JPS62502927A - 集積回路に集積可能なホール素子 - Google Patents

集積回路に集積可能なホール素子

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 回路に 口1なホール る゛ 本発明は請求の範囲第1項の前文に記載の集積回路に集積可能なホール素子を有 する装置に関する。
このような装置は、例えば電力計あるいは電気計器などにおいて、電流iNある いは電圧と電流の積uN*iNをめるのに用いられる。ここでuNは電源供給装 置の電源電圧を、iNは電気エネルギーの使用者により消費された電流を示す。
電流iNは電流により発生した磁場HNに比例するので、ホール素子により磁場 HNをめる時にはホール素子により間接的に電流iNを測定する。iをホール素 子に供給される電流を表すものとすると、ホール素子の出力電圧VHはi*HN の積に比例するので、ホール素子の供給電流iが抵抗を用いることによって電源 電圧uNに比例することが保証° される場合には、ホール素子により電圧と電 流の積uN・iNも形成することができる。この場合uNおよびiNないしiお よびHNは正弦波形であり、正と負の値をもつので、ホール素子は2乗掛算器と して動作しなければならない。
請求の範囲第1項の前文に記載された集積可能な垂直ホール素子は、文献「垂直 ホール効果素子」アール・ニス・ボポヴイ−/り(R,S、 Popovic  ) 、 I EEE xレフトロン・デバイス・レターズ、第EDL〜5巻、8 9号、1984年9月、第357〜358頁に記載されている。集積可能な垂直 ホール素子とは、集積ホール素子の表面に平行に作用する磁場HNを測定するホ ール素子のことである。
請求の範囲第1項の前文に記載した集積可能な水平ホール素子は米国特許第42 53107号から知られている。集積可能な水平ホール素子とは集積ホール素子 の表面に垂直に作用する磁場HNを測定するホール素子のことである。
ホール素子の安定性、特に長期的な安定性に関しては、例えば文献「ホール効果 素子とその全自動磁気測定装置におけル使用」、エム吻ダブリュー・プール(M 、 W、Poole )及びアー/L/−ピー・ウォーカー(R,P、 Wal ker ) I EEE トランザクッション・オン・マグネティクス、@MA G−17巻、第5号、1981年9月、第2132頁にわずか記載されているだ けであり、原理的なものしか知られていない。
本発明の課題は、同時に集積可能なホール素子並びに集積可能なトランジスタを 作る技術を用いて、集積可能なホール素子を長期間安定させることである。
本発明によれば、この課題は請求の範囲第1項の特徴部分に記載された特徴によ り解決される。
従属請求項の特徴部分によって解決される他の課題は、集積可能なホール素子を 温度に関し安定化させ、一定の供給電流iが与えられた場合、特性VH=f(B )を線形化させることである。ここでVHはホール素子の出力電圧を、またB= μHNは測定すべき磁場HNの磁束密度を示す。
本発明の実施例が図面に図示されており、以下に詳細に説明する。
第1図はCMO3技術を用いた集積可能な安定な垂直ホール素子の平面図、第2 図は第1図に図示したホール素子の垂置所面図、第3図は変形CMOS技術によ る集積可能な安定な垂直ホール素子の平面図、第4図は第3図並びに第5図に図 示したホール素子の垂直断面図、第5図は変形0MO5技術による「サンドイッ チ」構造を有する集積可能な安定な垂直ホール素子の水平断面図、第6図は変形 B1MOS技術による集積可能な安定な垂直ホール素子の第1の実施例を示す平 面図、第7図は第6図に図示したホール素子の垂直断面図、第8図は変形BiM O5技術による集積可能な安定な垂直ホール素子の第2の実施例を示す平面図、 第9図は第8図に図示したホール素子の垂直断面図、第1O図は変形BiMO5 技術によるバイポーラ−トランジスタの平面図、第11図は第10図に図示した バイポーラ−トランジスタの垂直断面図、第12図はBiMO5技術による集積 可能な安定な水平ホール素子の平面図、第13図は第12図に図示したホール素 子の垂直断面図、第14図は変形BiMO5技術による集積可能な安定な水平ホ ール素子の平面図、第15図は第14図に図示したホール素子の垂直断面図、第 16図は5個の端子を有する集積可能な垂直ホール素子の端子回路図、第17図 はホール素子を有する装置のブロック回路図、第18図は供給電流iが与えられ た場合の測定された磁束密度Bを関数とするホール素子の出力電圧特性vH=f (B)の特性図、第19図は同対型の非線形特性ε(B)を示す特性図、第20 図は非同対型の非線形特性@(B)を示す特性図、第21図は第11i!J及び 第2図に図示したホール素子の改良例を示す平面図、第22図は第21図に図示 したホール素子の垂直断面図、第23図は第3図及び第4図に図示したホール素 子の改良例を示す平面図、第24図は第23図に属するホール素子の垂直断面図 、第25図は第21図から第24図に図示したホール素子の回路を示す等価回路 図であ各図において同一の参照符号は同一部分を示すものとする0図示されたホ ール素子はすべて表面回路素子、即ち半導体材料の表面あるいはその直下に位置 する。
第1図〜第15図に図示されたホール素子ないしトランジスタは、シリコンある いはガリウムひ素(GaAs)の材料から作られ、通常これらの2つの材料のう ちの1つの材料の層から構成される。これらの層は導電型材料Pあるいは逆の導 電型材料Nから作られる。符号NおよびPは対応するNないしPの材料が不純物 原子と濃くドーピングされること、すなわち少なくともcm”につきほぼ102 °のイオン濃度を有することを意味し、逆に頴並びにP−は対応するNないしP の材料が不純物原子と薄くドーピングされることを意味する。
第1図〜第15図に図示したホール素子ないしトランジスタの能動領域は、P材 料でもN材料でも作ることができ、供給電圧ないし供給電流の極性を正しく選べ ば、その機能に何ら影響を与えないようにすることができる0図では簡単のため にホール素子は常にN材料で作られるものとして図示されているが、これは本発 明に何ら制限を加えるものではない。
また、第1図〜第15図には簡単のためにホール素子の電気端子CI、C2,C ’2.C”2.Sl、S2.R。
SUBないしトランジスタのB、E、Cは線として図示されているが、通常これ らは集積ホール素子ないし関連する集積・回路の表面に導体路として形成される 金属化された形状を有するものである。
第12図〜第15図に図示した全てのホール素子は、2つの電流端子CI、C2 並びに2つのセンサ端子Sl、S2を有する。また、第1図〜第9図に図示した ホール素子は、3つの電流端子CI 、 C’ 2 、 C” 2並びに2つの センサ端子Sl、S2を有し、この場合ホール素子には第16図に図示したよう な5個の電流ないしセンサ端子接点CI、C’2゜C” 2 、 S 1 、  S 2が外部に接続される。第17図には簡単のために4つの電流ないしセンサ 端子CI、C2,Sl。
S2を有するホール素子が図示されているが、これは「4端子の変形例」に何ら 限定を加えるものではない。
各側において、例えば両センサ端子Sl、32の一方はアースに接続され、他の センサ端子S2.Slがホール素子の出力端子となっている。図では第1のセン サ端子Slがホール素子の出力端子を、また第2のセンサ端子S2がアースに接 続されている。
ホール素子の電気端子CI、C2ないしC’ 2 、 C”2、Sl、S2はそ れぞれ端子接点1,2,3,4.5を有する。
第1図から第9図において5個の端子接点1,2,3゜4.5が垂直ホール素子 の表面に配置される。端子接点1〜5は全てほぼ直線上に配置され、第1の電流 端子接点1が中央に、また両センサ端子接点4,5並びに他の電流端子接点2. 3は、第1の電流端子接点1とそれぞれ対称にほぼ直線上に配置される。その場 合、各センサ端子接点4.5は、それぞれ第1の電流端子接点lと他の両電流端 子接点2,3の間に配置される。
第12図から第15図には、垂直ホール素子の3つの電流端子C1,C”2.C ″2の代わりに、2つの電流端子C1,C2のみを設けた水平ホール素子が図示 されている。
この場合、両センサ端子接点St、52並びに両電流端子C1,C2が互いに十 字となるように配置されている。すなわち、センサ端子SL、S2に属する両端 子接点4.5の中心点を結ぶ接a線と、電流端子C1,C2に属する端子接点1 .2の中心点を結ぶ接続線は互いにほぼ垂直になっている(第12図及び第14 図参照)。
全ての場合、端子接点1〜5ないし1,2,4.5は全て同じ大きさであり、例 えばエツジが丸められた同じ矩形形状を有している。ホール素子の表面に配置さ れた5個ないし4個の端子接点1〜5ないし1,2,4.5の下方部にそれぞれ ホール素子の基板6、能動領域7が配置される。すなわち、集積可能なホール素 子はホール素子の表面に配置される2つのセンサ端子接点4,5並びに、少なく とも2つの電流端子接点1.2を有するホール素子の全ての端子接点1〜5並び に能動領域7は、ホール素子が作られる基本材料と同じ導電型材料から作られる 。さらに端子接点1〜5は不純物原子と濃くドーピングされる。ホール素子はN 材料から作られているので、全ての電流並びに端子接点1〜5はN材料から、ま たホール素子の能動領域7はNないしはN−材料から構成される。
ホール素子の能動領域7の側方がリング8によりとり囲まれる。このリングはそ れぞれリング端子Rを有する。全ての場合、リング8はホール素子の能動領域7 、並びにセンサ、電流端子接点1〜5と逆の導電型材料からなり、本実施例では P材料から構成される。
第1図及び第2図はCMO3技術を用いて作られた垂直ホール素子の平面図及び 垂直断面図を示す、端子接点1〜5は基板6の表面に配置される。端子接点1〜 5並びに基板6は同じ材料、例えばN材料から作られる。基板6の5個の端子接 点1〜5の下方部にホール素子の能動領域7が配置される。基板6内部で能動領 域7は基板6の表面に配置され、かつ端子接点1〜5の深さよりも深い、例えば 矩形状のリング8によりその側方が取り囲まれる。リング8はすでに述べたよう に基板6と逆の導電型材料からなり、例えばP材料から作られる。基板6の表面 には5i02材料からなる酸化層9が設けられ、この酸化層は部分的に電気導体 、例えばアルミニウムやポリシリコンからなるゲート層lOで被覆される。
リング8はリング端子Rを有し、ゲート層lOはゲート端子Gを有する。
端子CI、C’2.C”2.St、S2の通過分を除き、ゲート層10はホール 素子の能動領域7を完全に上方から覆う、今ゲート端子Gに負の電圧が印加され ると、静電作用により基板6の表面で端子接点1〜5の周囲に1図面で+の符号 で図示されたP溝が発生し、その下方部並びに基板6とリング8の遷移面に沿っ て空乏層が発生する。第2図で点線で図示した空乏層は接合層を意味する。すな わち接合層11は電気的に導体であるゲート層10のゲート端子Gに印加される 電圧によって静電作用を介して形成される空乏層により作られる。その場合、ゲ ート層lOは酸化層9により分離されてホール素子の表面に配置され、ゲート層 10、従って空乏層もホール素子の能動領域7を上方からほぼ完全に覆うように なる。
第3図及び第4図は、第1図及び第2図に図示した垂直ホール素子と同様な構造 の変形cMos技術を用いて作られる垂直ホール素子の平面図及び垂直断面図を 示す、この場合、ゲート層10とそのゲート端子G並びに酸化層9が欠けている 。基板表面の端子接点1〜5の周囲に層12が配置される。この層は端子接点l から5の通過分を除き、ホール素子の能動領域7を上方から完全に覆う0層12 はホール素子の能動領域7と逆の導電型材料、すなわちP材料からなっている。
ホール素子の能動領域7と層12の境界層によって接合層12,7が形成される 。この接合層は同様にホール素子の能動領域7をほぼ完全に上方から被覆する。
製造を簡単に行なう理由から層12はリング8の上部も覆うが、これは欠点とは ならない、というのは、層12並びにリング8は同じ導電型材料Pからできてい るからである。それにより、層12とリング8、並びにそのリング端子Rとの電 気的な接触が行なわれる。リング8が設けられない場合には層12自体にリング 端子Rを設けるようにする。
変形CMOS技術を用いた第5図の垂直ホール素子は、第3図及び第4図に図示 した垂直ホール素子の改良例である。
第4図は、第5図の第2の図面ともなっている。第5図は層12の直下に延びる ホール素子の表面に沿ったホール素子の断面を示している(第4図参照)。
第5図及び第4図は「サンドイッチ」構造で作られる垂直ホール素子の水平及び 垂直断面図を示す、第5図に図示されたホール素子は、第3図に図示されたもの と次の点で、すなわちホール素子の全ての電流およびセンサ端子接点1〜5が同 じ方向に長くなっており、リング8が電流及びセンサ端子接点1〜5の長手方向 に垂直に延びる中間部13.14によって、互いに隣接した小リングI、II、 mに細分されるところが異なる。これらの小リングは、全て電流並びにセンサ端 子接点1〜5の長手方向に垂直に、はぼ等しい幅を有し、またこの長手方向に相 互にずれることなく互いに重ねられて配置されている。隣接する2つの小リング はそれぞれ共通の中間部13ないし14を有する。従ってm個の中間部を設ける と(m+1)個の小リングが形成されるm=1の場合、2つの小リングからなる 矩形状の8の字形が形成される。小リングの数(m+1)は任意の値に設定する ことができる。第5図では3つの小リング(I、II、III)が設けられてい る。
このようにして第5図では上から下方部へ電流並びにセンサ端子接点1〜5の領 域でP層とN層が交互になっているので、ホール素子の「サントイ7チ」構造が 得られる。全ての電流並びにセンサ端子接点1〜5を十分長くし、小リングによ って取り囲まれる全てのN層を橋渡しするようにしなくてはならない、第5図で は、このN層の厚さがtl、t2゜t3で図示されている。ただし、これらの厚 さは互いにほぼ等しいものである。この全てのN層は電気的に並列に接続される 。この「サンドイッチ」構造により、リング端子Rに印加される電圧に関係した 能動領域7の厚さの感度は、中間部が設けられないリング8を有するホール素子 を用いた場合よりもm倍だけ大きなものとなるという利点が得られる。
第6図及び第7図は、変形BiMO3技術を用いて作られた垂直ホール素子の第 1の変形例を示す平面図及び垂直断面図である。このホール素゛子は第3図及び 第4図に図示されたホール素子と同様に構成されているが、重要な違いはリング 8が未来のリング8と同じ材料Pからなる下部プレート15を有するところであ る。
このリング8と下部プレー)15の組み合わせによって、能動領域7は側部から だけではなく、下方部からも取り囲まれる。さらにホール素子の下部プレー)1 5と能動領域7の境界面に基板6と同じ導電型材料Nからなる、不純物原子と濃 くドーピングされた材料の埋め込み層16が形成される。
基板6は、基板6内のホール素子の表面に組み込まれ、かつ外部端子SUBと接 続される不純物原子と濃くドーピングされた材料からなる端子接点17を有する 。この端子接点17は基板6と同じ導電型材料Nからなる。
第8図及び第9図は変形BiMO3技術を用いて作られた垂直ホール素子の第2 の変形例を示す平面図及び垂直断面図である。このホール素子は第6図及び第7 図に図示したホール素子と同様に構成されているが、リング8に属する下部プレ ート15が同時にホール素子の機械的な担体となっており、基板6と置きかわっ ているところと、また両外部電流端子接点2,3が深く延長され、埋め込み層1 6と接触しているところが異なる。また基板6とそれに属する端子接点17が除 かれている6図示を簡単にするために、リング8は第7図に図示されたものと異 なり、第9図では矩形状の断面として図示されているが、これは機能に何ら影響 を与えるものではない。またリング8は不純物原子で儂〈ドーピングされる。
第10図及び第11図は変形BiMO5技術を用いて作られるバイポーラトラン ジスタの平面図及び垂直断面図である。その構造は、基板6、リング8、下部プ レー)15.埋め込み層16並びに端子接点17に関しては、第6図及び第7図 に図示したホール素子と同様な構造である。バイポーラトランジスタでは5個で はなく3個の端子、すなわちコレクタ一端子C、エミッタ一端子E及びベース端 子Bが設けられる。ベース端子Bは基板6と逆の導電型材料、すなわちP材料か らなるベース層18と接続されている。コレクタ一端子C、エミッタ一端子Eに はぞれぞれ不純物原子と濃くドーピングされた材料からなる端子接点19.20 が設けられる。
端子接点19は基板6の表面に、また端子接点2oはベース層18の表面に配置 される。両端子接点19.20は基板6と同じ導電型材料、すなわちN材料から なる。リング8は端子接点19並びにベース層18の側部を第7図で端子接点1 〜5を取り囲むのと同じように取り囲む、P#Nからなる層12はここでは設け られていない、第6図と第7図、並びに@lO図と第11図を比較してみると、 各回路素子は同様に構成されているので、両回路素子を同じ技術を用いて単一の 集積回路に組み込み、第17図に図示した回路を実現することができる。
5個の電流ないしセンサ端子CI、C’2.C#2.S1、S2を有する、第1 図から第9図に図示されたホール素子は、すでに述べたように、外部的に第16 図に図示したように接続される。測定すべき磁場HNは、ホール素子を有する集 積回路の表面に平行に作用する。供給電圧V。。。
VSSの一方の極■。0は、電流発生器21を介してホール素子22の中央の電 流端子C1と接続され、また他方の極VSSは抵抗R1ないしR2を介してホー ル素子22の他の電流端子C”2ないしC″2と接続される(第16図参照)。
電流発生器21により供給されたホール素子22の供給電流iは、ホール素子2 2内で局にされ、それぞれ電流i / 2として両抵抗R1ないしR2を経て、 ホール素子22から流れ出る。
第12図及び第13図はBiMO3技術を用いて作られる水平ホール素子の平面 図及び垂直断面図である。このホール素子は端子接点1,2,4.5が十字形に 配置されるのを除き、第1図及び82図に図示した垂直ホール素子と同様に構成 されるが、リング8と同じ導電型材料、すなわちP材料からなる下部プレート1 5を有するところが異なる。下部プレート15が存在することにより、空乏層1 1はホール素子の能動領域7を側方並びに上部からだけでなく、下方部からも取 り囲む。第13図では、下部プレート15は全体のホール素子の機械的な担体と して機能するように設けられている。
第14図及び第15図は変形BiMO5技術を用いて作られる水平ホール素子の 平面図及び垂直断面図であり、このホール素子は端子接点1,2,4.5が十字 形に配置されるのを除き、第6図及び第7図に図示した垂直ホール素子と同様の 構成であるが、水平ホール素子の場合には埋め込み層16が欠けている。第14 図及び第15図から明らかなように、ここに図示されたホール素子において、セ ンサ端子Sl、S2を有する両端子接点4.5が除去されると、そのホール素子 と同一技術で作られる電界効果トランジスタが形成される。従って電界効果トラ ンジスタ、例えば第17図に図示された電界効果トランジスタ32並びにホール 素子は、同一の技術を用いて単一の集積回路に組み込むことができる。
第17図に図示した装置は、ホール素子22、電流発生器21の他に、さらに制 御回路24,25,26.27を有する。第17図ではホール素子22は第12 図から第15図に図示したホール素子であり、リング端子Rの他に4つの電流端 子ないしセンサ端子CI、C2,Sl、S2を有する。この場合、両電流端子C I、C2は電流発生器21のそれぞれの極と接続される。これに対し、第17図 に用いられるホール素子22が第1図〜第9図に図示されたホール素子22で、 リング端子Hの他に、さらに5つの電流端子ないしセンサ端子C1、C’2.C ” 2.Sl 、S2を持つものである場合には、すでに述べたように、第16 図に図示したホール素子の回路を利用する0両例において、両センサ端子の一方 、例えば第2のセンサ端子S2はアースに接続され、また他方のセンサ端子Sl がホール素子22の出力端子S1となる。
ゲート層10を有するゲート端子Gは、第1図及び第2図、あるいは第12図及 び第13図で図示したホール素子を用いた場合のみ設けられる。この場合、ゲー ト端子Gには所定の電圧が印加される。全ての場合、すなわち第1図〜第9図、 あるいは第12図〜第15図に図示したホール素子を用いる場合には、リング端 子Rがホール素子22の制御入力端子Mとなる。全ての場合において、接合層1 1,12.7は少なくともホール素子22の能動領域7と表面間に配置され、す でに述べたように、ホール素子22の能動領域7を可能なかぎり上方から覆う。
接合層11,12.7はホール素子22の能動領域7を絶縁し完全に保護するの で、ホール素子22の能動領域7と直接接触する酸化シリコンからなる絶縁層は よけいなものとなる。醇化シリコンからなるこのような絶縁層に常に含まれる可 変数の電荷担体は、この場合存在しなくなり、従ってホール素子22の長期間の 安全性に積極的な寄与をする。第1図、第2図、第12図、第13図に図示され た5i02からなる酸化層9は、2次的な機能しか持たず、ホール素子22の能 動領域7と直接接触するのではなく、接合層11によってこの能動領域7から分 離される。接合層11,12.7の保護的な作用は、ホール素子の能動領域7を できるだけ全ての方向から完全に取り囲むようにすればするほどそれだけ大きく なり、さらにその深さに関係している。この深さは外乱、例えば可変な温度の影 響があった場合でも、常に一定になるようにしなくてはならない、これを達成す るために。
ホール素子22は第17図に図示されたように接合層11゜12.7の深さを一 定の値に制御する制御回路24 、25 。
26.27に接続される。
第17図において、ホール素子22の出力端子Stが制御回路24,25,26 .27を介してホール素子22の制御入力端子Mに接続される。制御回路24, 25,26.27は少なくとも実際値形成器24、目標値発生器25.目標値と 実際値の差形成器26.27から構成される。ホール素子22の出力端子S1は 、実際値形成器24を介して目標値と実際値の差形成器26.27の一方の入力 端子Elに接続され、また目標値発生器25の出力は、その第2の入力端子E2 に直接接続される。目標値と実際値の差形成器26゜27の出力は、ホール素子 22の制御入力端子Mに入力され形成器であり、例えばその出力電圧が常に入力 電圧の絶対値に等しい整流器である。
817図では絶対値形成器、従って実際値形成器24は少なくとも制御装M28 によって制御される切り換えスイッチ29と1反転増幅器30から構成される。
第17図において実際値形成器24は、さらに減結合させるために、任意に設け られる電圧フォロアー31番有する。実際値形成器24の入力は、切り換えスイ ッチ29のそれぞれの位置に応じて直接、あるいは電圧フォロアー31を介して 反転増幅器30の入力端子、あるいは出力端子と接続される9反転増幅器30の 出力は実際値形成器24の出力となっており、目標値と実際値の差形成器26. 27の第1の入力端子Elに入力される。さらに実際値形成器24の入力端子は 、直接あるいは電圧フォロアー31を介して制御装置28の入力端子と接続され ており、制御装置28の出力端子は切り換えスイッチ29の制御入力端子に入力 される。制御装置28は、例えばコンパレータから成り、実際値形成器24の入 力電圧の極性。
従ってホール素子22の出力電圧VHの極性を検出する。この出力電圧VHの極 性に従い、切り換えスイッチ29は反転増幅器30をバイパスさせるか駆動させ る。すなわち、ホール素子22の出力電圧VHが正の時には符号を反転すること なく直接、また負の時には反転増幅器30によりその符号を反転させて、それぞ れ目標値と実際値の差形成器26.27の入力端子Elに入力させる。
目標値発生器25は、例えば前置抵抗器R′と電界効果トランジスタ32の(ソ ースドレイン)回路の直列回路から構成され、その共通の極が目標値発生器25 の出力となっており、従って目標値、実際値の差形成器26.27の第2の入力 端子E2と接続される。前置増幅器R′の他の極には第1の基準電圧VRef  1がまた電界効果トランジスタ32の「ゲート」端子には第2の基準電圧VRe f 2が、また電界効果トランジスタ32の(ソースドレイン)回路の他方の端 子には第3の基準電圧VRef 3がそれぞれ入力される。
目標値と実際値の差形成器26.27は、例えばよく知られているように演算増 幅器33よりなる差動増幅器26から構成される。この場合、演算増幅器33の 反転入力端子は、第1の入力抵抗R3を介して第1の入力端子Elと、また第2 の抵抗R4を介して第2の入力端子E2と、またフィードバック抵抗R5を介し て差動増幅器26の出力端子Fとそれぞれ接続されている。出力端子Fは同時に 演算増幅器33の出力端子となっている。演算増幅器33の非反転入力端子は差 動増幅器26の第3の入力端子E3を介して第4の基準電圧VRef 4と接続 されている。差動増幅器26は、例えば反転増幅器として接続されている。この 場合、さらにもう1つの増幅器27がカスケードに接続されており、例えば差動 増幅器26によって起された反転を元に戻すようにしている。
両増幅器27.30は例えばそれぞれ利得比−1を有し、それぞれ同様によく知 られているように演算増幅器から構成される。
電界効果トランジスタ32は、感温素子として機能し、その飽和(ピンチオフ) 電流は電界効果トランジスタ32.並びにホール素子22の周囲温度の2乗に逆 比例する。というのは、これらの両回路素子はこれらが集積回路に組み込まれて いるので、空間的に極めて近くに隣接して配置されるからである。このことは重 要なことであり、ホール素子22並びに電界効果トランジスタ32のようなトラ ンジスタも同じ技術を用いて同じ半導体結晶中に集積可能であることを示すもの である。制御回路24,25,26.27は実際値として得られるホール素子2 2の出力電圧を、目標値発生器25から得られる目標値と比較し、その目標値と 実際値の差を増幅してホール素子22の制御入力端子Mに戻すことにより、接合 層11,12.7の厚さを制御する。電界効果トランジスタ32は温度に感度を 有する素子であるので、またその目標値も温度に依存している。これによって制 御回路24゜25.26.27は、この場合接合層11,12.7の厚さを所定 の値に制御することができ、それによってホール素子22の磁場の感度を温度に 無関係にさせることが可能になる。ホール素子22自体が十分温度に安定性があ る場合には、電界効果トランジスタ32はよけいなものとなり、省略することが できる。
切り換えスイッチ29は、第17図ではリレー接点として図示されているが1通 常、例えば0MO5技術を用いて作られる制御可能な半導体スイッチである。
さらに、第17図に図示した回路は、与えられた供給電流iでホール素子lの特 性VH=f(B)を線形化させることができるという利点をも持っている。すな わち、同封の非線形特性並びに非同対の非線形特性を除去することができる。
非線形性の定義は、所定の供給電流iに対して描かれた非線形特性VH=f(B )を示した第18図から明らかである。
線形化された特性が、第18図で点線で図示されている。磁束密度Bが所定の値 B=Blとなると、ホール素子VHの非線形特性は縦座標がVH(Bl)である 動作点Xを有し、−びに線形特性の傾斜を示す。B=B1の値での非線形特性ε (Bl)は、両動作点Y、xの縦座標での差として、すなわち として定義される。
ε(B 1) = e (−81)の時は、同対型の非線形特性となり(第19 図参照)、またε(Bl)=−e (−Bl)の時は非同対型の非線形特性とな る(第20図参照)、第18図に図示した非線形特性は非同対型のものである。
与えられたホール素子22の非線形特性が同対型か、あるいは非同対型かを知る ために、ホール素子22を第17図に図示した回路に組み込む前に、測定によっ て調べなければならない、以下の説明は、ホール素子22の出力電圧VHの正の 値は磁束密度Bの負の値に対応する(第18図参照)との前提にたって行なわれ ている。
同対型のホール素子の場合には1通常第19図で実線で示したように、磁束密度 Bの関数として非線形特性ε(B)は常に正であるか、また第19図で点線で図 示したように、常に負である。
一方、非同対型のホール素子の場合には1通常磁束密度Bを関数とする非線形特 性ε(B)は、第20図で実線で示したように、Bの値が正の時に・は正となり 、また負の時には負の値となるか、あるいは逆に第20図で点線で示したように 、Bの値が正である時には負となり、またBが負の値である時には正となる。
ホール素子22が理想的に同対型の場合には、差動増幅器26の第4の入力端子 E4は用いられない、すなわち、第17図に点線で図示した必要に応じて設けら れる電圧フォロアー31の出力端子と、差動増幅器26の第4の入力端子84間 の接続は取り除かれ、ホール素子22の出力電圧VHの絶対値のみが、実際値形 成器24を介して差動増幅器26の第1の入力端子E1に達する。
この場合、ホール素子22が第19図に実線で図示したのと同様な特性であり、 また電圧フォロアー31が正の利得比プラス1を有するとの前提のもとに、増幅 器27は反転増幅器でなければならないので、カスケード回路24,26゜27 によって電圧の反転は起されない、それに対し、ホール素子22が第19図で点 線で図示したような特性を持つものとすると、増幅器27は同じ仮定のちとに非 反転増幅器でなければならないので、カスケード回路24,26.27より電圧 の反転が行なわれる。ホール素子22が理想的に非同対型の場合には、制御装置 28、切り換えスイッチ29、反転増幅器30を省略することができる。すなわ ち、ホール素子22の出力電圧VHの絶対値は形成されず、出力電圧VHは電圧 フォロアー31.並びに必要に応じて設けられる第17図で点線で図示した接続 線を介して差動増幅器26の第4の入力端子E4に入力される。この場合、第4 の入力端子E4は第3の入力抵抗R6を介して、演算増幅器33の反転入力端子 に接続される。
この場合、ホール素子22は第20図に実線で図示されたのと同様な特性であり 、また電圧フォロアー31が正の利得比プラス1を有しているものとすると、増 幅器27は反転増幅器でなければならないので、カスケード回路31,26゜2 7によって電圧反転は起されない、これに対し、ホール素子22が第20図で点 線で図示したような特性を持っているものとすると、増幅器27は同じ条件のも とて非反転増幅器でなければならないので、カスケード回路31,26.27に よって電圧反転が行なわれる。
第19図及び第20図に図示した特性は理想的な特性であるが、実際にはこれら の特性はε(E)軸ないし0点に対称に配置されていない、すなわち、通常は同 対性と非同対性が、混合して存在する。この場合、ホール素子22の出力電圧V Hが実際値形成器24を介して、第1の入力端子Elに、また電圧フォロアー3 1を介して第4の入力端子E4に入力されなければならない。同封の非線形特性 と非同対の非線形特性の非対称性は必ずしも同じ大きさでないので、入力抵抗R 3,R6を異なる値に選ぶことにより、異なって補正することができる。このよ うにして差動増幅器26の第1と第4の入力端子El、E4は、それぞれ2つの 実際値入力端子の1つを形成する。第4の入力端子E4には、常にホール素子2 2の出力電圧VHがその実際の符号で現れ、一方差動増幅器26の第1の入力端 子Elは、これらの出力電圧の絶対値が常に存在する。差動増幅器26の再入力 端子El。
E4に印加される両電圧の合計は、制御回路24 、25 。
26.27の実際値を形成する。
要約すると、第17図に図示した回路の動作は以下の如くである。基準電圧VR ef 1 、 VRef 2 、 VRef 3 、 VRef 4は増幅器2 7が反転型の場合には増幅器27の入力に正の目標値が発生するように、逆に増 幅器27が非反転型の場合には負の目標値が発生するように選ばれているので、 いずれの場合もホール素子22の制御入力端子Mには負の基本電圧が目標値とし て発生する。ホール素子22によって測定される磁場が、例えば正弦波の交流磁 場であると、ホール素子22の出力電圧VHも正弦波の交流電圧となる。理想的 な非同対の非線形特性を有するホール素子22の場合、この正弦波形の交流電圧 VHは変化なしで差動増幅器26の第4の入力端子E4に実際値として供給され 、続いて増幅器27の利得比が正あるいは負であるかに従い、反転して、あるい は反転なしで、一定の目標値に重畳され、ホール素子22の制御入力端子Mに印 加される負の電圧はいずれにしても正しい方向に負になる。この場合、制御入力 端子Mの全電圧はいずれにしても負でなければならない。
理想的な同対型の非線形特性を有するホール素子22の場合にも、同じことがあ てはまるが、この場合はホール素子22の出力電圧VHの負の半波は切り換えス イッチ29並びに反転増幅器30により整流され、整流された出力電圧VHが実 際値として差動増幅器26の第1の入力端子Elに入力される。反転増幅器30 の利得比が−1に等しい場合には。
整流された負の半波は正の半波と等しい大きさになり、また場合によっては大き さが異なるようになる。非対称な非線形特性を有するホール素子22の場合、す なわち同封の非線形特性と非同対の非線形特性が組み合わさって存在する時には 、上述した両実際値の組み合わせとならなければならず、不変化の出力電圧VH は入力端子E4に、また整流された出力電圧VHは同時に入力端子E1に入力さ れなければならない、この場合、重みをつけた出力電圧VHと重みをつけた整流 された出力電圧VHの合計が、全体の実際値となる。入力抵抗R6,R3の値が それぞれ重み係数を形成する。
磁場が与えられた場合、ホール素子22の感度、従って出力電圧VHが接合層の 厚さにほぼ逆比例し、この厚さが制御入力端子Mに入力される電圧に比例するの で、ホール素子22の制御入力端子Mに入力される電圧を、正しい方向に制御技 術的に変化させれば、出方電圧VHの非線形特性を補正することができる。
第21図はほぼ第1図に、また第22図はほぼ第2図に対応するが、唯−異なる ところでは第21図及び第22図では電気導体のゲート層10は互いに隣接して 配置されかつ互いに分離された平行な3つのゲート層10a、10b、10cに より置き換えられていることである。中央のゲート層10bは、端子接点1,4 .5が含まれる能動領域7のところを完全に上方から覆い、ゲート端子Gを有す る。また図面で左側のゲート層10aは、端子接点2が含まれる能動領域7の部 分を上方から完全に覆い、ゲート端子OLが設けられる。また、図面で右に図示 したゲート層10cは、端子接点3が含まれる能動領域7の部分を上方から完全 に覆い、ゲート端子ORが設けられる。
第23図はほぼ第3図に、また第24図はほぼ第4図に対応するが、外部の両電 流端子接点2.3が矩形でリング状であり、それぞれゲート端子OLないしOR の接点領域2aないし3aの側方から包囲するところが異なる。この場合。
ゲート端子OL 、ORの接点領域2a、3aが不純物で濃くドーピングされ、 端子接点2,3と逆の導電型材料EPから構成され、例えば端子接点2,3がN 材料からなると、P材料から構成される。
第21図、第22図ないし第23図、第24図に図示されたホール素子は、第1 6図のホール素子22と同様に外部的に接続されるが、ホール素子のO電圧(オ フセット電圧)を補償するために、さらに2つのゲート端子OL 、ORが設け られる。第25図に図示したホール素子の等価回路図は、4つの抵抗R7,R8 ,R9,RIO並びにゲート端子がそれぞれホール素子のゲート端子OL 、O Rである2つの電界効果トランジスタ34.35から構成される。抵抗R7、電 界効果トランジスタ34のソースドレイン回路、抵抗R9が図示した順序で直列 に接続され、同様に抵抗R8、電界効果トランジスタ35のソースドレイン回路 、抵抗RIOがそのように接続される。抵抗R7,抵抗R8の両自由端部は互い に接続され、第16図と同様に外部の電流発生器21から電流iが供給されるホ ール素子の端子接点1を形成する。抵抗R9の自由端子は端子接点2を、また抵 抗RIOの自由端子はホール素子の端子接点3を形成する。両端子接点2,3は 第16図と同様にそれぞれ抵抗R1,R2を介して外部の供給電圧V 、V、の 極vss と接続され、−万雷流発生D 器21の他方の極はその供給電圧極■。Dに導かれる。抵抗R7と電界効果トラ ンジスタ34の共通端子は、第1のセンサ端子Slを、また抵抗R8と電界効果 トランジスタ35の共通端子はホール素子の第2のセンサ端子S2を形成する。
この場合、R1=R2でR7=R8である。ざらにO電圧(オフセット電圧)の ない理想的なホール素子では、R9=RIO,R10=R7が成立す、る、同様 に電界効果トランジスタ34.35の「ソースドレイン」抵抗は1両ゲート端子 OL、ORに同じ電圧が印加されると、等しい値となり。
RTで図示されている。
0電圧(オフセット電圧)が存在する理想的でないホール素子の場合には、例え ばR9=RIO+ΔRとなる。すなわち、測定ブリッジR7,34,R9,R1 ,R2,RIo。
35、R8は非対称となり、磁場がない場合、ホール素子の出力端子Sl、S2 に0と異なる出力電圧が発生する。これは、電界効果トランジスタ35のゲート 端子ORの電圧を、その「ソースドレイン」回路が抵抗RT+ΔRをとるように することによって補償することができる。それにより、抵抗R9のΔRは、電界 効果トランジスタ35の「ソースドレイン」回路のΔRにより補償されるので、 測定ブリッジを再び対称的にすることができる。このように、ホール素子の出力 端子Sl、S2の電圧は、磁場が無い場合でも補正によりOとなる。すなわち、 ホール素子の0電圧はホール素子のゲート端子OR,OLに印加される電圧によ り補償することができる。
Fig、、3 Fig、5 Fig、6 Fig、9 Fig、’i。
Fig、’i4 Fig、23 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ホール素子の表面に配置される二つのセンサ端子接点と、少なくとも二つの 電流端子接点を有する、集積回路に集積可能なホール素子を有する装置において 、少なくともホール素子(22)の能動領域(7)とホール素子(22)の表面 間にホール素子(22)の能動領域(7)を上方から覆う接合層(11,12, 7)が配置されることを特徴とする集積回路に集積可能なホール素子を有する装 置。 2)前記ホール素子(22)の出力端子(S1)が制御回路(24,25,26 ,27)を介してホール素子(22)の接合層(11,12,7)を制御する制 御端子(M)に接続されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 3)前記制御回路(24,25,26,27)が少なくとも実際値形成器(24 )、目標値発生器(25)及び目標値と実際値の差形成器(26,27)とから 構成されることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の装置。 4)前記実際値形成器(24)が絶対値形成器であることを特徴とする請求の範 囲第3項に記載の装置。 5)前記実際値形成器(24)が、少なくとも制御装置(28)によって制御さ れる切り換えスイッチ(29)と反転増幅器(30)から構成されることを特徴 とする請求の範囲第4項に記載の装置。 8)前記制御装置(28)がコンパレータから構成されることを特徴とする請求 の範囲第5項に記載の装置。 7)前記実際値形成器(24)が整流器から構成されることを特徴とする請求の 範囲第4項に記載の装置。 8)前記目標値発生器(25)が前置抵抗(R′)と電界効果トランジスタ(3 2)の「ソースドレイン」回路から構成されることを特徴とする請求の範囲第3 項から第7項までのいずれか1項に記載の装置。 9)前記目標値と実際値の差形成器(26,27)は少なくとも差動増幅器(2 6)から構成されることを特徴とする請求の範囲第3項から第8項までのいずれ か1項に記載の装置。 10)前記差動増幅器(26)は、反転増幅器として接続され、その後段にさら に他の反転増幅器(27)がカスケード接続されることを特徴とする請求の範囲 第9項に記載の装置。 11)前記差動増幅器(26)は、二つの実際値入力端子(E1,E4)を有し 、第1の入力端子(E1)は実際値形成器(24)の出力端子と、また他の入力 端子(E4)は実際値形成器の入力端子と接続されることを特徴とする請求の範 囲第9項または第10項に記載の装置。 12)前記接合層(11)は、ゲート端子(G)を介して電気導体のゲート層( 10)に印加される電圧によって起される静電作用で発生する空乏層により形成 され、ゲート層(10)は酸化層(9)により分離されて、ゲート層(10)並 びに空乏層がホール素子(22)の能動領域(7)を上方から覆うようにホール 素子(22)の表面上に配置され、ホール素子(22)の能動領域(7)を少な くとも側方から取り囲みかつホール素子(22)の能動領域(7)と逆の導電型 材料からなるリング(8)のリング端子(R)がホール素子(22)の制御入力 端子(M)となることを特徴とする請求の範囲第1項から第11項までのいずれ か1項に記載の装置。 13)前記接合層は、ホール素子(22)の能動領域(7)と、ホール素子(2 2)の能動領域(7)と逆の導電型材料でこの能動領域を上方から覆うホール素 子(22)の表面に配置された層(12)との間の境界層によって形成されるこ とを特徴とする請求の範囲第1項から第11項までのいずれか1項に記載の装置 。 14)ホール素子(22)のすべての電流並びにセンサ端子接点(1〜5)が同 じ方向に長くなっており、リング端子(R)を設けたリング(8)が設けられ、 このリングはホール素子(22)の能動領域を少なくとも側方から取り囲んでホ ール素子(22)の能動領域(7)と逆の導電型材料からなっており、またリン グは電流及びセンサ端子接点(1〜5)の長手方向にほぼ垂直に延びる中間部( 13,14)によって小リング(I,II,III)に細分されており、これら の小リングはすべて電流及びセンサ端子接点(1〜5)の長手方向と垂直方向に ほぼ等しい幅を有しかつこの長手方向に相互にずれることなく互いに重ねて配置 されており、隣接する二つの小リング(I,IIないしII,III)はそれぞ れ共通の中間部(13ないし14)を有し、すべての電流及びセンサ端子接点( 1〜5)は小リング(I,II,III)によって取り囲まれるすべての層を橋 渡しするだけの十分な長さを有することを特徴とする請求の範囲第13項に記載 の装置。 15)前記電気導体のゲート層(10)は隣接して配置され互いに分離した平行 な三つのゲート層(10a,10b,10c)により形成されており、中央のゲ ート層(10b)は、ホール素子の中央の三つの端子接点(1,4,5)を含む 能動領域(7)部分を上方から覆い、また他の両ゲート層(10a,10c)は それぞれホール素子の他の端子接点(2,3)が含まれる能動領域(7)部分を それぞれ上方から覆い、またすべての三つのゲート層(10a,10b,10c )がそれぞれゲート端子(G,OL,OR)を有することを特徴とする請求の範 囲第12項に記載の装置。 16)外方の両端子接点(2,3)は、リング状で、それぞれゲート端子(OL ,OR)の接点領域(2a,3a)を側方から取り囲み、前記ゲート端子(OL ,OR)の接点領域(2a,3a)は濃く不純物原子とドーピングされ外方の両 端子接点(2,3)と逆の導電型材料(P)からなることを特徴とする請求の範 囲第13項に記載の装置。 17)電力計あるいは電気計器において電流の測定あるいは電圧と電流の積を形 成するのに用いるようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項から第16項ま でのいずれか1項に記載の装置。
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