JP2001201919A - 電源装置、帯電方法、帯電装置および画像形成装置 - Google Patents
電源装置、帯電方法、帯電装置および画像形成装置Info
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Abstract
置、帯電方法、帯電装置および画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】交流電圧を発生させる電源12と、電流波
形の積分値を測定する積分値検出手段(積分回路)13
と、電流波形のピーク値を測定するピーク値検出手段
(ピーク検出回路)14とを有し、前記積分値検出手段
13から得られた値を統計処理した値と、前記ピーク値
検出手段14から得られた値を統計処理した値の差分
が、一定になるように電圧を出力すること。
Description
法、帯電装置および画像形成装置に関する。
持体である感光体の帯電処理を例にして説明する。
所定の電位に均一帯電処理する工程を含んでいる。その
帯電処理手段としては、非接触タイプであるコロナ放電
器等のようなコロナ放電を利用した手段や、接触帯電手
段が多く用いられている。
導電性帯電部材を感光体等の被帯電体に接触させて帯電
を行う方式であり、コロナ放電器に比べて放電生成物や
オゾン発生を極力抑えることが可能である。
ローラ帯電方式が帯電の安定性という点からも好ましく
用いられている。ローラ帯電方式で感光体表面に所望の
電位Vdを得るために、帯電ローラにはVd+Vth
(帯電部材に直流電圧を印加した時の被帯電体への放電
開始電圧(帯電開始電圧))という直流電圧が印加され
ている。
開昭63−149668号公報に開示するように、所望
の電位Vdに相当する直流電圧に、2倍のVth以上の
ピーク間電圧を持つ交流電圧成分(AC電圧成分)を重
畳した電圧(交番電圧・脈流電圧・振動電圧;時間とと
もに電圧値が周期的に変化する電圧)を接触帯電部材に
印加する「AC帯電方式」が用いられる。
うけることがあり、低湿環境下では抵抗の増加及び誘電
率の減少により帯電部材のインピーダンスが増加し、逆
に高湿環境下では抵抗の減少及び誘電率の増加により帯
電部材のインピーダンスが減少する。
よって印加された電圧のうち、交流成分が帯電部材のイ
ンピーダンスによって減衰し、帯電部材と被帯電体との
間に先に述べた放電開始電圧Vthの2倍以上のピーク
間電圧をもつ振動電界が形成されなくなり、斑点状の帯
電不良すなわち不均一な帯電がなされることがあった。
低湿環境下での帯電部材のインピーダンスによる交流成
分の減衰分を見込んで、低湿下でも帯電部材と被帯電体
との間に、少なくとも放電開始電圧の2倍以上のピーク
間電圧を有する振動電界が形成されるように、高いピー
ク間電圧値をもつ交流電圧を帯電部材に印加することは
可能である。しかしながら、逆に帯電部材にインピーダ
ンスが低下する高湿環境下においては、帯電部材で交流
成分が減衰することなく直接に被帯電体に高電圧が印加
されることになり、一般的に材料の耐圧特性が低下する
高湿環境下では、被帯電体あるいは帯電部材のリークに
対して不利である。
に開示するように、予め設定した所定の電流値になるよ
う制御する定電流方法がある。定電流方法は上述の点に
大変有効な手段であり、現在多くの帯電手段において使
用されている。
一ルド回路を用いた制御方法がある。ピークホールド回
路を用いた制御方法とは、電流検出回路内のある抵抗の
両端の電圧を半波整流し、そのピーク値を保持する回路
である。そのピーク値は帯電部材に流れる交流波形電流
に通常比例するので、電流値を一定に制御することがで
きるのである。
電流は、先に述べた誘電率に依存する容量成分と抵抗成
分に流れる電流と、帯電部材と被帯電体間での放電電流
が含まれている。帯電部材に印加する交流電圧の波形が
単一正弦波の場合、帯電部材に流れる交流電流の波形
は、容量成分に流れる電流の波形は印加電圧の電圧波形
に比べ位相がずれることから、容量分と抵抗分そして放
電電流との合成波として現れる。通常、この合成波すな
わち電流波形は、ほぼ印加電圧波形と近い形をしてお
り、また、電流制御範囲が限られている場合において
は、電流波形が予測できるため、ピークホールド回路を
用いた定電流方法は精度よく電流値を制御することが可
能である。
ナー)などを併用することで、感光体ドラムの削れ等の
感光体ドラム劣化を促進する問題があり、感光体ドラム
の劣化状況によっては容量分の変化によって電流波形に
も変化が生じ、ピークホールド回路を用いた定電流方法
では、感光体ドラム等の条件によって安定した放電電流
量が得られないといった問題が生じた。また上記のよう
な接触式のローラ帯電方式においても、コロナ放電を用
いた手段に比べ、放電生成物を極力抑えることが可能で
あるが皆無ではなく、特に感光体上の残留トナーを回収
するクリーニング装置がなく、現像装置などによって残
留トナーを回収するといった、いわゆるクリーナーレス
システムおいては、放電生成物の付着により感光体表面
が低抵抗化し潜像の解像力が低下し、クリーニング装置
による刷新効果が望めないため、画像ボケや画像流れと
いった放電生成物における悪影響がある。よって、電流
値をより精度よく制御し、放電生成物の発生を最小限に
抑えたい場合などがある。電流波形は上述したように、
容量分と抵抗分そして放電電流との合成波として現れる
ため、放電電流分の増減における電流波形の微小な変化
を、ピークホールド回路を用いている場合、検出するこ
とは大変困難である。
を得ることにより、上述するような放電電流分の増減に
よる電流波形の微小な変化を捉えることが可能である。
制御する場合、積分回路を用いる場合においても、容量
分と抵抗分に流れる電流波形を予測し差分を求めるとい
った不確定な要素が生じてしまう。
その目的とするところは、有効な放電電流の制御方法を
用いた、電源装置、帯電方法、帯電装置および画像形成
装置を提供することにある。
を特徴とする、電源装置、帯電方法、帯電装置および画
像形成装置である。
波形の積分値を測定する積分値検出手段と、電流波形の
ピーク値を測定するピーク値検出手段とを有し、前記積
分値検出手段から得られた値を統計処理した値と、前記
ピーク値検出手段から得られた値を統計処理した値の差
分が、一定になるように電圧を出力することを特徴とす
る電源装置。
を帯電する帯電方法において、前記帯電手段に対する電
圧印加手段が、交流電圧を発生させる電源と、電流波形
の積分値を測定する積分値検出手段と、電流波形のピー
ク値を測定するピーク値検出手段とを有し、前記積分値
検出手段から得られた値を統計処理した値と、前記ピー
ク値検出手段から得られた値を統計処理した値の差分
が、一定になるように電圧を出力することを特徴とする
帯電方法。
ことを特徴とする(2)の帯電方法。
ることを特徴とする(3)の帯電方法。
帯電手段に印加する電圧を出力する電源装置を有する帯
電装置において、前記電源装置は、交流電圧を発生させ
る電源と、電流波形の積分値を測定する積分値検出手段
と、電流波形のピーク値を測定するピーク値検出手段と
を有し、前記積分値検出手段から得られた値を統計処理
した値と、前記ピーク値検出手段から得られた値を統計
処理した値の差分が、一定になるように電圧を出力する
ことを特徴とする帯電装置。
ことを特徴とする(5)の帯電装置。
ることを特徴とする(6)の帯電装置。
程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画
像形成装置において、前記像担持体を帯電する帯電装置
は、像担持体を帯電する帯電手段と、該帯電手段に印加
する電圧を出力する電源装置を有し、該電源装置は、交
流電圧を発生させる電源と、電流波形の積分値を測定す
る積分値検出手段と、電流波形のピーク値を測定するピ
ーク値検出手段とを有し、前記積分値検出手段から得ら
れた値を統計処理した値と、前記ピーク値検出手段から
得られた値を統計処理した値の差分が、一定になるよう
に電圧を出力することを特徴とする画像形成装置。
ことを特徴とする(8)の画像形成装置。
あることを特徴とする(9)の画像形成装置。
積分値と、ピーク値から求めた値の差分を所望の値とな
るよう制御するものであり、放電電流分の増減における
電流波形の微小な変化を、上記のような方法によって制
御することによって、良好な帯電処置が行えるのであ
る。
例の概略構成模型図である。本例の画像形成装置は、転
写方式電子写真プロセス利用、接触帯電方式、反転現像
方式、クリーナーレス、最大通紙サイズがA3サイズの
レーザビームプリンタである。
(以下、感光体ドラムと記す)である。この感光体ドラ
ム1は負帯電性の有機光導電体(OPC)で、外径50
mmであり、中心支軸を中心に100mm/secのプ
ロセススピード(周速度)をもって矢示の反時計方向に
回転駆動される。
図のように、アルミニウム製シリンダ(導電性ドラム基
体)1aの表面に、光の干渉を抑え、上層の接着性を向
上させる下引き層1bと、光電荷発生層1cと、電荷輸
送層1dの3層を下から順に塗り重ねた構成をしてい
る。
段としての接触帯電装置(接触帯電器)であり、本例は
帯電ローラ(ローラ帯電器)である。
それぞれ不図示の軸受け部材により回転自在に保持させ
ると共に、押し圧ばね2eによって感光体ドラム方向に
付勢して感光体ドラム1の表面に対して所定の押圧力を
もって圧接させており、感光体ドラム1の回転に従動し
て回転する。感光体ドラム1と帯電ローラ2との圧接部
が帯電部(帯電ニップ部)aである。
所定の条件の帯電バイアス電圧が印加されることにより
回転感光体ドラム1の周面が本例の場合は負極性に一様
に接触帯電処理される。
電制御方法等については(2)項で詳述する。
成する情報書き込み手段としての露光装置であり、本例
はレーザビームスキャナである。不図示の画像読み取り
装置等のホスト装置からプリンタ側に送られた画像信号
に対応して変調されたレーザ光を出力して回転感光体ド
ラム1の一様帯電処理面を露光位置bにおいてレーザ走
査露光Lする。このレーザ走査露光Lにより感光体ドラ
ム1面のレーザ光で照射されたところの電位が低下する
ことで回転感光体ドラム1面には走査露光した画像情報
に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
供給し静電潜像を可視化する現像手段としての現像装置
(現像器)であり、本例は二成分磁気ブラシ現像方式の
反転現像装置であり、感光体ドラム1面に形成された静
電潜像はこの現像装置4により順次にトナー画像として
本例の場合は負に摩擦帯電されたトナー(ネガトナー)
により反転現像されていく。
ーブであり、この現像スリーブ4bはその外周面の一部
を外部に露呈させて現像容器4a内に回転可能に配設し
てある。4cは非回転に固定して現像スリーブ4b内に
挿設したマグネットローラ、4dは現像剤コーティング
ブレード、4eは現像容器4aに収容した二成分現像
剤、4fは現像容器4a内の底部側に配設した現像剤攪
拌部材、4gはトナーホッパーであり、補給用トナーを
収容させてある。
ーと磁性キャリアの混合物であり、現像剤攪拌部材4f
により攪拌される。本例において磁性キャリアの抵抗は
約1013Ωcm、粒径は約40μmである。トナーは磁
性キャリアとの摺擦により負極性に摩擦帯電される。
近接距離(S−Dgapと称する)を350μmに保た
せて感光体ドラム1に近接させて対向配設してある。こ
の感光体ドラム1と現像スリーブ4bとの対向部が現像
部cである。現像スリーブ4bは現像部cにおいて感光
体ドラム1の進行方向とは逆方向に回転駆動される。こ
の現像スリーブ4bの外周面に該スリーブ内のマグネッ
トローラ4cの磁力により現像容器4a内の二成分現像
剤4eの一部が磁気ブラシ層として吸着保持され、該ス
リーブの回転に伴い回転搬送され、現像剤コーティング
ブレード4dにより所定の薄層に整層され、現像部cに
おいて感光体ドラム1の面に対して接触して感光体ドラ
ム面を適度に摺擦する。現像スリーブ4bには電源S2
から所定の現像バイアスが印加される。
薄層としてコーティングされ、現像部cに搬送された現
像剤中のトナー分が現像バイアスによる電界によって感
光体ドラム1面に静電潜像に対応して選択的に付着する
ことで静電潜像がトナー画像として現像される。本例の
場合は感光体ドラム1面の露光明部にトナーが付着して
静電潜像が反転現像される。
現像剤薄層は引き続く現像スリーブの回転に伴い現像容
器4a内の現像剤溜り部に戻される。
ー濃度を所定の略一定範囲内に維持させるために、現像
容器4a内の二成分現像剤4eのトナー濃度が不図示の
例えば光学式トナー濃度センサーによって検知され、そ
の検知情報に応じてトナーホッパー4gが駆動制御され
て、トナーホッパー内のトナーが現像容器4a内の二成
分現像剤4eに補給される。二成分現像剤4eに補給さ
れたトナーは攪拌部材4fにより攪拌される。
写ローラ5は感光体ドラム1に所定の押圧力をもって圧
接させてあり、その圧接ニップ部が転写部dである。こ
の転写部dに不図示の給紙機構部から所定の制御タイミ
ングにて転写材(被転写部材、記録材)Pが給送され
る。
感光体ドラム1と転写ローラ5の間に挟持されて搬送さ
れ、その間、転写ローラ5に電源S3からトナーの正規
帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の転写バ
イアスが印加されることで、転写部dを挟持搬送されて
いく転写材Pの面に感光体ドラム1面側のトナー画像が
順次に静電転写されていく。
た転写材Pは回転感光体ドラム1面から順次に分離され
て定着装置6(例えば熱ローラ定着装置)へ搬送されて
トナー画像の定着処理を受けて画像形成物(プリント、
コピー)として出力される。
するトナー画像転写後の感光体ドラム1面に若干量残留
する転写残トナーを除去する専用のクリーニング装置は
具備させていない。転写後の感光体ドラム1面上の転写
残トナーは引き続く感光体ドラム1の回転に伴い帯電部
a、露光部bを通って現像部cに持ち運ばれて、現像装
置4により現像同時クリーニング(回収)される(クリ
ーナーレスシステム)。
部bを通るので露光工程はその転写残トナー上からなさ
れるが、転写残トナーの量は少ないため、大きな影響は
現れない。
よりも感光体ドラム回転方向下流側で、帯電部aよりも
感光体ドラム回転方向上流側の位置に配設してある。こ
のトナー帯電制御手段7は、適度の導電性を持ったブラ
シ形状部材であり、ブラシ部を感光体ドラム1面に接触
させて配設してあり、負極性の電圧が電源S4より印加
されている。eはブラシ部と感光体ドラム1面の接触部
である。トナー帯電制御手段7を通過する感光体ドラム
1上の転写残トナーはその帯電極性が正規極性である負
極性に揃えられる。すなわち、転写工程後の感光体ドラ
ム1面上の転写残トナーには画像部の負極性トナー、非
画像部の正極性トナー、転写の正極性の電圧に影響され
極性が正極性に反転してしまったトナーが含まれる。こ
のような転写残トナーは上記のトナー帯電制御手段7に
よりその帯電極性が一様に負極性に揃えられて、帯電部
aを帯電ローラ2に付着しないで通過して現像部cに持
ち運ばれて、現像工程において、トナーで現像されるべ
きではない感光体ドラム1上の転写残トナーが電界の関
係上現像装置4に回収される。
mmであり、図2の層構成模型図のように、芯金(支持
部材)2aの外回りに、下層2bと、中間層2cと、表
層2dを下から順次に積層した3層構成である。下層2
bは帯電音を低減するための発泡スポンジ層であり、中
間層2cは帯電ローラ全体として均一な抵抗を得るため
の導電層であり、表層2dは感光体ドラム1上にピンホ
ール等の欠陥があってもリークが発生するのを防止する
ために設けている保護層である。
様は下記のとおりである。
g/cm3 、体積抵抗値102 〜109 Ωcm、層厚
3.0mm、長さ320mm 中間層2c;カーボン分散のNBR系ゴム、体積抵抗値
102 〜105 Ωcm、層厚700μm 表層2d ;フッ素化合物のトレジン樹脂に酸化錫、カ
ーボンを分散、体積抵抗値107 〜1010Ωcm、表面
粗さ(平均表面粗さRa)1.5μm、層厚10μm そして、電源S1から直流電圧に周波数1000Hzの
交流電圧を重畳した所定の振動電圧(バイアス電圧Vd
c+Vac)が芯金2aを介して帯電ローラ2に印加さ
れることで、回転する感光体ドラム1の周面が所定の電
位に帯電処理される。
ラ2へ流れる電流の電流波形について説明する。
るように、帯電ローラに直流電圧を印加したとき、感光
体表面を所望の電位Vdを得るためにはVd+Vth
(放電開始電圧)が必要であり、交流電圧成分を重畳し
た電圧の場合、所望の電位Vdに相当する直流電圧に2
倍のVth以上のピーク間電圧が必要であることが知ら
れている。
0Vである。そこで、Vth以下のピーク間電圧であ
る、図3の(a)に示すような周波数1000Hz、ピ
ーク間電圧700Vの正弦波である交流電圧と、−50
0Vの直流電圧を重畳させたバイアスを帯電ローラ2へ
印加する。その時帯電ローラ2へと流れる電流波形を図
3の(b)に示す。電圧波形の位相に比べ電流波形の位
相はシフトしていることがわかる。
るピーク間電圧である1100Vにしたときの同様な電
流波形を図3の(c)に示す。電圧波形のピーク値付近
の位相においての電流波形に放電電流分の電流波形を確
認することができる。
る。図4は帯電ローラ2に印加する電源回路のブロック
図を示すものである。11はDC電源、12はAC電源
であり、DC電源11から出力される直流電圧Vdcと
AC電源12から出力される交流電圧Vacが重畳した
振動電圧Vdc+Vacが帯電ローラ2に印加される。
13は帯電ローラ2に流れる電流波形の積分値を測定す
る積分値検出手段としての積分回路である。14は電流
波形のピーク値を測定するピーク値検出手段としてのピ
ーク検出回路である。15は制御回路としてのCPUで
ある。
波数1000Hzの正弦波の交流電圧Vacが発生し、
その時のAC電圧成分すなわちピーク間電圧は、積分回
路13から得られた値を統計処理した値、すなわち、電
流波形の単位時間(一周期分または半周期分)における
積分値と、ピーク値検出回路14から得られた値を統計
処理した値、すなわち、放電電流における電流波形以外
の電流波形の単位時間(一周期分または半周期分)にお
ける積分値との差分、すなわち、単位時間における放電
電流量分が所定の一定値に維持されるように出力交流電
圧のピーク間電圧Vppを変化させるフィードバック制
御がなされる。
て説明する。
方法について説明する。図5の(a)に示すようにAC
電流波形が正弦波の場合、振幅値の符号を加味し一周期
分積分するとゼロとなる。そこで、図5の(b)に示す
ように、一度電流波形を絶対値回路を用いることによ
り、電流波形の振幅値の絶対値を、積分計算する。ま
た、半周期分の波形を積分計算しても良い。
値の統計処理法について説明する。図3の(a)に示す
ような一周期の間にピーク値を二点しか持たない正弦波
などの電圧波形を持つ交流電圧において、放電等起こら
ない定常的な負荷に流れる電流波形のピーク値は交流電
流に比例する。よって、ピーク値を検出することと印加
電圧の波形から、放電電流における電流波形以外の電流
波形を求めることができる。
電流が発生しているときの電流波形において、積分回路
13によって求められる値は、図6の(a)に示す範
囲、すなわち電流波形全体の積分値が求められる。
ク値を検出することと印加電圧の波形から求められる電
流波形は図6の(b)の波形となる。
分から、放電電流量を得ることができる。この放電電流
量が所望の値なるようフイードバック制御を行うのであ
る。
留トナーを回収するクリーニング装置がなく、現像装置
4などによって残留トナーを回収するといった、いわゆ
るクリーナーレスシステムおいては、放電生成物の付着
により感光体ドラム表面が低抵抗化し、潜像の解像力が
低下し、クリーニング装置による刷新効果が望めないた
め、画像ボケや画像流れといった放電生成物における悪
影響がある。
電生成物の発生を最小限に抑えたいのである。電流波形
は上述したように現れるため、放電電流分の増減におけ
る電流波形の微小な変化を、上記のような方法によって
制御することによって、これらの問題を改善することが
できるのである。
の画像形成装置において説明したが、図7に示すような
クリーニング装置8を用いた画像形成装置においても、
感光体ドラム1の削れ等による感光体ドラム劣化で電気
的な容量も変化することから、帯電ローラ2へ流れる電
流も変化する。すなわち電流波形にも変化が生じ、ピー
クホールド回路を用いた定電流方法では、感光体ドラム
等の条件によって安定した放電電流量が得られないた
め、帯電不良や画像流れを引き起こしてしまう。よっ
て、上記のような方法によって制御することによって、
これらの問題を改善することができるのである。
はなく、帯電部材と被帯電体との間に、ギャップ間電圧
と補正パッシェンカーブで決まる放電可能領域さえ確実
に保証されれば、例えば数10μmの空隙(間隙)を存
して非接触に近接配置されていてもよく(近接帯電)、
本発明においてはこの場合も接触帯電の範疇とする。
Ω・cmの電荷注入層を設けた直接注入帯電性のもので
あってもよい。電荷注入層を用いていない場合でも、例
えば電荷輸送層が上記の抵抗範囲にある場合も同等の効
果がえられる。表層の体積抵抗が約1013Ω・cmであ
るアモルファスシリコン感光体もよい。
他に、ファーブラシ、フェルト、布などの形状・材質の
ものも使用可能である。また各種材質のものの組み合わ
せでより適切な弾性、導電性、表面性、耐久性のものを
得ることもできる。
動電界の交番電圧成分(AC成分、周期的に電圧値が変
化する電圧)の波形としては、正弦波、矩形波、三角波
等適宜使用可能である。直流電源を周期的にオン/オフ
することによって形成された矩形波であってもよい。
する情報書き込み手段としての像露光手段は実施例のレ
ーザ走査手段以外にも、例えば、LEDのような固体発
光素子アレイを用いたデジタル露光手段であってもよ
い。ハロゲンランプや蛍光灯等を原稿照明光源とするア
ナログ的な画像露光手段であってもよい。要するに、画
像情報に対応した静電潜像を形成できるものであればよ
い。
てもよい。この場合は該誘電体面を一様に帯電した後、
その帯電面を除電針ヘッドや電子銃等の除電手段で選択
的に除電して目的の画像情報に対応した静電潜像を書き
込み形成する。
意である。反転現像方式でも正規現像方式でもよい。
トナーについてはこれをブレード等でスリーブ等の現像
剤担持搬送部材上にコーティングし、磁性トナーについ
てはこれを現像剤担持搬送部材上に磁気力によってコー
ティングして搬送して像担持体に対して非接触状態で適
用し静電潜像を現像する方法(1成分非接触現像)と、
上記のように現像剤担持搬送部材上にコーティングした
トナーを像担持体に対して接触状態で適用し静電潜像を
現像する方法(1成分接触現像)と、トナー粒子に対し
て磁性のキャリアを混合したものを現像剤(2成分現像
剤)として用いて磁気力によって搬送して像担持体に対
して接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分
接触現像)と、上記の2成分現像剤を像担持体に対して
非接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分非
接触現像)との4種顛に大別される。
限られず、ブレード転写、ベルト転写、その他の接触転
写帯電方式であってもよいし、コロナ帯電器を使用した
非接触転写帯電方式でもよい。
写体を用いて、単色画像形成ばかりでなく、多重転写等
により多色、フルカラー画像を形成する画像形成装置に
も本発明は適用できる。
効な放電電流の制御方法を用いた、電源装置、帯電方
法、帯電装置および画像形成装置を提供することが可能
となる。
概略構成模型図
z、ピーク間電圧700V、正弦波)、(b)は帯電ロ
ーラへと流れる電流波形、(c)は電流波形(交流電圧
のピーク間電圧1100Vの場合)
AC電流波形(絶対値回路を使用)
り)の概略構成模型図
3・・レーザビームスキャナ、4・・現像装置、5・・
転写ローラ、6・・定着装置、7・・トナー帯電制御手
段、8・・クリーニング装置、S1〜S4・・バイアス
電圧印加電源、11・・DC電源、12・・AC電源、
13・・積分回路、14・・ピーク検出回路、15・・
CPU
Claims (10)
- 【請求項1】交流電圧を発生させる電源と、電流波形の
積分値を測定する積分値検出手段と、電流波形のピーク
値を測定するピーク値検出手段とを有し、 前記積分値検出手段から得られた値を統計処理した値
と、前記ピーク値検出手段から得られた値を統計処理し
た値の差分が、一定になるように電圧を出力することを
特徴とする電源装置。 - 【請求項2】帯電手段に電圧を印加して被帯電体を帯電
する帯電方法において、前記帯電手段に対する電圧印加
手段が、交流電圧を発生させる電源と、電流波形の積分
値を測定する積分値検出手段と、電流波形のピーク値を
測定するピーク値検出手段とを有し、前記積分値検出手
段から得られた値を統計処理した値と、前記ピーク値検
出手段から得られた値を統計処理した値の差分が、一定
になるように電圧を出力することを特徴とする帯電方
法。 - 【請求項3】前記帯電手段は接触帯電手段であることを
特徴とする請求項2の帯電方法。 - 【請求項4】前記接触帯電手段がローラ形状であること
を特徴とする請求項3の帯電方法。 - 【請求項5】被帯電体を帯電する帯電手段と、該帯電手
段に印加する電圧を出力する電源装置を有する帯電装置
において、 前記電源装置は、交流電圧を発生させる電源と、電流波
形の積分値を測定する積分値検出手段と、電流波形のピ
ーク値を測定するピーク値検出手段とを有し、前記積分
値検出手段から得られた値を統計処理した値と、前記ピ
ーク値検出手段から得られた値を統計処理した値の差分
が、一定になるように電圧を出力することを特徴とする
帯電装置。 - 【請求項6】前記帯電手段は接触帯電手段であることを
特徴とする請求項5の帯電装置。 - 【請求項7】前記接触帯電手段がローラ形状であること
を特徴とする請求項6の帯電装置。 - 【請求項8】像担持体に該像担持体を帯電する工程を含
む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像形成
装置において、 前記像担持体を帯電する帯電装置は、像担持体を帯電す
る帯電手段と、該帯電手段に印加する電圧を出力する電
源装置を有し、該電源装置は、交流電圧を発生させる電
源と、電流波形の積分値を測定する積分値検出手段と、
電流波形のピーク値を測定するピーク値検出手段とを有
し、前記積分値検出手段から得られた値を統計処理した
値と、前記ピーク値検出手段から得られた値を統計処理
した値の差分が、一定になるように電圧を出力すること
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項9】前記帯電手段は接触帯電手段であることを
特徴とする請求項8の画像形成装置。 - 【請求項10】前記接触帯電手段がローラ形状であるこ
とを特徴とする請求項9の画像形成装置。
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