形し、帯電部材
と被帯電体との接触帯電部に介存の導電粒子は被帯電体
上に移行しやすく、装置を使用するにつれて帯電部材と
被帯電体との接触帯電部に介存の導電粒子は減少してし
まう。
【0052】本発明においては導電粒子は接触帯電部に
対して転写部より供給される。即ち、被帯電体と転写帯
電器の転写部材とが直接に接触する非通紙時において導
電粒子が転写部材から被帯電体に供給されて帯電部材と
被帯電体との接触帯電部に持ち運ばれることで帯電部材
と被帯電体との接触帯電部には導電粒子が逐次に補給さ
れて長期使用においても安定した直接注入帯電性能を支
障なく発揮させることができる。
【0053】導電粒子を転写部より供給することで、接
触帯電部に対して導電粒子を均一安定に供給することが
でき、現像器から供給する場合のような供給ムラおよび
それによる画像不良を解消することができる。また、帯
電部近傍にて行う方法の場合のような弊害や懸念も解消
することができる。またカートリッジについてハンドリ
ング面で制約を加えることもなくなる。
【0054】d)クリーナレスの画像形成装置において
は、転写後の被帯電体面に残存の転写残トナーは被帯電
体と接触帯電部材の接触帯電部に被帯電体面の移動で持
ち運ばれて接触帯電部材に付着・混入する。このように
転写残トナーが接触帯電部材に付着・混入しても、導電
粒子が被帯電体と接触帯電部材との接触帯電部に介存す
ることにより、接触帯電部材の被帯電体への緻密な接触
性と接触抵抗を維持できるため、接触帯電部材の転写残
トナーによる汚染にかかわらず、低印加電圧でオゾンレ
スの直接帯電を長期に渡り安定に維持させることがで
き、均一な帯電性を与えることが出来る。
【0055】また接触帯電部材に付着・混入した転写残
トナーは接触帯電部材から徐々に被帯電体上に吐き出さ
れて被帯電体面の移動とともに現像部に至り、現像手段
において現像同時クリーニング(回収)される。
【0056】e)被帯電体もしくは電子写真感光体の最
表面層の体積抵抗が、1×1014(Ω・cm)以下、も
しくは1×109 (Ω・cm)以上1×1014(Ω・c
m)以下であることにより、静電潜像を維持するととも
に、プロセススピードの速い装置においても、十分な帯
電性を与え、直接注入帯電を優位に実現することができ
る。
【0057】f)クリーナレスでなく、転写部と接触帯
電部の間において転写残トナーを除去する専用のクリー
ニング装置を具備させている画像形成装置の場合におい
ても、転写残トナーはその一部がクリーニング装置をす
り抜けて接触帯電部に持ち運ばれて帯電を阻害する。同
時に、転写部より供給された導電粒子も同様にすり抜け
ることは可能であり、従って本発明はクリーニング装置
がある画像形成装置にも有効であり、良好な注入帯電を
行うことが出来る。
【0058】かくして本発明によれば、導電粒子(帯電
促進粒子)を用いた直接注入帯電により像担持体を帯電
して画像形成を実行する、クリーナレスの画像形成装置
あるいはクリーニング装置がある画像形成装置におい
て、帯電部に対する安定・均一な導電粒子供給を行い、
長期にわたり、安定した良好な注入帯電をおこなうこと
を実現出来る。
【0059】
【発明の実施の形態】〈第1の実施例〉(図1) 図1は本発明に従う画像形成装置の概略構成模型図であ
る。本実施例の画像形成装置は、転写方式電子写真プロ
セス利用、帯電促進粒子(導電粒子)を用いた直接注入
帯電方式、反転現像方式、クリーナレス、プロセスカー
トリッジ方式のレーザービームプリンタである。
【0060】(1)プリンタの全体的概略構成 1は像担持体(被帯電体)としてのφ30mmのドラム
型の電子写感光体(以下、感光ドラムと記す)である。
この感光ドラム1は矢印Aの時計方向に所定の周速度
(プロセススピード)をもって回転駆動される。
【0061】.帯電工程;感光ドラム1は回転過程で
導電性弾性ローラである帯電ローラ2を接触帯電部材と
する、帯電促進粒子45を用いた帯電器により帯電部a
において外周面が所定の極性・電位に一様に直接注入帯
電処理される。本実施例ではほぼ−700Vに一様に帯
電処理される。
【0062】上記の帯電器及び帯電促進粒子45を用い
た直接注入帯電については(2)項で詳述する。
【0063】.像露光工程;回転感光ドラム1の一様
帯電処理面に対して像露光器としてのレーザービームス
キャナ6によるレーザー光走査露光がなされて目的のプ
リントパターン(画像情報)に対応した静電潜像が形成
される。
【0064】レーザービームスキャナ6はレーザーダイ
オード・ポリゴンミラー等を含み、プリントパターンの
時系列電気デジタル画素信号に対応して強度変調された
レーザー光Lを出力し、該レーザー光Lで回転感光ドラ
ム1の一様帯電面を走査露光(画像部露光)する。
【0065】.現像工程;回転感光ドラム1面の静電
潜像が現像器3により現像部bにおいてトナー画像とし
て反転現像される。
【0066】本実施例の現像器3は現像剤3aとして一
成分磁性ネガトナーを用いた反転現像器である。3bは
現像剤担持搬送部材としての非磁性現像スリーブであ
り、矢印の反時計方向に所定の周速度にて回転駆動され
る。3cは非回転のマグネットローラであり、現像スリ
ーブ3b内に挿入してある。現像器内の現像剤3aは現
像スリーブ近傍部の現像剤がマグネットロール3cの磁
力により現像スリーブ3bの外面に磁気ブラシ層として
担持されて現像スリーブ3bの回転で搬送され、規制ブ
レード3dで層厚規制及び摩擦帯電(電荷付与)を受
け、感光ドラム1と現像スリーブ3bの対向部である現
像部bに搬送される。
【0067】また現像スリーブ3bには現像バイアス電
源S2から所定の現像バイアスが印加される。本実施例
において現像バイアス電圧は、 DC電圧:−500V AC電圧:ピーク間電圧1600V、周波数1.8kH
z、矩形波 のDC・AC重畳電圧である。
【0068】これにより、感光ドラム1面の静電潜像の
露光明部(画像部)にネガトナーが選択的に付着して静
電潜像が反転現像される。
【0069】現像剤である一成分磁性トナー3aは、結
着樹脂、磁性粒子、電荷制御剤等を混合し、混練、粉
砕、分級の各工程を経て作成し、さらに流動化剤などの
外添剤を添加して作成されたものである。トナーの平均
粒径(D)は7μmであった。
【0070】.転写工程;回転感光ドラム1面のトナ
ー像は転写帯電器の転写部cにおいて記録材Pの面に対
して順次に転写される。
【0071】本実施例の転写帯電器は中抵抗の転写ロー
ラ4を転写部材とするもので、該転写ローラ4を感光ド
ラム1面に接触させて転写部c(転写ニップ部)を形成
させてある。
【0072】この転写部cに不図示の給紙部から所定の
制御タイミングにて記録材Pが給送されて、該記録材P
が転写部cを挟持搬送されると共に転写ローラ4に転写
バイアス印加電源S3から所定の転写バイアス電圧、本
実施例では+2kVのDC電圧が印加されることで、感
光ドラム1面側のトナー像が転写部cを挟持搬送される
記録材P面に順次に静電転写される。
【0073】転写帯電器には転写ローラ4に対して帯電
促進粒子45を塗布する塗布器41を具備させて帯電促
進粒子45を転写ローラ4から感光ドラム1面に移行さ
せて帯電ローラ2に供給するようにしている。
【0074】上記の帯電促進粒子塗布器41を含む転写
帯電器については(3)項で詳述する。
【0075】.定着工程;転写部cを出た記録材Pは
回転感光ドラム1の面から分離され像定着装置5に導入
されてトナー画像の定着処理を受け、画像形成物(プリ
ント・コピー)として機外に排紙される。
【0076】.トナーリサイクルシステム(クリーナ
レス) 本実施例のプリンタはクリーナレスであり、転写部cに
おける記録材Pに対するトナー像転写後の回転感光ドラ
ム1面に残留の転写残トナーは専用のクリーニング装置
(クリーナ)で除去されることなく感光ドラム1の引き
続く回転に伴い、帯電部aに持ち運ばれ、更に現像部b
に至り、現像器3で現像同時クリーニング(回収)され
る。
【0077】帯電ローラ2に混入したトナーは徐々に帯
電ローラ表面から感光ドラム1面に静電的に排出されて
現像部bに至り、現像器3で現像同時クリーニングされ
る。
【0078】.プロセスカートリッジ 本実施例のプリンタは、感光ドラム1、帯電ローラ2、
現像器3の3つのプロセス機器を一括してプリンタ本体
に対して着脱・交換自在のプロセスカートリッジ7とし
てある。71・71はプリンタ本体側のプロセスカート
リッジ着脱案内・保持部材である。
【0079】ここで、プロセスカートリッジとは、帯電
手段、現像手段またはクリーニング手段と像担持体とを
一体的にカートリッジ化し、そのカートリッジを画像形
成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯
電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つ
と像担持体とを一体的にカートリッジ化し、そのカート
リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
である。更に少なくとも現像手段と像担持体とを一体的
にカートリッジ化し、そのカートリッジを画像形成装置
本体に対して着脱可能とするものをいう。
【0080】(2)帯電器及び帯電促進粒子を用いた直
接注入帯電 帯電器において導電性弾性ローラである帯電ローラ2
は、芯金2a上に弾性体の中抵抗層2bを形成すること
により作成される。中抵抗層2bは樹脂(例えばウレタ
ン)、導電性粒子(例えばカーボンブラック)、硫化剤
等により処方され、芯金2aの上にローラ状に形成し
た。その後、表面を研磨して直径12mm、長手長さ2
50mmの帯電ローラ2としての弾性導電ローラを作成
した。
【0081】本実施例に用いている帯電ローラ2の抵抗
を測定したところ100kΩであった。すなわち、帯電
ローラ2の芯金2aに総圧2.2×104Pa(1k
g)の加重がかかるようφ30mmのアルミドラムに圧
着した状態で、芯金2aとアルミドラムに100Vを印
加し計測した。
【0082】帯電ローラ2は電極として機能することが
重要であり、弾性を持たせ十分な接触状態を得ると同時
に、移動する被帯電体を充電するに十分低い抵抗を有す
る必要がある。しかし、一方では被帯電体にピンホール
などの欠陥部位が存在した場合に電圧のリークを防止す
る必要がある。よって、被帯電体として電子写真用感光
体を用いた場合、十分な帯電性と耐リーク性を得るには
104 〜107 Ωの抵抗が望ましい。
【0083】帯電ローラの硬度は、硬度が低すぎると形
状安定しないために接触性が悪くなり、高すぎると帯電
ニップを確保できないだけでなく、感光体表面へのミク
ロな接触性が悪化するので、アスカーC硬度でで25度
から50度が好ましい範囲である。
【0084】帯電ローラ2にはその外周面に帯電促進粒
子45を予め塗布してあり、該帯電ローラ2を所定の押
圧力をもって感光ドラム1に圧接させてある。該帯電ロ
ーラ2と感光ドラム1との圧接ニップ部が帯電部aであ
る。帯電部aには帯電促進粒子45が介存している。
【0085】帯電ローラ2にはその芯金2aに対して帯
電バイアス印加電源S1から所定の帯電バイアス電圧、
本実施例では−700VのDC電圧が印加される。
【0086】また帯電ローラ2は帯電部aにおいて感光
ドラム1面の移動方向に対して帯電ローラ面が逆方向に
移動するように矢印Bの時計方向にカウンター回転駆動
される。即ち帯電ローラ2は感光ドラム1面に対して速
度差をもって接触する。
【0087】帯電促進粒子45は帯電補助を目的とした
導電性の粒子であり、この粒子を用いたことで均一・安
定な直接注入帯電を実現している。該帯電促進粒子の体
積抵抗は1×1012Ω・cm以下、更に好ましくは1×
1010Ω・cm以下であることが望ましい。
【0088】本実施例では、比抵抗が1.7×103 Ω
・cm、平均粒径2μmの導電性酸化亜鉛粒子帯電促進
粒子45を用いた。粒子の材料としては、他の金属酸化
物などの導電性無機粒子や有機物との混合物など各種導
電粒子が使用可能である。
【0089】特に帯電に用いる場合に潜像露光時に妨げ
にならないよう、無色あるいは白色に近い粒子が適切で
ある。さらに、カラー記録を行う場合、帯電促進粒子4
5が感光ドラム上から記録材Pに転写した場合を考える
と、無色、あるいは白色に近いものが望ましい。また、
画像露光時に粒子による光散乱を防止するためにもその
粒径は構成画素サイズ以下であることが望ましい。
【0090】ここで、粒子抵抗は粒子45を介した電荷
の授受を行うため比抵抗としては1012Ω・cm以下が
望ましい。粒子の抵抗測定は、錠剤法により測定し正規
化して求めた。底面積2.26cm2 の円筒内に凡そ
0.5gの粉体試料を入れ上下電極に6.5×105
a(15kg)の加圧を行うと同時に100Vの電圧を
印加し抵抗値を計測、その後正規化して比抵抗を算出し
た。
【0091】また、粒径は良好な帯電均一性を得るため
に50μm以下が望ましい。粒径の下限値は、粒子が安
定して得られるものとして10nmが限界である。本発
明において、粒子が凝集体として構成されている場合の
粒径は、その凝集体としての平均粒径として定義した。
粒径の測定には、光学あるいは電子顕微鏡による観察か
ら、100個以上抽出し、水平方向最大弦長をもって体
積粒度分布を算出し、その50%平均粒径をもって決定
した。
【0092】上記したように帯電ローラ2は、感光ドラ
ム1に対して速度差をもって接触し、感光ドラム1ヘの
接触部a(帯電ニップ)では帯電ローラ表面に存在する
微小な突起に帯電促進粒子45が保持されながら帯電ロ
ーラ表面があらゆる形状で感光ドラム表面に接触するこ
とで、感光ドラム表面への接触性が向上している。即ち
帯電ローラ2は帯電粒子45の介在によりまんべんなく
感光ドラム表面を摺擦し、十分に帯電ローラ表面と感光
ドラム表面が接触することが出来、直接帯電の受け渡し
が可能となり、直接注入帯電機構が支配的となる。従っ
て、従来の放電帯電機構を主にしたローラ帯電では得ら
れなかった高い帯電性が得られ、帯電ローラ2に印加し
た電位とほぼ同等の電位を感光ドラム1に与えることが
できる。よって、帯電に必要なバイアスは被帯電体であ
る感光ドラムに必要な電位相当の電圧で十分であり、放
電現象を用いない安定かつ安全な直接帯電(注入帯電)
が実現できる。
【0093】本実施例では、帯電ローラ2の芯金2aに
−700Vの直流電圧を印加した。これにより、感光ド
ラム表面は印加電圧−700vとほぼ等しい電位に帯電
される。本実施例において注入帯電は、帯電ローラ2と
感光ドラム1の帯電部a(接触ニップ)に存在する帯電
ローラ表面の突起とそこに保持される帯電促進粒子45
が感光ドラム表面を隙間無く摺擦することで直接帯電が
行われるのである。
【0094】特に、本実施例では、次の(3)項で詳述
するように帯電促進粒子45は転写ローラ4の表面に供
給され、それが非通紙時に感光ドラム表面に移行し、や
がて帯電ローラ表面に供される。これにより耐久を通し
て安定した帯電促進粒子供給ができ、安定した注入帯電
が可能となる。
【0095】(3)転写帯電器と帯電促進粒子塗布器4
1 転写帯電器において転写部材である本実施例の転写ロー
ラ4は、カーボン等の導電粉を分散したEPDMを加硫
発泡し、導電弾性スポンジゴムチューブを得る。その後
チューブを芯金に挿入し、そのチューブ表面を研磨砥石
を用いて研磨し、最後に研磨粉をエアー、ブラシなどで
除去することによって転写ローラ4が製造される。
【0096】本実施例に用いている転写ローラ4の抵抗
を測定したところ5×105 Ωであった。転写ローラ4
の芯金に総圧4.5×104Pa(1kg)の加重がか
かるようφ30mmのアルミドラムに圧着した状態で、
芯金とアルミドラムに2kVを印加し計測した。転写ロ
ーラはさまざまな条件(高温高湿/低温低湿/両面時の
2面目)において安定した転写特性を示すために2kV
印加時に1×106 〜1010Ωの抵抗が望ましい。
【0097】転写ローラ4の硬度は、硬度が低すぎると
形状が安定しないために転写材搬送精度が悪くなり、高
すぎると転写ニップを確保できず、安定した転写材搬送
ができなくなるので、アスカーC硬度で25度から65
度が好ましい範囲である。
【0098】転写ローラ4の弾性体の材料として、ウレ
タン、NBR、シリコーンゴムや、IR等に抵抗調整の
ためにカーボンブラックや金属フィラーや金属酸化物等
の導電性物質を分散したゴム剤があげられる。低硬度化
のために発泡したものが多く用いられているが、未発泡
のソリッドタイプのものを用いる場合もある。また、特
に導電性物質を分散せずに、イオン導電性の材料(金属
塩等)を用いて抵抗調整をすることも可能であり、さら
には、金属酸化物とイオン導電性の材料を混合して抵抗
調整することも可能である。
【0099】転写ローラ4は転写部cにおいて感光ドラ
ム1面の移動に順方向に感光ドラム1の周速度と略同じ
周速度で回転駆動される。あるいは感光ドラム1の回転
に従動回転する。電源S3による帯電バイアス電圧の印
加は、記録材Pの先端部が転写部cに到達してから記録
材後端部が転写部cを抜けるまでの通紙時の間行なわれ
る。転写部cに対する記録材の非通紙時には帯電バイア
ス電圧の印加はオフである。
【0100】転写帯電器には、転写ローラ4の表面に帯
電促進粒子45を塗布するための帯電促進粒子塗布器4
1がセットされており、転写ローラ4が回転するたびに
転写ローラ表面にはこの塗布器41により帯電促進粒子
45が塗布される構成となっている。
【0101】塗布器41は、帯電促進粒子45を収容さ
せたハウジング42、転写ローラ4上に帯電促進粒子4
5を塗布しつつ、余分についた粒子を除去する塗布ブラ
シ43、さらに転写ローラ4上に塗布された帯電促進粒
子を均一に均す規制部材44から構成されており、耐久
を通して均一で安定した粒子塗布が行える構成となって
いる。塗布ブラシ43は、転写ローラ4対してカウンタ
ー回転となる構成をとっている。
【0102】而して、転写部cにおける非通紙時におい
て、転写ローラ4が感光ドラム1に直接に接触すること
で、転写ローラ4に適量・均一に塗布されている帯電促
進粒子45が転写部cで感光ドラム1表面に移行し、そ
の帯電促進粒子45が引き続く感光ドラム1の回転によ
り帯電部aに持ち運ばれることで、転写部cから帯電部
aすなわち帯電ローラ2に各部にほぼ均等に帯電促進粒
子45が供給され、これにより帯電ローラ2に対して耐
久を通して安定した帯電促進粒子の供給ができ、安定し
た注入帯電が可能となる。
【0103】即ち、現像により感光ドラム1上に得られ
たトナー像は転写部cにて記録材Pに転写されるが、ト
ナー像のトナーの一部は転写残トナーとして感光ドラム
1に残ることになり、それが引き続く感光ドラム1の回
転で帯電部aに持ち運ばれて帯電部aや帯電ローラ2に
混入する。従来トナーは絶縁体であるため、帯電部aや
帯電ローラ2に混入したトナーは感光ドラム1の帯電に
おいて帯電不良を生じさせる。しかし、本構成において
は帯電ローラ2の表面に予め塗布した帯電促進粒子45
が存在することと、上記のように転写ローラ4の表面に
供給された帯電促進粒子45が転写部cにおいて非通紙
時に感光ドラム1の表面に移行し、帯電部aに持ち運ば
れて供給されることにより、帯電部aや帯電ローラ2に
トナーが混入した場合でも、帯電促進粒子である導電粒
子の存在で帯電部aでの感光ドラム1に対する帯電ロー
ラ2の接触性と接触抵抗を維持できるできるため直接注
入による帯電を行うことができる。
【0104】そして、帯電促進粒子45が帯電ローラ2
から脱落しても、帯電促進粒子45は転写部より供給さ
れ続けるため、常時、帯電性を安定して維持することが
可能になる。
【0105】転写部cから帯電部aに持ち運ばれた転写
残トナーは、帯電ローラ表面の微小な突起により帯電部
a(帯電ニップ)ヘ撹乱されつつ混入するが、トナーと
同時に帯電促進粒子45も帯電ローラ表面に保持される
ため、帯電ローラ2は感光ドラム1に対し緻密な接触性
と接触抵抗を保つことができる。従って、直接帯電が可
能になる。そして、混入したトナーは徐々に帯電ローラ
表面から感光ドラム1面に排出され引き続く感光ドラム
1の回転により現像部bに持ち運ばれて次回現像工程で
現像器3にて再度回収あるいは現像される(現像同時ク
リーニング)。
【0106】以上の行程を繰り返すことによりトナーリ
サイクルを可能にしながら、直接帯電を行い、かつそれ
を長期に渡り維持することができる。
【0107】本実施例の構成をとることにより、注入帯
電性能を安定させたクリーナレス画像形成装置を提供す
ることが可能となる。
【0108】クリーナレスでなく、転写部cと帯電部a
の間において転写残トナーを除去する専用のクリーニン
グ装置(クリーナ)を具備させている画像形成装置の場
合においても、転写残トナーはその一部がクリーニング
装置をすり抜けて帯電部aに持ち運ばれて帯電を阻害す
る。同時に、転写部cより供給された帯電促進粒子45
も同様にすり抜けることは可能であり、従って本実施例
の構成をとることで、クリーニング装置がある場合にお
いても、良好な注入帯電を行うことが出来る。
【0109】転写部cにおける通紙時は塗布ブラシ43
の回転を停止させる制御により転写ローラ4に対する帯
電促進粒子45の積極的な塗布を止めることで転写部c
を挟持搬送中の記録材Pの裏面に対する帯電促進粒子4
5の付着を抑えるようにすることもできる。
【0110】〈第2の実施例〉(図2) 本実施例は、第1の実施例のプリンタにおいて、転写ロ
ーラ4に対する帯電促進粒子供給部材である塗布ブラシ
43にバイアスを印加することで、帯電促進粒子の供給
量をコントロールするものである。
【0111】即ち図2のように、塗布ブラシ43に電源
S4よりバイアスを印加することにより、転写ローラ4
との間に電位差を付けることで帯電促進粒子45の転写
ローラ4の表面への供給を促進するものである。
【0112】本実施例では具体的に、塗布ブラシ43に
は、転写バイアスと+400Vの電位差を設け2.4k
V印加することで粒子塗布を行った。
【0113】ここで、塗布ブラシ43はある程度抵抗が
低い方が、安定した電位差を維持出来る。具体的には、
ブラシの材料としてユニチカのREC−Bをパイル状に
し、ブラシ状に加工したものを用いた。
【0114】その他のプリンタ構成は第1の実施例のプ
リンタと同様であるから再度の説明を省略する。
【0115】本実施例のプリンタで画像出力を行ったと
ころ、第1の実施例よりさらに安定して、転写部より帯
電促進粒子が供給され、耐久を通して安定した注入帯電
を行うことができた。
【0116】〈第3の実施例〉(図3) 本実施例は転写装置において転写ローラに対する帯電促
進粒子塗布器の他の構成例である。本実施例においては
チョーク状の帯電促進粒子の固まりを転写ローラに接触
させて転写ローラ表面に帯電促進粒子を供給するもので
ある。
【0117】図3は本実施例の転写装置の構成模型図で
ある。即ち、転写ローラ4に対する帯電促進粒子塗布器
41は、帯電促進粒子45のチョーク状の固まりである
帯電促進粒子供給部材46、この帯電促進粒子供給部材
46の支持体47、導電粒子供給部材46を収容させた
ハウジング48等から構成してあり、転写ローラ4の下
側に配設して、ハウジング48内の帯電促進粒子供給部
材46の上面を転写ローラ4の下面に接離出来る構成と
なっている。その他のプリンタ構成は第1の実施例のプ
リンタと同様であるから再度の説明を省略する。
【0118】帯電促進粒子供給部材46の転写ローラ4
の下面に対する接離は、図には省略したけれども、カム
式、電磁コイル式などで行うことが可能である。よっ
て、常時、帯電促進粒子45を転写ローラ4に供給する
ことも可能であるが、必要に応じて供給量をコントロー
ルすることも可能である。
【0119】本実施例では、画像形成300枚ごとに、
非通紙時の転写ローラ4が一周以上回転する一定時間
に、帯電促進粒子供給部材46がカムにより転写ローラ
4に接して、帯電促進粒子45の供給を行なっている。
非通紙時に帯電促進粒子45の供給を行うのは、通紙時
に帯電促進粒子45を供給すると、粒子が過剰に供給さ
れた場合に、粒子が記録材Pの裏に多量に移行し、装置
内を汚す恐れがあるためである。
【0120】帯電促進粒子供給部材46は、帯電促進粒
子45をチップ状に結着固形化した部材(帯電促進粒子
チップ)であり、回転する転写ローラ4との当接により
白墨のように自ら削れることで帯電促進粒子45を転写
ローラ4の表面に塗布供給する部材である。
【0121】例えば、酸化亜鉛やアルミナ粉等の帯電促
進粒子45を溶剤中にバインダー樹脂で結着したチップ
状のものである。具体的処方としては、バインダー樹脂
としてスチレンアクリル樹脂をエタノール中に5wt%
の濃度で溶解し、重量にしてバインダー樹脂1に対して
7倍の酸化亜鉛粒子等の帯電促進粒子45を混合する。
そしてこの溶液を型に入れて成形し、乾燥することで、
帯電促進粒子45をチップ状に結着固形化した形態の帯
電促進粒子供給部材46が得られる。
【0122】本実施例では、帯電促進粒子45として、
比抵抗が3×103 Ω・cm、平均粒径4.5μmの酸
化亜鉛粉を用いた。
【0123】本実施例の画像形成装置で画像出力を行っ
たところ、第1の実施例と同様に、帯電部aに対して転
写部cより帯電促進粒子45が供給され、耐久を通して
安定した注入帯電を行うことができた。特に本実施例で
は、帯電促進粒子45を粉体としてではなく、固体状に
結着した帯電促進粒子供給部材46として用いているの
で、ハンドリングがしやすく、装置構成が容易である。
【0124】〈第4の実施例〉(図4) 本実施例は第1ないし第3のプリンタにおいて像担持体
(被帯電体)としての感光ドラム1に注入帯電促進感光
ドラムを用いたものである。
【0125】注入帯電促進感光ドラムは電荷注入帯電を
よりおこないやすくするものであり、ここでは、感光体
表面に電荷注入層を形成する例について述べる。
【0126】図4に本実施例で用いた注入帯電促進感光
ドラム1の層構成模型図である。該感光ドラム1は、ア
ルミドラム基体11上に下引き層12・正電荷注入防止
層13・電荷発生層14・電荷輸送層15の順に重ねて
塗工された一般的な有機感光体ドラムに、電荷注入層1
6を塗布することにより帯電性能を向上したものであ
る。
【0127】電荷注入層16は光硬化型のアクリル樹脂
にSnO2 超微粒子16a(径が約0.03μm)、商
品名テフロン(4フッ化エチレン樹脂)などの滑剤、重
合開始剤等を混合分散し、塗工後、光硬化法により膜形
成したものである。
【0128】電荷注入層として重要な点は、表層の抵抗
にある。電荷の直接注入による帯電方式においては、被
帯電体側の抵抗を下げることでより効率良く電荷の授受
が行えるようになる。一方、感光体として用いる場合に
は静電潜像を一定時間保持する必要があるため、電荷注
入層16の体積抵抗値としては1×109 Ω・cm以上
1×1014Ω・cmの範囲が適当である。
【0129】また本構成のように電荷注入層16を用い
ない場合でも、例えば電荷輸送層15が上記抵抗範囲に
ある場合は同等の効果が得られる。さらに、表層の体積
抵抗が約1013Ω・cmであるアモルファスシリコン感
光体等を用いても同様な効果が得られる。
【0130】この様な注入帯電促進感光ドラムを用いる
ことで、より注入帯電性が向上する。
【0131】第1ないし第3のプリンタにおいてこの感
光ドラムを適用することで、より安定した注入帯電性能
を得ることが可能となる。
【0132】〈その他〉 1)接触帯電部材としての帯電ローラ2は実施形態例の
帯電ローラに限られるものではない。
【0133】また接触帯電部材は帯電ローラの他に、フ
ァーブラシ、フェルト、布などの形状・材質のものも使
用可能である。また、これらを積層し、より適切な弾性
(可撓性)と導電性を得ることも可能である。
【0134】パイル1本1本が弾性を持つファーブラシ
等の弾性体も使用可能である。例えば、抵抗調整された
繊維(ユニチカ製−Rec等)を植え密度155本/m
2、繊維長3mmでパイル状に形成し、その後そのパ
イルをφ6mmの芯金に巻き固定し、ローラ状に成形し
たファーブラシローラ等である。
【0135】2)帯電促進粒子塗布部材43はファーブ
ラシローラに限られない。発泡ウレタンローラなどの塗
布ローラにすることもできる。
【0136】3)帯電ローラ2や現像スリーブ3bに対
する印加帯電バイアスあるいは印加現像バイアスは直流
電圧に交番電圧(交流電圧)を重畳してもよい。
【0137】交番電圧の波形としては、正弦波、矩形
波、三角波等適宜使用可能である。また、直流電源を周
期的にオン/オフすることによって形成された矩形波で
あっても良い。このように交番電圧の波形としては周期
的にその電圧値が変化するようなバイアスが使用でき
る。
【0138】4)静電潜像形成のための画像露光手段と
しては、実施形態例の様にデジタル的な潜像を形成する
レーザー走査露光手段に限定されるものではなく、通常
のアナログ的な画像露光やLEDなどの他の発光素子で
も構わないし、蛍光燈等の発光素子と液晶シャッター等
の組み合わせによるものなど、画像情報に対応した静電
潜像を形成できるものであるなら構わない。
【0139】感光ドラム1は静電記録誘電体等であって
も良い。この場合は、該誘電体面を所定の極性・電位に
一様に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃等の除電
手段で選択的に除電して目的の静電潜像を書き込み形成
する。
【0140】5)現像器3は実施形態例では一成分磁性
トナーによる反転現像器を例に説明したが、現像器の構
成について特に限定するものではない。正規現像器であ
ってもよい。
【0141】一般的に、静電潜像の現像方法は、非磁性
トナーについてはこれをブレード等でスリーブ等の現像
剤担持搬送部材上にコーティングし、磁性トナーについ
てはこれを現像剤担持搬送部材上に磁気力によってコー
ティングして搬送して像担持体に対して非接触状態で適
用し静電潜像を現像する方法(1成分非接触現像)と、
上記のように現像剤担持搬送部材上にコーティングした
トナーを像担持体に対して接触状態で適用し静電潜像を
現像する方法(1成分接触現像)と、トナー粒子に対し
て磁性のキャリアを混合したものを現像剤(2成分現像
剤)として用いて磁気力によって搬送して像担持体に対
して接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分
接触現像)と、上記の2成分現像剤を像担持体に対して
非接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分非
接触現像)との4種類に大別される。
【0142】6)転写手段4はローラ転写に限られずベ
ルト転写などにすることもできる。
【0143】7)転写ドラムや転写ベルト等の中間転写
体などを用いて、単色画像ばかりでなく、多重転写等に
より多色やフルカラー画像を形成する画像形成装置であ
ってもよい。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、導
電粒子(帯電促進粒子)を用いた直接注入帯電により像
担持体を帯電して画像形成を実行する、クリーナレスの
画像形成装置あるいはクリーニング装置がある画像形成
装置において、帯電部に対する安定・均一な導電粒子供
給を行い、長期にわたり、安定した良好な注入帯電性を
得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の画像形成装置の概略構成模型図
【図2】 実施例2の画像形成装置の要部の概略構成模
型図
【図3】 実施例3の画像形成装置の要部の概略構成模
型図
【図4】 実施例4で用いた注入帯電促進感光ドラムの
層構成模型図
【図5】 帯電特性を比較するグラフ
【符号の説明】
1・・感光ドラム(被帯電体、像担持体)、2・・帯電
器、3・・現像器、4・・転写帯電器、5・・定着器、
6・・レーザービームスキャナ、7・・プロセスカート
リッジ、41・・帯電促進粒子塗布器、42・・ハウジ
ング、43・・塗布ブラシ、44・・規制部材、45・
・帯電促進粒子(導電粒子)、a・・帯電部、b・・現
像部、c・・転写部、P・・記録材、L・・レーザー光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 純 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 BB11 BB16 CC04 CC05 2H032 AA05 BA25 CA01 2H077 AA37 AD00 AD02 AD06 AD13 DB12 DB14 DB15 EA13 2H078 AA10 AA20 BB01 BB12 DD15 DD43 DD53

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体と、 該被帯電体に接触し、該被帯電体を一様に帯電する帯電
    器と、 該被帯電体の帯電面に静電潜像を形成する情報書き込み
    手段と、 該静電潜像を現像剤で可視化し、かつ被帯電体上に残留
    したトナーを回収する現像器と、 該被帯電体上のトナー像を記録材に接触して転写する転
    写帯電器とから構成され、 前記の被帯電体を一様に帯電する帯電器は、電圧を印加
    した弾性体で構成される帯電部材を被帯電体面に対して
    速度差を持って接触させ、かつ少なくとも前記帯電部材
    と被帯電体との接触面に導電粒子を担持して被帯電体面
    を帯電し、 前記導電粒子を転写部より供給することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】前記情報書き込み手段が被帯電体に露光に
    より静電潜像を形成する露光器であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記転写帯電器の転写部材が回転体である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】前記転写帯電器の転写部材がローラである
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】前記転写帯電器の転写部材がベルトである
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】前記導電粒子の抵抗が1×1012Ωcm以
    下であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】被帯電体と、 該被帯電体に接触し、該被帯電体を一様に帯電する帯電
    器と、 該被帯電体の帯電面に静電潜像を形成する情報書き込み
    手段と、 該静電潜像を現像剤で可視化する現像器と、 該被帯電体上のトナー像を記録材に転写する転写帯電器
    と、 該被帯電体上に残ったトナー像を除去するクリーニング
    装置とから構成され、 前記の被帯電体を一様に帯電する帯電器は、電圧を印加
    した弾性体で構成される帯電部材を被帯電体面に対して
    速度差を持って接触させ、かつ少なくとも前記帯電部材
    と被帯電体との接触面に導電粒子を担持して被帯電体面
    を帯電し、 前記導電粒子を転写部より供給することを特徴とする画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】前記情報書き込み手段が被帯電体に露光に
    より静電潜像を形成する露光器であることを特徴とする
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記転写帯電器の転写部材が回転体である
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】前記転写帯電器の転写部材がローラであ
    ることを特徴とする請求項7から9の何れかに記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】前記転写帯電器の転写部材がベルトであ
    ることを特徴とする請求項7から9の何れかに記載の画
    像形成装置。
  12. 【請求項12】前記導電粒子の抵抗が1×1012Ωcm
    以下であることを特徴とする請求項7から11の何れか
    に記載の画像形成装置。
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